JP2000356487A - 蓄熱システム - Google Patents

蓄熱システム

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JP2000356487A
JP2000356487A JP11165448A JP16544899A JP2000356487A JP 2000356487 A JP2000356487 A JP 2000356487A JP 11165448 A JP11165448 A JP 11165448A JP 16544899 A JP16544899 A JP 16544899A JP 2000356487 A JP2000356487 A JP 2000356487A
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heat storage
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Kiyoo Kobayashi
清男 小林
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Yuki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄熱材の加熱温度又は蓄熱温度を高温に設定
し、蓄熱材の全体容積を低減し、小型且つ軽量な蓄熱シ
ステムを提供する。 【解決手段】 蓄熱装置1は、蓄熱ユニット10と、蓄
熱体と伝熱接触可能な一次熱媒体流体(不活性ガス)
と、一次熱媒体流体が循環可能な循環流路と、蓄熱ユニ
ット、一次熱媒体流体及び循環流路を収容可能なケーシ
ング2とを有する。蓄熱ユニットは、通電時に発熱可能
な導電性発熱体と、発熱体の発熱により加熱される蓄熱
材とを備える。蓄熱装置は、一次熱媒体流体が対流可能
な対流部Cを有する。一次熱媒体流体が保有する顕熱を
二次熱媒体流体に伝熱する熱交換装置20が、対流部に
配設される。一次熱媒体流体は、蓄熱材との伝熱接触に
より高温に加熱され、二次熱媒体流体(不活性ガス)と
熱交換して冷却し、二次熱媒体流体は、ケーシング外に
導出され、空調用又は給湯用の三次熱媒体流体(温水)
と熱交換して冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱システムに関
するものであり、より詳細には、比較的小型且つ軽量に
設計可能な建築設備の蓄熱システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】夜間電力又は廃熱回収式発電システム等
の比較的廉価な電力を熱エネルギーとして蓄熱する蓄熱
システムが、電力負荷の平準化、或いは、電力ピークの
軽減等の見地より、近年において殊に注目されている。
例えば、氷蓄熱式空調システムは、比較的安価な深夜電
力を利用して氷蓄熱を行い、冷房熱源の昼間負荷を部分
的に補償し、また、深夜電力利用型の貯湯式給湯器は、
深夜電力を電気ヒータに通電し、昼間の温水需要に備え
て、60℃〜80℃程度の温水を夜間に比較的多量に貯
留する。
【0003】このような蓄熱システムの蓄熱手段とし
て、本願発明者は、100℃以上の温度で蓄熱可能な蓄
熱材を備えた構成の蓄熱装置を提案している(特開平8
−110185号公報)。この形式の蓄熱装置は、蓄熱
用熱交換部及び取熱用熱交換部を有し、蓄熱材は、蓄熱
用熱交換部より受熱した熱エネルギーを蓄熱するととも
に、蓄熱した熱エネルギーを取熱用熱交換部の熱媒体に
伝熱する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の蓄熱装置にお
いては、入熱した熱エネルギーを高効率に蓄熱する蓄熱
性能が重視されるとともに、蓄熱した熱エネルギーを高
効率に放熱する放熱性能が重視される。しかしながら、
蓄熱性能及び放熱性能を重視し、蓄熱材の伝熱面積を増
大させる結果として、蓄熱装置のサイズは、一般に大形
化し、これに伴って蓄熱装置の重量は、増大してしま
う。これに対し、一般的な建築空調設備は、建築物の規
模的な制約等のために各種の制限を受けることから、実
際に採用可能な蓄熱装置のサイズ及び重量は、小型且つ
軽量に設計しなければならない。
【0005】また、蓄熱装置の蓄熱能力を向上するに
は、蓄熱材単体の蓄熱能力を向上させるばかりでなく、
蓄熱材の蓄熱温度を高温に設定する必要が生じる。しか
しながら、空調用又は給湯用の熱媒体流体、例えば、温
