JP2000501360A - マイクロウエーブポップコーンパッケージ及びその製品 - Google Patents

マイクロウエーブポップコーンパッケージ及びその製品

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Abstract

(57)【要約】 発明の一態様において、マイクロウエーブポップコーンパッケージが提供される。このパッケージは、膨張が可能な形態に折り畳まれた柔軟な紙のシート構造を備える。シート構造は1つまたはそれ以上の層(46、47)の材料を含む。好ましい応用において、パッケージは紙の内側層(46)を含み、この内側層には防油脂性の向上を提供する接着剤(165)が適用される。幾つかの好ましい構造において、パッケージは外側と内側層(46、47)を含み、外側層(47)も、耐油脂性を提供するための接着材(165)を含む。本発明による構造を準備するための好ましい方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 マイクロウエーブポップコーンパッケージ及びその製品 発明の背景 一般的な商業的使用において、多くのマイクロウエーブポップコーンポッピン グ構造は多層の紙バッグを用いている。この多層構造では、内側および外側の紙 シートが互いに積層され、これらの紙の層の間に、マイクロウエーブ反応構造( マイクロウエーブ感応部ともいう)が封入されている。この種のポップコーンポ ップ用のバッグは、たとえば、米国特許第4,904,488号、4,973,810号、4,982,06 4号、5,044,777号及び5,081,330号に記載されており、これらの開示は参照とし て本願に組み込まれる。 一般的なポップコーンのマイクロウエーブ調理(特にポップコーンの内容物が ファットやオイルを含む場合)は、熱い液状のオイルもしくはファットを生成す る。ポップコーン内容物を支持する構造が紙である場合、満足の行く製品の性能 を得るために、マイクロウエーブ調理の過程において、その紙は、熱い液状のオ イル/ファットによる「しみ」や「通過」に対して十分な耐性がなければならな い。たとえば、マイクロウエーブ調理(たとえば、ポッピング)が行われている ときにオイル/ファットはその構造物から漏れてはならない。そのような漏れは ,非常に望ましくない脂じみた感触や外観をパッケージの外側に呈するからであ る。 防油脂性(greaseproof)の紙は,熱いオイル/ファットのような油状の液体 の通過に対して耐えなければならない構造物における利用のために開発された。 一般に,防油脂性の紙の製造においては,防脂処理がそこに与えられるときにセ ルロース内で実質的な水素結合が起こるために,すり減りが生じる。このパルプ のすり減りのプロセスは、一般に「精練(refine)」と呼ばれている。一般には, 紙がより精練されると,よりもろくなる。このように,重く,強い防油脂性の紙 が用いられると,比較的固くもろい(非柔軟な)構造物が結果として得られるこ とになる。 そのような構造がマイクロウエーブのための構造のために用意されてきたが、 特にマイクロウエーブポップコーンを収容するために構造については継続的な改 良が模索されている。例えば、精練された紙に防油脂性や耐油脂性(grease-res istant)を提供するための化学的処理は、典型的に、フッ素化学的(fluorochem ical)処理を含む。いくつかの応用において、もし可能であるなら、フッ素化学 処理の使用、すなわち相当量のフッ素化学材で処理された紙の使用を避けるもし くは低減することは好ましいことである。 更に、多層構造において用いられる積層用の接着剤はしばしばポリビニルアセ テートを含む。典型的なものは、オハイオ43207、コロンブスに所在のフランク リンインターナショナル(Franklin International)から入手可能なデュラセッ ト12(Duracet 12)である。いくつかの応用において、可能であれば、そのよ うな接着剤の使用を減ずることは好ましいことである。 記述される構成の各々においては、第1の接着剤はデンプンベースの(starch -based)接着剤である。これは、樹脂、例えば特定の合成樹脂に置き換えてもよ い。 図面の簡単な説明 図1は、本発明によるマイクロウエーブバッグ構造の外観を示す図であり、使 用において膨張する前の開いた状態を示している。 図2は図1に示されている構造の断面図であり、図1の2−2部分における断 面を表す。 図3は内面のブランク(blank)の平面図であり、このブランクが折り畳まれ て図1や図2の構造となる。 図4は図3に示されたブランクの底面図である。 図5は、図3及び図4で示したブランクのロールストックを準備するための工 程を示す概略図である。 図6は、ブランクのロールストックを準備するための別の工程を示す概略図で ある。 図7は、図1に示した実施形態の別の例を示す外観図である。発明の詳細な説明 I. 従来システムにおけるある特有な短所 A.種々の接着剤の使用における好ましくない揮発性の有機混合物 上述したように、典型的な商行的使用の中で、多くのマイクロウエーブポップ コーンバッグは、印刷され漂白されたクラフト紙を外側に、金属化された感応部 材の薄いフィルムを中央に、防油脂性の紙を内側に含む積層系の構造物である。 そのような構造はしばしば種々のシートを、典型的には、ポリビニルアセテート (PVA)ホモポリマー乳剤、エチレンビニルアセテート(EVA)コポリマー 乳剤を用いて、互いに積層すること要求する。これらの接着剤や乳剤が適用され 、乾燥されると、有機性の副産物が生成される。特に、上述した特定の接着剤に おいて、揮発性の有機性副産物はビニルアセテートである。 本発明のいくつかの応用の態様は、少なくともマイクロウエーブバッグ構造の ような構造物において用いられる、ポリビニルアセテートやエチレンビニルアセ テートコポリマーに代わる接着材料の提供である。 B.防油脂性の紙の使用について 一般に、高度に精練され化学的に処理された防脂紙は、非防脂紙のクラフト紙 に比べて高価である。もしも便利で経済的であるなら、少なくともあるシステム においてそのような高度に精練され且つ/又は化学的に処理された防脂紙のマイ クロウエーブバッグ構造への使用を避けること、そしてそれらの使用を防油脂性 のために処理もしくはコーティングされたクラフト紙の形成もしくはより低級な 精練やより低級な化学処理が施された防脂紙のいずれかで置き換えることは好ま しいことである。 ここで、「防脂」という用語は、紙に適用された場合、オイルや脂がそれを通 過することに対する耐性を指す。防油脂性の評価は一般に以下で述べるテレビン 油テスト(turpentine test)にしたがってなされる。一般に、大きな防油脂性 を有する場合は、テレビン油テストにおける計測時間の長さが増加する。ここで 、テレビン油テストに提供された場合に、しみの発生までに少なくとも2時間、 典型 的には3時間が計測されない限り、その紙は防油脂性を有すると認められない。 一般に、防油脂性の特性は、紙の質や精練度には完全には依存しない。例えば 、紙はある状況においては完全に防油脂性を有するが、十分な多孔性(ピンホー ル)を有すると、たとえその繊維材が防油脂性を有していても、その穴から漏れ てしまう。一般に、紙は、ピンホール評価によって計測された多孔性(すなわち 、単位領域当たりの平均ピンホール密度)が1平方インチあたり0.2ホール未 満とならない限りは、それ自身が防油脂性を有するとは認められない。 ここで、層が「非防油脂性」であるという場合は次のことを意味する。すなわ ち、その層を形成する材料が、テレビン油テストにしたがってテストされた場合 に、3時間未満、また典型的には2時間未満、場合によっては1時間未満の防油 脂性を示す。また、ここで、バッグ構造が防油脂性であるという場合には次のこ とを意味する。すなわち、ポップコーン及びオイル/ファットの内容物とともに 、気温の上下する中で長期間保存された場合に、その構造が実質的にもしくは許 容できないほどに油もしくは脂を漏らすことがない。もう一つの定義の方法とし て、同じ材料を含んでなる試験用の積層(積層用接着剤とともに同じ材料が内側 及び外側の層に用いられる)がテレビン油テストに供された場合、その積層物は 少なくとも2時間、典型的には3時間、好ましくは24時間の防油脂性を示す。 また、ここで、接着剤もしくはコーティングが防油脂性を向上するものである という場合は次のことを意味する。すなわち、未処理の紙が第1レベルの防油脂 性を有する場合に、接着剤やコーティングが適用されることによって、結果とし て得られる合成物がより高い第2レベルの防油脂性を有するようになることであ る。 本発明のある応用において、このセクションで述べられた内側層の構造は、フ ッ素科学処理を施されていないクラフト紙で構成されてもよい。実際、内側層は 非常に多孔質な紙材から構成されてもよく、そのような紙材は後述の多孔質テス トによって、500Gurley seconds 以下の値が得られる。さらに、内側層は、 1/平方インチから250−300/平方インチのピンホール多孔質を有する紙 で構成されてもよい。このようにして、本発明のいくつかの応用においては、高 度に精練された、低多孔質な、防油脂性の紙の代わりに、比較的安価で、多孔質 で、フッ素科学処理を施されていない、非防油脂性のクラフト紙をマイクロウエ ーブパッケージのようなパッケージの内側層に効果的に用いることを可能とする 。これは、多くの理由の中で、コスト削減と処理の利点において長所がある。 「防油脂性」の特性は「耐油脂性」の特性と区別される。「耐油脂性」という 用語は脂(すなわち、オイル/ファット)によるしみに対するその紙材の感受性 をあらわす。これは、紙材のオイルや脂の通過性に対する紙材の感受性とは直接 には関連しない。むしろ、それに接触するオイルや脂の存在によって染みがつく といったことに対する紙の表面の感受性に関連するものである。 また別の方法及び定義において、耐油脂性は後述のスコッチバン(商標)テス トを用いて決定されうる。耐油脂性の特性は、スコッチバン(R)の値が増加する にしたがって増加する。一般に、耐油脂性の許容できるレベルを決定するスコッ チバン(R)耐脂キットレベルは、各産業によって変化するであろう。マイクロウ エーブポップコーンパッケージに適用できる材質に関しては、スコッチバン(R) テストによって最小でキット8(kit8)の耐油脂性を示せば、その材料は耐油脂 性を有するとみなされる。本発明のある応用によれば、多層のマイクロウエーブ バッグ構造の外側の層は、キット8より低い耐油脂性を有する紙から形成されて もよく、そのような紙を用いているにもかかわらず、好ましい材料で外側表面を コーティングすることにより最小でキット8の耐油脂性を外側表面に持たせ得る 。他の食品用の領域においては、防油脂性は他のキットレベルとなる。例えば、 フレンチフライ製品に対しては最小でキットレベル4となる。 II. 本発明による処理の原理と材料 本発明によれば、マイクロウエーブパッケージのような、食品構造において利 用される材料の準備のための有利な技術が提供される。この技術は以下の点に関 連する。すなわち、 1. 積層用接着剤として、構造物の少なくともいくつかの部分において ポリビニルアセテートもしくは類似の材料に代わるもの。 2. 外側のクラフト層における好ましい耐油脂性を提供するための、フ ッ素科学処理を施したクラフト紙に代わる処理。あるいは、この場合におい て、フッ素科学処理が施されてはいるものの、一般に用いられる紙よりも程 度の低いフッ素科学処理が施されたクラフト紙の使用を可能とする技術が適 用されてもよい。 3. マイクロウエーブパッケージにおける内側の柔軟なシートのために 、高度に精練された防油脂性の紙の代わりになるようにクラフト紙を処理す る方法の提供。あるいは、このような場合において、フッ素化学処理が施さ れているものの、一般的なシステムにおいて用いられる紙よりも程度の低い フッ素化学処理が施された紙を防油脂性の紙として用いることを可能とする ための技術の適用であってもよい。 4. クラフト紙を処理して耐油脂性を提供するための作用剤としての積 層用接着剤の利用。 上述の技術のすべてが特定のマイクロウエーブ構造に適用されることは、本発 明による原理の応用において必要なことではない。本発明による全体的な原理は 、種々の広範な方法において適用され得る。以下の一般的な特性づけはいくつか のサンプルを提供する。 A.2層のマイクロウエーブパッケージ 図1〜図6を参照してなされる以下の詳細な説明から理解されるように、特に 有用な実施例は、ポップコーンのようなマイクロウエーブ調理用食製品に適用さ れる2層のマイクロウエーブパッケージに関するものである。 1.内側層が防油脂性の紙である構造 一般的な構成において、マイクロウエーブポップコーンパッケージは、全 体として2層構造で形成されており、内側の層は防油脂性の紙を備えて形成され る。すなわち、内側層は、テレビン油テストの下で好ましくは少なくとも3時間 の防油脂性を提供できるように、精練されかつ化学的に処理(典型的にはフッ素 化学処理)される。 本発明による技術は、内側層がそのような防油脂性の紙を備えて形成され る場合において、多層構造物を改良するのに用いられ得る。特に、たとえ内側層 が防油脂性を有していても、本発明による、内側と外側層の間の積層用接着剤と しての好ましい材料の利用は、防油脂性の特性をさらに向上あるいは改善する。 外側層との関連において本発明による接着材料を提供することは、外側層の耐油 脂性特性をも改善し、より好ましい製品を提供することになる。 2. 内側層が非防油脂性の紙である2層構造 本発明による技術は、多層構造の内側層のために、テレビン油テストで少 なくとも2または3時間の防油脂性を有するような紙の使用を避けることを可能 とする。