JP2000356709A - ディフューザー - Google Patents
ディフューザーInfo
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- JP2000356709A JP2000356709A JP16864499A JP16864499A JP2000356709A JP 2000356709 A JP2000356709 A JP 2000356709A JP 16864499 A JP16864499 A JP 16864499A JP 16864499 A JP16864499 A JP 16864499A JP 2000356709 A JP2000356709 A JP 2000356709A
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- diffuser
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Abstract
可能で、光源を出射した光の光量の損失を最小限にする
ことができるディフューザーを提供する。 【解決手段】入射した光を拡散均一化して被照射物の方
向へ出射するディフューザーにおいて、光拡散性および
光透過性を有する拡散基板と、この拡散基板の少なくと
も一方の面に積層された透明バインダーおよび光拡散性
粒子を含む塗料からなる拡散マット層とから形成されて
いる構成とした。
Description
装置や写真プリンタなどの写真処理機器に備えられ、ス
キャニングや焼き付けなどを行う際に、光源からの光を
ネガフィルム等の被照射物に照射させる際に光源から被
照射物への光路中に設けられ、光源からの光を拡散均一
化された状態で被照射物に照射させるディフューザーに
関する。
う際、あるいは写真印画紙などの感光材料に対して焼き
付けを行う際に、光源からの光を被照射物であるネガフ
ィルムに照射させる光源装置が、種々提案されている。
このような光源装置における光源としては、ハロゲンラ
ンプが一般的に用いられている。
ィラメントの形状やリフレクタなどの影響により、光量
むらが生じている。一方、ネガフィルムにおいては、画
像が記録されている領域の全域に対して均一な光が照射
される必要がある。したがって、従来の光源装置におい
ては、ハロゲンランプとネガフィルムとの間に、ディフ
ューザー等の光均一化手段を設け、この光均一化手段に
よってハロゲンランプからの光を均一化するようにして
いる。
るディフューザーとしては、例えば、すりガラスや、ポ
リメチルメタクリレート(以下、「PMMA」と記す)
などの光透過性に優れた樹脂に乳白色の顔料を含有させ
た乳白色合成樹脂板材が挙げられる。しかし、すりガラ
スの場合、光の透過性は良好であるが、拡散性が不十分
で、光量むらが生じる恐れがある。
厚くすれば、充分な拡散性を確保できるのであるが、厚
みが厚くなるに伴って、光の透過性に問題がでて被照射
物に達する光の光量不足を招く恐れがある。因みに、デ
ィフューザーとして使用されている市販の乳白色PMM
A板材であるスミペックス乳半030(住友化学工業社
製名称オパール)の場合、板厚3mmで光の透過率78
%、拡散係数0.42、板厚2mmで光の透過率84%、
拡散係数0.23である。
に、乳白色合成樹脂板材の厚みを厚くした場合、被照射
物に充分な光量の光を照射するために、光源の光量を増
やさなければならなず、ハロゲンランプの消費電力の増
大、ハロゲンランプ自身のコストの増大などの問題が生
じる。また、ハロゲンランプのパワーを大きくすると、
ハロゲンランプから放出される熱量も大きくなるという
問題も生じていた。この場合、光源装置内を冷却する手
段、例えばファンなどの冷却能力を上げる必要が生じ、
さらなる消費電力の増大を招くことになる。
点を解決するためになされたもので、その目的は、光量
むらのない光を被照射物に照射することが可能で、光源
を出射した光の光量の損失を最小限にすることができる
ディフューザーを提供することにある。
ーザーは、このような目的を達成するために、入射した
光を拡散均一化して被照射物の方向へ出射するディフュ
ーザーにおいて、光拡散性および光透過性を有する拡散
基板と、この拡散基板の少なくとも一方の面に積層され
た透明バインダーおよび光拡散性粒子を含む塗料からな
る拡散マット層とから形成されている構成とした。
ット層は、請求項2のように、拡散基板の被照射物と反
対側の面に設けられていることが好ましい。また、拡散
基板としては、必要な光透過性および光拡散性を有する
ものであれば、特に限定されないが、たとえば、請求項
3のように、乳白色の顔料が練りこまれたアクリル樹脂
製のものが好ましい。
