JP2000502053A - 新規な弗素化又はヒドロキシル化されたフェニルイミダゾリジン、それらの製造法及び中間体、薬剤としての用途、新規な用途並びに製薬組成物 - Google Patents

新規な弗素化又はヒドロキシル化されたフェニルイミダゾリジン、それらの製造法及び中間体、薬剤としての用途、新規な用途並びに製薬組成物

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    • C07D233/76Two oxygen atoms, e.g. hydantoin with substituted hydrocarbon radicals attached to the third ring carbon atom

Abstract

(57)【要約】 本発明の特定の主題は、次式(I) {ここで、R1及びR2は特にシアノ及びトリフルオルメチルを表わし、R3は特にアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基(ハロゲン原子、シアノ若しくはヒドロキシル基から選択される1個以上の基により置換されていてもよい)を表わし、R4及びR5は特に弗素により置換されていてもよいメチルを表わすか又は特にシクロヘキシル基を形成し、X及びYは特に酸素を表わす}の化合物並びにそれらの塩類及び異性体である。

Description

【発明の詳細な説明】 新規な弗素化又はヒドロキシル化されたフェニルイミダゾリジン、 それらの製造法及び中間体、薬剤としての用途、新規な用途並びに 製薬組成物 本発明は、新規な弗素化又はヒドロキシル化されたフェニルイミダゾリジン、 それらの製造法及び得られる新規な中間体、それらの薬剤としての用途、それら の新規な用途並びにそれらを含有する製薬組成物に関する。 従って、本発明の主題は、次式(I) {ここで、 R1及びR2は同一であっても異なっていてもよく、シアノ、ニトロ、トリフル オルメチル基及びハロゲン原子から選択され、 R3は多くとも10個の炭素原子を含有するアリール、アリールアルキル、又 は線状若しくは分岐状のアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基(これらの 基はハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、カルボキシ、アシル及 びアシルオキシ基から選択される1個以上の基により置換されていてもよく、こ こで適当ならばアルキル、アルコキシ及びアシル基は線状又は分岐状で多くとも 10個の炭素原子を含有し、カルボキシ基は遊離の、塩形成、エステル化又はア ミド化されており、ヒドロキシル基は遊離の、エステル化、エーテル化又は保護 されている)を表わし、 R4及びR5は同一であっても異なっていてもよく、ハロゲン原子により置換さ れていてもよい多くとも4個の炭素原子を含有する線状又は分岐状のアルキル基 を表わすか、或いはそれらが結合している炭素原子と共に、3〜7員よりなり 、酸素、硫黄又は窒素原子から選択される1個以上の同一又は異なった複素原子 を含有できる環状の基を形成し、 X及びYは同一であっても異なっていてもよく、酸素又は硫黄原子を表わす} の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、エナンチオマー及びジ アステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式(I)の化合物の無機及び有 機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩にある。 式(I)の化合物並びに以下の説明において、 ・用語“ハロゲン原子”は、弗素、塩素、臭素又は沃素原子も表わす。 弗素、塩素又は臭素原子が好ましい。 ・用語“線状又は分岐状のアルキル基”とは、下記の基:メチル、エチル、プロ ピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペン チル、イソペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、またヘプチル、オクチル、ノニ ル及びデシル並びにこれらの線状又は分岐状の位置異性体を表わす。 多くとも6個の炭素原子を含有するアルキル基が好ましく、特にメチル、エチ ル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、n−ペンチル及びn−ヘキシル基で ある。 用語“線状又は分岐状のアルケニル基”は、ビニル、アリル、1−プロペニル 、ブテニル、1−ブテニル、ペンテニル又はヘキセニル基並びにこれらの線状又 は分岐状の位置異性体を表わす。 アルケニル基のうちでは、ビニル、アリル、プロペニル、n−ブテニル及びイ ソブテニル基が好ましい。 用語“アルキニル基”は、多くとも12個の炭素原子を有する線状又は分岐状 のアルキニル基、例えばエチニル、プロパルギル、ブチニル、ペンチニル又はヘ キシニル基を表わす。 アルキニル基のうちでは、4個の炭素原子を有するもの、特にプロパルギル基 が好ましい。 用語“線状又は分岐状のアルコキシ基”は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ 若しくはイソプロポキシ、さらに線状の、sec−若しくはt−ブトキシ、ペン チルオキシ若しくはヘキシルオキシ基並びにこれらの線状又は分岐状の位置異性 体を表わす。 ・用語“3〜7員よりなり、酸素、硫黄又は窒素原子から選択される1個以上の 同一又は異なった複素原子を含有できる環状の基”は、一方ではそれ自体が示す シクロアルキル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル及び シクロヘキシル基、他方では酸素、窒素又は硫黄原子から選択される1個以上の 複素原子により中断された炭素環式基、特に飽和単環式炭素環式基、例えば下記 の基:オキセタニル、オギソラニル、ジオキサニル、ジチオラン、チオオキソラ ン、チオオキサン、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリニル 、アゼチジン、オキセタン及びチエタンを表わす。 用語“アシル基”は、好ましくは、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチ リル又はベンゾイル基を表わすが、バレリル、ヘキサノイル、アクリロイル、ク ロトノイル又はカルバモイル基も表わす。 用語“アシルオキシ基”は、アシル基が上記のような意味を有する基を表わし 、例えばアセトキシ又はプロピオニルオキシ基である。 用語“アリール基”とは、フェニル若しくはナフチル基のような炭素環式アリ ール基、或いは好ましくは酸素、硫黄及び窒素から選択される1個以上の複素原 子を含有する5若しくは6員の単環式複素環式アリール基又は縮合環よりなる複 素環式アリール基を意味する。5員の複素環式アリール基のうちでは、フリル、 チエニル、ピロリル、チアゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、チアジアゾリ ル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、テトラゾリル基が挙げられる。 6員の複素環式アリール基のうちでは、ピリジル、ピリミジニル、ピリダジニ ル、ピラジニル基が挙げられる。 縮合アリール基のうちでは、インドリル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、 キノリニル基が挙げられる。 フェニル、テトラゾリル及びピリジル基が好ましい。 用語“アリールアルキル基”とは、上で定義したアルキル基とアリール基との 組合せにより生じる基を意味する。 ベンジル、フェニルエチル、ピリジルメチル、ピリジルエチル又はテトラゾリ ルメチル基が好ましい。 1個以上のハロゲン原子により置換されたアルキル基の特定の例としては、モ ノフルオル−、クロル−若しくはブロム−メチル、ジフルオル−、ジクロル−若 しくはジブロム−メチル、トリフルオルメチル基が挙げられる。 式(I)の化合物のカルボキシ基は、遊離であるか、又は当業者に知られた種 々の基により塩形成、アミド化若しくはエステル化することができる。 例えば、下記のものが挙げられる。 ・無機塩基、例えば等価のナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグ ネシウム又はアンモニウムにより塩形成されたカルボキシ基、或いは有機塩基、 例えばメチルアミン、プロピルアミン、トリメチルアミン、ジエチルアミン、ト リエチルアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、トリス(ヒドロキシメチ ル)アミノメタン、エタノールアミン、ピリジン、ピコリン、ジシクロヘキシル アミン、モルホリン、ベンジルアミン、プロカイン、リジン、アルギニン、ヒス チジン、N−メチルグルカミンにより塩形成されたカルボキシ基。 ナトリウム又はカリウム塩が好ましい。 ・アルコキシカルボニル基を形成させるためにアルキル基によりエステル化され たカルボキシ基、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキ シカルボニル、n−ブトキシ、イソブトキシ若しくはt−ブトキシ−カルボニル 基又はベンジルオキシカルボニル基。これらの基のアルキル基は、例えばハロゲ ン原子、ヒドロキシル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、アルキルチオ、ア ミノ又はアリール基から選択される1個以上の基により置換されていてよく、例 えばクロルメチル、ヒドロキシプロピル、メトキシメチル、プロピオニルオキシ メチル、メチルチオメチル、ジメチルアミノエチル、ベンジル又はフェネチル基 におけるようなものである。 メトキシメチル、エトキシメチル基;ピバロイルオキシメチル、ピバロイルオ キシエチル、アセトキシメチル若しくはアセトキシエチル基のようなアシルオキ シアルキル基;メトキシカルボニルオキシメチル若しくはエチル、イソプロピル オキシカルボニルオキシメチル若しくはエチル基のようなアルコキシカルボニル オキシアルキル基のような容易に解裂できるエステルの残基により形成された基 を挙げることができる。 このようなエステル基のリストは、例えばヨーロッパ特許EP0,034,5 36に見出すことができる。 “アミド化されたカルボキシ基”とは、式−CON(R6)(R7)型の基(こ こで、同一であっても異なっていてもよいR6及びR7基は水素原子又は1〜4個 の炭素原子を有するアルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル又はt−ブチル基を表わす)を意味す る。 