水は、40℃〜80℃程度の温度範囲に一般に設計され
るので、熱媒体流体と伝熱接触する蓄熱体の温度を所望
の如く高温に設定し難い事情がある。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、蓄熱材の加熱温度
又は蓄熱温度を高温に設定し、蓄熱材の全体容積を低減
し、小型且つ軽量な蓄熱システムを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、上記
目的を達成すべく、導電性発熱体を有する蓄熱システム
において、通電時に発熱可能な導電性発熱体と、該発熱
体の発熱により加熱される蓄熱体と、該蓄熱体と伝熱接
触可能な一次熱媒体流体と、該一次熱媒体流体が循環可
能な循環流路と、前記発熱体、蓄熱体、一次熱媒体流体
及び循環流路を収容可能なケーシングとを有し、前記一
次熱媒体流体は、前記蓄熱体との伝熱接触により高温に
加熱され、空調用又は給湯用の二次熱媒体流体と熱交換
して冷却することを特徴とする蓄熱システムを提供す
る。
【0008】本発明の上記構成によれば、夜間電力等の
比較的廉価な電力を導電性発熱体に通電し、蓄熱体を加
熱することにより、昼間時又は電力消費ピーク時等の熱
需要に備えて比較的多量の熱エネルギーを夜間又は建築
設備停止時に蓄熱することができる。蓄熱体は、一次熱
媒体流体と伝熱接触し、一次熱媒体流体に放熱し、一次
熱媒体流体は、二次熱媒体流体との熱交換作用により、
二次熱媒体流体を加熱する。このような構成によれば、
二次熱媒体流体、即ち、建築設備が要求する比較的低温
(例えば、40℃〜80℃)の熱媒体流体は、一次熱媒
体流体を介して蓄熱体の熱エネルギーを受熱する。蓄熱
体の加熱温度は、一次熱媒体流体の適当な流量設定及び
温度設定により、例えば、500℃以上の高温域に設定
することができ、この結果、蓄熱体の全体容積を低減す
ることが可能となる。
【0009】本発明は又、導電性発熱体を有する蓄熱シ
ステムにおいて、通電時に発熱可能な導電性発熱体と、
該発熱体の発熱により加熱される蓄熱体と、該蓄熱体と
伝熱接触可能な一次熱媒体流体と、該一次熱媒体流体が
循環可能な循環流路と、前記発熱体、蓄熱体、一次熱媒
体流体及び循環流路を収容可能なケーシングとを有し、
前記一次熱媒体流体は、前記蓄熱体との伝熱接触により
高温に加熱され、二次熱媒体流体と熱交換して冷却し、
前記二次熱媒体流体は、ケーシング外に導出され、空調
用又は給湯用の三次熱媒体流体と熱交換して冷却するこ
とを特徴とする蓄熱システムを提供する。
【0010】本発明の上記構成によれば、蓄熱体は、一
次熱媒体流体と伝熱接触し、一次熱媒体流体に放熱し、
一次熱媒体流体は、二次熱媒体流体との熱交換作用によ
り、二次熱媒体流体を加熱し、更に、二次熱媒体流体
は、三次熱媒体流体と熱交換して三次熱媒体流体を加熱
する。このような構成によれば、建築設備に供給すべき
比較的低温の三次熱媒体流体と、蓄熱体により加熱され
る高温の一次熱媒体流体との温度差を広範に設定し得る
ので、蓄熱体の加熱温度をかなりの高温域に設定し、蓄
熱体の全体容積を大幅に低減することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態によれ
ば、蓄熱システムは、一次熱媒体流体が対流可能な対流
部を有し、一次熱媒体流体が保有する顕熱を二次熱媒体
流体に伝熱する熱交換装置が、対流部に配設される。蓄
熱体の熱エネルギーを受熱した高温の一次熱媒体流体
は、熱交換装置を流通する二次熱媒体流体と熱交換し、
二次熱媒体流体を所望の温度に加熱する。ケーシング内
における一次熱媒体流体の循環は、好ましくは、ケーシ
ング内雰囲気の温度勾配による対流によって生じる。し
かしながら、ケーシング内に強制循環ファンを配設し、
或いは、ケーシング内雰囲気に圧力差を生起する圧力制
御手段を設け、強制循環流をケーシング内に形成しても
良い。二次熱媒体流体の循環回路は、流体ポンプ等の流
体圧送装置を備え、熱交換装置の熱交換量は、好ましく
は、流体圧送装置の流量制御により可変制御される。二
次熱媒体流体として空調・給湯用温水を使用し、或い
は、二次熱媒体流体を更に三次熱媒体流体と熱交換し、
三次熱媒体流体として空調・給湯用温水を使用しても良
い。後者の実施形態では、二次熱媒体流体の循環回路を
ヒートパイプ形式の熱移動装置として構成することも可
能である。
【0012】本発明の他の好適な実施形態によれば、蓄
熱システムは、一次熱媒体流体をケーシング外に導出可