透過性を阻害せず、拡散マット層に充分な光拡散性を付
与できれば特に限定されないが、たとえば、請求項4の
ように、光拡散性粒子がシリカ粒子が好ましい。また、
透明バインダーは、請求項4のようにポリ塩化ビニルで
あることが好ましい。シリカ粒子としては、特に限定さ
れないが、その粒径が、1〜7ミクロン程度のものが好
ましい。
散マット層の場合、マット層の厚みは、シリカ粒子の配
合量や粒径の違い等によって特に限定されないが、概ね
4〜7ミクロン程度が好ましい。
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は、本発明のデ
ィフューザーが組み込まれた光源装置の構成図である。
ガフィルムFに光を照射し、ネガフィルムFに記録され
た原画像を、CCD(図示せず)によって検出するため
の光源装置として使用されるものであって、ランプハウ
ジング2および着脱式のディフューザー1を備えたコン
デンサレンズユニット3とを有している。ランプハウジ
ング2内には、光源部4、熱線反射フィルタ5、回転板
ASSY6、第1フライアイレンズ7aおよび第2フラ
イアイレンズ7b、および、コールドミラー8が設けら
れている。
ズ7a、回転板ASSY6、第2フライアイレンズ7
b、コールドミラー8、およびコンデンサレンズユニッ
ト3は、光源部4と、光源装置A外部の所定位置に搬送
されるネガフィルムFとを結ぶ光軸上に、光源部4から
の光の出射方向に沿ってこの順で設けられている。光源
部4は、ハロゲンランプ(光源)41と、ヒートシンク
42と、リフレクタ43とを備えている。
るフィラメントを1本備え、その長手方向が、光の出射
方向に対して平行になっている構成のハロゲンランプを
用いることが好ましい。これは、このような構成のハロ
ゲンランプ41が、ネガフィルムFの方向から見た場
合、理想的な点光源に最も近い発光を行うものとなって
おり、ネガフィルムF上での光量むらを最小限にするこ
とができるからである。しかしながら、このような構成
のハロゲンランプ41に限定されるものではなく、例え
ば、発光部となるフィラメントを1本備え、その長手方
向が、光の出射方向に対して垂直になっているものや、
フィラメントを2本備え、各フィラメントの長手方向が
光の出射方向に対して平行になっているものなどを用い
ることも可能である。
に電力を供給し、ハロゲンランプ41を所定位置に固定
するソケットとしての機能、および、ハロゲンランプ4
1によって発生した熱を吸収・放出する機能の両方を有
している。リフレクタ43は、ハロゲンランプ41から
出射される光を反射して前方(熱線反射フィルタ5方
向)へ照射し、かつ集光することができるように、ハロ
ゲンランプ41の周囲に凹面形状で設けられている。
射光の理論上の焦点が、後述する第2フライアイレンズ
7bとコンデンサレンズユニット3との間の領域内に位
置するように設計されている。また、リフレクタ43
は、アルミなどの金属材料から構成されており、光の反
射面とは反対の外面に、放熱のための複数のフィンが形
成されている。したがって、リフレクタ43は、ハロゲ
ンランプ41で生じた熱を吸収し、放出する機能が優れ
た構成となっている。
ては、上記のものに限られるものではなく、例えば、ガ
ラス部材から構成され、反射面に、可視光線を反射させ
る機能を有するダイクロイックミラーを形成した構成と
することも可能である。しかしながら、このガラス部材
から構成されたリフレクタ43と、本実施形態のよう
に、金属材料から構成されたリフレクタ43とを比較す
ると、金属材料から構成されたリフレクタ43の方が反
射特性が安定しており、かつ、安価で長寿命である。
とは、ネジ止め、あるいはバネ鋼による挟み込みなどに
よって直接固定されているので、ハロゲンランプ41に
おけるフィラメントの発光位置と、リフレクタ43の凹
面の曲率との関係を精度良く設定することができる。ま
た、組み立て時や交換時などにおいても、ハロゲンラン
プ41とリフレクタ43との微妙な配置関係を容易に決
定することが可能となる。さらに、ヒートシンク42に
おいて吸収した熱が、放熱効果の高いリフレクタ43に
容易に移動することが可能となるので、ハロゲンランプ
41で生じた熱を、さらに効率良く冷却することができ
る。
を吸収する機能を有する熱線吸収膜を蒸着した構成とす
ることも可能であり、この場合、リフレクタ43によっ
て反射された光の赤外線成分を低減することができる。
熱線反射フィルタ5は、赤外線(780nm以上の波長
の光)を反射させる一方、可視光線(780nm未満の
波長の光)を透過させる機能を有している。
3を備え、その中心から放射状に3等分した領域に、ポ
ジフィルタ、セットアップフィルタ、開口部が設けられ
ている。また、フレーム63は、その外周に接するよう