これは、好ましい材料が多層構造物(例えば2層)における積層用接着 剤として用いられた場合に、たとえ、ポップコーン内容物がポッピング前のポッ プコーンとファット/オイルを含むような場合でも、その使用時において、十分 な防油脂性が内側層に提供されるようになるからである。このように、構造物に は、単に精練された防油脂性の紙の利用による結果ではなく、本発明の材料によ って防油脂性が提供され強化されるので、他の場合では受け入れられないような 紙が内側層として用いられ得るようになる。 更に、そのような構造物において、外側層には広範な種々の選択が可能で ある。本発明の技術を用いることで、耐油脂性が外側層に加わるからである。 B.1層のマイクロウエーブパッケージ 1. バッグ構造が防油脂性の紙を備える1層の マイクロウエーブパッケージ 本発明による技術は、バッグもしくは内側チャンバーが防油脂性材料 (例えば、ミニマムなテレビン油テストで3時間の測定を得る)で形成されるよ うな、1層のマイクロウエーブパッケージ構造を改善するのに用いられ得る。 2. 内側チャンバーを形成する紙が防油脂性の紙(テレビン油テ ストで最小2もしくは3時間)を備えていない、1層のマイクロウエ ーブパッケージ 本発明による技術は、内側チャンバーを形成する材料が防油脂性( 最小テレビン油テスト2もしくは3時間)の紙でないような1層のマイクロウエ ーブパッケージシステムを提供するのに用いられ得る。本発明の技術が、より多 孔質な、より防油脂性の低い材料に好ましい防油脂性を提供する。これは、たと えその製品がポッピング前のポップコーン殻やファットを封入するためのもので あっても、バッグを形成するための紙材の選択の幅を大きく広げるものである。 C.耐油脂性積層物の生成 本発明による技術は、マイクロウエーブポップコーンパッケージ以外の製品や 材料を使用するための耐油脂性積層物の準備するにも用いられ得る。以下の説明 では、それほどの耐油脂性を持たない紙(例えば、最小値のキット8ではないよ うな紙)をいかにして改善し、耐油脂性を提供させるかを示す。加えて、その技 術は、そのような耐油脂性を持たない層で構成される紙の積層物でありながら、 その積層物に全体的に例えばキット8を越えるような耐油脂性を提供する。 III 本発明による改良を含んだ、ポップコーンのための マイクロウエーブパッケージ 図1において、1はマイクロウエーブ調理が可能なポップコーンパッケージで あり、本発明による種々の長所が組み込まれている。図1において、パッケージ 1は、保護のための外側の包みから取り出されて、顧客によってマイクロウエー ブオーブン内に置かれた状態を示している。このような段階の前においては、パ ッケージ1のようなパッケージは、しばしば3つ折り状態で貯蔵或いは販売され る。この3つ折り状態は、折り目である線A及びBのところで折り畳まれる。こ の3つ折り状態において、構造物は湿気バリアとしての外側の包みによって包ま れた状態で販売、貯蔵される(外側の包みは不図示)。これらは、一般に広範な種 々のマイクロウエーブバッグにおいて用いられている。 マイクロウエーブポップコーンパッケージ1は柔軟な外側バッグ2を備え、そ の中にポップコーンの内容物、或いはポップコーンとファットの内容物を含む。 使用においては、マイクロウエーブエネルギに曝されている間に、ポップコーン がポップし、そのバッグは膨張する。この点については、例えば、本願に参照と して組み込まれる米国特許第5,044,777および5,081,330に開示されている。なお 、本願において、「柔軟」という用語は、使用中におけるバッグの膨張を不具合 なまでに阻害するほどに堅固なものではないバッグ材料を示す。或いは、直ちに (容易に)折り畳まれたり拡げられたりすることができる材料を示すものとして 用いられる。 ポッピングに先立って、ポップコーンはバッグ2の中央領域5に保持される。 この領域には、ポッピング前のポップコーン殻がマイクロウエーブ相互作用構造 の上に配置されるようになる。ポッピングの過程において、ポップコーン殻内の 蒸気がマイクロウエーブエネルギを吸収し、ポッピング動作のための十分な蒸気 と熱を生成する。加えて、マイクロウエーブ相互作用構造はマイクロウエーブエ ネルギを吸収し、熱を発散し、ポッピングを促進する。好ましい構造においては 、マイクロウエーブ相互作用構造は、、ポップコーンパッケージ1の中央領域5 を占領するが他の部分へは実質的にはみ出さない。すなわち、マイクロウエーブ 相互作用材料は、ポップコーン内容物に近接し、かつポップコーン内容物によっ てほぼ覆われている領域にその存在位置が限定される。これは、少なくともマイ クロウエーブ相互作用材料の効率的な利用をもたらし、また、ポッピングの過程 に関連して好ましい熱伝達関係や熱維持関係をもたらすことから好ましいもので ある。 次に、図1の2−2ラインに沿った断面を示す図1を参照すると、ポップコー ンパッケージ1が第1及び第2の対向するパネル20、21を備え、それらが第 1及び第2の対向する横ガセット22及び23で接続されていることがわかる。 ガセット22及び23はポップコーンパッケージ1を第1及び第2の膨張可能 なチューブ28及び29に分ける。ポップコーン内容物30は、その初期状態に おいてチューブ29内に配置され、実質的にこのチューブ29内に維持される。 ポッピング前において、チューブ28は折り畳まれている。実際の好ましい構造 物において、マイクロウエーブオーブン内で加熱される前は、チューブ28は一 時的なヒートシール(heat seal)によってシールされ、閉鎖される。更に図2 において、横ガセット22は端の折り曲げ部33及び34を備え、中央折り曲げ 部35へ向かう。同様に、ガセット23は端部の折り曲げ部38及び39を有し 、 中央折り曲げ部40へ向かう。図2に示される構造に関して、パッケージ1は多 層の(すなわち、2層の)ブランクシートを折り曲げることで得られる。このよ うに、パネル20は中央部の縦長の継ぎ目42を含む。33、34、35、38 、39及び40のような折り畳み部分は柔軟なマイクロウエーブパッケージに広 くもちいられている。例えば、それらは米国特許第5,044,777や5,195,829号で示 されているし、そのような折り畳みは本願の出願人であるゴールデンバレーマイ クロウエーブフーズ社(ミネソタ州エディナ)の商品名ACTII(商標)という 製品において利用されている。折り畳み部33、34、35、38、39及び4 0は、特にガセットパネル48及び49の境界を特定する。 いくつかのケースにおいて、ポップコーン内容物30はポップ前のカーネルを 備え、いくつかの例では香辛料が添えられ、またある場合にはポップ前のカーネ ル及びオイル/ファットの混合物を備えてもよい。内容物30がポップ前のカー ネル(香辛料が添えられても添えられなくてもよい)とオイル/ファットの混合 物を備える場合、一般にかつ好適には、オイル/ファットはおよそ105゜Fに おいて液化する材料である。そのような条件において、好ましいシステムでは、 オイル/ファットの重量に対するカーネルの重量は、好ましくはおよそ2:1か ら20:1である。 ポップコーン内容物30の直下部分において、構造物1は、マイクロウエーブ 相互作用構造、すなわち感応材45を有する。マイクロウエーブ相互作用構造4 5は一般的なマイクロウエーブ相互作用のストック(stock)であってもよい。 ここで示されている特定の多層(2層)構造物1において、そのマイクロウエー ブ相互作用構造45は層間、すなわち折り畳まれて柔軟な構造1を形成する層4 6と層47との間に配置される。より最近の設計によるいくつかのシステムでは 、例えば、図7において示されるような別の実施形態で後述するように、マイク ロウエーブ相互作用材が、柔軟な構造が折り畳まれて形成される単層の材料に貼 付されたものもある。例えば、1995年2月15日に出願された米国出願番号 08/389,755号に記載されており、この出願内容は本願に参照として組み込まれる 。本発明による原理の一部或いは全ては、上述のシステムのいずれのタイプ、す なわち単層バッグや2層バッグのいずれにも利用され得る。 本発明によるこのましいマイクロウエーブ相互作用構造について以下に説明す る。好ましくは,以下で説明するように、マイクロウエーブ相互作用構造が積層 物の場合、それは図1の折り畳み線A及びBをいくらかはみ出してもよい。好ま しくは、マイクロウエーブ相互作用構造は開口可能な上部端93の方へ折り畳み 線Aをおよそ0.4〜1.0インチはみ出す程度に延びる。一方、それは下端部 90の方へ、折り畳み線Bをおよそ0.25から0.5インチ越えて延びる。開 口可能な上端部へ向かう方が閉鎖された下端部へ向かうものよりいくぶん大きく はみ出すことが好ましい理由は次の通りである。すなわち、下端部におけるVシ ール(後述)がいくぶんか上端部に近接するVシールよりも大きいことによる。 これは図3及び図4及びそれに関連する記述から明らかである。 次に図3を参照する。図3はパネル、シート或いはブランク60の上平面図で あり、この材料から図1及び図2に示されるような構造物が折り畳まれて形成さ れる。図3に示される特徴の多くは一般に知られたものであり、例えば米国特許 第5,195,829号、5,044,777号に記載されている。 図3は、時々、パネル60の裏側と呼ばれるものである。すなわち、図1で示 される組み上げられたバッグ構造1の内側表面を形成するパネル60の61の側 である。一方、図4の62で示されている、図3で示される側と反対側の面は、 表側とも称され、バッグ構造1の外表面を形成する。パネル60は柔軟なシート 材を備え、図3に示されるようにこれを折り曲げて構造物1が形成される。そし て、パネル60は、所望の形状を形成するために種々の接着剤領域を有する。 更に、図3において、想像線63は領域64を特定しており、この領域64に は少なくとも構造物45のようなマイクロウエーブ相互作用構造の一部が関連付 けられる。想像線63で定義される周辺は、また、最終的にポップコーン内容物 が位置するであろう面61上の位置を示す。たとえば、図2に示すような相互作 用構造45のようなマイクロウエーブ相互作用構造は、構造物1の内面上に、或 いは外面上に、或いは層の間のいずれに配置されてもよい。図1や図2に示した ような好ましい実施形態では、マイクロウエーブ相互作用構造45は層の間に配 置される。図7に示される実施形態では、好ましくはパッケージの外面に配置さ れる。 図3において図示されている面61は、パッケージ1が折り畳まれたときに当 該構造の内面を形成するものである。ポップコーン内容物30は、結果的に線分 63で特定される中央領域64を覆うように配されることになる。 更に図3を参照すると、線66は折り畳み部39(図2)を形成する部分を示 す。同様に、線68は折り畳み部35(図2)に、線69は折り畳み部40(図 2)に、線70は折り畳み部33(図2)に、線71は折り畳み部38(図2) にそれぞれ対応する。折り畳み線68と66の間の領域75は、結果的にパネル 48(図2)を、折り畳み線67と69の間の領域77は結果的にパネル49( 図2)をそれぞれ特定する。 図3を参照すると、折り畳み部分A及びB(図1)は最終的に線80と81に 沿った折り畳み部分を形成するように、構造物全体を折り畳むことによって形成 される。この最終的な折り畳みは、バッグ構造(図1、図2)が組み立てられた 後になされる。 次に図4を参照する。図4は、図3のパネル60を裏返した状態を示している 。この方向の故に、端部82と83は図3のものに対してひっくり返っている。 密封領域(sealant area)84は、折り畳まれた状態(熱シールされた状態)で 領域85(図3)と結合するのに用いられ、縦長の継ぎ目、すなわちシール42 (図2)を形成する。 図3を参照すると、折り畳まれた状態(熱シールされた状態)で、領域89の 各部分は端部シール90(図1)を形成するためにお互いに結合され、領域92 の各部分が端部シール93(図1)を形成するためにお互いに結合される。端部 シール90は構造物の「上端部」に配され、その大きさ形状は、当該構造物の使 用中において、内部の蒸気圧によって排気が行われ得るようになっている。一方 、端部93は下端部を形成し、使用中の間もシール状態を保つ。使用者のポップ コーンへの典型的なアクセスは、上端部90を介してなされる。この点について は米国特許’777において記述されている。 パネル60(図4)の下側における密封領域95と96の各々の部分は、折り 畳み線68によって折り畳まれた(熱シールされた状態)とき、互いに結合(オ ーバーラップ)する。これは、折り畳み後において、パネル60を確実に好まし い構造にすることを援助するものである。この構造は米国特許5,195,829の図1 (a)の構造における、密封領域82及び84においてなされていることと類似 のものである。同様に、パネル60の下側にある密封領域98、99(図4)も 、折り畳み線69付近でパネルが折り畳まれたときに、互いに結合(熱シールさ れた状態)する。 再び図3を参照する。密封領域103、104、105、106、107、1 08、109及び110はVシール或いは斜めシールと呼ばれるものである。類 似の領域は、米国特許第5,195,829の図1の参照番号64〜67で示されている 。折り畳まれた状態で、領域103〜110の領域は互いに結合(オーバーラッ プ)し、パネルの選択された領域を相互にタック(tack)した状態(熱シールに よる)に維持し、膨張の過程において好ましい形状を提供する。特に、折り畳ま れた状態(かつ熱シールされた状態)において、領域103は領域104と、領 域105は領域106と、領域108は領域107と、領域110は領域109 とそれぞれ結合する。領域105と106の間の結合、及び領域108と107 との間の結合は、3つ折りに折り畳まれた状態においてポップコーン内容物が配 されない領域において、パネル48及び49のパネル21(図2)に固着された 部分が、その固着状態を維持する傾向を有する。