JP2000506345A - 段階的画像コーディング - Google Patents

段階的画像コーディング

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Abstract

(57)【要約】 段階的画像伝送(PIT)のコーディングに使用する方法と伝送装置において、送信の初期段階での送信器は、領域基底コーディング(RBC)が提供可能であることが公知である高圧縮率での良好な視覚品質の画像を受信器に与えるために、領域基底コーディング(RBC)方式(905)を使用する。送信の後の段階では、RBC画像の視覚品質がJPEGのような他の圧縮技術より優れていない時、既に送信したRBC画像に含まれる情報を失うことなく、PITは連続トーン圧縮器(907)の使用に切り替える(903)。また、ハイブリッドRBC-DCT(離散余弦変換)が送信方式の性能を更に改良するために使用され、ここではRBCアルゴリズムにより区分された画像が矩形ブロックに分割され、区分画像の領域の内部に完全に含まれるブロックは、DCT基底関数のような所定の基底関数を使用して送信される。同様の方式を使用したビデオ・コーディングの方法も開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 段階的画像コーディング 技術分野 本発明は、画像及びビデオ・コーディングの方法と装置に関係し、また段階的 画像伝送の方法と装置に関係する。 背景と従来技術 段階的画像伝送(PIT)とは、より多くの情報を伝送するにつれて画像の品質 が伝送装置の受信端で徐々に改良されるように、画像に含まれる情報を送信する 画像伝送方法の一般的用語である。 段階的画像伝送は、公衆交換電話網のような低容量伝送チャネルを使用する画 像伝送装置の一部として提案された。PIT方式の使用は、ユーザーに理解可能な 画像をより速く提供する。これは、例えば、多くの画像を見なければならないが 、いくつかにのみ実際に用がある時に重要である。従って、ユーザーは、伝送中 の任意の時間に画像を受け入れないことを決定可能で、早い段階に重要でない画 像を受け入れないことにより時間を節約できる。医療環境に生じるような大容量 画像データベースは、中でもこのような伝送方式から恩恵を受ける。 従って、段階的画像コーディングを有用にし適切にする特徴を有するアルゴリ ズムの要求が台頭してきた。段階的画像コーディングの使用に可能な方法は、 Joint Photographers Expert Group(JPEG)アルゴリズムである。次いで段階画 像コーディングは、例えば、1993年ニューヨーク州ヴァン・ノストランド・レイ ンホールドのダブリュー・ビー・ぺネベイカー、ジェイ・エル・ミッチェルの 「JPEG静止画像データ圧縮基準」又はACM通信、1988年4月第34巻第4号、121−13 2頁のジー・ケー・ワラスの「JPEG静止画圧縮基準」の文書に記載されているよ うなスペクトル選択又は連続近似の方法を使用して実行される。 しかしながら、PITへのJPEGアルゴリズムの使用は、ある種の欠点を伴う。主 要な欠点は、伝送の初期段階での低い視覚品質で、これは主に高圧縮率に現れる ブロック状人工パターンによる。従って、受信者が伝送画像に興味があるかどう かを決定できるためには、多くの情報を必要とするのが普通である。 最近、段階的画像伝送に区分画像コーディング(SIC)又は領域基底コーディ ング(RBC)が使用されている。領域基底コーディングは、比較的新しい画像圧 縮技術で、画像をゆっくり変化する強度の領域に分割する。異なる領域を分離す る等高線は、チェーン・コードにより記述され、このような領域の内側の画像強 度は、基底関数の線形結合の使用により近似される。等高線と領域強度は、次い で受信器に画像を提供するため、チャネルを介して送信される。 RBCを基にしたアルゴリズムは、例えば、JPEGアルゴリズムより高圧縮率で非 常に良い視覚品質を与える。この理由は、JPEGアルゴリズムを使用した高圧縮率 で見えるブロック状人工パターンのためである。しかしながら、低圧縮率では、 RBCを基にしたアルゴリズムの視覚品質は、JPEGアルゴリズムを超えてはいない 。さらに、RBCアルゴリズムの計算複雑度は、比較的低コストで市販されている 利点を有するJPEGアルゴリズムより非常に大きい。 現在のRBC法の大部分は、基底関数の重みつき和として領域内のグレイ値を近 似し、以後得られた係数を量子化しコード化している。このような技術は、 ICASSP 90誌、1990年4月ニューメキシコ州アルバカーキの2245-2248頁の、エム ・ギルジ「画像の領域指向変換コーディング(ROTC)」及び1987年11月IEEE回路 及びシステム誌第34巻、1306-1336頁のエム・クンツ、エム・ベナード、アール ・レオナードの「高圧縮画像コーディングの最近の結果」に記載されている。 さらに最近のRBCを基にした方法では、与えられた領域内の基底関数は、直交 している。直交関数の使用は、より少ない数値的に安定した計算で線形表現の係 数を独立に得ることを可能とする。例えば、1994年4月19-22日のオーストラリア 、アデレードでのICASSP 94誌、第V巻345-348頁のダブリュー・フィリップス、 シー・エー・クリストポーラス「弱く分離可能な基底を使用した高速区分画像コ ーディング」を参照されたい。しかしながら、RBCアルゴリズムは、相当に計算 及びメモリを必要とする。これは、直交基底が領域の形状と寸法に依存するため で、従って各領域に新たな個々の基底関数を計算しなければならないからである 。 さらに、低圧縮率では、RBCは、JPEGより良い視覚品質を提供しない。従って 、 低圧縮率ではRBCを基にしたアルゴリズムは、他の圧縮アルゴリズムと比較して その利点を失う。 発明の要旨 本発明の目的は、伝送の全ての段階の間で高品質画像を提供するPIT用の方法 と伝送装置を提供することである。 本発明の目的は、またRBCとブロックを基にしたコーディング法を組み合わせ た静止及び動画像をコーディングする方法を提供することである。 本発明の他の目的は、効率的な段階的画像伝送を提供するためJPEGアルゴリズ ムで得られる低コストな高圧縮と共に、区分画像コーディングの良好な初期視覚 品質を利用した方法と伝送又は記憶装置を得ることである。 