JP2000506076A

JP2000506076A - 緩衝変換機

Info

Publication number: JP2000506076A
Application number: JP9531178A
Authority: JP
Inventors: エイ．，ジュニアサイモンズ，ジェイムズ; ジェイムズハーディング，ジョセフ
Original assignee: ランパックコーポレイション
Priority date: 1996-02-28
Filing date: 1997-02-28
Publication date: 2000-05-23
Also published as: CA2247371A1; KR19990087388A; MX9807042A; DE69714026T2; WO1997031773A2; WO1997031773A3; EP0889779B1; EP0889779A2; DE69714026D1; CN1216952A; AU1982597A

Abstract

(57)【要約】緩衝変換機および緩衝品の運搬方法は、緩衝品の一部を係合する工程と、経路に沿って緩衝品を運搬する工程と、緩衝品の出口位置への到達を識別して緩衝品の移動を停止させる工程と、緩衝品が出口位置から取り除かれた後に、緩衝変換機にさらなる緩衝品を製造するように信号を与える工程とにより特徴づけられる。

Description

【発明の詳細な説明】緩衝変換機技術分野本発明は概して緩衝変換システム（cushioning conversion system）に関し、より具体的には、オペレータによる回収を容易にするための、緩衝変換機から経路に沿ってパッドを運搬する運搬デバイスおよび方法に関する。発明の背景ある場所から別の場所へものを運搬する過程では、典型的には、保護用梱包材が運搬ケース、または箱の中に入れられている。この梱包材は、運搬プロセス中に空隙を満たすためおよび／または物に緩衝を与えるために用いられる。従来の保護用梱包材には、ピーナッツ形プラスチック発砲材（plastic foam peanuts）およびプラスチックバブル梱包材（plastic bubble pack）がある。これらの従来のプラスチック材は、製品保護の機能を十分に果たすと考えられるが、欠点がないわけではない。プラスチックバブル梱包材および／またはピーナッツ形プラスチック発砲材の最も重大な欠陥は、おそらく環境に悪影響を及ぼすことである。簡単に言えば、これらのプラスチック梱包材は生体分解可能でないため、地球上の既に危機的な状態にある廃棄物処理問題をさらに増大させることを避けられない。多くの企業が環境保護上の責任という面でより進歩的な方針を採用していることを考慮すると、これらの梱包材の非生体分解性はますます重大になってくる。従来のプラスチック梱包材の前述のおよび他の欠点によって、紙製の保護用梱包材が非常に一般的な代替品となってきた。紙は生体分解可能であり、リサイクル可能であり、且つ再生可能であるため、良心的な企業にとって環境保護の責任を果たしうる選択となる。さらに、紙製の保護用ダンネージ材のクリーンで埃がついていない表面は静電気が蓄積されにくいため、紙製の保護用ダンネージ材は微粒子に過敏な商品に対して特に有利である。シート形状の紙は保護用梱包材としても用いることが可能であるが、通常はシート形状の紙を、パッド状のまたは他の比較的低密度のダンネージ製品に変換することが好ましい。この変換は、本発明と譲渡人が共通の米国特許第４，９６８，２９１号および米国特許第５，１２３，８８９号に開示されているような緩衝変換機によって行われ得る。これらの特許で開示されている緩衝変換器は、多数重なった形状の紙のようなシート状のストック材料を、パッド状のダンネージ製品に変換する。パッド状のダンネージ製品は、製品の縫合された中央部分に沿って連結された、横方向に延びた枕状部分を有する。ストック材料は好ましくは、生体分解可能、リサイクル可能及び再生可能な３０ポンドのクラフトペーパーなどからなるウエブまたは層を、２または３重に積み重ねた構成であり、中空の円筒形チューブ上にロールされる。この紙の３０インチ幅の１ロールは、およそ４５０フィートの長さを有し、重量は約３５ポンドである。この紙１ロールは、ピーナッツ形プラスチック発砲材の１５立方フィートの袋約４つ分に相当する緩衝を与える。その一方で、この紙１ロールは、相当するピーナッツ形プラスチック発砲材の、３０分の１より小さい保管スペースしか必要としない。具体的にはこれらの緩衝変換機は、ストック材料を、薄い中央帯によって分離される横方向枕状部分を有する連続ストリップに変換する。このストリップは中央帯に沿って連結または圧印（coin）され、圧印ストリップを形成する。