上記の−CON(R6)(R7)基の内で、−N(R6)(R7)がアミノ基又は モノメチルアミノ若しくはジメチルアミノ基を表わすものが好ましい。 また、N(R6)(R7)基は、追加の複素原子を含有しても又は含有しなくて よい複素環を表わすことができる。ピロリル、イミダゾリル、インドリル、ピペ リジノ、モルホリノ、ピペラジニル基が挙げられる。ピペリジノ又はモルホリノ 基が好ましい。 “エステル化、エーテル化又は保護されたヒドロキシル基”とは、当業者に知 られた通常の方法に従って−OHヒドロキシル基から形成される、それぞれ、次 式: (ここで、Pは保護基を表わし、α1、α2及びα3は特に多くとも12個の炭素 原子を有するアルキル、アルケニル、アルキニル、アリール又はアリールアルキ ル基(特にR3について前記したように置換されていてもよい)を表わす) の基を意味する。 保護基Pの例並びに保護されたヒドロキシル基の形成は、特に当業者に知られ た通常の教科書:“有機合成における保護基”テオドーラW.グリーン、ハーバ ード大学、1981年刊行、ウイリー・インターサイエンス・パブリッシャーズ 、ジョン・ウイリー&ソンズ、に示されている。 Pにより表わすことができるヒドロキシル基の保護基は、例えば、下記のリス ト:ホルミル、アセチル、クロルアセチル、ブロムアセチル、ジクロルアセチル 、トリクロルアセチル、トリフルオルアセチル、メトキシアセチル、フェノキシ アセチル、ベンゾイル、ベンゾイルホルミル、p−ニトロベンゾイルから選択で きる。下記の基:エトキシカルボニル、メトキシカルボニル、プロポキシカルボ ニル、β,β,β−トリクロルエトキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル 、t−ブトキシカルボニル、1−シクロプロピルエトキシカルボニル、テトラヒ ドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、メトキシテトラヒドロピラニル、ト リチル、ベンジル、4−メトキシベンジル、ベンズヒドリル、トリクロルエチル 、1−メチル−1−メトキシエチル、フタロイル、プロピオニル、ブチリル、イ ソブチリル、バレリル、イソバレリル、オキサリル、スクシニル、ピバロイル、 フェニルアセチル、フェニルプロピオニル、メシル、クロルベンゾイル、p−ニ トロベンゾイル、p−t−ブチルベンゾイル、カプリリル、アクリロイル、メチ ルカルバモイル、フェニルカルバモイル、ナフチルカルバモイルも挙げられる。 Pは、特に次式 の基又はトリメチルシリルのような珪素の誘導体を表わすことができる。 式(I)の化合物の無機又は有機酸との付加塩は、例えば、次の酸:塩酸、臭 化水素酸、沃化水素酸、硝酸、硫酸、燐酸、プロピオン酸、酢酸、ぎ酸、安息香 酸、マレイン酸、フマル酸、こはく酸、酒石酸、くえん酸、しゅう酸、グリオキ シル酸、アスパラギン酸、アスコルビン酸、アルキルモノスルホン酸、例えばメ タンスルホン酸、エタンスルホン酸、プロパンスルホン酸、アルキルジスルホン 酸、例えばメタンジスルホン酸、α,β−エタンジスルホン酸、アリールモノス ルホン酸、例えばベンゼンスルホン酸及びアリールジスルホン酸により形成され た塩類であってよい。 詳しくいえば、例えば、塩酸又はメタンスルホン酸により形成された塩が挙げ られる。 ここで、“立体異性”とは、同じ発展された式を有するが、種々の基が空間で 、例えば、シクロヘキサン並びに置換基がアキシャル又はエカトリアル位置にあ り得る一置換シクロヘキサンの舟型及びいす型において異なって配置している化 合物の異性のように並びにエタン誘導体の種々の可能な回転立体配座のように最 も広義に定義することができることに留意されたい。しかし、二重結合又は環上 で固定された置換基の種々の空間配置に起因して別のタイプの立体異性が存在で きる。これは、しばしば幾何異性又はcis−trans−異性と呼ばれる。本 発明においては、用語“立体異性”とは、最も広義に使用され、従って上記した 化合物の全てに関係する。 式(I)の化合物並びに以下の説明において、 ・R3により表わし得る置換されていてよいアルキル又はアルケニル基に含まれ る水素原予はジューテリウム原子であり得ること、 ・ハロゲン原子により表わし得る弗素原子は、医療作像に有用な18F原子であり 得ること に留意されたい。 しかして、本発明の主題は、 R1及びR2が共に塩素原子を表わすか、又は同一であっても異なっていてもよ く、シアノ、ニトロ及びトリフルオルメチル基から選択され、 R3がフェニル、ピリジル、フェニルアルキル、ピリジルアルキル、又は多く とも4個の炭素原子を含有する線状若しくは分岐状のアルキル、アルケニル若し くはアルキニル基(これらの基はハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシル、アルコ キシ、アシル及びアシルオキシ基から選択される1個以上の基により置換されて いてもよく、ここで適当ならばアルキル、アシル及びアルコキシ基は線状又は分 岐状で多くとも6個の炭素原子を含有し、ヒドロキシル基は遊離の、エステル化 又は保護されている)を表わし、 R4及びR5が同一であっても異なっていてもよく、ハロゲン原子により置換さ れていてもよいメチル基を表わすか、或いはそれらが結合している炭素原子と共 にシクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ジオキサン基又は次式 (ここで、Wは水素若しくは硫黄原子又は−NH基を表わす) の基を形成し、 X及びYが同一であっても異なっていてもよく、酸素又は硫黄原子を表わす前 記のような式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、エ ナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式(I)の 化合物の無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩にある。 次式 の基は、特にピペリジル又はテトラヒドロピラン基を表わす。 本発明の特定の主題は、 R1及びR2がシアノ及びトリフルオルメチル基を表わし、 R3が多くとも4個の炭素原子を含有する線状又は分岐状のアルキル、アルケ ニル又はアルキニル基(これらの基はハロゲン原子、シアノ及び遊離の、エステ ル化若しくは保護されたヒドロキシル基から選択される1個以上の基により置換 されていてもよい)を表わし、 R4及びR5が同一であっても異なっていてもよく、弗素原子により置換されて いてもよいメチル基を表わすか、或いはそれらが結合している炭素原子と共にシ クロヘキシル基を形成し、 X及びYが酸素を表わす 前記のような式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、 エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式(I) の化合物の無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩にある。 本発明の好ましい化合物のうちでも、特に、下記の化合物名: ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2−フル オルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニ トリル ・4−(2,5−ジオキソ−4,4−ビス(フルオルメチル)−3−エチル−1 −イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(4−ヒド ロキシ−2−ブチン−1−イル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオ ルメチル)ベンゾニトリル ・4−(3−(4−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−4,4−ジメチル− 2,5−ジオン−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾ ニトリル ・2−[2,4−ジオキソ−1−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジアザス ピロ[4.5]デカン−3−イル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリ ル である前記のような式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラ セミ、エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式 (I)の化合物の無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩にある。 また、本発明の主題は、前記のような式(I)の化合物を製造するにあたり、 第三級塩基の存在下に次式(II) (ここで、R’1及びR’2はそれぞれR1及びR2について上で示した意味(ただ し、あり得る反応性官能基は保護されていてよい)を有し、Xは上で示した意味 を有する) の化合物を次式(III) (ここで、R’3、R’4及びR’5はそれぞれR3、R4及びR5について上で示し た意味(ただし、あり得る反応性官能基は保護されていてよい)を有する) の化合物と反応させて次式(IV)(ここで、X、R’1、R’2、R’3、R’4及びR’5は上で示した意味を有す る) の化合物を得、この化合物を次式(V) (ここで、X、R’1、R’2、R’3、R’4及びR’5は上で示した意味を有す る) の化合物を得、この式(IV)及び(V)に、前記のような式(I)の化合物を得 るために、必要ならば又は所望ならば、下記の反応: a)適当ならば、>C=X基により表わされ得る>C=S基の>C=O基への転 化、 b)R’3が水素原子を表わす式(V)の化合物に式Hal−R”3(ここで、R ”3は上で定義したR3の意味(ただし、水素は除く。あり得る反応性官能基は保 護されていてもよい)を有し、Halはハロゲン原子を表わす)の反応剤を作用 させて、R’3がR”3により置き換えられた相当する化合物を得る反応、 c)R’4及びR’5の一方若しくは両方及び(又は)R’3が有し得るOH基の 遊離化、 d)OH基のエステル化又はハロゲン基への転化、 e)あり得る保護基の除去反応、 f)適当ならば、エステル化、アミド化又は塩形成剤の作用、 g)ラセミ形の分割反応 の一つ又はそれ以上の反応を任意の順序で行うことを特徴とする、式(I)の化 合物{このようにして得られた式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、エナン チオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}の製造法にある。 