JP2000503053A - ポリマー先駆物質の光反応性側鎖部分を使用して親水性感圧接着剤配合物を製造する方法 - Google Patents

ポリマー先駆物質の光反応性側鎖部分を使用して親水性感圧接着剤配合物を製造する方法

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Abstract

(57)【要約】 先駆物質から生成された架橋親水性感圧接着剤、および該接着剤を使用する医療用製品について説明する。架橋ポリマーは、重合可能な側鎖部分で官能化された反応性ポリマーを遊離基架橋することにより生成される。前記配合物を含む医療用製品は、生物医学的電極、薬剤投与装置、および外傷用ドレッシングなどの医療用皮膚カバーである。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリマー先駆物質の光反応性側鎖部分を使用して親水性感圧接着剤 配合物を製造する方法技術分野 本発明は、親水性感圧接着剤、光反応性側鎖部分を有する、この感圧接着剤に 対するポリマーの先駆物質、およびこうした接着剤を使用する医療用製品に関す る。背景技術 親水性感圧接着剤は、医学分野において、1990年6月に発行されたD.G.Piers on,Tappi Journal、73(6)、101〜107ページの"AnOverview of Skin Contact Ap plications for Pressure-sensitiveAdhesives"に記載されているような様々な 皮膚接触用途に使用される。こうした用途としては、傷から浸出液を吸収する接 着剤、生物医学的電極内のイオン導電性接着剤、および極性薬剤のイオン浸透( 電気的に強化された)経皮的投与としての用途がある。 親水性感圧接着剤は、グリセリンまたはポリ(エチレングリコール)などの相 溶性保湿剤を使って一般に架橋および可塑化された極性ボリマーの網状構造であ る。用途によっては、水、塩類または薬剤も含まれる。接着剤は比較的厚い層と して使用され、厚さは O.25〜2.5 mm(10〜100 mil)以上である。 これらの親水性感圧接着剤を製造するために、いくつかの方法が考案されてき た。こうした親水性感圧接着剤を生成するには、溶剤または水から中程度の粘性 の溶液を供給し、米国特許第 5,276,079号に記載されているように乾燥させて、 米国特許第 4,674,512 号お よび第 4,593,053 号に記載されているように高粘性の先駆物質を押出塗布し、 米国特許第 4,524,087 号、第 4,539,996 号、第 4,554,924号および第 4,848,3 53 号に記載されているようにモノマー、架橋剤および保湿剤の低粘性混合物を ウェブ上で重合させ、ポリマーおよび保湿剤の中粘性の先駆物質をウェブ上で架 橋させる。この最後の方法では、架橋を起こすため、米国特許第 4,699,146 号 および第4,750,482 号および PCT 国際公開 WO93/10163 号に記載されているよ うに非官能ポリマーを高エネルギーの照射に暴露し、米国特許第 4,515,162 号 および第 5,160,328 号および PCT 国際公開WO93/22380 号に記載されているよ うに塗布工程の際に反応性架橋剤中で混合するか、またはビニル官能ポリマーを 遊離基源に暴露する。こうしたビニル官能ポリマーは、アミンを末端基とするポ リ(エチレンオキシド)と、たとえばビニルジメチルアズラクトン(PCT国際公 開 WO94/12585 号など)との反応、イソシアネート官能ポリオキシアルキレンと ヒドロキシルエチルメタクリレート(欧州特許出願公開 EP271,292 号など)と の反応、およびポリ(ビニルエーテル/無水マレイン酸)とアリルアミンまたは アリルアルコール(英国特許出願公開 GB2,268,495号 など)との反応により生 成することができる。これらの方法は、比較的狭い範囲の極性ポリマーに適用す ることができ、合成の際に非プロトン性溶媒を使用する必要があるが、この溶媒 は除去しなければならない。発明の開示 より広い範囲の材料に適用することができ、特別な装置または非プロトン性溶 媒の使用を必要とせず、しかも潜在的に有害であるかまたは刺激的な未反応低分 子量モノマーに関する問題を生じることなく迅速かつ確実に架橋させることがで きる材料を生成する極性ポ リマーの光活性化架橋方法に対するニ−ズがある。 また、統合された形態で医療用製品および装置を効率的に製造でき、必要なス テップの数が少なく、ひいては無駄と経費を削減できる材料に対するニ−ズもあ る。 本発明は、活性化を生じる共重合可能な光反応性側鎖部分による熱重合を介し て生成され、保湿剤で可塑化されたときに架橋親水性感圧接着剤を生成する極性 ポリマーに関する。この反応性側鎖部分を「系可溶性」(メト) アクリル化光開 始剤から得る場合、高強度の紫外線によりきわめて迅速で再現性があり、かつ完 全な架橋を行うことができ、特に接着剤の厚い塗布が必要な場合に接着剤塗布製 品およびテープを効率的に製造することができる。これらの材料は、高度の透湿 度またはイオン導電性が重要な医療用の皮膚接触感圧接着剤として使用するのに 特に適する。 「系可溶性」とは、光開始剤が、水、可塑剤およびモノマーの混合物中におい て、共重合に使用される温度で可溶性であることを意味する。 したがって、本発明は、可塑化極性網状構造に基づく親水性感圧接着剤の族を 提供する。これらの網状構造は、光開始剤の側鎖部分により官能化される反応性 ポリマーを遊離基光架橋することにより生成される。 本発明には、いくつかの長所がある。先駆物質は低粘性であり、容易に処理お よび塗布することができ、かつ無溶剤である。先駆物質をさらに混合または配合 する必要はない。架橋密度は予め決められる。接着剤は、特殊な機器を必要とせ ず、かつ潜在的に有害であるかまたは刺激的な未反応低分子量モノマーを発生せ ずに迅速かつ確実に製造することができる。 本発明の一態様では、官能化の方法は、系可溶性アクリル化光開 始剤とモノマーとの反応により、ポリマーの主鎖から光反応性側鎖部分を生成す ることである。 本発明のもう1つの態様では、光反応性側鎖部分により官能化される極性ポリ マーと、このポリマーと相溶可能な可塑剤との混合物を紫外線エネルギーに暴露 することにより新しい感圧接着剤を製造する。結果として得られる膨順網状構造 がある程度の感圧粘着性を有するには、官能化極性ポリマーは約 10〜40 重量% の量だけ存在し、可塑剤は約 90〜60 重量%の量だけ存在しなければならない。 官能化した極性ポリマーが少なすぎる場合、配合物を架橋させて適切な凝集強 度を得ることが難しくなる可能性がある。官能化した極性ポリマーが多すぎる場 合、結果として得られる網状構造は、弾性率が高すぎて接着性がなくなる可能性 がある。 同様に、極性ポリマーの官能化の程度は、結果として得られる網状構造の架橋 密度を決定するため、接着性に影響する可能性がある。光反応性側鎖部分が多す ぎる場合、脆弱で粘着性のないエラストマーが生成される。光反応性側鎖部分が 少なすぎる場合、凝集強度が犠牲になる。 極性ポリマーは、約 95〜99.5 重量%、好ましくは 97〜99 重量%の親水性モ ノマーと、0.5〜5 重量%、好ましくは 1〜3 重量%の系可溶性(メト)アクリ ル化光開始剤を含むことができる。 本発明のもう1つの態様では、感圧接着剤配合物は、哺乳類の皮膚に対する感 圧接着性が必要な医療用装置に使用することができる。多くの場合、追加の配合 剤が含まれ、感圧接着剤はこれらの配合剤と相溶可能でなければならない。 たとえば、経皮的薬剤投与装置に使用される感圧接着剤は、その薬剤の容器と しても役立つ。外傷用ドレッシングに使用される感圧接着剤は、皮膚の浸軟を防 ぎ、かつ治癒を促進するために、高度の 透湿度が必要である。