圧印ストリップは、所望の長さに切断される。切断された各ストリップは、薄い中央帯によって分離される横方向枕状部分を有し、従来のプラスチック保護用梱包材に代わって用いられ得る、優れた比較的低密度のパッド状の製品となる。米国特許出願題０８／１０９，１２４および第０８／１５５，９３１に開示されているように、緩衝変換機は分配テーブル（dispensing table）である作業台の下に置かれ得る。このように配置すれば、緩衝品すなわちパッドは、一般的に水平方向の機械から、パッドを上に方向付ける排出シュートを通って運ばれ、作業台の開口部から現れる。このように、パッドはこの機械の動作中、作業台の上に堆積される。従って、オペレータがパッドを簡便につかむことができ、それを運搬箱内に入れて、運搬箱内の空隙を満たすことおよび／または運搬箱内の物に緩衝を与えることができる。このデバイスは、多数のパッドの製造用に、または十分に長いパッドを製造する場合に十分に作用するが、少量の短いパッドのみを所望する場合には、これらの短いパッドは排出シュートから完全に運び出され得ず、従ってオペレータによって簡便に回収され得ない。パッドを自動的に製造する緩衝変換機であって、製造されるパッドが簡便に回収される状態である緩衝変換機を提供することが望ましい。発明の要旨本発明は、パッドを変換機出口部から使用者のアクセス可能な位置まで運び、パッドの移動を止めて、オペレータによって取り除かれるまで使用者のアクセス可能な位置にパッドを維持する、パワー排出運搬システムを提供する。好ましくは、使用者のアクセス可能な位置にパッドが存在するか否かを識別し、使用者のアクセス可能な位置からパッドが取り除かれると、次のパッドを製造し、使用者のアクセス可能な位置に運搬する。本発明の一局面によると、緩衝品を緩衝変換機から運搬する方法は、緩衝品の一部を係合する（engaging）工程と、緩衝品を経路に沿って運搬する工程と、緩衝品が出口位置に到達したことを識別して緩衝品の移動を止める工程、および緩衝品が出口位置から取り除かれた後に、次の緩衝品を製造するために緩衝変換機に信号を与える工程とを含む。本発明の他の局面によると、パッドを緩衝変換機から運搬するシステムは、一般的にアーチ形の経路内に配置された上部の一連の運搬部品（drive element）と、一般的にアーチ形の経路内に配置された下部の一連の運搬部品、および上部および下部の運搬部品を回転させる動力を提供するモータとを含み、上部と下部の一連の運搬部品は、それらの間にパッドを挟み込むために間隔を空けて配置され、パッドを上部および下部の一連の運搬部品によって規定された経路に沿って運搬する。本発明の別の局面によると、作業台の下に置かれた緩衝変換機は、ストック供給アセンブリと、ストック材料を緩衝品に変換し変換機出口を介して供給する変換アセンブリ、および緩衝品運搬システムとを含む。緩衝品運搬システムは、経路内に配置された上部の一連のローラと、経路内に配置された下部の一連のローラ、およびローラを回転させる動力を供給するモータとを含む。上部と下部の一連のローラは、それらの間に、変換機出口から作業台内の通路まで通じる経路を規定する。本発明の別の局面によると、緩衝変換機から緩衝品を運搬する方法は、対向する運搬部品間に緩衝品の一部を係合させて運搬部品の運動に基づいて緩衝品を少なくとも一部が曲線状の経路に沿って運搬（transfer）する工程と、緩衝品が出口位置に達したことを識別する工程と、緩衝品が出口位置を通過してオペレータによるつかみ取りに適するように経路から部分的に現れるために、緩衝品がその移動を継続するに十分な遅延の後、運搬部品の運動を停止させる工程、および出口位置で緩衝品が取り除かれた後にさらなる緩衝品を製造するために緩衝変換機に信号を与える工程とを含む。本発明のさらに別の局面によると、緩衝変換システムは、ストック材料を変換機出口においてパッドに変換する緩衝変換機と、変換機出口から使用者がアクセス可能な位置まで経路に沿って緩衝品を運搬（convey）するように適合された運搬部品と、使用者のアクセス可能位置にパッドが存在するかを識別するパッドセンサと、緩衝変換機を制御してセンサが使用者のアクセス可能な位置にパッドが存在しないことを識別したときにパッドを製造させ、且つ運搬部品の運動を制御して製造されたパッドを変換機出口位置から使用者のアクセス可能な位置まで運搬させ、その後運搬部品の運動を停止させるコントローラとを含む。本発明は、以下に完全に記載し、請求の範囲において特に示す、前述のおよび他の特徴を有する。以下の記載および付属の図面は、本発明の例示的な実施形態の詳細を述べるが、本発明の原理が利用されうる多様な形態の一例に過ぎない。