JP2000500829A - 両側交代タイ・ヤーンを有する抄紙ベルト - Google Patents

両側交代タイ・ヤーンを有する抄紙ベルト

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Abstract

(57)【要約】 上層糸で織成された上層(ウエブ対向層)、下層糸で織成された下層(装置対向層)、および複数のタイ・ヤーンを含む抄紙ベルト。上層糸は複数の上層クロス・キャリヤ・ヤーンと組織をなして織成された複数の上層キャリヤ・ヤーンを含み、前記上層キャリヤ・ヤーンは前記上層クロス・キャリヤ・ヤーンに対して垂直である。前記下層糸は複数の下層クロス・キャリヤ・ヤーンと組織をなして織成された複数の下層キャリヤ・ヤーンを含み、前記下層キャリヤ・ヤーンは前記下層クロス・キャリヤ・ヤーンに対して垂直である。前記上層と前記下層は、上層キャリヤ・ヤーンの全体方向を有し反復パタンで上層クロス・キャリヤ・ヤーンの上と下層キャリヤ・ヤーンの下とを通る複数のタイ・ヤーンによって相互に平行対向関係に結合されている。各タイ・ヤーンが少なくとも1つの上層クロス・キャリヤ・ヤーンの上と少なくとも1つの下層キャリヤ・ヤーンの下とを通る際に、各タイ・ヤーンは1つの上層キャリヤ・ヤーンを中心として上層クロス・キャリヤ・ヤーンの方向に両側交代し、このようにして各タイ・ヤーンが両側交代の中心となる上層キャリヤ・ヤーンの完全に下方を一定間隔で通過する波形線をなす。

Description

【発明の詳細な説明】 両側交代タイ・ヤーンを有する抄紙ベルト 発明の分野 本発明は強い柔らかな吸収性紙製品を製造するために抄紙装置において使用さ れる抄紙ベルトに関するものである。特に、本発明は2層からなるベルトに関す るものである。 発明の背景 紙製品は種々の目的に使用される。近代工業社会においては、紙タオル、顔用 ティシュ、トイレット・ティシュおよび類似物がコンスタントに使用されている 。このような紙製品に対する大きな需要はこの種の製品の改良バージョンに対す る需要をつくりだした。 一般に、抄紙工程は数段階を含む。抄紙繊維の水性分散系が長網などの多孔性 部材上でまたはツイン・ワイヤ抄紙機上でエンブリオ(初期)・ウエブ状に形成 され、そこで最初の脱水と繊維再配列が生じる。 通気乾燥工程においては、最初の脱水後に、エンブリオ・ウエブは通気デフレ クターを含む通気乾燥ベルトに転送される。デフレクターはパタン付き樹脂骨組 を含み、この骨組は複数のデフレクター導管を有し、これらの導管を通して空気 が差圧のもとに流れることができる。樹脂骨組は織成強化構造に接合されその外 部に延在する。エンブリオ・ウエブ中の抄紙繊維はデフレクター導管の中にそら され、水がデフレクター導管を通して除去されて中間ウエブを形成する。次にこ の中間ウエブが最終乾燥段階において、前記の通常の抄紙工程と同様にして乾燥 される。最終乾燥段階において、樹脂骨組と整合したウエブ部分が押印されて、 多区域構造を形成する。 通気乾燥紙ウエブは、1985年4月30日にジョンソンほかに発行された米 国特許第4,514,345号明細書、1985年7月9日にトロカンほかに発 行された米国特許第4,528,239号明細書、1985年7月16日にトロ カンほかに発行された米国特許第4,529,480号明細書、1987年7月 20日にトロカンほかに発行された米国特許第4,637,859号明細書およ び1994年8月2日にトロカンほかに発行された米国特許第5,334,28 9号明細書に記載のようにして製造される。前記の特許はパタン付き樹脂骨組と 強化構造型の通気乾燥ベルトの好ましい構造を示すためにここに引例とする。こ の種のベルトは、本件譲受人によって製造販売されるバウンティ紙タオルおよび チャーマン・ウルトラ・トイレット・ティシュなどの商業的に成功した製品の製 造のために使用されてきた。 この通気乾燥ベルトの織成強化構造は樹脂骨組を安定化しまた強化し、また抄 紙ベルトの通気性を低下させる。従って、抄紙工程において使用される真空脱水 装置が中間ウエブから水を除去するその機能を十分に果たし、またウエブから除 去される水分を抄紙ベルトを通過させるように、適当な突起開放区域を有しなけ ればならない。従って、強化構造は空気および水などの流体に対して高度に透過 性でなければならない。 同時に、強化構造はさらにセルローズ繊維を相互に完全に分離させず、または 真空圧を加える結果として抄紙ベルトを通して吹き飛ばされないように、これら のセルローズ繊維を支持する重要な機能を有する。このような現象は紙ウエブの 中にピンサイズの孔またはピンホールを生じる。多量のピンホールは紙ウエブの 品質を低下させ、また紙製品に対するユーザの感触に悪影響を及ぼす。従って、 強化構造によって与えられる繊維支持量が最も重要である。 一般的に、抄紙ベルトの通気性と繊維支持力との間に妥協的関係が存在する。 抄紙ベルトを通してウエブから脱水するために広い開放区域を有しなければなら ない通気乾燥ベルトにおいては、このような妥協関係が特に鋭敏となる。ベルト の突起開放区域の減少によるベルトの繊維支持力の改良はベルトの通気性を低下 させ、逆に突起開放区域の増大によるベルト通気性の改良はベルトの繊維支持力 を低下させる。 