生物医学的電極に使用される感圧接着剤は、イオン導電性 が必要である。 本発明の感圧接着剤配合物のもう1つの長所は、生物医学的電極、外傷用ドレ ッシング、および経皮的薬剤投与装置に使用される能力である。 本発明を分かりやすくするため、本発明の実施例について以下の図面を参照し て説明する。図面の簡単な説明 図1は、哺乳類の患者の心臓の状態を診断または監視するために使用される本 発明の接着剤配合物を含む生物学的電極の上面図である。 図2は、図1の生物医学的電極の側断面図である。 図3は、心臓の状態を長時間にわたって診断または監視するために使用される 本発明の接着剤配合物を含む監視用生物医学的電極の上面図である。 図4は、図3の監視用生物医学的電極の側断面図である。 図5は、本発明の接着剤配合物およびスタッドコネクタを含むもう1つの監視 用生物医学的電極の側断面図である。 図6は、本発明の接着剤配合物を含む医療用の哺乳類皮膚カバーの断面図であ る。 図7は、本発明の接着剤配合物を含む薬剤投与装置の断面図である。発明を実施するための最良の形熊 極性ポリマー 極性ポリマーは、感圧接着剤配合物のポリマーマトリックスの主 鎖を形成する。このポリマーは、(メト)アクリル化光開始剤と、遊離基重合可 能なモノマーとの共重合により形成することができる。 こうしたポリマーを形成するために使用される有用な極性モノマーの非制限的 な例としては、以下がある: カルボン酸(アクリル酸、カルボキシエチルアクリレート、イタコン酸、フマ ル酸、マレイン酸またはメタクリル酸(およびそのアンモニウム、リチウム、カ リウムもしくはナトリウム塩類);スルホン酸もしくはホスホン酸のアンモニウ ムまたは金属塩(2-スルホエチルメタクリレート、3-スルホプロピルアクリレー ト、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸、ビ ニルベンジルホスホン酸など);アミド(アクリルアミド、メタクリルアミド、 N,N-ジメチルアクリルアミドおよびN-ビニルピロリドンなど);エーテル(2 -エトキシエチルアクリレートおよび2-メトキシエチルメタクリレートなど); ヒドロキシル官能基を有するモノマー(2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒ ドロキシエチルメタクリレートおよびジヒドロキシプロピルアクレートなど); またはアミンを含むモノマー(N,N-ジメチルアミノエチルメタクリレートおよ びビニルピリジンなど)とアルキル化剤との反応から誘導されるアンモニウム官 能基。 当業者なら、炭素原子またはビニルおよびイソプロペニルカルボキシレートが 4〜16 個のアルキルアクリレートおよびメタクリレートなどのような中程度の 非極性モノマーは、コポリマーと極性可塑剤との相溶性に悪影響を及ぼすことな く凝集強度を付与し、かつ乾湿性を制限するのに役立つことが分かるであろう。 これらのポリマーの多くは、1968年に John Wiley & Sons が発行したPrepar ative Methods of Polymer Chemistry、 第2版に概略が記載されている標準の遊 離基溶液重合法により合成することがで きる。 アクリル酸、メタクリル酸およびこれらのアルカリ金属塩のホモポリマー、並 びにアクリル酸およびそのアルカリ塩とアクリルアミドまたは N-ビニルピロリ ドンとのコポリマーは、許容可能な性能が得られるという点で現在好ましい。 光反応性部分 上記の極性ポリマーは、ポリマーの重合の際に、系可溶性かつ共重合可能な光 開始剤の共重合により光反応性部分で官能化される。 ベンゾフェノンの特別にアクリル化された誘導体、つまり欧州特許出願第 0 2 46 848 号または米国特許第 4,737,559 号もしくは第4,847,137 号に記載されて いるp-アクリルオキシベンゾフェノンは、「系可溶性」の定義に基づく系可溶 性かつ共重合可能な光開始剤ではない。 こうした光開始剤の非制限的な例としては、ベンゾフェノン、アセトフェノン 、または光開始可能な(メト)アクリレートの水溶性誘導体がある。これらの光 開始剤のうち、四分化アンモニウム光活性ベンゾフェノンは、水溶性が優れてい るために容易に加工できるという点で特に好ましい。極性ポリマーが(メト)ア クリル酸またはその誘導体をベースとする場合、水溶性のアクリル化光活性ベン ゾフェノンは特に好ましい。米国特許第 4,948,819 号に記載されているケトン は、本発明の光開始剤として使用するための水溶性を得るように誘導体化するの に役立つ。特に好適な光開始剤は、英国、ロンドンの Octel Chemicalsが市販し ている(2-アクリロイルオキシ)(4-ベンゾイルベンジル)ジメチルアンモニウ ムブロミド;スイス、バーゼルのCiba-Geigyが"ZLI 3331"として市販している 4 -(2-アクリロイルオキシエトキシ)-フェニル(2-ヒドロキシ-2-プ ロピル)-ケトン;およびベルギー、ドローゲンボスの Radcureが"Uvecryl P36" として市販している 2-アクリロイルオキシエトキシエトキシ-4-クロロ-2-カル ボキシベンゾフェノンである。 一般に、極性モノマーはかなりなモル過剰状態で存在するため、共重合可能な すべての光開始剤が反応して極性ポリマーの主鎖上に側鎖部分を形成する。ポリ マー対共重合可能な光開始剤のモル比は約 1000:1〜約 50:1であることが好 ましい。ポリマー対重合可能な光開始剤のモル比は、約 500:1〜約100:1であ ることが好ましい。 熱重合開始剤を使用すると、モノマーの重合を促進し、紫外線により開始され る架橋のための光反応性側鎖部分を有するボリマーを形成することができる。適 切な熱開始剤は、過酸化水素およびアルカリ金属ペルオキシドジスルフェートな どの無機過酸化物のグループから選択することができる。さらに、アゾ化合物お よびアシルペルオキシドも有用である。当業者にとって、市販されている中から 適切な重合開始剤を選択し、所望の分子量を有するプレポリマーを生成する量で それらの重合開始剤を使用することは明白なことである。熱重合開始剤は、約 0 .01〜約 0.05 重量%の量だけ存在することが好ましい。 可塑剤 可塑剤は、架橋ポリマー配合物のコンプライアンスを高めて、接着性および馴 染みやすさを付与するのに役立つ。可塑剤はさらに、架橋ポリマー配合物の粘着 性つまり親指に対する付着性を変えるのに役立つ。可塑剤はさらに、電解質およ び薬理学的に活性の成分など、その他の添加剤を溶解する溶剤として役立つ。可 塑剤は、ガラス転移温度を低下させ、その結果極性ポリマーが感圧接着剤になる ことを可能にする手段として使用することもできる。 水のみを可塑剤として使用すると、水分が急速に失われ、周囲条件に暴露され たときに皮革状かまたはガラス質の材料に同時に変化しがちな低度から中度の粘 着性の配合物が生じる。 したがって、有用な可塑剤は、可塑剤およびカルボキシ官能ポリマーの混合物 が未架橋状態で液状であり、架橋状態で感圧粘着性を示すように、アルコール、 アルコールの混合物および水とアルコールの混合物のグループから選択される可 塑剤である。 可塑剤は、約 10〜100 重量%の水と 0〜約 90 重量%のアルコールから構成 することができる。 上記の極性ポリマーの非制限的なアルコールとしては、グリセリン、プロピレ ングリコール、ジプロピレングリコール、ソルビトール、1,3-ブタンジオール、 1,4-ブタンジオール、トリメチロールプロパンおよびエチレングリコール、並び に以下により生成される誘導体がある: MO(CH2CH2O)mH ここで Mは、水素およびC1アルキル〜C6アルキルから成るグループから選択される 。 mは、約 1〜約 25 の整数である。これらの可能な可塑剤のうち、トリメチ ロールプロパンは、水素の引き抜き反応を最小限にし、その結果、架橋の際に生 じる副反応の数が最小になるため好適である。 