JP2000358161A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000358161A
JP2000358161A JP11169270A JP16927099A JP2000358161A JP 2000358161 A JP2000358161 A JP 2000358161A JP 11169270 A JP11169270 A JP 11169270A JP 16927099 A JP16927099 A JP 16927099A JP 2000358161 A JP2000358161 A JP 2000358161A
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Mitsuhiro Yashiki
光宏 屋敷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、多値画像を2値化表現の中間調画像
に変換するときにあって、文字画像部分とそれ以外の画
像部分との双方を精細な2値化表現の中間調画像に変換
できるようにする画像処理装置の提供を目的とする。 【解決手段】誤差拡散法等を使って多値画像を2値化表
現の中間調画像に変換するときに、テクスチャを発生さ
せる画素の多値データに乱数を加算してから、多値画像
を2値化表現の中間調画像に変換する構成を採る。そし
て、誤差拡散法等を使って多値画像を2値化表現の中間
調画像に変換するときに、文字画像部分を検出する構成
を採って、文字画像以外の画像部分については、強調さ
せないとともに、規定の方向にエッジを持つ文字画像部
分については、それが示す方向に強調させてから、多値
画像を2値化表現の中間調画像に変換する構成を採る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多値画像を2値化
表現の中間調画像に変換する画像処理装置に関し、特
に、文字画像部分とそれ以外の画像部分との双方を精細
な2値化表現の中間調画像に変換できるようにする画像
処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多値画像を2値化表現の中間調画像に変
換する方法として、誤差拡散法が広く用いられている。
【0003】この誤差拡散法は、図16に示すように、
注目画素Aの周囲に位置する4つの画素を2値化した際
に生ずる2値化誤差を注目画素Aの多値データに加算し
て、その加算値を規定のスライスレベルと比較すること
で、注目画素Aの2値化を行っていくという方法であ
る。
【0004】この誤差拡散法を使って多値画像を2値化
表現の中間調画像に変換すると、図17に示すように、
2値化表現の中間調画像の中に、テクスチャが発生する
ことがある。
【0005】従来技術では、このテクスチャが発生する
と、多値画像をγ変換(人間の視覚に合わせるように階
調変換する)する際に、γ変換のカーブを調整すること
で、テクスチャが消えるようにと処理していた。
【0006】また、変換対象となる多値画像の中に文字
画像が含まれる場合に、誤差拡散法を使って2値化表現
の中間調画像に変換すると、図18(a)に示すよう
に、この文字画像部分の文字がほとんど見えなくなって
しまう。これは、文字画像は本来的には中間調画像では
ないからである。
【0007】そこで、従来技術では、変換対象となる多
値画像の中に文字画像が含まれる場合には、図19に示
すように、強調フィルタを使って注目画素Aの多値デー
タを強調する構成を採って、それに対して誤差拡散法を
施していくというように処理していた。
【0008】このようにすると、図18(b)に示すよ
うに、文字画像を含む多値画像を誤差拡散法を使って2
値化表現の中間調画像に変換するときにも、その文字画
像部分の文字が精細な形態で2値化表現の中間調画像に
変換されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、γ変換のカーブを調整することで、テクス
チャが消えるようにする方法を採っていると、本来の階
調変換を実現できないという問題点や、γ変換のカーブ
の決定が難しいことで大変手間のかかる作業を強いられ
るという問題点があった。
【0010】また、従来技術のように、強調フィルタを
使って多値画像を強調することで、多値画像の中に含ま
