JP2000355866A - 複合長繊維不織布及びそれを用いた吸収性物品 - Google Patents

複合長繊維不織布及びそれを用いた吸収性物品

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JP2000355866A
JP2000355866A JP11368886A JP36888699A JP2000355866A JP 2000355866 A JP2000355866 A JP 2000355866A JP 11368886 A JP11368886 A JP 11368886A JP 36888699 A JP36888699 A JP 36888699A JP 2000355866 A JP2000355866 A JP 2000355866A
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Hisakatsu Fujiwara
寿克 藤原
Junji Iwata
淳治 岩田
Shingo Horiuchi
真吾 堀内
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風合いが柔らかな熱エンボス圧着されたスパ
ンボンド長繊維不織布を得ること。 【解決手段】 熱エンボス圧着された複合長繊維不織布
であって、該不織布は融点の異なる二成分の熱可塑性樹
脂からなり、低融点成分と高融点成分との融点差が10
℃以上であり、且つ該低融点成分樹脂が繊維表面の少な
くとも一部を形成する複合長繊維からなり、且つ毛羽を
有する熱エンボス圧着部が存在し、それらが分散してい
ることを特徴とする複合長繊維不織布による。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合長繊維からなる
不織布、及びそれを用いた衛生材料、液体吸収性物品等
に関する。更に詳しくは鞘芯型等の複合長繊維ウエブが
熱エンボス圧着され、且つミクロな毛羽を有するエンボ
ス部が多数存在し、風合が一層ソフトな不織布、及び該
不織布を用いた衛生材料、液体吸収性物品等に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆるスパンボンド不織布に代表され
る長繊維不織布は、吸収性物品、ワイパー等様々な分野
に使用されている。スパンボンド不織布は生産性が高
く、得られた不織布も風合が比較的柔らかである等の優
れた点がある。しかしこの不織布は単一繊度の長繊維が
使用されており、しかもフラットロールや、熱エンボス
圧着ロール等により熱圧着されたものである。そして、
本質的にミクロフィブリル状の毛羽が存在しない。従っ
て、風合を更によい不織布とするにはそのままの繊維で
は限界がある。カード法不織布やエアレイ法不織布等の
短繊維不織布は大繊度繊維と小繊度繊維の混合を比較的
容易に行なうことが可能であり、その様にして風合をコ
ントロールすることができる。
【0003】しかし、スパンボンド不織布は、異繊度繊
維の混合ウエブを紡糸するには大繊度紡糸用装置と、小
繊度紡糸用の装置が必要であったり、或いは同じ紡糸機
で、特殊な紡糸孔の孔径等が違う口金を用いたりする必
要がある。一方、スパンボンド不織布は小繊度化には限
度があり、従って、毛羽状の繊維を混在させることが困
難であった。
【0004】特公昭60−11148号公報、特開平1
0−37058号公報にスパンボンド不織布とメルトブ
ロー極細繊維不織布が積層され、熱エンボス圧着、或い
は熱フラットロール圧着された積層不織布が開示されて
いる。該不織布は、スパンボンド装置以外にメルトブロ
ー装置が必要である。
【0005】特開平7−268761号公報に原着スパ
ンボンド長繊維不織布にカード法短繊維ウエブを積層
し、ニードルパンチし、表面に短繊維が起毛した不織布
が開示されている。該不織布は自動車の内装材やインテ
リヤ分野に使用されるとしているが短繊維のカードや積
層ウエブのニードルパンチ等の特別な処理が必要である
が、短繊維カード法ウエブは、繊維径が1〜10μmの
細繊度繊維では不可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術にあって
は、ミクロフィブリル状の毛羽がないので、風合のソフ
トさには自ずと限界があった。従って、風合いを改善す
るためには長繊維不織布の製造に特殊な他の新たな装置
の導入が必要であったり、その様な装置を導入しても生