領域104への領域103のシ ール、領域109への領域110へのシールは、3つ折りの状態において、パネ ル115及びパネル116がパネル20に対してシールされた状態(図2)を維 持するのを援助する。これは、ポップコーン内容物30(図2)が実質的に所望 の部分に維持されることを確実にするものである。このことによる利点は、米国 特許第5,195,829において部分的に記述されている。 再び、図3を参照する。密着領域120、121,122および123につい て説明する。折り畳み線66において構造物が折り込まれると、密着領域120 は密着領域121に結合(オーバーラップ)する。また、当該構造物が折り込み 線67で折り込まれると、密着領域123は密着領域122と結合(オーバーラ ップ)する。領域120と121の間の結合後(熱シール後)はパネル48がパ ネル21にシールされることをより確実にする。また、領域123と122の間 の結合はパネル49がパネル21にシールされることを保証する。これは、米国 特許第5,195,829の図1の領域68、70、71、72の利用に類似のものであ る。図3の領域105、106、107、108、120、121、122及び 123は図1の中央部分5が、使用中においてバッグが膨張する過程で比較的平 坦に維持されることを助長する。 次に領域128、129、133及び134について説明する。これらは、パ ネル115及び116がパネル20(図2)にシールされることを保証するのに 用いられる。これにより、ポッピング前のポップコーン内容物30がチューブ2 9内に維持され、加熱が行われるまで、実質的にチューブ28には入り込まない 。ここで、領域128と129は、構造物が折り込み線70で折り込まれたとき 、お互いに結合する(オーバーラップ)するようになっている。また、領域13 3と134は構造物が折り込み線71で折り込まれたとき、お互いに結合する( オーバーラップ)するようになっている。同様に、領域103と104の間、領 域109と110の間の結合は、蒸気が生成されポップコーンがポップするのに 従ってバッグが膨張を開始するまで、チューブ28が折り畳まれた状態を維持す る。所望であれば、パネル115と116がパネル20に対してシールされるこ とをより確実にするために、領域126と127、及び領域131と132が用 いられ得る。 領域128、129、133及び134に関するシールのタイプは、従前の構 造で用いられていたものである。たとえば、米国特許第5,044,777の図1におけ る42、44、46及び48が用いられ得る。 端部シール90、93や、領域103、104、105、106、107、1 08、109、110、120、121,122、123、128、129、1 33および134を含むシールには、好ましくは、一般的な熱シール装置を用い て機能させ得る熱シール可能な材料が用いられる。すなわち、単なる接触のみで はシール性は生じず、いくらかの熱の付与を必要とする。これを行うものとして 、たとえば熱シール装置の加熱あご(heatingjaw)が挙げられる。これはいくぶ んかは好ましいことである。なぜなら、それは、使用されるシール材料が、印刷 装置に用いられ得るような、ロールスタックに適用されるからである。ロールス タックは、こうして、互いに接着されはじめるような種々の層を持たずに、巻き 上 げられる。 IV. 本発明による改良 図2において、165は積層用接着剤を表し、外側層47と感応材構造45と の間の部分、及び内側層46と外側層47の間の部分に配される。上述したよう に、多くの一般的な構造においては、これらの領域に用いられる接着剤は、ポリ ビニルアセテート接着剤もしくはエチレンビニルアセテート接着剤であり、乾燥 の間にいくらかのビニルアセテートを発散するものである。 166は積層用接着剤を表し、マイクロウエーブ相互作用構造45の金属側面 と、紙原料との近接する部分(すなわち内側層46)との間に配される。好まし い応用において、領域166に用いられる接着剤は、領域165に用いられる材 料とは異なるものを含む。実際には、領域166における接着剤は、好ましくは 、マイクロウエーブポッピングバッグにおいて一般的に用いられるタイプの接着 剤である。これは、好ましくは、エチレンビニルアセテートである。 本発明によれば、上述した領域及び位置における積層用接着剤165は、なる べくならポリビニルアセテート接着剤でないことが望ましい。好ましくは、それ は、好ましい防油脂性、好ましい耐油脂性、もしくはその両方を、それらの位置 における紙に提供する接着剤である。この効果を達成するための有効な材料は、 デンプンを基材とする(starch based)ものである。好ましいデンプンベースの 接着剤は、堅固な構造を提供するのに有用であることが見出されているものであ り、それは、ナショナルスターチアンドケミカル(ミネソタ州、55344、ミ ネアポリス)から商業的に入手可能な接着剤、71-4253である。これは、液状の コーンスターチをベースとする接着剤である。好ましい使用において、その商品 は、およそ15ガロンの当該製品に0.5ガロンの水を加えて希釈されて用いら れる。この材料は、マイクロウエーブ相互作用材料の隣接付近における領域や、 そのシステムにおいて生成された熱いポップコーンや蒸気からの熱伝達によって 、且つ/又はそのシステムに保持されている熱いオイルやファットからの熱伝達 によって比較的高温になる部分において、有用であることが見出されている。 もう一つの使用可能なデンプンベースの接着剤は、やはりナショナルスターチ アンドケミカル社から入手が可能なNS-Redisize100である。この材料はそれ程に 好ましいものではない。なぜなら、幾分か濃厚であり、塗布が容易でなく、乾燥 させるのも容易でないからである。 なお、同一の接着剤が領域165の全体において用いられる必要性はない。し かしながら、同一の接着剤を用いるようにした方が一般には便利である。全ての デンプンベースの接着剤が好ましい利点を得るために有用であるわけではない。 あるデンプンベースの接着剤を用いた場合、その積層物は実用になるが、防油脂 性及び/又は耐油脂性が不十分となる。以下では、本発明に従って処理された紙 の脂に対するバリア性を定義するために種々のテストが提供される。これらのう ちの一つがテレビン油テストであり、防油脂性を定義するのに用いられる。本発 明に従った有用な望ましい接着剤は、この中にはデンプンベースの接着剤も含ま れるが、後述の試用積層物における紙の層の間に適用されてテストされた場合に 、テレビン油テストにおけるしみの浸透に関する計測時間が2時間以上となり、 好ましくは3時間以上となり、最も好ましくは24時間以上となる。上述の好ま しいデンプン基材の接着材料71-4253が、後述のように適用されることで、その ような好ましい防油脂性を提供することが観察される。 脂に対する性能の中で、重要な別の特性は、脂に対する耐性である。紙の耐脂 特性を考慮するためのテストとして、スコッチバン(R)テストを以下に説明する 。本発明による好ましい接着剤は、デンプンベースの接着剤を含むが、紙シート に適用されてテストされると、ミニマルなスコッチバン(R)テストにおける測定 で、少なくともキット8を示す。 ある例においては、合成樹脂がデンプンベースにかわる別の好都合な接着剤と して使用可能である。使用できる材料は、H.B.Fuller WB9039もしくはWB9340の 合成樹脂を含む。これは、H.B.Fuller(St.Paul,Minnesota)より入手可能であ る。このタイプの材料は、2層構造において内側層と外側層の両方に用いられる 。もう一つの使用可能な合成材料はフランクリンインターナショナルのポリビニ ルアルコールベースの接着剤であり、フランクリンインターナショナル(オハイ オ、コロンブス)より商品EX No.TA-4-7として入手可能である。この材料は、フ ランクリンインターナショナルが現在実験材料として示しているものであるが、 少な くとも多層構造における外側層の材料に対するフッ素化学処理に代わるものとし て利用可能であると思われる。すなわち、これは改善された耐油脂性を提供する ことができる。 本発明による利用可能な、もしくは好ましい接着剤を特定する別の方法は、そ こに含まれる紙の層の働きを向上するための使用に関連して述べられる。特に、 耐油脂性もしくは防油脂性が改善され紙を考慮する。例えば、ある紙が、単独あ るいは一般的なポリビニルアセテート接着剤で積層された積層物のいずれかで後 述のテストがなされたときにスコッチバン(R)耐油脂性がキット8未満であるか 、またはテレビン油テストによる防油脂性の計測値がある値を示す場合に、その 一般的なポリビニルアセテートが代替接着剤に置き換えられたことで、スコッチ バン(R)テストの最小キット8の耐油脂性もしくはテレビン油テストの結果によ って防油脂性の増加が示された場合、その用いられた代替接着剤は本発明の原理 に従った特徴を有するものである。 以上のように、一般的なシステムにおける外側層47が備えるクラフト紙には 、最小キット8の耐油脂性を達成するために、その製造の過程においてスコッチ バン(R)FC807のようなフッ素化学処理が施される。本発明に従ったある改良され た構造において、外側層の耐油脂性は、そのままではキット8を達成せず、好ま しくは(耐油脂性のため)化学的処理が施されていないようなクラフト紙に、処 理材として上述のような好ましい接着剤を用いるだけで提供される。 記述された好ましい接着剤材料は、フッ素化学処理を施すことを必要とせずに クラフト紙の外側層に改善された耐油脂性を得るのに用いられ得ることが見出さ れた。或いは、フッ素化学処理のなされた、(例えば)キット8未満のスコッチ バン(R)テスト値を有するクラフト紙でさえ、記述されたような処理を用いるこ とで耐油脂性を向上させることができる。 また、上述のように、典型的な一般の構造において、内側層46は防油脂性の 紙を備える。本発明のある応用において内側層は、本発明による接着剤が適用さ れたクラフト紙から形成され得る。或いは、スコッチバン(R)テスト値がキット 8未満もしくは不十分な耐油脂性を有する防油脂性の紙の層の性能が、ここに記 述の処理を用いることにより改善され得る。 V. 好ましい構造を用意するためのプロセス 図5は、好都合なマイクロウエーブバッグ構造を作るためのロールストックを 準備するための、本発明による好ましいプロセスを実施する模式図である。広範 な種々の技術及び方法が所望のロールストックを準備するのに用いられ得ること は理解されるであろう。図5、およびこれに関連する説明は、使用可能な技術の 一例として示されるものである。 図5を参照すると、同図に示される概要に従って準備されたロールストックは 、2層の紙を有し、その2層の紙の間にマイクロウエーブ相互作用材料が配置さ れた材料からなるロールストックを提供する。図5において準備されたロールス トックは、図1や図2において示されたような構造物を形成するのに用いられる ことになる。 図5を参照すると、本プロセスに従って準備された最終的なロールストック材 料は180で示されている。3つの供給ストック材料が用いられ、それらは18 5、186、187で示されている。 供給ストック187はマイクロウエーブ相互作用構造を備え、本発明にしたが ったプロセスにおける使用に先立って準備される。こうして、供給ストック18 7は連続的な金属化された重合フィルム(polymeric film)を備える。典型的な 好ましい構造において、金属はその重合フィルムの一方の側に付着(deposit) されて配置される。金属フィルムはそれが設けられた側の面全体を覆う必要はな く、パターン状に存在していてよい。 186で示される供給ストックは、組み立てにおいて、バッグの内側の層に対 応する層を形成する材料を備える。ここで記述される特定の応用において、それ はクラフト紙を備える。ある応用例においては、それは防油脂性の紙である。 供給ストック185は、外側の層を形成する材料に対応する。そして、これは 典型的には、漂白されたクラフト紙である。ある応用においては、それは最終的 に印刷が施されたりするので、しばしば機械的なつやだし仕上げ(machineglazed flnish)が施される。また、ある応用において、それは、耐油脂性の提供ために フッ素化学処理された材料である。また、他の例ではフッ素化学処理がなされて いない。 図5において、想像線190は当該プロセスの第1段階、すなわち第1ステー ジを特定している。この段階において種々の供給されたストックが互いに積層さ れ、連続的な供給材、すなわちウエブ193が形成され、下流工程へ送られる。 第1ステージ190において実行されるプロセスは以下のようである。マイク ロウエーブ相互作用材料の連続的な供給ストック187がステーション195へ 供給され、同時に供給ストック186もステーション195へ供給される。ステ ーション195において、これら2つは互いに積層される。そして、ステーショ ン195において、ナイフもしくはカッターが、供給ストック187から供給さ れたマイクロウエーブ相互作用材料の選択されたピースをカットするのに用いら れ、カットされた材料は連続的な紙196上へ位置決めされる。このカッティン グのための一般的な構成としては、米国特許出願08/388,755号の図11に模式的 に示された構成が使用可能である。また、ステーション197では、供給ストッ ク186からの紙の供給、すなわちウエブ196を受け、積層されるべきマイク ロウエーブ相互作用構造の受け入れのために適切な場所に接着剤が供給される。 マイクロウエーブ相互作用剤は、その一方の面に金属層が付着された重合材のシ ートを備えており、好ましくは、ウェブ196と重合材のシートの間に金属層が 配置されるように、マイクロウエーブ相互作用剤がウエブ196に固着される。 好ましくは、ステーション197で適用される接着剤はエチレンビニルアセテ ート共重合体接着剤(ethylene vinyl acetate copolymer adhesive)である。 