JP2000502204A - 遅延回路および遅延回路を使用するメモリ - Google Patents

遅延回路および遅延回路を使用するメモリ

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Abstract

(57)【要約】 集積回路チップ内の精密遅延回路は、制御回路(30)および補償回路(40)と組合せられるトランジスタスイッチング回路(20)を含む。このトランジスタスイッチング回路(20)は、入力信号(Vi)を受取り、それに応じて、トランジスタ(20a、20b)は予測できない速度でオンおよびオフに切換って、大きい公差を有する遅延を伴って出力信号(20)を生成する。制御回路(30)は、トランジスタが切換る予測できない速度を評価して、その評価速度を識別する制御信号(SL、MED、FA)を生成する。補償回路は制御回路から制御信号を受取り、それに応じて、(41〜46を介して)補償コンポーネントをトランジスタスイッチング回路に選択的に結合して、そのトランジスタおよび選択的に結合されたコンポーネントの組合せが正確な遅延を有して出力信号を生成するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】 遅延回路および遅延回路を使用するメモリ発明の背景 この発明は、集積回路チップ内の精密遅延回路の構造および動作に関し、また この発明は、集積回路メモリ内で精密遅延回路を使用して、高い動作速度および 低い電力消費を達成することに関する。 先行技術においては、遅延回路は従来から、直列接続された複数のインバータ ゲートとして、集積回路チップ内に構築されてきた。これを、直列接続されたN 個のインバータ10−1から10−Nとして、図1に示す。これらインバータの 各々は、Pチャネルトランジスタ10aとNチャネルトランジスタ10bから構 成されており、図1においては図面を簡略化する目的で、最初のインバータ10 −1についてのみこれら2つのトランジスタが示されている。 動作において、デジタル入力信号viが第1のインバータ10−1の入力端子 10cに印加される。信号viがハイである場合、トランジスタ10aはオフと なりかつトランジスタ10bはオンとなる。これに対し、信号viがローの場合 には、トランジスタ10aがオンとなりトランジスタ10bがオフとなる。した がって、信号viにおけるローからハイへの遷移(ハイからローへの遷移)はい ずれも結果的にインバータの各々内のトランジスタ10aおよび10bのオン/ オフ状態を切換えて、それにより、入力信号viの遅延された複製である出力信 号viを生成する。入力信号viと出力信号viとの間の遅延を増すためにはイン バータの合計数Nが増加されるが、この反対も成立つ。 先行技術においてはまた、上述の直列のインバータゲートが従来からANDゲ ート11とともに使用されて、パルス信号viが生成される。インバータの合計 数Nが奇数の場合、パルスviはデジタル入力信号viがローからハイへの遷移を 行なうときに開始し、そのパルスviは、入力信号の遷移が最後のインバータ1 0−Nを通じて伝搬するまで続く。 しかしながら、図1の回路における主要な問題は、出力信号voにおける遅延 およびパルス信号vpの幅が大きな公差を有することである。このように大きな 公差が生じるのは、いかなる特定の集積回路チップ上においても、インバータ1 0−1から10−N内のトランジスタ10aおよび10bが予測できない速度で オンおよびオフに切換るためである。これを、図2のグラフに示す。図2におい て、切換速度の範囲が水平軸上に与えられ、トランジスタ10aおよび10b内 で特定の切換速度が発生する対応する確率が、曲線12によって与えられる。 曲線12を観察することにより、どの特定のチップ上のトランジスタ10aお よび10bも、最低速度13aと最高速度13bとの間のどの速度でもあり得る 、予測できない切換速度を有することがわかる。換言すれば、トランジスタ10 aおよび10bの切換速度は、最低速度13aと最高速度13bとの中間に位置 する平均速度13cのまわりに生じる公差Δ1を有する。この切換速度の公差Δ1 は、トランジスタ10aおよび10bを製造するプロセスにおける避けられない 何らかのぱらつきによって生じる。そのようなプロセスの2つのばらつきを図2 に参照番号14を付して示す。これらは、トランジスタのゲート長のばらつき、 および、トランジスタのゲート酸化物の厚さのばらつきである。 図2に示した切換速度の大きな公差Δ1により、遅延された出力信号voおよび パルス出力信号vpは、比例して大きい公差kΔ1を有して生成される。これを図 3に示す。信号voは最小遅延15a、最大遅延15b、および平均遅延15c で生じるが、これらはそれぞれ切換速度13a、13b、および13cに対応す る。同様に、出力パルスvpは、それぞれが13a、13bおよび13cの切換 速度に対応する、最小幅16a、最大幅16b、および平均幅16cで発生する 。 遅延された出力信号voが正確に発生するようにするためには、kΔ1の遅延公 差は平均遅延15cと比較して小さくなくてはならない。同様に、パルス出力信 号v,が正確な幅を有するためには、kΔ1の幅の公差が平均幅16cと比較して 小さくなければならない。しかし残念なことに、トランジスタ10aおよび10 bの物理的なサイズが小さくなればなるほど、プロセスのばらつき14はますま す大きくなる。0.50mmの平均サイズを有するサブミクロントランジスタに ついては、遅延公差kΔ1は平均15cの約90%である。 したがって、この発明の1つの目的は、従来よりも実質的に小さい遅延公差を 有して、出力信号を入力信号の遅延された複製として生成する、新規の集積回路 を提供するすることである。 この発明の別の目的は、従来よりも実質的に小さいパルス公差を有して、入力 信号に応答して出力信号を生成する、新規の集積回路を提供することである。 この発明のまた別の目的は、新規の遅延/パルス発生回路を組込んで、従来よ りも高速の動作速度を達成する、集積回路メモリを提供することである。 この発明のまた別の目的は、新規の遅延/パルス発生回路を組込んで、従来よ りも小さい電力消費を達成する、集積回路メモリを提供することである。発明の概要 この発明に従って、トランジスタスイッチング回路を制御回路および補償回路 と組合せて提供することにより、精密遅延回路が集積回路チップ内に構築される 。トランジスタスイッチング回路は入力信号を受取り、それに応じてトランジス タが予測できない速度でオンおよびオフに切換って、大きな公差を有する遅延を 伴って出力信号を発生する。制御回路はトランジスタが切換る予測できない速度 を評価して、その評価速度を識別する制御信号を生成する。補償回路はトランジ スタスイッチング回路のための複数の補償コンポーネントを含む。この補償回路 は制御回路から制御信号を受取り、それに応じて補償コンポーネントをトランジ スタスイッチング回路に選択的に結合することにより、トランジスタおよび選択 的に結合されたコンポーネントの組合せが公差の小さい正確な遅延を伴って出力 信号を発生できるようにする。 好ましくは、制御回路は、トランジスタが切換る予測できない速度に比例する 周波数で発振する発振信号を生成する1つのモジュールと、発振信号のサイクル をカウントすることによって制御信号を生成する別のモジュールとを含む。好ま しくは補償回路は、制御信号が遅い切換速度を評価したときにはトランジスタス イッチング回路に小さいキャパシタンスを結合し、かつ、制御信号がより高速を 評価したときには、トランジスタスイッチング回路により大きいキャパシタンス を結合する。 さらに、この発明に従って、メモリが集積回路チップ内に以下のように構築さ れる。まず、メモリセルのアレイおよび読出/書込回路が設けられて、その読出 /書込回路がパルス信号の幅によって設定された時間間隔の間、アレイ上で予め 定められた動作を行なうようにする。さらに、パルス発生器が設けられるが、こ れは読出/書込回路に結合され、かつこれは、予測できない速度でオンおよびオ フに切換ってパルス信号の幅が大きな公差を有するようにパルス信号を生成する トランジスタを含む。さらに、補償回路が設けられ、これは、パルス発生器回路 のための複数の補償コンポーネントを含む。この補償回路は、補償コンポーネン トをパルス発生器に選択的に結合して、その選択的に結合されたコンポーネント がパルス発生器のトランジスタとともに、公差の小さい正確な幅を有するパルス 信号を発生するようにする。 読出/書込回路は好ましくは、メモリセルを相互接続するビット線を含み、補 償コンポーネントと組合せられたトランジスタによって設定された正確な時間間 隔の間、上記予め定められた動作がビット線をプリチャージする。読出/書込回 路は好ましくはさらに、ビット線に結合されたセンスアンプを含み、上記予め定 められた動作がそのセンスアンプを能動化して、補償コンポーネントと組合せら れたトランジスタによって設定された正確な時間間隔の間、データを読出しかつ 電力を消費するようにする。図面の簡単な説明 図1は、先行技術の遅延/パルス発生回路の回路図である。 図2は、図1の回路内のトランジスタに関して、切換速度の範囲を示すグラフ である。 