産性が劣る等の問題点があった。そして、熱エンボス圧
着部にミクロフィブリル状の毛羽を有する複合長繊維不
織布を用いた、風合が極めて良い液体吸収性物品等につ
いては未だ開示されていない。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を有
する。 (1)熱エンボス圧着された複合長繊維不織布であっ
て、該不織布は融点の異なる二成分の熱可塑性樹脂から
なり、低融点成分と高融点成分との融点差が10℃以上
であり、且つ該低融点成分樹脂が繊維表面の少なくとも
一部を形成する複合長繊維からなり、且つ毛羽を有する
熱エンボス圧着部が存在し、それらが分散していること
を特徴とする複合長繊維不織布。 (2)毛羽の繊維径が熱融着性複合長繊維の繊維径の1
/2以下である(1)項に記載の複合長繊維不織布。 (3)不織布の目付が5〜100g/m2で総熱エンボ
ス圧着面積が5〜20%である(1)若しくは(2)項
に記載の不織布。 (4)複合長繊維の単糸繊度が0.1〜10デシテック
スである(1)〜(3)項の何れかに記載の不織布。 (5)複合長繊維が鞘芯形、並列形、多分割形の何れか
である(1)〜(4)項の何れかに記載の不織布。 (6)複合長繊維がポリオレフィン系樹脂からなる複合
長繊維である(1)〜(5)項の何れかに記載の不織
布。 (7)複合長繊維がポリオレフィン系樹脂とポリエチレ
ンテレフタレート樹脂からなる複合繊維である(1)〜
(5)項の何れかに記載の不織布。 (8)複合長繊維が低融点ポリエステル樹脂とポリエチ
レンテレフタレート樹脂からなる複合繊維である(1)
〜(5)項の何れかに記載の不織布。 (9)ポリオレフィン系複合長繊維が、線状低密度ポリ
エチレンとポリプロピレンの複合繊維である(6)項に
記載の不織布。 (10)ポリオレフィン系複合長繊維が、線状低密度ポリ
エチレン/プロピレンと他のアルフア−オレフィン(エ
チレンを含む)との共重合体の複合繊維である(6)項
に記載の不織布。 (11)毛羽を有する熱エンボス圧着部が総熱エンボス圧
着部のうちの5%以上である(1)〜(10)項の何れか
に記載の不織布。 (12)(1)〜(11)項の何れかに記載の不織布が用い
られたワイパー。 (13)(1)〜(11)項の何れかに記載の不織布が用い
られた衛生材料。 (14)(1)〜(11)項の何れかに記載の不織布が用い
られた吸収性物品。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の不織布は二成分からなる
複合長繊維が熱エンボス圧着され、且つミクロフィブリ
ル状の毛羽を有する熱エンボス圧着部が多数その不織布
に分散して存在し、該多数の毛羽により、柔らかな風合
を有する不織布である。即ち風合を硬くする熱エンボス
圧着部に、複合繊維の低融点成分の溶融剥離や低融点成
分の糸引き現象等により発生する多数のミクロフィブリ
ル状の毛羽により、熱エンボス圧着部が毛羽で隠された
ような状態になり、風合が柔らかな不織布になると考え
られる。又他の表現をすれば、長繊維と該長繊維の繊維
径より遙かに細いミクロフィブリル繊維が混合されたよ
うな、不織布であると言うことも出来る。
【0009】又本発明の衛生材料やワイパー或いは吸収
性物品等は上述した特徴を有する不織布を用いたもので
ある。本発明で複合長繊維不織布は、複合スパンボンド
不織布、複合メルトブロー不織布、複合繊維のトウ開繊
法不織布等、その製法は限定されないが、複合スパンボ
ンド不織布が特に好ましい。
【0010】本発明の不織布に使用される複合長繊維を
構成する高融点成分、低融点成分の各成分は後述する熱
可塑性樹脂からなり、単一樹脂、若しくは2種以上の樹
脂の混合物であっても良い。混合物の場合にはその成分
の融点とは、示差走査型熱量計(DSC)で測定した時
に観察される融点ピークのうちの最大のものを言う。こ
の様にして測定した低融点成分の融点と高融点成分のそ
れとの差が10℃以上であることが必要である。
【0011】本発明で使用される熱可塑性樹脂として、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ−1−ブテン、ポリ−4−メチルペンテン−1、プ
ロピレンを主成分とする他のアルフア−オレフィンとの
共重合体、メタロセン触媒で重合されたポリエチレン、
メタロセン触媒で重合されたポリプロピレン等のポリオ
レフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ケン化ポリ
