JP2000504240A - 神経回路網の興奮性を変更する方法および装置 - Google Patents

神経回路網の興奮性を変更する方法および装置

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JP2000504240A JP9523489A JP52348997A JP2000504240A JP 2000504240 A JP2000504240 A JP 2000504240A JP 9523489 A JP9523489 A JP 9523489A JP 52348997 A JP52348997 A JP 52348997A JP 2000504240 A JP2000504240 A JP 2000504240A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、神経回路網の興奮性を変更する方法に関し、振動誘発筋肉伸縮シーケンスを印加し、周波数を1ないし300Hzの範囲とし、ピーク−ピーク運動振幅を1μおよび当該筋肉の最大生理学的長さの範囲内に含ませ、印加時間を1ないし60分の間とする。また、本発明は、前述の方法を実施する装置にも関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 神経回路網の興奮性を変更する方法および装置 本発明は、神経回路網の興奮性を変更する方法に関する。 更に、本発明は、前記方法を実現する装置に関する。 更に特定すれば、本発明は、単一の筋肉の全筋肉群または、最小であっても、 選択された部分の筋緊張および収縮性能力を増大または減少させ、短い微小筋肉 (micro muscle)伸縮シーケンスを与える方法、およびそれに関連する装置に関す るものである。 本発明による方法は、機械的神経受容器(mechanical nervous receptor)を活 性化させ、運動ニューロンおよび連結する神経回路網を活性化させることにより 、それらの興奮性を増大または減少させる。 かかる神経変化は、動機レベル(motive level)で発生し、筋肉活動の顕著な変 更を伴う。 毎日数分間の印加によって、容易に再生可能でありかつ増強可能な、筋肉の収 縮性が生じ、前記変更は長期間(月単位)にわたって継続する。 よく知られているように、細胞構造の殆ど全ては記憶系である。特に、これは 興奮可能な組織(筋肉および神経)に当てはまり、その状態は時間的条件の線型 関数には程遠いものである。 管内において、数分間続く電荷の細胞内注入によって、細胞集団の単一セルの 記憶を変更できることが実証されている。強度が高い電荷は、数カ月にわたる神 経の興奮性増大をもたらし、一方低い値の電荷によって、神経的興奮性の永続的 な低下が測定されている。 人に適用可能な同様のものはない。 現在、収縮性および筋緊張は、多くの異なる技法によって、その増大または減 少が可能となっている。 骨格筋緊張の増大は、積極的な動機、電気的刺激、加熱、光、磁場の使用によ って、リハビリテーションおよびスポーツ分野双方において望まれている。これ らの技法の内、最も効率的なのは、随意運動に基づくものと思われる。 リハビリテーションの分野では、これらの方法の例として、カバット法(Kabat method)、ボバス法(Bobath method)、ドーマン−デラカト法(Doman-delacato m ethod)、ボッジャ法(Vojta method)、進行的連続方法(progressive sequential method)、「バイオフィードバック」の使用に基づく方法がある。 これらの方法は、苦しいアマチュア・スポーツ分野における筋肉強化に通常採 用されている方法と併用することができる。これらの方法の結果として、異なる 方法で、筋肉栄養機能の向上、神経筋の反射作用の向上、関節および骨装荷(bon e charge)の適応、筋力の増大を満足することが可能となる。 しかしながら、よく知られていることであるが、上述の方法は、かなりの適用 時間(多くの場合、多くの月にわたって毎週多数の時間)を必要とし、多くの場 合、エネルギの消費も多い。 現在知られている他の方法は、効率および適用可能性が低いことによって特徴 付けられる。 また、これは電気刺激も用いるので、その物理的な制約のために、電極が配置 される皮膚面に近い方の筋肉線維にこの方法の作用が限定される。電気刺激の適 用は、治療過程の間、ほとんど相動性線維(phasic fibres)のみに関係し、相動 性線維は、殆ど規則によって、筋肉抗争(muscular contest)内のこの表面座を占 める。 前記線維は、それらの新陳代謝のために、長い活動の後では、容易に疲労する 可能性があり、体位機能(postural function)を果たすことができない。この事 実を例証するために、1回当たり電気刺激を10ないし15分に制限する必要が あることを引用することができる。 良好な筋肉−弛緩を得る筋肉の変更は、実行中に満足を得るには、更に一層複 雑となり、いずれの場合にも偶然的な結果が生ずる。 これらの場合、運動によって得られる成果に限界があることに鑑み、その毒性 がよく知られているボツリヌスが用いられる。 これに関連して、本発明によって提案される解決策は、骨格筋の収縮性の補正 に関連する問題に対する手法を完全に改め、選択した神経集団の記憶を、大きく ても小さくても永続的に変更することにより、筋肉−弛緩作用を生じ、筋力の著 しい強化を可能にすることを含む。 本発明によれば、これらおよびその他の成果は、非常に短い期間振動を使用し 、素早い応答時間で、この作業を施す筋肉線維を適切に選択して、神経の微小伸 縮シーケンスを誘発する技法を適用することによって得られる。 本発明によって示唆される解決策は、中心的ニューロンに作用し、神経の記憶 を変更することができる。 本発明による方法および装置によって、外部から、完全に乾いた方法で(dry w ay)、生理学的に与えられる自然な知覚方法を用いて、筋肉の活動を制御する神 経回路網と通常接続されている、変更すべき神経回路網に到達することができる 。 したがって、本発明の具体的な目的は、振動を誘発する神経伸縮シーケンスの 適用から成る、神経回路網の興奮性を変更する方法であり、周波数は1ないし3 00Hzの範囲とし、ピーク−ピーク運動振幅は1μないし筋肉の最大生理学的 長さ(physiological length)の範囲に含まれ、適用時間は1ないし60分の間で ある。 