に、ステッピングモータが設けられており、ステッピン
グモータを駆動させることによって回動するようになっ
ている。すなわち、このようにフレーム63を回動させ
ることによって、ハロゲンランプ41から出射した光
が、上記の2種類のフィルタおよび開口部のいずれか1
つを透過させることができるようになっている。
トする機能を有している。また、セットアップフィルタ
は、入射した光の全体の光量を84%カットする機能を
有している。このセットアップフィルタは、ハロゲンラ
ンプ41の交換時などに使用される。本実施形態におい
ては、ネガフィルムFに対して光を照射させているの
で、通常に光を照射している時には、上記の開口部がハ
ロゲンランプ41から出射した光の光路上に位置するよ
うに、フレーム63が配置される。
止ソレノイド61およびシャッター62が設けられてい
る。ネガ焼け防止ソレノイド61およびシャッター62
からなる構成は、実際にネガフィルムFの露光を行って
いる時以外において、ネガ焼け防止ソレノイド61を駆
動することによって、シャッター62を、ハロゲンラン
プ41からの光路上に挿入する仕様になっている。これ
は、装置の故障などにより、ネガフィルムFが露光位置
から動かなくなり、ネガフィルムFにハロゲンランプ4
1からの光が照射されつづけ、ネガフィルムFの温度上
昇によって色ぬけなどが生じることを防ぐためのもので
ある。
イアイレンズ7bは、それぞれ透明基板と多数のマイク
ロレンズとが一体成形された構成となっており、無色透
明である。また、各マイクロレンズは全て同一形状で構
成されており、透明基板の表面に、各々のマイクロレン
ズの焦点等を考慮して2次元的に規則正しく配列されて
いる。この際に、第1フライアイレンズ7aにおける各
マイクロレンズは、入射光を第2フライアイレンズ7b
の領域内に導くように配置され、第2フライアイレンズ
7bにおける各マイクロレンズは、入射光をコンデンサ
レンズユニット3の開口領域内に導くように配置されて
いる。
aおよび第2フライアイレンズ7bに入射する光は、凹
凸形状を成す表面において屈折、拡散されるが、このこ
とは、第1フライアイレンズ7aおよび第2フライアイ
レンズ7bに入射する光が、多数のマイクロレンズによ
って分光されると言うこともできる。したがって、第1
フライアイレンズ7aおよび第2フライアイレンズ7b
は、マイクロレンズの作用によって面光源と同等な機能
を有することになる。また、第1フライアイレンズ7a
および第2フライアイレンズ7bは、どちらも透明な透
明基板およびマイクロレンズで構成されているため、透
過率90%以上が実現されており、光源からの出射光の
減光の程度を低く抑えることができるようになってい
る。
反射フィルタ5と、回転板ASSY6との間に配置され
ており、第2フライアイレンズ7bは、回転板ASSY
6とコールドミラー8との間に配置されている。このよ
うに、2枚の第1フライアイレンズ7aおよび第2フラ
イアイレンズ7bを光軸方向に連続して配置することに
よって、ハロゲンランプ41から出射された光が有する
光量むらを除去するようになっている。
2フライアイレンズ7bは、その表面に熱線反射コーテ
ィングを蒸着させた構成とすることも可能であり、この
ような構成とした場合、ネガフィルムFへの熱線の到達
を抑えて、ネガ面の温度上昇をさらに抑えることができ
る。
一方、可視光線のみをネガフィルムF方向に反射させる
ものである。本実施形態においては、400〜780n
mの波長を持つ可視光線のみを反射させるコールドミラ
ー8が使用されている。このようなコールドミラー8
は、例えば熱線反射フィルタ5よりも、赤外線を除去す
る効率が高いものとなっている。このように、ハロゲン
ランプ41から出射した光は、熱線反射フィルタ4、お
よびコールドミラー8によって、その赤外線成分の光が
除去されるので、ネガフィルムFの温度上昇を十分に抑
えることができる。
なわち、コールドミラー8の反射面とは反対側には、反
射防止板81が配置されている。この反射防止板81
は、コールドミラー8側の表面にホーニング処理が施さ
れ、さらに黒アルマイト(腸極酸化皮膜)処理が施され
ている。これにより、コールドミラー8を透過した赤外
線がネガフィルムF方向へ反射することを防いでいる。
また、この反射防止板81は、コールドミラー8を透過
した赤外線がランプハウジング2にまで到達し、使用者
が触れる可能性のあるランプハウジング2の一部分が極
端に温度上昇することを防ぐ機能をも有している。
ミラー8からネガフィルムFへの光の通過部となる開口
部が形成されており、この開口部の外側に、コンデンサ
レンズユニット3が着脱自在に設置されている。なお、
第2フライアイレンズ7bと、コールドミラー8と、上