酢酸ビニル、ナイロン−6、ナイロン−6,6、ナイロ
ン−12等のポリアミド、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、低融点ポリエステル
{ポリ(エチレンテレフタレート−co−エチレンイソ
フタレート)}等が挙げられる。更に上記熱可塑性樹脂
の混合物を挙げることが出来る。
【0012】本発明に適した複合長繊維は、前記の熱可
塑性樹脂を用い、複合スパンボンド法等で低融点樹脂が
繊維表面の少なくとも一部を形成するように複合紡糸し
た繊維である。例えば鞘芯形、並列形、偏心鞘芯形、多
分割型等何れも使用可能である。多分割形の場合、分割
前の繊維断面形状が略円形であるもの、繊維が略長方形
等のような異形であるもの、中空であるもの等何れであ
っても良い。
【0013】低融点熱可塑性樹脂と高融点熱可塑性樹脂
の組合せとして、線状低密度ポリエチレン/ポリプロピ
レン、線状低密度ポリエチレン/プロピレン−エチレン
共重合体、線状低密度ポリエチレン/プロピレン−エチ
レン−ブテン−1三元共重合体、高密度ポリエチレン/
ポリプロピレン、プロピレン−エチレン−ブテン−1三
元共重合体/ポリプロピレン、線状低密度ポリエチレン
/ポリエチレンテレフタレート、高密度ポリエチレン/
ポリエチレンテレフタレート、ポリ(エチレンテレフタ
レート−co−エチレンイソフタレート)/ポリエチレ
ンテレフタレート等を例示出来る。
【0014】本発明の不織布に用いられる複合長繊維の
単糸繊度は限定されないが、0.1〜10デシテックス
の繊維が好ましく使用出来る。この単糸繊度は不織布の
用途により好ましい値が異なるが、風合のソフトさが特
に要求されるような分野、例えば紙おむつの表面材、傷
当て材、ハツプ材、包帯等に用いる場合0.1〜4デシ
テックスの繊維が好ましく用いられる。複合長繊維の単
糸繊度が0.1デシテックス未満の場合、不織布強度が
低下するのでその用途が限定される。複合スパンボンド
法の場合、高速紡糸する必要があり、繊度の小さい繊維
を製造する場合には紡糸吐出量を低下させる必要がある
ため経済的でない。単糸繊度が10デシテックスを越え
る場合、風合が硬くなる傾向にあるのでその用途が限定
される。
【0015】本発明の複合長繊維不織布はその目付は特
に限定されないが不織布の均一性や風合等の観点から、
5〜100g/m2が好ましく用いられる。目付が5g
/m2未満であると不織布強度が低くなる傾向に有り、
均一な不織布を安定して製造することが難しくなる。目
付が100g/m2を越えると不織布を熱エンボス圧着
加工する際に、エンボス部以外に不織布表面が熱融着し
たりするのでミクロフィブリル状毛羽による風合ソフト
さへの寄与効果が減少する。
【0016】本発明の複合長繊維不織布は、複合紡糸
機、ウエブ捕集コンベア、エンボスロール等を備えた、
複合スパンボンド装置で製造することができる。前記鞘
芯型複合スパンボンド装置の場合、それぞれの押出機か
ら鞘成分と芯成分のそれぞれの熱可塑性樹脂を複合紡糸
し、エジェクターにより高速エアーで引きとって、細繊
度化された多数の複合長繊維をネットコンベアー等のウ
エブ捕集装置に集積しウエブとする。このウエブをエン
ボスロールとフラットロールからなる熱エンボス圧着装
置に導入し、加熱及び加圧処理を施すことにより、エン
ボスロールの凸部に対応したウエブが熱圧着され、不織
布が形成される。この熱圧着条件はエンボスロール温度
が、複合繊維の低融点成分樹脂の軟化点以上、高融点成
分樹脂の融点以下の条件とする。又フラットロール温度
も上記範囲である。エンボスロール温度が低融点樹脂の
融点より高すぎる場合、不織布に穴が発生したり、粘着
によるエンボスロール巻き付き等が発生するので好まし
くない。該熱圧着処理を施す場合の圧力は10〜120
N/mm、好ましくは20〜100N/mmである。圧力が
10N/mm未満ではエンボス部の熱圧着の形成が不十分
となる傾向があり、120N/mmを越えるとエンボス凸
部に対応した不織布に穴が開く等の不都合が起きる場合
がある。
【0017】本発明の不織布において全熱圧着面積は5
〜20%である。熱エンボス圧着部一個の面積は0.0
3〜16mm2である。全熱圧着面積が5%未満の場合、
不織布強度が低下し、しかも発生する毛羽が少なくなる
ので風合が向上し難い。20%を越えると不織布強度は
高くなるが、風合が硬くなる傾向にある。熱エンボス圧
着部一個の面積は上述した範囲で毛羽が発生し、且つそ