任意の回面活性剤 陰イオン、陽イオン、非イオンまたは両性界面活性剤は、架橋配合物の約 10 〜約 40 重量%の量だけ使用することができるが、架橋配合物の約 15〜約 35 重量%であれば好ましい。 こうした界面活性剤を使用すると、接着剤に親油性を付与することにより、哺 乳類の脂性の皮膚に対する感圧接着剤電極の接着性が改善される。界面活性剤を 接着剤配合物に混和することにより、接着剤と哺乳類の脂性の皮膚との間の相溶 性が改善される。たとえば、引用することにより本明細書に包含される、共同譲 渡された米国特許同時係属出願第 号(代理人事件整理番号 48381 A) には、感圧接着剤に界面活性剤を使用する長所が記載されている。 適切な陰イオン相溶性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホネート、 アルキルスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエーテルスルホネー ト、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステルスルホネート、ス ルホン脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテルスルフェート、 グリセロールエーテルスルフェート、混合ヒドロキシエーテルスルフェート、モ ノグリセリド(エーテル)スルフェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェー ト、スルホスクシネート、スルホスクシナメート、スルホトリグリセリド、アミ ド石鹸、エーテルカルボン酸、イセシオネート、サルコシネート、タウリド、ア ルキルオリゴグリコシドスルフェート、およびアルキル(エーテル)ホスフェー トがある。 適切な非イオン相溶性界面活性剤としては、脂肪アルコールポリグリコールエ ーテル、アルキルフェニルポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエス テル、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテ ル、アルコキシル化トリグリセリド、アルク(エン)イルオリゴグリコシド、脂 肪酸グルカミド、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビトールエステ ル、ソルビトールエステルエトキシレート、ポリソルベートがある。 適切な陽イオン相溶性界面活性剤としては、第四アンモニウム化合物および四 分化脱脂肪酸トリアルカノールアミンエステルがある。 好ましい相溶性界面活性剤は、HLB 値が 10〜7 の非イオン界面活性剤から 選択することができる。この HLB 範囲の脂肪アルコールポリグリコールエーテ ル、ソルビトール脂肪酸エステル、およびソルビトール脂肪エステルエエトキシ レートは特に好適である。当業者にとっては周知のように、HLB 値は、親水性/ 親油性平衡(hydrophilic-lipophilic balance)の頭字語であり、1977年にニュ ーヨーク州、ハンテイングトンの Robert E.Krieger PublishingCo.が発行し た Anthony M.Schwartz、James W.Perry およびJulian Berchの Surface Ac tive Agents and Detergents 、第 II 巻、第 20 章に記載されているように、あ る界面活性剤が油溶性対水溶性型の乳化剤として作用する程度を示す。この範囲 の HLB 値では、界面活性剤は接着剤配合物中で確実に溶解し、さらに、少量の 使用で所望の吸油性を与えるのに十分な炭化水素分を有する。 任意の加工添加剤 低レベルの共重合可能なビニルモノマー、架橋剤および非官能化相溶性ポリマ ーなどの添加剤も、配合物中に混和することができる。 低レベルの共重合可能なビニルモノマー、特に、反応性ポリマー/可塑剤混合 物中に混和可能なものは、架橋速度を加速するのにも役立つ。好適な共重合可能 なモノマーとしては、アクリル酸およびメタクリル酸およびこれらのアンモニウ ムおよびアルカリ金属塩、N-ビニルピロリドン、アクリルアミド、2-アクリル アミド-2-メチルプロパンスルホン酸およびそのアンモニウムおよびアルカリ金 属塩、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、2-エ トキシエチルアクリレート、2-エトキシエチルメタクリレートおよび 2-(2-エト キシエトキシ)エチルアクリレートがある。使用する際、共重合可能なビニルモ ノマーの量は、接着剤配合物全 体の約 2〜約 15 重量%であることが好ましい、 非官能化相溶性ポリマーの添加は、先駆物質が硬化する前にその粘度を高めて 、たとえば接着剤をパターン塗布する際の塗布性を改善する手段として意図され ている。適切なポリマーとしては、中度から高度の分子量のポリ(エチレンオキ シド)、ポリ(アクリル酸)、ポリ(N-ビニルピロリドン)、ポリ(ビニルアル コール)およびポリ(アクリルアミド)を含む反応性ポリマー/可塑剤混合物中 で親水性かつ相溶性であるポリマーがある。 本発明に使用する追加の架橋剤が必要になる可能性がある。適切な架橋剤とし ては、トリエチレングリコールビスメタクリレート(TEGBM)、エチレングリコー ルビスメタクリレート、メチレンビスアクリルアミド、テトラエチレングリコー ルビスメタクリレート、メチレンビスアクリルアミド、テトラエチレングリコー ルジアクリレート(TEGDA)、および 3,3'-エチレンビス(N-ビニル-2-ピロリド ン)がある。架橋剤の量は変えることができる。好適な架橋剤のレベルは、接着 剤配合物全体の約 O.2 重量%〜約 0.9 重量%である。 任意の水溶性化合物 本発明の感圧接着剤配合物は、哺乳類の皮膚からの汗および浸出物などの体液 を吸収して、哺乳類の皮膚が湿っている状態のときに配合物の付着性の損失を低 下させる能力を有する吸水性化合物をさらに含むことができる。 本発明に有用な吸水性化合物の非制限的な例としては、天然多糖(梧桐および 寒天など);架橋デキストラン;セルロースおよび変性セルロースポリマー;澱 粉および合成変性澱粉ポリマー;グアールガム;ペクチン;ゼラチン;カラゲー ニン;並びに開示事項を本明細書に包含する米国特許第 5,362,420 号(Itoh 等 )に従って生 成される架橋ポリ(ビニルラクタム)がある。 生体適合性および/または治療学的および/またはイオン導電性用の添加剤 本発明の親水性感圧接着剤の用途によっては、様々な生体適合性および/また は治療学的および/またはイオン導電性材料を接着剤に含むことができる。 たとえば、本発明の接着剤は、イオン導電性電解質を接着剤に追加することに より、生物医学的電極内の導電性接着剤として使用することができる。電解質の 非制限的な例としては、接着剤中で溶解してイオン導電性を生じるイオン塩があ り、マグネシウムアセテート、マグネシウムスルフェート、酢酸ナトリウム、塩 化ナトリウム、塩化リチウム、過塩素酸塩リチウム、ナトリウムシトレートおよ び好ましくは塩化カリウムを含むと、親水性感圧接着剤のイオン導電性を高める ことができる。 あるいは、スルフェートおよびグルコネートなどの第二鉄塩および第一鉄塩の 混合物などのような酸化還元カップルを添加しても良い。 本発明の接着剤中に存在するこれらのイオン塩の量は、接着剤の約 0.5〜7 重 量%と比較的少量であり、約 2〜5 重量%であれば好ましい。酸化還元カップル を使用する場合、生物医学的電極は、過負荷電位から回収することができる。米 国特許第 4,846,185 号(Carim)には、全体で接着剤の約 20 重量%以下の酸化 還元カップルが記載されている。 