JP2000356417A - 太陽エネルギー変換装置 - Google Patents

太陽エネルギー変換装置

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JP2000356417A
JP2000356417A JP11215427A JP21542799A JP2000356417A JP 2000356417 A JP2000356417 A JP 2000356417A JP 11215427 A JP11215427 A JP 11215427A JP 21542799 A JP21542799 A JP 21542799A JP 2000356417 A JP2000356417 A JP 2000356417A
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solar cell
cell module
transparent plate
solar energy
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Tomoaki Murata
智昭 村田
Yasuhiro Nakahara
康博 中原
Masashi Kano
正史 加納
Junichi Matsuzaki
純一 松崎
Masao Inoue
将男 井上
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明板が自重により撓む恐れのなく、透明板
と太陽電池モジュールとの間に光透過性の断熱層を形成
した太陽エネルギー変換装置を提供する。 【解決手段】 透明板3の下方に太陽電池モジュール1
が設けられ、太陽電池モジュール1の裏面に太陽熱集熱
板2が設けられた太陽エネルギー変換装置であって、透
明板3と太陽電池モジュール1との間の複数箇所に透明
板3と太陽電池モジュール1との間の間隔を保持するス
ペーサ4が設けられ、透明板3と太陽電池モジュール1
との間に光透過性の断熱層41が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽エネルギー変
換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開昭60−10164
8号公報等に記載されているように、透明板の下方に太
陽電池モジュールが設けられ、太陽電池モジュールの裏
面に太陽熱集熱板が設けられた太陽エネルギー変換装置
が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の太陽エネルギー変換装置にあっては、太陽電
池モジュールと太陽熱集熱板を、密閉容器内に収納して
透明板で蓋をするものであるため、密閉容器を必要とし
て重量が重くなり、搬送性や施工時の作業性が悪いとい
う欠点があった。
【0004】また、透明板は密閉容器の周縁部に支持さ
れており、透明板が自重により撓むと、この撓みが太陽
電池モジュールの表面の剛性のない透明体に及び、結果
として太陽電池モジュールの破損等を生ずる。このた
め、大型の透明板を使用することができないという不都
合があった。
【0005】本発明の課題は、上記のような従来の太陽
エネルギー変換装置における問題点に着目することによ
りなされたものであり、その目的とするところは、従来
の太陽エネルギー変換装置における問題点を解消し、密
閉容器を用いることなく透明板と太陽電池モジュールと
の間に光透過性の断熱層を形成でき、また、透明板の自
重による撓みに起因する太陽電池モジュールの破損を防
止できる太陽エネルギー変換装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明の太陽エネルギー変換装置
は、透明板の下方に太陽電池モジュールが設けられ、太
陽電池モジュールの裏面に太陽熱集熱板が設けられた太
陽エネルギー変換装置であって、透明板と太陽電池モジ
ュールとの間の複数箇所に透明板と太陽電池モジュール
との間の間隔を保持するスペーサが設けられ、透明板と
太陽電池モジュールとの間に光透過性の断熱層が設けら
れていることを特徴とするものである。
【0007】又、請求項2記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置は、請求項1記載の太陽エネルギー変換装置
において、太陽電池モジュールに複数個の方形の太陽電
池が並設され、各太陽電池の角部間にスペーサが設けら
れていることを特徴とするものである。
