JPH1132236A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH1132236A JPH1132236A JP9186328A JP18632897A JPH1132236A JP H1132236 A JPH1132236 A JP H1132236A JP 9186328 A JP9186328 A JP 9186328A JP 18632897 A JP18632897 A JP 18632897A JP H1132236 A JPH1132236 A JP H1132236A
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Abstract
正を行うとともに、逆光状態に応じたノイズ補正を行
う。 【解決手段】 入力映像信号のヒストグラムを作成し、
ヒストグラムから逆光状態時に発生する高輝度部のピー
クパターンを検出して、そのピークパターンの大きさに
応じてガンマ補正を行い、また、ピークパターンの大き
さにより輪郭強調量の抑制、色ノイズ成分の除去を行
い、ガンマ補正に伴う画質の低下を防止する。
Description
し、特に、逆光状態における映像信号のガンマ補正処理
に特徴を有するものである。
補正手段が開発されており、その補正手段である従来の
ガンマ補正処理としては、例えば特開平2−20628
2号公報のガンマ補正装置がある。以下にこの従来のガ
ンマ補正装置について説明する。
ブロック図である。図11において、1101は撮像装
置、1102は電圧に応じて利得の変化する利得制御回
路、1103は電圧に応じて所要のレベル範囲の減衰量
の変化する減衰制御回路、1104はレベル範囲区分手
段、1105は平均値検出手段、1106は利得制御デ
ータROMである。以下にその動作につて説明する。
レベル範囲区分手段1104で所定のレベル範囲に区分
し、平均値検出手段1105にて各レベル範囲毎の平均
値または積分値を検出する。利得制御データROM11
06にはこれらの各レベル範囲の平均値または積分値に
応じた利得もしくは減衰量が設定されており、利得制御
データROMの出力信号に応じて映像信号のガンマ補正
を利得制御回路1102、減衰制御回路1103にて行
う。
光状態での画像処理装置におけるガンマ補正処理は、所
定のレベル範囲毎の階調分布により各レベル毎の利得を
制御するため、例えば順光状態で被写体が黒い服等を着
ていた場合、図7に示すように低階調の分布が多くなる
ため、低階調部のゲインが大きくなり、順光状態である
にもかかわらず、逆光状態の補正と同様の処理が施さ
れ、画像が白とびしてしまうという問題を有していた。
また被写体の背景が暗い壁のような場合にも壁の分布特
性により、ガンマ補正が正確に施せないという問題を有
していた。
べてノイズ成分を多く含んでいるが、特に低輝度部にノ
イズ成分を多く含んでいるため、逆光状態の補正に伴い
そのノイズが目立ち始め、画像を鮮鋭化させるために施
される輪郭強調処理によってさらにノイズが強調されて
しまい、画質が低下してしまうという問題があった。ま
た逆光状態の補正に伴い、低輝度部の明るさは向上する
が逆に階調がなくなってしまうため、図9の輝度ヒスト
グラムに示すように低輝度部に階調とびが発生し、これ
により画像には偽輪郭が現れてしまうという問題、そし
て輪郭強調処理により偽輪郭が強調されるため画質が低
下してしまうという問題があった。
ズ成分が含まれており、ガンマ補正による逆光状態の補
正によって画像の輝度が上がることにより、補正前には
画像が暗くてよくわからなかった色ノイズが、補正によ
り目立ってしまうという問題などがあった。
に、本発明の画像処理装置は、入力映像信号から階調分
布特性を示すヒストグラムを作成する手段と、作成され
たヒストグラムから予め定められた高輝度部にてピーク
パターンを検出する手段と、前記ピークパターンの大き
さに応じてガンマ補正量を算出する手段を備えるもので
ある。
のピークパターンによりガンマ補正量を決定するため、
被写体がどのような服を着ていても、また背景がどのよ
うな場合でも正確にガンマ補正量を決定することができ
る。またピークパターンの大きさにより輪郭強調量の抑
制、色ノイズ成分の除去を行うので、ガンマ補正に伴う
画質の低下を防止することができる。
理装置は、入力映像信号から階調分布特性を示すヒスト
グラムを作成する手段と、作成されたヒストグラムから
予め定められた高輝度部にてピークパターンを検出する
手段と、前記検出されたピークパターンの大きさに応じ
てガンマ補正量を算出する手段を備えたものであり、被
写体がどのような服を着ていても、また背景がどのよう
な場合でも正確にガンマ補正量を決定することができる
という作用を有する。
力映像信号から階調分布特性を示すヒストグラムを作成
する手段と、作成されたヒストグラムから予め定められ
た高輝度部にてピークパターンを検出する手段を備え、
前記検出されたピークパターンの大きさに応じて輪郭強
調量を制御することを特徴としたものであり、ガンマ補
正によって発生するノイズ、偽輪郭を強調しないという
作用を有する。
力映像信号から階調分布特性を示すヒストグラムを作成
する手段と、作成されたヒストグラムから予め定められ
た高輝度部のピークパターンを検出する手段を備え、前