能な外部循環回路を有し、外部循環回路には、一次熱媒
体流体と二次熱媒体流体との熱交換を行う熱交換装置が
介装される。蓄熱体の熱エネルギーを受熱した高温の一
次熱媒体流体は、ケーシング外に導出され、熱交換装置
を流通する二次熱媒体流体と熱交換し、二次熱媒体流体
を所望の温度に加熱する。熱交換装置を二次熱媒体流体
の貯留槽のヒーター、例えば、温水貯留タンクの内蔵ヒ
ーターとして構成しても良い。外部循環回路は、強制循
環ファン、ブロアー、エアーポンプ等の回転式又はピス
トン式流体圧送装置を備え、熱交換装置の熱交換量は、
好ましくは、流体圧送装置の流量制御により可変制御さ
れる。
【0013】好適には、蓄熱体は、垂直な筒体と、筒体
を加熱する電気抵抗発熱線と、前記筒体内に充填された
多数の球形、ペレット形、ナゲット形又は小片形蓄熱材
とを有し、蓄熱材同士の間隙は、一次熱媒体流体が流通
可能な狭小流路を形成する。一次熱媒体流体は、温度勾
配による自然対流作用、或いは、強制対流装置の強制循
環圧力の下で筒体内の流路を上昇し、蓄熱材に伝熱接触
する。本発明の好適な実施形態において、筒体は、内筒
及び外筒からなる2重管構造を有し、通電時に発熱する
ニクロム線等の電気抵抗発熱線が、螺旋状に内筒及び外
筒の間に巻回される。好ましくは、電気抵抗発熱線を少
なくとも部分的に収容可能な連続溝が内筒の外周面及び
/又は外筒の内周面に刻設される。他の好適な実施形態
において、外筒は、内筒の外周面に整合可能な半円状断
面の部材に分割され、各部材は、内筒の外面を覆うよう
に内筒外面を実質的に全周に亘って被覆する。
【0014】更に好ましくは、複数の蓄熱体を収容可能
な内部ケーシングが、ケーシング内に配置され、多数の
球形、ペレット形、ナゲット形又は不定型小片形の蓄熱
材が、筒体の外側に放熱された熱エネルギーを蓄熱する
ように各蓄熱体同士の間の間隙に充填される。筒体とし
て、セラミック焼成体を好適に使用し、蓄熱材として、
アルミナ、ムライト、ジルコニア等のセラミックス材
料、耐火断熱煉瓦の小片、或いは、比較的高い蓄熱性能
を有する金属粉末又は金属片等を好適に使用し得る。外
筒は、キャスタブル耐火・断熱材料、繊維質の耐火・断
熱材料等の被覆材により形成しても良い。また、蓄熱材
の加熱温度に応じて、セラミックス材料、耐火材料及び
/又は金属材料等の各種素材を適当に混合した混合材料
を蓄熱材として使用しても良い。
【0015】本発明の好ましい実施形態において、一次
及び二次熱媒体流体として、アルゴンガス、窒素ガス等
の不活性ガスが、使用される。二次熱媒体流体として、
空気、水蒸気等の気体、或いは、オイル等の液体を使用
することも可能である。また、二次又は三次熱媒体流体
として、空調用又は給湯用の温水を好適に使用し得る
が、空気を二次熱媒体流体として使用しても良い。
【0016】好適には、上記ケーシングは、耐火断熱煉
瓦、キャスタブル耐火材、パーライト、セラミックス、
金属パネル等の各種素材を適当に積層又は組合せた多層
構造の壁体により形成される。壁体は、中間層として、
中空層又は真空層を備えても良い。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の好適な
実施例について詳細に説明する。図1は、本発明の第1
実施例に係る蓄熱装置の全体構成を概略的に示すブロッ
クフロー図である。
【0018】蓄熱装置1は、一次熱媒体流体としてアル
ゴンガス等の不活性ガスを封入した外装ケーシング2を
有し、ケーシング2内には、複数の蓄熱ユニット10を
収容した内部ケーシング50が配置される。各蓄熱ユニ
ット10は、電熱線及び蓄熱体を備え、電熱線は、電力
供給ラインEに接続される。電熱線は、通電時に発熱
し、蓄熱体を約700℃〜1200℃の高温域に加熱す
る。各蓄熱ユニット10は、下面開口部及び上面開口部
を有する垂直流路15を備え、不活性ガスは、各蓄熱ユ
ニット10の下端部から垂直流路15内に流入し、蓄熱
体と伝熱接触しつつ垂直流路15内を上昇し、各蓄熱ユ
ニット10の上端部から流出する。不活性ガスは、蓄熱
体との伝熱接触によって約600℃〜1100℃の高温
域に加熱される。
【0019】ケーシング50の上方域には、不活性ガス
の対流部Cが形成され、伝熱コイル型の内部熱交換装置
20が、対流部Cに配置される。内部熱交換装置20
は、蓄熱ユニット10から流出した高温の不活性ガスと
伝熱接触し、熱交換装置20を流通する二次熱媒体流体
を約500℃〜900℃の高温域に加熱する。二次熱媒