図面の簡単な説明図１は、本発明の一実施例における緩衝変換機および変換機から作業台までパッドを運搬する曲線状の排出ドライブシステムの側面図であり；図２は、図１の緩衝変換機および排出ドライブシステムの正面図であり；図３は、排出ドライブシステムの拡大側面図であり；図４は、排出ドライブシステムの拡大正面図であり；図５は、排出ドライブシステムを示す図であって、運搬ローラの回転方向を示し；図６Ａおよび６Ｂは、排出ドライブシステムを介して運搬されるパッドを示す図であり；図７は、別の実施例における直線状の排出ドライブシステムを含む緩衝変換機の平面図であり；図８は、図７の緩衝変換機の側面図であり；図９は、概ね図７の線９−９に沿って見た、直線状の排出ドライブシステムの断面図である。詳細な記述以下に図面を詳細に参照して、まず図１および図２を参照して、低密度緩衝品を製造する緩衝変換機１０が示される。緩衝変換機１０は、変換機の出口１４から分配テーブル１８の作業台１６までパッドを上方に運搬する、曲線状の排出ドライブシステム１２を有する。変換機１０はフレーム２０を備え、フレーム２０には、ストック材料を供給して緩衝品に変換するための供給アセンブリ２２が、フレームの上流端２４に取り付けられる。変換機１０はまた、ストック材料を緩衝品の連続ストリップに変換する変換アセンブリ２６、および概して変換アセンブリと排出ドライブシステム１２との間に設置される切断（severing or cutting）アセンブリ２８とを備える。切断アセンブリ２８は、変換機１０の下流端３０において概して変換アセンブリと排出ドライブシステム１２との間に位置し、ストリップを所望の長さの緩衝パッドに切断する。（本文中の語「上流」および「下流」は、変換機１０を通るストック材料の流れの方向の特徴を示す。）ストック供給アセンブリ２２は、好ましくは、シート状のストック材料のロール（図示せず）を支持するシャフト３２、およびストック材料を変換アセンブリ２６に供給するいくつかのローラ３４とを有する。ストック材料は、中空の円筒形チューブ上にロールされた、３重に積層された生体分解可能、リサイクル可能及び再生可能な３０ポンドのクラフトペーパーなどからなるウエブから成り得る。変換アセンブリ２６は、図１に示す３次元ワイア形成器３８および収束シュート４０の協同体のような形成アセンブリ３６、およびフィードアセンブリ４２とを含む。フィードアセンブリ４２は、形成アセンブリを介してストック材料を引張し、出口を介して切断アセンブリ２８に送り込むための一対のギア４４、および曲線状の排出ドライブシステム１２を含む。切断アセンブリ２８は、適当な時間にパッドの連続ストリップを切断する１個以上の刃または他の手段を含み得る。機械フレーム２０は、複数の垂直支持部材または脚４８を含むカート４６上に支持される。複数の垂直支持部材または脚の端はそれぞれキャスター５０内にあるため、変換機１０を比較的容易に移動させることができる。好ましくは、支持部材４８は、固定された上部５２と伸縮可能な下部５４とを含む。下部５４は、固定された部分の内部に出し入れされ、分配テーブル１８の下の変換機１０および排出ドライブシステム１２を垂直方向に調整でき、且つ排出ドライブシステムの出口５６と分配テーブル１８の作業台１６を通る通路５８との間に正確に配置できる。好ましくは、分配テーブル１８の脚６０もまた調整可能であり、そのため位置合わせが容易で、より好ましくは脚６０は曲線状の排出ドライブシステム１２と分配テーブルとの間の連結部である。以下により完全に説明するように、排出ドライブシステム１２は緩衝変換機１０と分配テーブル１８との間の連結部を形成し、一連の上部および下部の回転式運搬ローラ６６、６７を含む。各回転式運搬ローラ６６、６７は、曲線状の案内経路６８に沿って所定の円弧分間隔を空けて配置される。これは、パッドと係合し、且つパッドを変換機出口１４から案内経路に沿って上方に、作業台１６の通路５８を介して運搬するためであり、これによって、作業台でまたはその上に形成され且つ切断されたパッドが提供される。上部および下部の一連の運搬ローラ６６、６７には、モータ７０とギアアセンブリ７２を連結させることによって動力供給される。変換機１０および排出ドライブシステム１２の動作中、ストック供給アセンブリ２２は、ストック材料を形成アセンブリ３６に供給する。形成アセンブリ３６のワイア形成器３８および収束円錐形シュート４０は、横方向枕状部分を有する連続ストリップを形成するため、シート状ストック材料の横方向の端を内向きにロールさせる。フィードアセンブリ４２のギア４４は、ストック材料を変換機を介して下流方向に引張し、また連続ストリップの中央帯を圧印して圧印ストリップを形成する。圧印ストリップがフィードアセンブリ４２から下流方向に移動すると、圧印ストリップは切断アセンブリ２８を介して排出ドライブシステム１２に達する。