特に、本発明によれば、毎日1回以上印加するので、保守期間は非常に少なく て済む。 好ましくは、本発明によれば、力および筋緊張の増大を得るためには、40な いし300Hzの間、更に好ましくは80ないし120Hzの間、更に一層好ま しくは90Hzの振動を印加する。 更に、本発明によれば、良好な筋肉弛緩を得るためには、1ないし40Hz、 更に好ましくは10ないし30Hz、更に一層好ましくは15Hzの振動を印加 する。 常に本発明によれば、前記ピーク−ピーク運動振幅は、0.1μおよび0.3 xL0の間(L0は、対象の筋肉線維の最大長および最小長間の平均値を表す)、 更に好ましくは0.1ないし2mmの間であり、更に一層好ましくは0.1ない し1mmの間である。 常に本発明によれば、前記振動は、時間の進行に対して、正弦波、方形波、鋸 歯、三角波等を有するパルス力を用いて印加する。 好ましくは、前記パルス力は正弦波形状(sinusoidal run)を有する。 また、本発明は、神経回路網の興奮性を変更可能にする装置にも関するもので ある。この装置は、フィーダと、増幅器と、機械的変換器と、1ないし300H zの範囲内の周波数、および1μおよび当該筋肉の最大生理学的長さの間の範囲 内に含まれる振幅を有する筋肉伸縮シーケンスを与えることができる振動発生手 段と、該振動発生手段と特定の身体部分との接続のための1つの印加素子と、い ずれかの身体部分に対して、x、yおよびz軸に対して、あらゆる方向に、所定 の体積内に、前記振動発生手段を前記印加素子と結合する手段とから成る。 特に、本発明によれば、周波数は、筋肉の弛緩を得るためには、1ないし40 Hzの間、更に好ましくは10ないし30Hzの間で変動し、更に一層好ましく は15Hzであり、力および筋緊張の増大を得るためには、40ないし300H zの間、更に好ましくは80ないし120Hzの間で変動し、更に一層好ましく は90Hzである。 更に、本発明によれば、前記装置は、ピーク−ピーク運動振幅が1μおよび0 .3xL0の間(L0は、対象の筋肉線維の最大長および最小長間の平均値を表す) として、好ましくは0.1ないし2mm、更に一層好ましくは0.1ないし1m mとして、シーケンスを印加することができる。 好ましくは、本発明によれば、波形発生器を備えている。 具体的には、前記波形発生器は、正弦波、方形波、鋸歯波、三角波等を発生す る。 更に本発明によれば、前記装置は、印加した力の電圧、周波数および振幅のデ ィスプレイ、およびタイマを備えている。 本発明による装置の好適な実施形態によれば、前記結合手段は、垂直スタンド 、およびこれに結合されたブラケットから成るものとすることができる。 更に、本発明によれば、前記印加素子は、前記振動発生器に固定的または着脱 自在に結合可能である。 筋肉微小伸縮は、本発明によれば、筋肉線維に対して垂直な成分を含むパルス 力を印加することによって、または筋肉線維に対して並行な成分を有するパルス 力の押し込みおよび引っ張りを印加することによって得ることができる。 本発明による装置は、例えば、体育館、研究所、診察室、家庭等において用い ることができる。 これより、同封する図面の図を具体的に参照しながら、本発明の好適な実施形 態にしたがって、限定的な目的ではなく例示的に本発明について説明する。 図1A、1B、1Cは、本発明による方法および装置の適用を示す概略図であ る。 図2A、2B、2Cは、本発明による方法および装置の第2の適用を示す概略 図である。 図3は、本発明による装置の一実施形態を、概略的かつ部分的にブロック図で 示す。 図4は、本発明による装置の一実施形態を概略的に示す。 図5A〜5Dは、第1の実験中に収集したデータを示す。 図6A〜6Bは、第3の実験中に収集したデータを示す。 図7A〜7Cは、第5の実験中に収集したデータを示す。 本発明にしたがって提案することは、波形発生器によって制御される機械的変 換器によって、連続的に筋肉伸縮を筋肉群全体、または小さくても、選択された 部分に適用し、得るべき結果に関連付けて、その出力を適切に振幅することによ って得られる。 これらの運動の振幅は、腹筋の運動を発生するようなものでなければならない が、関与する筋肉線維の損傷を引き起こす程の値以上であってはならない。 印加される変位の周波数は、所望の結果に関連付けて選択しなければならない 。低周波数は、筋肉の弛緩を得るには賢明であり、高周波数は力および筋緊張の 増大を得るのに適している。 実際に、筋肉収縮性を変更することを望む場合、運動性分節神経回路網(motor segmental neural network)に到達する必要がある。前記構造は、生理学的に、 筋肉機構神経受容器(機械−電気変換器)からかなりの電力を有するコマンドを 受け取る。かかる受容器は、それらの構造の機械的な微小変形 (大きさはμmの 単位である)、およびその派生物に対して感応する。 かかる変形は、作用することを望む筋肉または筋肉群に、微小伸縮を適用する ことによって得ることができる。実際、このようにして活性化された神経チャネ ルは、同じセンサが位置する、筋肉を制御する神経回路網と接続される (言い換 えれば、これらは制御ループを作成する)。微小伸縮シーケンスの適切な周波数 および振幅(発振周波数が80ないし150Hz、ピーク−ピーク振幅が0.1 ないし1mm、および正弦波形状の場合に、最良の結果が得られる)によって、 接続されたニューロン上に非常に高い強度を有する「疑似生理学的(paraphysiol ogical)」信号が発生する。 全ての刺激印加時間中前記回路網を多少随意に活性化させておくことにより、 かかる興奮は、適切な時間(>5分)維持すれば、回路網の興奮性に永続的な増 大を誘発する。 これら微小変異(腱、本体部分等)を毎日1回以上印加することによって、そ の結果、印加の後に、神経興奮性の増大を得ることができ、各印加の後、時間単 位、日単位、月単位というように、潜在的に可能な決められた状態までその興奮 性の持続は徐々に長くなっていく。 同じ手順を、強度を低くして印加すると (周波数を10ないし30Hz、ピー ク−ピーク振幅を0.1ないし1mmとする)、神経興奮性の低下を誘発し、結 果の永続性を得るために必要な印加の時間期間について、先に述べたのと同様の 特徴を有する。 