使用可能で、商業的に入手可能な製品は、H.B.Fuller(VadnaisHeights,Minnesot a)製の製品番号WC-3460ZZである。 なお、マイクロウエーブ相互作用材料の金属側と内側ウエブ196との間に配 される接着剤として、上述の特に好ましい接着剤は、本発明による内側層187 や積層物全体に対して実質的な防油脂性を提供する接着剤ではなく、むしろ、そ のような積層物において一般的に用いられてきたような接着剤である。この理由 は、本発明による構造において使用可能なものとして特定された好ましい接着剤 、例えば上述したようなデンプンベースの接着剤は、マイクロウエーブ相互作用 材料の金属と直接的に接触する場合には、(接着剤として)良好に機能しない。 その ような接着剤がマイクロウエーブ相互作用感応部の金属と直接に接触するように なった場合、その場所において「剥がれ(delamination)」といった好ましからざ る傾向が観察されることになる。 しかしながら、このことが、最終的な合成構造においてマイクロウエーブ相互 作用材料が適用されいてるパッチの存在する領域における防油脂性の欠如を意味 するものではない。第1に、マイクロウエーブ相互作用材料のプラスチックの基 盤が脂の通過に対する実質的なバリアを提供するからである。また、以下で述べ る段階において、積層用接着剤が、パッチが装着されている紙のウェブ200と 、別の紙のウエブ204との間に適用されて、それらが積層される。この積層用 接着剤は脂に対するバリア性を提供するものであり、好ましい実施形態において 、結果的に得られる製品の内側シートを形成するウエブと、マイクロウエーブ相 互作用構造のパッチによって覆われていない内側層を形成するウエブの部分との 双方にこのバリア性が提供される。 ステーション197において、フレキソ印刷(flexographic)もしくはグラビ ア印刷(gravure)のような印刷技術がこの接着剤を適用するのに用いられ得る 。 好ましい態様において、ステーション205において適用される積層用接着剤 は、ウエブ204に脂に対するバリア性をもたらすのに好適な材料である。 更に第1段階(190)を参照すると、200はロールストック186から連 続的に供給された紙であり、その上に、供給ストック187から供給されたマイ クロウエーブ相互作用構造のパッチが設けられ、これはステーション201へと 向かう。また、これと同時に、供給ストック185からの紙原料が連続的なウエ ブ204としてステーション201へ向かうことが示されている。ステーション 205においては、積層用接着剤がウエブ204に塗布(適用)される。この積 層用接着剤は、例えば、フレキソ印刷もしくはグラビア印刷技術を用いて適用さ れてもよい。 ある好ましい応用においては、ステーション205でウエブ204に適用され る積層用接着剤が、脂に対するバリア性をウエブ204に提供するのに好適な材 料である。 ステーション201において、マイクロウエーブ相互作用材料をその上に有す るウエブ200は、ローラバイト(roller bite)を通ることにより、ウエブ2 04へ圧迫、積層され、ウエブ193が形成される。 次に、想像線210内に示される部分のプロセスを説明する。デンプンベース の接着剤のように、積層用接着剤が乾燥を必要とする材料の場合に、接着剤を乾 燥させるための段階(第2段階)を備える。例えば、デンプンベースの接着剤、 すなわちデンプンベースの積層用接着剤は必要な乾燥状態を得るのに実質的な加 熱を必要とする。典型的には、これらは、非可逆な乾燥状態とするのに短期間の 間、およそ150゜F〜200゜Fの程度の温度にさらされる必要がある。これ は、「ホット缶(hot cans)」とも呼ばれる加熱されたあるいは熱いローラ211 の周り(もしくは間)にウエブ193を供給することにより、連続的なウエブプ ロセスにおいて即座に実現される。加熱されたローラは十分な熱をウエブ193 に伝達し、この結果、連続的な、乾燥したウエブ212が形成される。 本プロセスにしたがって準備されたウエブから作られるパッケージの外側には 、印刷、すなわちグラフィックを提供することが望まれる。これは乾燥したウエ ブ211を、213で示される印刷プレス(第3段階)を通すことにより実現さ れる。マルチカラー印刷やグラフィックを提供する装置を含む、広範な種々の印 刷プレス装置が用いられ得る。214は、印刷プレス213から出てきた連続的 な印刷されたウエブである。 更に、プレス213において、使用段階のパッケージの外側表面となるウエブ 212の表面に、耐油脂性処理が選択的に適用されてもよい。これは印刷の前も しくは後において行われ得る。印刷処理に用いたのと類似の印刷プレスにより、 処理が行われる。いくつかの応用において、望ましい耐油脂性を外側層196に 提供するために、ステーション205において適用された積層用接着剤と同じ材 料がプレス213における外側ウエブヘ適用される。また、他の応用においては 、層間の接着剤として、及び外側層の外側表面の処理として異なる材料が用いら れる。 ウエブ上に所望の徴(indicia)が印刷され、および耐油脂性処理が所望に適 用されてプレス213から出た後、連続的なウエブ214は予備的乾燥機215 へ向かう。乾燥機215では、インクや耐油脂性処理材が乾燥される。典型的に は、 乾燥機は温風乾燥システムであり、およそ150゜F〜250゜Fで稼動する。 乾燥機内への滞留時間は、ウエブにとって好ましいレベルの乾燥を得るのに十分 な時間であればよい。典型的には、ウエブの温度が150゜F〜190゜Fとな るのに十分な滞留時間であることが好ましい。 典型的な態様においては、この時点において、バッグを組み上げるときの所望 のシールを形成するための熱シール接着剤のパターンを、ウエブの対応する表面 上に適用する必要がある。これらは図3及び図4で示された密着領域に対応する 。図5の模式図において、このステップはステーション220において実行され る。熱シール接着剤は、例えばグラビア印刷やフレキソ印刷といった、一般的な 技術によって適用され得る。 221において、連続的なウエブが示されている。ここで、ウエブには熱シー ル領域が形成され、最終乾燥機225へと供給される。最終乾燥機において、熱 シール接着剤は乾燥され、インクの最終的な乾燥が生じるとともに、デンプンベ ースの接着剤(使用していれば)の最終的な乾燥が生じる。これは、典型的には およそ250゜F〜400゜Fに設定された、空気乾燥機システムによって即座 に実行される。 226は完成した連続的なウエブを示し、これは最終的なロールストック18 0へ向かう。 上述したプロセスにおいて、熱シール材の領域(たとえば図4の領域95、9 6、98及び99)は、耐油脂性処理の適用の後に形成される。これは、特に耐 油脂性処理がウエブの全体(外側)の面に対してなされる場合に、好ましいもの である。その理由は、ここで述べられたような接着剤のような耐油脂性処理が熱 シール領域を覆うように適用された場合、それらは熱シール領域の動作を阻害す る傾向にあるからである。しかしながら、熱シール領域と接着領域の両方の適用 に好ましい印刷もしくは「見当合わせ(registration)」技術が用いられるならば 、熱シール領域を耐油脂性処理が適用される前に処理するようにしてもよい。 図5で示したようなプロセスは、印刷されたロールスタックを準備することが できる。ここで、最終的なロールスタック180上では、1つ以上のシートすな わちバッグが互いに近接して配置される。これは、後に分離もしくは切り離され 、 個々の流れとなって連続的なバッグ形成部へ供給される。好ましいロールスタッ ク180を形成するための、ウエブ上へ連続的に印刷されたバッグのブランクを 配置する有用な方法は、(印刷時におけるローラーによって)90度回転したオ フセットを有してバッグの印刷パターンを横並びにする。これは本システム、特 にアニロックス(anilox)がプレートヘインクを運ぶようなシステムの円滑な動 作を確実にする。 次に図6を参照する。図6は、全体として図5に類似しており、図5の構成と 類似の動作を行う部分には同一の参照番号を付してある。図6の構成においては 、熱ローラやホットカンシステムを用いること(図5の210で示される構成) に代えて、空式乾燥システム230が用いられる。この空気乾燥システム230 では、主に選択された接着剤の特性や滞留時間に依存するが、およそ100゜〜 200゜Fのエアーを用いて乾燥を行うことになる。 他の実施形態 次に図7を参照して他の形態のバッグを説明する。図7は本発明による別の構 成を示すもので、図7に示されているバッグ構造では、一方の端部が開放されて いる。 図7を参照すると、バッグ構造300は単層の材料301を備え、マイクロウ エーブ相互作用構造302がこの材料301に固定されている。そのような構造 は、たとえば、本願に参照として組み込まれている米国特許出願番号08/389,755 に記載されている。材料301は,防油脂性の紙材料、もしくは防油脂性を得る ための本発明に従った処理が施されたクラフト紙である。 好ましくは、マイクロウエーブ相互作用構造302が原材料301に固着され る。マイクロウエーブ相互作用構造302の固定には、(図2の)166の部分 において構造物45の金属側を内側の層に向けて接着するのに用いられた、上述 の好ましい接着剤が用いられる。マイクロウエーブ相互作用構造302は、外側 シートの紙とそれに積層された金属化された重合体フィルムを備える。外側の紙 材と金属化された重合体フィルムを備える構造は、材料301に積層される。こ こで、好ましくは金属層がバッグ300の方を向くようにする。305で示され る マイクロウエーブ層作用構造302の外側紙シートは、好ましくは、クラフト紙 で構成され、更に好ましくは耐油脂性の処理を施されたクラフト紙である。所望 であれば、フッ素化学処理を用いずにクラフト紙に耐油脂性を提供するための上 述した技術を、シート305における耐油脂性を提供するのに利用してもよい。 このように、図7には、本発明による種々の選択可能な材料を利用するバッグ 構造300、すなわち、1層のみの材料のシートを折り畳んで形成され、マイク ロウエーブ相互作用構造、すなわち感応材302が配置されている場所において のみ1層以上の構造となるバッグの構造の利用が示される。 VI. 好ましい材料 好ましい材料は、個々の実施形態に依存するものであろう。目下、好ましい材 料は以下の通りである。 図1〜図4の2層もしくは多層の構造に関して、マイクロウエーブ相互作用材 料の好ましいロールスタックは、Hoechst Celanese 2600 60ゲージのポリエステ ルフィルムにアルミのフィルムが真空蒸着されたもので、Tobias 濃度計によっ て測定された光濃度値(optical density)が0.25±0.05を与えるものである。 そのような材料は、Madico(Woburn,MA 0188)より準備及び入手される。 図7の1層構造に関して、マイクロウエーブ相互作用材料の好ましいロールス タックは、Hoechst Celanese 2600 48ゲージのポリエステルフィルムにアルミの フィルムが真空蒸着されたもので、Tobias 濃度計によって測定された光濃度値 (optical density)が0.25±0.05を与えるものであって、紙の層に積層される プラスチック側を有する。それは例えば、RHI-PEL 250 であり、WC3460ZZ であ る。金属化されたポリエステルは Madico(Woburn,MA 0188)より入手できる。 使用できる積層物、およびそれに適用される紙は、Phoenix Packaging(Maple G rove,MN)から入手できる。 2層及び1層構造の両方に関し、熱シールパターンを形成するのに用いられる 好ましい熱シール用接着剤は、ポリビニルアセテートホモポリマ接着剤である。 この例としては、Duracet12 があり、これは Franklin International,Inc.(Co lumbus,OH)より入手できる。そのような材料が使用される場合、シールは、 熱シール装置の加熱あご(heat jaw)を用いた一般的な方法で形成され得る。 図1から図4に示す2層構造において、マイクロウエーブ構造の金属面をこれ に隣接する紙に固定するのに好ましい接着剤は、パッケージにおいてマイクロウ エーブ相互作用構造に用いられる一般的な積層用接着剤である。好ましいものは 、エチレンビニルアセテートコポリマ接着剤であり、これは例えば、H.B.Fuller Company(Vadnais Heights,MN)から入手できる製品番号WC-3460ZZ である。類似 の接着剤が、マイクロウエーブ相互作用層の金属側を紙に固定するために図1の 1層構造において好ましく用いられる。 図4から図5に示される2層構造において、内側層に用いられるウエブが防油 脂性の紙であり、積層用接着剤の適用による防油脂性処理がなされるべき単なる クラフト紙ではない場合、好ましいウエブはおよそ25ポンド/reamを越えない 基本重量(basis weight)を有する柔軟な紙であり、好ましくは21〜25ポン ド/reamの範囲のものである。そのような例においては、スコッチバン(R)テス トの下で最小のキット8の耐油脂性を有する、FC807(フッ素化学)処理が施さ れた紙が好ましい。使用できる材料としては、Rhinelander Paper Company(Rhin elander,WI 54501)より入手できるRHI-PEL250 がある。FC807 は、3M社(St.P aul,MN)による化学処理剤である。なお、この紙に関して、防油脂性であること がより重要であるという事実にも関らず、内側層が耐油脂性を有することも好ま しいものである。その理由は、内側シートの紙の表面における脂の染みが外側層 を介して観察され得るものであり、その染みが顧客にとって不快なものであるか らである。