記開口部とに囲まれた空間における両側面には、反射板
が設けられており、側面方向に拡散された光を内側へ反
射させることによって、光の利用効率を高める構成とな
っている。
ルダー31と、反射板(反射手段)32と、コンデンサ
レンズ(集光手段)33と、ディフューザー1とを備え
ている。コンデンサレンズユニット3の上面は、コンデ
ンサレンズユニット3がランプハウジング2に取付けら
れた状態(以下、取付け状態と称する)において、ラン
プハウジング2における開口部に密着して配置されるよ
うになっている。また、コンデンサレンズユニット3
は、取付け状態において、ランプハウジング2の側面よ
りも外側に突き出るような位置に設けられた把手部34
を備えており、使用者が、この把手部34を把持するこ
とによって、コンデンサレンズユニット3の着脱を行え
るようになっている。
ており、その断面が略正方形の形状となっている。ま
た、このレンズホルダー31は、その中心軸が、取付け
状態において、コールドミラー8からネガフィルムFへ
照射される光の光軸にほぼ一致するように配置されるよ
うになっている。反射板32は、例えば、表面をスパッ
タリングなどにより鏡面仕上げした金属板やミラーなど
によって構成されており、コンデンサレンズユニット3
の光の入射側からコンデンサレンズ33に到る筒状領域
の内周面を全て覆うように設けられている。
31の内周面に沿うように、略正方形の形状で形成され
ており、レンズホルダー31の内周側に設けられた、バ
ネ鋼からなるレンズ押さえ(図示せず)によって保持さ
れている。ディフューザー1は、図2に示すように、拡
散基板11と、拡散マット層12とを備え、レンズホル
ダー31の内周における最下部に設けられて、その拡散
マット層12側が被照射物であるネガフィルムFと反対
側であるコンデンサレンズ33側を向くように配置され
ている。
ューザーとして用いられている乳白色の顔料が練りこま
れたPMMA製の板材で形成され、従来のディテューザ
ーの半分程度の1.5mm程度の厚みになっている。すな
わち、拡散基板11は、従来のディフューザーに比べ光
透過性がよく、光拡散性に乏しい。
の粒径の光拡散性粒子としてのシリカ粒子がバインダー
としての透明塩化ビニル樹脂中に溶剤としてのシクロヘ
キサンを介して分散混合された塗料が拡散基板11の一
方の面に塗布されることによって形成されていて、その
厚みが4〜7ミクロン程度である。すなわち、拡散マッ
ト層12は、バインダーとして透明塩化ビニル樹脂が用
いられているので、光透過性に優れているとともに、シ
リカ粒子が分散混合されているので、拡散マット層12
に入光した光を、このシリカ粒子によって拡散均一化す
ることができる。したがって、光の透過率を下げること
なく拡散基板11の不足する光拡散性を補うことができ
る。
ンプ41から出射された光が辿る経路について説明す
る。ハロゲンランプ41から立体角360°で出射され
た光は、リフレクタ43によって前方へ反射され、熱線
反射フィルタ5に入射する。熱線反射フィルタ5では、
熱線の一部が取り除かれ、可視光線が透過される。
第1フライアイレンズ7aに入射し、概ね光量むらが除
去された後、回転板ASSY6におけるフレーム63の
いずれかの領域を透過する。その後、第2フライアイレ
ンズ7bを透過することによって、さらに光量むらが除
去され、コールドミラー8によってネガフィルムF方向
に反射される。なお、コールドミラー8に到達した赤外
線の一部は、コールドミラー8を透過し、光路から外れ
る。
は、コンデンサレンズユニット3に入射する。コンデン
サレンズユニット3に入射した光のうち、周辺部近傍に
入射した光は、反射板32で反射され、コンデンサレン
ズ33に入射する。また、中心部近傍に入射した光は、
直接コンデンサレンズ33に入射する。そして、コンデ
ンサレンズ33を透過した光は、ディフューザー1を透
過し、より均一拡散され光量むらの無い光にしてネガフ
ィルムFに照射される。
1の一方の面に光透過性に優れ、かつ、光拡散性に優れ
ている拡散マット層12を設けた構成となっているの
で、光量むらのない光をネガフィルムFに照射すること
が可能で、光源を出射した光の光量の損失を最小限にす
ることができる。したがって、ハロゲンランプ41の消
費電力の抑えることができるとともに、ハロゲンランプ
41自身のコストを下げることができる。また、ハロゲ
ンランプ41から放出される熱量も小さくて済むように
なり、ファンなどの冷却手段も小さなもので済み、光源
装置A全体のコストダウンを図ることができる。
ット層12が拡散基板11のネガフィルムFと反対側の
面に設けられているので、ネガフィルムFなどの交換の
際にも拡散マット層12に手などが触れたりすることが
ない。したがって、拡散マット層12が擦れて落剥した