の発生した毛羽が分散するためには好ましい範囲であ
る。前記不織布の全熱圧着面積や、エンボス圧着部一個
の面積等は用いたエンボスロールの全凸部面積や、凸部
一個の面積等にほぼ等しいと見なすことが出来る。エン
ボスロールの凸部の形状は様々な形状に彫刻された物が
使用出来る。例えば凸部先端面の平面形状が、円形、楕
円形、正方形、長方形、平行四辺形、菱形、三角形、六
角形、等様々な形状の物が使用できる。中でも凸部先端
面の側面形状がフラットな物が好ましく使用出来る。要
するに本発明では、毛羽を有するエンボス部が不織布の
表面及び又は裏面に多数存在すれば良い。
【0018】毛羽の状態について図1〜図2で説明す
る。図1は熱エンボス圧着不織布の毛羽を説明するため
の拡大模式図である。図2はエンボス部に発生した毛羽
と繊維の直径との関係を説明するための拡大模式図であ
る。各図において、不織布1は、複合長繊維2が熱エン
ボス圧着され、多数のエンボス圧着部3を形成してい
る。該エンボス圧着部3は不織布中に毛羽のないエンボ
ス圧着部と毛羽4を有するエンボス圧着部が混在してい
る。本発明では、毛羽とは、エンボス圧着部3に発生し
たミクロフィブリル状の極細繊維で、複合長繊維2の繊
維径(D)より、毛羽の直径(M)が小さいものを言
う。ここで複合長繊維2の直径(D)は平均直径であ
り、毛羽4の直径(M)は平均直径である。この毛羽は
その長さが、複合長繊維の直径(D)より長いもの、短
いもの等その長短は限定されない。この毛羽はその先端
部が細くエンボス基部が太い毛羽等様々である。本発明
不織布ではこの毛羽は不織布の両面にあってもよいが、
表面又は裏面何れか一方に存在すればよい。
【0019】本発明不織布では、このような毛羽は不織
布のエンボス圧着部全てに存在する必要はなく、総熱エ
ンボス圧着部のうち毛羽を有する熱エンボス圧着部が2
%以上あればよい。好ましくは毛羽を有する熱エンボス
圧着部が2〜4%あればよい。更に好ましくは5%以上
である。即ち不織布中に毛羽のない熱エンボス圧着部
と、毛羽のある熱エンボス圧着部が混在していればよ
い。毛羽を有する熱エンボス圧着部が2%未満の場合、
毛羽が無い物に較べ、風合のソフトさは幾分良くなるが
充分ではない。
【0020】このような毛羽の発生は、熱エンボス圧着
処理時に、エンボスロールの凸部とフラットロールの接
点で、複合長繊維の低融点樹脂が糸引きされたような、
一種のエンボス部での溶融細繊度化が起きているものと
考えられる。具体的には、熱エンボス圧着処理時に複合
繊維の鞘成分が溶融流動しながら剥離し且つ糸引きされ
細繊度化したものである。この毛羽は、複合繊維が鞘芯
型や並列型等の場合、その鞘成分等の低融点樹脂が主に
毛羽状になるが、もう一方の成分である芯成分等の高融
点樹脂も該低融点樹脂と混在し、毛羽状になっていても
良い。本発明では要するに不織布中に毛羽が存在すれば
良いのである。本発明の不織布は不織布の風合が一層ソ
フトな物である。又ソフトさの判定は後記人間の手触り
による物である。
【0021】本発明の衛生材料とは、具体的には包帯、
マスク、使い捨て下着などを言う。本発明の特徴である
ソフトな風合いを利用した用途である。また本発明の吸
収性物品は、本発明の不織布が紙おむつ等の液体吸収性
物品を構成する材料として用いられたものである。例え
ば液体通過性の表面材、液体を吸収し保存する液体吸収
材、液体の漏れを防ぐ裏面に用いる防漏材等を備えた紙
おむつを例にとると、その表面材、サイドギヤザー部、
ウエストギャザー部等に用いた物が例示できる。熱可塑
性樹脂フイルムと該不織布を積層し、その不織布側を外
側とした前記紙おむつ等が例示できる。液吸収性物品と
して、生理用ナプキン、傷当て材、ハツプ材等、に前記
不織布が用いられたものが例示できる。
【0022】又、本発明のワイパーは風合いがソフトな
不織布を用いるためワイピイングする対象物を傷付ける
ことはない。このワイパーは各種の平滑剤や界面活性剤
等が付着されたものであってもよい。その様な添加剤と
して、例えば合成繊維や天然繊維に使用可能なシリコー
ン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、高分子系界面活
性剤、天然物を原料とした界面活性剤、その他繊維処理
剤等を挙げることができる。これらの添加剤を不織布を
構成する繊維に付着させることにより不織布に平滑性あ
るいは光沢を付与することができ、または他の物体の汚
