JP2000505492A - ポリウレタン樹脂 - Google Patents

ポリウレタン樹脂

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、NCO:OH比が10:1〜1:10のポリイソシアネートとポリオールを含むポリウレタン樹脂であって、ポリオールが、塩基性リチウム塩の存在下に約0.1〜15時間、100〜280℃に予め加熱したヒマシ油を0.1〜100重量%含むことを特徴とするポリウレタン樹脂に関する。このポリウレタン樹脂は、未処理のヒマシ油を用いて製造されるポリウレタン樹脂よりも長いゲル化時間を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリウレタン樹脂発明の分野 本発明は、ランダム化したヒマシ油に基づくポリオールおよびイソシアネート からのポリウレタン材料の製造に関する。本発明のポリウレタン材料の機械的性 質は、未修飾ヒマシ油から得られる材料のものと同等であるが、この系のゲル化 時間はかなり長い。従来の技術 ポリウレタンの製造のためのヒマシ油および/または他のヒドロキシ官能性ト リグリセリドの使用は以前から既知である。例えば、ヒマシ油および対応するイ ソシアネートからエラストマーを製造することが、サウンダーズ(Saunders)、フ リッシュ(Frisch)の「ポリウレタン:化学および技術、II技術」、Interscience(1 964)に記載されている。しかし、これらの一般に2成分の系の最適な加工は、長 いゲル化時間を必要とする。すなわち、2成分の混合物がその外部形態において 不可逆的変化を受けうる時間が重要になるはずである。長いゲル化時間は、2成 分(2C)系を被覆製造のために用いる場合に特に有利である。この理由は、一方 でより良い流動性が保証され、他方で系に使用しうる脱ガス時間が明らかに増加 し、これが泡形成の減少に寄与しうるためである。過度に短いゲル化時間は、例 えば、全般的にやや高い周囲温度を有する国または夏において、ポリウレタン系 の不十分な加工性を導くことがある。 触媒、例えばジブチルスズジラウレートなどの使用は、一般にゲル化時間の短 縮の問題のために最も簡単な解決策として専門家の間で認識されているが、ゲル 化時間を長くすることは非常に困難である。長いゲル化時間は、例えば低分子量 ポリオールの導入によって達成されるが、これは本来計画していた材料特性から 逸脱した望ましくない可能性が高い特性を与える。即ち、材料品質に影響を与え ることなく混合物の短いゲル化時間または加使時間を延長させる試みは、現在ま では失敗に終わっていた。 従って、本発明が指向する課題はヒマシ油に基づく油化学ポリオールを修飾す ることであり、一方では、このポリオール成分を、例えば所望の機械的性質を持 つ注型用樹脂または2成分発泡体のような材料に加工できるように、他方では、 このポリオールのゲル化時間を、2成分系において使用する際に所望であるよう に延長できるように、該油化学ポリオールを修飾することであった。 ここに驚くべきことに、触媒としてのリチウムの存在下に100℃を超す温度で ヒマシ油を加熱することによって得られるランダム化したヒマシ油が、ポリウレ タン樹脂の特性に悪影響を及ぼさずにゲル化時間の大きな増加を導くということ を見い出した。発明の説明 即ち、本発明はNCO:OH比が10:1〜1:10であるイソシアネートとポリオール 成分からなるポリウレタン樹脂のゲル化時間を長くするための方法であって、塩 基性リチウム塩の存在下に約0.1〜15時間、100〜300℃に加熱したヒマシ油を、 ポリオール成分の構成成分として0.1〜100重量%の量で使用することを特徴とす る方法に関する。 ヒマシ油の修飾は、トリグリセリドのエステル交換のために普通に用いる条件 下で起こる。即ち、この反応は不活性ガス雰囲気中で行うのが普通であり、ヒマ シ油を水不含のリチウム塩の存在下に少なくとも100℃の温度に加熱する。一般 に、反応温度は300℃を超えるべきではない。これは、そうでないと生成物の品 質が劣化する可能性があるためである。特に、低粘度のわずかに着色した修飾ヒ マシ油を製造するためには、反応を該限界以下の温度で行うのが普通である。即 ち、約150〜280℃、より具体的には200〜280℃の範囲の温度で反応を行うのが有 利であり、220〜260℃の範囲の温度が特に良好な結果を導くことがわかった。 反応時間は、0.1時間未満であるべきではないが、一方、約15時間以上の長い 反応時間は結果において大きな改善を生じないのが普通である。反応時間と温度 の関係は専門家には周知であり、比較的高い温度は、比較的短い反応時間によ って広い限界内で補うことができ、比較的低い温度は、比較的長い反応時間によ って広い限界内で補うことができる。