体流体としてアルゴンガス等の不活性ガスが使用され
る。ケーシング50内の不活性ガス(一次熱媒体流体)
は、熱交換装置20の熱交換作用により冷却し、ケーシ
ング50内の領域を流下し、蓄熱ユニット10の下端部
から垂直流路15内に流入し、かくして、不活性ガス
(一次熱媒体流体)の循環回路がケーシング50内に形
成される。
【0020】高温の二次熱媒体流体をケーシング50外
に導出する高温流体管路HLが、内部熱交換装置20の
流出部に接続され、高温流体管路HLは、ケーシング2
を貫通し、外部熱交換装置40に接続される。外部熱交
換装置40は、流体連通管L1を介して外部熱交換装置
41に接続され、外部熱交換装置41は、流体連通管L
2を介して流体圧送装置42に接続される。圧送装置4
2の送出口は、低温流体管路CLに接続され、低温流体
管路CLは、ケーシング2を貫通し、内部熱交換装置2
0の流入部に接続される。
【0021】温水供給管HP及び温水還流管CPが外部
熱交換装置40に接続される。温水供給管HP及び温水
還流管CPは、ファンコイルユニット、床暖房装置又は
熱輻射パネル等の暖房機器の温水循環配管と連通し、建
築物の暖房用温水循環系を構成する。給水管CWが外部
熱交換装置41に接続され、給湯用温水配管HWが、外
部熱交換装置41の温水流出部に接続される。温水配管
HWは、建築物の給湯用温水供給系を構成する。温水還
流管CPを介して熱交換装置40に還流した比較的低温
の温水は、高温の熱媒体流体との熱交換によって60℃
〜80℃程度の温度に加熱され、温水供給管HPに送出
される。他方、熱交換装置41に供給された給水管CW
の給水は、高温の熱媒体流体との熱交換作用により、6
0℃程度の温度に加熱され、温水配管HWを介して、建
築物の各給湯機器に供給される。各温水流路HP、C
P、HWの温水は、三次熱媒体流体を構成する。
【0022】圧力調整装置30が、連通管31を介して
ケーシング2に接続され、圧力調整装置45が、分岐管
L3を介して流体連通管L2に接続される。圧力調整装
置30は、ケーシング2の内部雰囲気と連通し、ケーシ
ング2内の不活性ガスの容積変化を補償し、他方、圧力
調整装置45は、熱媒体循環回路HL、L1、L2、C
Lの熱媒体流路と連通し、二次熱媒体流体の容積変化を
補償する。圧力調整装置30、45は、圧力変動を吸収
可能な内部容積を有する中空の膨張タンク、或いは、圧
力調整弁又はダイアフラム等の調圧手段を備えた圧力調
整タンクからなる。
【0023】図2は、図1に示す蓄熱装置1の縦断面図
であり、図3(A) 及び図4(A) は、図2のIII-III 線及
びIV-IV 線における蓄熱装置1の断面図である。
【0024】図2に示す如く、外装ケーシング2は、外
壁3、中間壁4、内壁5及び内装壁面パネル6からなる
4層構造の壁体を備え、壁体は、全体的に直方体の外形
輪郭を有する。外壁3は、所望の断熱性能を有する断熱
材、例えば、パーライト板からなり、中間壁4は、セラ
ミック板、耐火断熱煉瓦又は無機質系の耐熱性断熱材か
らなり、また、内壁5は、耐火煉瓦等の耐火材からな
る。内装壁面パネル6の底壁及び天井壁は、内壁5の底
面及び天井面に密着するステンレス板からなり、内装壁
面パネル6の側壁は、内壁5の内壁面から離間したステ
ンレス板からなる。なお、真空層を壁体内の適所に形成
しても良い。
【0025】ケーシング2の頂壁には、搬送装置のクレ
ーンフック等に係止可能な搬送用吊環7が取付けられ、
ケーシング2の下部には、複数の圧力調整装置30を収
容可能な付帯設備収容域8が配設される。付帯設備収容
域8は、ステンレスパネル等の金属パネルによって画成
され、複数の脚部9が、金属パネルの下面に取付けられ
る。
【0026】内部ケーシング50は、底壁51、頂壁5
2及び側壁53からなり、全体的に直方体の外形輪郭を
有する。側壁53は、耐火断熱煉瓦からなり、所定数
(本例では、25本)の蓄熱ユニット10を収容可能な
領域を外装ケーシング2内に画成する。底壁51及び頂
壁52は、各蓄熱ユニット10の下端面及び上端面に係
合可能なセラミック板からなり、蓄熱ユニット10を所
定位置に垂直に支持する。
【0027】底壁51は、内装壁面パネル6の底面から
僅かに離間し、不活性ガスの流動域60を底壁51と内
装壁面パネル6(底面)との間に形成する。図3(A) に
示す如く、5行5列に整列配置した円形保持部54が、
底壁51の上面に形成される。保持部54は、図3(B)
に示す如く、蓄熱ユニット10の下端部を収容可能な円