こうして、内側層の処理、特にその外表面の耐油脂性(好ましくはス コッチバン(R)テストの下で最小のキット8を有する)を提供するための処理は 、いくつかの例において好ましいものであり、本発明に従った処理によって達成 され得るものである。 図7に示される1層構造において、内側層に用いられるウエブが防油脂性の紙 であり、接着剤の適用による防油脂性処理を必要とするようなクラフト紙ではな い場合、好ましいウエブはおよそ45ポンド/ream(およそ73グラム/平方メ ートル)を越えない基本重量を有する柔軟な紙であり、一般にはおよそ25〜4 0ポンド/ream(およそ57グラム/平方メートル)未満のものであり、更に好 ましくはおよそ35ポンド/ream未満のものである。内側のウエブとして予め化 学的に処理された紙が選択された場合、以下の商業的に入手可能な材料が防油脂 性のウエブとして用いられ得る。すなわち、Rhinelander Paper Company(Rhinel ander,WI 54501)より入手できるRHI-PEL371である。これは精練され、化学的に 処理された、100%の化学軟材パルプ(chemical softwood pulp)から作られ たシートである。それは、35ポンド/reamの基本重量を有する。防油脂性を紙 に提供するための処理に用いられる化学薬品は、スコッチバン(R)FX845である。 化学薬品のスコッチバン(R)FX845は、Minesota Mining and Manufacturing Comp any(St.Paul,MN 55144-1000)から商業的に入手可能である。 図1〜図4に示した2層構造において、紙の内側層を形成するのに用いられる 材料が、接着剤をそれに積層するのに先立ってそれ程に高度に精練されておらず 、且つ、高度に防油脂性のための化学処理がなされていない場合、好ましくは、 その紙は基本重量がおよそ25ポンド/reamを越えないクラフト紙であり、全体 的におよそ21から25ポンド/ream以下である。そのような紙材はピンホール テストによる評価において、少なくとも1ホール/平方インチ、実際には8ホー ル/平方インチのピンホールを有していてもよく、更に、250ホール/平方イ ンチまたはそれ以上のピンホールを有していてよい。使用可能な、商業的に入手 可能なものとしては、EB Eddy Gfade 5160があげられる。これは21ポンドクラ フト紙である。 内側層を形成する材料が、耐油脂性のための処理が施された材料でありながら 、スコッチバン(R)テストによる測定で最小のキット8の耐油脂性を有しない場 合、使用可能な材料は、FC807 で処理されたThilmany 1002 であり、これはフッ 素カーボンレベル4(fluorocarbon level 4)を有する紙である。 多層構造において、外側の紙の層を形成するのに用いるための好ましい材料は 、そこへ印刷を行うために十分に精練された(或いは機械的につやだしされた) 材料である。それは、本発明に従った積層用接着剤及び/または外側コーティン グを適用する前に、予め化学処理された材料ではないことが好ましい。それは、 キット0のクラフト紙であってもよく、また1〜250ホール/平方インチもし くはそれ以上のピンホールを有するものでもよい。好適な材料は、21から25 ポ ンドの、機械的につやだしされたクラフト紙で、EB Eddy Grade 5160が挙げられ る. 多層構造において、金属部分と、当該金属部分が直接に接触する紙の部分との 間以外に用いるための好ましい積層用接着剤は、以下に示される方法に従ったテ レビン油テストによってテストされたときに、それが適用される積層物の内側の 紙の層に防油脂性を提供するものである。 耐油脂性を提供するための、外側ウエブに用いられる好ましい接着剤は、ここ で提供されるスコッチバン(R)テストに従ったテストにおいて、少なくとも最低 限のキット8の耐油脂性を提供する材料である。 実験 紙及び/又は積層物を評価するために利用される技術 ここで報告される実験においては、4つの技術が、防油脂性及び/又は耐油脂 性に関連して、本発明による紙、積層物或いは構造を特徴付けるのに利用される 。これらの技術は、全体として以下のように特徴付けられる。 A. 多孔性 このテストは、100ccの空気が1平方インチの紙(もしくは積層物) を通過するのに要する時間の判定に関る。 B. テレビン油テスト このテストは、テレビン油溶液が、紙原料(paper stock)を浸透もしく は流出する時間に関連する。これは防油脂性のテストである。 C. スコッチバン(R)ペーパープロテクタテスト (Scotchban Paper Protector Test) これは、処理された紙(もしくは積層物)におけるスコッチバン(R)プロ テクタのレベルを評価するための、3M社によって開発されたテストである 。 これは耐油脂性のテストである。 D. ピンホールテスト これは、紙を基材とする原料(paper base stock)の1平方インチ当たり のピンホール数の評価である.これは脂の漏れに対してどれだけ多孔質であるか を示す。 以上の4つのタイプのうちの幾つか或いは全部を用いた評価から、積層物のた めに用いられる、或いはその中に用いられる材料の相対的な性能を判断する。種 々のテストの手順は以下の通りである。 A. 紙或いはロールストックの多孔性の判定 目的: 資料の多孔性(空気抵抗)を判定する。 設備: Teledyne Gurley SPS Tester - Model 4190 X-Acto ナイフ カッティングテンプレート(Cutting Template)(4”x4”) 手順: A. テスタの操作 1. エレクトリックアイをオンする。 2. カウンタをゼロにする。 3. 内側シリンダの7/8"シルバーエリアとエレクトリックアイとを 縦方向に正確に位置合わせする(7/8"シルバーエリアは、100 ccのエアを計る)。 4. 2#のウエイトがレバーアーム上に置かれていることを確認し 、基盤内の組み込みレベル計を観察してユニットが平行であるこ とを確認する。 B. 多孔性のためのテスト 1. 紙片またはロールストックサンプルから、カッティングテンプ レートと X-Acto ナイフを用いて、4”x4”にカットされた紙の 試料を得る。 2. 単一の紙のサンプルをクランピングプレートの間に挿入し、ク ランプを回転することによりレバーアームに装着されたウエイト を下げる。 3. 内部シリンダの上部にあるフランジをつかむ。フランジの下部 からスプリングサポートを開放し、シリンダがオイルに浮かぶま でシリンダをゆっくりと下げる。こうして、それ自身の重さで下 降させる。 4. エレクトリックアイがシリンダのシルバーエリアの下端を検出 すると、タイマが自動的に起動し、シルバーエリアの上端を検出 するとタイマは自動的に停止する。タイマが停止したらその経過 時間を記録する。スタート位置へシリンダを戻す前に時間を記録 する。重要 オリフィスプレートの間に試料がクランプされている間に内部シリンダを決し て持ち上げないこと。そのような操作を行うと、エアチューブ内にオイルが吸い 込まれてしまう。 C. 試料を取り除くための適切な手順 1. フランジを内部シリンダの上部に保持する。 2. クランクを回してウエイトを取り除き、レバーアームをその最 上位位置へ移動する。 3. 試料を取り出す。 4. 内部シリンダをゆっくりと持ち上げ、スプリングサポートで固 定する。 5. SPSテスタの使用を終えるときは、内部シリンダを上位置に 残し、エレクトリックアイをオフする。 レポート: その試料に対する時間を記録し、seconds Gurreyとして報告する。ここで、そ の時間は与えられたエアを通過させるのにどれだけの時間を要するかをあらわす ので、より高い数値(seconds Gurrey)はより低い多孔性を示す。 精度のチェック: 定期的にSPSの精度チェックを行うべきである。チェックには、多孔性テス トプレートを使う。適切な多孔性測定のための装置(set up)によれば100c cの空気が18.8秒±5%でそのプレート内のホールを通過する。テストは、 紙の試料に対して行われた方法と同様の方法で行い、そのプレートの両サイドの 平均時間を用いる。 B. 紙の防脂特性のためのテレビン油テスト この技術は、TAPPI(The Technical Association of the Pulp Industry or TAPPI Test Methods Vol.I)によって、テスト T454om-89として発行され たものであり、これは本願に参照のため組み込まれる。この技術は以下のとおり である。 2.装置(器具) 2.1 チューブ 堅固な材料で構成される。内径25mm(1イン チ)、高さは少なくとも25mm(1インチ)、端部はサンド(sand)を保持す るために円滑にされている。 2.2 ビュレットあるいは自動ピペット 1.1mLの液体を配す るように目盛りが調整されている(テレビン油を配するのに用いられる)。 2.3 サンド(sand) オタワセメントテスティングサンド(Ottawa cement testing sand)、No.20のふるいを通過し、No.30のふるいで残されるも の。 2.4 白くコートされ、つや出しロールにかけられた(calende red)、ブックペーパーのシート。104g/平方メートル(701b 25×38-500) であり、適度な大きさのもの。 2.5 計時装置 ストップウオッチあるいは研究室用タイマ。 2.6 ウオッチガラス 直径7.6cm。 2.7 ひしゃく(scoop) 5グラム容量、いくつかの重量を解析用 はかりでチェックし、重量が5.0g±0.1gで一貫していることを確認する 。 3. 試薬 水分なしで着色されたテレビン油。100mLのpure gum spiritsテレ ビン油、16℃(60゜F)で、sp gr 0860〜0875、5gの無水カルシウムクロ ライドと1.0gのオイル溶解性染料を加える。容器に栓をし、よく振って少な くとも10時間放置する。なお、この間、時々振る。その後、およそ21℃(7 0゜F)の温度でドライフィルタペーパーを通して濾過する。こうして得られた 液体を気密ボトルに貯蔵する。 4. 滑らかで平らな面に乗っているコーティングされた1枚のブック ペーパーの下半分に各標本を置く。その標本にチューブの端を置き、チューブの 中に5gのサンドを入れる。チューブの目的は単にサンド層の均一な領域を確保 することなので、サンドを加えた後は、直ちに、慎重にそのチューブを真上に引 き上げ、取り除く。そして、ビュレットもしくは自動ピペットを用いて1.1m Lの着色されたテレビン油でそのサンド層を飽和させる。1.1mLの着色テレ ビン油は、正確に5gのサンドを飽和させる。ここで、計時装置を起動する。2 つ以上の標本を同時にテストする場合は、第1の標本に着色テレビン油が加えら れた直後に計時装置を起動する。そして、残りの標本にテレビン油を加えていく 。テスト手順は飽和の瞬間から始まり、しみが観察された時点で終了するので、 各標本の終了時点をより容易に判断できるように、複数の標本を同時にテストす る際には、各標本に等しい時間間隔(例えば10秒毎)でテレビン油を加えるよ うにするべきである。テレビン油を加えたのと同じ時間順序で、それらの標本を 紙の汚れていない部分に動かす。そして、現れた(覆われていない状態になった )領域にしみがあるかを調べる。最初にしみの兆候が現れたときまでの経過時間 を記録する。 注意:およその期間がわかっていない場合は、いくつかの予備テストを 行うことが推奨される。しみの発生までに2分以上かかる標本には、ウオッチガ ラスでカバーをする。 5. レポート 5.1 テスト結果を秒単位でレポートする。 C. 3Mスコッチバン(R)ペーパープロテクタテスト このテストはTAPPI UM557において公開されたものであり、これは本願に参照 のため組み込まれる。テストは以下のとおりである。 装置: 1.テストボトル−3M(Minnesota Mining and Manufacturing Co.,St .Paul,MN)はテストを行うためのキットを提供している。キットは 、テストのための小ボトル(50ml)を含み、このボトルは、テス トされるシートヘ溶液を与えるための点滴部もしくは棒を備えている 。 3.吸収用コットンもしくはティッシュ 4.ストップウオッチもしくはタイマ 試薬: 1.キャスターオイル(Caster Oil)、C.P.Grade 2.トルエン(Toluene)、C.P.Grade 3.ヘプタン(Heptane)、C.P.Grade 上記の表にしたがって、これら試薬の混合物を用意する。なお、混合において は、体積のロスがあるので、各溶液を加えながら(混ぜながら)試薬を計量して はならない。これらをラベルを貼ったボトルに貯蔵する。必要に応じて各点滴ボ トルに適合するキット番号の試薬をボトルから供給して満たす。 テスト標本: 適当な大きさ(少なくとも2×2インチ、すなわち5×5cm)の5つの代表 的標本を得る。 手順: 各テスト標本を、テスト面を上にし、そのきれいな平面上に置く。この 時テストされる領域には触らないように注意する。テスト領域におよそ1インチ (2.5cm)の高さから一滴のテスト溶液を落とす。テスト溶液としては、中間 のキット番号のボトルのものを用いる。滴下された時点よりストップウオッチを 起動する。正確に15秒後に、コットンもしくはティッシュのきれいな切れで余 分な流体を取り除き、直ちに湿らされた(溶液の滴下された)領域を調べる。欠 損(しみ、すなわち耐油脂性の欠如)は、滴下の下に、たとえ小さな領域でも、 浸透によって標本が薄黒くなることによって明らかになる。必要により、他のキ ット番号のボトルより得られる試薬を未使用の領域へ確実に滴下させて、上記の 手順を繰り返す。 レポート: キットの等級により結果をレポートする。キットの等級は、標本表面が 欠損なしに15秒間耐えた試薬のうち、最高位の番号を示す。5つの標本のキッ ト等級の平均をとり、すべての番号のうちの、これらの平均に最も近い番号を、 レポートする。 