このような通気性と繊維支持力との間の妥協関係のマイナス効果を緩和するた め、初期の通気乾燥ベルトは微細メッシュの強化部品を含んでいた。このような 微細メッシュは満足な繊維支持力を生じたが、これは一般に抄紙工程において見 られる高温に対して必要な継目強度と抵抗力とを与えないので実用的でなかった 。 これらの問題点に関して新たに通気乾燥抄紙ベルトが開発された。これらのベ ルトにおいては、二重層の強化構造がベルトの継目強度と耐久性を著しく改良し た。一部の二重層強化構造においては、単一の横方向糸システムが2つの縦方向 糸層を相互に結合し、その結果、垂直方向に堆積された縦方向糸を生じる。 三重層ベルトを使用すれば、強化構造の支持力がさらに改良される。三重層ベ ルトは2層の完全に別個の織成層、すなわち上層と下層とを有し、各層がそれ自 体の横方向糸と織成されたそれ自体の縦方向糸を有する。これらの2層の個別の 織成部品がタイ・ヤーン(tie yarn)によって相互に結合される。 好ましくは、三重層ベルトの上層またはウエブ対向層は下層または装置対向層 よりも細かなメッシュを有する。微細メッシュは繊維支持力を改良し、またピン ホールの量を低減させる。下層は剛性を改良し継目強度を改良するために、より 粗大な糸を使用する。 三重ベルトにおいては、タイ・ヤーンは2層の別個の層を相互に連結する機能 のために特別に加えられ、これらの層のいずれにもその固有構造の一部として存 在しない。あるいは、タイ・ヤーンは強化構造の上層および/または下層を形成 する一体化糸として存在することができる。いずれの場合にも、タイ・ヤーンは 縦方向または横方向に配向されることができる。継目強度を増大するが故に縦方 向タイ・ヤーンが好ましい。 1991年10月3日にライトに発行されアステン・グループ、インコーポレ イテッドに譲渡された欧州特許WO 91/14813号は、装置側の下層の2 倍の横方向糸を含む紙担持上層からなる2層形成ファブリックを記載している。 縦方向糸システムは、排水を改良するためにファブリックの下側面にジグザグ効 果を生じるように選択されたパタンで織成される。 1995年10月3日にホーウイズに対して発行されアルバニー・インタナシ ョナル・コーポレーションに譲渡された米国特許第5,454,405号明細書 に記載の三重抄紙ファブリックは上よこ糸のシステムと、第1および第2よこ糸 対と織成された下よこ糸システムとからなる。前記の第2よこ糸は比較的小さい クリンプを有しファブリック中の引張抵抗を増大する。 二重および三重強化構造の使用はベルトの繊維支持力と通気性との妥協関係を 釣り合わせるのに役立つが、これらの二重および三重構造の使用はそれ自体では これらの相互に関連した特性を分離することができない。 従って、本発明の目的は、ベルトの通気性と繊維支持力との間の妥協のマイナ ス効果を実質的に低減させることのできる改良型抄紙ベルトを提供するにある。 本発明の主旨は、一定の繊維支持力においてベルトの有効通気性を増大し、また は一定の通気性においてベルトの有効繊維支持力を増大するにある。 発明の概要 本発明の抄紙ベルトは3主要部品からなる。すなわち、織成された上層糸の上 層、織成された下層糸の下層および複数のタイ・ヤーンからなる。本発明の抄紙 ベルトはその好ましい実施態様において、ウエブ対向面とこのウエブ対向面と反 対側の装置対向面とを有する平坦な織成エンドレス・ベルトである。 また本発明の抄紙ベルトは樹脂骨組を有し、この骨組は抄紙ベルトに接合され てその上層のウエブ対向側面から外側に延在して、抄紙ベルトのウエブ接触面を なす。 前記上層糸は、複数の上層クロス・キャリヤ・ヤーンとの組織をなして織成さ れた複数の上層キャリヤ・ヤーンを含む。上層キャリヤ・ヤーンは上層クロス・ キャリヤ・ヤーンに対して実質的に垂直である。好ましくは複数の上層キャリヤ ・ヤーンが縦方向に配向される。さもなければ複数の上層キャリヤ・ヤーンが横 方向に配向されることができる。 前記下層糸は、複数の下層クロス・キャリヤ・ヤーンとの組織をなして織成さ れた複数の下層キャリヤ・ヤーンを含む。下層キャリヤ・ヤーンは下層クロス・ キャリヤ・ヤーンに対して実質的に垂直である。好ましくは複数の下層キャリヤ ・ヤーンが縦方向に配向される。 上層および下層は、複数の上層キャリヤ・ヤーンと同一の全体方向を有する複 数のタイ・ヤーンによって実質的に平行な対向関係に結合される。タイ・ヤーン は補助タイ・ヤーンを含むことができる。補助タイ・ヤーンは上層の組織中にお いても下層の組織中においても固有のものでなく、上層と下層を結合するために のみ使用される。さもなければタイ・ヤーンは一体化タイ・ヤーンとすることが できる。一体化タイ・ヤーンは上層および/または下層の組織中にある。一体化 タイ・ヤーンは上層一体化タイ・ヤーン、下層一体化タイ・ヤーンまたは上層/ 下層一体化タイ・ヤーンとすることができる。タイ・ヤーンは上層のクロス・キ ャリヤ・ヤーンの上および下層のクロス・キャリヤ・ヤーンの下を反復パタンで 通って、各タイ・ヤーンが少なくとも1つの上層クロス・キャリヤ・ヤーンの上 と少なくとも1つの下層クロス・キャリヤ・ヤーンの下とを一定間隔で通過する 。 