図3は、図1の回路内で発生する、信号の波形の組を示す。 図4は、この発明を組込む、精密遅延/パルス発生回路の好ましい一実施例を 示す回路図である。 図5は、図4の回路内で発生する、1組の信号の波形を示す。 図6は、図4の回路内の任意の補償コンポーネントがいかにして図4の回路内 のトランジスタの切換速度に応じて使用されるかを示すグラフである。 図7は、図4の回路内のトランジスタが広い範囲の切換速度を有しながらも、 図4の回路からの出力信号がいかに正確な遅延を有するかを示す図である。 図8は、この発明を組込む精密な遅延/パルス発生回路の、好ましい第2の実 施例を示す回路図である。 図9は、図8の回路内のトランジスタの切換速度に応じて、いかにさまざまな 補償コンポーネントが図8の回路内で使用されるかを示すグラフである。 図10は、この発明を組込む精密遅延/パルス発生回路の、第3の好ましい実 施例を示す回路図である。 図11は、プリチャージ信号、ワード線信号、およびセンス信号がこの発明に よってその中で正確に生成される、スタティックメモリの回路図である。 図12は、図11のメモリ内の、プリチャージ信号、ワード線信号、およびセ ンス信号を示す。 図13は、この発明に従って図12に示すプリチャージ信号、ワード線信号、 およびセンス信号を生成する、回路である。 図14は、プリチャージ信号、ワード線信号、およびセンス信号がこの発明に よってその中で正確に生成される、ダイナミックメモリの回路図である。 図15は、図11および図14のメモリのためにプリチャージ信号、ワード線 信号、およびセンス信号を生成するための図13の回路の代替案である回路であ る。 図16aは、図15の回路のために制御信号を生成するのに使用される回路を 示す。 図16bは、図16aの回路の代替例である回路を示す。詳細な説明 ここで、図4を参照して、この発明を組込む、精密遅延回路の一実施例を詳細 に説明する。この図4の実施例は、参照番号20、30および40によって識別 される3つのモジュールから構成されており、3つすべてのモジュールが、単一 の集積回路チップ内にある。 モジュール20は、トランジスタスイッチング回路であって、これは図1の、 先に説明した先行技術による回路と同じである。このモジュール20内に含まれ るのが直列接続された3つのインバータ20−1、20−2、および20−3で あって、それらのインバータはそれぞれ、図1のインバータ10−1、10−2 および10−3に対応する。モジュール20にはさらに、ANDゲート21が含 まれるが、これは、図1における先に説明したΛNDゲート11に対応する。 モジュール20が先行技術による図1の回路と同じであるため、モジュール2 0が他の2つのモジュール30および40とは分離して動作した場合には、出力 信号voの遅延および出力パルスvpの幅は、やはり、大きな公差を有するように なる。この大きな公差は、インバータ20−1から20−3におけるトランジス タ20aおよび20bが、図2および図3に関連して説明したように、予測でき ない速度でオンおよびオフに切換ることによって生じる。これに対し、モジュー ル20が他の2つのモジュール30および40と相互作用する場合には、そのよ うな大きな公差は格段に減じられる。 モジュール30は、インバータ20−1から20−3内のトランジスタ20a および20bがオンおよびオフに切換る速度を評価する、制御回路である。モジ ュール30は出力として、その評価された切換速度を識別する制御信号を生成す る。図4の実施例においては、評価切換速度は低速、中速および高速の、3つの 量子化された値を有する。切換速度が低速であると評価されると、信号SLが出 力30a上でハイになる。切換速度が中速であると評価された場合、信号MED が出力30b上でハイになる。切換速度が高速であると評価された場合には、信 号FAが出力30c上でハイになる。 モジュール30内において、これら3つの制御信号SL、MEDおよびFAが 、リングオシレータ31、N分周回路32、アップカウンタ33、およびデコー ダ34によって生成される。これらのコンポーネントのすべては、図示されるよ うに互いに相互接続されている。 リングオシレータ31は、1つのNANDゲート31−1と、2つのインバー タ31−2および31−3で構成されている。NANDゲート31−1へのイネ ーブル信号ENがローの場合、リングオシレータ31は発振することが禁じられ て、ハイの出力信号OSCを生成する。これに対し、信号ENがハイである場合 、リングオシレータ31からの出力信号OSCは、NANDゲート31−1なら び に2つのインバータ31−2および31−3内でトランジスタ31aおよび31 bの切換速度に比例する周波数で発振する。 リングオシレータ31内のこれらのトランジスタ31aおよび31bは、モジ ュール20のインバータ20−1から20−3内のトランジスタ20aおよび2 0bと実質的に同じ速度でオンおよびオフに切換る。このように切換速度が対応 するのは、モジュール20、30および40内のトランジスタのすべてが同時に 同じ集積回路チップ上に製造されるためであり、このため、それらのトランジス タが有する特定の物理的な公差は、互いに追随する。 たとえば、もしインバータ20−1から20−3内のトランジスタ20aおよ び20bが平均よりも薄いゲート酸化物厚さを有する場合、リングオシレータ内 のトランジスタ31aおよび31bもまた、実質的に同じ、薄いゲート酸化物を 有する。同様に、インバータ20−1から20−3内のトランジスタ20aおよ び20bが平均よりも短いゲート長を有する場合には、リングオシレータ内のト ランジスタ31aおよび31bもまた、実質的に同じ、短いゲート長を有する。 リングオシレータ31からの信号OSCはN分周回路32に送られ、それに応 じて、その回路が出力信号OSCNを生成する。信号OSCNは、その周波数が N分の1に減じられていることを除けば、信号OSCと同じである。 信号OSCNはアップカウンタ33上のクロック入力CKに送られ、このカウ ンタはまた、リセット入力R上にリセット信号RESを受取る。信号RESがハ イの場合、カウンタ33はリセットされてカウントがゼロになる。これに対し、 信号RESがローの場合には、カウンタ33は信号OSCN内で生じるローから ハイへの遷移ごとに、1ずつカウントを増す。 したがって、カウンタ33をリセットしてその後リングオシレータ30を予め 定められた時間間隔の間イネーブルすることにより、トランジスタ20aおよび 20bがオンおよびオフに切換る速度を示すカウントが、アップカウンタ33内 に生成されることになる。それらトランジスタ20aおよび20bの切換速度が 増すにつれ、アップカウンタ33内の対応するカウントもまた増加し、この逆も また成り立つ。 アップカウンタ33から、カウント信号CNTがデコーダ34に送られる。デ コーダ34において、カウントが「小さい」範囲か「中程度の」範囲か「大きい 」範囲のいずれに入るかが判定されて、そのカウントは量子化される。小さいカ ウント(SL=1)は、トランジスタが低速で切換ることを示し、中程度のカウ ント(MED=1)は、トランジスタが中速で切換ることを示す。大きいカウン ト(FA=1)は、トランジスタが高速で切換ることを示す。 モジュール30からの出力信号SL、MEDおよびFAの各々は、モジュール 40への入力として送られる。モジュール40は補償回路である。この補償回路 は、3つの小さいキャパシタCSと、3つの中程度のキャパシタCMと、3つの大 きいキャパシタCLと、3組のパスゲート41〜43と、3つのインバータ44 〜46とを含む。各パスゲートは、1つのNチャネルトランジスタおよび1つの Pチャネルトランジスタを含む。これらすべてのコンポーネントは、図示される ように相互接続されている。 信号SLがハイの場合、モジュール40は小さいキャパシタCSをパスゲート 41を介して直列のインバータ20−1から20−3に結合する。信号MEDが ハイの場合には、モジュール40は中程度のキャパシタCMをパスゲート42を 介して直列のインバータ20−1から20−3に結合する。制御信号FAがハイ である場合には、モジュール40は大きいキャパシタCLをパスゲート43を介 して直列のインバータ20−1から20−3に結合する。 小さいキャパシタCSをインバータ20−1から20−3に結合することによ って、小さい遅延が出力信号voに付加される。なぜなら、小さいキャパシタの 充放電は短時間間隔であるためである。同様に、中程度のキャパシタCMをイン バータ20−1から20−3に結合することにより、中程度の遅延が出力信号vO に付加される。同様に、大きいキャパシタCLをインバータ20−1から20− 3に結合することによって、大きい遅延が出力信号vOに付加される。 これらの付加された遅延は、出力信号vOの合計遅延内の公差を格段に減じる 。なぜなら、これら付加された遅延がトランジスタ20aおよび20bの切換速 度におけるばらつきを補償するためである。もしそれらのトランジスタが高速の 範囲で切換る場合、大きい遅延が付加され、中速の範囲で切換る場合には中程度 の遅延が付加され、低速の範囲で切換る場合には、小さい遅延が付加される。 