本発明の別な目的は、既存のRBC方式と比較して計算上の複雑性とメモリ要求 を減少させたRBC方式を使用した方法と伝送装置を提供することである。 これらの目的と他の目的は、RBCに連続トーン圧縮アルゴリズム、例えば、 JPEG及び/又はDCT(離散余弦変換)を組み合わせた方法により得られる。従っ て、PITの伝送の最初の段階では、この段階で良好な視覚品質の画像を提供する ことが分かっている。すなわち、高圧縮率で圧縮された時のある種のRBCアルゴ リズムが使用される。RBC方式は、以下の段階から構成される。 (a)画像を多数の領域に区分する。等高線画像をコード化し送信する(多分各 領域のピクセルの平均値も)。 (b)いくつかの(多数の)基底関数を計算する(予め計算されていない場合) 。 (c)対応するテクスチャー係数を計算する。 (d)係数を量子化し、コード化し、送信する。 (e)デコーダがさらに別の情報を必要とする場合は、段階(b)へ行き、それ以 外 は伝送を停止する。 伝送の任意の段階で、RBC方式により得られた視覚結果が、JPEGのような連続ト ーン圧縮により得られた結果よりあまり良くない場合、さらに情報が送信される が、この時は連続トーン圧縮、例えばJPEGを使用して圧縮される(受信側から低 圧縮率の画像を要求された場合)。RBCアルゴリズムを使用する時、既に送信し た情報を利用するためには、ピクセルあたり8ビットを使用するグレイスケール 画像に対して送信器では、以下の処理が実行される。 1. 元の画像とこの段階でRBCにより再構成された画像との間のピクセル値差 を取ることにより新たな画像を作成する。 2. 得られた差画像の各ピクセル値に128を加える。 3. 得られた差画像の全てのピクセル値を[0、255]の範囲に切り取る又 はクリップする、すなわち0より小さい全ての値を0に、255より大きい全て の値を255にする。 4. RBC圧縮画像とJPEG圧縮画像の送信ビットの総数が、連続トーン圧縮アル ゴリズムのみで圧縮した場合に、所要の視覚品質を有する画像を得るために送信 するのに必要なビット数より近似的に等しいか、少なくなるような圧縮率で生成 した差画像を連続トーン圧縮アルゴリズム、例えば、JPEGアルゴリズムで圧縮す る。 連続トーン圧縮アルゴリズムを適用する場合よりビット数を等しいか少なく制 限することなく、差画像は、もちろんJPEG又は他の方法で圧縮可能である。差画 像をコーディングする方法は、1996年4月のビデオ技術の回路と装置誌第6巻、第 2号、135-142頁のワイ・イトー「ふち指向の段階的画像コーディング」に記載さ れているような可変ブロックサイズDCTを基にすることも可能である。 使用した連続トーン圧縮が差操作の後のピクセル値を処理可能な場合には、+ 128の加算も必要ない(この場合には値を範囲[0,255]にクリップする こともない)ことに注意を要する。段階的画像伝送方法は、差画像をコーディン グするためにも使用可能であり、これはJPEG又はDCTを基にした方式を基にする ことが望ましい。差画像をコーディングするための他の適当なコーディング方式 も、もちろん使用可能である。以下では、JPEGが差フレームのコーディングに使 用されることを想定しているが、他の連続トーン・アルゴリズムを使用する可能 性を除外しているものではない。 受信器が受信画像を利用するためには、受信器は、以下の段階を実行する。 1. 圧縮差画像を受信する。 2. 連続トーン・コーディング・アルゴリズム、例えばJPEGを使用して受信差 画像を再構築する。 3. JPEG再構成画像の各ピクセル値から128を減算する。 4. 段階3の生成画像をRBC再構成画像に加算する。 +128の減算は、これをエンコーダ側で使用していない場合には必要ないこと に注意を要する。 送信の最初の段階でより良い視覚品質を得るため、使用するRBCアルゴリズム をハイブリッドRBC-DCT(離散余弦変換)アルゴリズムに修正可能である。ハイ ブリッドRBC-DCTは、区分画像を矩形ブロックに分割する。区分画像の領域内に 完全に含まれるブロックは、DCT基底関数又はハイブリッドRBC-DCT方式で生じる 離散フーリエ変換(DFT)基底関数のような他の所定の基底関数を使用してコー ド化される。 矩形が整合しない他の領域や領域の残りの部分は、特別に弱く分離可能な(WS )基底関数のような直交基底関数、又は他の基底関数(直交していなくとも良い )を使用してコード化される。送信器からの情報なしにブロックへの分割は、受 信器により実行されるため、これらの矩形ブロックの輪郭は送信する必要はない 。 矩形が整合しない領域の残りの部分は、1領域の部分として考えられるか又は 別々の副領域に分割すべきかどうかを検査されることに注意を要する。このよう な場合、各副領域は基底関数でコード化されるか、又は非矩形形状をコード化す る他の方法でコード化される。 例えば、ピクセル値は、量子化され、コード化され、又はビット面コーディン グ方式を使用しても良い。オプションとして、基底関数の組を副領域の特性に適 合可能である。例えば、滑らかな部分が存在する場合、多項式が使用可能である 。テクスチャー部分がある場合、余弦基底関数が使用可能である。領域が相対的 に大きいとき、例えば、人体の場合には、以下のようになることに注意を要する 。 物体の残りの部分、すなわち矩形に整合不可能な部分は、異なる部分(副領域 )、すなわち頭部の一部、手の一部、脚の一部等から構成される。このような場 合、これらの副領域を認識し、RBCコーディング、例えば多項式表現をこれらの 副領域に適用可能である。 従って、高圧縮率の画像転送の最初の段階では、この段階でJPEGより高品質を 有する画像を提供できるRBCアルゴリズムの能力のため、ハイブリッドRBC-CDT 法が使用される。さらに情報が必要な場合、すなわち受信側がより高品質の画像 を要求する場合、この追加情報は、JPEG又は他の連続トーン圧縮アルゴリズムを 使用して伝送される。 伝送の初期段階では、任意の区分技術を利用した任意のRBC方式が使用可能で あることに注意を要する。予め区分された画像が提供される応用例では、区分け は必要ない。切り替え方式も必要ないかもしれないし、画像はRBC又はハイブリ ッドRBC-DCT方式又は段階モードのみで圧縮可能であるかもしれないことにも注 意を要する。 