本発明の装置の好適であるが限定的でない実施形態については、以下で一層詳 細に説明するが、これによって、パルス力(pulse force)を(筋肉線維、腱等に )印加し、その印加時間中、正弦波、方形波、三角波、鋸歯等とし、波形発生器 によって駆動(pilot)され、増幅され、変換器によって発生される。この信号の 周波数および電力を変調することが可能である。変換器は、機械的に人の体に接 続可能で、空間内のあらゆる方向に向けることができ、固定支持構造に堅固に結 合することができなければならない。 本発明による装置の一実施形態について、同封の図3および図4を参照しなが ら、端的に説明するが、本装置は異なる方法でも実現可能であり、常に本発明の 基本的教示にしたがうことを考慮しなければならない。 同封した図面に示す実施形態では、フィーダ1、波形発生器2、増幅器3、お よび変換器4を備えた計器が示されている。 更に、表示装置5も備えられている。 図示の装置は、振動の印加振幅および周波数双方を調節することができるが、 かかる構造はいずれの解決策にも必須ではない。本発明による装置は、特定の用 途のために、特定の振動のみを得ることができる。 振動発生器6には、供給用入力7、および患者の部分に振動を印加する手段9 を結合する手段8が備えられている。 図4には、別の解決策として可能なものの1つを示す。振動発生器6は、3本 の軸x,yおよびzに沿ったあらゆる方向付けにも応じて、所定の空間内に固定 して維持される。 これは、高さが調節可能な支持部10、およびブラケット11から成る。調節 素子12によって、あらゆる可能な方向付けにしたがって、先に述べた発生器の 方向付けを得ることができる。 このように、本発明の装置は、円形の伸長(circular extension)がない人の筋 肉線維の群のいずれかにおいて、その長手方向軸の方向にしたがって固定するこ とができる。 前記装置は、空洞状構造、反空洞状構造、分離壁、括約筋構造(sphincter str ucture)を形成するように、通常、例えば、放射状、円形、楕円形の、概略的に 円形の伸長を有する筋肉線維の主軸に対して0°ないし180°の間の角度を有 さなければならず、かつ有することができる。 更に、前記装置は、身体部分に対して、いずれの軌道に対しても接線方向に配 置しなければならず、かつ配置することができる。 本装置の先端位置は、筋肉線維、腱、身体部分との固定結合、即ち、機械的接 触を可能とし、筋肉線維に、微小伸縮シーケンスを与える。 前述のものを得ることができるような本発明による装置の固定結合の実現は、 多くの異なる方法で実現可能であり、全て本発明の範囲に含まれることは明らか である。 本発明による方法および関連する装置の第1の可能な応用は、力および筋緊張 の永続的な増大の誘導である。 適切な振幅および周波数を有する筋肉伸縮シーケンスの適用により、処置を施 すために選択された筋肉線維に、力および筋緊張の増大が誘発される。この成果 は永続的であり、殆ど伸縮シーケンスを適切に補強せずに、永久的とすることが できる。 力および筋肉の増大を誘発し、ある時間にわたって永続的とするためには、高 周波数の使用に基づいて以下に記載する方法に従う必要がある。 1)作用させたい筋肉線維を、軽い収縮状態に置かなければならない。この収 縮状態は、筋肉伸縮シーケンスを適用している期間中維持しなければならない。 2)筋肉構造に加える変位の周波数は40ないし300Hzの間である。 3)筋肉線維に加える変位の振幅は、ピーク−ピークで、1μと、当該筋肉の 最大生理学的振幅との間であり、好ましくは、0.1mmおよび0.3mmxL0 の間(L0は、対象の筋肉線維の最大長および最小長間の平均値を表す)、更に 好ましくは0.1ないし2の間であり、更に一層好ましくは0.1ないし1mm の間である。高い値の印加周波数を、低い値の振幅と関連付ける。 4)各セッションの期間は、分単位の範囲であり、いずれの場合でも、患者に 倦怠感を与えることはできない。 5)所望の結果を誘発するのに必要な1日のセッション数は、患者に適したも のでなければならない。有効な値を有する集中レベルが得られる場合、到達した 新しい筋肉の緊張レベルの維持フェーズに移り、得られた現象の自発的衰退に基 づいてセッションを遅らせる。 本発明による方法およびそれに関連する装置の第2の可能な用途は、長時間永 続する筋肉の弛緩の誘発である。 永続的な筋肉の弛緩は、低周波数の使用に基づく、以下の方式を適用すること によって得ることができる。 1)筋肉構造に加える変位の周波数は、1ないし40Hzの間である。 2)筋肉線維に加える変位の振幅は、ピーク−ピークで、1mmおよび0.3 mmxL0の間(L0は、対象の筋肉線維の最大長および最小長間の平均値を表す )である。高い値の印加周波数を、低い値の振幅と関連付ける。 3)各セッションの期間は、分単位の範囲である。 4)所望の結果を誘発するのに必要な1日のセッション数は、患者に適したも のでなければならない。有効な値を有する集中レベルが得られる場合、到達した 新しい筋肉の緊張レベルの維持フェーズに移り、得られた現象の自発的衰退に関 連してセッションを遅らせる。 双方の場合において、上述の本発明による方法および装置の実験手順(protoco l)を用いれば、いずれのフェーズにおいても、処置を中断することができ、規則 的な処理の開始について述べた手順にしたがって、いつでも再開することができ る。 本発明の方法および装置によって、処置前の筋肉状態に戻すことも可能である 。 前述の2つの実験手順(protocol)によって得ることができる筋肉の効果は、採 用した実験手順の逆を適用することによって、消滅させることができる。 即ち、低周波数の伸縮シーケンスを用いて、得られた緊張または力の増大を弱め たりあるいは消滅させ、高周波数の使用によって、力および筋緊張を適当なレベ ルに復元する。 本発明の基本的な機構は、既に述べたように、選択した神経集団の記憶の永続 的変更にある。 殆ど全ての細胞構造は、記憶系である。 これは、特に、興奮可能な組織(筋肉および神経)に当てはまり、決定したあ る時刻における活動は、システム状態の関数となり、これは時間的に以前の状態 の関数である。 過去において、適切な時間および適切な強度の電荷の細胞内注入によって、単 一のセルまたは細胞集団の記憶を、管内において変更することが可能であること が実証されている(Kandel et al.)。強い電荷を数分間印加することによって、 この処置を受けた神経の興奮性増大が、数カ月にわたって得られる。