れを拭い取る効果をその不織布に与える場合もある。
【0023】
【実施例】以下実施例で本発明を更に詳細に説明する。
なお各例において、不織布の物性、風合等の測定は下記
の通りとした。 不織布強力:それぞれ採取する試験片の長手方向が不織
布の縦方向(MD)及び横方向(CD)となるようにそ
れぞれ5cm×15cmの試験片を各5枚ずつ採取し、つか
み間隔10cm、引張速度10cm/分の条件で破断強力
(cN/5cm)を求めた。5枚の平均値をそのサンプル
の値とした。 風合い:25cm×25cmの試料を5人が手触りで評価し
た。3人以上風合いがソフトであると判定した場合、風
合い「良」、3人以上風合いがソフトではないと判定し
た場合、風合い「不良」とした。
【0024】毛羽の評価及び判定:走査型電子顕微鏡を
用い、不織布の熱エンボス圧着部近傍の写真撮影をし
た。熱エンボス熱圧着部100箇所について毛羽の有無
や毛羽の状態を測定した。熱エンボス圧着部に複合繊維
の繊維径より小さい毛羽が1本以上ある場合、該熱エン
ボス圧着部に毛羽有りと判定した。熱エンボス圧着部に
毛羽が無い場合無しと判定した。このようにして熱エン
ボス圧着部100箇所について毛羽の有無を測定した。
なおエンボスロール側50箇所、フラットロール側50
箇所、合計100箇所について測定した。不織布に存在
する熱エンボス圧着部100箇所のうち、毛羽を有する
熱エンボス圧着部が5箇所(5%)以上ある場合毛羽
「優」と判定し、4〜2箇所(4〜2%)の場合「良」
と判定し、1〜0箇所(1〜0%)の場合「不良」と判
定した。
【0025】実施例1 ポリオレフィン系鞘芯型複合スパンボンド法複合長繊維
の熱エンボス圧着不織布を製造した。複合紡糸機、高速
気流牽引装置、ネットコンベアー型捕集装置、エンボス
ロール及びフラットロールからなるエンボス圧着装置等
を備えた複合スパンボンド不織布製造装置を用いた。エ
ンボスロールの凸部は菱形であった。紡糸口金は孔径
0.4mmの鞘芯型複合紡糸口金であった。
【0026】融点122℃、MI21(190℃、g/
10分)の線状低密度ポリエチレンを鞘成分とし、融点
136℃、MFR40(230℃、g/10分)のプロ
ピレン−エチレン二元共重合体を芯成分とし、複合比5
0/50(重量比)の鞘芯型複合長繊維を紡糸した。紡
糸温度は鞘側が285℃、芯側が300℃で、紡糸され
た未延伸糸を高速気流牽引装置で速度2381m/分で
牽引し、繊維をエアーと共にネットコンベアー上に吹き
付けた。吹き付けたエアーはネットコンベアー下部に備
えた高速気流吸引除去装置で吸引除去した。得られた長
繊維ウエブは単糸繊度2.1デシテックスであった。
【0027】捕集されたウエブを凸部の総面積13%の
エンボスロールとフラットロールからなる装置で熱エン
ボス圧着処理し、不織布を得た。圧着条件は、エンボス
ロール温度128℃/平滑ロール温度137℃、線圧9
0N/mmであった。
【0028】この不織布は目付22g/m2、縦方向強
力2932cN/5cm、横方向強力2030cN/5cm
であった。又この不織布は、ミクロフィブリル状の毛羽
がほとんどない熱エンボス圧着部と、繊維径が複合繊維
の繊維径より小であるミクロフィブリル状の毛羽が多数
発生した熱エンボス圧着部が分散して存在していた。該
毛羽は繊維径1〜5μmのものが多く認められた。この
不織布の毛羽の評価は「優」と判定された。又風合いは
一層柔らかく「良」であった。
【0029】実施例2 前記実施例1と同様の製法で、ポリオレフィン系鞘芯型
複合スパンボンド長繊維不織布を製造した。使用した装
置は前記実施例1に同じ装置であった。但しエンボスロ
ールは凸部の総面積が14%で、凸部が菱形のものを用
いた。
【0030】融点132℃、MI26(190℃、g/
10分)の高密度ポリエチレンを鞘成分とし、融点13
8℃、MFR32(230℃、g/10分)のプロピレ
ン−エチレン−ブテン−1三元共重合体を芯成分とし、
複合比50/50(重量比)の鞘芯型複合長繊維を紡糸
した。紡糸温度は鞘側が250℃、芯側が295℃で、
紡糸された未延伸糸を高速気流牽引装置で速度1667
m/分で牽引し、繊維をエアーと共にネットコンベアー
上に吹き付けた。吹き付けたエアーはネットコンベアー
下部備えた高速気流吸引除去装置で吸引除去した。得ら
れた長繊維ウエブは単糸繊度3.0デシテックスであっ
た。
【0031】捕集されたウエブを凸部の総面積14%の
エンボスロールとフラットロールからなる装置で熱エン
ボス圧着処理し、不織布を得た。圧着条件は、エンボス