形凹部からなる。保持部54には、蓄熱ユニット10の
回止め手段を構成する一対の凸部55が形成され、凸部
55は、図3(C) に示す如く、蓄熱ユニット10の下端
部に形成された一対の凹部13と係合する。複数の流体
連通孔56が、保持部54の中央領域に所定間隔を隔て
て配置され、一対の電熱線貫通孔57が、保持部54の
外周領域に配置される。流体連通孔56は、蓄熱ユニッ
ト10の垂直流路15と流動域60とを相互連通させ
る。なお、底壁55の角部には、高温流体管路HL及び
低温流体管路CLを挿通可能な配管貫通孔70、71が
穿設される。
【0028】図4(A) に示す如く、5行5列に整列配置
した円形保持部58が、頂壁52の下面に形成される。
保持部58は、図4(B) に示す如く、蓄熱ユニット10
の上端部を収容可能な円形凹部からなる。各保持部58
は、底壁51の各保持部54と相応する位置に位置決め
される。複数の流体連通孔59が、保持部58の中央領
域に所定間隔を隔てて配置される。頂壁52の上方に
は、対流部Cが画成され、蓄熱ユニット10の垂直流路
15は、流体連通孔59を介して対流部Cと連通する。
なお、頂壁52の角部には、高温流体管路HL及び低温
流体管路CLを挿通可能な配管貫通孔72、73が穿設
される。
【0029】図5は、図2のV−V線における蓄熱装置
1の断面図である。内部熱交換装置20は、低温流体管
路CLに連通する低温ヘッダー管21と、高温流体管路
HLに連通する高温ヘッダー管22と、ヘッダー管2
1、22の間に延在する多数の受熱管23とから構成さ
れる。受熱管23は、熱交換装置20の伝熱面積を増大
する多数の伝熱フィン24を有する。比較的低温の熱媒
体流体が、低温ヘッダー管22を介して低温流体管路C
Lから各受熱管23の流体通路に導入される。頂壁52
の流体連通孔59から対流部Cに流出した不活性ガス
は、受熱管23及び伝熱フィン24と伝熱接触し、不活
性ガスが保有する顕熱は、伝熱フィン24及び受熱管2
3の管壁に熱伝達し、受熱管23内を流通する二次熱媒
体流体を高温域(500℃〜900℃)に加熱する。高
温の熱媒体流体は、高温ヘッダー管21において合流
し、高温流体管路HLに送出される。
【0030】熱交換装置20を収容した内部ケーシング
50の上方域(対流部C)と、内部ケーシング50の下
側に形成された流動域60(図2)とを相互連通する多
数の垂直流路80が、所定間隔を隔てて側壁53の外面
に配置される。垂直流路80は、側壁53の外面に刻設
され且つ内装壁面パネル6によって閉塞した方形断面の
垂直溝からなり、側壁53の全高に亘って延在する。
【0031】図6(A) は、蓄熱ユニット10の部分破断
縦断面図であり、図6 (B)は、蓄熱ユニット10の横断
面図である。また、図6 (C)は、蓄熱ユニット10の電
熱線収容溝の構成を示す部分拡大断面図である。
【0032】各蓄熱ユニット10は、外筒11及び内筒
12からなる二重管構造を有し、内筒12の内部中空域
は、垂直流路15を構成する。外筒11は、内径約10
0mmの円筒形セラミックス管からなり、内筒12は、内
径約80mmの円筒形セラミックス管からなり、外筒11
の内部中空域に挿入される。内筒12の外径は、外筒1
1の内径よりも僅かに小さく設定され、内筒12の挿入
作業に要する所定のクリアランス(間隙)が確保され
る。所望により、キャスタブル耐火材等の耐火・耐熱材
料が、外筒11及び内筒12の間の間隙に充填される。
【0033】多数の球形蓄熱材14が、垂直流路15内
に充填される。球形蓄熱材14は、直径8mm程度のセラ
ミックスボールからなり、球形蓄熱材14同士の間隙
は、内筒12の全長に亘って延びる多数の狭小流路を形
成する。所望により、セラミックボールの落下を阻止す
る網体が垂直流路15の下端部に張設される。
【0034】図5及び図6に示す如く、比較的小径の球
形蓄熱材18が、蓄熱ユニット10の間に充填される。
球形蓄熱材18は、直径2mm程度の小径のセラミックス
ボールからなり、蓄熱ユニット10の間に形成される間
隙に比較的密実に充填される。
【0035】図6(C) に示す如く、電熱線16を埋設可
能な螺旋状の連続溝17が内筒12の外周面に刻設され
る。電熱線16は、通電時に発熱するニクロム線等の電
気抵抗導線からなり、溝17内に収容される。電熱線1
6の各端部は、電熱線貫通孔57を貫通する。
【0036】図7は、流動域60に配置された電極6
1、62の構造を示す平面図である。対をなす第1及び