【0008】又、請求項3記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置は、透明板の下方に太陽電池モジュールが設
けられ、太陽電池モジュールの裏面に太陽熱集熱板が設
けられた太陽エネルギー変換装置であって、透明板の周
縁部と太陽電池モジュールの周縁部との間に枠状スペー
サが設けられ、透明板と太陽電池モジュールとの間に光
透過性の断熱層が設けられていることを特徴とするもの
である。
【0009】又、請求項4記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置は、請求項3記載の太陽エネルギー変換装置
において、枠状スペーサが透明板の周縁部に設けられた
フレームと太陽電池モジュール及び太陽熱集熱板の周縁
部に設けられたフレームとの間に介装されていることを
特徴とするものである。
【0010】又、請求項5記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置は、請求項1、2、3又は4記載の太陽エネ
ルギー変換装置において、断熱層が空気層あるいは不活
性ガス層あるいは真空層であることを特徴とするもので
ある。
【0011】又、請求項6記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置は、請求項1、2、3、4又は5記載の太陽
エネルギー変換装置において、スペーサが弾性体である
ことを特徴とするものである。
【0012】又、請求項7記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置は、請求項1、2、3、4、5又は6記載の
太陽エネルギー変換装置において、スペーサが透明体で
あることを特徴とするものである。
【0013】本発明において、太陽電池モジュールとし
ては、太陽光により起電力を発生する太陽電池から電圧
電流等の出力可能な形態を備えたものであればよいもの
であって、特に限定されないが、例えば、透明な保護板
(透明体)、接着剤層、太陽電池、接着剤層等がこの順
に積層されたものが好適に使用できる。
【0014】太陽電池としては、太陽光の入射により起
電力を発生するものであればよいものであって、特に限
定されないが、結晶系の太陽電池でもよく、薄膜系の太
陽電池でもよい。
【0015】又、透明板としては、太陽光を入射できる
ものであればよいものであって、特に限定されないが、
透明なガラス板でもよく、透明なアクリル樹脂製板でも
よい。
【0016】又、光透過性の断熱層としては、光透過性
であって、断熱性能が優れた層であればよいものであっ
て、特に限定されないが、例えば、空気層、真空層、不
活性ガス層等が使用できる。
【0017】又、太陽熱集熱板としては、太陽熱を集熱
できるものであればよいものであって、特に限定されな
いが、例えば、アルミニウムや銅のような熱伝導性の優
れた板等を使用することができる。
【0018】又、請求項5記載の不活性ガスとしては、
従来から不活性ガスとして使用されているものがそのま
ま使用できるものであって、特に限定されないが、例え
ば、クリプトンガス、窒素ガス、アルゴンガス等が使用
できる。
【0019】又、請求項6記載の弾性体としては、従来
から弾性体として使用されているものが使用できるもの
であり、特に限定されないが、例えば、ブチルゴムやエ
チレンプロピレンゴム等の合成ゴムや天然ゴムや合成樹
脂発泡体等が好適に使用できる。
【0020】
【作用】請求項1記載の本発明の太陽エネルギー変換装
置においては、透明板と太陽電池モジュールとの間の複
数箇所に透明板と太陽電池モジュールとの間の間隔を保
持するスペーサが設けられているので、透明板はスペー
サにより支持されている。又、透明板と太陽電池モジュ
ールとの間に光透過性の断熱層が設けられているので、
透明板から放熱することがなく、集熱性能が優れてい
る。
【0021】又、請求項2記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、太陽電池モジュールに複数個の
方形の太陽電池が並設され、各太陽電池の角部間にスペ
ーサが設けられているので、透明板とスペーサとの接触
面積を少なくすることができる。
【0022】又、請求項3記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、透明板の周縁部と太陽電池モジ
ュールの周縁部との間に枠状スペーサが設けられている
ので、透明板の自重による撓みが太陽電池モジュールの
表面の透明体に及ぶのを回避又は軽減できる。このと