式(IV)の化合物を得るための式(II)の化合物と式(III)の化合物との反応 は、テトラヒドロフラン又はジクロルエタンのような有機溶媒中で行うことがで きるが、エチルエーテル又はイソプロピルエーテルも使用することができる。 この操作は、第三級塩基、例えばトリエチルアミン又はピリジン若しくはメチ ルエチルピリジンの存在下に行われる。 保護されていてよいあり得る反応性官能基は、特にヒドロキシル又はアミノ官 能基である。通常の保護基が、これらの官能基を保護するのに使用される。例え ば、アミノ基の保護基としては次の基:t−ブチル、t−アミル、トリクロルア セチル、クロルアセチル、ベンズヒドリル、トリチル、ホルミル、ベンジルオキ シカルボニル、t−ブチルオキシカルボニルが挙げられる。 ヒドロキシル基の保護基としては、例えば、テトラヒドロピラニル、トリメチ ルシリル、トリフェニルメチル又はt−ブチルジメチルシリルのような基が挙げ られる。 もちろん、上記のリストは限定的なものではなく、例えば、ペプチドの化学に おいて知られたその他の保護基を使用することができる。このような保護基のリ ストがフランス特許BF2,499,995(ここで参照することによりこの内 容を本明細書に含めるものとする)に見出される。 式(III)の化合物において、R4及びR5は、それらを有する炭素原子と共に環 状の基、例えば特にシクロヘキシル基を形成することができる。 また、式(III)の化合物において、R4及びR5の一方又は両方は、特に−O− テトラヒドロピラニル(OTHP)として保護できるヒドロキシル基を有し又は 有しないことができる。 前記の式(II)の化合物と前記のような式(III)の化合物とから相当する式(IV )の化合物を得るための反応は、特に、塩化メチレンの存在下に約−30℃の温 度で行うことができる。 場合により行う保護基の除去は、当業者に知られた通常の方法により又は例え ばフランス特許BF2,499,995に記載のように実施される。好ましい除 去反応は、塩酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ぎ酸又はトリ フルオル酢酸からなる酸を使用する酸加水分解である。塩酸が好ましい。 特に、式(IV)の化合物を式(V)の化合物に転化するための>C=NH基か らカルボニル基への随意の加水分解反応は、好ましくは、例えば還流塩酸水溶液 のような酸を使用して行われる。 式(V)の化合物に対する式Hal−R”3の試薬の作用は、水素化ナトリウ ム又はカリウムのような強塩基の存在下に行われる。操作は、燐酸二水素テトラ ブチルアンモニウム塩のような第四アンモニウム塩の存在下に相移動反応により 行うことができる。 OH基のハロゲン基への転化は、当業者に知られた通常の条件下で、例えば特 にテトラヒドロフランのような溶媒中でハロゲン化誘導体、例えば特に、ハロゲ ン原子が弗素原子であるときは、三弗化ジエチルアミノスルフィド(DAST) の存在下に行うことができる。 また、トリフル酸無水物を予め反応させて相当するトリフレートを得、次いで これを後記の実施例に記載のように、特に弗化テトラブチルアンモニウムの作用 により相当する弗化物で交換することができる。 ハロゲン原子が臭素、塩素又は沃素であるときは、作用は、当業者に知られた 通常の条件下で、例えば特にトリフェニルホスフィンの存在下に、例えば四臭化 炭素、四塩化炭素又は沃素のような相当するハロゲン化剤を作用させることによ り行うことができる。 1個以上の遊離のOH基を含有する前記の式(IV)、(V)又は(I)の化合 物の随意のエステル化は、標準的な条件下で行われる。例えば、酸又は官能性誘 導体、例えば、無水酢酸のような無水物をピリジンのような塩基の存在下に使用 することができる。 1個以上のCOOH基を含有する前記の式(IV)、(V)又は(I)の化合物 の随意のエステル化又は塩形成は、当業者に知られた標準的な条件下で行われる 。 COOH基を含有する前記の式(IV)、(V)又は(I)の化合物の随意のア ミド化は、標準的な条件下で行われる。酸の官能性誘導体、例えば対称又は混合 無水物に対して第一又は第二アミンを使用することができる。 また、本発明の主題は、次式(I’) (ここで、X、Y、R’1、R’2、R’3、R’4及びR’5は上で示した意味を 有する) の化合物を製造するにあたり、次式(VII) (ここで、R’1及びR’2は上で示した意味を有し、Halはハロゲン原子を表 わす) の化合物を次式(VI) (ここで、X、Y、R’3、R’4及びR’5は上で示した意味を有する) の化合物と反応させ、この反応を触媒及び随意の溶媒の存在下に行うことを特徴 とする、式(I’)の化合物の製造法にある。 式(VI)の化合物に関しては、用語“HaV”は好ましくは塩素原子を表わす が、臭素又は沃素原子も表わすことができる。 このような方法の反応条件は、特に、EP0,494,819に記載されてい るものである。 本発明の主題である化合物は、有用な薬理学的性質を持っており、特にそれら はそれ自体でアンドロゲン受容体に固定され、抗アンドロゲン活性を有する。 実験の部に示した試験は、これらの性質を例示する。 これらの性質は、本発明の前記の式(I)の化合物を、主として下記の処置の ための薬剤として使用させるものである。 ・それ自体で又はLHRHアナログとの併用で前立腺の腺腫及び新形成並びに前 立腺の良性肥大の治療。また、それらは、アンドロゲン受容体を有する良性又は 悪性の腫瘍、詳しくは乳房、皮膚、卵巣、膀胱、リンパ系、腎臓及び肝臓の癌の 治療に使用することができる。 ・ざ瘡、過脂漏、脱毛症又は多毛症のような皮膚疾患の治療。従って、これらの 化合物は、それ自体で或いは抗生物質、例えばアゼライン酸及びフシド酸の誘導 体、エリスロマイシン並びにレチン酸誘導体又は5α−レダクターゼ阻害剤、例 えば、ざ瘡、過脂漏、脱毛症又は多毛症の治療のための(5α,17β)−1, 1−ジメチルエチル−3−オキソ−4−アザアンドロスタ−1−エン−17−カ ルボキサミド(即ち、フィナステリド、メルクインデックス第11版)との併用 で皮膚科学において使用することができる。また、それらは、毛髪の成長を剌激 する物質、例えば脱毛症の治療のためのミノキシジルと併用することができる。 前記の式(I)の放射性形(トリチウム、炭素14、沃素125又は弗素18 )の化合物は、アンドロゲン受容体のための特異的なラベルとして使用すること ができる。また、それらは、医学的作像のため診断において使用することができ る。 また、前記の式(I)の化合物は、獣医学の分野において挙動異常、例えば攻 撃性、アンドロゲン依存性疾患、例えば犬のサーカム・アナラム(circum analum)及びアンドロゲン受容体を有する腫瘍の治療のために使用するこ とができる。また、それらは、動物に化学的去勢をもたらすのに使用することが できる。 従って、本発明の主題は、前記のような式(I)の化合物{ここで、式(I) の化合物は全ての可能なラセミ、エナンチオマー又はジアステレオマー異性体の 形態にあり得る}並びに式(I)の化合物の製薬上許容できる無機及び有機酸或 いは無機及び無機塩基との付加塩からなる薬剤にある。 本発明のさらに特定の主題は、 R1及びR2がシアノ及びトリフルオルメチル基を表わし、 R3が多くとも4個の炭素原子を含有する線状又は分岐状のアルキル、アルケ ニル又はアルキニル基(これらの基はハロゲン原子、シアノ及び遊離の、エステ ル化若しくは保護されたヒドロキシル基から選択される1個以上の基により置換 されていてもよい)を表わし、 R4及びR5が同一であっても異なっていてもよく、弗素原子により置換されて いてもよいメチル基を表わすか、或いはそれらが結合している炭素原子と共にシ クロヘキシル基を形成し、 X及びYが酸素を表わす 前記のような式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、 エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式(I) の化合物の製薬上許容できる無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩 からなる薬剤にある。 また、本発明の主題は、下記の化合物名: ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2−フル オルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニ トリル ・4−(2,5−ジオキソ−4,4−ビス(フルオルメチル)−3−エチル−1 −イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(4−ヒド ロキシ−2−ブチン−1−イル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオ ルメチル)ベンゾニトリル ・4−(3−(4−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−4,4−ジメチルー 2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベン ゾニトリル ・2−[2,4−ジオキソ−1−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジアザス ピロ[4.5]デカン−3−イル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリ ル である前記のような式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラ セミ、エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式 (I)の化合物の製薬上許容できる無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との 付加塩からなる薬剤にある。 本発明の化合物は、非経口的に、経口的に、経舌的に、直腸又は局所経路で 投与することができる。 また、本発明の主題は、前記した式(I)の薬剤の少なくとも1種を活性成分 として含有することを特徴とする製薬組成物にある。 これらの製薬組成物は、固体でも液体でもよく、人の医薬として慣用されてい るあらゆる製剤形状で、例えば、注射用溶液又は懸濁液、無味の若しくは糖衣錠 剤、カプセル、シロップ、座薬、クリーム、軟膏及びローションの形態で提供で きる。これらの剤形は通常の方法により製造される。活性成分は、これらの製薬 組成物に通常使用される補助剤、例えば水性若しくは非水性のビヒクル、タルク 、アラビアゴム、ラクトース、でんぷん、ステアリン酸マグネシウム、ココアバ ター、動物性若しくは植物性の脂肪物質、パラフィン誘導体、グリコール類、各 種の湿潤、分散若しくは乳化剤、保存剤と配合することができる。 