代わりに弱 い電荷強度によって、永続的な神経興奮性低下現象(neuronal hypoexcitability phenomenon)が誘発される。同様の現象は、原始的動物(軟体動物)に同じ技法 の細胞内電気刺激を加えることによっても、発生している。 生体の哺乳乳類について、少なくとも人について同様のことを強調または検査 したものはない。 本発明によって示唆される解決策は、選択した神経集団の記憶を永続的に変更 することができ、これによって、介入を望む筋肉構造の力および緊張の増大、ま たは弛緩の効果が直ちに得られる。 上述の方法および装置は、いくつかの選択された感覚経路(sensitive pathway )の活性化によって、運動制御神経回路網を得させ、筋肉構造と、これを制御す る神経回路網とを生理学的に接続する。 前記感覚経路は、筋肉微小伸縮シーケンスを適用することによって選択的に活 性化される。この間の振幅および以降の派生物(derivatives)は、強力であり、 非常に選択性が高い刺激である(Matthews)。 これら感覚経路の活動は、この種の刺激に対する選択感度に基づいて選択され 、加えられる変位の周波数および振幅パラメータによって、正確にかつ強力に変 調される。前記感覚経路の活動は、神経回路網に送られ、機械的刺激に伴う、筋 肉線維の運動制御を行う。 前記線維は、長い最大活動(prolonged maximum activity)に対する非常に高い 抵抗性によって、選択的に特徴付けられる(Burke)。 その完全に生理学的な方法において、管内で人工的に得られたのと同様の状況 が得られ、微小電極を挿入する単一の神経細胞の本体には電流を注入しない。 前記高い強度の機械的刺激の印加は、上述の神経系統への強力な入力信号に変 換され、一方弱い機械的刺激は、小さい入力信号を生成する。 これら2つの条件を数分間維持すると、活性化された神経回路網の興奮性に増 大(図1参照)または減少(図2参照)を誘発し、これは数カ月またはそれ以上 継続する。 前述の2つの状態変更の一方を生じた神経細胞は、以前の状況に対して、それ ぞれ、低い周波数または高い周波数によって、筋肉線維を導く傾向があり、より 高い力出力(force output)または筋肉弛緩を生ずる。 より一般的には、前記機構は、運動神経細胞と接続された伸長受容器(stretch receptor)がある場合に作用することができ、したがって、平滑筋および心筋組 織においても作用することができる。 本発明による方法および装置は、多くの分野で使用することができるが、その 内の以下に示すものは、限定的な意味で解釈してはならない。 神経興奮性を増大または減少させる要望、獲得可能な筋力を倍増する要望、筋 肉弛緩を誘発する要望、筋肉組織を整形する要望。筋肉拡大能(muscle powering )、持久力(staying power)の向上。基本的な緊張の変調による、動機計画学習時 間(motive strategy learning time)の変調、流動化(fluidify)、最適化、改善 。体位または体位の一部の改良。 筋緊張亢進、異常動機計画(anomalous motive strategies)の使用の変更、筋 肉痙攣、筋肉高反射性(muscular hyperreflexivity)、基本的な緊張の変調によ る、動機計画学習時間の変調、流動化、最適化、改善、一過性の特徴を有する運 動単位(motive units)に対する合成の方向への筋肉の発育 (短期間の高血圧、収 縮速度、低持久力)、体位または体位の一部の改良。 本発明による方法および装置の使用は、しかしながら、人の意思によって制御 される筋肉に限定される訳ではなく、随意制御以外の筋肉(平滑筋、腸、動脈お よび静脈、嚢等、心筋、心臓等)にも用いることが可能である。 実験および結果 報告する全ての実験は、54人の大人の被験者に対して行ったものであり、彼 らからインフォームド・コンセント(informed consent)を得ている。 運動出力(motor output)の増大誘発は、患者の主観的な報告が実証に影響を与 えない実験によってのみ示されている。有痛性筋肉拘縮(painful muscle contra ctures)において誘発される運動出力の減少は、客観的な結果では殆ど立証する ことができないので、主観的な報告を提示する。 事件の全期間にわたって、患者は生活様式を変えずに通した。 明確かつ肯定的な結果が常に得られた。実験的研究の初めに、運動出力の増大 を誘発することを望む5人の患者において、初期段階では直ちに肯定的な効果が 得られなかったが、これは、患者が処置した筋肉において有効な随意収縮を生ず ることができなかったことによる。この場合、被験者に彼の筋肉を収縮させる訓 練を行った後に、実験手順をもう一度開始した。これら5例において、その効果 の経時変化および大きさに関して、その他と重複可能な(superimposible)結果が 得られた。 全ての検査対象の被験者において、訓練領域の質量には変化が検出されなかっ た。 実験1 目的:右第2指の屈筋の運動出力を増大させる。 方法:6人の大人の患者の右第2指の屈筋の最大随意収縮(MVC)によって 発生する力を、前述の実地改善処置(operative conditioning)の前および後にお いて測定した。10回の振動印加を行い、各々その期間は10分であった。印加 は、連続する4日にわたって、4+4+1+1というシーケンスで分散して行い 、2回の連続する印加の間には、少なくとも1時間の合間を入れた。 振動パラメータ:正弦波状振動、周波数:90Hz、振幅:ピーク−ピークで 0.3mm。 印加の間および力評価の間の患者の姿勢:患者の姿勢は、注意深く同一に保ち 、姿勢が異なることによって結果的に発生し得るあらゆるばらつきを回避するよ うにした。 患者は着座していた。後頭および背中は、硬い椅子の背に接触させた。椅子の 背は、水平面に対して90°の角度とした。患者の腕および彼の手は、以下のよ うに配置した。 a(肘の横方向回転)=約25° b(肘の前方向回転)=約30° g(肩関節角度)=約120° d(手首関節角度)=約180° e(中手骨指節骨関節角度)=約120° θ(第1指関節角度)=約135° η(第2指関節角度)=約120° 振動的刺激は、力ベクトル(force vector)と同じ方向に向け、振動装置を第2 指の遠位端に取り付けた。 左腕に関しては、特別な指示は与えなかった。 検査対象の患者は、彼の右第2指を力変換器に対抗して、彼のMVCを下方向 に加えた。