画像は、色画像でも良く、又はピクセルあたり他のビット数を有しても良く、 同様の技術を使用して圧縮される。 図面の簡単な説明 添付の図面を参照して本発明を以下に詳細に説明する。 図1は、RBCを基にした伝送方式を用いた静止画像の伝送装置の全体ブロック 線図である。 図2は、組み合わせRBC-JPEG圧縮方式を使用したブロック線図である。 図3は、図2の送信器で実行される論理段階の流れ図である。 図4は、差画像をコーディングする時に実行される差段階を図示するブロック 線図である。 図5は、RBC解凍に含まれる段階のブロック線図である。 図6は、差画像を解凍する時に解凍器で実行される段階のブロック線図である 。 図7は、色画像に対する送信器の論理を図示する流れ図である。 図8は、色画像を受信する時に受信器で実行される段階のブロック線図である 。 図9は、RBCアルゴリズムによる圧縮と連続トーン圧縮アルゴリズムによる圧 縮との間の方式切り替えを使用した伝送の概略図である。 望ましい実施例の説明 以下の例では、ピクセル当り8ビットを有するグレイスケール画像を元の画像 として使用するが、色画像も例外ではない。図1では、段階的画像伝送方式を用 いた伝送装置のブロック線図が図示されている。伝送装置は、送信部分101と 受信部分103から構成される。送信部分は、入力ブロック105とPIT型式圧 縮ブロック107を含む。PIT圧縮画像は、送信チャネル又はメモリ109に送 信され、PIT解凍器111と再構築画像の出力113を含む受信部分103によ り受信される。 図2では、PITブロック107の処理ブロックが図示されている。このように 、RBC圧縮器を含むブロック201でRBC方式を用いて、まず画像が圧縮される。 次いでブロック201のRBCアルゴリズムによりコード化された画像が送信され る。使用されるRBCアルゴリズムは、1990年4月ニューメキシコ州アルバカーキの ICASSP90会誌2245-2248頁のエム・ギルジ、「画像の領域指向変換コーディング (ROTC)」及び1994年4月19-22日オーストラリア、アデレイドのICASSP94会誌第 V巻345-348頁のダブリュー・フィリップス、シー・エー・クリストポーロスの 「弱く分離可能な基底を用いた高速区分画像コーディング」に記載されている方 法のような、送信される画像の型式に適切な任意のアルゴリズムが可能である。 また、送信の最初の段階の送信方式は、1995年2月のビデオ技術に関する回路 と装置のIEEE会誌第5巻第1号、59-62頁のシコラ・ティーとマカイ・ビーの「 ビデオの汎用コーディングに対する形状適合DCT」に記載されている方法と同様 の方式で実装可能である。 受信側がより良好な視覚品質を有する画像を必要としないと決定するまで、ま たは同じ圧縮率で、この場合はJPEGのような連続トーン圧縮を使用した他の簡単 な圧縮技術がユーザーにより良い、または等しく良い品質の画像を提供する時点 まで、PITはRBC圧縮技術で続行する。この決定は、信号対雑音比(SNR)、二乗 平均エラー(MSE)又は他の基準を基に行うことも可能で、また送信側でも決定 可能である。 別案として、受信側又は送信側が希望しない場合には、RBCを基にした圧縮か ら連続トーン圧縮への切替えを実行しないよう選択することも可能である。 例えば、受信側は、区分画像の特定な領域の詳細に興味を有しているのかもし れない。その場合、完全なRBC又はハイブリッドRBC-DCT方式をその領域に使用可 能である。 ブロック変換コーディング(BTC)法、ベクトル量子化法、ウェーブレット法 、 8X8、又は16X16ピクセル・ブロック又はより大きいサイズのブロックに 適用したDCTを使用する上述した形状適合DCTのようなJPEG以外の差画像をコーデ ィングする他のコーディング方法も従って適用可能である。 上述の場合の内の後者が適用される場合、すなわちJPEG圧縮画像(JPEGが使用 される連続トーン圧縮器である場合)が伝送のある段階での圧縮率でRBC圧縮画 像より劣らない場合、送信器は、JPEGを使用してさらにPITを実行するよう切換 わる。RBCを使用して既に送信した画像に含まれる情報を失わないため、この段 階でのRBC圧縮画像は、ブロック203の解凍器により解凍される。 RBC方式以外の異なるコーディング方式を使用してある領域を異なる方法でコ ード化することも可能である。すなわち、異なるコーディング方法を異なる領域 に使用可能である。例えば、ある領域をデータ損失なしに、他をありにコード化 することも可能である。これは送信器又は受信器のどちらでも決定可能である。 例えば、段階的モードで画像を受信している間に、完全な再構成が必要な領域を 指摘することが可能である。このような操作は、送信側に情報を信号し、送信側 に指示してその特定領域を完全に再構成させる。 それゆえ、送信の最終段階では、その領域にデータ損失のない技術が使用可能 である。又は、その代わりに、最終的な再構築を損失のないようにするよう、あ る領域を段階的又は非段階的に送信/記憶してもよい。これは多くの医療応用に 有用である。 解凍から得られた画像は、ブロック205で元の画像から減算される。得られ た画像は次いで連続トーン圧縮、この場合はJPEG圧縮により圧縮される。これは ブロック207で実行され、その詳細は、以下の図4を参照して説明される。 さらに、段階的伝送は、増加ピクセル精度によっても達成可能である。例えば 、RBC係数を有している時、最初は各係数に4桁の高位ビットを送信する。次い で以降の段階で下位桁ビットが送信される。さらに必要に応じて別の係数が計算 される。必要に応じて連続トーン処理への切替えも実行される。 図3に、組み合せRBC-JPEG方式を使用した送信器で実行される段階の流れ図が 図示される。ここでは、送信すべき画像が以下のように圧縮される。最初に画像 は、ブロック301でアクセスされる。次いで画像は、303で区分される。区 分画像の領域の輪郭は、次いで輪郭コーディング・ブロック305でコード化さ れ、輪郭が送信される。使用されるアルゴリズムは、任意の適当な区分アルゴリ ズムである。 また、使用される輪郭コーディング技術は、データ損失のないものと共にある ものも使用可能である。送信器と受信器の両方が同じ輪郭情報を使用しなければ ならないことに注意を要する。