記検出されたピークパターンの大きさに応じて色差信号
にローパスフィルタ処理を制御することを特徴としたも
のであり、ガンマ補正に伴い輝度が上がり目立ち始める
色ノイズを抑制することができるという作用を有する。
請求項1において、ピークパターンの大きさを、予め定
められた高輝度部の分布数の最大値と高輝度部の分布の
平均値の差にて算出することを特徴としたものであり、
高輝度側のピークパターンにより逆光の状態を正確に数
値化できるという作用を有する。
から請求項4に記載された発明の実施の形態について図
を参照しながら説明する。
装置のブロック図である。図1において、101は輝度
信号Yから階調分布を示すヒストグラムを作成するヒス
トグラム作成回路であり、102は作成されたヒストグ
ラムから高輝度部のピークパターンのピーク値の大きさ
を数値化するピーク値検出回路、103はピーク値の大
きさによりガンマ補正量を決定し、階調補正を行う階調
補正回路、104は輪郭強調を行う輪郭強調回路、10
5はピーク値の大きさにより、輪郭強調量を決定する輪
郭強調量算出回路、106はピーク値の大きさにより、
色差信号に施すローパスフィルタの強さを決定する色差
補正量算出回路、107はその補正係数により色差信号
にローパスフィルタリングを施すローパスフィルタであ
る。
1が抽出した輝度ヒストグラムの例を示す図であり、こ
の場合、高輝度部にピークパターン部aがあり、逆光状
態のヒストグラムをあらわしている。図3は図1中のピ
ーク値検出回路102のブロック図であり、301は比
較器、302は画素のカウンタ、303は最大分布数検
出回路、304は分布平均値算出回路、305は減算器
である。
補正特性図であり、図5は図1中の輪郭強調回路104
のブロック図であり、501は輪郭成分抽出回路、50
2はノイズ成分をレベル的に除去するノイズコアリング
処理回路、503は加算器、504は遅延回路である。
図6は図1中のローパスフィルタ107の説明図であ
る。
いて、以下にその動作を説明する。まず入力データをそ
れぞれ8ビットデータとする。すなわち輝度信号におい
ては0が黒データとなり、255が白データとなる。図
1において、入力された輝度信号Yよりヒストグラム作
成回路101にてヒストグラムを作成する。
成された入力信号Yのヒストグラムをあらわし、特にこ
の場合にはaのように高輝度側にピーク部分があるた
め、逆光状態の輝度分布と判定出来る。逆光時には図2
中のaに示すように高輝度側にピークパターンが現れる
ため、このピークパターンを数値化することによりガン
マ補正量を決める。すなわち、ピーク値が大きければ強
い逆光状態であると判断し、ピーク値の大きさにあわせ
てガンマ補正量を大きくし、ピーク値が小さければ弱い
逆光状態であると判断し、ガンマ補正量を小さくする。
また高輝度側にピーク値がない場合には、逆光状態では
ないと判断して、ガンマ補正を行わない。この方法によ
り例えば順光状態で黒い服等を着た場合は図7に示すよ
うなヒストグラムになるが、ピークパターンがないこと
から逆光状態でないと判断するため、誤動作を防ぐこと
ができる。
の分布の最大値と平均値の差によって行う。これはピー
ク値検出回路102によって行う。ピーク値検出回路1
02は図3に示すように、まず比較器301によって高
輝度部の輝度分布のみを抽出し、カウンタ302により
各輝度毎の分布数をカウントし、最大分布数検出回路3
03にてピークパターンの最大値における最大分布数を
算出し、分布平均値算出回路304にて所定の高輝度部
の分布の平均値を計測する。例えば信号レベル200以
上となる輝度を高輝度とし、200から255までのヒ
ストグラムにおいて分布数の最大値における最大分布数
と、200から255までの分布の平均値を求める。次
に最大分布数と平均値との差を求めピークパターンの大
きさを示すピーク値を求める。このように算出されたピ
ーク値を逆光状態の強さとすることにより、例えば順光
状態で被写体が黒服を着ている場合や、白服を着ている
場合でも正確に補正を施すことができる。
より階調補正量すなわちガンマ補正量を図4に示すよう
に決定する。例えば入力データと出力データの関係を
(出力データ)=(入力データ)×γとし、ピーク値が
大きければ補正量を図4中のAの曲線のように補正量を
大きくし、ピーク値が小さければ図4中のBのようにガ
ンマ補正量を小さく設定し、ピーク値が0の時には図4
中のCのようにして補正を行わないようにする。ピーク
値とγの値の対応づけは、例えば図8のようにして行
う。すなわち、ピーク値が零の場合にはγ=1として補
正を行わず、ピーク値が大きくなるに従って輝度補正量
を大きくし、ピーク値がある値より大きい場合には過度
の補正をさけるためリミッタを施すようにする。この場
合にはγの値を0.3で制限している。またガンマ補正
量を図4のDにあるように、指数関数ではなくて、ニー
ポイントであるK点とホワイトクリップポイントである
W点をピーク値に合わせて決めてやり、補正をおこなっ
てもよい。この場合にはピーク値が大きければニーポイ
ントKとホワイトクリップポイントWの値を大きくし、
直線で補間された変換式を用いてガンマ補正を行う。こ
の方法では、ガンマ補正による白とび等を抑えることが
できる。
調量を抑制する処理を行う。これはガンマ補正により輝