本発明の親水性感圧接着剤は、局所的または経皮的薬剤投与システムなど、哺 乳類の皮膚に、または哺乳類の皮膚を介して薬剤を投与する際にも使用すること ができる。薬剤またはその他の活性成分 は、重合の後に接着剤と混合することができるため、薬剤または活性成分と架橋 工程との有害な相互作用の可能性は最小限になる。 患者の皮膚に対する電流の印加と薬剤の投与の両方を伴うある種の治療学的方 法は、電流を利用して、イオン導入上活性の薬剤を哺乳類の皮膚に、または哺乳 類の皮膚を介して投与するイオン導入法である。 親水性感圧接着剤は、外傷用ドレッシング、傷密閉材料およびテープなど、治 療用の哺乳類皮膚カバーにも使用することができる。哺乳類の皮膚カバーとして 使用する場合、生物学的に活性の材料に悪影響を及ぼさないように架橋した後、 本発明の接着剤に、その他の生物学的に活性の材料を添加することができる。生 物学的に活性のその他材料の非制限的な例には、細菌レベルを減少させて、哺乳 類の患者の皮膚または皮膚開口部における感染の危険を最小限にするか、または 感染の影響を処置することが必要な場合の広域スペクトル抗菌剤が含まれる。広 域スペクトル抗菌剤は米国特許第4,310,509 号に記載されており、この特許の開 示事項は、引用することにより本明細書に包含する。その他の抗菌剤の非制限的 な例としては、パラクロロメタキシレノール;トリクロサン;クロルヘキシジン 、およびクロルヘキシジンアセテート、クロルヘキジングルコネートなど、その 塩類;ヨウ素;ヨードフォア;ポリ-N-ビニルピロリドン.ヨードフォア;酸化 銀、銀およびその塩類、抗生物質(ネオマイシン、バシトラシンおよびポリミキ シンB)がある。抗菌剤は、重合後に接着剤全体の重量の約 0.01〜10 重量%の 重量で接着剤に含むことができる。 接着剤に添加できるその他の生体適合性および/または治療学的材料は、接着 剤の pH を緩衝剤で処理して、敏感な哺乳類の皮膚組織に刺激を与えない pH に するか、または抗菌作用を最大限にする ための化合物である。また、局所的または経皮的投与のための薬剤学的またはそ の他の活性剤が必要な場合、浸透強化剤または賦形剤を接着剤に添加することが できる。 製法 光反応性側鎖部分によるポリマーの形成は、多少またはすべての可塑剤が存在 する状態で行うことができる。以下の実施例に示すように、一般的な方法は、共 重合可能な光開始剤および熱開始剤および任意の界面活性剤、添加剤、吸水性化 合物などの存在下で極性ポリマーを形成するために使用されるモノマーを重合さ せることである。この反応は、1時間以内に 70℃で実質的に完了し、結果とし て得られる溶液は、必要に応じて可塑剤でさらに希釈することができる。 反応性ポリマー/可塑剤先駆物質混合物の架橋は、この混合物を光活性状態に 暴露して、光活性側鎖部分が隣接ポリマー間で架橋するための遊離基を生成でき るようにすることにより行われる。 この架橋を発生させるのに適する光源は、約 253 nm の波長で発光する中圧水 銀ランプである。未架橋配合物に達する光エネルギーは、紫外線エネルギーが約 100〜約 1500 mJ/cm2であり、約 250〜約 1000 mJ/cm2であれば好ましい。 反応性ポリマー/可塑剤混合物は、ロール塗布、ナイフ塗布もしくはカーテン 塗布など、従来の様々な塗布法の何れかで塗布するか、または押し出すことがで きる。低粘度の場合は、たとえば監視用ECG 電極のキャビティに射出することが でき、特に粘度が強化されている場合は、接着剤先駆物質のパターン塗布が可能 である。 ポリマー/可塑剤の先駆物質は、導電性接着剤用の金属箔および金属化ポリマ ーフィルムなどから選択した可撓性基材に直接塗布す ることができるか、または剥離ライナー上に塗布して架橋し、転写接着剤を生成 することができる。後者の用途の場合、ティッシュペーパーまたは Monsanto Ch emical Company が市販している 0.1mmの CerexTM材料などの不織布スクリムを 先駆物質に埋め込むと、取扱いが容易になる。 架橋は、窒素またはアルゴンなどの不活性雰囲気中で酸索がない状態で行うか 、または先駆物質を非酸素透過性フィルムで被覆して行うことが好ましい。光化 学的に架橋する場合、このフィルムカバーは、使用する波長に対して実質的に透 過性でなければならない。 産業上の利用可能性 本発明の接着剤配合物は、感圧接着剤がテープおよび接着基材の製造に工業的 または商業的に使用される様々な用途に使用することができる。本発明の接着剤 配合物は、付着要件が特に厳密であり、効率的な製造が必要なヘルスケアの分野 において使用できることが好ましい。 哺乳類の皮膚は、許容可能な接着性を確認および調節することが特に難しい表 面であるから、本発明の接着剤配合物は、哺乳類の皮膚部分で、もしくは哺乳類 の皮膚を介して電気信号を送受信するか、哺乳類の皮膚に、もしくは哺乳類の皮 膚を介して薬剤もしくは活性剤を投与するか、または哺乳類の皮膚もしくは哺乳 類の皮膚開口部を感染の可能性に対して処置するなどのような生体適合性医療用 接着剤など、哺乳類の皮膚を覆う用途に使用するのに特に適する。生物医学的電極 本発明の接着剤配合物を使用する生物医学的電極は、内部に電解質を含み、監 視を含む診断および治療目的に有用である。この最も 基本的な形態では、生物医学的電極は、哺乳類の皮膚に接触する導電媒体と、そ の導電媒体と電気的診断機器、治療機器または電気外科的機器との間で相互に作 用する電気通信手段とから成る。 図1および図2は、剥離ライナ−12上の使い捨て式診断心電図(ECG もしくは EKG)または経皮的電気的神経シミュレーション(TENS)の電極 10 を示す。電 極 10 には、保護剥離ライナー12を取り除いた後に哺乳類の患者の皮膚に接触す る生体適合性および接着剤導電媒体の領域 14 がある。電極 10 は、導電媒体の 領域 14に接触する導電界面部分 18 を備えた導体部材と、導電媒体の領域14 を 超えて延在して電気機器(図示しない)と機械的および電気的に接触するタブ部 分 20 とから成る電気通信手段 16 を含む。電気通信手段 16 は、導電媒体の領 域 14 に接触する少なくとも面 22に塗布された導電層 26 を備える。 典型的な導体部材 16 は、約 0.05〜0.2 mm 厚のポリエステルフィルムなどの 材料片から成り、その材料片上の約 2.5〜12μm 厚、好ましくは約5μm厚の 銀/塩化銀の面 22 上にコーティング 26 を備えている。導体部材 16 として現 在好適な部材は、ミネソタ州、セントポールの Minnesota Mining and Manufact uring Companyが ScotchpakTMとして市販しているか、またはバージニア州、ホ ープウェルの ICI Americasが"Melinex"505-300、329 または 339ブランドフィ ルムとして市販しているポリエステルフィルムであり、マサシューセッツ州、ウ ォールサムの Ercon,Inc.が"R-300"インクとして市販している銀/塩化銀イン クが塗布されている。TENS の導体部材 16 は、ニューヨーク州、トロイの Lyda ll,Inc.が"Manniweb"材料として市販しているポリエステル/セルロース繊維の ウェブなどのような不織ウェブから作成することができ、導体材料 16 の面 22 には、ミシガン州、ポートヒューロンの Acheson Coolloids Compnay が"SS24363"インクとして市販している炭素インク層 26 を 有する。電極チップ(図示しない)と導体部材 16 との間の機械的接触を高める ため、粘着性のバッキングを備えたポリエチレンテープを、導電コーティング 2 6 を有する面 22 に対向する面のタブ部分 20 に貼付すると良い。