ラベルと2進画像を与えるブロック306を介し て区分画像もブロック307へ送られる。ブロック307で、領域の内部は、多 項式、又は適当な基底関数の組、又はさらにはピクセルの値の簡単な量子化によ り近似される。 ブロック306では、2進輪郭画像が発生され、またラベル画像も発生される 。ラベル画像は、画像のピクセルに識別名を与えた画像であり、従って区分画像 の同じ領域内の全てのピクセルは、同じ識別名、例えば、1領域の全てのピクセ ルは、識別名1、第2領域の全てのピクセルは識別名2等々、を有する。 多項式を発生するの使用した基底関数は、任意の組の基底関数で良い。以下の 説明では、1994年4月19-22日のオーストラリア、アデレードでのICASSP 94誌、 第V巻345-348頁のダブリュー・フィリップス、シー・エー・クリストポーラス「 弱く分離可能な基底を使用した高速区分画像コーディング」に記載の弱く分離可 能な(WS)基底関数を使用する。 RBCコーディング部分は、以下の段階を含むことが望ましい。 (a)多数の領域への画像の区分け、輪郭画像のコーディングと送信、そして多 分各領域でのピクセルの平均値。 (b)いくつかの(多くの)基底関数の計算。 (c)対応するテクスチャー係数の計算。 (d)係数の量子化、コーディング及び送信。 (e)デコーダが余分な情報を必要とする場合は段階(b)へ行き、それ以外は 送信を停止。 これで、多項式の係数が送信される。次いで送信器には、ブロック309で受 信器からの帰還情報が与えられる。帰還情報を基に、ブロック311で送信を続 行するかどうかの決定が行われる。送信を停止するよう決定された場合、送信器 はブロック313に進んで、送信は停止される。 反対に、送信を続行するよう決定した場合、方式はブロック315に進む。ブ ロック315で、RBC方式で続行するのが有利であるか、または、これ以上の伝 送をJPEG圧縮アルゴリズム又は他の連続トーン圧縮アルゴリズムにより実行する かどうかを決定する。 この決定は、方式がブロック315に到達した時点の送信段階の圧縮率での2 つの異なる方式の性能を基にしている、すなわち、その圧縮率でRBCで圧縮した 画像がJPEG画像を超えている場合は、判断はイエスであり、そうでなければ判断 はノーである。 ブロック315の判断は、所定の基準、例えば主観的な基準又はSNRやMSEのよ うな基準を基にしていて、その基準は、方式がブロック315に到達する度に評 価される。ブロック315の判断がイエスの場合、すなわちRBCが低圧縮率で良 好な品質を与える場合は、方式はブロック317に進み、ここで高次の多項式を 使用するかが決定される。 代案として、使用される基準がその度に評価不能の場合、閾値を定量的基準に 設定し、これはRBCとこの場合はJPEGのような連続トーン圧縮との間の切替えを 実行しようとする伝送時に決定可能である。また、2つの異なる圧縮方法の間の 切替えを実行する時点は、送信器で得られた経験を基にすることも可能である。 すなわち、ある圧縮率で異なる方式間で切替えるのが有利である情報が送信器に 与えられる。 送信のある段階でJPEG又はRBC方式のどちらが良いかを検出する1つの方法は 、JPEGとRBCを平行に実行することである。これは、しかしながら、計算上の観 点からは非効率であるが、記憶用に画像を圧縮する時及び圧縮効率が最大の重要 課題である時には効率的となる。 それゆえ、以下のより実用的ではあるが、副次最適な技術が使用可能である。 一定数のRBC係数を計算後JPEGに切替える。例えば、領域中で計算すべき係数の 最大数は、その特定領域の点数の20%でよい。この副次最適方法は、実際的な妥 協であることを実験は示している。 以後、方式はブロック307に戻り、ここで画像の領域は多項式により近似さ れ、今回は、この多項式は前回より高次である。高次の多項式が送信され、方式 は前と同じくブロック309に進む。しかしながら、ブロック315で判断がノ ーの場合、すなわちRBC画像が低圧縮率でより良い画像が与えないと判断された 場合、方式はブロック319に進む。 ブロック319で、元の画像の対応するピクセル値から再構成され解凍された RBC画像のピクセル値の減算により差画像が得られる。次いでブロック321で 差画像がコード化される。ブロック321のコーディング方式は、図4を参照し て以下により詳細に記載される。 図4では、差画像のコーディング方式が図示される。差画像、すなわち元の画 像から減算された再構成RBC画像は、ブロック401の方式に入る。差画像は、 次いで加算ブロック403に送られる。加算ブロックでは、値128が差画像の 各ピクセル値に加算される。 次いでブロック405で、ブロック403により得られた画像のピクセル値が 元の画像の範囲内、この場合は[0、255]の範囲に設定される。これは、0 以下の全てのピクセル値を値0に、255以上の全てのピクセル値を値255に 選定することにより得られる。このようにして、範囲[0、255]内のピクセル 値を有する画像が得られる。 次いで、画像は、ブロック407で適当な圧縮率で8ビット連続トーン圧縮器 により圧縮される。圧縮は、段階的モードでも実行されうるし、またデータ損失 のない圧縮アルゴリズムでもよい。後者の場合、無損失段階的画像伝送が達成可 能で、これは通信医療のような応用例に有用である。 図5と図6は、RBC画像と図4を参照して記載した方式に従って圧縮された差 画像を各々受信し解凍する時に、伝送装置の受信端で実行される異なる段階を図 示する。このように、図5では受信画像は、適当なRBCアルゴリズム、すなわち 使用した圧縮アルゴリズムに対応するアルゴリズムに従ってデコードされる。圧 縮画像は、ブロック501で受信され、ブロック503で通常の現状の方法で再 構成される。 反対に、受信した圧縮画像が図4を参照して記述したようなJPEG圧縮差画像で ある場合、画像は、図6に図示する方式に従って解凍される。最初に、JPEG圧縮 差画像がブロック601で受信される。次いで差画像がブロック603で従来の JPEG解凍アルゴリズムを使用して解凍される。 解凍画像の各ピクセル値から、値128が次いで減算される。これはブロック 605で実行される。以後、ブロック607で、ブロック605で得られた画像 が、図5に関連して記述した方式に従って解凍された既に受信されたRBC再構成 画像に加算される。 