一般に、0.5〜10時間の反応時間が、得ら れるポリオールの粘度に関する限り、良好な結果を導く。一般に、220〜260℃の 温度で1〜8時間または2〜6時間の反応時間が、所望の生成物を導く。 基本的に、エステル化反応の触媒に適することが知られているあらゆる触媒を 、修飾(ランダム化)反応に使用することができる。しかし、一般に専門家は、 塩基性エステル化触媒、より具体的には水溶液中で塩基性反応を示すアルカリお よび/またはアルカリ土類金属(例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム、カ ルシウムおよび/またはマグネシウム)の塩を使用することが多い。その効果に 依存して、これら触媒は、数ppm(パーツ・パー・ミリオン)〜数パーセントの範 囲の濃度、例えば0.1ppm〜約2%の濃度で用いることができる。しかし、触媒の 残留含量がポリオールのその後の使用に問題になることもある。アルカリ金属の 残留含量が多すぎる場合、得られるポリウレタンは、特に加水分解安定性に関し て、通常の必要条件を満たすことのない性質を持ち、品質に劣るのが普通である 。従って、一般に触媒を1またはそれ以上の異なる精製工程によってポリオール から除去しなければならない。このようにして、残留アルカリ金属含量を、所望 の後に行うポリウレタンへの加工に対して十分に低い水準まで減少させることが できる。この方法で製造した修飾ヒマシ油は、約10ppmを超えない残留アルカリ 金属またはアルカリ土類金属含量を有するべきであり、5、2または1ppm〜用いる 特定の測定方法の検出限界のような低い残留含量が有利である。 例外はリチウムイオンである。一方では、少量であってもエステル交換を行う ことが可能であり、他方では、得られるポリウレタンの性質への影響がないかま たはほとんどないので、リチウム触媒を用いる場合、ポリオール成分を精製する 必要がないのが普通である。即ち、塩基性リチウム化合物(例えば、水酸化リチ ウム、炭酸リチウム、酢酸リチウム、リチウムアルコキシラートまたは高級脂肪 酸のリチウム塩)の使用は、発明の目的にかなうことがわかった。通常、エステ ル交換触媒を0.1〜500ppmの濃度、好ましくは0.1〜300ppmの濃度で反応混合物に 添加する。即ち、多くとも約200ppmのリチウム含量を持つポリオール 混合物が本発明の目的に有利である。多くとも100ppm、好ましくは70ppm以下、 より好ましくは50ppm以下の上限を有するリチウム含量が、より高いかまたは同 一の他のアルカリ金属の含量と比較したときに、得られるポリウレタンの色およ び加水分解安定性に対してとりわけ陽性の効果を有する。本発明の目的に最も適 するポリオールは、存在するとしても無視できる含量(10ppm以下が有利である) のリチウムとは異なるアルカリ金属を含み、リチウム含量は40ppm以下であるの が有利である。 一般に、この方法で得られるポリオールは、初めに用いたヒマシ油と実質的に 同じ特性データを有する。即ち、そのOH価は、2〜7mgKOH/g以上は低下しないの が普通であり、一方、使用したヒマシ油[970mPasのヘプラー粘度(25℃)を有する ]と比較したときに修飾ヒマシ油のヘプラー粘度(25℃)は、約50〜150mPas、好ま しくは50〜120mPas増加するのみであるのが普通である。 ランダム化に用いるヒマシ油は、純粋なヒマシ油および工業用トリグリセリド (リシノール酸のエステルに加えて他の脂肪酸エステルを含んでいてもよい)の 両方であってよい。即ち、リシノール酸に加えて、例えばパルミチン酸、ステア リン酸、オレイン酸および/またはリノール酸が約5%までの少量で、個々の場 合にはそれよりも多く存在していてよい。 ランダム化したヒマシ油がポリオール混合物の唯一の構成成分であるのが普通 であるが、得られるポリウレタンの性質を修飾するために他の成分をポリオール 混合物に添加することが必要になるかまたは少なくとも有利になることもある。 このようなポリオール混合物は、2、3またはそれ以上のポリオール成分を含有す る。即ち、ポリオール混合物全体中の修飾ヒマシ油の含有率(%)を90、80または 70重量%まで低下させることが可能である。修飾ヒマシ油は、ポリオール混合物 全体の約半分のみを構成していてもよく、この場合には1重量%の限界が存在す る。しかし、さらに少量のヒマシ油であっても、なおポリウレタン樹脂のゲル化 時間の増加に対して寄与することができる。約1〜49重量%程度の量が本目的に 十分であろう。 