れる文字画像部分を精細な形態で2値化表現の中間調画
像に変換するという方法を採っていると、本来の多値画
像部分がけばけばしい2値化表現の中間調画像に変換さ
れてしまうという問題点があった。
【0011】すなわち、多値画像を強調しない場合に
は、図20(a)に示すように、精細な2値化表現の中
間調画像に変換されるのに対して、多値画像を強調する
と、図20(b)に示すように、けばけばしい2値化表
現の中間調画像に変換されてしまうという問題点があっ
た。
【0012】このような従来技術の持つ問題点は、誤差
拡散法以外の手法を使って多値画像を2値化表現の中間
調画像に変換する場合にも起こる問題点である。
【0013】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、多値画像を2値化表現の中間調画像に変換す
る構成を採るときにあって、文字画像部分とそれ以外の
画像部分との双方を精細な2値化表現の中間調画像に変
換できるようにする新たな画像処理装置の提供を目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の画像処理装置では、多値画像を2値化表現
の中間調画像に変換する構成を採るときにあって、多値
画像を入力する入力手段と、中間調画像にテクスチャを
発生させることになる多値データレベルを指定する指定
手段と、入力手段の入力する多値画像の各画素毎に、そ
れらの画素の多値データが指定手段の指定する多値デー
タレベルに該当するのか否かを判断する判断手段と、判
断手段が該当するものと判断する画素の多値データに対
して、乱数を加算する加算手段とを備えるように構成す
る。
【0015】この構成に従って、本発明の画像処理装置
では、誤差拡散法などを使って多値画像を2値化表現の
中間調画像に変換するときに、テクスチャを発生させる
画素の多値データに乱数を加算してから、多値画像を2
値化表現の中間調画像に変換することでテクスチャを消
去するという構成を採ることから、γ変換のカーブを調
整することなくテクスチャを消去できるようになるとと
もに、テスクチャを発生しない画像部分の画質を劣化さ
せることなく、2値化表現の中間調画像に変換できるよ
うになる。
【0016】一方、この目的を達成するために、本発明
の画像処理装置では、多値画像を2値化表現の中間調画
像に変換する構成を採るときにあって、多値画像を入力
する入力手段と、入力手段の入力する多値画像の持つ文
字画像部分を検出する文字画像部分検出手段と、入力手
段の入力する多値画像、あるいは、文字画像部分検出手
段の検出する文字画像部分を処理対象として、その文字
画像部分の各画素が示す方向性を検出する方向性検出手
段と、文字画像部分検出手段の検出する文字画像部分の
各画素の多値データを、方向性検出手段の検出する方向
に強調する強調手段とを備えるように構成する。
【0017】この構成に従って、本発明の画像処理装置
では、誤差拡散法などを使って多値画像を2値化表現の
中間調画像に変換するときに、文字画像以外の画像部分
については、強調させないとともに、規定の方向にエッ
ジを持つ文字画像部分については、それが示す方向に強
調させてから、多値画像を2値化表現の中間調画像に変
換するという構成を採ることから、文字画像部分以外の
画像部分の画質を劣化させることなく、文字画像部分に
ついても精細な形態で2値化表現の中間調画像に変換で
きるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0019】図1に、本発明を具備する画像処理装置1
の一実施例を図示する。
【0020】この実施例に従う本発明の画像処理装置1
は、誤差拡散法を使って多値画像を2値化表現の中間調
画像に変換するときに、γ変換のカーブを調整すること
なくテクスチャの発生を防止できるようにすることを実
現するものであって、入力回路10と、γ変換回路11
と、乱数発生回路12と、加算乱数情報保持メモリ13
と、乱数加算回路14と、誤差拡散回路15とを備え
る。
【0021】この入力回路10は、変換対象となる多値
画像を入力する。γ変換回路11は、入力回路10の入
力した多値画像をγ変換する。
【0022】乱数発生回路12は、所定のビット長を持
つ乱数を発生する。加算乱数情報保持メモリ13は、γ
変換回路11の出力する多値画像に加算することになる
乱数についての情報(加算乱数情報)を保持する。乱数