通常の薬用量は、治療患者及び問題の疾病によって変わるが、例えば男性につ いて経口投与で1日当たり10〜500mgであってよい。 本発明の出発時に使用される式(II)の化合物は、次式(A) (ここで、R’1及びR’2は上で示した意味を有する) の相当するアミンに、Xが酸素原子を表わすときはホスゲンを、又はXが硫黄原 子を表わすとききはチオホスゲンを作用させることによって得ることができる。 この種の化合物は、特にフランス特許BF2,329,276に記載されてい る。 式(A)のアミンは、ヨーロッパ特許EP0,002,892又はフランス特 許BF2,142,804に記載されている。式(III)の化合物は、知られてい るか或いは刊行物:J.Am.Chem.Soc.(1953),75,484 1,BEIL I 4526又はJ.Org.Chem.27,2901(19 62)に記載の方法に従って相当するシアンヒドリンから製造することができる 。 R’3が水素原子と異なる式(III)の化合物は、式R”3−Halの化合物を2 −シアノ−2−アミノプロパンに、上で式R”3−Halの化合物を式(V)の 化合物に作用させることについて述べたような条件下で、作用させることによっ て得ることができる。このタイプの製造例は、参照文献:ジレク他、Colle ct.Czech.Chem.Comm.54(8),2248(1989)に 記載されている。 前記した式(I)の化合物を得るために上記の製造法の出発時に使用される式 (VII)及び(VI)の化合物は、既知で商業的に入手でき、又は当業者に知られ た方法に従って製造することができる。 式(VI)の化合物の製造は、特に下記の文献: -Zhur.Preklad.Khim.28,965−75(1955)(C A 50,4881a,1956) -Tetrahedron 43,1753(1987) -J.Org.Chem.52,2407(1987) -Zr.Org.Khim.21,2006(1985) -J.Fluor.Chem.17,345(1981) 又は -ドイツ特許DRP637,318(1935) -ヨーロッパ特許EP0,130,875 -日本特許JP81,121,524 に記載されている。 ヒダントインの誘導体である式(VI)の化合物は、広く使用されており、文献 において、例えば下記の刊行物: ・J.Rharm.Pharmacol.,67,Vol.19(4),p.2 09−16(1967) ・Khim.Farm.Zh.,67,Vol.1(5),p.51−2 ・ドイツ特許第2,217,914号 ・ヨーロッパ特許第0,091,596号 ・J.Chem.Soc.Perkin.Trans.1,p.219−21( 1974) に記載されている。 また、本発明の主題は、新規な中間体として、特に前記した式(I)の化合物 の製造用中間体化合物として使用できる新規な工業用化合物としての、上記のよ うな式(IV)及び(V)の化合物、特に、R4及びR5が遊離の、エステル化、エ ーテル化又は保護されたヒドロキシル基により置換されたアルキル基を表わす式 (V)の化合物にある。 さらに、本発明の主題は、前記のような式(I)の化合物を、それ自体で又は LHRHアナログと併用して前立腺の腺腫及び新形成並びに前立腺の良性肥大の 治療、ざ瘡、過脂漏、脱毛症又は多毛症の治療のための製薬組成物の製造に或い は医学用作像のための診断に使用することにある。 下記の実施例は本発明を例示するためのもので、これを何ら制限するものでは ない。製造例1 :2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル−4−イソシアネート 10gの4−シアノ−3−(トリフルオルメチル)アニリン(ヨーロッパ特許 EP0,002,892に記載)を30mlの酢酸エチルに溶解してなる溶液を 、0/5℃に冷却してなる33.6mlのホスゲンのトルエン溶液(1.93M /l)に20分間で添加する。この温度で30分間撹拌し、次いで反応媒体を2 5℃に上昇させる。これを蒸留が達成されるまで加熱し、蒸留された容積を蒸留 温度が110℃になるまでトルエンで補う。塩酸の放出が止むまで還流し続ける (即ち、4時間30分)。反応媒体を周囲温度に戻し、不溶性部分を不活性雰囲 気下に硫酸ナトリウムで分離し、次いで10mlのトルエンで3回すすぎ、減圧 下に蒸発乾固させる。60℃に1時間加熱した後、温度を不活性雰囲気下に周囲 温度に戻し、11.6gの所期の化合物を得た。分析 赤外線(cm-1) −N=CO 2268 −CN 2233例1 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2− フルオルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベン ゾニトリル工程1 :1,3−ビス[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]− 2−プロパノン 9gの2,5−ジヒドロキシ−1,4−ジオキサン−2,5−ジメタノールを 60mlのジオキサンに導入し、この懸濁液を約70℃に15分間もたらし、次 いで周囲温度に戻す。次いで、20mlの3,4−ジヒドロ−2H−ピラン及び 300mgのp−トルエンスルホン酸一水和物を添加し、温度を約40℃に保持 し、次いで全体を周囲温度で16時間放置する。反応媒体を300mlの重炭酸 ナトリウム飽和溶液と10mlのトリエチルアミンとの混合物中に注ぎ入れ、塩 化メチレンにより4回抽出する。有機相を塩水で洗浄し、乾燥する。シリカに通 し、0.5%のトリエチルアミンを含むシクロヘキサン−酢酸エチル:8−2で 溶離することによって精製した後、17gの所期の生成物(淡黄色シロップ)を 得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) OHの不存在 O=C 1736工程2 :2−アミノ−((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)− 2−(((テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ)メチル)プロパン ニトリル 上記工程1で得た5.6gの化合物を8mlの水酸化アンモニウムに導入し、 混合物を約−5℃にもたらし、1.58gの塩化アンモニウム及び1.23gの シアン化ナトリウムを続けて添加し、反応媒体を約40分間で周囲温度に上昇さ せ、次いで終夜撹拌しながら40℃±5℃で加熱する。これを周囲温度に戻し、 クロロホルムで3回抽出し、有機相を塩水で洗浄し、乾燥する。シリカに通し、 0.5%のトリエチルアミンを含むシクロヘキサン−酢酸エチル:3−7で溶離 することによって精製した後、4.41gの所期の化合物(淡黄色シロップ)を 得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) −CN 2235 NH2 3390−3317工程3 :4−(5−イミノ−2−オキソ−4,4−ビス(((テトラヒドロ−2 H−ピラン−2−イル)オキシ)メチル)−1−イミダゾリニジル)−2−(ト リフルオルメチル)ベンゾニトリル 上記工程2で得た570mgの化合物を5mlのイソプロピルエーテルと0. 28mlのトリエルアミン中に導入し、この混合物を−30℃にもたらし、次い で製造例1で得た2.32gの化合物を含有する12.6mlの1,2−ジクロ ルエタン溶液を1時間で添加する。4mlの塩化メチレンを添加し、次いで反応 媒体を周囲温度に上昇させ、約2時間放置し、乾燥する。シリカに通し、塩化メ チレン−アセトン:9−1で溶離して精製した後、700mgの所期の化合物を 得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) NH 3442−3317 −CN 2235 C=O 1757 C=N 1670 芳香族 1614−1575−1505工程4 :4−(4,4−ビス(ヒドロキシメチル)−2,5−ジオキソ−1−イ ミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 上記の工程3で得た300mgの化合物を3mlのメタノールと1.5mlの 2N塩酸中に導入し、全体を1時間30分還流させる。これを周囲温度に戻し、 5mlの重炭酸ナトリウム溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで4回抽出し、次いで 抽出物を塩化ナトリウム飽和溶液により洗浄し、乾燥する。5mlのメタノール を添加し、シリカに通し、塩化メチレン−メタノール:9−1で溶離することに より精製を行う。残留物を20mlのイソプロパノールで還流下に溶解させ、次 いで濃縮し、225mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。 Mp=207〜208℃。分析 IR ヌジョール (cm-1) OH/NH 3525−3365−3250 CN 2240 C=O 1778−1738 芳香族 1618−1578−1506工程5 :4−[4,4−ビス[[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オ キシ]メチル]−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリニジル]−2−(トリフル オルメチル)ベンゾニトリル 上記の工程4で得た331mgの化合物、4mlのテトラヒドロフラン、1m lの3,4−ジヒドロ−2H−ピラン及び16mgのp−トルエンスルホン酸・ H2Oを導入する。35分後に、反応媒体を10mlの重炭酸ナトリウム溶液と 1mlのトリエチルアミン中に注ぎ入れ、3×10mlのクロロホルムで抽出し 、抽出物を塩化ナトリウム飽和水溶液により洗浄し、乾燥し、蒸発乾固させる。 シリカでクロマトグラフィーし、塩化メチレン−アセトン:9−1で溶離した後 、500mgの所期の化合物(もろい白色フォーム)を得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) OHの不存在 =C−NH 3440 C≡N 2236 >C=O 1791−1736 芳香族 1615−1576−1505工程6 :4−(3−(2−フルオルエチル)−4,4−ビス(ヒドロキシメチル )−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル) ベンゾニトリル a)2−ブロム−1−フルオルエタンの縮合 530mgの50%水素化ナトリウムを導入し、上記工程5で得た5gの化合 物とシリポライトで乾燥した30mlのジメチルスルホキシドを約40分間で滴 下し、2mlのジメチルスルホキシドですすぐ。水素の放出が止んでから20分 後に、1.1mlの2−ブロム−1−フルオルエタンを一度に添加する。