タイ・ヤーンが上層クロス・キャリヤ・ヤーンの上と下層クロス・キャリヤ・ ヤーンの下とを通る際に、各タイ・ヤーンは少なくとも1つの上層キャリヤ・ヤ ーンおよび/または少なくとも1つの下層キャリヤ・ヤーンを中心として両側に 交代する。各タイ・ヤーンは上層クロス・キャリヤ・ヤーンの方向に両側交代す る。各タイ・ヤーンはこの両側交代の結果、その2つの隣接最大両側交代の間に おいて、一定間隔で、タイ・ヤーンが両側交代する少なくとも1つの上層キャリ ヤ・ヤーンの完全に下方を通る波形線を形成する。 図面の簡単な説明 第1図は補助タイ・ヤーンと骨組とを有する本発明によるベルトの部分的平面 図であって、図面の簡略化のため部分的に切断され、また下層を示していない図 である。 第1A図は第1図のベルトよりも均等な最大両側交代分布を有する第1図と類 似のベルトの平面図である。 第2図は、骨組部品と、上層キャリヤ・ヤーンおよび下層キャリヤ・ヤーンの 完全に下方を通る波形線をなす補助タイ・ヤーンとを示す第1図の2−2線に沿 った断面図である。 第3図は第1図の3−3線に沿った垂直断面図である。 第2図と第3図は樹脂骨組を影線で示す。 第4図は上層キャリヤ・ヤーンのみの完全に下方を通る波形線をなす補助タイ ・ヤーンを示す本発明のベルトの垂直断面図である。 第5図は上層キャリヤ・ヤーンより小数の下層キャリヤ・ヤーンを有する本発 明によるベルトの垂直断面図である。 第6図は下層一体化タイ・ヤーンを示す本発明によるベルトの垂直断面図であ る。 第7図は上層キャリヤ・ヤーンと下層キャリヤ・ヤーンの完全に下方を通る波 形線をなす補助タイ・ヤーンを示す第2図に対して垂直方向の垂直断面図である 。 第8図は、上層キャリヤ・ヤーンの完全に下を通りまた上層と織成されて「1 上/7下」反復パタンを形成する下層一体化タイ・ヤーンを示す第3図と類似の 垂直断面図である。 第9図は下層一体化タイ・ヤーンの他の実施態様を示す第8図と類似の垂直断 面図である。 第10図は上層と織成されて「1上/5下」反復パタンをなす下層一体化タイ ・ヤーンの他の実施態様を示す第8図と類似の垂直断面図である。 第11図は上層と織成されて「1上/3下」反復パタンをなす下層一体化タイ ・ヤーンの他の実施態様を示す第10図と類似の垂直断面図である。 第12A図は上層/下層一体化タイ・ヤーンを有するベルトの概略断面図であ る。 第12B図は上層/下層一体化タイ・ヤーンを有するベルトの他の実施態様を 示す第12A図と類似の断面図である。また、 第13図は非両側交代タイ・ヤーンを有する先行技術の抄紙ベルトの平面図で ある。 発明の詳細な説明 第1図から第11図について述べれば、本発明の抄紙ベルト10は好ましくは 平坦な織成エンドレス・ベルトであって、このベルト10はセルローズ繊維ウエ ブを成形長網から乾燥装置まで、代表的にはヤンキー・ドライヤ(図示されてい ない)などの乾燥装置まで搬送するためのものである。抄紙ベルト10の好まし い実施態様はエンドレス・ベルトの形であるが、例えばハンド・シートの製造に 使用されるような規定のプレート、または他の型の連続的工程またはバッチ工程 に使用される回転ドラムを含む多くの他の形を取ることができる。 本発明の抄紙ベルト10は3基本部品を含む。すなわち、織成上層糸100の 上層12、織成下層糸200の下層20、および複数のタイ・ヤーン300。上 層12はウエブに対向する層であり、下層20はベルト10の装置対向層である 。下記に詳細に説明するように、一般用語および参照数字「上層糸100」、「 下層糸200」および「タイ・ヤーン300」はそれぞれ相異なる型の上層糸、 下層糸、タイ・ヤーンを含みまた表示する総称および参照数字である。 第1図から第3図について述べれば、上層12はウエブ対向側面14を有し、 下層20は機械対向側面24を有する。ベルト10は骨組40を含み、これらの 骨組はベルト10に接合され上層12のウエブ対向面14から外側に延在してウ エブ接触面44をなす。好ましくは骨組40は感光性樹脂から上層12上に成形 される。 これらの骨組40が感光樹脂からなる場合、この骨組はベルト10の構造の中 に進入し、不透明部分と透明部分とを有する二重マスクを通して液状樹脂を化学 線で照射することにより任意所望のパタンに硬化される。骨組40として種々の 適当な樹脂を使用することができる。骨組40について詳細に説明している米国 特許第4,529,480号明細書、米国特許第4,514,345号明細書、 米国特許第4,528,349号明細書、および米国特許第5,334,289 号明細書をここに引例とする。 抄紙ベルト10の上層糸100は上層の複数のクロス・キャリヤ・ヤーン12 0と織成された複数の上層キャリヤ・ヤーン110からなる。上層キャリヤ・ヤ ーン110は上層クロス・キャリヤ・ヤーン120に対して実質的に垂直である 。第1図は好ましい上層糸100の一本上/一本下の正方形組織を示すが、他の 組織も利用できるものと承知されたい。適当な組織パタンの例は非限定的にフル ・ツイル、ブロークン・ツイル、セミ・ツイルおよびマルチ・シェッド・サテン を含む。 上層糸100と同様に、下層糸200は、複数の下層クロス・キャリヤ・ヤー ン200と織成された複数の下層キャリヤ・ヤーン210から成り、下層キャリ ヤ・ヤーン210は下層クロス・キャリヤ・ヤーン220に対して実質的に垂直 に延在する。