第2電極61、62が、電熱線貫通孔56の配列に相応
して流動域60に延在する。各電極61、62の端部に
は、電力供給ラインを構成する給電線63、64の一端
が接続され、給電線63、64の他端は、外装ケーシン
グ2を貫通して遠隔制御ユニット(仮想線で示す)に接
続される。遠隔制御ユニットは、タイマー及び温度制御
装置等を備え、蓄熱装置1の作動を制御する。例えば、
制御ユニットは、予め設定された所望の作動パターンに
従って電極61、62に電力を供給し、電熱線16に作
動電圧を印加する。
【0037】制御ユニットは、ケーシング2の内部温度
及び内部圧力を検出する温度検出器及び圧力検出器(図
示せず)に接続されるとともに、温水流路HP、CP、
HWの温水温度を検出する水温検出器に接続される。制
御ユニットは、各検出器の検出値に基づいて各電極6
1、62に印加する電圧を可変制御するとともに、流体
圧送装置42の作動を可変制御する。制御ユニットは
又、ケーシング2の内部温度及び内部圧力が異常上昇し
たとき、蓄熱ユニット1の作動を停止する非常停止手段
を有する。安全装置として、異常高温を検出するサーモ
スタット又は安全温度ヒューズ等を蓄熱装置1に配設し
ても良い。
【0038】次に、上記蓄熱装置1の作動を説明する。
遠隔制御ユニットは、夜間等の所定の時間帯に電極6
1、62に電力を供給し、電熱線16に通電する。電熱
線16は発熱し、電熱線16の発熱量は、内筒12及び
球形蓄熱材14に伝熱する。この結果、内筒12の内周
面及び球形蓄熱材14の外面の温度は、約1000℃程
度の温度に上昇するとともに、電熱線16の発熱エネル
ギーは、内筒12及び球形蓄熱材14に蓄熱される。電
熱線16の発熱エネルギーは又、外筒11及び球形蓄熱
材18に伝熱し、外筒11及び球形蓄熱材18に蓄熱さ
れる。
【0039】垂直流路15と流動域60と間に温度差が
生じ、流動域60の不活性ガス(一次熱媒体流体)は、
循環圧力として作用する垂直流路15及び流動域60の
温度勾配に従って上昇し、流体連通孔56から垂直流路
15内に誘引される。不活性ガスは、内筒12の内周面
及び球形蓄熱材14の外面に伝熱接触し、内筒12及び
球形蓄熱材14と不活性ガスとの熱伝導作用により、内
筒12及び球形蓄熱材14が保有する顕熱を受熱し、9
00℃程度の高温域に昇温する。不活性ガスの上昇推進
力として働く垂直流路15内の温度勾配により、不活性
ガスは、球形蓄熱材14の間の間隙(狭小流路)を上昇
し、頂壁52の流体連通孔59を介して内部ケーシング
50の上方域(対流部C)に流出する。
【0040】高温の不活性ガスは、内部熱交換装置20
に伝熱接触し、熱交換装置20を循環する二次熱媒体流
体との熱交換作用により降温する。対流部Cの不活性ガ
スは、流動域60の減圧に相応して垂直流路80に誘引
され、垂直流路80を流下して流動域60に流出する。
【0041】かくして、不活性ガス(一次熱媒体流体)
の循環回路がケーシング2の内部に形成され、ケーシン
グ2内の不活性ガスが保有する顕熱は、熱交換装置20
を流通する二次熱媒体流体(不活性ガス)に伝熱する。
熱交換装置20によって800℃程度の高温域に加熱さ
れた二次熱媒体流体は、流体圧送装置42の誘引圧力下
に高温流体管路HLを介して外部熱交換装置40、41
を流通し、低温流体管路CLを介して、内部熱交換装置
20に還流する。二次熱媒体流体は、外部熱交換装置4
0、41において、温水還流管CP及び給水管CWの低
温水と熱交換し、低温水を所望の温度域(40℃〜80
℃)の温水(三次熱媒体流体)に加熱する。三次熱媒体
流体は、建築物の暖房機器又は給湯機器に供給される。
【0042】図8は、本発明の第2実施例に係る蓄熱装
置の全体構成を概略的に示すブロックフロー図であり、
図9(A) 及び図9 (B)は、図8に示す蓄熱ユニットの部
分破断縦断面図及び横断面図である。図8及び図9にお
いて、上記第1実施例の各構成要素と実質的に同一の構
成要素については、同一の参照符号が付されている。
【0043】図8に示す蓄熱装置において、アルゴンガ
ス等の不活性ガスからなる一次熱媒体流体は、流体圧送
装置42の誘引圧力下にケーシング2から高温流体管路
HLに導出される。一次熱媒体流体は、高温流体管路H
Lを介して外部熱交換装置40を流通し、低温流体管路
CLを介して、内部熱交換装置20に還流する。外部熱
交換装置40は、比較的多量の温水(二次熱媒体流体)
を貯湯可能な貯湯槽48内に配置され、一次熱媒体流体
は、貯湯槽48内の温水と熱交換し、温水温度を所望の