排出ドライブシステム１２では、圧印ストリップは、回転式上部および下部の一連の運搬ローラ６６、６７によって、圧印ストリップの対向する上部および下部表面上に係合される。一連の運搬ローラ６６、６７はパッドを案内に沿って作業台１６の方向へ運搬する。切断アセンブリ２８によって所望の長さのパッドが切断されると、一連の運搬ローラ６６、６７は切断されたパッドを作業台の通路５８を介して上方に運搬し続け、オペレータの必要に応じて使用される、形成され切断されたパッドを作業台上に堆積する。図３から図５により詳細に示すように、曲線状の排出ドライブシステム１２は、平行な側壁８２、８４および底壁８６を有するフレーム８０を含む。一対の曲線状の案内壁８８、９０は、側壁８２、８４に垂直に且つ側壁８２と８４との間に伸長し、それらの間に弓状の案内経路６８を規定する。各案内壁８８および９０は所定の数の開口部９２を含む。開口部９２を介して、運搬ローラの周縁部は案内経路６８内に突出し、パッド表面と係合する。上部および下部の一連の運搬ローラ６６、６７の各運搬ローラは、実質的に側壁８２と８４との間の距離全長にわたって、各側壁を通って伸長するシャフト９４上に水平方向に伸長する。各運搬ローラは、軸方向に間隔を空けて設置されたいくつかの周囲溝（channels o r grooves）をさらに含み、それによって摩擦によるパッドの係合能力を改善するための弾性Ｏ−リング９３を保持する。各運搬ローラの適切な部分が案内壁８８および９０内の対応する開口部９２を介して突出するように、シャフト９４の位置およびローラの寸法が決められる。これにより、案内経路６８を介してパッドが有効に係合され且つ運搬される。このことは、対向する上部と下部の一連の運搬ローラ６６、６７の外周間の距離がそれらの間を通過するパッド厚さより小さく、その結果運搬するに十分にパッドを圧縮することから理解される。下部の一連の運搬ローラ６７内の第１の運搬ローラ９６のシャフト９４は、側壁８２を介してクラッチ機構98まで伸長する。クラッチ機構98は、第１の運搬ローラ９６をモータ７０と選択的に連結させる。回転運動は底壁８６に取り付けられたモータ７０から、モータシャフト１０４およびベルト１０６とに連結されるドライブ滑車１０２を介して、第１の運搬ローラ９６まで伝達される。ベルト１０６は、ドライブ滑車と、クラッチ機構９８に連結される滑車１００との間に伸長する。従って、クラッチ機構９８が係合されれば、クラッチ機構９８が回転運動をシャフト９４を介してモータ７０から第１の運搬ローラ９６まで伝達する。クラッチ機構９８が解放（disengage）されれば、クラッチ機構は逆にモータ７０から第１の運搬ローラ９６への回転運動の伝達を防止する。向かい側の滑車１００、一対のギア１０８および１１０は、側壁８４を介して伸長する第１の運搬ローラ９６のシャフト９４の遠位端と連結される。下部の一連の運搬ローラ６７の第２の運搬ローラ１１４のシャフト９４は、ギア１１６と連結するために側壁８４を介して伸長する。ギア１１６は、第１の運搬ローラ９６のギア１１０と、側壁８４から伸長するシャフト１２０上に回転可能に取り付けられる伝達ギア１１８を介して相互に伝達されている。従って、第１の運搬ローラ９６の回転は、伝達ギア１１８との共通の連結部を介して第２の運搬ローラ１１４を同方向に回転させる。同様に、回転運動は運搬ローラ１１４から次の運搬ローラ、運搬ローラ１２２など下部の一連の全ての運搬ローラ６７へ伝達される。回転運動は上部の一連の運搬ローラ６６へ、下部の一連の運搬ローラ６７の第１の運搬ローラ９６と連結されたギア１０８と、上部の一連の運搬ローラ６６の第１の運搬ローラ１３２に適合されるギア１２４とが、シャフト９４を介してかみ合わされる連結部によって伝達される。回転運動は、伝達ギア１２６を介して第２の運搬ローラ１３８に伝達される。伝達ギア１２６は、側壁８４から伸長するシャフト１２８に回転可能に取り付けられ、運搬ローラ１３２のギア１２５および関連するシャフト９４を介して運搬ローラ１３８に連結されたギア１３４とかみ合う。同様の方法で、運搬ローラ１３８は運搬ローラ１４０を伝達ギア１４２を介して回転させる。ギア１０８は回転を下部の一連の運搬ローラ６７の第１の運搬ローラ９６から上部の一連の運搬ローラ６６の運搬ローラ１３６まで、運搬ローラ１３６に連結されたギア１２４を直接介して伝達するため、上部の一連の運搬ローラ６６の回転方向は、下部の一連の運搬ローラ６７の回転方向と逆である（図５の回転方向を示す矢印参照）。その結果、上部および下部の一連の運搬ローラ６６、６７は協同して、それらの間で圧縮されたパッドを案内経路６８を介して同方向、すなわち緩衝変換機から分配テーブル１８への方向に強制的に送り出す（urge）ように作用する。