加算回路14は、加算乱数情報保持メモリ13の保持す
る加算乱数情報に従って、γ変換回路11の出力する多
値画像に乱数を加算する。
【0023】誤差拡散回路15は、乱数加算回路14の
出力する多値画像を処理対象として、注目画素の周囲に
位置する4つの画素を2値化した際に生ずる2値化誤差
を注目画素の多値データに加算し、その加算値を規定の
スライスレベルと比較して注目画素の2値化を行ってい
くことで、多値画像を2値化表現の中間調画像に変換す
る。
【0024】図2に、加算乱数情報保持メモリ13の保
持する加算乱数情報の一例を図示する。
【0025】この図に示すように、加算乱数情報保持メ
モリ13は、乱数の加算対象となる多値画像の多値デー
タレベルと、そのときに加算する乱数のビット長とを保
持する。
【0026】例えば、多値データのレベルがa0 〜a1
の範囲にある画素に対しては、乱数発生回路12の発生
する乱数の下位1ビットの指定する乱数(±1)を加算
し、多値データのレベルがb0 〜b1 の範囲にある画素
に対しては、乱数発生回路12の発生する乱数の下位2
ビットの指定する乱数(±3)を加算し、多値データの
レベルがc0 〜c1 の範囲にある画素に対しては、乱数
発生回路12の発生する乱数の下位3ビットの指定する
乱数(±7)を加算し、それ以外の多値データのレベル
の画素に対しては、乱数を加算しないというような加算
乱数情報を保持するのである。
【0027】ここで、この加算乱数情報は、画像処理装
置1の装置特性により決められるものであり、例えば、
装置を調整する段階で求められて、加算乱数情報保持メ
モリ13に保持されることになる。
【0028】このように構成される図1に示す本発明の
画像処理装置1では、加算乱数情報保持メモリ13の保
持する加算乱数情報を受けて、乱数加算回路14は、次
のように動作することで、誤差拡散法を使って多値画像
を2値化表現の中間調画像に変換するときに発生するテ
クスチャを消去するように処理する。
【0029】すなわち、乱数加算回路14は、γ変換回
路11の出力する多値画像を受け取ると、各画素毎に、
それらの画素の多値データが加算乱数情報の指定する多
値データレベルに該当するのか否かを判断する。そし
て、該当すると判断する画素については、加算乱数情報
の指定する乱数長に従って乱数発生回路12の発生する
乱数から乱数を取り出して、それをその画素の多値デー
タに加算していくように処理する。
【0030】この乱数加算回路14による乱数加算処理
を受けて、誤差拡散回路15により生成される2値化表
現の中間調画像では、図3に示すように、テクスチャが
消滅することになる。
【0031】このようにして、図1に示す本発明の画像
処理装置1では、誤差拡散法を使って多値画像を2値化
表現の中間調画像に変換するときに、γ変換のカーブを
調整することなくテクスチャを消去できるようになると
ともに、テスクチャを発生しない画像部分の画質を劣化
させることなく、2値化表現の中間調画像に変換できる
ようになる。
【0032】図4に、本発明を具備する画像処理装置1
の一実施例を図示する。、この実施例に従う本発明の画
像処理装置1は、誤差拡散法を使って多値画像を2値化
表現の中間調画像に変換するときに、文字画像部分以外
の画像部分の画質を劣化させることなく、文字画像部分
についても精細な形態で2値化表現の中間調画像に変換
できるようにすることを実現するものであって、入力回
路20と、方向性検出回路21と、エッジ検出回路22
と、方向性強調回路23と、γ変換回路24と、誤差拡
散回路25とを備える。
【0033】この入力回路20は、変換対象となる多値
画像を入力する。方向性検出回路21は、入力回路20
の入力する多値画像の各画素毎に、それが示す方向性を
検出する。
【0034】エッジ検出回路22は、入力回路20の入
力する多値画像の持つエッジ部分を検出することで、そ
の多値画像の持つ文字画像部分を検出する。方向性強調
回路23は、エッジ検出回路22の検出するエッジ部分
の画素を処理対象として、それらの画素の多値データを
画素の示す方向に強調する。γ変換回路24は、方向性
強調回路23の出力する多値画像をγ変換する。
【0035】誤差拡散回路25は、γ変換回路24の出
力する多値画像を処理対象として、注目画素の周囲に位
置する4つの画素を2値化した際に生ずる2値化誤差を
注目画素の多値データに加算し、その加算値を規定のス