ロール温度133℃/フラットロール温度139℃、線
圧85N/mmであった。
【0032】この不織布は目付23g/m2、縦方向強
力2089cN/5cm、横方向強力1294cN/5cm
であった。又この不織布は、ミクロフィブリル状の毛羽
がほとんどない熱エンボス圧着部と、繊維径が複合繊維
の繊維径より小であるミクロフィブリル状の毛羽が多数
発生した熱エンボス圧着部が分散して存在していた。該
毛羽は繊維径1〜6μmのものが多く認められた。この
不織布の毛羽の評価は「良」と判定された。風合いは一
層柔らかく「良」であった。
【0033】実施例3 前記実施例1と同様の製法で、ポリオレフィン/ポリエ
ステル系鞘芯型複合スパンボンド長繊維不織布を製造し
た。使用した装置は前記実施例1に同じ装置であった。
エンボスロールも前記実施例1に同じものを使用した。
【0034】融点122℃、MI21(190℃、g/
10分)の線状低密度ポリエチレンを鞘成分とし、融点
258℃のポリエチレンテレフタレートを芯成分とし、
複合比40/60(重量比)の鞘芯型複合長繊維を紡糸
した。紡糸温度は鞘側が250℃、芯側が300℃で、
紡糸された未延伸糸を高速気流牽引装置で速度2500
m/分で牽引し、繊維をエアーと共にネットコンベアー
上に吹き付けた。吹き付けたエアーはネットコンベアー
下部備えた高速気流吸引除去装置で吸引除去した。得ら
れた長繊維ウエブは単糸繊度2.0デシテックスであっ
た。
【0035】捕集されたウエブを凸部の総面積13%の
エンボスロールとフラットロールからなる装置で熱エン
ボス圧着処理し、不織布を得た。圧着条件は、エンボス
ロール温度114℃/フラットロール温度128℃、線
圧92N/mmであった。
【0036】この不織布は目付20g/m2、縦方向強
力1383cN/5cm、横方向強力926cN/5cmで
あった。この不織布は、ミクロフィブリル状の毛羽がほ
とんどないエンボス圧着部と、繊維径が複合繊維の繊維
径より小であるミクロフィブリル状の毛羽が多数発生し
たエンボス圧着部が分散して存在していた。該毛羽は繊
維径1〜5μmのものが多く認められた。この不織布の
毛羽評価は「優」と判定された。風合いは一層柔らかく
「良」であった。
【0037】実施例4 前記実施例1と同様の製法で、ポリオレフィン系鞘芯型
複合スパンボンド長繊維不織布を製造した。使用した装
置は前記実施例1と同じ装置であった。又エンボスロー
ルも前記実施例1と同じものを使用した。
【0038】融点125℃、MI28(190℃、g/
10分)の線状低密度ポリエチレンを鞘成分とし、融点
162℃、MFR84(230℃、g/10分)のポリ
プロピレンを芯成分とし、複合比50/50(重量比)
の鞘芯型複合長繊維を紡糸した。紡糸温度は鞘側が24
0℃、芯側が290℃で、紡糸された未延伸糸を高速気
流牽引装置により速度2632m/分で牽引し、繊維を
エアーと共にネットコンベアー上に吹き付けた。吹き付
けたエアーはネットコンベアー下部備えた高速気流吸引
除去装置で吸引除去した。得られた長繊維ウエブは単糸
繊度1.9デシテックスであった。
【0039】捕集されたウエブを凸部の総面積13%の
エンボスロールとフラットロールからなる装置で熱エン
ボス圧着処理し、不織布を得た。圧着条件は、エンボス
ロール温度115℃/フラットロール温度120℃、線
圧88N/mmであった。
【0040】この不織布は目付22g/m2、縦方向強
力2717cN/5cm、横方向強力1844cN/5cm
であった。この不織布は、ミクロフィブリル状の毛羽が
ほとんどない熱エンボス圧着部と、繊維径が複合繊維の
繊維径より小であるミクロフィブリル状の毛羽が多数発
生した熱エンボス圧着部が分散して存在していた。該毛
羽は繊維径1〜5μmのものが多く認められた。この不
織布の毛羽評価は「優」と判定された。その風合いは一
層柔らかく「良」であった。
【0041】実施例5 前記実施例1と同様の製法で、ポリオレフィン系並列型
複合スパンボンド長繊維不織布を製造した。使用した装
置は前記実施例1に同じ装置であった。エンボスロール
も前記実施例1に同じものを使用した。但し複合紡糸口
金は孔径0.4mmの並列型紡糸口金であった。
【0042】融点122、MI21(190℃、g/1
0分)の線状低密度ポリエチレンを第一成分とし、融点
161℃、MFR69(230℃、g/10分)のポリ
プロピレンを第二成分とし、複合比50/50(重量
比)の並列型複合長繊維を紡糸した。紡糸温度は第一成