被験者は、音による「開始」信号で彼の最大力を加え始め、彼の最大 努力を発揮したと感じたときに停止し、各試行は5〜9秒かかった。連続する2 回の試行の間に少なくとも2分の合間を入れ、可能な反復刺激および疲労効果を 回避した。制御MVC力として仮定した値は、90回の個別試行を平均化し、連 続する3日の間1日1ブロックずつとして、30回の試行の3ブロックに分割す ることによって得た。改善処置の間およびその後、各MVC値は、連続する10 回の張力の評価を平均化することによって得られた。報告された回答は全て、ピ ーク張力を評価することによって測定した。 得られた結果 効果の経時変化(time course)および実体は、全ての検査対象の被験者におい て重複可能であった。最大力の増大は、改善処置の終了後15日で観察され、+ 335%および+370%の間の範囲であった (平均増大率+351.25% ±14)。MCV力の増大は、実験開始から115日±10日後、その最大値の 50%(T/2) に低下した。図5A〜図5Dは、3人の38歳の男性から収集 した典型的なデータを報告する。各プロットにおいて、時間=0(実地改善処置 前の制御値)に対応する点は、1日10回の測定として3日間行った90回の単 一評価の平均である。他の点は全て10回の測定の平均である。矢印および関連 する番号は、印加した日および印加の回数を示す。プロットBでは、標準偏差が 報告されている。プロット5Aは、上述のように訓練された右第2指によって発 生した最大力の増大(百分率)の実体を示す (開いた正方形、実線)。同じプロ ットにおいて、訓練されなかった左第2指の最大力も報告されている (開いた円 、点線)。日0の第1点は制御値であり、90回の試行の平均である。全ての連 続点は、10回の評価の平均である。標準偏差をプロットBに示す。右指に発達 した力の大きな増大、およびその効果の非常に長い永続性が、明白に示されてい る (最大+365%は、訓練終了から16日後に到達し、訓練終了から116日 後でも+112%の力の増大が見られる)。また、訓練しなかった左指において も、明白な効果(プロットA、開いた円、点線)が検出される。かかる結果は、 霊長類(6)においてWolpawによって報告されたデータと一致し、求心性(la af ferent)の両側投影(bilateral projection)、および不完全な反横方向筋肉弛 緩(controlateral muscle relaxation)に帰する可能性がある。プロットBは、 右指 における同じ効果を示す。大きさはKg単位で表されている。最後に、プロット CおよびDは、最初の8回の印加の詳細な作用の作用を示し、明らかに、各印加 の効果を証明している。 2人の被験者において、短い持続時間で低周波数(14Hz)の発振シーケン ス(5分)を、同じ訓練した指に、増大訓練(potentiating training)の終了後 15日に印加した。直ちに、力出力はその制御出力に戻った。 不快や苦痛、あるいは訓練領域におけるその他の変態を訴える患者はいなかっ た。 実験2 目的:内側広筋における筋緊張の増大 方法:8〜15回の一連の実験的印加から成る、先に提示した同じ実験手順を 5人の大人の被験者に適用した。これらの患者は全て、隣接する脛骨に接触を強 いられる膝蓋骨の横方向変位のために、膝蓋骨の縮合性軟化症(condromalacia) を患っていた。全ての患者は、少なくとも1年前に、大腿直筋腱の復位手術を受 けている。外科手術は、全ての患者において技術的には成功であったが、膝蓋骨 の変位の度合いに関しては満足度が乏しい。何故なら、内側広筋筋緊張が、外側 広筋緊張よりも小さかったからである。振動的刺激は、患者が着座し、足を過伸 展状態に保持(内側広筋の収縮)している間に印加した。 振動的刺激は、筋肉本体に印加された。 得られた結果 2日目の印加の後、全ての患者は、明白な膝蓋骨変位の正しい位置への復帰、 苦痛の症状(pain symptomatology)からの完全な解放、および明白な歩行(deambu lation)の改善が得られた。処置の終了から7カ月後、膝蓋骨の位置は、未だ正 常で、兆候もなかった。 実験3 目的:左第2指の橈骨筋の運動出力の減少 方法:4人の健康な大人の被験者の左第2指の橈骨筋のMCVによって発達さ せた力を、前述の実地改善処置の前および後において測定した。10回の振動印 加を 行い、各々その期間は10分であった。印加は、1+1+1+1というシーケン スで行った(1日1回の印加)。 振動パラメータ:正弦波状振動、周波数:14Hz、振幅:ピーク−ピークで 0.3mm。実験手順は、実験1において述べたものと同じであった。被験者に バイブレータに対して軽く力(100〜180g)を入れるように要求した。 得られた結果 検査対象の被験者全員において、印加の30〜60分後に、MCV力の減少が 現れた。この現象の平均持続性は、8日(±2)であり、平均最大減少は−48 %(±12%)であった。図6は、被験者3(男性、34歳)において収集され た典型的な結果を示す。逆外側指(controlateral finger)において、MVC力の 増大が観測されたことを注記しておく。これは、結果を評価するために患者が行 った反復等尺性努力(repetitive isometric efforts)に帰すると考えられる。そ の結果、同一の増大機構(potentiating mechanism)が、左の訓練された第2指に おいて得られたMVC力の減少という実体を隠した可能性がある。 実験4 目的:筋肉疲労に対する抵抗力を増大する。 方法:5人の運動家の被験者において、単一の印加を、上腕二頭筋および腹直 筋を行った。印加の時間期間は10分、周波数は90Hz、ピーク−ピーク振幅 は0.1mmであった。印加は、直接筋肉本体に行った。 印加後その日に、被験者は一定の重量で一連の運動を行った。印加の後に行っ た運動の数の増大を、対照(control)と比較した。 得られた結果 被験者は全員、彼らの通常の身体訓練において、訓練した筋肉およびその周囲 の領域において筋肉疲労がないことを告げた。行った運動回数の増大は、印加後 最初の4日では、+123%±13であった。4日後に最大値に到達し (+13 8%±10)、次の3日で、対照に減少した。 実験5 目的:運動出力の減少を誘発し、有痛筋肉拘縮を和らげる。39人の患者群に 対して検査を行った。かれらの共通の症状は、有痛筋肉拘縮であり、これは触診 により明白に知覚可能であった。