ライスレベルと比較して注目画素の2値化を行っていく
ことで、多値画像を2値化表現の中間調画像に変換す
る。
【0036】このように構成される本発明の画像処理装
置1では、方向性検出回路21は、図5(a)に示す方
向選択フィルタと、図5(b)に示す方向選択フィル
タと、図6(a)に示す方向選択フィルタと、図6
(b)に示す方向選択フィルタとを使って、入力回路
20の入力する多値画像の各画素毎に、それが示す方向
性を検出する。
【0037】すなわち、入力回路20の入力する多値画
像の各画素毎に、図5(a)に示すように、方向選択フ
ィルタの演算を施したときの演算結果を求め、図5
(b)に示すように、方向選択フィルタの演算を施し
たときの演算結果を求め、図6(a)に示すように、方
向選択フィルタの演算を施したときの演算結果を求
め、図6(b)に示すように、方向選択フィルタの演
算を施したときの演算結果を求めて、その4つの演算結
果の内のどれが最大値を示すのかを特定することで、そ
れが示す方向性を検出するのである。
【0038】一方、エッジ検出回路22は、図7(a)
に示すグラジェントフィルタと、図7(b)に示すグ
ラジェントフィルタと、図8に示すラプラシアンフィ
ルタとを使って、入力回路20の入力する多値画像の持
つエッジ部分を検出することで、その多値画像の持つ文
字画像部分を検出する。
【0039】すなわち、入力回路20の入力する多値画
像の各画素毎に、図7(a)に示すように、グラジェン
トフィルタの演算を施したときの演算結果を求め、
図7(b)に示すように、グラジェントフィルタの演
算を施したときの演算結果を求めて、この2つの演算
結果の和を算出し、それを規定のスライスレベルで
2値化する。
【0040】そして、入力回路20の入力する多値画像
の各画素毎に、図8に示すように、ラプラシアンフィル
タの演算を施したときの演算結果を求めて、それを規定
の2つのスライスレベルを使って、中間部分とそれ以外
という形で2値化する。
【0041】例えば、「量」という文字画像に対して、
グラジェントフィルタの演算を施して2値化する
と、図9(a)に示すような2値化画像が得られる。こ
こで、白く見える部分がエッジとして検出された部分で
ある。また、この「量」という文字画像に対して、ラプ
ラシアンフィルタの演算を施して、中間部分とそれ以外
という形で2値化すると、図9(b)に示すような2値
化画像が得られる。
【0042】この図9の具体例から分かるように、ラプ
ラシアンフィルタは、文字内部の細線部についても細か
く検出可能であるが、その周りのノイズの部分まで検出
してしまう。
【0043】そこで、エッジ検出回路22は、入力回路
20の入力する多値画像の各画素毎に、グラジェントフ
ィルタの演算を施して2値化し、ラプラシアンフィ
ルタの演算を施して2値化すると、図10に示すよう
に、グラジェントフィルタによる2値化値が白(エ
ッジ部分)を示すとともに、ラプラシアンフィルタによ
る2値化値が黒(エッジ部分)を示す画素のみをエッジ
部分の画素として検出することで、入力回路20の入力
する多値画像の持つ文字画像部分を検出するように処理
している。
【0044】この方向性検出回路21/エッジ検出回路
22の処理を受けて、方向性強調回路23は、図11
(a)に示す方向性強調選択フィルタと、図11
(b)に示す方向性強調フィルタと、図12(a)に
示す方向性強調フィルタと、図12(b)に示す方向
性強調フィルタとを使って、エッジ検出回路22の検
出した文字画像部分の各画素毎に、それらの画素の多値
データを画素の示す方向に強調する。
【0045】すなわち、エッジ検出回路22の検出した
文字画像部分の各画素を処理対象として、それらの画素
が、方向性検出回路21により方向選択フィルタの方
向性を持つと検出される場合には、図11(a)に示す
ように、方向性強調フィルタを使って多値データを強
調するのである。そして、それらの画素が、方向性検出
回路21により方向選択フィルタの方向性を持つと検
出される場合には、図11(b)に示すように、方向性
強調フィルタを使って多値データを強調するのであ
る。
【0046】そして、それらの画素が、方向性検出回路
21により方向選択フィルタの方向性を持つと検出さ
れる場合には、図12(a)に示すように、方向性強調
フィルタを使って多値データを強調するのである。そ
して、それらの画素が、方向性検出回路21により方向