度成分を階調補正した場合、低輝度部の明るさが向上す
るかわりに低輝度部の階調がなくなり、図9に示したよ
うに低輝度に階調とびが発生して偽輪郭が現れたり、ま
た低階調部に元々あったノイズが輝度が上がることによ
り目立ち始めるためである。このまま輪郭強調を施す
と、ノイズを強調してしまう。そこでピーク値が大きい
場合には輝度の輪郭強調量を抑制する信号を輪郭強調量
算出回路105から発生させ、その信号をもとに輪郭強
調回路104にて輪郭強調量を抑えた形で輪郭強調処理
を行う。図5は輪郭強調回路104を示すブロック図で
あり、輪郭成分抽出回路501、ノイズコアリング処理
回路502、加算器503、遅延回路504によって構
成されている。図5において、輪郭成分抽出回路501
では注目画素データとその上下左右画素データとの差を
それぞれ算出する。すなわち、 輪郭成分= (注目画素データ)−(上画素データ) +(注目画素データ)−(下画素データ) +(注目画素データ)−(左画素データ) +(注目画素データ)−(右画素データ) =(注目画素データ)×4−(上画素データ)−(下画素データ) −(左画素データ)−(右画素データ) として、輪郭成分を抽出する。この輪郭成分をそのまま
元データに加算器503にて加算するのではなくて、ノ
イズコアリング処理回路502にて階調補正回路103
で補正されることによって発生した偽輪郭成分等のノイ
ズを加算しないようにする。すなわちノイズコアリング
処理回路502では、レベル−XからレベルXまでの輪
郭成分を元データに加算しないようにしてノイズを強調
しないようにし、画質の低下を防止する。輪郭強調量算
出回路105ではこのレベルX値を、ピーク値が大きい
場合には大きい値、またピーク値が小さい場合には小さ
い値を輪郭強調回路104に出力する。例えば図10に
示すように、ピーク値の大きさとレベルXの値を対応づ
けることにより、ガンマ補正量により生じたノイズ成分
を強調しないようにすることができる。
ーパスフィルタを施し、色ノイズを抑制する。これはC
CDにて逆光状態で撮影した場合、画像には色ノイズ成
分があるが、画像が暗いため色ノイズはあまり目立たな
い。しかしガンマ補正により明るさが向上するため、色
ノイズが目立ち始める。そこでピーク値の大きさにより
色ノイズの抑制を行う。図6のaは入力画素データの配
列、bは処理後データを示しており、ピーク値が大きい
場合には注目画素P5とその周辺画素の9データで平均
化処理を行う。すなわち出力データQ=(P1+P2+
P3+・・・P9)/9とし、ピーク値があまり大きく
ないときは、注目画素と左右画素の3データで平均化処
理Q=(P4+P5+P6)/3をおこなう。またピー
クがないときは平均化処理を行わない。このようにピー
ク値の大きさにより色ノイズを低減することにより画質
の低下を防止することができる。
れば、逆光時に発生する高輝度部のピークパターンより
ピーク値を算出し、そのピーク値によりガンマ補正量を
決定するため、被写体がどのような服を着ていても、ま
た背景がどのような場合でも正確にガンマ補正量を決定
することができる。またピーク値の大きさにより輪郭強
調量の抑制、色ノイズ成分の除去を行うので、ガンマ補
正に伴う画質の低下を防止することができる。
体ブロック図
例を示す図
のブロック図
ック図
の説明図
ヒストグラムを示す図
補正量との対応図
すヒストグラムを示す図
回路の特性図
ロック図
Claims (4)
- 【請求項1】 入力映像信号から階調分布特性を示すヒ
ストグラムを作成する手段と、作成されたヒストグラム
から予め定められた高輝度部にてピークパターンを検出
する手段と、前記検出されたピークパターンの大きさに
応じてガンマ補正量を算出する手段を備えた画像処理装
置。 - 【請求項2】 入力映像信号から階調分布特性を示すヒ
ストグラムを作成する手段と、作成されたヒストグラム
から予め定められた高輝度部にてピークパターンを検出
する手段を備え、前記検出されたピークパターンの大き
さに応じて輪郭強調量を制御することを特徴とする画像
処理装置。 - 【請求項3】 入力映像信号から階調分布特性を示すヒ
ストグラムを作成する手段と、作成されたヒストグラム
から予め定められた高輝度部のピークパターンを検出す
る手段を備え、前記検出されたピークパターンの大きさ
に応じて色差信号にローパスフィルタ処理を制御するこ
とを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項4】 ピークパターンの大きさを、予め定めら
れた高輝度部の分布数の最大値と高輝度部の分布の平均
値の差にて算出することを特徴とする請求項1に記載の
画像処理装置。
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---|---|---|---|
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JPH1132236A true JPH1132236A (ja) | 1999-02-02 |
JP3267200B2 JP3267200B2 (ja) | 2002-03-18 |
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