き、たとえ、透明板の撓みが太陽電池モジュールの表面
の透明体にある程度及ぶことがあっても、太陽電池モジ
ュールの表面の透明体がガラス板等の剛性のある物質か
ら構成されている場合には、太陽電池モジュールの破損
を確実に防止できる。又、透明板と太陽電池モジュール
との間に光透過性の断熱層が設けられているので、透明
板から放熱することがなく、集熱性能が優れている。
【0023】又、請求項4記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、枠状スペーサが透明板の周縁部
に設けられたフレームと太陽電池モジュール及び太陽熱
集熱板の周縁部に設けられたフレームとの間に介装され
ているので、枠状スペーサが両フレームとともに端部封
止材として機能し、密閉容器に収納しなくとも透明板と
太陽電池モジュールとの間に光透過性の断熱層が形成さ
れ、透明板から放熱することがなく、集熱性能が優れて
いる。
【0024】又、請求項5記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、断熱層が空気層あるいは不活性
ガス層あるいは真空層であるので、断熱性能が優れてい
る。
【0025】又、請求項6記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、スペーサが弾性体であるので、
断熱層の気体を容易に封止できる。
【0026】又、請求項7記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、スペーサが透明体であるので、
太陽光の透過を遮断しない。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図に
より説明する。図1は本発明の太陽エネルギー変換装置
の一例を示す一部切欠斜視図である。
【0028】図1において、Aは本発明の太陽エネルギ
ー変換装置、1は太陽エネルギー変換装置Aの太陽電池
モジュールであり、太陽電池モジュール1は透明な強化
ガラス製保護板11(透明体)、接着剤層12、複数個
の正方形状の太陽電池13、接着剤層14がこの順に積
層され、各太陽電池13の間の間隙が接着材層15によ
り充填され、複数個の方形太陽電池13が図示しないリ
ード線により結合されて構成されている。接着剤層1
2、14、15はエチレン−酢酸ビニル共重合体(EV
A)からなる。
【0029】2は太陽電池モジュール1の裏面に接着さ
れたアルミニウム製の太陽熱集熱板であり、太陽熱集熱
板2の裏面には複数対の管抱持片21が突設され、管抱
持片21には熱媒流通管22が抱持され、熱媒流通管2
2内には熱媒流路が形成され、熱媒流路には不凍液が混
入された水のような熱媒が流通できるようになってい
る。
【0030】3は太陽電池モジュール1の上方に設けら
れた強化ガラス製透明板である。
【0031】4は透明板3と太陽電池モジュール1との
間に設けられたブチルゴム製の格子状スペーサであり、
格子状スペーサ4の各格子内の平面視がほぼ正方形状の
空間には空気層からなる断熱層41が設けられている。
【0032】平面視がほぼ正方形状の各断熱層41の下
方には太陽電池13がそれぞれ配置されている。
【0033】5は太陽エネルギー変換装置Aの周囲に設
けられたステンレス鋼製フレームであり、フレーム5は
上方フレーム51と下方フレーム52とからなり、上方
フレーム51のフランジ511と下方フレーム52のフ
ランジ521とが結合され、上方フレーム51の抑止片
512が透明板3の上面を抑止し、下方フレーム52の
抑止片522が太陽熱集熱板2の裏面を抑止している。
【0034】尚、太陽エネルギー変換装置Aの縦辺の長
さは1000〜1200mm程度であり、横辺の長さは
1000mm程度であり、厚みは50〜100mm程度
である。
【0035】図1に示す本発明の太陽エネルギー変換装
置Aにおいては、透明板3と太陽電池モジュール1との
間に透明板3と太陽電池モジュール1との間の間隔を保
持する格子状のスペーサ4が設けられているので、透明
板3は格子状のスペーサ4により支持されているので、
透明板3の自重により下方の太陽電池モジュール1に局
所的に過大の荷重が加わる恐れはない。
【0036】又、透明板3と太陽電池モジュール1との
間に空気層からなる断熱層41が設けられているので、
透明板3から放熱することがなく、集熱性能が優れてい
る。ここで断熱層41を真空層とすると、断熱性能が飛
躍的に向上するので、集熱性能は一層優れたものとな
る。又、断熱層41を不活性ガス層とすると、空気層と
する場合よりも集熱性能が優れたものとなり、真空層と