患者の履歴に基づいて決定し最終的に機器によ る検査で確認した、彼らの悪性拘縮の基原にしたがって、次の3つの主要な群に 彼らを分割した。 偏奇性の拘縮から発する拘縮 (23人の被験者)。 異常体位から発する拘縮 (10人の被験者)。 関節および骨の疾患から発する拘縮 (6人の被験者)。 方法:低周波数振動 (周波数を14Hz、振幅を0.3〜0.5mm、印加時 間を5分とした)、1日1回ずつ、1〜5回触診によって筋肉拘縮が非常によく 認められる点に印加した。かかる点は通常最も痛覚が激しい領域に対応する。 得られた結果 偏奇性の拘縮または異常体位によって生じた筋肉拘縮は、処置の終了時に直ち に解消した。最初の結果は、概略的に、最初の印加の後約3〜5時間で現れた。 この効果は、3ないし8カ月の範囲の期間にわたって続いた(178日±34が 平均の無痛期間であった)。 異常体位によって生じた拘縮は、偏奇性の拘縮によって生じた拘縮と同じよう に、早い時期に緩和されても、その結果の永続性は、被験者の生活様式に大きく 依存する。何故なら、これらの症候群の大部分(70%)は、職業上の体位によ るものであったからである。 関節および/または骨の疾患から発する筋肉拘縮は、通常、10ないし20日 という短い期間で改善した。骨および関節の疾患が、筋肉拘縮を発生した異常体 位の緩和をもたらした状況において、かかる結果の例外が示された。この場合、 誘発された筋肉の弛緩は、「リセット」として作用したと思われ、これが被験者 に再度正しい運動計画を見つけ出させ、効果の永続性は、上述の2群と同じであ った。 3群の患者に言及する3つの例を図7A〜図7Cに示す。プロットAは、左右 の中殿筋の有痛性拘縮によって生じた腰痛に2年間継続して悩んでいた被験者( 女性、27才)において得られた効果を示す。かかる筋肉は、垂直体位を維持す る際に非常に重要であるので、被験者の身体的活動は非常に限られていた。この 場合、3回の印加を行い、痛覚の緩和を得るのに十分であった。身体的活動は 完全に回復し、治療終了から175日まで、被験者はすばらしい身体状態を保持 していた。最初の処置終了後197日に、3回の印加を繰り返し、再び筋肉は弛 緩した。 プロットBは、32年前に5階からの落下の結果として多数の骨折が報告され た被験者の症例(男性、52才)を示す。彼は生き延びたが、その結果、異常お よび複雑垂直体位(abnormal and complex vertical posture)となり、左右のト ラペティウス(Trapetius)、左右の中殿筋、および大腿4頭筋(Qadriceps muscle s)(主に内側広筋)に特に局在する、非常に明らかな有痛筋肉拘縮を生じた。患 者の運動性は大きく損なわれ、苦痛であった。この被験者では、1日の休息を挟 んで5日間に5回にわけて、各筋肉の苦痛および拘縮が最大であった地点に印加 した。プロットAは、右内側広筋上で得られた結果を示す。この結果は、他の筋 肉にも同様に誘発された。印加後5カ月の時点において、被験者は、左内側広筋 mにわずかに過ぎないが筋緊張の増大を感じると断言している。 プロットCは、左右の首の筋肉および咀嚼筋に広がった有痛性筋拘縮に悩む患 者において行った3回の印加によって得られた結果を示す。その原因は、明らか な頚部関節痛(cervical arthrosis)の存在による可能性が大きかった。プロット Cにおいて報告されているように、緩和は、4回目の印加の終了後14日続いた だけであった。 実験結果に対する検討 報告された結果は、外部から筋肉に高周波数(運動出力の上昇を得るため)ま たは低周波数(運動出力の減少を得るため)の振動を与え、等尺性筋肉拘縮に重 ね合わせることから成る、迅速な非侵入性技法によって、人における運動出力に 大きく永続的な変化が得られることを示す。かかる筋肉拘縮は、被験者によって 随意に発生され、あるいは臨床的疾患によって生じた。得られた運動出力の変化 は、次のように表現することができる。 −最大発揮力の大きく長期間続く増大(実験1) −体位の変化(実験2) −筋肉疲労に対する抵抗力の大きく長時間続く増大(実験3) −運動出力の大きく永続的な減少(実験4) −有痛性筋肉拘縮の緩和(実験5) 全ての効果は、脊髄が可塑性の基層(plastic substratum)(6、7、8、10 、15、20、28〜35)であることを示すために他の著者が用いたのと同じ 求心性経路(afferent pathway)、求心性線維を選択的に活性化させる(16、2 1、22、24)ことによって得られた。誘発の迅速性 (30〜60分)、効果 の経時変化、および訓練した筋肉領域の寸法の制御によって、かかる変化が筋肉 質量の変化によって生じ得る可能性をなくすことができる。 運動出力の増大は、誘発、維持、および消滅という3フェーズを示した。運動 出力の増強は、適当な技法によって急速に消滅した (実験1)。更に、増大効果( potentiating effect)は、改善処置の終了後にも、MVC力を増大する結果とな った。この最後のデータは図5Aに示されており、運動出力の漸増が、実地改善 処置の適用後16日まで継続した。このように長く継続する増大は、他の検査対 象の被験者全員において観察され、彼ら自身によって主観的な感情であると告げ られた。実際には、通常の運動は、同時に、同じアルファ運動ニューロンへの下 行コマンドおよび求心性流入(la afferent inflow)(ガンマおよびベータ共活性 化(coactivation)(16)によって生成される)を伴うので、同じ実地改善処置 は、例え低レベルであっても、通常の生活において連続的な適用を示唆すること ができる。かかる状況は、実地改善処置の効果(5,23)の通常の経時変化を 中和し(counteract)、永続フェーズの期間を延長させることができる。 誘発された運動出力の減少は、更に迅速な誘発フェーズ、それに続く維持およ び消滅フェーズによって特徴付けられる。 この技法によって活性化される基本的機構を推測する目的で、いくつかの考察 をすることができる。 運動出力の増大を得るために採用された実験手順に関して、実地改善処置のあ る形式(5)を考慮することができる。CSおよび求心性経路(線維(la fibres ))は、他の著者によって猿に採用されたものと同様であったので (6、7、1 5、28〜35)、関与した機構は同一であり得ると示唆することは正しいと思 われる。