しかし、低分子量ポリオールおよび比較的高分子量のヒドロキシ官能性分子な いし対応して官能化されたポリマーの両方が、ポリオール混合物の別の構成成分 として適している。例えば、他のヒドロキシ官能性トリグリセリドが、ポリオー ル混合物中に存在することもできる。ヒドロキシ官能性トリグリセリドは、天然 および合成起源の両方であってよい。例えば、不飽和トリグリセリドを過酸でエ ポキシ化することができ、このようにして得られるオキシランを、酸またはアル カリ触媒の開環反応において一価または多価アルコールと反応させてヒドロキシ 官能性トリグリセリドを得ることができる。適当な不飽和トリグリセリドは、30 〜150、好ましくは85〜125の範囲のヨウ素価を有する合成および/または天然起 源のものである。不飽和トリグリセリド群の代表例は、アマニ油、パーム油、パ ーム種油、ヤシ油、ピーナッツ油、ティー油、オリーブ油、オリーブ種油、ババ スー油、メドウフォーム油、大風子油、コエンドロ油、大豆油、豚油、牛獣脂、 ラード、魚油およびヒマワリ油および菜種油(成体および若い植物からのもの)で ある。 この種のオキシランは、通常、一価または多価アルコールによって開環される 。本発明によれば一価アルコールを用いるのが好ましい。一価アルコールには脂 肪族および芳香族アルコールの両方が含まれるが、脂肪族アルコールを用いるの が好ましい。用いるアルコールは、分岐または未分岐の飽和または不飽和であっ てもよいが、脂肪族飽和アルコールを用いるのが好ましい。メタノール、エタノ ール、n-プロパノール、イソプロパノール、n-ブタノール、イソブタノール、te rt-ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノールおよびこれらの高 級同族体を開環反応に用いるのが好ましい。 8〜22個の炭素原子を含有する脂肪アルコールを開環反応に用いることもでき る。本発明での脂肪アルコールは、以下の式(I)で示される第一脂肪アルコール である: R1OH (I) [式中、R1は、6〜22個の炭素原子ならびに0および/または1、2または3個の二 重結合を含有する脂肪族の直鎖または分岐鎖の炭化水素基である]。 代表例は、カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアル コール、カプリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール 、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステ アリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジ ルアルコール、ペトロセリニルアルコール、リノリルアルコール、リノレニルア ルコール、エラエオステアリルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルア ルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびブラシジルアルコー ル、ならびに、例えば、不飽和脂肪アルコールの二量化におけるモノマー分画と して、およびレーレン(Roelen)オキソ合成からのアルデヒド、または脂肪および 油に基づく工業用メチルエステルの高圧水素化において得られる上記アルコール の工業用混合物である。 所望により、ヒドロキシ官能性トリグリセリドを多価アルコールによるエステ ル交換にかけてもよい。一般に、この目的に用いるアルコールは、2〜10、好ま しくは2〜6の官能価を有する。これらは、特にジオール、例えばエタン-1,2-ジ オール、プロパン-1,2-ジオール、プロパン-1,3-ジオール、ブタン-1,4-ジオー ル、ヘキサン-1,6-ジオールまたはネオペンチルグリコール、ならびにポリオー ル、例えばトリメチロールプロパン、グリセロール、トリメチロールエタン、ペ ンタエリトリトール、ソルビトールおよび/またはオリゴマー化グリセロールを 包含する。しかし、未修飾アルコールに加えて、それらの誘導体、例えばエチレ ンオキシドおよび/またはプロピレンオキシドとの反応生成物をエステル交換反 応に用いてもよい。例えば、アルコキシル化した2個または3個のOH基を含有する アルコール、例えばエタンジオール、プロパンジオール、グリセロール、ペンタ エリトリトール、トリメチロールプロパンおよび/またはトリメチロールエタン を用いることもできる。例えば加水分解安定性、親水性またはゲル化時間であっ ても、そのようなパラメーターは、上述のようなアルコールの導入によってさら に影響させることができる。 