する場合よりもコスト低減を図ることができる。
【0037】又、スペーサ4は弾性体(ブチルゴム)か
らなるものとすることにより、透明板3と太陽電池モジ
ュール1の間で断熱層41を封止する封止材として機能
し、断熱層41の気体を容易に封止できる。
【0038】図2は図1に示す本発明の太陽エネルギー
変換装置Aの使用態様を示す説明斜視図である。
【0039】図2に示すように、3台の太陽エネルギー
変換装置Aを建物の屋根の上に並設し、太陽エネルギー
変換装置Aの太陽熱集熱板2の熱媒流通管22同士を送
水管6に接続し、送水管6を建物横の蓄熱貯湯槽7に連
結する。
【0040】又、図2に示すように、3台の太陽エネル
ギー変換装置Aの下方に3台の太陽電池モジュール1a
を並設し、3台の太陽エネルギー変換装置Aの太陽電池
モジュール1と3台の太陽電池モジュール1aとを導電
線8により連結し、太陽電池モジュール1aの導電線8
を1本の導電線81に集約する。
【0041】図2に示すように、太陽エネルギー変換装
置Aの太陽熱集熱板2の熱媒流通管22同士を送水管6
に接続し、送水管6を建物横の蓄熱貯湯槽7に連結する
ことにより太陽エネルギー変換装置Aの太陽熱集熱板2
に集熱された太陽熱が熱媒流通管22内の水を加熱し、
蓄熱貯湯槽7に貯湯され、図示しないポンプにより循環
されることにより蓄熱貯湯槽7内の湯の温度は上昇す
る。
【0042】又、太陽エネルギー変換装置Aの太陽電池
モジュール1と3台の太陽電池モジュール1aとを導電
線8により連結し、太陽電池モジュール1aの導電線8
を1本の導電線81に集約することにより導電線81に
生じる電力を建物内の電気器具の電源に使用できる。
【0043】図3は本発明の太陽エネルギー変換装置の
他の一例の要部を示す斜視図である。図3に示す本発明
の太陽エネルギー変換装置Bにおいては、図1に示す太
陽エネルギー変換装置Aのように格子状のスペーサ4を
使用する代わりに平面視ほぼ正方形の小板状スペーサ4
aを使用したものである。即ち、図3に示す本発明の太
陽エネルギー変換装置Bにおいては、平面視ほぼ正方形
の小板状スペーサ4aを並設された各太陽電池13の角
部間に配設したものである。
【0044】図3に示す本発明の太陽エネルギー変換装
置Bにおいては、平面視ほぼ正方形の小板状スペーサ4
aが並設された各太陽電池13の角部間に配設されたも
のであるので、透明板3とスペーサ4aとの接触面積を
少なくすることができるので、太陽電池モジュール1や
太陽熱集熱板2から透明板3への熱伝達が少なくて済み
集熱効率の向上を図ることができる。
【0045】又、スペーサをアクリル樹脂等の透明な材
質から構成すると、スペーサの影が太陽電池モジュール
の表面に生じることがないので、発電性能を低減するこ
とがなくなる。
【0046】図4は本発明の太陽エネルギー変換装置の
更に他の一例の要部を示す斜視図である。図4に示す本
発明の太陽エネルギー変換装置Cにおいては、図1に示
す太陽エネルギー変換装置Aのように格子状のスペーサ
4を使用する代わりに平面視ほぼ四角枠状のスペーサ4
bを使用したものである。即ち、図4に示す本発明の太
陽エネルギー変換装置Cにおいては、透明板3の周縁部
と太陽電池モジュール1の周縁部との間で、太陽エネル
ギー変換装置Cの周囲に設けられるフレーム5に抑止さ
れる透明板3の外周部の下面側に四角枠状のスペーサ4
bを配設したものである。尚、図4において、23は太
陽熱集熱板2の裏面に設けられて熱媒流通管22を覆う
断熱材である。
【0047】図4に示す太陽エネルギー変換装置Cにあ
っても、透明板3と太陽電池モジュール1との間には空
気層あるいは不活性ガス層あるいは真空層等からなる光
透過性の断熱層41が形成され、スペーサ4bは弾性体
等からなり断熱層41のための封止材としても機能す
る。
【0048】図4に示す本発明の太陽エネルギー変換装
置Cにおいては、スペーサ4bの存在により、透明板3
の自重による撓みが太陽電池モジュール1の表面の透明
保護板11(透明体)に及ぶのを回避又は軽減できる。
このとき、たとえ、透明板3の撓みが太陽電池モジュー
ル1の表面の透明保護板11にある程度及ぶことがあっ
ても、この透明保護板11がガラス板の如くの剛性のあ
る物質から構成されているから、太陽電池モジュール1
の破損を確実に防止できる。又、スペーサ4bが太陽電
池モジュール1の集光領域を遮ることがなく、又透明板
3とスペーサ4bとの接触面積を少なくすることができ
るから、発電性能、集熱性能を向上できる。
【0049】図5は本発明の太陽エネルギー変換装置の
更に他の一例の要部を示す斜視図である。図5に示す本