3M Companyが "Blenderm"テープとして市販している外科用テープは、この目的に使用すること ができる。 あるいは、導体部材は、PCT国際公開WO94/026950 号に記載されているように 、硫黄反応面を備えた非導電性かつ可撓性のポリマーフィルムと、この表面に付 着されて相互に作用する金属層と、任意の金属ハロゲン化物層との多層構造でも 良く、この出願の開示事項は、引用することにより本明細書に包含する。部材 1 6 の導電界面部分 18 は、導電媒体の領域 14 に面するポリマーフィルム基材の 少なくとも面の硫黄反応面に付着された金属層と、この金属層に塗布されて領域 14 に接触する任意の金属ハロゲン化物層とから成る。電気機器との機械的およ び電気的接触には減極は必要ないので、任意の金属ハロゲン化物層は、タブ部分 20 まで延在する必要はない。 あるいは、導体部材 16 は、硫黄反応面を有する非導電性かつ可撓性のポリマ ーフィルムと、この面に付着して相互作用する金属層と、PCT国際公開WO94/0269 50 に基づく任意の金属ハロゲン化物層との多層構造で良い。この出願の開示事 項は、引用することにより本明細書に包含する。部材 16 の導電界面部分 18 は 、導電媒体の領域 14 に面するポリマーフィルムの少なくとも面に配置された金 属層と、この金属層に塗布されて領域 14 に接触する任意の金属ハロゲン化物層 とから成る。減極は、電気機器との機械的および電気的接触には必要ないため、 任意の金属ハロゲン化物層は、タブ部 分 20 まで延在する必要はない。 あるいは、導体部材 16 は、非導電性かつ可撓性のポリマーフィルムと、導電 層と、無機酸化物好ましくは二酸化マンガンの薄く馴染みやすい減極層との多層 構造で良い。あるいは、導体部材 16 は、導電層と減極層とが一緒に配合された フィルムの多層構造でも良い。これらの代替実施例はともに、PCT 国際公開 WO9 5/20350 号の開示事項に従って構成することができ、この出願の開示事項は、引 用することにより本明細書に包含する。部材の導電界面部分は、導電媒体の領域 14 に面するポリマーフィルムの少なくとも面に塗布された導電層と、導電層に 塗布されて領域 14 に接触する減極層とから成る。減極は、電気機器との機械的 および電気的接触には必要ないため、減極層は、タブ部分 20 まで延在する必要 はない。 導電接着領域であるか非導電接着領域であるかに関わらず、本発明の接着剤配 合物を使用できる生物医学的電極の非制限的な例としては、米国特許第 4,524,0 87 号、第 4,539,996 号、第 4,554,924 号、第 4,848,353 号(すべて Engel)、 第 4,846,185 号(Carim)、第4,771,783 号(Roberts)、第 4,715,382 号(Strand) 、第 5,012,810号(Strand 等)および第 5,133,356 号(Bryan 等)があり、こ れらの特許の開示事項は、引用することにより本明細書に包含する。 場合によっては、電気通信手段は、米国特許第 4,848,353 号に記載されてい るように生物医学的電極の周囲から延在する導電タブであるか、または米国特許 第 5,012,810 号に記載されているように絶縁バッキング部材内のスリットもし くは継目を貫通して延在する導体部材で良い。あるいは、電気通信手段は、米国 特許第 4,846,185号に記載されているようなアイレットまたはその他のスナップ 嵌合式コネクタで良い。さらに、電気通信手段は、米国特許第 4,771,783号に記 載されているようなリードワイヤでも良い。使用する電気通 信手段のタイプに関わりなく、電解質を含む本発明の接着剤配合物は、監視を含 む診断、治療学的または電気外科的目的のための生物医学的電極上の導電性接着 剤の領域として存在することができる。 本発明の生物医学的電極を使用できるもう1つのタイプの診断方法は、患者の 心臓の電波パターンを長時間にわたって監視して、パターンの異常を検出するこ とである。好適な生物医学的電極構造は、米国特許第 5,012,810 号(Strand 等 )に開示されており、この特許は、引用することにより本明細書に包含する。本 発明の接着剤は、この特許に記載されているすべての実施例でイオン導電媒体と して使用することができる。本発明の接着剤は、米国特許第5,012,810 号の図 2、図 3および図 4に記載されている実施例の生物医学的電極の導電性接着剤 の領域として使用することが好ましい。 図 3および図 4は各々、米国特許第 5,012,810 号の図 2および図 3に対 応する。電極 40 は、絶縁体構造 41 および導体部材 42 を備えている。 絶縁体構造 41 は、ともに絶縁体構造 41 の対向面 46 および 47を画定する 第1および第2部分を備える。図 3に示すように、各々の部分 44 および 45 は、各々縁部部分 50 および 51 を備える。縁部部分 50 および 51 は各々境界 部分 52 および 53 を備え、これらの境界部分は、部分 44 および 45 の外周部 分を構成し、縁部部分 50および 51 に沿って延在する。こうして、部分 44 お よび 45 は、互いに実質的に平行に延在するように方向付けられ、縁部部分 50 および 51 は互いに重複し、その結果、境界部分 52 および 53 が重複する。継 目 60 は、縁部部分 50 と 51 との間に形成される。「実質的に平行な」という 語句は、部分 44 および 45 が必ずしも厳密に平行ではないことを意味する。部 分 44 および 45 は、たとえば導体部材 42 の厚さにより正確に同一平面に配置 されない場合がある。 導体部材 42 は、上記の生物医学的電気導体 16 に実質的に類似し、上記のタ ブ部分 20 に相当するタブ部分 61 と、上記の導電界面部分 18 に相当するパッ ド部分 62 とを備える。生物医学的電気導体部材 16 と同様に、導体部材 42 は 上記の実施例の何れかで良い。この実施例では、導体部材 42 は、有機硫黄面 6 4 を備えた非導電性かつ可撓性有機ポリマー基材 63 と、この有機硫黄面 64 に 接着された金属層 65 と、任意に、PCT 国際公開 WO94/-26950 号の開示に従っ て作成された金属ハロゲン化物層 66 との多層構造である。 部材 42 のパッド部分 62 は、導電性接着剤の領域 70 に面する金属フィルム の部分から成り、任意に金属ハロゲン化物層 66 は領域70 に接触する。減極は 電気機器との機械的および電気的接触には不要なので、金属ハロゲン化物層 66 はタブ部分 61 まで延在する必要はない。任意に、粘着性のバッキングを備えた ポリエチレンテープを図 1および図 2の実施例の場合と同様にタブ部分 61 に 貼付して、機械的接触を強化することができる。 一般に、電極 40 は、導体部材 42 のタブ部分 61 が継目 60 から表面つまり 面 46 の部分上に突出するように構成される。その結果、図 3および図 4に示 すように、導体部材 42 のパッド部分 62 は、絶縁体構造 41 の一方の面 46 上 に配置され、導体部材 42 のタブ部分 61 は、絶縁体構造 41 の対向面 46 上に 配置される。タブ部分 61が継目 60 から延在する場合、継目は、接着剤などに より密閉されることが分かるであろう。 図 4に示すように、タブ部分 61 の下面 68 は、両面接着テープ片 69 によ り部分 45 の所定の位置に接着されている。つまり、タブ部分 61 と部分 45 と の間の図4の接着は、タブ部分 61 の下側の接着剤 69 により行われる。 図 4には、本発明の導電性接着剤の領域 70 は、導電部材 42 のほぼ下に位 置するように示されている。