曲線状の排出ドライブシステム１２の動作および緩衝変換機１０の補助動作は、１個以上のセンサ１４６および１４８によって達成される。各センサ１４６および１４８は、センサに隣接してパッドが存在するか不存在かを検知する従来のセンサであり得る。好適なセンサの一例は、経路６８の光学センサと反対側に位置される対応する逆反射板（retro-reflector）を有する光学センサである。センサ１４６はシステム１２の出口部５６近傍に位置され、出口部５６にパッドが存在するか不存在かを識別する。センサ１４６の出力は、好ましくはタイマーまたは遅延回路（以下にタイマーおよびセンサ１４６は併せて参照番号１４６として示す）と組み合わせてクラッチ機構９８を制御する。よって、パッドが出口部５６でセンサ１４６によって識別されると、パッドの運搬はパッドが作業台１６内の通路５８から現れるために十分な時間である短時間（これはタイマーによって制御される）継続する。作業台１６内の通路５８から現れたパッドは、オペレータによって容易にアクセスされ、取り除かれる。その短時間が経過すると、クラッチ機構９８は解放され、その結果上部および下部の一連の運搬ローラ６６、６７の運動は中断されてパッドの移動が停止する。クラッチ機構９８は、オペレータがパッドを排出ドライブシステム１２から取り除き、取り除かれたことがセンサ１４６によって検知されるまで、解放を保持する。センサ１４６の出力はまた変換機１０に供給される。変換機１０はその情報を用いて、パッドが排出ドライブシステム１２から取り除かれると（これはセンサ１４６によって検知される）、変換機が自動的に次のパッドを製造するように、パッドの製造を制御することができる。自動的に製造されるパッドは、（センサ１４６がパッドによって遮断されないのでクラッチ機構９８が係合されるため）排出ドライブシステム１２によって運搬され、作業台１６から出現し始める。作業台１６上でセンサはパッドを検知し、クラッチ機構９８が（短時間後に）解放される。変換機は、部分的に出現したパッドがオペレータによって取り除かれるまで再び待機してから、次のパッドの製造する。センサ１４６の出力が、パッドがオペレータによって使用される度にパッドの自動製造を制御するために変換機１０によって用いられる場合、且つ特に案内経路６８の長さと比較してパッド長さが短い可能性のある場合、センサ１４８を変換機出口１４と排出ドライブシステム１２の出口部５６との中間点に設置し、センサ１４６の出力を変換機１０に与えることが好ましい。パッドがセンサ１４８を通過して移動すれば、センサ１４８はパッドの存在を検知し、その事実を変換機１０に伝達する。センサ１４６からパッドが取り除かれたことを伝達されていれば、変換機１０はセンサ１４８の出力を検査し、次のパッドの製造前に、別のパッドが既に排出ドライブシステム１２内に無いことが確実となる。センサ１４８はまた、タイマーまたは遅延回路を備える。その結果、タイマー１４８は、パッドがセンサ１４８を通過して移動した後でさえ、パッドが出口に位置されるセンサ１４６に達するための十分な時間を与えるため、排出ドライブシステム内に別のパッドの存在を示し続ける。これによって、変換機が、短いパッドが排出ドライブシステム内に存在し、センサ１４６と１４８との間の「ブラインドスポット」内にパッドの全長を位置していない場合、パッドを製造しないことが確実となる。幾つかの例において、モータ７０またはクラッチ機構９８は、緩衝変換機１０内のプロセスコントローラまたは同様の回路によって制御され得、上部および下部の一連の運搬ローラ６６、６７を連続して動作させるか、またはパッドの製造中およびその後のパッドを分配テーブル１８まで運搬するに十分な短時間のみ動作させる。モータ７０またはクラッチ機構９８はまた、切断アセンブリ２８による切断動作中に運搬ローラの運動を停止させるために制御される。案内経路６８と同じかまたはそれより長い長さを有し得るパッドが製造される例において、緩衝変換機のプロセスコントローラによって、フィードアセンブリ４２の動作中は常にクラッチ機構９８は係合を保持することが望ましい。曲線状の排出ドライブシステム１２の動作の一例として、図６Ａおよび６Ｂに示されるパッド１５０に注目する。パッド１５０は変換機出口１４から出されると、曲線状の排出ドライブシステム１２の入口部１５２に入り、対向する運搬ローラ９６と１３６とに圧縮され、係合される（図６Ａ参照）。運搬ローラ９６及び１３６の回転によって、パッド１５０は案内経路６８を通って矢印１５４の方向に移動する（図６Ｂ参照）。上部および下部の一連の運搬ローラ６６、６７の運搬ローラの回転が継続されるため、パッド１５０はさらに曲線状の案内経路６８に沿ってセンサ１４８を通過して移動し、その結果パッド１５０はセンサ１４６を通過する。