好ましくは、必ずしも必要ではないが、継目強度を最大限にするた め、下層20は正方形織成形を有する。本明細書において、上層糸100は上層 キャリヤ・ヤーン110と上層クロス・キャリヤ・ヤーン120とを含む総称で ある。同様に、下層糸200は下層キャリヤ・ヤーン210と下層クロス・キャ リヤ・ヤーン220とを含む総称である。 好ましくは上層キャリヤ・ヤーン110と下層キャリヤ・ヤーン210は縦方 向に配向される。あるいは上層キャリヤ・ヤーン110と下層キャリヤ・ヤーン 210が横方向を有することができる。当業者には明かなように、用語「縦方向 」とは抄紙装置を通しての紙ウエブの主流に平行な方向をいう。「横方向」は縦 方向に対して垂直であり、ベルト10の面の中にある。キャリヤ・ヤーン110 、120の縦方向配置はベルト10の継目高度を最大限にするために好ましい。 しかしキャリヤ・ヤーン110、210を横方向に配置した構造も使用すること ができる。 第2図から第11図に図示のように、上層12と下層20は複数のタイ・ヤー ン300によって実質的に平行な対向関係に結束されている。好ましくは上層1 2と下層20が当接関係に結束される。所望ならば第2図に図示のように、各上 層キャリヤ・ヤーン110が対応の1つの下層キャリヤ・ヤーン210と垂直整 列関係に堆積される。また第3図に図示のように、各上層クロス・キャリヤ・ヤ ーン120が対応の1つの下層クロス・キャリヤ・ヤーン220と垂直整列関係 に堆積される。垂直整列関係の実施態様が好ましいが、これは必ずしも必要では ない。例えばキャリヤ・ヤーン110、210のみを垂直整列状態に堆積させ、 クロス・キャリヤ・ヤーン120、220はこのように堆積されず、または、そ の逆とすることができる。また上層12と下層20は、キャリヤ・ヤーン110 、 210の方向に、またはクロス・キャリヤ・ヤーン120、220の方向に、相 互に垂直整列関係から少しずらされることができる。上層20は、十分な繊維支 持をなすため、その糸100が下層の糸200よりも相互に近接配置されること ができる。第9図に図示の実施態様においては、2つ目ごとの上層クロス・キャ リヤ・ヤーン120が下層の各クロス・キャリヤ・ヤーン220に対して垂直整 列させられている。 第1図と第1A図に図示のように、タイ・ヤーン300は上層キャリヤ・ヤー ン110と同一の全体方向を有する。図面の明瞭化のため第1図乃至第11図お よび第13図においてはタイ・ヤーン300は影線で示されていることに注意し よう。第1図に図示のように、タイ・ヤーン300は上層クロス・キャリヤ・ヤ ーン120の上を反復パタンで越えている。各タイ・ヤーン300が一定間隔で 上層クロス・キャリヤ・ヤーン120の少なくとも1つの上を通過しまた下層ク ロス・キャリヤ・ヤーン220の少なくとも1つの下を通過する際に、複数のタ イ・ヤーン300によって反復パタンが形成される(図面の明瞭化のため第1図 には下層クロス・キャリヤ・ヤーンが図示されていない)。上層12に関しては 、第1図および第1A図に図示の間隔は8本の上層クロス・キャリヤ・ヤーン1 20を含む。言い替えれば、各タイ・ヤーン300に関しては、各タイ・ヤーン 300が上層の1つのクロス・キャリヤ・ヤーン120の上を通り、次の7本の 上層クロス・キャリヤ・ヤーン120の下を通り、次の1本の上層クロス・キャ リヤ・ヤーン120の上を通り、次に再び7本の上層クロス・キャリヤ・ヤーン 120の下を通るようにして(すなわち、「1上/7下」パタンで)第1図およ び第1A図に図示の反復パタンが形成される。第3図において最もよく見られる ように、タイ・ヤーン300が7本の上層クロス・キャリヤ・ヤーン120の下 を通る時、このタイ・ヤーン300は少なくとも1本の下層クロス・キャリヤ・ ヤーン220の下を通り、このようにして上層12と下層20とを相互に接合す る。 当業者にはよく理解されるように、タイ・ヤーン300と上層12との「1上 /7下」パタンは本発明のベルト10の好ましい実施態様であるが、これは必ず しも必要ではない。例えば、第10図はタイ・ヤーン300と上層12との「1 上/5下」パタンを示し、第11図は「1上/3下」パタンを示す。第1図乃至 第12図の実施例は説明目的のみであって、限定目的ではない。 前述のように、ベルト10の好ましい実施態様はエンドレス・ベルトの形をな す。従って本明細書において、用語「上」、「上方」、「下」、「下方」は相対 的用語であって、その意味は、第2図乃至第11図に図示された断面を有し抄紙 装置上で正規の通常位置で使用されるベルト10の用語「上層12」および「下 層20」の意味と一致している。 第1図について述べれば、、各タイ・ヤーン300が少なくとも1つの上層ク ロス・キャリヤ・ヤーン120の上を通りまたは織成する時、この各タイ・ヤー ン300は少なくとも1つの上層キャリヤ・ヤーン110を中心として両側に交 代する。第1図に見られるように、各タイ・ヤーン300は1つの対応の上層キ ャリヤ・ヤーン110を中心として上層クロス・キャリヤ・ヤーン120の方向 に両側に交代する。好ましい実施態様においては、タイ・ヤーン300が上層ク ロス・キャリヤ・ヤーン120を越える箇所において、このタイ・ヤーン300 は両側交代の最大限に達する。