このように、ピクセル当たり8ビットを有するグレースケール画像が、少なく とも2段階を含み、JPEGアルゴリズムのみを使用した1段階で画像を送信した場 合と近似的に同じビット数を用いてPIT方法で送信される。送信の最終再構成画 像は、JPEG又は段階的JPEGアルゴリズムを用いて画像を送信した場合と同様の品 質を有する画像を受信器側に与える。 上述した方式を用いて8とは異なるピクセル当たりビット数を有する画像を送 信する場合、何らかの変更を加えなければならない。 上述したものと同様に方法が適用される。しかしながら、JPEG圧縮アルゴリズ ムを後者の段階で使用する場合には、JPEGがそのような型式の画像、例えば、ピ クセル当たり12又は16ビットを有する画像を処理できることをまず確認しな ければならない。次に加算及び減算値の各々が128ではなく、2m-1、ここで mはグレイスケール画像に使用したピクセル数となるよう、圧縮及び解凍アルゴ リズムを調節しなければならない。 また、元の画像のピクセル当たりビット数が8とは異なる場合、差画像が元の 画像の範囲内となるよう、すなわち、ピクセル値を範囲[0、2m-1]に設定す るよう、差画像を設定する又はクリップする範囲も変更せねばならない。 以上には、グレイ画像に使用する方式を記載した。しかしながら、この方式は 以下で説明するように、色画像にも同様に機能する。 色画像は、色帯域当たりNビット、ここでNは正の整数を有するものとして定 義される。標準的な色画像は、各々が8ビットを有する3色帯域、すなわち、ピ クセル当たり24ビットにより表現される。 上述した圧縮方式を色画像に適用する時、各色帯域に別々に上述したものと同 じ方式を用いることが可能である。しかしながら、色画像を表わす3色帯域が YUV色空間以外のもの、例えばRGB(赤、緑、青)色空間である場合、Yが輝度成 分でUとVが色相成分であるYUV色空間への変換を実行するのが有利である、何 故ならYUV色画像のエネルギの大部分は、Y成分、又は他の適当な色空間に集中 しているからである。別案として、図7と図8を参照して以下に説明するように 、別の圧縮方式を実行することも可能である。 図7と図8では、圧縮画像の伝送装置の送信部分と同装置の受信部分が各々図 示されている。従って、図7で、ブロック701は、RGB色成分により表現され る色画像の入力を表わす。RGB色画像が次いでブロック703でYUV色画像似変換 される。 ブロック705で、画像のU、V成分がアンダーサンプルされる(適当な低域 フィルタの後)、すなわち画像の寸法が縮小される。例えば、512x512ピ クセル画像が各方向に2個毎のアンダーサンプリングにより256x256ピク セル画像に減少され、従ってY成分のみが送信の初期段階で送信される。次いで ブロック707で上述したRBC-JPEGアルゴリズムをY成分に実行する。 ブロック705で実行されるU、V色成分のアンダーサンプリングは、オプシ ョンである。また、色画像に実行される区分は、Y成分画像にのみ実行してもよ く、又は適当な技術を使用して全3成分を含む全体の色画像にも実行可能である 。 送信の任意の段階で受信器が他の色成分の送信を必要と判断した場合、この要 求は送信器に送信され、この送信器は、ブロック709でそのような要求が到達 しているかどうか常に検査している。ブロック709の判断がノーの場合、ブロ ック711でTIPはY成分のみに続行する。判断がイエスの場合、ブロック71 3で方式はJPEGアルゴリズム又は任意の連続トーン圧縮器を用いてU及びV成分 を送信するよう切換わる。別の方式は、受信器からこれを要求されることなく、 各段階で全ての成分の情報を送信し、従って各段階で受信器は、色画像も再構成 できる。 別の方式は、U及びV成分にもRBCを使用する。従って、ブロック709での 判断がイエスの場合、方式はブロック715に続行し、ここでY成分画像のラベ ル画像をアンダーサンプリングすることによりUとV成分の区分画像が得られる 。次いでブロック717でPIT方式がUとV成分に適用される。 また、色画像の3成分の伝送の最初の段階は、色画像の各領域でピクセルの平 均又はメディアン色により各領域のピクセル値を置き換えた区分画像の伝送から 構成される。 図8では、色画像伝送装置の受信部分が図示されている。圧縮YUV色画像は、 ブロック801で受信される。画像の成分は、次いでブロック803で使用した 圧縮アルゴリズム、すなわち、RBCアルゴリズム又はJPEGアルゴリズムに対応す るアルゴリズムにより解凍される。以後、ブロック805でYUV色画像は、RGB色 画像に変換され、再構成された色画像は、ブロック807で利用可能となる。 最後に、図9は、上述した伝送方式の基本概念を図示する概略線図である。従 って、ブロック901で、元の画像が伝送装置に送り込まれる。次いで画像は、 ブロック903に送られ、ここで切替え装置は、PITの段階でどのアルゴリズム を使用するかを決定する。ブロック903で行われた決定を基に、画像は、ブロ ック905でRBC圧縮器により又はブロック907で連続トーン圧縮器のどちら かにより圧縮される。次いで圧縮画像は、どの圧縮アルゴリズムを使用したかを 識別し、受信画像を適当な解凍器に送るブロック911を含む受信器に、チャネ ル909上のPIT方式に従って送信される。 上述した方式では、送信器は、常にRBCアルゴリズムによる圧縮から開始し、 次いで、ある場合には連続トーン圧縮に切換わる。このような場合、受信器での 切替えは、圧縮アルゴリズムを切替える時に送信器から受信器にコード語を送信 することにより実装可能であり、受信器は、ブロック911中に前記コード語を 検出する装置を有し、この受信時に切替えを実行する。 次いでブロック913のRBC解凍器又はブロック915の連続トーン解凍器の どちらかの適当な解凍器により解凍が実行される。次いで、送信器に圧縮アルゴ リズムを切替えるよう司令し、又は画像の送信を終了させ、又はより良好に再構 成すべき画像のある部分を指摘できるように送信器の切替え装置903に帰還線 路917を設けている、ブロック919で画像が再構成されユーザーに与えられ る。 ある領域でテクスチャーの再構成に多項式を使用する欠点の1つは、多項式が 画像を非常にゆっくりと再構築すること、すなわち、画像品質に明らかな改良を 得るためには相当数の基底関数が必要である点である。