D. ペーパーピンホールテスト このテストは以下のように実行される。 目的: 紙の基本原料(paper base stock)の1平方インチあたりのピンホールの数を 判定する。結果は、原料をコーティングあるいは積層したときの貫通性を予測す るのに用いられる。 設備: 1. ドローダウンローラ(draw down roller) 90デュロメータ(duro meter)のラバーローラ(rubber roller)を有する220 line anilox 、幅2 3/4" 2. 裏紙 20#ウエイト、レジャークアドリルペーパー(ledger quadrille paper)、4スクエア/インチ、シートサイズ8 1/2" x 11 " 3. 4" x 11"の試料を切り出すためのカッティングテンプレートまたは カッター 4. ドラフィティングテープ 5. インク 485赤(485 red)もしくはそれと等価なもの 6. ストップウオッチあるいは他の計時装置 手順: 1. ドローダウンボードまたは他の平面上に、8 1/2" x 11"の裏紙をテ ープで固定する。 2. クアドリルペーパ上に、4" x 11"のテスト試料をテープで固定する 。 3. 幅2 3/4"でテスト試料上のテープに1mlの赤インクを広げる。 4. Aniloxローラで、テスト試料上のインクを適度の圧力で引き伸ばす 。 5. 30秒が経過したら、テスト試料を除去し、裏シートへのにじみ出 しを観察する。 6. 2" x 3 1/2"のテンプレートを用いて7平方インチの領域を計る。 これは、試料の右端から1-1/4"で4"試料の上部から1/4"下がったとこ ろから計る。この7平方インチの領域内において、染色されたスポッ ト数を数える。 計算: 総合数を7で割る=1スクエアインチあたりのピンホール数 レポート: 1平方インチあたりのピンホール数。 実施例 防油脂性バリア及び積層用接着剤 本件出願人であるゴールデンバレーマイクロウエーブフーズ(Edina MN)によ って商業的に用いられている一般的なマイクロウエーブポップコーンバッグは、 印刷された漂白(あるいはナチュラル(無漂白))クラフト紙、接着剤、薄いフ ィルム状の金属化感応材、接着剤、防油脂性漂白クラフト紙からなる積層物であ る。 内側層、すなわち防油脂性の漂白されたクラフト紙は、この一般的なパッケー ジにおいて、主にオイルもしくは脂に対するバリア性を提供する。一般的な防油 脂性のうちばりは、4つの標準的テストの使用によって防油脂性と耐油脂性の面 から評価される。ここで、4つの標準テストとは、多孔性、テレビン油テスト、 スコッチバン(R)キットテスト及びピンホールテストである。他のタイプの実験 テストが、紙の特性である「防油脂性」もしくは耐油脂性を特徴づけるために製 紙会社によって用いられてもよい。しかしながら、ここで記述されているものは 、広く用いられているものであり、十分に正確で再現性のあるものである。「防 油脂性」は、高度に精練された、水化した、そして防油脂性を持たせるために化 学処理されたクラフト処理ウッドファイバー(kraft process wood fiber)から 作られた紙の等級(クラス)を特定するための正しい名詞として当該産業で用い られている。 A. 多孔性 一般的なマイクロウエーブポップコーンバッグにおいて用いられる防油脂性の うちばりにおける多孔性に関するグレードは、1000 seconds Gurleyから4000sec onds Gurleyの範囲である。多孔性は、Teledyne Gurley Model No.4190の濃度計 で測定される。他の濃度計として、Teledyne Gurley Model No.4200のようなも のも用いることができるが、ここで報告される結果は、Teledyne Gurley Model No.4190を用いて得られたものである。多孔性テストの結果は、seconds Gurley にて報告される。これは、100立方センチメートルの空気が1平方インチの紙を 通過するのに要する時間である。長い時間、すなわち高いテスト結果は、遅い空 気の通過を示し、良好に形成された、目の詰んだシートの特性である。一方、短 い時間、すなわち、低いテスト結果は迅速に空気がシートを通過することを示す 。 本発明のある態様において、主たる防脂バリア性が、その構造における積層用接 着剤から生じており、紙そのものからのものではない場合、内側層シートは非常 に多孔質であり、1000 seconds Gurleyより少ない、または500 seconds Gurley よりも小さい多孔性を有するものであってよい。 多孔性 EB Eddy Grade 5160 1 164.4 seconds EB Eddy Grade 5146 2 424.2 seconds Thilmany Grade 1002 3 33.4 seconds Thilmany Grade 1037 4 50.9 seconds 1 EB Eddy Grade 5160は高多孔性、キット8、EB Eddy Paper Co.,Port Huron,MIよりのマシングレードクラフト紙(machine grade kraft paper)である。 2 EB Eddy Grade 5146は高多孔性、キット0、EB Eddy Paper Co.,Port Huron,MIよりのマシングレードクラフト紙(machine grade kraft paper)である。 3 Thilmany Grade 1002は低多孔性、キット4、International Paper of Kaukauna,WIよりの耐油脂性クラフト紙である。 4 Thilmany Grade 1037は低多孔性、キット8、International Paper of Kaukauna,WIよりの耐油脂性クラフト紙である。 各結果は上述のテスト手順に従って得られたものである。各サンプルは、4" x 4"にカットされ、クランピングプレートの間に置かれる。ウエイトが下げられ、 シリンダーが下げられる。エレクトリックアイがシリンダのシルバーエリアを検 出するとタイマが自動的に起動し、シリンダのシルバーエリアの上端部を検出す るとタイマが自動的に停止する。このシルバーエリアは空気の100ccを表す。 B. テレビン油テスト オイルの浸透に耐えるように製造される紙は、その防油脂性をレポートするた めに着色テレビン油によるテストがなされる。一般的なマイクロウエーブポップ コーンバッグに用いられるうちばりの防油脂性のグレードは、ゴールデンバレー マイクロウエーブフーズで特定されたもので、典型的に180分(3時間)、最小で 100分(1.67時間)である。一般の構造のうちばりを形成する材料で、24時間を 超える結果もしばしば見られる。テストの開始と最初のしみの発生との間の時間 が紙シートの防油脂性としてレポートされる。長い時間、すなわち高いテスト結 果は、シートを介しての遅い廃液率を示し、一方、短い時間はシートを介しての 早い排液率を示す。 防油脂性 EB Eddy Grade 5160 147分 EB Eddy Grade 5146 1秒 Thilmany Grade 1002 1秒 Thllmany Grade 1037 45分 結果は上述のTAPPIテスト手順に従って得られたもので、1つの試料から事前 のシートのコンディショニングなしで得たものである。評価すべき試料は4" x 4 "にカットされ、光沢処理された特定のシートである。チューブはシリカサンド (silica sand)の均一なコーン(corn)を確保するのに用いられる。サンドは1.1 mlの着色テレビン油で飽和される。タイマは着色テレビン油が加えられた直後に 起動される。試料は決められた時間間隔に従って慎重に動かされる。この時間間 隔は、例えば、テストの最初の3分間は10〜15秒で、次の3時間は10〜15分で、さ らにテストの残りの時間においては60分毎というようにする。テストの開始と最 初のしみの出現との間の時間が、その紙シートの防油脂性としてレポートされる 。 C.キットテスト ゴールデンバレーマイクロウエーブフーズのマイクロウエーブポップコーンバ ッグに用いられるうちばりのキットレート(耐油脂性)のグレードは、キットレ ベル8(最小)である。キット9〜11のものが一般的である。キットテストは 、紙シート中に存在する3Mのスコッチバン(R)プロテクタ、すなわちFC807のレ べルを測定する。FC807は、脂およびオイルのしみを防止するのを主目的として い る目に見えないオイルバリアである。それはまた、第2レベルのピンホールから の保護を提供し、切り口の端や折り目、境界ライン、継ぎ目に沿って液が浸出す るのを防止する。 耐油脂性 EB Eddy Grade 5160 8キット(kit) EB Eddy Grade 5146 0キット(kit) Thilmany Grade 1002 4キット(kit) Thilmany Grade 1037 8キット(kit) 3M社は、レベル3〜12を含むテストキットパッケージを提供している。各 レベルには、小さな(50ml)テストボトルが含まれ、テストボトルにはテス トすべき紙に溶液を落とすためのドロッパーが具備されている。上述のテスト手 順が行われ、一滴のテスト溶液が1インチの高さからテスト試料上へ滴下される 。テスト溶液が滴下されるとストップウオッチが起動される。15秒後に、液滴 はティッシュによって除去され、液滴の存在した領域が調べられる。欠損(すな わちしみ)は、液滴があった領域の黒ずんだ領域の存在によって明示される。キ ットレベルは欠損(しみ)無しに15秒間シートの表面に存在し得た溶液の最高 の番号としてレポートされる。 D.ピンホールテスト ゴールデンバレーマイクロウエーブフーズのマイクロウエーブポップコーンバ ッグに用いられるうちばりの防油脂性のグレードにおけるピンホールの数は1平 方インチあたり0〜1である。ピンホールは、肉眼では観察できない、紙シート のセルロースファイバ中の貫通穴である。一般的な考えでは、ピンホールの数が 多いことは、オイルの浸透に対抗するシートの能力を減ずるものであるので受け 入れがたいものである。また、一般の考えでは、ピンホールの高い数値は、粗末 に形成されたシートであり、ピンホールの低い数値は目の詰まった良好に形成さ れたシートである。本発明による構成では、うちばりは多くのピンホールを有し ていてもよい。以下にいくつかの試料に対するテストを示す。 ピンホール EB Eddy Grade 5160 36/平方インチ EB Eddy Grade 5146 8/平方インチ Thilmany Grade 1002 210/平方インチ Thilmany Grade 1037 215/平方インチ 結果は上述したテスト手順に従って得られたものであり、基本的に(クアドリ ルペーパー上に置かれる)テスト紙上にインクを延ばす(draw)ものである。ゴ ムローラーはインクを、シート中のピンホールを通過させて、クアドリルペーパ ー上に出現させる。7平方インチの領域においてインク点が計数される。合計数 を7で割って、1平方インチあたりのピンホール数としてレポートする。 E. 評価される積層物の例 リストアップされた紙(EB Eddy Grade 5160; EB Eddy Grade 5146; Thilmany Grade 1002;Thilmany Grade 1037)は、ポリビニルアセテート接着剤(Duracet 12)を用いてプレス上で積層された、あるいは防油脂性接着剤(National Starc h 71−4253、或いは他の防油脂性接着剤)を用いてプレス上で積層された。各ケ ースにおいて、テスト試料は、テスト積層物に関して以下のセクションで述べる ように準備された。積層物は紙シートについて上述したとおりの方法により、多 孔性、テレビン油防油脂性をテストされた。比較された積層物は以下のとおりで ある。 1 各試料において特定されている2つの紙はDuracet 12で互いに積層さ れている。 2 各場合において用いられる接着剤は以下で説明するNS#71-4253である 。 以上のように、Duracet12を用いた積層物は比較的多孔質であり防油脂性に乏 しい。本願発明による接着剤に切り替えると、たとえ多孔質で非防油脂性の紙が 用いられた積層物であっても、非多孔質で防油脂性を有する積層物が得られる。 試料3において、外側シート、すなわちThilmany 1037は全体にNational starc h#71-4253がコーティングされている。このNS#71-4253は、およそ0.5ガロンの水 を各15ガロンの商品に加えることにより、#5 Zahnカップ上で29 secondsへ 希釈された。この結果、3〜4ポンド/reamの重量の乾燥した積層物を得た。デ ンプン(starch)がグラビア印刷ステーション(gravure)において塗布された 。次に、外側層が内側層へ積層される。内側層は、本例では、やはりThilmany 1 037であり、長さ5.5"、幅5"にカットされたMPET(金属化ポリエステル)が図5の 200で示されるように、4〜5ポンド/ream(乾燥時重量)のFuller WC3460ZZ(金 属側のFuller)でもって予め積層されている。再び、図5において示されるよう に、熱シールコーティングとインクを用いた製造手順が継続する。試料4は、外 側層と内側層とがThilmany Grade 1002であることを除き、同様に製造されたも のである。解析 試料は本発明の技術を適用することによる、広範囲な種々の好ましい適用、及 びなされ得る改良を示唆する。例えば、試料2〜試料4を比較してみる。一般的 な接着剤であるDuracet12をNational Starch No.71-4253へ変更することは、 実質的に計測される多孔性を減少させ防油脂性を増大させる。 また、積層物の試料1から3を比較すると、たとえフッ素化学処理された紙が 利用されたとしても、一般的なポリビニールアセテート材が本発明によるstarch 材料で置きかえられると、実質的な改善が生じることがわかる。 