センサ１４６がパッド１５０を検知した後、短時間（これはセンサ１４６と一体のタイマーにより規定される）の間、クラッチ機構９８は係合を維持してさらにパッド１５０を、オペレータが必要なときに排出ドライブシステム１２からパッドをつかみ取ったり取り出したりすることができるに十分な距離分移動させ、パッドを出口部１５６から出現させる。上記のその短時間の後、クラッチは解放され、パッド１５０は排出ドライブシステム１２及び分配テーブル１８の作業台１６から一部出現した状態を保つ（図１）。本発明は作業台の下に設置された変換機および曲線状の排出コンベアについて述べてきたが、本発明は他の排出ドライブコンベアを有し、他の様式に設置された変換機をも含み得る。例えば、図７から図９に示される緩衝変換機１７０を含む。緩衝変換機１７０は、緩衝変換機１０に関して述べたような、パッド製造に作用する同様のコンポーネント、例えば変換アセンブリおよび切断アセンブリ（図示せず）から構成される。パッド１７５を変換機出口および切断アセンブリから運搬する直線状の排出ドライブシステム１７４が、緩衝変換機１７０の下流または出口端１７２に取り付けられる。直線状の排出ドライブシステム１７４は、パッド１７５を変換機出口１７２から、オペレータによる回収が簡便な使用者のアクセス可能位置まで運搬する。また、排出ドライブシステム１７４は、好ましくは回収が容易な形態、例えばパッドの適当な部分を排出ドライブシステムの出口１７６から突出する状態でパッドを提供し、それによってオペレータはパッドをつかみ取りやすく、且つ排出ドライブシステムから引き抜きやすくなる（図９）。直線状の排出ドライブシステム１７４は変換機出口１７２近傍に取り付けられ、パッドを受け取る。直線状の排出ドライブシステム１７４は、排出ドライブシステムに取り付けられた支持棒１７７および緩衝変換機１７０を所望の方向に位置させるスタンド１７９によって支持され得る。直線状の排出ドライブシステム１７４は、好ましくは、少なくとも製造されるパッド１７５と同じかまたはそれより長い長さを有するが、パッドが変換機出口から引き抜かれ得、切断され得、且つオペレータに回収されるまで排出ドライブシステム内に保持され得る任意の長さであってよい。直線状の排出ドライブシステム１７４は、好ましくは、連続ベルトのようなコンベア１８２を収容する底面トレー部１７８および対向する上面部１８０を含む。一連の運搬ローラもまた、利用され得る。コンベア１８２は底面トレー１７８から間隔を空けて、チャネル１８４を形成する。チャネル１８４を通ってパッド１７５が運搬され得る。コンベア１８２と底面トレー１７８との間隔は、好ましくはパッド１７５の厚さよりわずかに小さい。そのため、パッドは底面トレーとコンベアとの間で緩く圧縮され、コンベアは摩擦によってパッドと係合して、パッドは変換機出口１７２からおよび排出ドライブシステムの出口１７６に向かって送り込まれる。コンベアベルトは、この用途に適合し得る摩擦係数を有し、コンベアベルトを摩擦によってパッド１７５と係合させる一方で、パッドが切断される前のパッド形成プロセス中にパッドに損傷を与えない、パッドとコンベアとの間の滑りを与える。コンベア１８２は先端を上方に向けて緩衝変換機出口１７２に面し、チャネル１８４のパッド１７５の挿入を容易にするための、分岐部を形成し得る。あるいは、チャネルおよび排出ドライブシステムは他の手段によってパッドを受け取るために、その寸法および向きを決めてもよい。コンベア１８２はモータ１８６および一連のローラ１８８によって動く。モータ１８６は、コンベア１８２と直接連結されたコントローラ１９２によって制御される要求に応じて動作する。あるいは、モータが連続的に動作する場合には、クラッチアセンブリを用いても良く、コンベアの動きがクラッチアセンブリの選択的動作によって制御される。直線状の排出ドライブシステム１７４はさらに、排出ドライブシステムの出口１７６に隣接して設置されるセンサ１９０を有し、出口１７６でパッド１７５が存在するか否かを検知する。センサ１９０は、チャネル１８４の、光学センサ１９０と反対側の側壁に、対応する逆反射板を有する光学センサであることが好ましい。センサ１９０は緩衝変換機１７０に信号を与え、緩衝変換機の動作および排出ドライブシステム１７４の動作を制御するように作用する。好ましくは、上記の制御は、参照番号１９２として図７に概略的に示されるコントローラを介して達成される。コントローラは、パッド検知センサ１９０のような多様なセンサからの入力を調整する。他の変換機の状態（status）の入力ならびに変換機１７０およびそれと一体の排出ドライブシステム１７４の動作の制御も同様に、コントローラによって達成される。