発明の太陽エネルギー変換装置Dは、図4に示す太陽エ
ネルギー変換装置Cの変形例であって、四角枠状のスペ
ーサ4cは、弾性体(ブチルゴム)からなるものであ
り、透明板3の周縁部に設けられた断面コ字状のフレー
ム9と、太陽電池モジュール1及び太陽熱集熱板2の周
縁部に設けた断面コ字状のフレーム10との間に介装さ
れたものである。このようにすることで太陽電池モジュ
ール1の集光領域を広げることができ、発電性能、集熱
性能を向上できる。尚、図5において、23は太陽熱集
熱板2の裏面に設けられて熱媒流通管22を覆う断熱材
であることは図4と同様である。
【0050】フレーム9は、硬度40度〜90度のウレ
タンからなるものであり、透明板3の周縁部に射出成形
又はRIM成形で一体的に取り付けられ、その上面に2
対の山形の凸部9aが全周に亘って形成されている。
又、フレーム10は、硬度40度〜90度のウレタンか
らなるものであり、貼り合わされた太陽電池モジュール
1及び太陽集熱板2の周縁部に射出成形又はRIM成形
で一体的に取り付けられ、その上面及び下面にそれぞれ
2対の山形の凸部10aが全周に亘って形成されてい
る。
【0051】このスペーサ4cはフレーム9、10とと
もに端部封止材として機能し、断熱層41の気体を容易
に封止している。又、フレーム9の上面の凸部9aとフ
レーム10の下面の凸部10aとは、取付枠部材で外側
から締めつけて建物の屋根面に固定する際、むらなく力
が加わって確実に固定されるものであり、フレーム10
の上面の凸部10aは、スペーサ4cに食い込んで密封
状態で固定されるものである。また、断熱層41の厚み
を大きくしたい場合には、スペーサ4cをアルミ等の金
属フレームとするのが好ましい。こうすることにより、
高熱によるスペーサの変形の虞がなく、透明板3の撓み
を防止することができる。なお、金属フレームと、フレ
ーム9、10との接合は、ブチルゴム等の接着材を用い
る。
【0052】尚、太陽エネルギー変換装置A〜Dにおい
て、太陽電池モジュール1と太陽熱集熱板2は、例え
ば、断熱層付の2重ガラス(保護板11)、EVAシー
ト(接着剤層12)、太陽電池セル(太陽電池13)、
EVAシート(接着剤層14)、太陽熱集熱板2を積層
して、それを加圧・加熱することにより、それらEVA
シートを溶融させて、それらを一体化することにて製造
される。
【0053】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0054】太陽電池の平面視形状は図示の実施の形態
のように、正方形とする代わりに矩形でもよく、円形で
もよく、その他の三角形や他の多角形でもよい。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の太陽エネルギー
変換装置においては、透明板はスペーサにより支持され
ているので、透明板の自重により下方の太陽電池モジュ
ールに局所的に過大の荷重が加わる恐れはない。
【0056】又、透明板と太陽電池モジュールとの間に
空気層からなる断熱層が設けられているので、透明板か
ら放熱することがなく、集熱性能が優れている。又、透
明板と太陽電池モジュールとの間に光透過性の断熱層が
設けられているので、透明板から放熱することがなく、
集熱性能が優れている。
【0057】又、請求項2記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、透明板とスペーサとの接触面積
を少なくすることができるので、太陽電池モジュールや
太陽熱集熱板から透明板への熱伝達が少なくて済み、集
熱効率の向上を図ることができる。
【0058】又、請求項3記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、透明板の周縁部と太陽電池モジ
ュールの周縁部との間に枠状スペーサを設けたので、ス
ペーサが太陽電池モジュールの集光領域を遮ることがな
く、又透明板とスペーサとの接触面積を少なくすること
ができるから、発電性能、集熱性能の向上を図ることが
できる。
【0059】又、請求項4記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、枠状スペーサが透明板の周縁部
に設けられたフレームと太陽電池モジュール及び太陽熱
集熱板の周縁部に設けられたフレームとの間に介装され
ているので、枠状スペーサが両フレームとともに端部封
止材として機能し、密閉容器に収納しなくとも透明板と
太陽電池モジュールとの間に光透過性の断熱層が形成さ
れ、透明板から放熱することがなく、発電性能、集熱性