制御モジュール30および補償モジュール40の動作を説明するタイミング図 を、図5に示す。ここで、アップカウンタ33は、時間間隔ΔTRの間ハイであ るリセット信号RESによってゼロカウントにリセットされる。その後、時間t1 においてイネーブル信号ENがハイになり、それに応じて、リングオシレータ 31からの信号OSCが発振を始める。 リングオシレータ信号OSCがローからハイへと遷移するたびに、アップカウ ンタ33はカウント信号CNTを1だけインクリメントする。そのカウントが予 め定められた数N1を超えない限り、デコーダ34からの制御信号SLはハイで ある。これは、図5においては時間t2までを指す。時間t2においてカウントは数 N1を超え、したがって、制御信号SLがローとなり制御信号MEDがハイとな る。 信号MEDは、アップカウンタ33内のカウントが別の予め定められた数N2 を超えない限りハイに留まる。図5においては、カウントN2は時問t3で超過す るものと示される。この事態が起こると、制御信号MEDがローとなり、制御信 号FAがハイとなる。 イネーブル信号ENは予め定められた時間間隔ΔTEの間ハイであるが、その 後、イネーブル信号ENはローになる。これにより、リングオシレータが発振を 停止する。このため、カウント信号CNTならびに制御信号SL,MED、およ びFAは、時間間隔ΔTEの終端における状態を維持する。 ここで図6および図7を検討する。これらの図は、出力信号vOおよびvpの公 差が、制御信号SL、MED、およびFAを補償モジュール40に与えることに よって減じられる程度を示す。図6において、図2のグラフが繰返されるが、こ こで、トランジスタ20aおよび20bの切換速度の範囲が水平軸上に与えられ 、特定の切換速度が発生する対応の確率が、曲線12で与えられる。 図6においてはさらに、水平軸上の切換速度の範囲は、低速、中速および高速 の、3つの等しい幅を有するサブ範囲に分割される。制御信号SLは、切換速度 が低速のサブ範囲内にあるときにハイであり、制御信号MEDは切換速度が中速 のサブ範囲にあるときにハイである。制御信号FAは、切換速度が高速のサブ範 囲にあるときにハイとなる。 キャパシタンスCsは、トランジスタ20aおよび20bの切換速度が低速の サブ範囲の中央にある場合に、モジュール20からの出力信号v0が予め定めら れた理想的な遅延51aを有するように選択される。しかし、そのような低速の サブ範囲内においては、トランジスタ20aおよび20bの速度は、図6に示す ように公差Δ2を有する。したがって、トランジスタ20aおよび20bの切換 速度が低速の切換速度のサブ範囲の中でも高い方の端部にある場合、モジュール 20からの出力信号v0は図7に参照番号51bで示すように、公差kΔ2を有す るようになる。同様に、トランジスタ20aおよび20bの切換速度が低速の切 換速度のサブ範囲内の低い方の端部にある場合、モジュール20からの出力信号 vOは、図7において参照番号51cによって示されるように、公差kΔ2を有す るようになる。 キャパシタンスCMは、トランジスタ20aおよび20bの切換速度が中速の サブ範囲の中央にある場合に、モジュール20からの出力信号vOがやはり予め 定められた理想的な遅延51aを有するように、選択される。同様に、キャパシ タンスCLは、トランジスタ20aおよび20bの切換速度が高速のサブ範囲の 中央にある場合に、モジュール20からの出力信号voがやはり予め定められた 理想的な遅延51aを有するように、選択される。しかしながら、中速および高 速のサブ範囲において、トランジスタ20aおよび20bの速度は図6に示すよ うに公差Δ2を有する。したがって、トランジスタ20aおよび20bの切換速 度が中速または高速のサブ範囲内の高い方の端部または低い方の端部にある場合 に、モジュール20からの出力信号vOは図7に示すように公差kΔ2を有するよ うになる。 (低速、中速および高速の)速度の各々のサブ範囲において生じる切換速度の 公差Δ2を図2に示される全体的な切換速度の公差Δ1と比較することによって、 サブ範囲の公差Δ2が全体の公差Δ1の1/3であることがわかる。このため、図 7の遅延された出力信号vOにおいて生じる対応の公差kΔ2は、図3の出力信号 vOにおいて生じる公差kΔ1のわずか1/3である。このことは、図4の制御モ ジュール30および補償モジュール40が、モジュール20からの遅延された出 力信号vOおよびパルス信号vpにおける公差を、300%減じることを意味す る! 以上のように、図4の精密遅延回路の構造および動作の双方を詳細に述べたが 、この特定の実施例の詳細にはさらに、多くの変更および修正が可能である。た とえば、図4に示すような直列接続された3つのインバータ20−1から20− 3は、いかなる数のインバータの直列接続された列にも置き換えることが可能で ある。そのような直列のインバータの各々に対しては、キャパシタCS、CMおよ びCLが、それぞれのパスゲート41、42、および43を介して、インバータ の出力に結合される必要がある。 別の修正案として、図4の回路内のデコーダ34は、カウンタ33からのカウ ントをいかなる数のサブ範囲にも量子化するよう、修正することが可能である。 そのようなサブ範囲の各々に対しては、デコーダの出力から別個の制御信号が生 成されねばならず、そのような制御信号の各々については、別個のグループの補 償キャパシタおよびパスゲートが提供されなければならない。 たとえば、デコーダ34は、カウンタ33からのカウントを等しい幅を有する 8個のサブ範囲に分割することができる。この場合、デコーダ34は8個の制御 信号を生成し、キャパシタCS、CMおよびCLの3組は、異なる大きさを有する 8組のキャパシタによって置き換えられる。制御信号がカウントが最小のサブ範 囲内にあることを示したときには、最小の大きさを有するキャパシタの組がパス ゲートによって選択され、カウントが2番目に小さいサブ範囲内にあることを制 御信号が示した場合には、2番目に小さい大きさを有するキャパシタの組がパス ゲートによって選択される、等である。 別の修正案として、制御モジュール30への入力信号であるリセット信号RE Sおよびイネーブル信号ENは、いかなる所望の回路によっても生成することが 可能であり、また、その回路はモジュール20〜40を保持する同じチップ内に 集積されてもよく、または、チップの外部に置かれてもよい。同様に、図5に示 すリセットおよびイネーブル信号のシーケンスは、いかなる所望の事象によって も開始することが可能である。たとえば、図5に示す信号のシーケンスは、技術 者によって手動で開始されてもよく、または、マイクロプロセッサもしくは連続 する状態マシンからの論理信号によって、自動的に開始することもできる。 また別の修正案として、図4の実施例は、図8に示すように変更することが可 能である。図8における構成要素のうち、図4におけるものと同一の構成要素は すべて、同じ参照番号を有し、図4の構成要素を修正したものである図8内の構 成要素はすべて、プライム符号を付した同一の参照番号を有する。たとえば、図 8において、先に説明した制御モジュール30は、制御モジュール30´に修正 されている。 制御モジュール30´に加えられた修正内容の1つは、アップカウンタ33´ が補償モジュール40´に直接結合された3ビットカウンタであることである。 換言すれば、図8の実施例においては、アップカウンタ33´の出力には補償モ ジュール40´に送られる制御信号を生成するデコーダが存在しない。代わりに 、それらの制御信号は3ビットカウンタ33から直接、BIT20、BIT21、 およびBIT22として出力される。ここで、BIT20はカウントの最下位ビッ トであり、BIT22はカウントの最上位ビットである。 また、補償モジュール40´にも修正が加えられて、パスゲート41、42、 および43によって選択されるキャパシタが、互いの2倍である大きさを有する ようにされる。特定的には、パスゲート41の各々は大きさがC1のキャパシタ に接続され、パスゲート42の各々は大きさが2C1のキャパシタに接続される 。パスゲート43は各々、4C1の大きさのキャパシタに接続される。 図8の実施例がいかに動作するかを図9に示す。ここで、図6のグラフが繰返 されて、トランジスタ20aおよび20bの切換速度の全範囲が水平軸上に与え られ、特定の切換速度が起こる対応する確率が曲線12によって与えられる。 図9においてはまた、水平軸上の切換速度の範囲が同じ幅を有する7つのサブ 範囲に分割されている。これら7つのサブ範囲は、アップカウンタ33´内の1 から7のカウントに対応する。アップカウンタ33´内の1のカウントは、トラ ンジスタ20aおよび20bの切換速度が図9に示す最も低速のサブ範囲内にあ るときに生じる。アップカウンタ33´における2のカウントは、トランジスタ 20aおよび20bの切換速度が図9のに2番目に低速のサブ範囲にある場合に 生じる、等である。 アップカウンタ33´が特定のカウントを保持するとき、そのカウンタ内のハ イである各ビットが補償モジュール40´におけるキャパシタをインバータ20 −1から20−3に結合する。たとえば、アップカウンタ33´が3のカウント を保持する場合、BIT20およびBIT21は双方ともハイとなる。