りすることがない。すなわち、ディフューザー1の耐久
性に優れている。
い。たとえば、上記の実施の形態では、光源装置1が、
ネガフィルムFに光を照射し、ネガフィルムFに記録さ
れた原画像を、CCDによって検出するための光源装置
として使用されるものであったが、感光材料としての印
画紙に焼き付けるための光源装置としても適用できる。
上記の実施の形態では、ディフューザー1が、1枚の拡
散基板11とこの拡散基板11の1方の面に設けられた
拡散マット層12とで構成されていたが、2枚の拡散基
板の間に拡散マット層12をサンドイッチ状に設けるよ
うにしても構わない。
半030(住友化学工業社製名称オパール)板材の1方
の面にシリカ粒子が透明塩化ビニル樹脂中にシクロヘキ
サンを介して分散混合された塗料を塗布して5μmの厚
みの拡散マット層を形成し、本発明のディフューザーを
得た。得られたディフューザーの光の透過率および拡散
係数を測定したところ、光の透過率が84%と2.0mm
厚のスミペックス乳半030と略同等の透過率で、拡散
係数が0.40と略3.0mm厚のスミペックス乳半03
0と同等の拡散係数であった。この結果から本発明のデ
ィフューザーが光の透過性に優れ、かつ、光拡散性に優
れていることがよくわかる。
のように構成されているので、光源を出射した光の光量
の損失を最小限にし、かつ、光量むらのない光を被照射
物に照射することができる。また、請求項2のようにす
れば、被照射物の交換などの際に拡散マット層が擦れて
剥落したりすることがない。
過性および光拡散性に優れ、より光源を出射した光の光
量の損失を最小限にし、かつ、光量むらのない光を被照
射物に照射することができる。請求項4のようにすれ
ば、拡散マット層での光の透過を極力低下させることな
く、光の拡散を充分に行わせることができる。
形態をあらわす断面図である。
断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】入射した光を拡散均一化して被照射物の方
向へ出射するディフューザーにおいて、光拡散性および
光透過性を有する拡散基板と、この拡散基板の少なくと
も一方の面に積層された透明バインダーおよび光拡散性
粒子を含む塗料からなる拡散マット層とから形成されて
いることを特徴とするディフューザー。 - 【請求項2】拡散マット層が拡散基板の被照射物と反対
側の面に設けられている請求項1に記載のディフューザ
ー。 - 【請求項3】拡散基板が乳白色の顔料が練りこまれたア
クリル樹脂によって形成されている請求項1または請求
項2に記載のディフューザー。 - 【請求項4】光拡散性粒子がシリカ粒子であって、透明
バインダーがポリ塩化ビニルである請求項1〜請求項3
のいずれか1項に記載のディフューザー。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP16864499A JP3651317B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16864499A JP3651317B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 光源装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000356709A true JP2000356709A (ja) | 2000-12-26 |
JP3651317B2 JP3651317B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=15871866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16864499A Expired - Lifetime JP3651317B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | 光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3651317B2 (ja) |
-
1999
- 1999-06-15 JP JP16864499A patent/JP3651317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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---|---|
JP3651317B2 (ja) | 2005-05-25 |
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