温度域(40℃〜80℃)に加熱する。圧力調整装置4
9は、連通管L4を介して貯湯槽48に接続される。
【0044】蓄熱装置1の各蓄熱ユニット10は、図9
に示す如く、外筒11及び内筒12からなる二重管構造
を有し、内筒12の内部中空域には、垂直上昇流路91
を備えた円盤形の蓄熱材90が挿入される。蓄熱材90
は、アルミナ又はムライト等のセラミックス焼成品から
なり、内筒12の内部に多層に積層され、上昇流路91
は、内筒12の全高に亘って延びる垂直な流体通路を形
成する。上昇流路91は、所定の角度間隔を隔てて放射
状に延びるスリット92と、スリット92の先端部に形
成された円形の拡大開口部93とを有する。上昇流路9
1及び拡大開口部93の中心軸線は、底壁51の流体連
通孔56及び頂壁52の流体連通孔59に整合する位置
に位置決めされる。スリット92及び拡大開口部93
は、蓄熱材90と不活性ガス(一次熱媒体流体)との伝
熱接触面積を増大し、蓄熱材90の放熱能力を向上させ
る。
【0045】また、電熱線16の径に相応する間隙95
が、外筒11の内周面及び内筒12の外周面の間に形成
される。電熱線16は、外筒11及び内筒12に伝熱接
触し、外筒11及び内筒12を加熱する。所望により、
キャスタブル耐火材等の耐火・耐熱材料が、間隙95に
充填される。
【0046】その他の蓄熱装置1の構成は、上述の第1
実施例の蓄熱装置と実質的に同一であるので、更なる詳
細な説明は省略する。以上、本発明の好適な実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の
範囲内で種々の変形又は変更が可能であり、該変形例又
は変更例も又、本発明の範囲内に含まれるものであるこ
とは、いうまでもない。
【0047】例えば、図10に示す如く、蓄熱ユニット
10の外筒11を半円状断面の部材11a、11bによ
り構成しても良い。各半円状部材11a、11bは、内
筒12の外面に組付けられ、内筒12を被覆する円筒形
の外筒を実質的に形成する。また、外筒11を断熱材又
は保温材により構成しても良い。更に、蓄熱ユニット1
0の内部又は蓄熱ユニット10の間に充填すべき蓄熱材
として、ペレット又はナゲット形の蓄熱材、耐火断熱煉
瓦の不定型小片等を使用しても良い。
【0048】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の上記構成に
よれば、蓄熱材の加熱温度又は蓄熱温度を高温に設定
し、蓄熱材の全体容積を低減し、小型且つ軽量な蓄熱シ
ステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る蓄熱装置の全体構成
を概略的に示すブロックフロー図である。
【図2】図1に示す蓄熱装置の縦断面図である。
【図3】図3(A) は、図2のIII-III 線における蓄熱装
置の断面図であり、図3(B) 及び図3(C) は、内部ケー
シングの底壁に設けられた円形保持部の構造を示す部分
縦断面図である。
【図4】図4(A) は、図2のIV-IV 線における蓄熱装置
の断面図であり、図4(B) は、内部ケーシングの頂壁に
設けられた円形保持部の構造を示す部分縦断面図であ
る。
【図5】図2のV−V線における蓄熱装置の断面図であ
る。
【図6】図6(A) は、蓄熱ユニットの部分破断縦断面図
であり、図6 (B)は、蓄熱ユニットの横断面図であり、
また、図6 (C)は、蓄熱ユニットの電熱線収容溝の構成
を示す部分拡大断面図である。
【図7】内部ケーシングの流動域に配置された電極の構
造を示す平面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る蓄熱装置の全体構成
を概略的に示すブロックフロー図である。
【図9】図9(A) は、図8に示す蓄熱ユニットの部分破
断縦断面図であり、図9 (B)は、蓄熱ユニットの横断面
図である。
【図10】蓄熱ユニットの構造に関する変形例を示す蓄
熱ユニットの横断面図である。
【符号の説明】
1 蓄熱装置 2 外装ケーシング 10 蓄熱ユニット 11 外筒 12 内筒 14、18 球形蓄熱材 15 垂直流路 16 電熱線 20 内部熱交換装置 40、41 外部熱交換装置 42 流体圧送装置 50 内部ケーシング 60 流動域 80 垂直流路 C 対流部 HL 高温流体管路 CL 低温流体管路 HP 温水供給管 CP 温水還流管 CW 給水管 HW 給湯用温水配管