したがって 、キャパシタC1は、パスゲート41によってインバータ20−1から20−3 に結合され、同様に、キャパシタ2C1はパスゲート42によってインバータ2 0−1から20−3に結合される。同じように、アップカウンタ33´が5のカ ウントを保持する場合、BIT20およびBIT22は双方ともハイとなり、した がって、キャパシタC1および4C1がパスゲート41および43によって、イン バータ20−1から20−3に結合される。 補償回路40´内においては、パスゲートによって選択されるキャパシタC1 、2C1、および4C2は並列に相互接続され、したがって、それらは互いに合計 される。このため、アップカウンタ33´のカウントが1から7に増加するにつ れて、インバータ20−1から20−3に結合される合計キャパシタンスもまた C1から7C1へと増加する。このカウントとキャパシタンスとの相関関係を、図 9に示す。 図9の水平軸上の全体的な切換速度の範囲が7つのサブ範囲に分割されている ため、各サブ範囲の幅は、合計の切換速度範囲のわずか1/7である。したがっ て、各サブ範囲における中央からの公差Δ3は、全体の速度範囲の中央からの公 差Δ1のわずか1/7である。このため、図8の制御モジュール30´および補 償モジュール40´は、モジュール20からの遅延された出力信号voおよびパ ルス信号vpの公差を、700%減じる。 また別の修正案として、図4の実施例における補償モジュール40は、図10 のモジュール40″によって示すように変更することも可能である。モジュール 40″内の構成要素のうち、図4のモジュール40内の構成要素と同一のものは すべて、同じ参照番号を有する。 モジュール40″に加えられる変更のうちの1つは、パスゲートの各々がそれ ぞれのキャパシタではなくそれぞれの抵抗器に接続されることである。小さい抵 抗器R。が、パスゲート41の各々に接続され、中程度の抵抗器RMがパスゲー ト42の各々に接続される。大きい抵抗器RLが、パスゲート43の各々に接続 さ れる。さらに、モジュール40″を直列に接続されたインバータ20−1から2 0−3に接続する導線の各々内に、共通のキャパシタCが挿入される。 信号SLがハイの場合、モジュール40″は小さい抵抗器Rsをパスゲート4 1を介してキャパシタCに結合する。信号MEDがハイの場合には、モジュール 40″は中程度の抵抗器RMをキャパシタCに結合する。制御信号FAがハイの 場合には、モジュール40″は大きい抵抗器RLをキャパシタCに結合する。小 さい抵抗器RSをキャパシタCに結合することによって、直列のインバータ20 −1から20−3の出力信号voには小さい遅延が付加される。なぜなら、キャ パシタCは短い時間間隔で充放電するためである。同様に、中程度の抵抗器RM をキャパシタCに結合することによって、中程度の遅延が出力信号vOに付加さ れる。同じように、大きい抵抗器RLをキャパシタCに結合することによって、 出力信号voには大きい遅延が付加される。これら付加された遅延はトランジス タ20aおよび20bの切換速度におけるばらつきを補償するため、出力信号vO の合計遅延の公差が、格段に減じられる。 この詳細な説明においてこの時点までは、精密遅延/パルス発生回路の構造お よび動作自体に焦点をおいていたが、この発明に従えば、図4から図10に示し た精密/遅延パルス発生回路は、いくつかの種類の集積回路メモリ内に組込むこ とが可能であり、それにより、先行技術に比べて動作速度を増しかつ消費電力を 減じることが可能である。このような高速・低電カスタティックメモリの好まし い一実施例を図11に示し、そのメモリの動作を図12に示す。 図11のメモリ内には、複数のスタティックメモリセルが含まれる。それらの うち1つを、参照番号60で示す。各メモリセルは交差接続されたインバータ6 1および62の対と、トランジスタ63および64の対とを含む。このメモリセ ル60は、列内では点65の組によって示されるように繰返され、行内では点6 6の組によって示すように繰返される。 図11に示す残りの構成要素のすべてが、メモリセルのための読出/書込回路 を構成する。この読出/書込回路は、メモリセルの各列に対して1対のビット線 71および72と、メモリセルの各列に対して1つのプリチャージ回路73と、 メモリセルの各列につき1つのセンスアンプ74と、メモリセルの各列につき1 対の書込データトランジスタ75aおよび75bとを含む。さらに、読出/書込 回路は、メモリセルの各行に対してそれぞれ1本のワード線を含む。そのうちの 1本を参照番号76iによって示す。 プリチャージ回路73は、3つのトランジスタ73a、73b、および73c からなる。センスアンプ74は、5つのトランジスタ74a、74b、74c、 74d、および74eからなる。プリチャージ回路およびセンスアンプならびに メモリセル内の構成要素はすべて、図11に示すように相互接続されている。 メモリセルのi番目の行からデータを読出すために、プリチャージ信号PCと ワード線信号WLi,とセンスアンプ信号SENSEとが、図12に示す特定のシ ーケンスで図11のメモリに送られる。まず、プリチャージ信号PCが幅W1を 有するパルスとしてプリチャージ回路73に送られる。次に、プリチャージパル スPCの終端から、ワード線信号WLi,がハイになる。その後、遅延D1の後に 、センスアンプ信号SENSEがハイになる。このSENSEN信号は、幅W2 を有するパルスであり、そのパルスの間に、ワード線信号WLi,がローになる。 センスパルスが終了した後に、全体の信号のシーケンスが繰返され得る。 プリチャージ信号PCの目的は、ビット線71および72を高い電圧レベルに 設定することであり、このレベルはどちらのビット線についても同じである。こ れを達成するために、トランジスタ73aおよび73bがそれらのビット線を電 源電圧+Vに結合し、トランジスタ73cがビット線を互いに結合する。これに より、プリチャージパルスPCが開始すると、ビット線71および72上の電圧 BおよびB`が、電源電圧+Vよりも1トランジスタ分降下した電圧に、イコラ イズし始める。これを、図12に、参照番号80で示す。 もしプリチャージパルスPCの幅W1が小さすぎる場合には、ビット線71お よび72上の電圧BおよびB´がイコライズする時間がなく、したがってメモリ の読出エラーが生じるおそれがある。逆に、もしプリチャージパルスの幅W1が 長すぎれば、そのメモリの全体的な読出サイクル時間が遅くなりすぎる。 完璧なプリチャージおよび高速のサイクル時間を双方とも達成するには、プリ チャージパルスの幅W1は正確に制御されねばならない。そして、このことは、 この発明に従って、図4から図10の回路でプリチャージパルスPCを生成する ことによって達成される。 プリチャージ動作が終了すると、ワード線信号WLiがハイとなって、データ がメモリセルの1行上からビット線へと転送される。この事態が生じると、ビッ ト線のうち1本の線上の電圧がそのプリチャージレベルから降下し始め、これに 対して、他方のビット線上の電圧は変化しないままである。これを、図12に、 参照番号81によって示す。 遅延D1の目的は、ビット線のうち一方上の電圧をプリチャージレベルから十 分な量だけ降下させるようにして、2本のビット線間の電圧の差をセンスアンプ 74が感知できるようにすることである。もし遅延D1が小さすぎる場合、ビッ ト線の電圧間の差が小さくなりすぎて正しく感知することができなくなり、した がって、メモリの読出エラーが生じる。逆に、遅延D1が長すぎる場合には、メ モリの全体的な読出サイクル時間が遅くなりすぎる。 センス動作に先立つビット線電圧における差を十分に取り、かつ、高速の読出 サイクル時間を維持するためには、遅延D1の長さは正確に制御されねばならな い。そして、この発明に従えば、このことは図4から図10に示した回路で遅延 D1を生成することによって達成される。 遅延D1の後に、SENSE信号はハイとなって、センスアンプがビット線間 の電圧差を完全な1レベルまたは完全な0レベルに増幅して、それにより、デー タ出力信号DOUTを生成できるようにする。このセンスアンプからのDOUT 信号は、(図11には図示しない)フリップフロップ内にラッチされるのに十分 な長さで維持されなくてはならず、そうすれば、感知されたメモリデータは完全 な1メモリサイクルの間利用ができるようになる。その後、そのセンスパルスは 終了し、次のサイクルのためのプリチャージパルスが開始可能となる。 もしセンスパルスの幅W2が短すぎる場合、データ出力信号DOUTはフリッ プフロップ内にラッチされるのに十分な長さだけ持続することはなく、したがっ て、メモリの読出エラーが生じるおそれがある。逆に、もしセンスパルスの幅W2 が長すぎれば、メモリの全体的な読出サイクル時間が遅くなりすぎる。 加えて、もしセンスパルスのW2が長すぎる場合、図11のメモリにおける電 力消費が高くなりすぎる。これは、センスパルスの間、ルストランジスタ74e がオン状態にあり、したがって3つのトランジスタ74a、74c、および74 e、または3つのトランジスタ74b、74d、および74eを介して、電源電 圧+Vから接地への電流経路が形成されるためである。 