これは、RBCでは大きな 領域が望ましいことと(輪郭コーディングに割当てられたビット数を制限するた め)、大きな領域でのテクスチャーの正確な再構成は、相対的に多くの基底関数 を必要とするからである。この欠点を除去するため、送信の最初の段階でRBCの 代わりにハイブリッドRBC-DCTを用いた第2の方式が適用される。 上述した圧縮方式では、送信の最初の段階でより良好な視覚品質を得るために 、使用されるRBCアルゴリズムは、ハイブリッドRBC-DCT(離散余弦変換)に変更 される。このハイブリッドRBC-DCTアルゴリズムは、区分画像を矩形ブロックに 分割することにより実行される。前記ブロックの寸法は、本例では256x25 6ピクセル画像に対して16x16ピクセルであることが望ましい。しかしなが ら、これより大きい又は小さいブロックも使用可能である。 次いで区分画像の領域内に完全に含まれるブロックは、DCT基底関数又はハイ ブリッドRBC-DFT方式を与えるDFT基底関数のような他の所定の基底関数を使用し てコード化され、一方、矩形が整合しない領域の残りの部分や他の領域は、図3 (ブロック307)の説明と関連して上述したような弱く分離可能な(WS)基底 関数又は任意形状の領域をコーディングするのに適した他の方法を使用してコー ド化される。 ブロックへの分割は、送信器からの情報無しに受信器で実行可能なため、これ らの矩形ブロックの輪郭は、送信する必要はない。矩形が整合しない領域の残り の部分は、ある領域の一部として見なせるかどうか、又は別々の副領域に分割す べきかどうかを検査することに注意を要する。次いで副領域の各々は、上述した 方法によりコード化される。 基底関数の組は、副領域の特性に適合可能である(必ずしも必要ではない)。 例えば、滑らかな副領域では多項式が使用可能である。テクスチャーのある副領 域では、余弦基底関数が使用可能である。領域が相対的に大きい、例えば、人体 の場合に注意を要する。物体の残りの部分、すなわち、矩形を整合させることが 不可能なこの場合の人体は、異なる部分(副領域)、すなわち、頭部の一部、手 の一部、脚の一部等々から構成される。この場合、これらの副領域が識別可能で ある。 このような識別を実行する簡単な方法は、グレー値又は色の変化を検査するこ とである。次いでRBCコーディング、例えば多項式表現がこれらの副領域に適用 される。受信器がこの分割を識別不能の場合には、副領域への分割を受信器に送 信しなければならないことに注意を要する。 このブロックへの分割では、これらのブロックの基底関数を計算する必要はな い。代わりに、予め計算されたDCT基底関数が前記の矩形領域に使用可能で、又 はDFT又は他の変換が使用される。これは使用されるRBCアルゴリズムの計算複雑 度を著しく減少する。また、RBCのみを使用したアルゴリズムと比較してメモリ 要求もハイブリッドRBC-DCTアルゴリズムにより減少する。 区分画像を矩形ブロックに分割するさらに他の方法は、画像を相対的に大きな 寸法を有する矩形ブロック、例えば64x64ピクセルに分割することから開始 し、内側領域に完全に含まれるもののみを保持する。次いで、より小さな寸法、 例えば32x32ピクセルを有する矩形ブロックに区分画像を分割し、第1段階 の矩形への分割時に整合したより大きな矩形ブロックの外側、すなわち、この場 合には64x64ブロックの外側にある、領域に完全に含まれる部分のみを保持 することにより方式を続行する。 この処理は、これ以上、矩形ブロックを追加できなくなるまで、または所定の 小寸法矩形、例えば4x4又は8x8に到達するまで繰り返される。区分画像を 矩形部分に分割する他の方法、例えば4進木(quadtree)を基にした分割又は可 変ブロック寸法分割も使用可能である。例えば、4進木分割を使用した場合には 、領域に完全に含まれる4進木分割から発生するブロックは、DCTによりコード 化される。分割は、正方形で実行されるが、16x8、32x8等のような他の 寸法又は三角形でさえも使用可能であることに注意を要する。 例えば、領域が40行と30列から構成されている場合、32x16の寸法を 有する矩形領域がこの領域の内側に整合可能である。最終的には、可変寸法のブ ロックが整合しない領域の残りの部分又は領域は、基底関数の組、例えば直交基 底関数によりコード化される。領域の残りの部分が異なる副領域から構成されて いるかどうかの検査と、そのコーディングは、別々に実行されることに注意を要 する。矩形が整合しない領域(又は副領域)の部分が小さい場合、これは少数の 基底関数により、又は平均値によっても表現可能である。 1995年2月のビデオ技術に関する回路と装置のIEEE会誌第5巻第1号、59-62頁の シコラ・ティーとマカイ・ビーの「ビデオの汎用コーディングに対する形状適合 DCT」により提案されたような、所定の形状を有する領域への区分画像の分割も 適用可能である。コード化すべき情報を減少させるため、DCTによりコード化さ れる前に、領域の平均値を区分画像の各追加領域(矩形又は矩形以外)から減算 する。 このように、DCTを使用するブロックでは、PITのJPEGアルゴリズム、すなわち 、連続近似又はスペクトル選択が可能である。次いで、方式がJPEGの使用に切替 わると、ブロック内に完全に含まれるブロックに対しては、前記ブロックに差画 像を使用することなく、本方式は連続近似又はスペクトル選択の使用を続行し、 一方、JPEG方式、すなわちDCTを基にしたコーディングは、画像のブロックの残 りに適用される(差画像で)。 差画像全体をJPEGでコード化することは避けることが出来ることに注意を要す る。これは以下のように実行可能である。JPEGへの切り替えを実行するよりかな り前に、すなわち前記ブロックの品質が満足できるものであるとき、ブロックを 再構成した場合、JPEGを特定のブロックに適用する必要はない。それゆえ、SNR 、MSE等々のような定量的尺度を(エンコーダで)各再構成ブロックの結果を検 査するために使用可能である。このような場合、差ブロックのコーディングを避 けて、十分に再構成されていないブロックをコーディングするため割り当て可能 なビットを節約し、又は領域又は矩形が整合しない領域の部分をコーディングす る。 