試料4はキット4以上の紙の層で作られた。試料5は、非常に多孔性でフッ素 化学処理を施されていないクラフト紙(EB Eddy Grade 5146はキット8であるが 、EB Eddy 5146は非フッ素化学処理紙である)を用いながらも、防油脂性で非多 孔質な積層物を形成できることを示す。 F. 実験室でのテストコーティングとテストラミネート 本発明による評価のために、種々のテスト材料を用意する必要があろう。いく つかの例として、テスト試料は単なる紙片からなる。他の例においては、コーテ ィングを有する紙片からなる。更に他の例では、2枚の紙を接着剤によって互い に密着した積層物である。このセクションにおいて、テストされる種々の資料を 用意するための方法と、試料に関してなされるある計算や計測の詳細を記述する 。 各例において用いた設備、器具は、容易に商業的に入手できるものである。そし て、類似の機能を持つ代替容器が用いられ得る。 テストコーティングの試料の準備 1.コーティングのための裏紙 a. 1枚のE.B.Eddy Grade 5146、これは高い多孔性、キット0で あり、機械的つや出しされたクラフト紙である。E.B.EddyPaper Co.より入手。 b. Port Huronミルで、No.6 Paper Machineで製造された、Lot #64 380、Roll 1-Bから得られる、8-1/2" x 11"にカットされた材料 。 c. 耐脂特性のテスト結果 (a)テレビン油テスト−1秒で欠損 (b)多孔性−370.4 sec.Gurley (c)キットレベル-0 (d)ピンホール-1平方インチあたり42個 2.コーティングの準備 a. 実験室でのドローダウン(drawdown)についての適度な一貫性 を提供するために、各コーティング材は水に混合され希釈される 。 b. 各コーティング材の試料は、Computrac Max 50に関して%soli dsで解析される。 3.ドローダウンの準備 適用すべきコーティング材の部分は、適切なドローダウンロッド(drawdownro d)を用いて、23# E.B.Eddy Grade#5146紙上に、ドローダウンされる。ドロー ダウンロッドは、CSD Tech International,Inc.,Consler Scientific Design Division,P.O.Box 1669,Oldsmar,Florida 34677より入手できる。ドローダ ウンロッドの選択は好ましい乾燥コーティングの基本重量に基づいてなされる。 ステップ (a)3Mのドラフティングテープ:スコッチ230でドローダウンプレー ト上に8-1/2" x 11"のE.B.Eddy23#の紙をテープで固定する。スコ ッチ230は紙の上部からおよそ1インチ下のところをテープする。 (b)およそ3mlのコーティング材料を、テープの全体にわたって均等に のせる。 (c)#3ロッドもしくは#5ロッドで、下方向への安定した圧力とともに、 安定した、均一な動作でドローダウンする。紙の基盤は2秒未満で コーティングされるべきでえある。基盤材料上において、比較的均 一にコーティングを延ばすことが重要である。 (d)完了したドローダウンは、エアー式のオーブン、Model DX-38内に おいて180゜C(356゜F)で30秒間乾燥される。DX-38はMcGraw Park, Illinois 60085のAmerican Scientific Productsによる。ローダ ウンは垂直につるされ、18〜24時間の空気乾燥に供される。 (e)各コーティングの基本重量は、正確にカットされた一片のプレーン ペーパーとコーティングを含む一片の紙との比較によって得られる 。すなわち、紙片の重さをコーティングされた紙片の重さから差し 引くことで得られる。こうして得られた、グラムを単位とするコー ティングの重さは、与えられたテンプレートサイズに対する変換係 数により乗算され、ream当たりのポンドを単位とするコーティング 重量を得る。 4.テストコーティングの結果 更なるテストのための資料が用意されたドローダウンの中から切り出される。 テーブルIはテストされたコーティングの防油脂性の結果である。テーブルI テストコーティングの防油脂性及び耐油脂性の特性* 1 全てのコーティングは、23# E.B.Eddy Grade 5146、キット0の単一シート になされたものである。 テスト用積層物の試料の準備 1. 積層物のための紙 a. 内側及び外側用の2枚のシート、共に23# E.B.Eddy Grade 5 146,高多孔性、キット0、機械的につや出しされたクラフト紙 、E.B.Eddy Paper Co.より入手可能、。 b. Port Huron millで、No.6 Paper Machineで製造された、Lo t#64380、Roll 1-Bから得られる、8-1/2" x 11"にカットされ た材料。 c. 耐油脂性のテスト結果 テレビン油テスト(2シート)− 1秒で欠損。 多孔性(2シート) − 704.1second Gurley キットレベル(2シート) − 0 2. 積層用接着剤の準備 a. 各積層用接着剤は、実験室におけるドローダウンに対する適 切な一貫性を提供するのに、必要に応じて水で混合、希釈され る。 b. 各接着剤の試料は、Test Procedure 0024毎に、パーセントs olidについてComputrac Max−50によって解析される。 3. 積層手順 積層用接着剤の部分は適切なドローダウンロッドで、23# E.B.Eddy Grade 541 6上に接着剤をドローダウンすることによって得られ、一方これと同時に、別の シート23# E.B.Eddy Grade 5416を積層する。これは、そのシート材を#0ロッド または3/4"O.D.ステンレスロッドを用いて、積層用接着剤を覆うように詰みこむ (nipping)ことでなされる。ここにおいても、接着剤を均一に延ばすのに用い られるドローダウンロッドの選択は、所望の乾燥した積層用接着剤の所望の基本 重量に基づいてなされる。 ステップ (a)8-1/2" x 11"のE.B.Eddy 23#の1枚の紙シート(第1シート)を、 3M社のドラフティングテープ、Scotch230を用いて、紙の上部分 から約1インチのところをテープして、ドローダウンプレート上に 貼る。 (b)もうひとつの8-1/2" x 11"のE.B.Eddy 23#の紙シート(第2シート )を3Mのドラフティングテープ、Scotch230を用いて、第2シート の上部分において、第1シートの上部分と合わせるように添付する 。 (c)#0ロッドを第2シートのテープの上に置き、第2シートをそのロッ ド の上に折り上げ、ロッドが第2シートを第1シート上に押し当てる 用にする。 (d)およそ3mlの積層用接着剤を第1シートを固定するテープの全体に わたって均一にのせる。 (e)積層用接着剤を、#3ロッドもしくは#5ロッドでドローダウンする。 そしてこのドローダウンと同時に、#0ロッドを引きおろすことによ り、ドローダウンされた接着剤上に第2シートを押し当てていく。 ここでも、基盤材料上で、比較的均一に積層用接着剤を広げること は重要である。また、積層は2秒以内で完了するべきである。 (f)完了した積層物は、空式のオーブン、Model DX-38内において180゜ C(356゜F)で30秒間乾燥される。DX-38はAmerican Scientific Productsによる。積層物は垂直につるされ、18〜24時間の空気 乾燥に供される。 (g)積層用接着剤の基本重量は、積層物における各紙の正確に切り出さ れた部分の重さと、積層物全体の重さとの比較で得られる。すなわ ち、全紙片の重さを全積層物の重さから差し引くことで得られる。 積層用接着剤の重さは、与えられたテンプレートサイズに対する変 換係数により乗算され、ream当たりのポンドを単位とする積層用接 着剤の重量を得る。 4.テストコーティングの結果 更なるテストのための試料は、用意されたテスト用積層物から切り出される。 表IIはテストされた積層物の耐油脂性の結果である。テーブルII テスト用積層物の防油脂性及び耐油脂性の特性* 1 全ての積層物は、23# E.B.Eddy Grade 5146、キット0の2枚のシートで形 成されたものである。積層用接着剤の基本重量 目的: ロールストック上の積層用接着剤の量を決定する。 設備、器具: Gravity Drying 0ven(American DX-38) 解析天秤(Sartorius 1801-MP8) パンチプレス NAEF TMカッティングダイ(Cutting Die)(9/16" x 2-3/8") 手順: 1. パンチプレスにロールストックを整列させ、9/16" x 2-3/8"の領域を 切り出す。領域は付加的な熱シールコーティングやMPETを含むべきでは ない。試料をカットするためにパンチプレスのハンドルをおろす。そし て、試料を取り出すためにハンドルを上へあげる。 2. カッティングテーブルからピンセットで試料を取り出し、乾燥用クリ ップ(drying clip)に挟む(Binder Clip BC-50,Office Int'l Corp 製)。 3. 9/16" x 2-3/8"の領域をカットするために、パンチプレス内にジャン ボロールからの内側用防油脂性シートを整列させる。#2と同様にして試 料を取り出す。 4. ジャンボロールよりの外側クラフトシートについて、上述の処理を繰 り返す。 5. 単層の試料を、gravityオーブン内に置き、105℃±3℃で10分 間処理する。 6. 試料を取り出し、Ziplock(商標)バッグに入れる。これは、空気中 から湿気を吸収するのを防ぐためである。 7. ピンセットを使って乾燥用クリップから試料を取り出し、でき得る限 り迅速にSatoriusで計量する。小数点以下4桁で重量を記録する。 計算: 1. ロールストック片(strip)の重量から各紙シートの重さを差し引く 。これは、グラム単位の接着剤の重量である。 2. グラム単位の接着剤重量に変換係数710.76を乗ずる。この結果、ポン ド/reamにおける接着剤の基本重量を得る。 乾燥したロールストック試料の重さ(g)−乾燥した防油脂性材料の 重さ(g)−乾燥したクラフト試料の重さ(g)×変換係数=接着剤の 基本重量(ポンド/ream) レポート:計算された積層用接着剤の基本重さ接着剤もしくは他のコーティング材の固形物(solid)含有量の 判断のためのテスト手順 目的:接着剤もしくは他のコーティング材の含有量の判断 設備、器具: Computrac Max-50 平底試料パン(Flat Bottom Sample Pan) フィルタペーパー(FilterPaper) 手順: 1. Max-50をオンし、20分ウォームアップする。 2. RESETボタンを押す。 3. 現在プログラムされた初期温度を表示するためにHI TEMP SPを押す 。160と読みとれるべきである。もしそうでなければ、HI TEMP SP キーを押しながら上下矢印キーを用いて温度を調節する。 4. テスト温度を表示するために、TEMP SPを押す。140と読みとれるべ きである。そうでない場合は、TEMP SPキーを押しながら上下矢印キ ーを用いて調節する。 5. きれいな、均一の平底試料パンを置き、一片の乾燥したフィルタペ ーパーをテストチャンバー内の試料パンサポート上に置く。(Max-50 、Temp SP150のTP Number 0024毎に、一度に10片のフィルターぺー パーを乾燥させる。そして、使用まではZiplockバッグに貯蔵させる )。チャンバーのふたを閉める。TEMPボタンを押し、現在のチャン バーの温度を読む。テスト前のチャンバーの温度は、35〜40゜ C未満とする。 6. 97プログラムにおけるテストを始めるためにSTARTキーを押す。 7. MAX-50はooを表示し、続いてLOADランプが点灯する。 8. チャンバーのふたを開ける。10mlの、syringeを用いて、試料重 量の30%に達するまで、接着剤或いは他のコーティング材を渦巻 き上に突出させる。実際のNumberに注意のこと。MX-50は30% 試料重量でビープ音を発する。CLOSEライトが点灯する。液体サン プルは試料前の混合物の均一性を確保するため、常時混合されシェ イクされる。 9. テストチャンバーから試料を取り出し、平行な面に置く。フィルタ ペーパーの部分をつかみ、試料がパンと紙の間にくるようにそれを クリップする。500ml ビーカの平底で試料をつぶし、均一層を得る 。 試料パンをテストチャンバーへ戻し、テストを継続するようにふた を閉める。 10.サンプルがスケールパン(scale pan)から取り出されるより前( すなわち、step9の30前と、step9の30後)と同じ試料重量番号が読 めることを確認する。 11.テストの間、ディスプレイは現在の計算されたパーセント湿度を表 示する。TIMEキーを押すと経過したテスト時間が表示される。 PREDICTは、現在の予測された終了時間を表示する。この読みは、 見積もりに過ぎない(100%-%湿度=%solids)。 12.テストが終わると、MAX-50は3回ビープ音を発する。%M0ISとFINAL ランプが点灯する。%S0LIDSを押すと、その値が表示される。また 、CHECKランプが点灯し、チャンバーから試料を取り除くことを促 す。 13.クーリングのためにテストチャンバーのふたを開ける。次のテスト は、チャンバーが35℃〜40℃以下になるまで開始できないこと を忘れないこと。 14.テストを中止、もしくはシステムダウン時の消去とチェックのため に、RESETボタンを押す。 計算: なし レポート: %solid G. テストのまとめ 「F.研究室テストコーティングとテスト積層物」のセクションで試料の準備 とテストに関する一連の実験が示された。提供された特定の実験は、高多孔質で 、 キット0、機械的つや出しされた、EB Eddy Paper社より入手できる、23# EB Ed dy Grade 5146紙に関わる。