本明細書において、用語「両側交代の最大限」と はベルト10の面において測定して、対応のキャリヤ・ヤーン110の縦方向軸 線からのタイ・ヤーン300の最大片寄りをいう。「対応の」キャリヤ・ヤーン (または簡単に対応糸)とはタイ・ヤーン300がベルト10の面において交代 する中心のキャリヤ・ヤーンである。この対応糸は上層12、下層20またはそ の両方(上層12と下層20)の固有の織成の固有の要素であることを注意しな ければならない。両側交代の結果として、各タイ・ヤーン300はその両側交代 の2つの隣接極大値の間に一定間隔を置いて、完全に上層キャリヤ・ヤーン11 0の下方を通る波形線をなす。タイ・ヤーン300が上層クロス・キャリヤ・ヤ ーン120の上を通過する際に、タイ・ヤーン300は好ましくは上層キャリヤ ・ヤーン110の上を通らないので、ベルト10のウエブ対向面14の好ましい 平坦織成構造特性と干渉しないことを注意しよう。 第1図と第1A図は、タイ・ヤーン300の最大両側交代の2つの相異なる全 体分布パタンを示す。第1図は(この図の縦方向に対して「対角線方向」に走る )最大両側交代の集中区域の全体パタンを示す。第1A図は第1図に示すパタン より集中度の少ない最大両側交代を有する全体パタンを示す。第1A図の全体パ タンは、タイ・ヤーン300の最大両側交代点およびその周囲に生じる閉塞区域 の分布をより均等にまた均質にするので好ましい。 第1A図に図示の全体パタンは説明目的であって、限定目的ではない。当業者 が容易に理解できるように、ベルト10全体にタイ・ヤーン300の最大両側交 代の均等分布を生じる他の分布パタンを利用することができる。また例えば、最 大両側交代が不均等に、または無秩序に分布された不均一全体パタン(図示され ていない)を利用することができる。 好ましくは、タイ・ヤーン300がその最大両側交代に達する箇所において各 タイ・ヤーン300がその対応のキャリヤ・ヤーン110と直接に接触する。こ のようにして、タイ・ヤーン300が縦方向に予め伸張されていても、対応のキ ャリヤ・ヤーン110はタイ・ヤーン300を完全な直線状に延伸して2つの隣 接最大両側交代の間において、このキャリヤ・ヤーン110と平行にさせること はない。本発明のベルト10の特殊織成が波形のタイ・ヤーン300を生じる。 従って、タイ・ヤーン300を波形にするために、タイ・ヤーンを予め特殊処理 (例えば化学的処理または熱硬化処理)する必要はない。 タイ・ヤーン300は好ましくは2つの隣接最大両側交代の間において対応の 上層キャリヤ・ヤーン110に対して決して平行にはならないが、タイ・ヤーン 300は前述のように、また第1図に図示のように、上層キャリヤ・ヤーン11 0と同一の全体方向を有することを注意しなければならない。本明細書において 「全体方向」とは、一連の少なくとも4隣接最大両側交代において生じるタイ・ ヤーン300の方向を意味する。 下層20については、第3図、第7図、第8図、第9図、第10図および第1 1図が本発明のベルト10の相異なる実施態様を示す。まず、タイ・ヤーン30 0は補助タイ・ヤーン330を含むことを注意しなければならない。さもなけれ ばタイ・ヤーン300は一体化タイ・ヤーン350を含むことができる。本明細 書において、タイ・ヤーン300は、上層12または下層20のいずれかの組織 において固有のものでなければ「補助タイ・ヤーン」330とみなされる。言い 替えれば、上層12と下層20は、補助タイ・ヤーン330の存在とは無関係に 、織成上層糸100および織成下層糸200からなる独立構造として存在する。 補助タイ・ヤーン330は単に上層12と下層20の接合のためのみに使用され 、また場合によってはこれらの上層12と下層20の通常の組織を破壊する。好 ましくは、補助タイ・ヤーン330は上層糸100および下層糸200よりも小 さい横断面積を有する。 本明細書において、タイ・ヤーン300はこの糸が上層12、下層20または 上層12と下層20の両方の固有の部品であれば、「一体化タイ・ヤーン」35 0とみなされる。一体化タイ・ヤーン350が下層20の組織の固有の部品であ って臨時的にのみ上層クロス・キャリヤ・ヤーン120の上を通る場合には、こ の一体化タイ・ヤーン350は「下層一体化タイ・ヤーン」とみなされる。一体 化タイ・ヤーン350が上層12の組織の固有部品であって臨時的にのみ下層ク ロス・キャリヤ・ヤーン220の下方を通るならば、「上層一体化タイ・ヤーン 」である。第8図と第9図は好ましい下層一体化タイ・ヤーン250を有する本 発明のベルトの2実施例を示す。これらの第8図と第9図の両方の実施態様に おいて、下層20は下層クロス・キャリヤ・ヤーン220と織成された下層一体 化タイ・ヤーン350からなる。これらの両方の実施態様において、下層一体化 タイ・ヤーン350はまた(実際に)下層キャリヤ・ヤーン210として作用す る。 当業者には明かなように、上層一体化タイ・ヤーン350を有するベルト10 において、上層12は上層クロス・キャリヤ・ヤーン120と織成された上層一 体化タイ・ヤーン350からなる。この場合、上層一体化タイ・ヤーン350は 上層キャリヤ・ヤーン120として作用する。この最後の実施態様は図示されて いないが、第8図と第9図を上下逆転することによって容易に想像することがで きる。