2時間 30分反応させた後、反応媒体を1gの燐酸モノカリウムをが有する250ml の水中に注ぎ入れ、エーテルで4回抽出し、有機相を水洗し、次いで塩水で洗浄 し、乾燥し、蒸発乾固させる。シリカに通し、塩化メチレン−アセトン:92. 5−7.5で溶離することにより精製し、このようにして5.31gの所期の化 合物(白色のもろいフォーム)を得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) OH及びNHの不存在 C≡N 2238 >C=O 1783−1728 芳香族 1616−1575−1505 b)テトラヒドロピランエーテルの加水分解 上記のAで得た550mgの化合物を6mlのメタノール及び2mlの塩酸( 2N)で溶解し、得られた溶液を40℃に40分間もたらす。次いで、これを1 5mlの重炭酸ナトリウム飽和溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで4回抽出し、抽 出物を乾燥し、蒸発乾固させる。シリカに通し、塩化メチレン−アセト:8−2 で溶離することにより精製し、これにより351mgの所期の化合物(白色結晶 )を得た。Mp=138〜139℃。分析 M.A. %計算 実測 C 48.09 48.1 H 3.49 3.5 F 20.25 19.9 N 11.20 11.5 IR ヌジョール(cm-1) OH/NH 3580−3505 C≡N 2245 >C=O 1778−1716 芳香族 1616−1580−1512工程7 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2 −フルオルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベ ンゾニトリル 1mlのテトラヒドロフランを導入し、−50℃に冷却し、0.66mlのジ エチルアミノトリフルオルスルフィドを約1分間で滴下し、次いで上記工程6で 得た375mgの化合物と4mlのテトラヒドロフランをこの温度で5分間で添 加する。反応媒体を0.5mlのテトラヒドロフランですすぎ、約30℃にもた らす。1時間後に、これを50mlの重炭酸ナトリウム飽和溶液と10gの氷中 に注ぎ入れ、クロロホルムで3回抽出し、有機相を塩水で洗浄し、乾燥し、蒸発 乾固させる。シリカに通し、塩化メチレン−シクロヘキサン:9−1で溶離する ことによって精製し、これにより337mgの所期の化合物(白色結晶)を得た 。Mp=136〜137℃。分析 M.A. %計算 実測 C 47.50 47.5 H 2.92 2.8 F 30.06 29.9 N 11.08 11.0 IR CHCl3(cm-1) C≡N 2295 >C=O 1787−1736 芳香族 1617−1577−1505例2 :5,5−ビス(フルオルメチル)−3−(4−シアノ−3−(トリフルオ ルメチル)フェニル)−2,4−ジオキソ−1−イミダゾリジンアセトニトリル工程1 :5,5−ビス[[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ] メチル]−3−[4−シアノ−3−(トリフルオルメチル)フェニル]−2,4 −イミダゾールアセトニトリル 0.504gの水素化ナトリウムの50%油中懸濁液と例1の工程5で得た5 gの化合物をシリポライトで処理した40mlのジメチルホルムアミド中に導入 し、混合物をジメチルホルムアミドですすぎ、20分後に、0.8mlのブロム アセトニトリルを1mlの無水ジメチルホルムアミドに溶解してなる溶液を添加 する。50分間撹拌した後、反応媒体を2gの燐酸モノナトリウムと120ml の水+氷上に注ぎ入れ、エーテルで抽出し、抽出物を塩化ナトリウム飽和溶液に より洗浄し、乾燥する。シリカに通し、塩化メチレン−アセトン:96−4で溶 離することにより精製した後、ほぼ5gの所期の化合物(フォーム)を得た。分析 IR CHCl3(cm-1) O=C−NHの不存在 C≡N 2238 >C=O 1790−1735 芳香族 1615−1576−1505工程2 :5,5−ビス(ヒドロキシメチル)−3−(4−シアノ−3−(トリフ ルオルメチル)フェニル)−2,4−ジオキソ−1−イミダゾリジンアセトニト リル 上記工程1で得た4.68gの化合物を50mlのメタノール及び8.8ml の塩酸に溶解してなる溶液を導入し、全体を30分間還流させる。60mlの氷 冷水を添加し、エーテルで抽出し、エーテル相を塩化ナトリウム飽和溶液で洗浄 し、乾燥する。シリカに通し、塩化メチレンーアセトン:85−15、次いで8 −2で溶離して精製した後、得られた結晶を10mlの塩化メチレンで溶解させ 、分離し、乾燥する。このようにして、2.26gの所期の化合物(白色結晶) を得た。Mp=157〜158℃。分析 M.A. %計算 実測 C 48.92 49.0 H 3.01 2.8 F 15.48 15.6 N 15.21 15.2 IR ヌジョール(cm-1) OH/NH 3582−3455 C≡N 2240 >C=O 1782−1726 芳香族 1610−1574−1504工程3 :5,5−(ビスフルオルメチル)−3−(4−シアノ−3−(トリフル オルメチル)フェニル)−2,4−ジオキソ−1−イミダゾリジンアセトニトリ ル 1mlのテトラヒドロフランを導入し、−50℃に冷却し、0.66mlのD AST、次いで上記工程2で得た0.368gの化合物を5mlの無水テトラヒ ドロフランに溶解してなる溶液を添加し、0.5mlのテトラヒドロフランです すぐ。反応媒体を周囲温度に戻し、次いで30℃に30分間保持する。これを3 0mlの炭酸水素ナトリウム溶液中にゆっくりと注ぎ入れ、次いで氷冷し、エー テルで抽出し、抽出物を塩化ナトリウム飽和溶液により洗浄し、乾燥する。シリ カに通し、塩化メチレンで溶離して精製した後、0.321gの所期の化合物( 白色結晶)を得た。Mp=125℃。分析 M.A. %計算 実測 C 48.40 48.3 H 2.44 2.3 F 25.52 25.2 N 15.05 15.1 IR ヌジョール(cm-1) C≡N 2238 >C=O 1788−1736 芳香族 1616−1578−1508例3 :4−(2,5−ジオキソ−4,4−ビス(フルオルメチル)−3−エチル −1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル工程1 :4−(4,4−ビス(ヒドロキシメチル)−2,5−ジオキソ−3−エ チル−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 110mgの50%水素化ナトリウム、例1の工程5で得た1gの化合物、5 mlのジメチルホルムアミド及び0.24mlの沃化エチルから出発して、例1 の工程6のa)及びb)におけるように操作を行う。このようにして、1.1g の生成物を得た。これを0.2mlのメタノール及び4mlの塩酸(2N)で溶 解させる。これにより608mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。Mp=1 55〜156℃。分析 M.A. %計算 実測 C 50.42 50.5 H 3.95 3.9 F 15.95 15.6 N 11.76 11.6 IR ヌジョール(cm-1) OH/NHの吸収 ほぼ3330 C≡N 2238 C=O 1784−1722 芳香族 1620−1580−1510工程2 :4−(2,5−ジオキソ−4,4−ビス(フルオルメチル)−3−エチ ル−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 1mlのテトラヒドロフラン、0.66mlのジエチルアミノトリフルオルス ルフィド及び上記工程1で得た349mgの化合物を4mlのテトラヒドロフラ ンに溶解してなる溶液から出発して、例1の工程7におけるように操作を行う。 このようにして、319mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。Mp=129 〜130℃。分析 M.A. %計算 実測 C 49.89 50.0 H 3.35 3.2 F 26.29 25.95 N 11.63 11.6 IR CHCl3 (cm-1) C≡N 2238 >C=O 1787−1734 芳香族 1615−1578−1505例4 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(1ー メチルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾ ニトリル工程1 :4−(4,4−ビス(ヒドロキシメチル)−2,5−ジオキソ−3−( 1−メチルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベ ンゾニトリル 110mgの50%水素化ナトリウム、例1の工程5で得た1gの化合物、5 .5mlのジメチルホルムアミド及び0.3mlの沃化イソプロピルから出発し て、例1の工程6のa)及びb)におけるように操作を行う。このようにして、 1.1gの生成物を得た。これを12mlのメタノール及び4mlの2N塩酸で 溶解させる。これにより574mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。Mp= 172〜173℃。分析 M.A. %計算 実測 C 51.75 51.9 H 4.34 4.1 F 15.35 15.2 N 11.32 11.2 IR CHCl3 (cm-1) OH/NH 3390 C≡N 2240 >C=O 1782−1720 芳香族 1618−1575−1508工程2 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(1 −メチルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベン ゾニトリル 1mlのテトラヒドロフラン、0.66mlのジエチルアミノトリフルオルス ルフィド及び上記工程1で得た316mgの化合物を4mlのテトラヒドロフラ ンに溶解してなる溶液から出発して、例1の工程7におけるように操作を行う。 このようにして、298mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。Mp=153 〜154℃。