選択フィルタの方向性を持つと検出される場合には、
図12(b)に示すように、方向性強調フィルタを使
って多値データを強調するのである。
【0047】この方向性強調回路23の処理を受けて、
γ変換回路24は、方向性強調回路23の出力する多値
画像をγ変換し、これを受けて、誤差拡散回路25は、
γ変換回路24の出力する多値画像を2値化表現の中間
調画像に変換する。
【0048】このようにして誤差拡散回路25により生
成される2値化表現の中間調画像では、文字画像部分の
みをそれが示す方向に強調する構成を採ることから、図
13に示すように、文字画像部分以外の画像部分も精細
な形態で2値化表現の中間調画像できるとともに、文字
画像部分も精細な形態で2値化表現の中間調画像できる
ようになる。
【0049】これに対して、従来技術のように、強調処
理を施さずに誤差拡散法を使って2値化表現の中間調画
像に変換するという方法に従うと、図14に示すよう
に、文字画像部分以外の画像部分については精細な形態
で2値化表現の中間調画像できるものの、文字画像部分
についてはその文字が見えなくなってしまうことにな
る。
【0050】そして、従来技術のように、図19に示し
たような方向性を考慮しない強調フィルタを使って、強
調処理を施しつつ誤差拡散法を使って2値化表現の中間
調画像に変換するという方法に従うと、図15に示すよ
うに、文字画像部分については精細な形態で2値化表現
の中間調画像できるものの、文字画像部分以外の画像部
分についてはけばけばしい2値化表現の中間調画像に変
換されてしまうことになる。
【0051】すなわち、本発明の画像処理装置1によれ
ば、文字画像部分もそれ以外の画像部分も精細な形態で
2値化表現の中間調画像できるようになるのである。
【0052】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例では、誤差拡散法を用いる構成を具体例にして本発明
を説明したが、それ以外の手法を用いて2値化表現の中
間調画像に変換する場合にも、本発明はそのまま適用で
きる。
【0053】また、実施例では、方向性検出回路21
は、入力回路20の入力する多値画像の全画素を処理対
象として方向性検出処理を実行するという構成を採った
が、エッジ検出回路22の検出する文字画像部分の画素
のみを処理対象として方向性検出処理を実行するという
構成を採ってもよい。
【0054】また、実施例では、方向性強調回路23
は、エッジ検出回路22の検出する文字画像部分の全画
像を処理対象として方向性強調処理を実行するという構
成を採ったが、その文字画像部分として検出した塊を抽
出することで本来の文字画像領域を抽出して、その抽出
した文字画像領域に含まれる画素のみを処理対象として
方向性強調処理を実行するという構成を採ってもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像処理
装置では、誤差拡散法などを使って多値画像を2値化表
現の中間調画像に変換するときに、テクスチャを発生さ
せる画素の多値データに乱数を加算してから、多値画像
を2値化表現の中間調画像に変換することでテクスチャ
を消去するという構成を採ることから、γ変換のカーブ
を調整することなくテクスチャを消去できるようになる
とともに、テスクチャを発生しない画像部分の画質を劣
化させることなく、2値化表現の中間調画像に変換でき
るようになる。
【0056】そして、本発明の画像処理装置では、誤差
拡散法などを使って多値画像を2値化表現の中間調画像
に変換するときに、文字画像部分を検出する構成を採っ
て、文字画像以外の画像部分については、強調させない
とともに、規定の方向にエッジを持つ文字画像部分につ
いては、それが示す方向に強調させてから、多値画像を
2値化表現の中間調画像に変換するという構成を採るこ
とから、文字画像部分以外の画像部分の画質を劣化させ
ることなく、文字画像部分についても精細な形態で2値
化表現の中間調画像に変換できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【図2】加算乱数情報の説明図である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】本発明の一実施例である。
【図5】方向性検出処理の説明図である。
【図6】方向性検出処理の説明図である。