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性発熱体を有する蓄熱システムにお
    いて、通電時に発熱可能な導電性発熱体と、該発熱体の
    発熱により加熱される蓄熱体と、該蓄熱体と伝熱接触可
    能な一次熱媒体流体と、該一次熱媒体流体が循環可能な
    循環流路と、前記発熱体、蓄熱体、一次熱媒体流体及び
    循環流路を収容可能なケーシングとを有し、前記一次熱
    媒体流体は、前記蓄熱体との伝熱接触により高温に加熱
    され、空調用又は給湯用の二次熱媒体流体と熱交換して
    冷却することを特徴とする蓄熱システム。
  2. 【請求項2】 導電性発熱体を有する蓄熱システムにお
    いて、通電時に発熱可能な導電性発熱体と、該発熱体の
    発熱により加熱される蓄熱体と、該蓄熱体と伝熱接触可
    能な一次熱媒体流体と、該一次熱媒体流体が循環可能な
    循環流路と、前記発熱体、蓄熱体、一次熱媒体流体及び
    循環流路を収容可能なケーシングとを有し、前記一次熱
    媒体流体は、前記蓄熱体との伝熱接触により高温に加熱
    され、二次熱媒体流体と熱交換して冷却し、前記二次熱
    媒体流体は、ケーシング外に導出され、空調用又は給湯
    用の三次熱媒体流体と熱交換して冷却することを特徴と
    する蓄熱システム。
  3. 【請求項3】 前記一次熱媒体流体をケーシング外に導
    出可能な外部循環回路を有し、外部循環回路には、一次
    熱媒体流体と二次熱媒体流体との熱交換を行う熱交換装
    置が介装されることを特徴とする請求項1に記載の蓄熱
    システム。
  4. 【請求項4】 前記一次熱媒体流体が対流可能な対流部
    を有し、一次熱媒体流体が保有する顕熱を二次熱媒体流
    体に伝熱する熱交換装置が、対流部に配設されることを
    特徴とする請求項2に記載の蓄熱システム。
  5. 【請求項5】 前記蓄熱体は、垂直な筒体と、筒体を加
    熱する線型の導電性発熱体と、筒体内に充填された蓄熱
    材とを有し、蓄熱材同士の間隙は、一次熱媒体流体が流
    通可能な狭小流路を形成することを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれか1項に記載の蓄熱システム。
  6. 【請求項6】 前記筒体は、内筒及び外筒からなる2重
    管構造を有し、前記導電性発熱体が、内筒及び外筒の間
    に介挿されることを特徴とする請求項5に記載の蓄熱シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記一次熱媒体流体は、不活性ガスから
    なることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に
    記載の蓄熱システム。
  8. 【請求項8】 前記二次熱媒体流体は、不活性ガスから
    なることを特徴とする請求項2又は4に記載の蓄熱シス
    テム。
  9. 【請求項9】 複数の前記蓄熱体を収容可能な内部ケー
    シングが、前記ケーシング内に配置されることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の蓄熱システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記蓄熱体の外側に放熱した熱エネル
    ギーを蓄熱する蓄熱材が、各蓄熱体同士の間の間隙に充
    填されることを特徴とする請求項9に記載の蓄熱システ
    ム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009052879A (ja) * 2002-08-22 2009-03-12 Sfc:Kk 電力の貯蔵システム
JP2009250509A (ja) * 2008-04-04 2009-10-29 Toyota Motor Corp 廃熱の蓄熱方法及びその蓄熱装置
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JPWO2016121117A1 (ja) * 2015-01-30 2017-11-16 株式会社トマス技術研究所 蓄熱式排熱回収装置及びこれを用いた燃焼装置並びにコージェネレーションシステム

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