分析 M.A. %計算 実測 C 51.21 51.1 H 3.76 3.6 F 25.01 24.9 N 11.20 11.3 IR CHCl3 (cm-1) C≡N 2238 C=O 1787−1734 芳香族 1616−1578−1505例5 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2− プロピニル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニ トリル工程1 :4−(4,4−ビス(ヒドロキシメチル)−2,5−ジオキソ−3−( 2−プロピニル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベン ゾニトリル 420mgの50%水素化ナトリウム、例1の工程5で得た3.86gの化合 物、15mlのジメチルホルムアミド及び1.30gの臭化プロパルギルを2m lのジメチルホルムアミドに溶解してなる溶液から出発して、例1の工程6のa )及びb)におけるように操作を行う。このようにして、3.872gの生成物 を得た。これを18mlのメタノール及び6mlの2N塩酸で溶解させる。これ により993mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。Mp=125〜126℃ 。分析 M.A. %計算 実測 C 52.32 52.4 H 3.29 3.2 F 15.52 15.5 N 11.44 11.4 IR CHCl3 (cm-1) OH/NH 3495−3360 C≡CH 3308 C≡N 2236 C=O 1784−1730 芳香族 1666−1576−1506工程2 :4−[4,4−ビス[[[(トリフルオルメチル)スルホニル]オキシ ]メチル]−2,5−ジオキソ−3−(2−プロピニル)−1−イミダゾリジニ ル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 上記工程1で得た500mgの化合物、8mlの塩化メチレン、1.2mlの ピリジン及び61mgの4−ジメチルアミノピリジンを導入し、全体を約−10 ℃にもたらし、1mlのトリフル酸無水物を添加し、反応媒体を0℃に約45分 間反応させる。次いで、これを20mlの重炭酸ナトリウム溶液中に注ぎ入れ、 酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を塩水で洗浄し、乾燥する。このようにして、 982mgの所期の化合物(不活発なもろいフォーム)を得た。工程3 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2 −プロピニル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾ ニトリル 上記工程2で得た982mgの粗製化合物と8mlのテトラヒドロフランを導 入し、3mlの弗化テトラブチルアンモニウムの1.1Mテトラヒドロフラン溶 液を約5分間で添加する。30分後に、反応媒体を25mlの50%重炭酸ナト リウム溶液中に注ぎ入れ、塩化メチレンで3回抽出し、抽出物を水洗し、乾燥す る。シリカに通し、塩化メチレンーアセトン:99−1で溶離して1回目の精製 を行い、次いでシリカに通し、シクロヘキサン−酢酸エチル:7−3で溶離して 2回目の精製を行う。このようにして、分留及びエーテル中での擦り砕きの後に 、252mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。Mp=126〜127℃。分析 M.A. %計算 実測 C 51.76 52.0 H 2.71 2.7 F 25.58 25.3 N 11.32 11.1 IR CHCl3 (cm-1) ≡CH 3307 C≡N 2238 C=O 1792−1738 芳香族 1615−1575−1505例6 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(4ー ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフ ルオルメチル)ベンゾニトリル工程1 :4−[3−[4−(アセチルオキシ)−2−ブチン−1−イル]−4, 4−ビス[[(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)オキシ]メチル]−2 ,5−ジオキソ−1−イミダゾリニジル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾ ニトリル 416mgの50%水素化ナトリウム、例1工程5で得た4gの化合物及び1 5mlのジメチルホルムアミドを導入し、得られた混合物を1mlのジメチルホ ルムアミドですすぐ。水素の放出が終わってから10分後に、3.2gの4−ブ ロム−2−ブチン−1−オールアセテート(J.W.ローン、GENE,149 ,81(1994)に記載のように製造)及び2mlのジメチルホルムアミドを 添加し、0.5mlのジメチルホルムアミドによりすすぐ。1時間30分後に、 反応媒体を0.5gの燐酸モノカリウムを含有する100mlの水中に注ぎ入れ 、エーテルで4回抽出し、有機相を水洗し、塩水で洗浄し、乾燥する。シリカで クロマトグラフィーし、塩化メチレン−アセトン:95−5で溶離することによ り精製を行い、4.47gの所期の化合物(オレンジ色樹脂)を得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) C≡N 2236 >C=O 1735−1729 芳香族 1616−1575−1505工程2 :4−[3−[4−(アセトキシ)−2−ブチン−1−イル]−4,4− ビス(ヒドロキシメチル)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリニジル]−2− (トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 上記工程1で得た4.4gの化合物、14mlのテトラヒドロフラン、28 mlの酢酸及び7mlの水を導入し、全体を60℃±5℃に4時間加熱する。酢 酸を蒸発させ、100mlの酢酸エチルを添加し、次いで重炭酸ナトリウム溶液 で洗浄し、乾燥する。シリカでクロマトグラフィーし、塩化メチレン−アセトン :85−15で溶離した後、1.99gの所期の化合物(白色フォーム)を得た 。分析 IR CHCl3 (cm-1) OH 3618−3548 C≡N 2235 >C=O 1784−1729 芳香族 1617−1607−1572−1505工程3 :4−[3−[4−(アセトキシ)−2−ブチン−1−イル]−4,4− ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリニジル]−2−( トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 上記工程2で得た439mgの化合物、6mlの塩化メチレン1.35mlの ルチジン、50mgの4−ジメチルアミノピリジンから出発して、例5の工程2 及び3におけるように、操作を行い、1mlのトリフルオルメタンスルホン酸無 水物を0〜5℃の温度で添加する。反応媒体をこの温度で1時間反応させ、次い で50mlの重炭酸ナトリウム−酢酸エチル混合物(1−1)中に注ぎ入れ、次 いでデカンテーションし、塩水で洗浄し、乾燥する。次いで、生成物を6mlの テトラヒドロフランで溶解させ、2.3mlの弗化テトラブチルアンモニウムの 1.1Mテトラヒドロフラン溶液を添加する。反応媒体を60mlの重炭酸ナト リウム−酢酸エチル混合物(1−1)中に注ぎ入れ、塩水で洗浄し、乾燥する。 シリカでクロマトグラフィーし、デカンテーションし、塩化メチレン−酢酸エチ ル:95−5で溶離した後、177mgの所期の化合物(樹脂)を得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) C≡N 2238 >C=O 1792−1757 芳香族 1615−1575−1505工程4 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(4 −ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリ フルオルメチル)ベンゾニトリル 上記工程3で得た1gの化合物、18mlのメタノール及び4.5mlの2N 塩酸を導入し、次いで50℃に1時間30分放置する。次いで、反応媒体を周囲 温度に戻し、30mlの重炭酸塩溶液中に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出し、 抽出物を塩水で洗浄し、乾燥する。シリカでクロマトグラフィーし、塩化メチレ ンーアセトン:85−15で溶離した後、780mgの所期の化合物(白色結晶 )を得た。Mp=131〜132℃。分析 IR CHCl3 (cm-1) OH 3610 C≡N 2238 >C=O 1792−1736 芳香族 1615−1576−1505例7 :4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−メチル −1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 1mlのテトラヒドロフランを導入し、−30℃となし、3.24mlのジエ チルアミノトリフルオルスルフィド、次いで0.12gのフランス特許FR27 15402の実施例24の化合物を添加し、全体を0.5mlのテトラヒドロフ ランですすぎ、次いで周囲温度に上昇させ、+30℃にする。40分後に、反応 媒体を5gの氷と20mlの重炭酸ナトリウム溶液との混合物に注ぎ入れ、塩化 メチレンで5回抽出し、有機相を塩水で洗浄し、乾燥する。シリカでクロマトグ ラフィーし、塩化メチレン−酢酸エチル:99−1で溶離して精製し、これによ り111mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。Mp=137〜138℃。分析 M.A. %計算 実測 C 48.42 48.2 H 2.90 2.8 F 27.35 26.9 N 12.10 11.9 IR CHCl3 (cm-1) C≡N 2235 >C=O 1790−1735 芳香族 1617−1580−1505例8 :4−(3−(4−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−4,4−ジメチ ル−2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル) ベンゾニトリル a)4−t−ブチルジメチルシロキシ−2−ブチン鎖の縮合 1.03gの50%油中水素化ナトリウムを導入し、570mgのEP049 4819の実施例8の化合物、3.5mlのジメチルホルムアミドを添加し、全 体を0.5mlのジメチルホルムアミドですすぐ。水素の放出が止まってから2 0分後に、0.5gの1−ブロム−4−t−ブチルジメチルシロキシ−2−ブチ ン(J.W.ローン他、GENE,149,81(1994)に記載のように製 造)を添加し、反応媒体を40℃にもたらす。50分後に、これを約0.5gの 燐酸モノカリウムを含有する40mlの水中に注ぎ入れ、エーテルで4回抽出し 、有機相を水洗し、塩水で洗浄し、乾燥する。