あるいは、導電性接着剤の領域 70 は、絶縁体構造 41 にも塗布された生体適合性皮膚接着剤の領域 71 により囲まれ、領域 70 の 面にはパッド部分 62 がある。 図 4では、剥離ライナーの層 75 は、任意の皮膚接着剤 71 と、導電性接着 剤 70 と、導電性接着剤の上のパッド部分 62 とを備えた電極 40 の面に対向し て配置されている。あるいは図 4に示すように、スペーサ 76 またはタブ 76 は、剥離ライナー 75 と絶縁体構造 41 の部分との間に配置すると分離を容易に することができる。 様々な剥離ライナー 75 を使用することができ、たとえば、皮膚接着剤および 導電性接着剤から容易に分離可能なシリコン剥離タイプのコーティングを塗布さ れた、ポリエステルまたはポリプロピレンなどのポリマーから成るライナーを使 用することができる。 様々な材料を使用して、絶縁体構造 41 の部分 44 および 45 を形成すること ができる。一般に、使用者にとって快適で、比較的強力かつ薄い可撓性材料が好 ましい。好適な材料はポリマーフォーム、特にポリエチレンフォーム、不織パッ ド、特にポリエステル不織布、各種の紙、および透明フィルムである。透明フィ ルムの非制限的な例としては、ヴァージニア州、ホープウェルの ICI Americas が市販している 0.05 mm 厚の"Melinex"ポリエステルフィルムなどのポリエステ ルフィルム、および 3M Companyが"Transpore"非型押テープとして市販している 外科用テープがある。 最も好適な材料は、溶融吹込ポリウレタン繊維から作成した不織パッドであり 、これは、例外的な可撓性、伸長回復率および通気性を示す。本発明に基づく電 極内の絶縁体構造 41 に使用可能な溶融吹込ポリウレタン材料は、欧州公開特許 出願第 0 341 875 号(Meyer)および対応する米国特許第 5,230,701 号(Meyer 等)に 一般的に記載されており、これらの特許は、引用することにより本明細書に包含 する。 絶縁体構造は、任意に、電極 40 の他の部分に接触する表面に皮膚接着剤を有 する。 絶縁体構造 41 に使用するのに好適なウェブ材料(溶融吹込ポリウレタン)は 、約 60〜140 g/m2のウェブ基本重量を有するが、約120 g/m2であれば好ましい 。こうした材料は、適切な引張強度および透湿度を有する。好適な透湿度は、21 ℃および相対湿度 50%で ASTM E96-80 に従って試験した場合、24時間で1平方 メートル当たり 500〜3000 gの水分であるが、24時間で1平方メートル当たり 500〜1500 gの水分であれば好ましい。こうした材料の長所を挙げると、こう した材料から形成したウェブは、良好な弾性および伸長回復率を示す点である。 これは、電極が対象の動きにつれてあらゆる方向に十分に伸び、電極の完全性の 損失および/または皮膚接着剤により行われる密封の欠陥が生じないことを意味 する。50%伸長した後にあらゆる方向に少なくとも約 85%の伸長回復率を有す る材料が好ましい。 本明細書に記載する生物医学的電極には、様々な寸法を使用できる点は理解さ れるであろう。一般に、約 3.5〜4.5 cm×5.5〜10 cmの絶縁体構造は、予想され る典型的な用途に良く適するであろう。 また、様々な材料を皮膚接着剤として使用できることが分かるであろう。一般 に、アクリレートエステル接着剤が好ましい。アクリレートエステルコポリマー 接着剤は特に好ましい。こうした材料は、米国特許第 2,973,826 号、第 Re 24, 906 号、第 Re 33,353 号、第3,389,827 号、第 4,112,213 号、第 4,310,509 号、第 4,323,557 号、第 4,732,808 号、第 4,917,928 号、第 4,917,929 号、 および欧州特許出願公開第 0 051 935 号に記載されており、これらの特許は、 引 用することにより本明細書に包含する。 特に、約 95〜約 97 重量%のイソオクチルアクリレートおよび約5〜約 3% のアクリルアミドを含有し、内部粘度が 1.1〜1.25 dl/gの接着剤コポリマーが 現在好ましい。 接着剤 69 として有用な接着剤は、上記のアクリレートエステル接着剤の何れ かであり、両面粘着テープの形態のもので良い。現在好適な接着剤は、内部粘度 が約 1.3〜1.45 dl/gである点を除いて、皮膚接着剤として現在好適な接着剤と 同じである。 様々な層の寸法および結合時の形態は、構造を分かりやすくするため、図 4 に多少誇大に示されていることが分かるであろう。一般に、導電部材 42 にきわ めて小さい"s"形の曲がりがある以外は全体に実質的に平らな外観は、導電部材 42 が多層構造であるにも関わらず装置に適合する。 もう1つの生物医学的電極構造の断面を図 5に示す。電極 80 は、スタッド またはアイレット 85 が貫通して突出するスナップ 84 により覆われた開口部 8 3 を有する非導電バッキング 82 を備える。スナップ 84 はアイレット 85 に固 定され、電気機器との電気接点を形成する。アイレット 85 およびバッキング 8 2 を被覆するのは、本発明の接着剤領域 86 である。剥離ライナー 88 は、使用 前に PSA領域 86 を保護する。バッキング 82 は、絶縁体構造 41 と同じかまた は類似する材料から作成することができる。アイレット 85 は、プラスチック製 で金属めっきしたアイレットで良く、銀めっきおよび塩素化した ABS プラスチ ックアイレットなどがあり、マサシューセッツ州、フィッチバーグの Micron Pr oducts から市販されている。スナップ 84 は、コネティカット州、トマソンの Eyelets forIndustry が市販しているステンレス鋼アイレット 304 番などの金 属スナップで良い。 本発明を導電性接着剤として使用可能な生物医学的電極のその他の例としては 、米国特許第 4,527,087 号、第 4,539,996 号、第4,554,924 号、第 4,848,353 号(すべて Engel)、第 4,846,185 号(Carim)、第 4,771,783 号(Roberts)、第 4,715,382 号(Strand)、第 5,133,356 号(Bryan 等)に開示されている電極が あり、これらの特許の開示事項は、引用することにより本明細書に包含する。こ うした電極の製法は、これらの特許に記載されているが、本発明の接着剤を導電 性接着剤領域の代わりに使用することができる。これらの各種電極構造の中で、 特に好ましい電極構造は、米国特許第4,848,353 号(Engel)の図 4および図 5に示されているものであり、導電性接着剤 36 を本発明の接着剤に置き換える ことができる。 診断 EKG 法に使用する場合、図 1および図 2または米国特許第4,539,996 号に示した電極が好ましい。監視用心電図(ECG)法に使用する場合、図 3およ び図 4に示されているか、または米国特許第 4,539,996 号、第 4,848,353 号 、第 5,012,810 号および第5,133,356 号に記載されている電極が好ましい。 場合によっては、生物医学的電気導体は、米国特許第 4,848,353号に記載され ているように生物医学的電極の外周部から延在する導電タブであるか、または米 国特許第 5,012,810 号に記載されているように、絶縁バッキング部材内のスリ ットまたは継目を貫通して延在する導体部材で良い。あるいは、電気通信手段は 、米国特許第4,846,185 号に記載されているようなアイレットまたはその他のス ナップ嵌合式コネクタで良い。あるいは、米国特許第 5,012,810 号に記載され ているような導電タブには、アイレットまたはその他のスナップ嵌合式コネクタ を固定することができる。