したがって、ラッチされるためには十分に長くかつ高速の低電力サイクル時間 のためには十分に短いデータ出力信号DOUTを提供するために、SENSEパ ルスの幅W2は正確に制御されねばならない。そして、この発明に従えば、この ことは図4から図10の回路でSENSEパルスを生成することによって達成さ れる。 上述の読出シーケンスを通じて、トランジスタ75aおよび75bへの書込デ ータ信号WD1およびWD0はローである。図11のメモリ内にデータを書込む ために、図12の信号のシーケンスが次の修正を加えて繰返される。すなわち、 ワード線信号WLiがハイであるときに高電圧として信号WD1を生成すること によって、「1」がi番目の行のメモリセルに書込まれる。ワード線信号WLi がハイのときに、高電圧としてWD0を生成することによって、i番目の行のメ モリセルに「0」が書込まれる。 ここで図13を参照する。図13は、この発明に従ってプリチャージ信号PC とワード線信号WLiとSENSE信号とを生成する、回路の構造の詳細を示す 。この図13の回路は、直列接続されたN個のインバータ80−1から80−N と、制御/補償回路81と、複数のANDゲート82から85とを含む。これら の構成要素のすべては、図13に示すように相互接続されている。 制御/補償回路81は、先に説明した図4のモジュール30および40、図8 の30´および40´、または図10の40″のいずれかと同じ内部構造を有す る。もし図4のモジュール40が回路81内で使用された場合には、インバータ 80−1から80−Nの各々に、それぞれのキャパシタCs、CM、CLならびに それぞれのパスゲート4L、42および43が備えられる。同様に、もし図8の モジュール40´が回路81内で使用された場合には、インバータ80−1から 80−Nの各々に、それぞれのキャパシタC1、2C1、4C1、ならびにそれぞ れのパスゲート41、42および43が設けられる。同じように、図10のモジ ュール40″が回路81内で使用される場合には、それぞれの構成要素RS、RM 、RL、 C,41,42、および43が、インバータ80−1から80−Nの各々に設け られる。 プリチャージ信号PCを形成するために、第1のインバータ80−1への入力 信号viとインバータ80−N1からの出力信号とが合わせて、ΛNDゲート83 によってAND処理される。ワード線信号WLiを形成するために、インバータ 80−N1および80−N3からの出力信号が合わせてANDゲート83によって AND処理される。その後、ΛNDゲート83からの出力信号が各ワード線のた めのそれぞれのANDゲート、たとえばANDゲート84iに送られ、そこで、 アドレス信号Aiでゲート処理されて、ワード線信号WLiが形成される。SEN SE信号を形成するには、インバータ80−N。およびインバータ80−Nから の出力信号が合わせて、ANDゲート85によってAND処理される。 図13の回路において、インバータN1の数は、インバータのサブストリング 80−1から80−N1自体内で生じる時間遅延と、制御/補償回路81によっ て加算される遅延との合計が、プリチャージ信号PCの所望の幅W1に等しくな るように、選択される。同様に、インバータ80−N1の後の、インバータ80 −N2までの(80−N2を含む)インバータの数は、それらのインバータ自体か らの遅延と、制御/補償回路81によって加えられる遅延との合計が、ワード線 信号WLiの開始からSENSE信号の開始までの間の所望の遅延D1に等しくな るように、選択される。やはり同様に、インバータ80−N2の後からインバー タ80−Nまでの(80−Nを含む)インバータの数は、それらのインバータか らの遅延と制御/補償回路81によって付加される遅延との合計が、SENSE 信号の所望の幅W2に等しくなるように、選択される。 図13の回路によって図11のメモリにおける性能が改善される限界を示す数 値の例は、以下のとおりである。図11のメモリおよび図13の制御回路が、実 際の0.35ミクロン製造プロセスのための設計ルールを使用して設計されかつ SPICEコンピュータプログラム上でシミュレートされた。このシミュレーシ ョンにおいて、図11のメモリは、プリチャージ、ワード線、およびセンス信号 のパラメータW1、D1、およびW1がそれぞれ1.0ナノ秒、0.9ナノ秒、お よび3.0ナノ秒の場合にデータを正確に読出す。図13における制御/補償回 路 81の動作により、これらのパラメータW1、D1,およびW2の各々が有する公 差は、ごくわずかである。 これに比して、もし制御/補償回路81が取除かれた場合には、パラメータW1 、D1、およびW2の各々は、トランジスタ80−1から80−Nがオンおよび オフになる速度の範囲により、大きい公差を有するようになる。特定的には、使 用された実際の0.35ミクロン製造プロセスについては、パラメータW1は1 .0ナノ秒から2.78ナノ秒の間で変動し、パラメータD1は0.9ナノ秒か ら2.50ナノ秒までの間で、パラメータW2は3.0ナノ秒から8.34ナノ 秒までの間で変動した。 したがって、インバータ80−1から80−Nが高速の切換速度を有するか低 速の切換速度を有するかにかかわらずメモリが常に正しく読出できるようにする には、2.78+2.50+8.34ナノ秒の最大サイクル時間を使用しなくて はならない。この13.62ナノ秒のサイクル時間は、制御/補償回路81とと もに達成される4.9ナノ秒のサイクル時間よりも270%遅い。 上述の図11のメモリにおいて、読出/書込回路はトランジスタ73cを排除 するよう修正することが可能である。この変更により、ビット線71および72 は、プリチャージトランジスタ73aおよび73bを介してのみ、イコライズさ れるようになる。これに代えて、読出/書込回路を、プリチャージトランジスタ 73aおよび73bのゲートを固定された基準電圧に接続するよう修正すること も可能である。この変更により、ビット線71および72は、イコライズ用トラ ンジスタ73cによってのみイコライズされるようになる。 次に図14を参照する。図14は、従来の技術よりも動作速度を増しかつ電力 消費を低減するように、この発明が好ましくは組込まれる、別の集積回路メモリ の構造を示す。上述の図11のメモリがスタティックメモリであったのに対し、 この図14のメモリはダイナミックメモリである。 この図14のメモリ内には、複数のダイナミックメモリセルが含まれ、そのう ちの1つを参照番号90によって示す。各メモリセルは、単一のトランジスタ9 1および単一のキャパシタ92からなる。このメモリセル90は、列内で点93 の組によって繰返され、かつ、行内において点94の組によって繰返される。 図14に示される残りの構成要素のすべては、メモリセルのための読出−書込 回路を構成する。メモリセルの各列に対して、この読出/書込回路は1つの単一 ビット線101、1つのプリチャージ回路102、1つのセンスアンプ103、 および1つの書込データトランジスタ104を含む。この読出/書込回路はさら に、セルの各行につき、それぞれ1本のワード線を含み、その内の1本を参照番 号105iによって示す。 プリチャージ回路102は単一のトランジスタ102aからなる。センスアン プ103は、5つのトランジスタ103aから103eを含む。プリチャージ回 路およびセンスアンプならびにメモリセル内のすべての構成要素は、図14に示 されるように相互接続されている。 図14のメモリセルからデータを読出すには、プリチャージ信号PCとワード 線信号WLiとSENSE信号とが図12に関連して上に記載したのと同じシー ケンスでメモリに送られる。さらに、パルス幅W1、信号の遅延D1、およびパル ス幅W2を正確に制御する必要性に関して上に述べたことはすべて、この図14 のメモリにも当てはまる。したがって、図14のメモリのためにプリチャージ信 号PCとワード線信号WLiとSENSE信号とを正確に生成するには、図13 の上述の回路が好ましくは使用される。 1修正案として、図11のスタティックメモリおよび図14のダイナミックメ モリのためのプリチャージ信号PCとワード線信号WLiとセンスアンプ信号S ENSE信号とは、図15の回路によって生成されてもよい。この図15の回路 は、上述の図13の回路を修正したものであり、図15および図13における同 一の構成要素は、同じ参照番号を有する。たとえば、図15および図13におけ る直列のインバータ80−1から80−Nは同一である。 図15において、主要な修正が、直列のインバータ80−1から80−Nのた めの制御および補償モジュール81´において行なわれる。特定的には、モジュ ール80´は先に説明した補償回路、図4の40、図8の40´または図10の 40″のうちいずれか1つを含むが、それらの補償回路のための制御信号SL/ MED/FAまたはBIT20/BIT21/BIT22は図16Aの制御回路1 10または図16Bの120のうちいくつかによって生成される。 図16Aの制御回路110は、抵抗器111と、トランジスタ112と、ヒュ ーズ113とからなる。これらの構成要素111から113のすべては、図示し たように相互接続されている。トランジスタ112は通常は開路である入力端子 112aを有する。