RBCとハイブリッドRBC-DCT方式は組み合わせ可能なことにも注意を要する。例 えば、伝送の最初の段階ではRBCが使用可能である。次いで、矩形ブロックを追 加し、元のブロックと再構成ブロック(領域の一部)との間の差をDCT方式によ りコーディングすることにより組み合わせRBC-DCT方式が使用可能である。次い で、方式はRBC-DCTの使用を続行するか、又はJPEGのような連続トーン圧縮方式 に切替わる。多数の異なる方式の組み合わせが使用可能である。 このように、RBCとJPEGの利点を組み合わせたPIT方式を説明してきた。提案し た方式は、最初からJPEGのみを使用した場合と近似的に同じビット数を使用し (送信の最終段階では同様の品質を送信の最初の段階では、より良い品質を達成 するため)、同時に送信の初期段階で不要画像のそれ以上の伝送を中断させる可 能性をユーザーに与える迅速に解釈可能な画像を受信側に提供し、これにより使 用中の送信チャネルを開放し、他の目的のために使用可能とする。 本明細書に記載した方式は、静止及び動画像のコーディングにも適用可能であ る。静止画像コーディングでは、JPEG又は完全RBC方式の代わりにハイブリッドR BC-DCT方式が使用可能である。動画像圧縮では、I−フレームとP−及びB−フ レームをコーディングするためハイブリッドRBC-DCT方式が使用可能である。動 画像コーディング応用では、本明細書で記載したようなRBC-DCT方式が差画像、 すなわち、元のものから予測フレームを減算することにより得られるものをコー ディングするために適用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.伝送方法、特に段階的画像伝送(PIT)に使用する伝送方法において、画 像を圧縮するため領域基底コーディング(RBC)を使用し、区分画像を得る段階 と、送信器から受信器にディジタル化画像を送信する段階とを含み、PITのある 段階で圧縮アルゴリズムが連続トーン圧縮アルゴリズムによる画像の圧縮に切り 替えられる伝送方法。 2.請求項1記載の方法において、同一基準により測定されて、2つの圧縮方 法の画像品質が等しくなった時に、RBCアルゴリズムが連続トーン圧縮アルゴリ ズムに切り替えられる方法。 3.請求項1又は2記載の方法において、RBCから連続トーン圧縮への切り替 えが実行された時に、送信器では、 元の画像とその段階でのRBC再構成画像との間のピクセル値差を取ることによ り新たな画像、差画像を作成する段階と、 値2m-1、(mは元の画像で各ピクセルに使用されるビット数である)を差画 像の各ピクセル値に加算する段階と、 全てのピクセル値を範囲[0、2m-1]に切り詰める段階と、 連続トーン圧縮アルゴリズムを用いて差画像を圧縮し、圧縮画像を伝送する段 階と、 が実行され、受信器では、これに対応して、 連続トーン圧縮アルゴリズムに対応する解凍アルゴリズムを使用して受信差画 像を再構成する段階と、 各ピクセル値から値2m-1を減算する段階と、 RBC再構成画像に画像を加算する段階と、 が実行される前記方法。 4.請求項1−3のいずれかに記載の方法において、区分画像は、送信される 前に矩形領域又は他の所定の形状に分割され、区分画像の領域の内側に完全に含 まれる領域は、所定の基底関数によりコード化される方法。 5.請求項4記載の方法において、領域が矩形形状を有している時、使用され る矩形領域の基底関数は、DCT(離散余弦変換)又はDFT(離散フーリエ変換)基 底関数である方法。 6.請求項1−5のいずれかに記載の方法において、RBC方式は、区分画像の 領域をコーディングするため直交基底関数を使用する方法。 7.請求項1−6のいずれかに記載の方法において、区分画像は、送信される 前に矩形領域に分割され、RBC画像の領域の内側に完全に含まれる矩形領域は、 所定の基底関数によりコード化される方法。 8.請求項7記載の方法において、使用される基底関数は、DCT(離散余弦変 換)又はDFT(離散フーリエ変換)基底関数である方法。 9.請求項1−6のいずれかに記載の方法において、送信すべき画像が色画像 である場合、 色画像をYUV画像に変換し、 送信の初期段階ではY成分のみをRBCを使用して送信し、 受信器/送信器が他の色成分を受け入れる/双信することを決定した場合に他 の成分が送信される、 前記方法。 10.請求項9記載の方法において、他の色成分(UとV)は、送信される前に アンダーサンプルされる方法。 11.請求項1−10のいずれかに記載の方法において、送信の最初の段階の 間は、区分画像と各領域の平均又はメディアン色が送信される方法。 12.請求項1−11のいずれかに記載の方法において、使用される連続トー ン圧縮アルゴリズムはJPEG又はDCTを基にしたコーディング方式である方法。 13.伝送方法、特に段階的画像伝送(PIT)に使用する伝送方法において、 画像を送器から受信器へ送信するためディジタル画像の区分を含む領域基底コー ディング(RBC)を使用し、送信する前に区分画像を所定の形状を有する領域に 分割し、RBC画像の領域の内側に完全に含まれる領域は、所定の基底関数により コード化される伝送方法。 14.請求項13記載の方法において、使用される基底関数は、DCT(離散余 弦変換)又はDFT(離散フーリエ変換)基底関数である方法。 15.RBCアルゴリズムにより圧縮されたPIT方式によるディジタル化圧縮画像 を送信する送信器において、送信器中の連続トーン圧縮用の装置と、RBCアルゴ リズムによる圧縮と連続トーン圧縮によるアルゴリズムとの間を切り替える装置 とを含む送信器。 16.請求項15記載の送信器において、 元の画像とその段階でのRBC再構成画像との間のピクセル値差を取ることによ り新たな画像、差画像を作成する装置と、 2m-1、(mは元の画像で各ピクセルに使用されるビット数である)を差画像 に加算する装置と、 全てのピクセル値を範囲[0、2m-1、(mは元の画像で各ピクセルに使用さ れるビット数である)に切り詰める装置と、 連続トーン圧縮器を用いて差画像を圧縮し、これを伝送する装置と、 を含む送信器。 17.請求項15又は16のいずれかに記載の送信器において、送信される前 に区分画像を所定の形状を有する領域に分割し、所定の基底関数により区分画像 の領域の内側に完全に含まれる領域をコーディングする装置。 18.