動作において、使用者のアクセス可能出口１７６にパッド１７５が無い場合、コントローラ１９２は、パッドセンサ１９０から受け取る信号により、パッドの不存在を知る。他の予め規定されたまたはオペレータによって選択された入力に基づいて、コントローラ１９２は、その中にある緩衝変換アセンブリを動作させて所望の長さのパッド１７５を製造し、同時に排出ドライブシステム１７４のモータ１８６に、コンベア１８２を始動させるように指示する。パッド１７５が形成され変換機出口１７２において緩衝変換機１７０から現れると、底面トレー１７８と排出ドライブシステム１７４のコンベア１８２との間に形成されるチャネル１８４に入り、コンベア１８２によって係合され、排出ドライブシステムの出口１７６に向かって送り込まれる。パッド１７５が切断され、さらにコンベア１８２と摩擦による係合によってチャネル１８４中を移動すると、パッド１７５が存在することがパッドセンサ１９０によって検知され、使用者のアクセス可能な出口１７６にパッドが存在することを示す指標がコントローラ１９２に伝達される。パッド１７５の適当な部分が排出ドライブシステム１７４の出口１７６を通過して移動するに十分な遅延の後、コントローラ１９２は、例えばモータ１８６の停止またはモータとコンベアの間のクラッチ機構の解放によって、コンベア１８２を停止させる。遅延はコントローラ１９２に内蔵されていても良いし、または代わりに、出口１７６におけるパッド１７５の存在を識別してからパッドの検知をコントローラに知らせるまでの間に僅かな遅延を有するように、センサ１９０が遅延タイマーを備えてもよい。好ましくは、コントローラ１９２は緩衝変換機１７０の緩衝変換アセンブリを、単一のパッドを製造させ、次にパッド１７５が切断アセンブリによって切断された後、緩衝変換アセンブリを停止させるように制御する。オペレータがパッド１７５を排出ドライブシステム１７４の出口１７６から取り除くとすぐに、センサ１９０はパッドが取り除かれて、チャネル１８４にパッドが存在しないことを示し、パッドの不存在をコントローラ１９２に伝達する。コントローラ１９２は、自動的にコンベア１８２を始動させ、且つ緩衝変換機１７２の緩衝変換アセンブリに次のパッドを製造させて、オペレータによって取り除かれるまで待機させるため、そのパッドを排出ドライブシステム１７４の出口１７６に供給させる。このように、オペレータがパッド１７５を出口１７６から取り除く度に、単一のパッドは自動的に製造され得、排出ドライブシステム１７４の使用者がアクセス可能な出口１７６に供給され得る。その結果、オペレータの需要に応じてパッドを連続して供給できる。緩衝変換機の動作の説明を、コントローラ１９２（これは同時係属中のRanpak による出願第08/279、149号および第08/482、015号に開示されるようなコントローラであり得る）を介して成される制御と併せて上述したが、コントローラ１９２の機能は同様の専用回路及び論理アレイを介して成なされ得る。本発明は幾つかの好適な実施形態に関して図示及び記載を行ってきたが、均等な変更および改変を、本明細書を読んで理解した他の当業者が考えつくであろうことは明らかである。本発明は全てのそのような均等な変更および改変を含み、且つ以下の請求の範囲によってのみ限定される。さらに、対応する構造、材料、作用、および以下の請求の範囲内の、機能を伴う手段または工程の全要素の均等物は、請求の範囲に限定される他の請求の範囲内の要素と組み合わせて機能するための任意の構造、材料、または作用を含むことを意図する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号６０／０２４，３７３ (32)優先日平成８年８月１日(1996．8．1) (33)優先権主張国米国（ＵＳ） (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ)，ＵＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ

Claims

【特許請求の範囲】１．ストック材料を緩衝パッドに変換する緩衝変換機であって、該緩衝パッドが変換機出口を介して現れる緩衝変換機と、該変換機から使用者のアクセス可能位置まで経路に沿って該緩衝品を運搬するために適合される運搬部品と、該使用者のアクセス可能位置における該緩衝パッドの存在を識別するパッドセンサと、該センサが該使用者のアクセス可能位置において以前に製造された該緩衝パッドの不存在を識別したときに、次の緩衝パッドを製造させるように該緩衝変換機を制御し、製造された直後の該緩衝パッドを該変換機出口から該使用者のアクセス可能位置まで運搬させ、その後該運搬部品の運動を停止させるように該運搬部品の運動を制御する、コントローラと、を含む緩衝変換システム。２．