結果的に、改善処置によって影響を受ける神経回路は、脊髄に限定され 、これらは、アルファ運動ニューロン、そしておそらくは、アルファ運動ニュー ロンに衝 突する介在ニューロンによって構成されていると考えられる(6、7、15、2 8〜35)。更に、得られた効果は、多くの特徴を示し、これらは長期永続性( LTP)において共通に観察されている。LTPはシナプスの伝達の強化を持続 する公知の形態である (27)。LTPにおけるように (26)、本研究において 、誘発された運動出力の増大によって示される経時変化は、獲得、維持、および 消滅3つのフェーズによって構成されていることが観察された。LTP誘発(2 6)において観察されるように、増大効果は、最初の改善処置の終了後数分後に 現れる。最後に、LTP(13)と同様に、増大効果は、同じ刺激を1週間に4 〜6分印加するという形態によって、消滅させることができる。この同じ特徴に よって、得られた運動出力の増大が、反復刺激後増大(post-tetanic potentiati on)(5) によるものである可能性を破棄することができる。 LTP特性と同様、他の2つの特異性も、我々の結果において、明らかに個別 化された。増大効果は、同時に2つの刺激がある(関連性)場合にのみ、得るこ とができる(13)。増大効果は、一方の入力のみを中央神経回路網に与えた場合 は、現れない(協同性)(17)。これら全ての類似点は、我々が導き出した現象 が、特性的にLTPに属する多くの特徴を有するという可能性を示唆するもので ある。いずれにせよ、現時点では、この実地改善処置の形態が真のLTPを生ず ることを実証するのに必要な細胞内データを有していない。 我々が提示した実験の最後の群(実験3および4)は、被験者に、低周波数の 弱い刺激を1〜5分間印加することによって、運動出力を減少させる可能性を示 した。左の第2指の屈筋について報告された結果(実験3)は、大きさとしては 印象的でなく、筋肉拘縮に悩む患者において容易に得られる主観的効果(実験4 )と対照的である。しかしながら、運動出力減少の測定は、実地改善処置の前後 に、MVCによって発達した筋力を評価することによって行われた。この手順は 、目的の客観的な評価を行うことが可能であっても、これまでに示し論じてきた 実験手順(90〜100Hzの振動刺激の印加)の逆の印加を、1日に多数回行 うことになる。実際に、各評価の間、強いシナプス活動(la synaptic activity) (16)および最大の下行コマンドが、アルファ運動ニューロン内で協同し、更 にそれらの介在ニューロン上で協同するする可能性がある。結果的に、得られる 運動 出力の減少は、それらの振幅および経時変化では、大きく過小評価されることが 推論し得る。右の第2指(実験3において訓練されていない。図4A参照)にお いて得られる結果は、この仮説を支持するものである。 この新たな治療を適用された患者は、かれらの有痛の身体的な制限状態の明ら かな改善が、長い期間にわたって得られた。また、これらの場合には、基礎の機 構に関する仮説も推論できる場合もある。しかしながら、運動出力の減少を得る ために適用された実験手順は、猿に適用されたものとは異なる (6、7、15、 28〜35)。これらの著者によって選択された実験条件では、下行コマンドの レベル(即ち、筋肉収縮の大きさ)は、最も重要な変数であると思われる。我々 の状況では、周辺刺激特性が決定的なパラメータである。結果的に、我々は、2 つの実験手順間の厳密な関連性を断言することができない。しかしながら、我々 のデータに基づいて、報告された結果についてある種の解釈を示唆することは可 能である。筋肉収縮が2〜4年前以前に始まった31の症例の場合、1〜3回の 印加のみによって、完全で永続的な緩和が得られた。運動出力の減少は、実験2 において報告されたものと同様の現象による可能性があると示唆することが可能 である。この実験では、補強のための刺激(低周波数振動)を弱くかつ短く印加 することによって、以前に適用した実地改善処置によって得られた増大効果の突 然の消滅を誘発することができる。1〜3回の印加によってすぐに弛緩する結果 となった有痛筋肉拘縮は、偏心収縮(eccesntirc contractions)(即ち、突然の 強い伸長が加えられた筋肉拘縮。車の粉砕(car crushing)、スポーツ活動等でし ばしば発生するものと同様)として一般的に示される行動状況が元で発生し得る ことを示唆することができる。これらの条件は、我々の実験(実験1および2) において採用されたものと同様である。偏心収縮は、異常体位の状態においても 容易に生ずる可能性があることは興味深く、その場合、生理学的運動計画(physi ological motor strategies)が変化する。結果的に、活動状態によって生じる効 果は、我々の実地改善処置によって生ずる効果と極めて類似しており、実験1に おいて報告されたように、低い強度の同一補強用刺激の1回または数回の印加の みで、容易に消滅させることができる。逆に、更に多くの印加が要求される症例 (特に、長期間続く筋肉拘縮。被験者によっては10〜20年以上)は、 運動出力の増大を決定するために用いられた実験手順と同様のものによって、運 動出力の真の低下を誘発する症例のように、容易に見ることができる。効果の潜 伏期および経時変化のため、得られる低下は、最近識別された長期間低下(LT D)である、別の形態のシナプス可塑性を伴う、ある共通の特徴を有すると推論 でき(1,27)、LTDは、長時間続くシナプスの低下(synaptic depression )によって特徴付けられる、可塑性の一形態である。LTDは、LTPの逆形態 と見做される(1)。 この研究において提案された技法が、アルファ運動ニューロンおよび/または それに衝突する介在ニューロンの興奮性を変化させる可能性は、Wo1pawの群(6 、7、15)によって示され、本論文に報告された結果およびLTPおよびLT D効果の間の類似性によって示唆されるように、得られた運動出力の増大および 減少を説明することができる。実際、最終的な運動コマンドを決定する神経細胞 の興奮性の可塑的変化(plastic changes)は、新しい運動単位および運動ニュー ロンの発射の補充を変化させる可能性がある。これら2つの変数は、筋力出力を 規制する2つの要因として、一般的に示されている(4)。 重要な骨格筋の疲労に対する抵抗力の増大は、アルファ運動ニュ-ロンへのシ ナプス入力(la synaptic input)の強力な増大に帰することができる。