医療用皮膚カバー 本発明の接着剤配合物を使用し、抗菌剤およびその他の生物学的活性剤を任意 に有する医療用皮膚カバーは、好ましくは感染の可能性に対して哺乳類の皮膚ま たは哺乳類の皮膚の開口部を処置し、かつ皮膚からの水蒸気および浸出物を透過 するのに役立つ。 図6は、バッキング材料 92 と、バッキング材料 92 上に塗布され、使用時ま で剥離ライナー 96 で保護された本発明の接着剤の層94 とを有する医療用皮膚 カバー 90 の断面図である。抗菌剤 98 は、バッキング材料 92 に塗布される前 に抗菌剤 98 を添加して、層 94内に含むことが好ましい。あるいは、層 94 は 、米国特許第 4,931,282号(Asmus 等)に基づくコーキング可能なシーラントと して使用することもでき、この特許の開示事項は、引用することにより本明細書 に包含する。 使用の際、剥離ライナー 96 を取り除き、本発明の接着剤層 94を医療用テー プ、外傷用ドレッシング、一般的な医療用包帯、または吸水性を有するその他の 医療用装置の一部として患者の皮膚に貼付することができる。 接着剤層 94 は、医療用テープ、外傷用ドレッシングおよび包帯などとして使 用するために高度の透湿度を有する数種類のバッキング材料の何れかから選択し たバッキング材料層 92 に塗布することができる。適切なバッキング材料として は、米国特許第 3,645,835号および第 4,595,001 号に記載されているものがあ り、これらの特許の開示事項は、引用することにより本明細書に包含する。押出 可能なポリマーとして市販されている各種フィルムのその他の例は、デラウェア 州、ウィルミントンのE.I.DuPont de Nemours andCompany が市販している"H ytrelR 4056"および"HytrelR 3548"ブランドのポリエステルエラストマー、オハ イオ州、クリーブランドのB.F.Goodrich of Clevelandが市販している"Estan e"ブランドの ポリウレタン、またはマサシューセッツ州、モールデンのK.J.Quinn & Co.が 市販している"Q-thane"ブランドのポリウレタンがある。 適切なバッキング材料層 92 組み合わされた本発明の接着剤層94 は、外傷用 ドレッシングとして使用することができる。 本発明の接着剤配合物は、米国特許第 5,270,358 号に記載されているように 、連続感圧接着剤マトリックス内に分散する離散ゲル粒子として使用し、医療用 として有用な2層複合材料を形成することができる。この特許の開示事項は、引 用することにより本明細書に包含する。 接着剤層 94 は、直接塗布法、積層および高温積層など、様々な工程によりバ ッキング層 92 に塗布することができる。剥離ライナー 96 は、その後、直接塗 布法、積層および高温積層を使用して貼付することができる。 積層および高温積層の方法では、接着剤層 94 およびバッキング材料層 92 の 層に圧力または熱と圧力を付与する。高温積層の温度は、約 50℃〜約 250℃で あり、積層および高温積層の両方に加えられる圧力は、0.1〜約 50Kg/cm2である 。薬剤投与装置 局所的、経皮的またはイオン導入法用治療薬および賦形剤、溶剤または浸透強 化剤を任意に含む本発明の親水性感圧接着剤配合物を使用する薬剤投与装置は、 薬剤またはその他の活性剤を哺乳類の皮膚に、または哺乳類の皮膚を介して投与 する際に有用である。 図 7は、バッキング層 102、このバッキング層 102上に塗布され、剥離ライ ナー 106 により保護された本発明の接着剤を含む層104 とを備えた経皮的また は局所的薬剤投与装置 100 の断面図を示 す。層 102 と層 104 との間にその他の層を存在させると、薬剤またはその他の 治療薬を収納することができる。あるいは、図 7に示すように、薬剤およびそ の他の薬剤 108 は、接着剤層 104 内に分散させる。 バッキング層 102 は、当業者が周知で薬剤投与装置に有用な任意のバッキン グ材料で良い。こうしたバッキング材料の非制限的な例は、ポリエチレン、エチ レンビニルアセテートコポリマー、ポリエチレンアルミニウムポリエチレン複合 材料、ミネソタ州、セントポールの Minnesota Mining and Manufacturing Comp any が市販している ScotchPakTMブランドのバッキングがある。 剥離ライナー 106 は、当業者が周知の任意の剥離ライナー材料で良い。市販 されているこうした剥離ライナーの非制限的な例としては、H.P.Smith Co.が 市販しているシリコン化ポリエチレンテレフタレートフィルム、および ScotchP akTMブランドの剥離ライナーとして 3M が市販しているフルオロポリマー塗布ポ リエステルフィルムがある。 治療薬 108 は、当業者が周知で、局所的に患者の皮膚に、または経皮的にも しくはイオン導入法により患者の皮膚を介して投与することが認められた治療学 的に活性の任意の材料で良い。経皮的投与装置に有用な治療薬の非制限的な例と しては、局所的もしくは経皮的用途に使用される任意の活性薬剤、もしくはこれ らの薬剤の塩類、または外傷の治癒を促進するために使用する増殖要素がある。 薬剤または治療学的活性剤として識別されているその他の治療薬は、米国特許第 4,849,224 号、第 4,855,294 号および PCT 国際公開 WO89/07951 号に記載さ れている。 賦形剤または浸透強化剤も、当業者には周知である。浸透強化剤の非制限的な 例としては、エタノール、メチルラウレート、オレイ ン酸、イソプロピルミリステートおよびグリセロールモノラウレートがある。当 業者が周知のその他の浸透強化剤は、米国特許第4,849,224 号、第 4,855,294 号および PCT 国際公開 WO 89/7951に記載されている。 経皮的投与装置の製法は、その構造によって決まる。 図 7に示す薬剤投与装置 100 は、以下の一般的な方法で作成することができ る。液剤は、配合物を形成する前、配合物の形成中、または既に形成された配合 物に直接、治療薬 108 と、適切な溶剤中に必要であり、先駆物質中に混合され る任意の賦形剤とを溶解して生成する。結果として得られる添加接着剤配合物は 、バッキング層 102 に塗布する。剥離ライナー 106 は、添加接着剤層 104 を 覆うために貼付する。 本発明のその他の態様を以下の実施例で確認する。実施例 製造実施例 所望の処方を確立した後、水溶性塩および系可溶性かつ共重合可能な光開始剤 を最終量の水の 95%中で溶解させる。極性有機化合物/可塑剤中に親水性かつ 共重合可能なモノマーの溶液を加えて、結果として得られた混合物を均質になる まで撹拌する。任意に、界面活性剤および/または吸水性成分を添加し、全体の 混合物を再び攪拌する。次に、還流冷却器と攪拌機を備えたフラスコにこの溶液 を移し、窒素でフラッシュする。その後、残りの 5% の水に溶解した熱開始剤 をこの溶液に混合する。 次に、この混合物を 60℃まで加熱すると、予備重合反応が開始する。3時間 後、反応が完了したら、ボリマー/可塑剤の先駆物質混合物を 0.5mm〜75μm の厚さのポリエステルフィルムに塗布し、 シリコン化した 75μm のポリエステルフィルムで覆う。次に、この構造を 5〜 20 秒間紫外線ランプで照射する。紫外線ランプの波長は 450nm、強度は1mW/cm2 、照射線量は 360mJ/cm2である。 シリコン化したポリエステルフィルムを取り除き、残りのポリエステルフィル ムを含む接着剤を使用して、その特性を判定する。 以下の付着試験を実施した: 1.付着性 a)ポリエステルフィルム上の 2.5 cm 幅の接着剤片は、その付着面を 100μ m同時押出しポリエチレンフィルム上にして配置し、2kgのローラを2回転動さ せて上から押圧した。この表面は、高密度ポリエチレン(HDPE)から成る。 