端子112aが開路である限り、回路110からの出力制御 信号CTLiは低電圧である。しかし、端子112aが一時的に接地されると、 電流がトランジスタ112およびヒューズ113を介して流れて、ヒューズが開 路となり、したがって、制御信号CTLiが高電圧となる。 図16Bの制御回路120は、抵抗器121およびアンチヒューズ122から なる。好ましくは、アンチヒューズ122は、本発明の譲渡人に譲渡された、「 半導体基板上に積重ねられた電気的に変更可能な抵抗コンポーネントを製造する 方法(“Method of Fabricating An Electrically Alterab1e ResistiveCompone nt Stacked Above A Semiconductor Substrate”)」と題された、米国特許第5 ,407,851号に記載されたように構築される。アンチヒューズ122は、 通常はアンチヒューズのしきい値電圧よりも低い電圧+Vを受取る、入力端子1 22aを有する。端子122a上の電圧+Vがしきい値電圧を下回っている限り 、回路120からの出力制御信号CTLiは低電圧である。しかし、端子122 a上の電圧+Vが一時的にアンチヒューズのしきい値電圧よりも高められると、 アンチヒューズ122を通じる抵抗が、高抵抗から低抵抗へと切換って、それに より、制御信号CTLiが高電圧となる。 補償回路40、40´または40″によって必要とされる各制御信号CTLi のために、制御回路110または120のそれぞれ1つが使用される。たとえば 、もし制御回路110が使用されて図4の補償回路40のために制御回路が生成 される場合、制御回路110の3つが使用される。そのうち1つの制御回路11 0はSL制御信号を生成し、第2の制御回路110がMED制御信号を、第3の 制御回路110がFA制御信号を生成する。 同様に、もし制御回路120を使用して図8の補償回路40´のための制御信 号が生成される場合には、制御回路120の3つが使用される。1つの制御回路 120がBIT20制御信号を生成し、第2の制御回路120がBIT21制御信 号を、第3の制御回路120がBIT22制御信号を生成する。 どの制御信号CTLiが高電圧レベルとして生成されねばならないかを判定す るために、図15の回路を含むチップには入力端子80−1aおよび出力端子8 0−Naが設けられる。制御信号CTLiのすべてがローである間にローからハ イへの電圧遷移を端子80−1a上に与え、かつ、端子80−Na上に生じる出 力信号を監視することによって、補償されていない直列のインバータ80−1… 80−Nを通じる遅延を測定することができる。その後、一旦その遅延がわかる と、制御回路110および120からの制御信号CTLiを、上述のようにヒュ ーズ113を選択的に開路にするかまたはアンチヒューズ122を短絡させるこ とによって、高電圧レベルとして選択的に生成することができる。 好ましくは、端子80−1a上にローからハイへの電圧遷移を加え、端子80 −Na上の出力信号における遅延を測定し、かつ、選択的にヒューズ113を開 路にするかまたはアンチヒューズ122を短絡させるという上述のステップは、 チップを製造する工場の技術者によって、1メモリチップにつき一度のみ行なわ れる。その後、そのメモリチップが販売されて顧客によって使用される際には、 制御回路110の入力端子112aは常に開放に保たれ、かつ、制御回路120 の入力端子122aは常にアンチヒューズのしきい値電圧よりも低く保たれる。 以上に、この発明のいくつかの好ましい実施例ならびにそれらの特徴および利 点を詳細に述べた。したがって、この発明がいずれか1つの特定の実施例の詳細 に限定されるものではなく、添付の請求の範囲に記載される構造およびそれらの 均等物によって規定されることを理解されたい。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月14日(19997.7.14) 【補正内容】請求の範囲 1.集積回路チップ内のメモリ(図11)であって、 前記チップ上の読出/書込回路(図11の71〜75)に結合された、前記チ ップ上のメモリセル(図11の60および65)のアレイを含み、前記読出/書 込回路は、パルス信号の幅によって設定される時間間隔の間に前記アレイ上で予 め定められた動作を実行し、さらに、 前記読出/書込回路に結合された、前記チップ上のパルス発生器(図13また は図15)を含み、前記パルス発生器は予測できない速度でオンおよびオフに切 換って前記幅が大きい公差を有するように前記パルス信号を生成するトランジス タを含み、さらに、 前記予測できない速度を評価する制御信号を生成する前記チップ上の制御モジ ュール(図4、図16Aまたは図16B)と、 複数の補償コンポーネントを含む前記チップ上の補償回路(図4、図8または 図10)とを含み、前記補償コンポーネントは前記制御信号に応答して前記補償 コンポーネントを前記パルス発生器に選択的に結合して、前記選択的に結合され たコンポーネントが前記トランジスタと併せて前記大きい公差よりも実質的に小 さい公差を有する幅を有して前記パルス信号を発生するようにする、メモリ。 2.前記制御モジュールは、前記予測できない速度に比例する周波数で発振する 発振信号を生成するリングオシレータと、予め定められた時間間隔中の前記発振 信号のサイクルを数えることによって前記制御信号を生成する計数モジュールと を含む、請求項1に記載のメモリ。 3.前記リングオシレータは前記パルス発生器内の前記トランジスタと物理的に 合致するトランジスタからなる、請求項2に記載のメモリ。 4.前記読出/書込回路は前記メモリセルを相互結合する相補的な対のビット線 を含み、前記予め定められた動作は前記ビット線の双方をプリチャージする、請 求項2に記載のメモリ。 5.前記読出/書込回路はセンスアンプに結合された相補的な対のビット線を含 み、前記予め定められた動作は前記センスアンプを能動化して前記ビット線上の 前記セルからのデータを感知できるようにする、請求項2に記載のメモリ。 6.前記読出/書込回路は前記メモリセルを相互結合する単一のビット線を含み 、前記予め定められた動作は前記単一のビット線をプリチャージする、請求項2 に記載のメモリ。 7.前記読出/書込回路はセンスアンプに結合された単一のビット線を含み、前 記予め定められた動作は、前記ビット線上の前記セルからデータを感知するよう 前記センスアンプを能動化する、請求項2に記載のメモリ。 8.前記メモリセルはスタティックセルである、請求項2に記載のメモリ。 9.前記メモリセルはダイナミックセルである、請求項2に記載のメモリ。 10.前記制御モジュールは電気的にプログラム可能であり、かつ、前記予測で きない速度を評価する前記制御信号を生成するようプログラムされる、請求項1 に記載のメモリ。 11.前記制御モジュールは、前記制御信号を生成するよう選択的に開路とされ るヒューズを含む、請求項10に記載のメモリ。 12.前記制御モジュールは、前記制御信号を生成するよう選択的に短絡される アンチヒューズを含む、請求項10に記載のメモリ。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年11月5日(1997.11.5) 【補正内容】 およびパルス信号vpの幅が大きな公差を有することである。このように大きな 公差が生じるのは、いかなる特定の集積回路チップ上においても、インバータ1 0−1から10−N内のトランジスタ10aおよび10bが予測できない速度で オンおよびオフに切換るためである。これを、図2のグラフに示す。図2におい て、切換速度の範囲が水平軸上に与えられ、トランジスタ10aおよび10b内 で特定の切換速度が発生する対応する確率が、曲線12によって与えられる。 曲線12を観察することにより、どの特定のチップ上のトランジスタ10aお よび10bも、最低速度13aと最高速度13bとの間のどの速度でもあり得る 、予測できない切換速度を有することがわかる。換言すれば、トランジスタ10 aおよび10bの切換速度は、最低速度13aと最高速度13bとの中間に位置 する平均速度13cのまわりに生じる公差Δ1を有する。この切換速度の公差Δ1 は、トランジスタ10aおよび10bを製造するプロセスにおける避けられない 何らかのばらつきによって生じる。そのようなプロセスの2つのばらつきを図2 に参照番号14を付して示す。これらは、トランジスタのゲート長のばらつき、 および、トランジスタのゲート酸化物の厚さのばらつきである。 図2に示した切換速度の大きな公差Δ1により、遅延された出力信号voおよび パルス出力信号vpは、比例して大きい公差kΔ1を有して生成される。これを図 3に示す。信号voは最小遅延15a、最大遅延15b、および平均遅延15c で生じるが、これらはそれぞれ切換速度13a、13b、および13cに対応す る。同様に、出力パルスvpは、それぞれが13a、13bおよび13cの切換 速度に対応する、最小幅16a、最大幅16b、および平均幅16cで発生する 。 遅延された出力信号voが正確に発生するようにするためには、kΔ1の遅延公 差は平均遅延15cと比較して小さくなくてはならない。