他の紙について評価のためのテストが行われた場合 も、このセクションで述べたのと類似の技術が用いられ得る。 クレームにおけるいくつかの主題は、接着剤の選択に関して限定している。接 着剤は、非防油脂性の紙の2つの層の間の積層用接着剤としてテスト用積層物へ 適用された場合に、幾つかの特定された防油脂性や類似の特性をそのテスト用積 層物に与える。そのようなテストを行うのに適した紙は、セクションFで上述し たように、23# EB Eddy Grade 5146もしくは、これと類似の紙である。 他の例において、クレーム及び主題は、実際の構造において用いられる紙に対 応する紙の2つの層の間の接着剤として特定の特性を提供する接着剤の使用に関 する限定である。そのような主題の評価が要求された場合、上述のセクションF で述べたのに類似の方法、そこでは23# EB Eddy Grade 5146が使用されたが、こ れを評価されるべき適切な紙に代替して適用することが可能である。 耐油脂性や多孔性のような他の特性の評価に関して同様の理屈が当てはまる。 セクションFのサンプルにおいて、コーティングされた単層のシートに適用さ れた解析もまた適用できる。繰り返すが、この技術は、ここで述べられた技術に 適切な紙の代替によって、他の紙の単層シートテスト試料のコーティングを評価 するのに用いられ得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/64 H05B 6/64 J (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,CZ,DE,DE,DK,DK,E E,EE,ES,FI,FI,GB,GE,HU,IL ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SK,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. マイクロウエーブ調理用のポップコーンパッケージであって、 (a)紙の内側層と外側層とを有した柔軟な防油脂性のバッグ構造と、 (i)前記内側層は外表面を有し、柔軟な紙材のシートで形成され、該紙材 は当該バッグ構造に組み込まれる前にテレビン油テストで評価された場合に、 約3時間未満の防止性を有するものであり、 (b)前記ポップコーンパッケージ内に配されたポップコーン及びオイル/フ ァットの内容物と を備えることを特徴とするポップコーンパッケージ。 2. 請求項1に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記内側層は、1分未満の防油脂性を有する紙材からなるシートで形成 される ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 3. 請求項1に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記内側層は、当該バッグ構造に組み込まれる前に多孔性が評価された 場合に、Gurley秒において、500 Gurley sec.未満の多孔性を有する ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 4. 請求項1に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記内側層はフッ素化学処理が施されていないクラフト紙を備えてる ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 5. 請求項4に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記内側層は、当該バッグ構造に組み込まれる前に評価された場合に、 少なくとも8ホール/平方インチのピンホール多孔性を有する ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 6.(a)前記内側層は、フッ素化学処理されていない、機械的なつやだし処理 がなされた表面を有する ことを特徴とする請求項1に記載のポップコーンパッケージ。 7. 請求項1に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記外側層の耐油脂性を向上させるための、該外側層の外表面に適用さ れる十分な量の接着剤材料の層を備える ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 8. 請求項1に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)更に、前記紙の内側層と外側層の間に配置されるマイクロウエーブ相互 作用構造を含む ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 9. 請求項8に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記マイクロウエーブ層と作用構造は、金属化ポリエステルフィルムを 備える ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 10. 請求項9に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記金属化ポリエステルフィルムは、その一方の面に金属フィルムを含 み、 (b)前記マイクロウエーブ相互作用構造は、前記パッケージ内において、前 記金属フィルムが前記内側層に向かうように配される ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 11. マイクロウエーブ調理用のポップコーンパッケージであって、 (a)膨張可能なバッグの形態に折り畳まれた柔軟な紙のシート構造と、ここ で、該シート構造は紙の内側層及び外側層を備え、 (i)前記紙の内側層は内側表面と外側表面を有し、 (b)少なくとも前記紙の内側層の前記外側面の部分上にある第1の接着剤と 、ここで該第1の接着剤は、十分な量で、前記紙の内側層との組み合わせにおい て十分な防油脂性を提供するものであり、それが適用された前記紙の内側層の部 分における防油脂性の向上を提供し、 (i)前記第1接着剤は、テスト用積層物において、23# EB Eddy Grade #514 6、キット0のような非防油脂性の紙の2つの層の間における積層用接着剤と して用いられた場合に、テレビン油テストによる測定値が少なくとも2時間の 防油脂性を当該テスト用積層物にもたらす材料である、 を備えることを特徴とするポップコーンパッケージ。 12. 請求項11に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記第1接着剤は、テスト用積層物において非防油脂性の紙の2つの層 の間における積層用接着剤として用いられた場合、テレビン油テストによる測定 が少なくとも24時間の防油脂性を当該テスト積層物にもたらす材料である ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 13. 請求項11に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記第1接着剤は、第2積層物において前記内側層及び外側層に対応す る材料の間の積層用接着剤として適用された場合に、該第2積層物にテレビン油 テストによる計測値が少なくとも2時間となる防油脂性を提供する ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 14. 請求項11に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記紙の内側層及び外側層の部分の間に配置されたマイクロウエーブ相 互作用構造を更に備え、 (i)前記マイクロウエーブ相互作用構造は、その一方の面のみに金属フィ ルムを含む金属化重合体フィルム(metallized polymerlc film)を備え、 (ii)前記マイクロウエーブ相互作用構造は、前記パッケージ内において前 記金属フィルムが前記内側層に向かうように配され、 (b)前記金属化重合体フィルムは前記内側層に前記第1の接着剤とは異なる 第2の接着剤で接着され、 (c)前記内側層と外側層は少なくとも前記パッケージの一部分において直接 に積層され、その積層部分には前記第1の接着剤が配される ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 15. 請求項14に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記外側層は、内側表面と外側表面とを有し、また、スコッチバン(R) 耐油脂性でキット8未満を有するものであり、 (i)前記外側層の前記外側面は前記紙の外側層に最小のキット8の耐油脂 性を提供する材料でコートされる ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 16. 請求項11に記載のポップコーンパッケージであって、 (a)前記外側層の外側面お少なくとも一部に前記第1の接着剤のコーティン グがなされる ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 17. マイクロウエーブ調理用のポップコーンパッケージであって、 (a)膨張可能なバッグの形態に折り畳まれた柔軟な紙のシート構造と、ここ で、該シート構造は紙の内側層及び外側層を備え、 (i)前記紙の内側層は内側表面と外側表面を有し、 (b)少なくとも前記紙の外側層の前記外側面の部分上にある第1の接着剤と 、ここで該第1の接着剤は、十分な量で、前記紙の外側層との組み合わせにおい て十分な耐油脂性を提供するものであり、それが適用された前記紙の外側層の部 分における耐油脂性の向上を提供し、 (i)前記第1接着剤は、23# EB Eddy Grade #5146、キット0のようなフ ッ素化学処理の施されていないクラフト紙へのコーティングとして用いられた 場合に、スコッチバン(R)テストによる測定で少なくともキット8の耐油脂性 を提供する を備えることを特徴とするポップコーンパッケージ。 18. マイクロウエーブ調理用のポップコーンパッケージであって、 (a)膨張可能なバッグの形態に折り畳まれた柔軟な紙のシート構造と、ここ で、該シート構造は紙の内側層及び外側層を備え、 (i)前記紙の内側層は内側表面と外側表面を有し、 (b)少なくとも前記紙の内側層の前記外側面の部分上にある第1の接着剤と 、ここで該第1の接着剤は、十分な量で、前記紙の内側層との組み合わせにおい て十分な防油脂性を提供するものであり、それが適用された前記紙の内側層の部 分における防油脂性の向上を提供し、 (i)前記第1接着剤は、テスト用積層物において前記内側層と外側層に対 応する材料の間の積層用接着剤として用いられた場合に、テレビン油テストに よる測定で少なくとも2時間の防油脂性を当該テスト用積層物に提供するもの である を備えることを特徴とするポップコーンパッケージ。 19. マイクロウエーブポップコーンパッケージへと折り畳まれるシート構造 の連続的なストックを準備するための方法であって、 (a)複数のマイクロウエーブ相互作用構造を第1及び第2の側面を有するク ラフト紙からなる第1の連続的ロールストックに固着させ、ここで前記マイクロ ウエーブ相互作用構造は前記第1の連続的ロールストックの第1の側面に固着さ れ、 (b)非防油脂性の紙からなる第2の連続的ロールストックの第1の側面に第 1の接着剤を適用し、ここで該第1の接着剤は、十分な量で、前記第2の連続的 ロールストックの紙との組み合わせにおいて十分な防油脂性を有し、該第2の連 続的ロールストックの該第1の接着剤が適用された部分における防油脂性の向上 を提供し、該第1の接着剤は、前記第2の連続的ロールストックを構成する紙か らなるテスト試料に、テレビン油テストによる評価で少なくとも2時間の防油脂 性を提示するものであり、 (c)前記第2の連続的ロールストックの紙の前記第1の側面上に前記連続的 ロールストックの第1の側面を、それらの間に前記複数のマイクロウエーブ相互 作用構造を配置して、接着する ことを特徴とする方法。 20. 請求項19に記載の方法であって、 (a)前記第1の接着剤として、デンプンベースの接着剤を適用することを特 徴とする方法。 21. マイクロウエーブ調理用のポップコーンパッケージであって、 (a)柔軟な非防油脂性の紙による単一層で形成された柔軟なバッグ構造と、 (i)前記柔軟な紙からなる単一層は、少なくとも第1の接着剤でコートさ れた部分を有し、前記第1の接着剤は十分な量で、前記単一層の紙との組み合 わせにおいて十分な防油脂性を有し、前記単一層の紙の当該接着剤が適用され た部分に防油脂性の向上をもたらすものであり、 (1)前記第1の接着剤は、テスト用積層物において非防油脂性の紙によ る2つの層の間の積層用接着剤として適用された場合に、当該テスト用積層 物に、テレビン油テストによる計測で少なくとも2時間の防油脂性を提供す るものである ことを特徴とするポップコーンパッケージ。 22.柔軟な防油脂性の積層物であって、 (a)第1及び第2の紙の層を備えたシート構造と、 (b)前記第1及び第2の紙の層の間の接着剤と、該接着剤は、十分な量であ り、前記第1の紙の層との組み合わせにおいて防油脂性を有し、該第1の紙の層 のそれが適用された部分に防油脂性の向上を提供するものであり、 (i)前記第1の接着剤は、テスト用積層物において、2つ非防油脂性の紙 の層の間における積層用接着剤として適用された場合に、テレビン油テストに よる計測で少なくとも2時間の防油脂性を提供する を備えることを特徴とする積層物。
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