シリカでクロマトグラフィーし、 塩化メチレンーアセトン:98−2で溶離して精製し、732mgの淡いシロッ プを得た。 b)シリル化エーテルの加水分解 上記のa)で得た732mgの化合物を7.5mlのメタノール及び1.5m lの2N塩酸に溶解させる。40分後に、反応媒体を30mlの50%重炭酸ナ トリウム溶液に注ぎ入れ、酢酸エチルで3回抽出し、抽出物を塩水で洗浄し、乾 燥する。シリカでクロマトグラフィーし、塩化メチレン−アセトン:92.5− 7.5で溶離して精製した後、516mgの所期の化合物(白色結晶)を得た。 Mp=125〜126℃。分析 M.A. %計算 実測 C 55.89 56.0 H 3.86 3.8 F 15.60 15.9 N 11.50 11.7 IR CHCl3 (cm-1) OH 3608 C≡N 2230 >C=O 1783−1726 芳香族 1616−1575−1505例9 :2−[2,4−ジオキソ−1−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジア ザスピロ[4.5]デカン−3−イル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニ トリル工程1 :1−アミノシクロヘキサンカルボニトリル 1.23gのシアン化ナトリウム、1.58gの塩化アンモニウム及び8ml の水酸化アンモニウムを導入し、全体を0℃にもたらし、2.1gのシクロヘキ サノンを添加する。反応媒体を撹拌しながら18時間で周囲温度に戻し、少量の 水で希釈し、デカンテーションする。水性相を塩化メチレンで抽出し、有機相を 一緒にし、塩水で洗浄し、乾燥し、ろ過し、濃縮する。このようにして、2.3 9gの所期の化合物(無色油状物)を得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) NH2 3380−3315 CN 2225工程2 :4−[2−イミノ−4−オキソ−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカ ン−3−イル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 3.75mlの製造例1の化合物の18%1,2−ジクロルエタン溶液を導入 し、10mlの乾燥ジクロルエタン及び1.22mlのトリエチルアミンを添加 し、全体を−30℃にもたらし、上記工程1で得た558mgの化合物を2ml のジクロルエタンに溶解してなる溶液を添加し、反応媒体を周囲温度で18時間 放置する。シリカでクロマトグラフィーし、塩化メチレン−アセトン:8−2で 溶離した後、1.10gの所期の化合物(白色固体)を得た。分析 IR CHCl3 (cm-1) OH/NH 3370−3290 CN 2240 C=O 1743 C=N 1678 芳香族 1615−1606−1572−1542−1508工程3 :4−(2,4−ジオキソ−1,3−ジアザスピロ[4.5]デカン−3 −イル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル 上記工程2で得た1.10gの化合物、3mlの6N塩酸及び8mlのエタノ ールを導入し、この混合物を1時間還流させ、周囲温度に冷却し、重炭酸ナトリ ウムを添加して中和し、酢酸エチルで抽出する。有機相を一緒にし、水洗し、乾 燥し、ろ過し、濃縮する。シリカでクロマトグラフィーし、塩化メチレン−アセ トン:9−1で溶離し、次いでイソプロパノールから再結晶した後、470mg の所期の化合物(白色固体)を得た。Mp=187℃。分析 M.A. %計算 実測 C 57.0 56.8 H 4.15 4.0 F 12.50 12.5 N 16.9 16.8 IR CHCl3 (cm-1) NH 3450 CN 2238 C=O 1787−1727 芳香族 1617−1575−1505工程4 :2−[2,4−ジオキソ−1−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジ アザスピロ[4.5]デカン−3−イル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾ ニトリル 28mgの50%油中水素化ナトリウムと3mlのジメチルホルムアミドを導 入し、周囲温度で5分間撹拌し、上記工程3で得た170mgの化合物を添加し 、全体を水素の放出が止むまで20分間撹拌する。次いで、202mgのO−ト リメチルシリル−4−ヨード−n−ブタノールを添加し、反応媒体を2時間撹拌 する。飽和塩化アンモニウム溶液を使用して加水分解した後、酢酸エチルで抽出 する。有機相を一緒にし、水洗し、乾燥し、ろ過し、濃縮する。残留物を10m lのメタノールで可溶化させ、0.5mlの2N塩酸を添加する。5分間撹拌し た後、溶液を炭酸水素ナトリウム飽和溶液を添加して中和し、酢酸エチルで抽出 する。有機相を一緒にし、乾燥し、ろ過し、濃縮する。シリカでクロマトグラフ ィーし、塩化メチレン−アセトン:9−1で溶離した後、158mgの所期の化 合物(白色固体)を得た。Mp=145℃。分析 M.A. %計算 実測 C 58.8 58.8 H 5.4 5.2 F 13.9 13.6 N 10.3 10.1 IR CHCl3 (cm-1) OH 3626 CN 2236 C=O 1772−1719 芳香族 1615−1575−1505例10 : 下記の組成を有する錠剤を調製した。 ・例6の化合物・・・100mg ・補助剤・・・・・・1錠300mgとするのに要する量 (補助剤の詳細:ラクトース、でんぷん、タルク、ステアリン酸マグネシウム)本発明の化合物の薬理学的研究 1)アンドロゲン受容体に対する本発明の化合物の親和性の研究 24時間前に去勢した体重180〜200gの雄のスプラーグ・ダウレイEO PSラットを殺し、前立腺を切除し、秤量し、ポッターガラスを使用して、緩衝 溶液(10mMトリス、0.25Mのシュクロース、0.1mMのPMSF(弗 化フェニルメタンスルホニル)、20mMのモリブデン酸ナトリウム、HCl, pH7.4)(直ちにこれに2mMのDTT(DL−ジチオトレイット)を添加 する)中で、緩衝液8ml当たり1gの組織の割合で、ホモジナイズする。 次いで、ホモジネートを0℃で209,000Gで30分間超遠心分離する。 得られた上層液(シトゾル)の一定量を、一定濃度(T)のトリチウム化テスト ステロンと共に増大する濃度(0〜2500×10-9M)の未標識テストステロ ンか又は被検化合物のいずれかの存在下に0℃で30分間及び24時間インキュ ベーションする。次いで、結合したトリチウム化テストステロンの濃度(B)を 各インキュベートについて炭素−デキストランによる吸着法により測定する。 ・相対的結合親和性(RBA)の計算 次の2本の曲線、即ち、未標識参照ホルモンの濃度の対数の関数としての結合 したトリチウム化ホルモンの%B/T及び未標識被検化合物の濃度の対数の関数 としてのB/Tをプロットする。方程式I50=(B/Tmax+B/Tmin)/2の 直線を決定する。ここで、B/Tmaxはトリチウム化ホルモンのインキュベーシ ョンの間に濃度(T)において結合したこのトリチウム化ホルモンの%であり、 B/Tminはトリチウム化ホルモンのインキュベーションの間に大過剰の未標識 ホルモン(2500×10-9M)の存在下に濃度(T)において結合したこのト リチウム化ホルモンの%である。 直線I50と上記曲線との交点から、受容体に対するトリチウム化ホルモンの結 合を50%だけ抑止する未標識参照ホルモンの濃度(CH)及び未標識被検化合 物の濃度(CX)を算定することができる。しかして、被検化合物の相対的結合 親和性(RBA)は方程式RBA=100(CH)/(CX)により決定される 。 RBAで表わした下記の結果が得られた。この研究では、参照化合物(テスト ステロン)=100とする。2)ハムスターの肋骨腺に対する減少効果の決定 抗アンドロゲンの局部活性(局所)は、このものによりもたらされる、動物の 側腹部に位置したアンドロゲン依存性の器官であるハムスターの肋骨腺(以下、 C.V.G.という)の表面積の減少によって決定される。 動物は、チャールズ・リバー種(USA)に由来する生後14週間の体重約1 40gの雄のハムスターであり、これらを長期の光周期(16時間の照明、8時 間の暗所)に付する。動物は、3週間にわたり、週末を除いて、毎日処置する( 14回投与)。被検化合物は、局部経路で右側のC.V.G.に、また対照例と して左側のC.V.G.に適用する。肋骨腺の表面は予め毛を剃っておいた。動 物は、最後の処置から24時間後に頸動脈より出血させることにより犠牲にする 。C.V.G.を切除し、測定し、秤量する。化合物の局部活性は、このものに より誘発されるC.V.G.の表面積の減少率%を実験の第一日目と比較して及 び溶媒のみで処置した動物と比較して決定される。 3)去勢された雄のラットにおける前立腺の重量の減少効果の決定 抗アンドロゲンの全身活性は、これにより去勢されていない動物にもたらされ る前立腺の重量の減少により決定される。 使用する動物は、イッファ・クレド種(フランス)に由来する生後7週間の体 重約200gのスプラーグ・ダウレイ株の雄のラットである。実験は、2週かに わたって行う(週末は除く)。 被検化合物は経口的に、皮下経路で又は経皮的に投与することができる。 ここで、使用する溶媒は、 経口投与:0.5%のメチルセルロース水溶液、5ml/kgの容量で、 皮下投与:エタノール中10%の麦芽油、0.2ml/kgの容量で、 経皮投与:エタノール、予め毛を剃った皮膚に50μlの容量で ある。 処置は、0日〜4日目まで、(週末後は)7日〜9日目まで行う。動物は最後 の処置から1日後に頸動脈から出血させて犠牲にし、前立腺を切除し、10%の ホルマリンを含有する脱塩水中で72時間固定する。次いで、これらを解剖し、 秤量する。血清中のテストステロンの量を放射線免疫学検定法により決定するた めに血液を取り出す。