何故なら 、筋肉疲労におけるγ−1a回路の決定的な役割が、最近証明されたからである 。 この研究によって強調される最も重要なデータは、脊髄に属する人の神経回路 は、迅速な非侵入的技法によって、大きくかつ永続的に変更可能であるというこ とである。これらの技法は、作用を必要とする神経細胞によって制御される筋肉 線維の随意収縮を要求するので、ここに提示した実験手順は、大きな筋肉領域だ けでなく、単一の運動単位のみにも適用することができる。脊髄の可塑性および それに作用可能な比較的単純な方法は、多くの新しい分野、および治療の可能性 および運動医学に対して本当に新しい展望を開示するものである。 本発明の説明は、その好適な実施形態にしたがって、限定ではなく例示の目的 のために行ったが、同封の請求の範囲に定義されている、適切な範囲から逸脱す ることなく、当業者によって修正および/または変更を取り入れることも可能で あることは理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.神経回路網の興奮性を変更する方法であって、振動誘発筋肉伸縮シーケンス を印加し、周波数を1ないし300Hzの範囲とし、ピーク−ピーク運動振幅を 1μおよび当該筋肉の最大生理学的長さの範囲内に含ませ、印加時間を1ないし 60分の間とすることを特徴とする方法。 2.毎日1回以上印加を行うことによって、維持セッションの頻度を徐々に少な くすることを特徴とする請求項1記載の方法。 3.40ないし300Hzの間の振動を印加し、力および筋緊張の増大を得るこ とを特徴とする請求項1または2記載の方法。 4.80ないし120Hzの間の振動を印加することを特徴とする請求項3記載 の方法。 5.90Hzの振動を印加することを特徴とする請求項3記載の方法。 6.1ないし40Hzの振動を印加し、良好な筋肉弛緩を得ることを特徴とする 請求項1または2記載の方法。 7.10ないし30Hzの間の振動を印加することを特徴とする請求項6記載の 方法。 8.15Hzの振動を印加することを特徴とする請求項6記載の方法。 9.前記ピーク−ピーク運動振幅を、1μおよび0.3xL0の間に含ませるこ とを特徴とする、前出の請求項のいずれか1項記載の方法(ここで、L0は、対 象の筋肉線維の最大長および最小長間の平均値を表す)。 10.前記ピーク−ピーク運動振幅を、0.1ないし2mmの間に含ませること を特徴とする請求項9記載の方法。 11.前記ピーク−ピーク運動振幅を、0.1ないし1mmの間に含ませること を特徴とする請求項9記載の方法。 12.前記振動は、時間の進行に対して正弦波状、方形波、鋸波、三角波等を有 するパルス力を用いて印加することを特徴とする前出の請求項のいずれか1項記 載の方法。 13.前記パルス力は正弦波形状(sinusoidal run)を有することを特徴とする請 求項12記載の方法。 14.神経回路網の興奮性を変更可能にする装置であって、フィーダと、増幅器 と、機械的変換器と、1ないし300Hzの範囲内の周波数、および1μおよび 当該筋肉の最大生理学的振幅の間の範囲内に含まれる振幅を有する筋肉伸縮シー ケンスを与えることができる振動発生手段と、該振動発生手段と特定の身体部分 との接続のための1つの印加素子と、いずれかの身体部分に対して、x、yおよ びz軸に対していずれかの方向付けで、所定の体積内に、前記振動発生手段を前 記印加素子と結合する手段とから成ることを特徴とする装置。 15.前記周波数は1ないし40Hzの間で変動することを特徴とする請求項1 4記載の装置。 16.前記周波数は10ないし30Hzの間で変動することを特徴とする請求項 15記載の装置。 17.前記周波数は15Hzであることを特徴とする請求項15記載の装置。 18.前記周波数は40ないし300Hzの間で変動することを特徴とする請求 項14記載の装置。 19.前記周波数は80ないし120Hzの間で変動することを特徴とする請求 項18記載の装置。 20.前記周波数は90Hzであることを特徴とする請求項18記載の装置。 21.少なくとも1つのロード・セルを備えることを特徴とする、前出の請求項 14〜20のいずれか1項記載の装置。 22.ピーク−ピーク運動振幅が1μおよび0.3xL0の間(L0は、対象の筋 肉線維の最大長および最小長間の平均値を表す)として、シーケンスを印加する ことを特徴とする前出の請求項14〜21のいずれか1項記載の装置。 23.好ましくは、ピーク−ピーク運動振幅が0.1ないし2mmのシーケンス を印加することを特徴とする請求項22記載の装置。 24.好ましくは、ピーク−ピーク運動振幅が0.1ないし1mmのシーケンス を印加することを特徴とする請求項22記載の装置。 25.波形発生器を備えることを特徴とする前出の請求項14〜24のいずれか 1項記載の装置。 26.波形発生器は、正弦波、方形波、鋸歯波、三角波等を発生することを特徴 とする請求項25記載の装置。 27.正弦波を発生することを特徴とする請求項26記載の装置。 28.前記装置は、印加した力の電圧、周波数および振幅のディスプレイ、およ びタイマを備えることを特徴とする前出の請求項14〜27のいずれか1項記載 の装置。 29.前記結合手段は、垂直スタンド、およびこれに結合されたブラケットから 成ることを特徴とする前出の請求項14〜28のいずれか1項記載の装置。 30.前記印加素子は、前記振動発生器に固定的または着脱自在に結合可能であ ることを特徴とする前出の請求項14〜29のいずれか1項記載の装置。 31.前記筋肉微小伸縮は、前記筋肉線維に対して垂直な成分を含むパルス力を 印加することによって、または前記筋肉線維に対して並行な成分を有するパルス 力の押し込みおよび引っ張りを印加することによって得られることを特徴とする 前出の請求項14〜30のいずれか1項記載の装置。 32.実質的に図示し、記載した通りの、前出の請求項1〜13のいずれか1項 記載の、神経回路網の興奮性を変更する方法。 33.実質的に図示し、記載した通りの、前出の請求項14〜31のいずれか1 項記載の神経回路網の興奮性を変更可能とする装置。
JP9523489A 1995-12-22 1996-12-20 神経回路網の興奮性を変更する方法および装置 Pending JP2000504240A (ja)

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