この場合、各上層一体化タイ・ヤーン350は少なくとも1つの下層クロ ス・キャリヤ・ヤーン220の下または上を通るので、各上層一体化タイ・ヤー ン350は少なくとも1つの下層キャリヤ・ヤーン210を中心として両側交代 する。このような両側交代の結果、各上層一体化タイ・ヤーン350は、このタ イ・ヤーン350の2つの隣接最大両側交代の間において下層キャリヤ・ヤーン 110の完全に上方または下方を通る波形線をなす。 当業者には明かなように、ベルト10の上層12および下層20と織成される タイ・ヤーン300の種々の可能なパタンを利用することができる。これらのパ タンの一部が第3図、第7図、第8図、第9図、第10図、第11図に図示され ている。第3図と第7図は補助タイ・ヤーン330を有するベルト10を示すが 、第8図から第11図は一体化タイ・ヤーン350を有するベルト10を示す。 第3図は補助タイ・ヤーン330を含むベルト10の代表的実施態様を示す。第 3図のベルト10においては、補助タイ・ヤーン330は上層12と前述の「1 上/7下」パタンで織成されている。この補助タイ・ヤーン330は類似の「7 上/1下」パタンで下層20と織成されている。補助タイ・ヤーン330が7本 の上層クロス・キャリヤ・ヤーン120の下方を通る際にその下方を通る下層ク ロ ス・キャリヤ・ヤーン220は、補助タイ・ヤーン330がその上を通る2つの 隣接上層クロス・キャリヤ・ヤーン120の間に配置されている。第3図に図示 のように、補助タイ・ヤーン330の長さの大部分は上層12と下層20との間 に配置されている。 上層/下層と補助/一体化タイ・ヤーンとの種々の組合わせおよび前記の教示 の入れ替えにより、本発明のベルト10の他の種々の実施態様が可能である。前 記の組合わせは本発明を限定するためのものではない。 例えば、第12A図と第12B図はタイ・ヤーン300が上層/下層一体化タ イ・ヤーン390を含むベルト10の2実施態様を示す。技術術語の意味するよ うに、上層/下層一体化タイ・ヤーン390は上層12と下層20の両方の組織 の固有部品である。この場合、複数の上層キャリヤ・ヤーン110と複数の下層 キャリヤ・ヤーン210が複数の上層/下層一体化タイ・ヤーン390をなす。 キャリヤ・ヤーン110、210が縦方向に配向されている時、上層/下層一体 化タイ・ヤーン390は第12A図と第12B図とに図示のように縦方向上層/ 下層一体化タイ・ヤーン390である。同様に、キャリヤ・ヤーン110、21 0が横方向に配向されている時、上層/下層一体化タイ・ヤーン390は横方向 上層/下層一体化タイ・ヤーン390である(図示されていない)。 第12A図と第12B図に図示のように、上層12と下層20は縦方向上層/ 下層一体化タイ・ヤーン390によって実質的に平行対向関係に結束されている 。これらの縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーン390は、反復パタンで一定間 隔で一部の横方向上層糸120の上を通りまた一部の横方向下層糸220の下を 通っているので、各縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーン390が少なくとも1 つの横方向上層糸120の上を通りまた少なくとも1つの横方向下層糸220の 下を通る際に、各縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーン390は少なくとも1つ の(対応)縦方向上層糸110を中心としてまた少なくとも1つの(対応の)縦 方 向下層糸210を中心として横方向に両側交代する。(糸110と120はこれ らの図において図面の簡略化のため図示されていない。)このような両側交代の 結果として、各縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーン390は、全体として縦方 向を有し、またこの各縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーン390の2つの隣接 両側交代の中間において一定間隔で対応の縦方向上層糸110の完全に下を通過 し、また対応の縦方向下層糸210の完全に上を通る波形線を形成する。 特に通気乾燥の場合、本発明のベルト10はその表面に対して垂直方向に十分 な空気流を生じることが重要である。好ましくは本発明のベルト10(その表面 上に樹脂の骨組を有しないベルト)の透気度は、表面差圧100パスカルにおい て表面平方フート(929.0304平方センチメートル)あたり毎分500標準立方フ ート(cfm)(14.16立方メートル)以上である。さらに好ましくは、ベ ルト10(その表面上に樹脂の骨組を有しないベルト)は100パスカルにおい て800立方フィート/分(cfm)(22.635立方メートル/分)の透気 度を有する。 理論に拘束されるつもりはないが、糸の両側交代を示す本発明のベルト10は 両側交代タイ・ヤーンを有しない類似ベルトと比較して増大された透気度を有す ると考えられる。第13図は先行技術の非両側交代タイ・ヤーン800を有する ベルト700を示す。