被検化合物の抗アンドロゲン活性は、溶媒のみで処置した 動物と比較して、前立腺の重量の減少率%及びテストステロンの量の変化率%と して表現される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 43/00 A61K 31/00 643D A61K 31/4166 31/415 607 31/4184 613 C07D 235/02 C07D 235/02 E (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AU,BA,BB,BG ,BR,CA,CN,CU,CZ,EE,GE,HU, IL,IS,JP,KP,KR,LC,LK,LR,L T,LV,MG,MK,MN,MX,NO,NZ,PL ,RO,SG,SI,SK,TR,TT,UA,US, UZ,VN (72)発明者 トゥーシュ,ジャンジャック フランス国 エフ93500 パンタン,リュ ラボワジエ,3,バティマン 3,レジ ダンス ラボワジエ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 次式(I) {ここで、 R1及びR2は同一であっても異なっていてもよく、シアノ、ニトロ、トリフル オルメチル基及びハロゲン原子から選択され、 R3は多くとも10個の炭素原子を含有するアリール、アリールアルキル、又 は線状若しくは分岐状のアルキル、アルケニル若しくはアルキニル基(これらの 基はハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシル、アルコキシ、カルボキシ、アシル及 びアシルオキシ基から選択される1個以上の基により置換されていてもよく、こ こで適当ならばアルキル、アルコキシ及びアシル基は線状又は分岐状で多くとも 10個の炭素原子を含有し、カルボキシ基は遊離の、塩形成、エステル化又はア ミド化されており、ヒドロキシル基は遊離の、エステル化、エーテル化又は保護 されている)を表わし、 R4及びR5は同一であっても異なっていてもよく、ハロゲン原子により置換さ れていてもよい多くとも4個の炭素原子を含有する線状又は分岐状のアルキル基 を表わすか、或いはそれらが結合している炭素原子と共に、3〜7員よりなり、 酸素、硫黄又は窒素原子から選択される1個以上の同一又は異なった複素原子を 含有できる環状の基を形成し、 X及びYは同一であっても異なっていてもよく、酸素又は硫黄原子を表わす} の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、エナンチオマー及びジ アステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式(I)の化合物の無機及び有 機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩。 2. R1及びR2が共に塩素原子を表わすか、又は同一であっても異なってい てもよく、シアノ、ニトロ及びトリフルオルメチル基から選択され、 R3がフェニル、ピリジル、フェニルアルキル、ピリジルアルキル、又は多く とも4個の炭素原子を含有する線状若しくは分岐状のアルキル、アルケニル若し くはアルキニル基(これらの基はハロゲン原子、シアノ、ヒドロキシル、アルコ キシ、アシル及びアシルオキシ基から選択される1個以上の基により置換されて いてもよく、ここで適当ならばアルキル、アシル及びアルコキシ基は線状又は分 岐状で多くとも6個の炭素原子を含有し、ヒドロキシル基は遊離の、エステル化 又は保護されている)を表わし、 R4及びR5が同一であっても異なっていてもよく、ハロゲン原子により置換さ れていてもよいメチル基を表わすか、或いはそれらが結合している炭素原子と共 にシクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、ジオキサン基又は次式 (ここで、Wは水素若しくは硫黄原子又は−NH基を表わす) の基を形成し、 X及びYが同一であっても異なっていてもよく、酸素又は硫黄原子を表わす請 求項1に記載の式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラセミ 、エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式(I )の化合物の無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩。 3. R1及びR2がシアノ基及びトリフルオルメチル基を表わし、 R3が多くとも4個の炭素原子を含有する線状又は分岐状のアルキル、アルケ ニル又はアルキニル基(これらの基はハロゲン原子、シアノ及び遊離の、エステ ル化若しくは保護されたヒドロキシル基から選択される1個以上の基により置換 されていてもよい)を表わし、 R4及びR5が同一であっても異なっていてもよく、弗素原子により置換されて いてもよいメチル基を表わすか、或いはそれらが結合している炭素原子と共にシ クロヘキシル基を形成し、 X及びYが酸素を表わす 請求項1又は2に記載の式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能 なラセミ、エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並び に式(I)の化合物の無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩。 4. 下記の化合物名: ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2−フル オルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニ トリル ・4−(2,5−ジオキソ−4,4−ビス(フルオルメチル)−3−エチル−1 −イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(4−ヒド ロキシ−2−ブチン−1−イル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオ ルメチル)ベンゾニトリル ・4−(3−(4−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−4,4−ジメチル− 2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベン ゾニトリル ・2−[2,4−ジオキソ−1−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジアザス ピロ[4.5]デカン−3−イル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリ ル である請求項1〜3のいずれかに記載の式(I)の化合物{この式(I)の化合 物は全ての可能なラセミ、エナンチオマー及びジアステレオマー異性体の形態に あり得る}並びに式(I)の化合物の無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基と の付加塩。 5. 請求項1に記載の式(I)の化合物を製造するにあたり、第三級塩基の存 在下に次式(II) (ここで、R’1及びR’2はそれぞれR1及びR2について請求項1で示した意味 (ただし、あり得る反応性官能基は保護されていてよい)を有し、Xは請求項1 で示した意味を有する) の化合物を次式(III) (ここで、R’3、R’4及びR’5はそれぞれR3、R4及びR5について上で示し た意味(ただし、あり得る反応性官能基は保護されていてよい)を有する) の化合物と反応させて次式(IV) (ここで、X、R’1、R’2、R’3、R’4及びR’5は上で示した意味を有す る) の化合物を得、この化合物を次式(V) (ここで、X、R’1、R’2、R’3、R’4及びR’5は上で示した意味を有す る) の化合物を得、この式(IV)及び(V)に、請求項1で示したような式(I)の 化合物を得るために、必要ならば又は所望ならば、下記の反応: a)適当ならば、>C=X基により表わされ得る>C=S基の>C=O基への転 化、 b)R’3が水素原子を表わす式(V)の化台物に式Hal−R”3(ここで、R ”3 は上で定義したR3の意味(ただし、水素は除く。あり得る反応性官能基は保護 されていてもよい)を有し、Halはハロゲン原子を表わす)の反応剤を作用さ せて、R’3がR”3により置き換えられた相当する化合物を得る反応、 c)R’4及びR’5の一方若しくは両方及び(又は)R’3が有し得るOH基の 遊離化、 d)OH基のエステル化又はハロゲン基への転化、 e)あり得る保護基の除去反応、 f)適当ならば、エステル化、アミド化又は塩形成剤の作用、 g)ラセミ形の分割反応 の一つ又はそれ以上の反応を任意の順序で行うことを特徴とする、式(I)の化 合物{このようにして得られた式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、エナン チオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}の製造法。 6. 請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)の化合物{ここで、式(I)の 化合物は全ての可能なラセミ、エナンチオマー又はジアステレオマー異性体の形 態にあり得る}並びに式(I)の化合物の製薬上許容できる無機及び有機酸或い は無機及び無機塩基との付加塩からなる薬剤。 7. 下記の化合物: ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(2−フル オルエチル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニ トリル ・4−(2,5−ジオキソ−4,4−ビス(フルオルメチル)−3−エチル−1 −イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリル ・4−(4,4−ビス(フルオルメチル)−2,5−ジオキソ−3−(4−ヒド ロキシ−2−ブチン−1−イル)−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオ ルメチル)ベンゾニトリル ・4−(3−(4−ヒドロキシ−2−ブチン−1−イル)−4,4−ジメチル− 2,5−ジオキソ−1−イミダゾリジニル)−2−(トリフルオルメチル)ベン ゾニトリル ・2−[2,4−ジオキソ−1−(4−ヒドロキシブチル)−1,3−ジアザス ピロ[4.5]デカン−3−イル]−2−(トリフルオルメチル)ベンゾニトリ ル である式(I)の化合物{この式(I)の化合物は全ての可能なラセミ、エナン チオマー及びジアステレオマー異性体の形態にあり得る}並びに式(I)の化合 物の製薬上許容できる無機及び有機酸或いは無機及び無機塩基との付加塩からな る薬剤。 8. 請求項6及び7のいずれかに記載の薬剤の少なくとも1種を活性成分とし て含有する製薬組成物。 9. 新規な中間体としての、エステル化、エーテル化又は保護されたヒドロキ シル基により置換されたアルキル基を表わす式(V)の化合物。 10. 請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)の化合物を、それ自体で又は LHRHアナログと併用して前立腺の腺腫及び新形成並びに前立腺の良性肥大の 治療、ざ瘡、過脂漏、脱毛症又は多毛症のような皮膚疾患の治療のための製薬組 成物の製造或いは医学用作像のための診断への使用。
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