エステル交換反応におけるアルコールとしての使用に加えて、上述の低分子量 多価アルコールを、未修飾形態およびアルコキシル化形態の両方で、修飾ヒマシ 油を含むポリオール混合物に添加することができる。 適当に官能化した巨大分子、例えばヒドロキシ末端化したポリエステルまたは ポリウレタンおよび適当に官能化したポリアクリレートを、所望によりポリオー ル混合物の追加の構成成分として用いてもよい。 ポリオール混合物に加えて、ポリイソシアネートが本発明のポリウレタン材料 のための第2の重要な構成単位である。 イソシアネートは、専門家には周知の付加反応で遊離ヒドロキシル基と反応し てウレタン基を形成する。一般に、本発明に係わる適当なイソシアネート成分は 、あらゆる通常の多官能芳香族および脂肪族イソシアネートであり、例えば、湿 気存在下にポリイソシアネートのオリゴマー化または環状化によって、またはポ リイソシアネートと多価アルコールの反応によって得られるあらゆるオリゴマー 化およびポリマー化イソシアネート化合物である。ポリイソシアネートは、化学 量論的な必要量よりも多いかまたは少ない量で用いることができる。その例は、 ヘキサメチレンジイソシアネート、HDIトリマー[トリス(6-イソシアナトヘキシ ル)イソシアヌレート][トロネート(TolonateR)HDT、ローヌ−プーラン(Rhone- Poulenc)]、 4,4-ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)[デスモジュール (DesmodurR)VL、バイエル社(BayerAG)]、 HDIビュレット[1,3,5-トリス(6-イソ シアナトヘキシル)ビュレット]、ヘキサメチレンジイソシアネート[デスモジュ ールN75、バイエル社]およびトルエンジイソシアネートに基づく芳香族ポリイソ シアネート[デスモジュールL67、バイエル社]である。イソシアネートは、純粋 な形態および工業用混合物の形態の両方であってよく、溶媒を含んでいても含ん でいなくてもよい。 ポリオールおよびイソシアネートの間の反応は、通常は0〜100℃の範囲の温度 において、好ましくは5〜50℃の範囲の温度で起こる。加工のためには、通常、 成分を最初に徹底的に混合し、次いで残存する可使時間中に加工する。成分を撹 拌、混合または混合に適する他の手段によって使用者自身が混合することができ るが、例えば、ポリオールおよびイソシアネートのための独立した区画を有する 加圧容器からの取り出し中などに自動機械によって混合を行うことができる。こ のようにして得た混合物を、被覆物、注型用樹脂、発泡体または複合材料にさ らに加工することができる。従って、NCO:OH基の比は、意図する応用に応じて 変化することができる。一般的には、8:1〜1:8または4:1〜1:4のNCO:OH比 が、全ての応用に十分である。しかし、比較的狭いNCO:OH比、例えば1.5:1〜1 :1.5は、一般に比較的高分子量の生成物を導くことが専門家には周知である。 特に、耐久性の硬い材料が所望である場合には、約1:1のNCO:OH比がすいしょ うされる。 従って、本発明は、NCO:OH比が10:1〜1:10のイソシアネートとポリオール 成分からなるポリウレタン樹脂のゲル化時間を長くするための方法であって、塩 基性リチウム塩の存在下に約0.5〜15時間、100〜300℃に加熱したヒマシ油をポ リオール成分の構成成分として0.1〜100重量%の量で使用することを特徴とする 方法にも関する。 一般に、ポリウレタン発泡体の製造は、少なくとも1つの発泡剤、および所望 により1つの安定剤を必要とする。さらに、他の添加剤、例えば、溶剤、防炎剤 、可塑剤、気泡調節剤、乳化剤、殺菌剤、充填剤、顔料および抗ゲル化剤を導入 してもよい。 好ましい発泡剤は、1,1,1,2-テトラフルオロエタン、1,1-ジフルオロエタンお よびジメチルエーテルである。しかし、二酸化炭素、酸化二窒素、n-プロパン、 n-ブタンおよびイソブタンも使用できる。−40〜+60℃の沸点を有する塩素を含 まないフルオロカーボン、プロパン/ブタン混合物およびジメチルエーテルまた はこれらの混合物を発泡剤および溶剤として用いるのが好ましい。 発泡体形成組成物は安定剤をさらに含んでいてもよい。本発明における「安定 剤」は、一方において、製造、貯蔵および使用中の組成物の粘度を安定化する安 定剤である。例えば、一官能カルボン酸塩化物、一官能高反応性のイソシアネー トおよび非腐食性無機酸がこの目的に適当である。塩化ベンゾイル、トルエンス ルホニルイソシアネート、リン酸または亜リン酸が例示される。 本発明における安定剤は、抗酸化剤、UV安定剤または加水分解安定剤である。 これら安定剤の選択は、一方では、組成物の主成分によって、他方では、使用条 件および発泡プラスチックが耐えると期待される負荷によって決定される。