第13図に図示のように、先行技術の非両側交代タイ・ヤ ーン800は相互に直交する織成糸100、200の間のベルトの突出開放区域 を著しく減少させる。本発明においては、タイ・ヤーン300はその両側交代の 故に、ベルト10の開放区域の減少を最小限に成し、従ってベルト10を通る空 気流との干渉を最小限にする。 2種類の2層ベルト(第1に両側交代タイ・ヤーンを有する本発明のベルト1 0および第2に両側交代タイ・ヤーンを有しない先行技術のベルト700)を相 互に比較する。これらの両方のベルト10と700は下記の特性を有する。 上層キャリヤ・ヤーンの直径は0.15mm、 上層キャリヤ・ヤーンの数はセンチメートルあたり18本(インチあたり45 本)、 上層クロス・キャリヤ・ヤーンの直径は0.15mm、 上層クロス・キャリヤ・ヤーンの数はセンチメートルあたり19本(インチあ たり48本)、 下層キャリヤ・ヤーン(下層一体化タイ・ヤーン)の直径は0.15mm、 下層キャリヤ・ヤーン(下層一体化タイ・ヤーン)の数はセンチメートルあた り18本(インチあたり45本)、 下層クロス・キャリヤ・ヤーンの直径は0.20mm、 下層クロス・キャリヤ・ヤーンの数はセンチメートルあたり9本(インチあた り24本)。 ベルト10と700は共に前述のように上層および下層の「1上/1下」の固有 組織と、下層一体化タイ・ヤーンの「1上/7下」の組織を有する。また第1図 と第13図に図示のように、ベルト10と700は共に、タイ・ヤーンが上層ク ロス・キャリヤ・ヤーンの上を通る箇所の全体的類似パタンを有する。(本発明 のベルト10の場合、これらの箇所はタイ・ヤーンの最大両側交代をなす)。 これら両方のベルトにおいて類似の繊維と組織とを使用するが故に、これらの ベルトは大体同一の繊維支持力を有すると推定される。本発明による第1ベルト 10中の糸の両側交代の使用は、先行技術の非両側交代タイ・ヤーンを有する第 2ベルト700の突出開放区域と比較して、突出開放区域を少なくとも15%増 大させると考えられる。 同時に、本発明による両側交代タイ・ヤーン300の使用は必要な繊維支持力 を生じる。本明細書において「繊維支持力」、および特に繊維特性、「繊維支持 力指数」は、ここに引例とするロバート L.ベラン著、“The Evaluation and Selection of Forming Fabrics”(形成繊維の評価と選択)、Tappi/19 79年4月、第62巻、第4号に定義されている。前述のように、抄紙ベルトの 透気度と繊維支持力との間には妥協関係が存在する。従って、もしベルト10と 700を同一の透気度(すなわち同一の突出開放区域)で比較するように予想的 に再織成した場合、本発明のベルト10中の両側交代タイ・ヤーンの使用により 、同一突出開放区域を有するが両側交代タイ・ヤーンを有しない先行技術のベル ト700と比較して、繊維支持力指数が約20%以上増大される。 糸100、200、300は種々の断面形状、非限定的に円形、楕円形、長方 形またはその他の多角形の断面を有することができる。例えば上層糸100と下 層糸200は同一直径または相異なる直径の円形などの断面形状を有するがタイ ・ヤーン300を平坦とすることができる。いずれの場合にも上層糸200の横 断面積は上層糸100の横断面積より大とすることができる。さらに、上層糸1 00の横断面積はタイ・ヤーン300の横断面積より大とすることができる。 一般的に、本発明の抄紙ベルトの糸100、200、300は広い範囲の合成 樹脂から製造することができる。ベルト10の糸100、200、300の好ま しい材料は、通気乾燥ベルトに使用される場合、ポリエチレン テレフタラート である。 前記においてモノフィラメント糸について本発明を説明し、また第1図乃至第 12図に図示したが、当業者はこれらの糸100、200、300がマルチフィ ラメント糸およびモノフィラメント撚り糸を含むことを理解するであろう。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.織成された上層糸の上層であって、前記上層糸は複数の上層クロス・キャ リヤ・ヤーンとの組織の中に織成された複数の上層キャリヤ・ヤーンを含み、前 記上層キャリヤ・ヤーンは前記上層クロス・キャリヤ・ヤーンに対して垂直であ るようになされた上層と、 織成された下層糸の下層であって、前記下層糸は複数の下層クロス・キャ リヤ・ヤーンとの組織の中に織成された複数の下層キャリヤ・ヤーンを含み、前 記下層キャリヤ・ヤーンは前記下層クロス・キャリヤ・ヤーンに対して垂直であ るようになされた下層とを含み、 前記上層と前記下層は、前記上層キャリヤ・ヤーンと前記下層キャリヤ・ ヤーンに対して平行な全体方向を有する複数のタイ・ヤーンによって相互に平行 な対向関係に結合され、前記タイ・ヤーンが一定間隔で反復パタンをなして前記 上層クロス・キャリヤ・ヤーンの上を通り、また前記下層クロス・キャリヤ・ヤ ーンの下を通り、ここで、 前記の各タイ・ヤーンが少なくとも1つの前記上層クロス・キャリヤ・ヤーン の上を通り、また少なくとも1つの前記下層クロス・キャリヤ・ヤーンの下を通 る際に、前記の各タイ・ヤーンは少なくとも1つの前記上層キャリヤ・ヤーンを 中心として、または少なくとも1つの前記下層キャリヤ・ヤーンを中心として前 記クロス・キャリヤ・ヤーンの方向に両側交代し、このようにして前記の各タイ ・ヤーンは前記タイ・ヤーンの2つの隣接最大両側交代の間において一定間隔で 、前記少なくとも1つの上層キャリヤ・ヤーンの下を通り、または前記少なくと も1つの下層キャリヤ・ヤーンの上を通る波形線をなすことを特徴とする抄紙ベ ルト。 