分側が245℃、第二成分側が270℃で、紡糸された
未延伸糸を高速気流牽引装置で速度2174m/分で牽
引し、繊維をエアーと共にネットコンベアー上に吹き付
けた。吹き付けたエアーはネットコンベアー下部に備え
た高速気流吸引除去装置で吸引除去した。得られた長繊
維ウエブは単糸繊度2.3デシテックスであった。
【0043】捕集されたウエブを凸部の総面積13%の
エンボスロールとフラットロールからなる装置で熱エン
ボス圧着処理し、不織布を得た。圧着条件は、エンボス
ロール温度109℃/フラットロール温度122℃、線
圧98N/mmであった。
【0044】この不織布は目付23g/m2、縦方向強
力2207cN/5cm、横方向強力1412cN/5cm
であった。この不織布は、ミクロフィブリル状の毛羽が
ほとんどない熱エンボス圧着部と、繊維径が複合繊維の
繊維径より小であるミクロフィブリル状の毛羽が多数発
生した熱エンボス圧着部が分散して存在していた。該毛
羽は繊維径1〜5μmのものが多く認められた。この不
織布の毛羽評価は「優」と判定された。風合いは柔らか
く「良」であった。
【0045】比較例1 前記実施例1と同様の製法で、ポリオレフィン系レギュ
ラースパンボンド長繊維不織布を製造した。使用した装
置は前記実施例1に同じ装置であった。エンボスロール
も前記実施例1に同じものを使用した。但し紡糸口金は
孔径0.4mmのレギュラー繊維用の口金であった。
【0046】融点162℃、MFR35(230℃、g
/10分)のポリプロピレンを用いレギュラー長繊維を
紡糸した。紡糸温度は285℃で、紡糸された未延伸糸
を高速気流牽引装置で速度2174m/分の速度で牽引
し、繊維をエアーと共にネットコンベアー上に吹き付け
た。吹き付けたエアーはネットコンベアー下部に備えた
高速気流吸引除去装置で吸引除去した。得られたレギュ
ラー長繊維ウエブは単糸繊度2.3デシテックスであっ
た。
【0047】捕集されたウエブを凸部の総面積13%の
エンボスロールと平坦ロールからなる装置で熱エンボス
圧着処理し、不織布を得た。圧着条件は、エンボスロー
ル温度148℃/フラットロール温度152℃、線圧9
1N/mmであった。
【0048】この不織布は目付22g/m2、縦方向強
力1814cN/5cm、横方向強力951cN/5cmで
あった。この不織布は、ミクロフィブリル状の毛羽がほ
とんどない熱エンボス圧着部が分散して存在していた。
この不織布の毛羽評価は「不良」と判定された。風合い
は硬く「不良」と判定された。
【0049】比較例2 前記実施例1と同様の製法で、ポリオレフィン系レギュ
ラースパンボンド長繊維不織布を製造した。使用した装
置は前記実施例1に同じ装置であった。但し紡糸口金は
孔径0.4mmのレギュラー繊維用の口金を使用し、エン
ボスロールは凸部の総面積が14%であり、その凸部は
円形のものを使用した。
【0050】融点163℃、MFR31(230℃、g
/10分)のポリプロピレンを用いレギュラー長繊維を
紡糸した。紡糸温度は305℃で、紡糸された未延伸糸
を高速気流牽引装置で速度1667m/分の速度で牽引
し、繊維をエアーと共にネットコンベアー上に吹き付け
た。吹き付けたエアーは、ネットコンベアー下部に備え
た高速気流吸引除去装置で吸引除去した。得られたレギ
ュラー長繊維ウエブは単糸繊度3.0デシテックスであ
った。
【0051】捕集されたウエブを凸部の総面積14%の
エンボスロールとフラットロールからなる装置で熱エン
ボス圧着処理し、不織布を得た。圧着条件は、エンボス
ロール温度152℃/フラットロール温度152℃、線
圧75N/mmであった。
【0052】この不織布は目付25g/m2、縦方向強
力3001cN/5cm、横方向強力1677cN/5cm
であった。又この不織布は、ミクロフィブリル状の毛羽
がほとんどない熱エンボス圧着部が分散して存在してい
た。この不織布の毛羽評価は「不良」と判定された。風
合いは硬く「不良」と判定された。
【0053】実施例6及び比較例3 市販の紙おむつを用い、その表面シートに本発明の不織
布を用いた紙おむつを製造した。市販の紙おむつは主構
成材料として、パルプと高分子液体吸収剤からなる液体
吸収材、微多孔性ポリエチレンフィルムからなる裏面
材、ポリプロピレンスパンボンド長繊維不織布からなる
表面材が使用されたものであった。この紙おむつに使用
された表面材をナイフで切り取り除去した。該表面材の
代わりに本発明の実施例1で得た不織布を積層し、紙お