この接着剤を 300 mm/min の速度、180°の角度で表面から剥離し、引張試験 機で付着性を測定した(N/dm)。 試験は1分後に実施し、室温で 24 時間放置した(滞留時間)。 いくつかの実施例では、相対湿度 98%において 24 時間後の付着性を測定した 。 b)同じポリエチレンフィルムを使用して、同じ試験を実施した。 ポリエチレンフィルムは、イソプロパノール中のオリーブ油/オレイン酸/リノ レン酸/スクアラン(70/15/10/5)の5%溶液にティッシュを浸して HDPE 面を拭いて汚した。試験片は、イソプロパノールが蒸発し後に貼付し、表面をき れいなティッシュでもう一度拭いた。汚れの量は、0.03 mg/cm2と判定された。 オリーブ油は、1993年にニューヨークの John Wiley and Sonsが発行した TheEn cyclopedia of ChemicalTechnology、第 4 版、第 10 巻の 267ページに記載さ れているように、線形飽和 C16(パルミチン酸、14%)、モノ不飽和 C18(オレ イン酸、71%)、およびジ不飽和 C18(リノレン酸、10%)を含む脂肪酸から成 るトリグリセドである。 したがって、70%のトリグリセド、25%の遊離脂肪酸、および5%のスクアラン のこの混合物は、化学的にかつ濃度の点で皮膚面の脂質に近い。 c)定量付着試験を行わない場合、感圧接着剤の処方、加工および使用の当業 者が定性付着試験を行った。 各実施例の組成および剥離付着性を表 1〜3 に示す。表1は、水不溶性重合可 能光開始剤と比べた本発明に有用な系可溶性共重合可能光開始剤の性能を示す。 表2は、1つの水溶性共重合可能光開始剤、Quantacure ABQ の使用の変形例を 示す。表3は、異なる可塑剤、コモノマー、界面活性剤、架橋剤および追加の極 性ポリマーにより本発明に可能な変形例を示す。 本発明の範囲を示すため、請求の範囲を記載する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 133/04 C09J 133/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AL,AM,AT,AU,BB,BG,BR,B Y,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES ,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 カントナー,スティーブン エス. アメリカ合衆国,ミネソタ 55104,セン ト.ポール,ラウレル アベニュ 1203

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.親水性感圧接着剤用先駆物質であって、少なくとも1つの極性かつ親水性 モノマーと、系可溶性かつ共重合可能光開始剤とを含む先駆物質。 2.前記先駆物質は、ある程度の感圧粘着性を付与して親水性感圧接着剤を形 成するのに十分な量の可塑剤が存在する状態で遊離基光架橋可能な光反応性側鎖 部分を有する、請求項1記載の先駆物質。 3.前記系可溶性かつ共重合可能な光開始剤は、(2-アクリロイルオキシ)(4- ベンゾイルベンジル)ジメチルアンモニウムブロミド;4-(2-アクリロイルオキシ エトキシ)-フェニル(2-ヒドロキシ-2-プロピル)-ケトン;および2-アクリロイル オキシエトキシエトキシ-4-クロロ-2'-カルボキシベンゾフェノンを含む、請求 項1記載の先駆物質。 4.親水性感圧接着剤を形成するのに十分な量の可塑剤をさらに含む、請求項 1記載の先駆物質。 5.前記モノマーは、アクリル酸、カルボキシエチルアクリレート、メタクリ ル酸、およびこれらの塩類から成るグループから選択されるカルボン酸である、 請求項1記載の先駆物質。 6.前記極性モノマーは、カルボン酸およびそのアンモニウムまたは金属塩; スルホン酸またはホスホン酸のアンモニウムまたは金属塩;アミド;エーテル; ヒドロキシル官能基を有するモノマー;およびアミン含有モノマーとアルキル化 剤との反応から誘導されるアンモニウム官能基を有するモノマーから成るグルー プから選択される、請求項1記載の先駆物質。 7.前記可塑剤は、多価アルコール、アルコールの混合物、また は水およびアルコールの混合物を含む、請求項4記載の先駆物質。 8.前記先駆物質は、界面活性剤、共重合可能なビニルモノマー、非官能化相 溶性ポリマー、電解質、またはこれらの組合せをさらに含む、請求項1記載の先 駆物質。 9.前記先駆物質は、イオン塩、薬剤、抗菌剤またはこれらの組合せをさらに 含む、請求項1記載の先駆物質。 10.前記モノマーはアクリル酸を含み;前記系可溶性かつ共重合可能な光開始 剤は(2-アクリロイルオキシ)(4-ベンゾイルベンジル)ジメチルアンモニウムブロ ミドを含み;前記可塑剤はトリメチロールプロパンを含む、請求項4記載の先駆 物質。 11.請求項10の先駆物質から形成される親水性感圧接着剤。 12.架橋親水性感圧接着剤配合物を生成する方法であって、 (a)極性モノ マーと系可溶性かつ共重合可能な光開始剤との反応により、光反応性側鎖部分を 有するポリマー先駆物質を生成するステップと、 (b)可塑剤が存在する状態で前記ポリマー先駆物質を遊離基光架橋して、前 記架橋配合物を生成するステップ、とを含む方法。 13.前記遊離基光架橋は、紫外線の存在下で行われる、請求項12記載の方法。 14.前記モノマーはアクリル酸を含み;前記系可溶性かつ共重合可能な光開始 剤は(2-アクリロイルオキシ)(4-ベンゾイルベンジル)ジメチルアンモニウムブロ ミドを含み;前記可塑剤はトリメチロールプロパンを含む、請求項12記載の方法 。 15.哺乳類の皮膚に接触させるための接着導電媒体の領域と、前記接着導電媒 体と電気的診断機器、治療機器または電気外科的機器とをインタフェースするた めの電気通信手段とを備え、前記接着導電媒体が前記電気通信手段に付着し、請 求項1記載の先駆物質 から生成された接着剤を含む生物医学的電極。 16.前記接着導電媒体は、前記接着導電媒体の約0.5〜約5重量%の量で存在す るイオン塩電解質をさらに含む、請求項15記載の生物医学的電極。 17.前記電気通信手段は、前記接着導電媒体に接触するインタフェース部分を 有する導体部材と、電気的診断機器、治療機器または電気外科的機器と機械的お よび電気的に接触するタブ部分とを備える、請求項15記載の生物医学的電極。 18.前記電気通信手段は、前記接着導電媒体に接触するアイレットまたはスナ ップコネクタを有する導体部材を備える、請求項15記載の生物医学的電極。 19.哺乳類の皮膚に接触させるための接着剤層およびバッキング層を備え、前 記接着剤層は前記バッキング層に付着し、請求項1記載の先駆物質から生成され た感圧接着剤を含む哺乳類用皮膚カバ。 20.前記接着剤層は抗菌剤をさらに含む、請求項19記載の哺乳類用皮膚カバー 。 21.前記バッキング層は、フィルム、基材、または弾性、多孔性もしくは通気 性がある織物または不織材料を含む、請求項19記載の哺乳類用皮膚カバー。 22.前記カバーは、医療用テープ、外傷用ドレッシング、一般的医薬用途の包 帯、または哺乳類の皮膚に接触する医療装置を含む、請求項21記載の哺乳類用皮 膚カバー。 23.哺乳類の皮膚に接触させるための接着剤層およびバッキング層を備え、前 記接着剤層は前記バッキング層に付着し、請求項1記載の先駆物質から生成され た感圧接着剤を含む薬剤投与装置。 24.前記接着剤層は、局所的、経皮的またはイオン導入法用治 療薬または薬剤をさらに含む、請求項23記載の薬剤投与装置。 25.前記接着剤層は、賦形剤、溶剤または浸透強化剤をさらに含む、請求項23 記載の薬剤投与装置。
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