前記経路が直線状である、請求項１に記載のシステム。３．前記経路が曲線状である、請求項１に記載のシステム。４．前記使用者のアクセス可能位置が出口部を含み、前記コントローラは前記運搬部品に対して動作可能であって、該運搬部品は該緩衝パッドの少なくとも一部を該出口位置を超えて運搬し、それによって該パッドがオペレータによるつかみ取りに適するように該出口からパッドが部分的に現れるようにする、請求項１に記載のシステム。５．緩衝品の一部を変換機出口において係合し、緩衝品を経路に沿って出口位置まで運搬する工程と、該緩衝品の該出口位置への到達を識別し、該緩衝品の移動を停止させる工程と、該出口位置の該緩衝品が取り除かれた後、次の緩衝品を製造するように緩衝変換機に信号を与える工程と、を包含する、緩衝品を緩衝変換機から運搬する方法。６．ほぼアーチ形の経路内に配置された上部の一連の運搬部品と、ほぼアーチ形の経路内に配置された下部の一連の運搬部品と、該運搬部品を回転させる動力を供給するモータとを含み、該上部と下部の一連の運搬部品は、パッドを収容するために間隔を空けて配置され、該パッドを上部および下部の一連の運搬部品によって規定された経路に沿って運搬する、パッドを緩衝変換機から運搬するシステム。７．前記運搬部品はほぼ円筒形のローラである、請求項６に記載のシステム。８．前記ローラは、該ローラと前記パッドとの間の摩擦による係合を向上させるための複数のグリップ部品を含む、請求項６に記載のシステム。９．前記複数のグリップ部品が、前記ローラの周囲の溝内に設置された弾性Ｏリングである、請求項８に記載のシステム。１０．それらの間の前記パッドを案内する、間隔を空けて設置された一対の案内部品をさらに含み、該案内部品はその中に開口を有し、前記ローラの一部がパッドと接触するために該開口を介して突出する、請求項７に記載のシステム。１１．テーブルの上面におけるオペレータへの供給のため、該出口部を介して前記緩衝変換機からのパッドを分配するために、該テーブル内の通路と整合される出口部をさらに含む、請求項６に記載のシステム。１２．前記上部および下部の一連の運搬部品は互いに反対の方向に回転する、請求項６に記載のシステム。１３．前記上部および下部の一連の運搬部品はパッドを圧縮する、請求項６に記載のシステム。１４．ストック供給アセンブリと、該ストック材料を緩衝品に変換し変換機出口を介して運搬する変換アセンブリと、緩衝品運搬システムとを含む緩衝変換機であって、該緩衝品運搬システムは、経路内に配置された上部の一連のローラと、経路内に配置された下部の一連のローラと、ローラを回転させる動力を供給するモータとを含み、上部と下部の一連のローラは、それらの間に変換機出口から作業台内の通路まで通じる所定の経路を規定し、該所定の経路は該緩衝品との摩擦による接触を確実にするような寸法を有する、作業台の下に設置された緩衝変換機。１５．前記ローラは、該ローラと前記パッドとの間の摩擦による係合を向上するための複数のグリップ部品を含む、請求項１４に記載の変換機。１６．前記複数のグリップ部品が、前記ローラの周囲の溝内に設置された弾性Ｏリングである、請求項１５に記載のシステム。１７．それらの間にパッドを案内するための、間隔を空けて設置された一対の案内部品をさらに含み、該案内部品はその中に開口を有し、前記ローラの一部が該パッドと接触するために該開口を介して突出する、請求項１４に記載のシステム。１８．前記上部および下部の一連のローラは互いに反対の方向に回転する、請求項１４に記載のシステム。１９．緩衝品の一部を運搬部品と係合させ、該緩衝品を変換機出口から出口位置まで該運搬部品の運動に基づく経路に沿って運搬する工程と、該緩衝品の該出口位置への到達を識別し、該緩衝品が該出口位置を超えて移動を継続してオペレータによるつかみ取りに適するように該経路からパッドが部分的に現れた後、該運搬部品の運動を停止させる工程と、該出口位置の該緩衝品が取り除かれた後にさらなる緩衝品を製造するように、緩衝変換機に信号を与える工程と、を含む、緩衝変換機から緩衝品を運搬する方法。２０．該経路を通過する緩衝品の途中の移動を識別し、該パッドが該経路の中間位置に存在するか否かを示す信号を該緩衝変換機に与える工程をさらに含む、請求項１９に記載の方法。２１．前記運搬部品の運動はクラッチ機構の解放によって停止される、請求項１９に記載の方法。２２．前記緩衝変換機が、緩衝品が前記出口位置から取り除かれ、且つ別の緩衝品が前記経路の中間位置に存在しないことが識別されたときのみ、さらなる緩衝品を製造するように指示される、請求項２１に記載の方法。２３．前記緩衝品が、前記対向する運搬部品の間で該緩衝品を圧縮することにより係合される、請求項１９に記載の方法。２４．前記運搬部品が互いに反対の方向に回転する、請求項１９に記載の方法。