2.織成された上層糸の上層であって、前記上層糸は複数の横方向上層糸との 組織の中に織成された複数の縦方向上層糸を含み、前記横方向上層糸は前記縦方 向上層糸に対して垂直であるようになされた上層と、 織成された下層糸の下層であって、前記下層糸は複数の横方向下層糸との 組織中に織成された複数の縦方向下層糸を含み、前記横方向下層糸は前記縦方向 下層糸に対して垂直であるようになされた下層とを含み、 前記上層と前記下層は、一定間隔で反復パタンをなして前記の横方向上層 糸の上を通過し、また前記横方向下層糸の下を通る複数の縦方向タイ・ヤーンに よって相互に平行な対向関係に結合され、ここで、 前記の各縦方向タイ・ヤーンが少なくとも1つの前記横方向上層糸の上を通り 、また少なくとも1つの前記の横方向下層糸の下を通る際に、前記の各縦方向タ イ・ヤーンは少なくとも1つの前記縦方向上層糸を中心として、または少なくと も1つの前記縦方向下層糸を中心として横方向に両側交代し、このようにして前 記の各縦方向タイ・ヤーンは、前記の各縦方向タイ・ヤーンの2つの隣接最大両 側交代の間において一定間隔で、前記少なくとも1つの縦方向上層糸の下を通る 波形線をなすことを特徴とする抄紙ベルト。 3.織成された上層糸の上層であって、前記上層糸は複数の横方向上層糸との 組織の中に織成された複数の縦方向上層糸を含み、前記横方向上層糸は前記縦方 向上層糸に対して垂直であるようになされた上層と、 織成された下層糸の下層であって、前記下層糸は複数の横方向下層糸との 組織の中に織成された複数の縦方向タイ・ヤーンを含み、前記横方向下層糸は前 記縦方向タイ・ヤーンに対して垂直であるようになされた下層とを含み、 前記上層と前記下層は、一定間隔で反復パタンをなして前記の横方向上層 糸の上を通る複数の前記縦方向タイ・ヤーンによって相互に平行な対向関係に結 合され、ここで、 前記の各縦方向タイ・ヤーンが少なくとも1つの前記横方向上層糸の上を通る 際に、前記の各縦方向タイ・ヤーンは対応の前記縦方向上層糸を中心として横方 向に両側交代し、このようにして前記の各縦方向タイ・ヤーンは、前記の各縦方 向タイ・ヤーンの2つの隣接最大両側交代の間において一定間隔で、前記の対応 の縦方向上層糸の下を通る波形線をなすことを特徴とする抄紙ベルト。 4.織成された上層糸の上層であって、前記上層糸は複数の横方向上層糸との 組織の中に織成された複数の縦方向上層糸を含み、前記横方向上層糸は前記縦方 向上層糸に対して垂直であるようになされた上層と、 織成された下層糸の下層であって、前記下層糸は複数の横方向下層糸との 組織の中に織成された複数の縦方向下層糸を含み、前記横方向下層糸は前記縦方 向上層糸に対して垂直であるようになされた下層とを含み、 前記複数の縦方向上層糸と前記複数の縦方向下層糸は複数の縦方向上層/ 下層一体化タイ・ヤーンを含み、 前記上層と前記下層は、一定間隔で反復パタンで前記上層糸の上を通り前 記下層糸の下を通る前記複数の縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーンによって平 行対向関係に結合され、この際に、 前記複数の各縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーンが少なくとも1つの前記横 方向上層糸の上または少なくとも1つの前記横方向下層糸の下を通る際に、前記 の各縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーンが対応の縦方向上層糸を中心として、 または対応の縦方向下層糸を中心として横方向に両側交代し、このようにして前 記の各縦方向上層/下層一体化タイ・ヤーンは、その2つの隣接する最大両側交 代の間において一定間隔で、前記対応の縦方向上層糸の下を、または前記対応の 縦方向下層糸の上を通る波形線を形成することを特徴とする抄紙ベルト。 5.前記複数のタイ・ヤーンが補助タイ・ヤーンを含むことを特徴とする請求 項1に記載のベルト。 6.前記複数のタイ・ヤーンが一体化タイ・ヤーンを含むことを特徴とする請 求項1に記載のベルト。 7.前記複数のタイ・ヤーンが前記下層糸を含むことを特徴とする請求項6に 記載のベルト。 8.前記複数のタイ・ヤーンが前記上層糸を含むことを特徴とする請求項6に 記載のベルト。 9.前記タイ・ヤーンの横断面積が前記上層糸の横断面積より大でないことを 特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のベルト。 10.さらに、前記ベルトに接合され前記上層のウエブ対向側面から外側に延 在してウエブ接触面をなす骨組を含み、前記骨組が好ましくは感光性樹脂を含む ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の抄紙ベルト。
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