【図7】エッジ検出処理の説明図である。
【図8】エッジ検出処理の説明図である。
【図9】エッジ検出処理の説明図である。
【図10】エッジ検出処理の説明図である。
【図11】方向性強調処理の説明図である。
【図12】方向性強調処理の説明図である。
【図13】本発明の説明図である。
【図14】従来技術の説明図である。
【図15】従来技術の説明図である。
【図16】誤差拡散法の説明図である。
【図17】誤差拡散法の説明図である。
【図18】従来技術の説明図である。
【図19】従来技術の説明図である。
【図20】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 画像処理装置 10 入力回路 11 γ変換回路 12 乱数発生回路 13 加算乱数情報保持メモリ 14 乱数加算回路 15 誤差拡散回路 20 入力回路 21 方向性検出回路 22 エッジ検出回路 23 方向性強調回路 24 γ変換回路 25 誤差拡散回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA24 AA26 AA27 AB07 BB01 BB08 BC07 DA03 EA07 GA21 5B057 BA30 CA02 CA08 CA12 CA16 CB02 CB06 CB07 CB12 CB16 CC02 CE03 CE06 CE13 CH09 CH18 DA08 DA17 DB02 DB05 DB09 DC08 DC16 DC36 5C077 LL01 LL03 LL19 MP05 MP06 NN11 PP03 PP27 PP28 PP43 PP45 PP47 PP48 PP54 PP65 PP68 PQ08 PQ12 PQ20 PQ22 RR03 RR14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像を2値化表現の中間調画像に変
    換する画像処理装置において、 多値画像を入力する入力手段と、 中間調画像にテクスチャを発生させることになる多値デ
    ータレベルを指定する指定手段と、 上記入力手段の入力する多値画像の各画素毎に、該画素
    の多値データが上記指定手段の指定する多値データレベ
    ルに該当するのか否かを判断する判断手段と、 上記判断手段が該当するものと判断する画素の多値デー
    タに対して、乱数を加算する加算手段とを備えること
    を、 特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、 指定手段は、多値データレベルに対応付けて乱数長を指
    定し、 加算手段は、指定手段の指定する乱数長を持つ乱数を加
    算することを、 特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 多値画像を2値化表現の中間調画像に変
    換する画像処理装置において、 多値画像を入力する入力手段と、 上記入力手段の入力する多値画像の持つ文字画像部分を
    検出する文字画像部分検出手段と、 上記入力手段の入力する多値画像、あるいは、上記文字
    画像部分検出手段の検出する文字画像部分を処理対象と
    して、該文字画像部分の各画素が示す方向性を検出する
    方向性検出手段と、 上記文字画像部分検出手段の検出する文字画像部分の各
    画素の多値データを、上記方向性検出手段の検出する方
    向に強調する強調手段とを備えることを、 特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像処理装置において、 文字画像部分検出手段は、入力手段の入力する多値画像
    にグラジェントフィルタの演算処理を施すとともに、該
    多値画像にラプラシアンフィルタの演算処理を施すこと
    で、該多値画像の持つ文字画像部分を検出することを、 特徴とする画像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006242759A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Toppan Printing Co Ltd 周期性パターンのムラ検査方法

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