同様に、パルス出力信 号vpが正確な幅を有するためには、kΔ1の幅の公差が平均幅16cと比較して 小さくなければならない。しかし残念なことに、トランジスタ10aおよび10 bの物理的なサイズが小さくなればなるほど、プロセスのばらつき14はますま す大きくなる。0.50mmの平均サイズを有するサブミクロントランジスタに ついては、遅延公差kΔ1は平均15cの約90%である。 US−A−4−894 791号は、チップ上のトランジスタ内の切換速度の ばらつきを補償する、5つのステップを含むプロセスを開示する。このプロセス は、遅延を測定するステップと、平均時間を計算するステップと、減算するステ ップと、どのリンクを開放するかを判定するステップと、選択されたリンクをレ ーザで開放するステップとを含む。しかし、これらのステップは、チップの外部 に位置付けられた複雑な器具によって、切換速度のばらつきを有しながら行なわ れなければならず、またこれは、本来的に非常に高くつく。 US−A−5 319 253号は、最も関連のある最新技術を表わすものと 考えられるが、これは、パルス発生器(図6)内で生成されたパルス信号間の遅 延によって設定されるさまざまな時問間隔で(プリチャージ、センシングの)動 作を行なうR/W回路に結合されたメモリセルのアレイを有する、集積メモリを 開示する。それらの遅延は、長すぎずまた短すぎることのないように、注意深く 選択されなければならない。第2段、第6〜20行を参照。このメモリは、保持 信号を利用してそれらの遅延を判定するが、この保持信号は、2つの信号(CA S*、RAS*)の間の遅延が予め定められた値(t2)を超えたときに生成さ れる。第3段、第24〜27行参照。US−A−5 087 842号は、以下 のものを含む構成を開示する。すなわち、そのパラメータが大きな公差を受けや すいトランジスタを有するパルス発生器と、パルス発生器のトランジスタと合致 するトランジスタを有するリングオシレータ(48)と、リングオシレータの周 波数を判定しかつパルス発生器およびリングオシレータの双方によって使用され る制御信号(CONTR0L DATA WORD)を生成してパラメータの公差を補償するため のカウンタを含む制御モジュール(24)とを含む、構成である。 しかしながら、入手可能な先行技術においては、メモリ内の、メモリが予め定 められた動作を行なう時間間隔におけるばらつきを補償する制御回路を開発する よう促進するものはない。 したがって、この発明の1つの目的は、従来よりも実質的に小さい遅延公差を 6.前記読出/書込回路は前記メモリセルを相互結合する単一のビット線を含み 、前記予め定められた動作は前記単一のビット線をプリチャージする、請求項2 に記載のメモリ。 7.前記読出/書込回路はセンスアンプに結合された単一のビット線を含み、前 記予め定められた動作は、前記ビット線上の前記セルからデータを感知するよう 前記センスアンプを能動化する、請求項2に記載のメモリ。 8.前記メモリセルはスタティックセルである、請求項2に記載のメモリ。 9.前記メモリセルはダイナミックセルである、請求項2に記載のメモリ。 10.前記制御モジュールは電気的にブログラム可能であり、かつ、前記予測で きない速度を評価する前記制御信号を生成するようプログラムされる、請求項1 に記載のメモリ。 11.前記制御モジュールは、前記制御信号を生成するよう選択的に開路とされ るヒューズを含む、請求項10に記載のメモリ。 12.前記制御モジュールは、前記制御信号を生成するよう選択的に短絡される アンチヒューズを含む、請求項10に記載のメモリ。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1998年1月9日(1998.1.9) 【補正内容】 およびパルス信号vpの幅が大きな公差を有することである。このように大きな 公差が生じるのは、いかなる特定の集積回路チップ上においても、インバータ1 0−1から10−N内のトランジスタ10aおよび10bが予測できない速度で オンおよびオフに切換るためである。これを、図2のグラフに示す。図2におい て、切換速度の範囲が水平軸上に与えられ、トランジスタ10aおよび10b内 で特定の切換速度が発生する対応する確率が、曲線12によって与えられる。 曲線12を観察することにより、どの特定のチップ上のトランジスタ10aお よび10bも、最低速度13aと最高速度13bとの間のどの速度でもあり得る 、予測できない切換速度を有することがわかる。換言すれば、トランジスタ10 aおよび10bの切換速度は、最低速度13aと最高速度13bとの中間に位置 する平均速度13cのまわりに生じる公差Δ1を有する。この切換速度の公差Δ1 は、トランジスタ10aおよび10bを製造するプロセスにおける避けられない 何らかのばらつきによって生じる。そのようなプロセスの2つのばらつきを図2 に参照番号14を付して示す。これらは、トランジスタのゲート長のばらつき、 および、トランジスタのゲート酸化物の厚さのばらつきである。 図2に示した切換速度の大きな公差Δ1により、遅延された出力信号vOおよび パルス出力信号vpは、比例して大きい公差kΔ1を有して生成される。これを図 3に示す。信号voは最小遅延15a、最大遅延15b、および平均遅延15c で生じるが、これらはそれぞれ切換速度13a、13b、および13cに対応す る。同様に、出力パルスvpは、それぞれが13a、13bおよび13cの切換 速度に対応する、最小幅16a、最大幅16b、および平均幅16cで発生する 。 遅延された出力信号voが正確に発生するようにするためには、kΔ1の遅延公 差は平均遅延15cと比較して小さくなくてはならない。同様に、パルス出力信 号vpが正確な幅を有するためには、kΔ1の幅の公差が平均幅16cと比較して 小さくなければならない。しかし残念なことに、トランジスタ10aおよび10 bの物理的なサイズが小さくなればなるほど、プロセスのばらつき14はますま す大きくなる。0.50mmの平均サイズを有するサブミクロントランジスタに ついては、遅延公差kΔ1は平均15cの約90%である。 US−A−4−894 791号は、チップ上のトランジスタ内の切換速度の ばらつきを補償する、5つのステップを含むプロセスを開示する。このプロセス は、遅延を測定するステップと、平均時間を計算するステップと、減算するステ ップと、どのリンクを開放するかを判定するステップと、選択されたリンクをレ ーザで開放するステップとを含む。しかし、これらのステップは、チップの外部 に位置付けられた複雑な器具によって、切換速度のばらつきを有しながら行なわ れなければならず、またこれは、本来的に非常に高くつく。 US−A−5 319 253号は、最も関連のある最新技術を表わすものと 考えられるが、これは、パルス発生器(図6)内で生成されたパルス信号間の遅 延によって設定されるさまざまな時間間隔で(プリチャージ、センシングの)動 作を行なうR/W回路に結合されたメモリセルのアレイを有する、集積メモリを 開示する。それらの遅延は、長すぎずまた短すぎることのないように、注意深く 選択されなければならない。第2段、第6〜20行を参照。このメモリは、保持 信号を利用してそれらの遅延を判定するが、この保持信号は、2つの信号(CA S*、RAS*)の間の遅延が予め定められた値(t2)を超えたときに生成さ れる。第3段、第24〜27行参照。US−A−5 087 842号は、以下 のものを含む構成を開示する。すなわち、そのパラメータが大きな公差を受けや すいトランジスタを有するパルス発生器と、パルス発生器のトランジスタと合致 するトランジスタを有するリングオシレータ(48)と、リングオシレータの周 波数を判定しかつパルス発生器およびリングオシレータの双方によって使用され る制御信号(CONTROL DATA WORD)を生成してパラメータの公差を補償するため のカウンタを含む制御モジュール(24)とを含む、構成である。 しかしながら、入手可能な先行技術においては、メモリ内の、メモリが予め定 められた動作を行なう時間間隔におけるばらつきを補償する制御回路を開発する よう促進するものはない。 したがって、この発明の1つの目的は、従来よりも実質的に小さい遅延公差を請求の範囲 1.集積回路チップ内のメモリ(図11)であって、 前記チップ上の読出/書込回路(図11の71〜75)に結合された、前記チ ップ上のメモリセル(図11の60および65)のアレイを含み、前記読出/書 込回路は、パルス信号の幅によって設定される時間間隔の間に前記アレイ上で予 め定められた動作を実行し、さらに、 前記読出/書込回路に結合された、前記チップ上のパルス発生器(図13また は図15)を含み、前記パルス発生器は予測できない速度でオンおよびオフに切 換って前記幅が大きい公差を有するように前記パルス信号を生成するトランジス タを含み、さらに、 前記予測できない速度を評価する制御信号を生成する前記チップ上の制御モジ ュール(図4、図16Aまたは図16B)と、 複数の補償コンポーネントを含む前記チップ上の補償回路(図4、図8または 図10)とを含み、前記補償コンポーネントは前記制御信号に応答して前記補償 コンポーネントを前記パルス発生器に選択的に結合して、前記選択的に結合され たコンポーネントが前記トランジスタと併せて前記大きい公差よりも実質的に小 さい公差を有する幅を有して前記パルス信号を発生するようにする、メモリ。 