能の向上を図ることができる。
【0060】又、請求項5記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、断熱層が空気層あるいは不活性
ガス層あるいは真空層であるので、断熱性能が優れ、太
陽電池モジュールや太陽熱集熱板から透明板への熱伝達
が少なくて済み、集熱効率の向上を図ることができる。
【0061】又、請求項6記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、スペーサが弾性体であるので、
断熱層の気体を容易に封止できる。
【0062】又、請求項7記載の本発明の太陽エネルギ
ー変換装置においては、スペーサが透明体であるので、
太陽光の透過を遮断しないので、太陽電池モジュールの
発電効率の向上を図ることができると共に太陽熱集熱板
における太陽熱集熱効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽エネルギー変換装置の一例を示す
一部切欠斜視図である。
【図2】図1に示す太陽エネルギー変換装置の使用態様
を示す説明斜視図である。
【図3】本発明の太陽エネルギー変換装置の他の一例の
要部を示す斜視図である。
【図4】本発明の太陽エネルギー変換装置の更に他の一
例の要部を示す斜視図である。
【図5】本発明の太陽エネルギー変換装置の更に他の一
例の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 11 保護板(透明体) 12 接着剤層 13 太陽電池 14 接着剤層 15 接着剤層 2 太陽熱集熱板 3 透明板 4、4a、4b、4c スペーサ 41 断熱層 5 フレーム 6 送水管 7 蓄熱貯湯槽 9、10 フレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松崎 純一 大阪市北区西天満2−4−4 積水化学工 業株式会社内 (72)発明者 井上 将男 大阪市北区西天満2−4−4 積水化学工 業株式会社内 Fターム(参考) 2E108 KK01 LL01 MM00 NN02 NN07 5F051 BA03 EA01 EA20 JA02 JA03 JA04 JA09 JA18

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明板の下方に太陽電池モジュールが設
    けられ、太陽電池モジュールの裏面に太陽熱集熱板が設
    けられた太陽エネルギー変換装置であって、透明板と太
    陽電池モジュールとの間の複数箇所に透明板と太陽電池
    モジュールとの間の間隔を保持するスペーサが設けら
    れ、透明板と太陽電池モジュールとの間に光透過性の断
    熱層が設けられていることを特徴とする太陽エネルギー
    変換装置。
  2. 【請求項2】 太陽電池モジュールに複数個の方形の太
    陽電池が並設され、各太陽電池の角部間にスペーサが設
    けられていることを特徴とする請求項1記載の太陽エネ
    ルギー変換装置。
  3. 【請求項3】 透明板の下方に太陽電池モジュールが設
    けられ、太陽電池モジュールの裏面に太陽熱集熱板が設
    けられた太陽エネルギー変換装置であって、透明板の周
    縁部と太陽電池モジュールの周縁部との間に枠状スペー
    サが設けられ、透明板と太陽電池モジュールとの間に光
    透過性の断熱層が設けられていることを特徴とする太陽
    エネルギー変換装置。
  4. 【請求項4】 枠状スペーサが透明板の周縁部に設けら
    れたフレームと太陽電池モジュール及び太陽熱集熱板の
    周縁部に設けられたフレームとの間に介装されているこ
    とを特徴とする請求項3記載の太陽熱エネルギー変換装
    置。
  5. 【請求項5】 断熱層が空気層あるいは不活性ガス層あ
    るいは真空層であることを特徴とする請求項1、2、3
    又は4記載の太陽エネルギー変換装置。
  6. 【請求項6】 スペーサが弾性体であることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4又は5記載の太陽エネルギー変
    換装置。
  7. 【請求項7】 スペーサが透明体であることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5又は6記載の太陽エネルギ
    ー変換装置。
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