むつの周囲を熱圧着し本発明の紙おむつを得た(実施例
6)。同様にして市販の紙おむつを用い、その表面材を
前記比較例1で得たポリプロピレンレギュラースパンボ
ンド長繊維不織布に置き換え紙おむつを得た(比較例
3)。5人で実施例6及び比較例3の紙おむつの風合い
を対比し評価したところ、5人とも実施例6の紙おむつ
の方が、風合いが一層軟らかく、良いものであると判定
した。
【0054】実施例7 前記実施例4で得た不織布をハサミで切断し、幅20c
m、長さ30cmのワイパーとした。同様にして同じ形の
ワイパーを5枚作成した。このうちの1枚を用いて家屋
のガラス窓を磨いたところ、汚れや油膜が簡単に取れ、
ワイパーとして好ましいものであった。
【0055】
【発明の効果】本発明の不織布は、従来技術では達成で
きなかったミクロフィブリル状の毛羽のある複合長繊維
不織布であって、長繊維ウエブを特定の条件で熱エンボ
ス加工することによって得られたものである。本発明の
不織布はその風合いのソフトさにより衛生材料、吸収性
物品等に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱エンボス圧着不織布の毛羽を説明するための
拡大模式図である。
【図2】エンボス圧着部に発生した毛羽と繊維の直径の
関係を説明するための拡大模式図である。
【符号の説明】
1 不織布 2 複合繊維 3 エンボス圧着部 4 毛羽 D 複合繊維の繊維径 M 毛羽の直径

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱エンボス圧着された複合長繊維不織布
    であって、該不織布は融点の異なる二成分の熱可塑性樹
    脂からなり、低融点成分と高融点成分との融点差が10
    ℃以上であり、且つ該低融点成分樹脂が繊維表面の少な
    くとも一部を形成する複合長繊維からなり、且つ毛羽を
    有する熱エンボス圧着部が存在し、それらが分散してい
    ることを特徴とする複合長繊維不織布。
  2. 【請求項2】 毛羽の繊維径が熱融着性複合長繊維の繊
    維径の1/2以下である請求項1に記載の複合長繊維不
    織布。
  3. 【請求項3】 不織布の目付が5〜100g/m2で総
    熱エンボス圧着面積が5〜20%である請求項1若しく
    は2に記載の不織布。
  4. 【請求項4】 複合長繊維の単糸繊度が0.1〜10デ
    シテックスである請求項1〜3の何れかに記載の不織
    布。
  5. 【請求項5】 複合長繊維が鞘芯形、並列形、多分割形
    の何れかである請求項1〜4の何れかに記載の不織布。
  6. 【請求項6】 複合長繊維がポリオレフィン系樹脂から
    なる複合長繊維である請求項1〜5の何れかに記載の不
    織布。
  7. 【請求項7】 複合長繊維がポリオレフィン系樹脂とポ
    リエチレンテレフタレート樹脂からなる複合繊維である
    請求項1〜5の何れかに記載の不織布。
  8. 【請求項8】 複合長繊維が低融点ポリエステル樹脂と
    ポリエチレンテレフタレート樹脂からなる複合繊維であ
    る請求項1〜5の何れかに記載の不織布。
  9. 【請求項9】 ポリオレフィン系複合長繊維が、線状低
    密度ポリエチレンとポリプロピレンの複合繊維である請
    求項6に記載の不織布。
  10. 【請求項10】 ポリオレフィン系複合長繊維が、線状
    低密度ポリエチレン/プロピレンと他のアルファ−オレ
    フィン(エチレンを含む)との共重合体の複合繊維であ
    る請求項6に記載の不織布。
  11. 【請求項11】 毛羽を有する熱エンボス圧着部が総熱
    エンボス圧着部のうちの5%以上である請求項1〜10
    の何れかに記載の不織布。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11の何れかに記載の不織
    布が用いられたワイパー。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11の何れかに記載の不織
    布が用いられた衛生材料。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11の何れかに記載の不織
    布が用いられた吸収性物品。
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