2.前記制御モジュールは、前記予測できない速度に比例する周波数で発振する 発振信号を生成するリングオシレータと、予め定められた時間間隔中の前記発振 信号のサイクルを数えることによって前記制御信号を生成する計数モジュールと を含む、請求項1に記載のメモリ。 3.前記リングオシレータは前記パルス発生器内の前記トランジスタと物理的に 合致するトランジスタからなる、請求項2に記載のメモリ。 4.前記読出/書込回路は前記メモリセルを相互結合する相補的な対のビット線 を含み、前記予め定められた動作は前記ビット線の双方をプリチャージする、請 求項2に記載のメモリ。 5.前記読出/書込回路はセンスアンプに結合された相補的な対のビット線を含 み、前記予め定められた動作は前記センスアンプを能動化して前記ビット線上の 前記セルからのデータを感知できるようにする、請求項2に記載のメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),JP (72)発明者 サリバン,グレーグ・ティ アメリカ合衆国、92029 カリフォルニア 州、エスコンディード、エヌ・マンモス・ プレイス、2152 (72)発明者 トゥン,ケニー・ワイ アメリカ合衆国、92029 カリフォルニア 州、エスコンディード、パートリッジ・グ レン、1336

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.集積回路チップ上の精密遅延回路であって、 入力信号を受取り、かつ、予測できない速度でオンおよびオフに切換って大き い公差を有する遅延を伴って出力信号を発生するトランジスタを含むスイッチン グ回路と、 前記チップ内の、前記予測できない速度を評価しかつその評価速度を識別する 制御信号を生成する制御回路と、 複数の補償コンポーネントを含んで、前記制御回路から前記制御信号を受取り 、応じて、前記補償コンポーネントを前記スイッチング回路に選択的に結合して 、前記トランジスタおよび前記選択的に結合されたコンポーネントの組合せが前 記大きい公差よりも実質的に小さい公差を有する遅延を伴って前記出力信号を生 成するようにする補償回路とからなる、精密遅延回路。 2.前記制御回路は、前記予測できない速度と比例する周波数において発振する 発振信号を生成する第1のモジュールと、前記発振信号内のサイクルを数えるこ とによって前記制御信号を生成する第2のモジュールとを含む、請求項1に記載 の遅延回路。 3.前記第1のモジュールはリングオシレータである、請求項2に記載の遅延回 路。 4.前記リングオシレータは、前記スイッチング回路内の前記トランジスタと物 理的に合致するトランジスタからなる、請求項3に記載の遅延回路。 5.前記補償コンポーネントはキャパシタを含む、請求項1に記載の遅延回路。 6.前記補償コンポーネントは抵抗器を含む、請求項1に記載の遅延回路。 7.前記補償回路は、前記制御回路が低速を評価した場合には小さいキャパシタ を前記スイッチング回路に結合し、かつ、前記制御信号が高速を評価した場合に は前記スイッチング回路に大きいキャパシタを結合する、請求項1に記載の遅延 回路。 8.前記補償回路は前記制御信号が低速を評価した場合には前記スイッチング回 路に小さい抵抗器を結合し、かつ、前記制御信号が高速を評価したときには前記 スイッチング回路に大きい抵抗器を結合する、請求項1に記載の遅延回路。 9.前記遅延回路は、前記遅延回路と併せてパルスを生成する論理ゲートに結合 される、請求項1に記載の遅延回路。 10.前記大きい公差は前記実質的に小さい公差よりも少なくとも50%大きい 、請求項1に記載の遅延回路。 11.前記制御回路は、前記予測できない速度を少なくとも3つの量子化された 速度のうちの1つとして評価して、その評価された1つの量子化された速度を識 別するように前記制御信号を生成する、請求項1に記載の遅延回路。 12.前記補償コンポーネントは前記チップ上に少なくとも3つのグループで配 置され、かつ、前記補償回路は前記補償コンポーネントを前記スイッチング回路 に、一度につき1グループずつ選択的に結合する、請求項1に記載の遅延回路。 13.前記補償コンポーネントは前記チップ上に少なくとも3つのグループで配 置され、かつ、前記補償回路は前記補償コンポーネントを前記スイッチング回路 に、前記グループの組合せとして選択的に結合する、請求項1に記載の遅延回路 。 14.集積回路チップ内のメモリであって、 パルス信号の幅によって設定された時間間隔の間、前記アレイ上で予め定めら れた動作を実行する読出/書込回路に結合された、メモリセルのアレイと、 前記読出/書込回路に結合されて、予測できない速度でオンおよびオフに切換 って前記幅が大きい公差を有するように前記パルス信号を生成するトランジスタ を含むパルス発生器と、 前記予測できない速度に比例する周波数で発振する発振信号を生成する第1の モジュール、および、前記発振信号内のサイクルを数えることによって前記制御 信号を生成する第2のモジュールと、 複数の補償コンポーネントを含んで、前記制御信号に応答して前記補償コンポ ーネントを前記パルス発生器に選択的に結合して、その選択的に結合されたコン ポーネントが前記トランジスタと併せて、前記大きい公差よりも実質的に公差が 小さい幅を有する前記パルス信号を生成するようにする補償回路とからなる、メ モリ。 15.前記第1のモジュールはリングオシレータである、請求項14に記載のメ モリ。 16.前記リングオシレータは前記パルス発生器内の前記トランジスタに物理的 に合致するトランジスタからなる、請求項15に記載のメモリ。 17.前記読出/書込回路は、前記メモリセルを相互結合する相補的な対のビッ ト線を含み、かつ、前記予め定められた動作は前記ビット線の両方をプリチャー ジする、請求項15に記載のメモリ。 18.前記読出/書込回路はセンスアンプに結合された相補的な対のビット線を 含み、かつ、前記予め定められた動作は前記センスアンプを能動化して前記ビッ ト線上の前記セルからのデータを感知できるようにする、請求項15に記載のメ モリ。 19.前記読出/書込回路は前記メモリセルを相互結合する単一のビット線を含 み、かつ、前記予め定められた動作は前記単一のビット線をプリチャージする、 請求項15に記載のメモリ。 20.前記読出/書込回路はセンスアンプに結合された単一のビット線を含み、 かつ、前記予め定められた動作は前記センスアンプを能動化して、前記ビット線 上の前記セルからのデータを感知できるようにする、請求項15に記載のメモリ 。 21.前記メモリセルはスタティックセルである、請求項15に記載のメモリ。 22.前記メモリセルはダイナミックセルである、請求項15に記載のメモリ。 23.集積回路チップ内のメモリであって、 パルス信号の幅によって設定された時間間隔の間に前記アレイ上で予め定めら れた動作を実行する読出/書込回路に結合された、メモリセルのアレイと、 前記読出/書込回路に結合されて、予測できない速度でオンおよびオフに切換 って前記幅が大きい公差を有するように前記パルス信号を生成するトランジスタ を含むパルス発生器と、 前記予測できない速度を評価する制御信号を生成するようプログラムされた電 気的にプログラム可能なモジュールと、 複数の補償コンポーネントを含んで、前記制御信号に応答して前記補償コンポ ーネントを前記パルス発生器に選択的に結合して、前記選択的に結合されたコン ポーネントが前記トランジスタと併せて、前記大きい公差よりも実質的に小さい 公差を有する幅を有して前記パルス信号を生成するようにする補償回路とからな る、メモリ。 24.前記電子的にプログラム可能なモジュールは、選択的に開路となって前記 制御信号を生成するヒューズを含む、請求項23に記載のメモリ。 25.前記電子的にプログラム可能なモジュールは、選択的に短絡して前記制御 信号を生成するアンチヒューズを含む、請求項23に記載のメモリ。 26.前記読出/書込回路は、前記メモリセルを相互結合する相補的な対のビッ ト線を含み、かつ、前記予め定められた動作は前記ビット線の両方をプリチャー ジする、請求項25に記載のメモリ。 27.前記読出/書込回路は、センスアンプに結合された相補的な対のビット線 を含み、かつ、前記予め定められた動作は、前記センスアンプを能動化して前記 ビット線上の前記セルからのデータを感知できるようにする、請求項25に記載 のメモリ。 28.前記読出/書込回路は、前記メモリセルを相互結合する単一のビット線を 含み、かつ、前記予め定められた動作は前記単一のビット線をプリチャージする 、請求項25に記載のメモリ。 29.前記読出/書込回路は、センスアンプに結合された単一のビット線を含み 、かつ、前記予め定められた動作は、前記ビット線上の前記セルからデータを感 知できるよう前記センスアンプを能動化する、請求項25に記載のメモリ。 30.前記メモリセルはスタティックセルである、請求項25に記載のメモリ。 31.前記メモリセルはダイナミックセルである、請求項25に記載のメモリ。
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