請求項17記載の送信器において、コーディングが連続トーン・コーデ ィング方式に切替わる時、画像のある部分には、これ以上の情報を送信する必要 がないことを判断する装置を含む送信器。 19.請求項17又は18記載の送信器において、領域が矩形形状を有してい る時、使用した矩形領域の基底関数は、DCT(離散余弦変換)又はDFT(離散フー リエ変換)基底関数である送信器。 20.請求項15−19のいずれかに記載の送信器において、RBC圧縮器は、 画像の領域をコーディングするため直交基底関数を使用する送信器。 21.請求項15−20のいずれかに記載の送信器において、色画像の各色成 分を独立に送信する装置を含む送信器。 22.ディジタル化圧縮画像を受信する受信器において、RBCアルゴリズムに より圧縮された画像と連続トーン圧縮アルゴリズムにより圧縮された画像とを受 信し解凍する装置と、RBC圧縮データと連続トーン圧縮データを組み合わせて完 全な出力画像を形成する装置とを含む受信器。 23.請求項22記載の受信器において、差画像を受信する装置も有し、 使用した連続トーン圧縮アルゴリズムに対応する解凍器により受信差画像を再 構成する装置と、 各ピクセル値から2m-1を減算する装置と、 RBC再構成画像へ画像を加算する装置と、 を含む受信器。 24.請求項22又は23記載の受信器において、領域に分割された受信画像 を矩形ブロックに分割する装置を含む受信器。 25.請求項22−24のいずれかに記載の受信器において、コード語を受信 したときにRBC解凍と連続トーン解凍との間の切替を実行する装置を含む受信器 。 26.送信器、特にディジタル化画像を送信するため領域基底コーディング (RBC)を用いる段階的画像送信器において、送信する前に区分画像を所定の形 状を有する領域に分割する装置と、所定の基底関数によりRBC画像の領域の内側 に完全に含まれる領域をコーディングする装置とを含む送信器。 27.請求項25又は26記載の送信器において、使用される基底関数は、DC T(離散余弦変換)又はDFT(離散フーリエ変換)基底関数である送信器。 28.送信器と受信器とを含む、特に段階的画像伝送(PIT)に使用する伝送 装置において、送信器でディジタル化画像を圧縮する領域基底コーディング (RBC)圧縮器と連続トーン圧縮器と、画像を受信器へ送信する送信器中の装置 と、PITのある段階でRBC圧縮器による圧縮から連続トーン圧縮器へ切替える送信 器中の装置とを含む伝送装置。 29.請求項28記載の装置において、同じ基準で測定して、2つの圧縮器の 画像品質が等しくなった時に、RBC圧縮器から連続トーン圧縮器へ切替える送信 器中の装置を含む装置。 30.請求項28又は29記載の装置において、送信器は、 元の画像とその段階でのRBC再構成画像との間のピクセル値差を取ることによ り新たな画像、差画像を作成する装置と、 値2m-1(ここでmは元の画像で各ピクセルに使用されるビット数である、を 差画像の各ピクセル値に加算する装置と、 全てのピクセル値を範囲[0、2m-1]に切り詰める装置と、 連続トーン圧縮アルゴリズムを用いて差画像を圧縮し、圧縮画像を送信する装 置と、 を含み、受信器は、 連続トーン圧縮アルゴリズムに対応する解凍アルゴリズムにより受信差画像を 再構成する装置と、 各ピクセル値から値2m-1を減算する装置と、 RBC再構成画像へ画像を加算する装置と、 を含む装置。 31.請求項28−30のいずれかに記載の装置において、送信される前に所 定の形状を有する領域に画像を分割する送信器中の装置と、所定の基底関数によ り画像の領域の内側に完全に含まれる領域をコーディングする送信器中の装置と を含む装置。 32.請求項31記載の装置において、DCT(離散余弦変換)又はDFT(離散フ ーリエ変換)基底関数を使用するよう設計されている装置を含む装置。 33.請求項28−32のいずれかに記載の装置において、RBC圧縮器は、画 像の領域をコーディングするため直交基底関数を使用するよう設計されている装 置。 34.請求項28−33のいずれかに記載の装置において、送信される前に所 定の形状を有する領域に画像を分割する送信器中の装置と、所定の基底関数を用 いてRBC画像の領域の内側に完全に含まれる領域をコーディングする装置とを含 む装置。 35.請求項34記載の装置において、領域が矩形形状を有する時、RBC画像 の領域の内側に完全に含まれる矩形領域をコーディングする装置は、DCT(離散 余弦変換)又はDFT(離散フーリエ変換)基底関数を使用するよう設計されてい る前記装置。 36.請求項28−35のいずれかに記載の装置において、送信すべき画像が 色画像の場合、 色画像をYUV画像に変換する装置と、 送信の初期段階ではY成分のみをRBCを使用して送信する装置と、 を含む装置。 37.請求項36記載の装置において、他の色成分(UとV)をアンダーサンプ リングする送信器中の装置を含む前記装置。 38.請求項36又は37記載の装置において、送信の最初の段階の間は、区 分画像と各領域の平均又はメディアン色のみを送信する送信器中の装置を含む前 記装置。 39.請求項28−38のいずれかに記載の装置において、連続トーン圧縮器 は、JPEG圧縮器である装置。 40.特に段階的画像伝送(PIT)の伝送装置において、領域基底コーディン グ(RBC)圧縮器を使用し、送信器から受信器へ画像を送信するためディジタル 化画像の区分を実行する装置を含み、送信する前に所定の形状を有する領域に区 分画像を分割する送信器中の装置と、所定の基底関数を使用してRBCの領域の内 側に完全に含まれる領域をコーディングする装置とを含む伝送装置。 41.請求項40記載の装置において、RBC画像の領域の内側に完全に含まれ る領域をコーディングする装置は、DCT(離散余弦変換)又はDFT(離散フーリエ 変換)基底関数を使用するよう設計されている前記装置。 42.区分装置を含む、静止画像及び/又はビデオ列をコーディングする装置 において、区分画像はコード化及び記憶又は送信される前に所定の形状を有する 領域に分割され、前記区分画像の領域の内側に完全に含まれる領域は所定の基底 関数によりコード化される、静止画像及び/又はビデオ列をコーディングする装 置。
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