通常 、 所望によりUV安定剤と組み合わせた抗酸化剤が、主に必要となる。適当なUV安定 剤の例は、市販の立体障害フェノールおよび/またはチオエーテルおよび/また は置換ベンゾトリアゾールまたはHALS(障害アミン光安定剤)型の立体障害アミン である。加水分解安定剤、例えばカルボジイミド型の安定剤を所望により用いて 、エステル結合を安定化することもできる。 また、本発明は、複合材料および/または配合物における本発明のポリウレタ ンの使用に関する。本発明における「配合物」とは、他のポリマーとの均一なミ クロまたはマクロ分離した混合物である。この目的のために、ポリウレタンを1 またはそれ以上の追加成分と様々な混合比で加工して、改善された性質および/ または新しい性質を有する材料を得ることができる。主にコスト削減機能を有す る充填剤とは対照的に、以下に挙げる添加剤は、主に物理的性質の改善に関係す る材料中での機能的役割を果たす。 複合材料を製造するために、本発明のポリウレタンを、例えば、天然または合 成繊維、チョップトストランド、布などを用いて加工する。適当な材料は、例え ば、天然繊維、例えばシルク、綿、ウール、ジュート、麻、亜麻、サイザル、わ らなどである。しかし、例えば織布のような加工された形態にある上述の繊維の 二次製品も適している。繊維を未処理形態および処理形態の両方で本発明のポリ ウレタンに導入することができる。適当な表面処理配合物は、例えば、このよう な表面処理のために専門家には既知であるシロキサンまたはポリエステルに基づ くサイズ剤である。このようにして得た複合材料の多くは、多くの使用に必要と される優れた安定性、引裂強度、耐磨耗性および強靭性を有する。天然繊維に加 えて、合成繊維、例えばポリアミド、ポリエステル、ポリエーテルまたは炭素繊 維、あるいは無機繊維、例えばグラスファイバーおよびグラスファイバーマット でさえも導入することができる。 従って、本発明のポリウレタンは、主に発泡体、注型用樹脂、被覆物および/ または複合材料の製造に適する。 以下に挙げる実施例は本発明の説明を意図するものであり、いかなる意味にお いても本発明を限定するものではない。実施例 全ての量は、特に記載が無ければ、重量部を表す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハイドブレダー,アンドレアス ドイツ連邦共和国デー―40593デュッセル ドルフ,ウルデンバッハー・ドルフシュト ラーセ9番 (72)発明者 クライン,ヨハン ドイツ連邦共和国デー―40233デュッセル ドルフ、ベートーフェンシュトラーセ1番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.NCO:OH比が10:1〜1:10のポリイソシアネートとポリオール成分を含む長 いゲル化時間を有するポリウレタン樹脂であって、塩基性リチウム塩の存在下に 約0.1〜15時間、100〜280℃に加熱したヒマシ油をポリオール成分の構成成分と して0.1〜100重量%の量で使用することを特徴とするポリウレタン樹脂。 2.ポリオール成分が、多くとも200ppmのリチウムイオンを含有することを特 徴とする請求項1に記載のポリウレタン樹脂。 3.ポリオール成分が、多くとも100ppmのリチウムイオンを含有することを特 徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のポリウレタン樹脂。 4.ヒマシ油を200〜280℃に加熱することを特徴とする請求項1または2に記 載のポリウレタン樹脂。 5.NCO:OH比が1:4〜4:1であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記 載のポリウレタン樹脂。 6.ポリウレタン混合物のゲル化時間が40分以上であることを特徴とする請求 項1〜5のいずれかに記載のポリウレタン樹脂。 7.NCO:OH比が10:1〜1:10のイソシアネートとポリオール成分からなるポリ ウレタン樹脂のゲル化時間を長くするための方法であって、塩基性リチウム塩の 存在下に約0.5〜15時間、100〜300℃に加熱したヒマシ油をポリオール成分の構 成成分として0.1〜100重量%の量で使用することを特徴とする方法。。 8.約1〜8時間加熱したヒマシ油をポリオール成分の構成成分として用いるこ とを特徴とする請求項7に記載の方法。 9.発泡体、注型用樹脂、被覆物および/または複合材料の製造のための請求 項1〜6のいずれかに記載のポリウレタンの使用。
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