JP2000354277A - 多方向多重接続方式の無線通信システム - Google Patents

多方向多重接続方式の無線通信システム

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JP2000354277A
JP2000354277A JP2000128787A JP2000128787A JP2000354277A JP 2000354277 A JP2000354277 A JP 2000354277A JP 2000128787 A JP2000128787 A JP 2000128787A JP 2000128787 A JP2000128787 A JP 2000128787A JP 2000354277 A JP2000354277 A JP 2000354277A
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Noriyoshi Sonetaka
則義 曽根高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交換機から遠く離れた加入者の増減に柔軟に
対応できる経済的な無線通信システムを提供する。 【解決手段】 集中制御局と複数の基地局とがTDM/
TDMA無線伝送路で接続され、各基地局とそれに収容
される複数の加入者端末とがTDMA/TDD無線伝送
路で接続される。無線伝送路が多元接続方式であるため
に、加入者の増減に対して容易に対処できる経済的な通
信システムを実現できる。また、N本の加入者線を集線
装置によりM(M<N)回線のTDM/TDMA無線伝
送路へ集線し、且つ加入者線と無線伝送路の回線使用状
況に基づいて加入者端末への回線の割当を制御すること
で、無線伝送路を効率的に使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多方向多重無線アク
セス方式に係り、特に複数の遠隔地点の加入者に対して
経済的に通信サービスを提供する無線通信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】交換機の設置場所から遠隔の地にある加
入者に対して経済的に交換サービスを提供する方式が種
々提案されている。特に、特開昭60−32451号公
報に開示されたシステムは、加入者が存在する遠隔地の
近くに集線装置を設けこの集線装置と交換機との間を多
重化された無線伝送路で接続するものであり、要求割当
多元接続(DAMA)運用を行うことで遠距離に散在す
る加入者に対して経済的な交換サービスを提供すること
ができる。
【0003】図10は、上記従来システムの概略的構成
を示すブロック図である。このシステムは、1つの親局
301と、この親局301とTDM/TDMA(時分割
多重/時分割多元接続)方式で通信を行う複数の子局3
02と、から構成される。親局301はデジタル接続変
換回路(DTI)401及び無線送受信機402からな
り、DTI401によって時分割交換機TDSWのデジ
タルハイウエイと無線伝送路との間の信号変換が行われ
る。
【0004】各子局302は複数の加入者端末を収容
し、時分割交換機TDSWによって遠隔制御される交換
機能を有する。送受信機403によって送受信される多
重デジタル信号は、多重変換回路404によって加入者
端末毎に設けられた符号化・復号化器(CODEC)の
デジタル信号と相互変換され、それぞれ加入者回路LC
を通して加入者端末に接続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、各子局とそれに収容される多数の加
入者端末とが敷設通信線路を介して接続されているため
に、加入者端末の増減に柔軟に対応することができな
い。即ち、ある子局において加入者を追加しようとする
と、それに伴ってCODEC及び加入者回路の増設なら
びに通信線路の敷設が必要となり、設備費用が増大する
だけでなく、各加入者通信線路の保守運用も大きな負担
となる。
【0006】そこで、本発明の目的は、交換機から遠く
離れた加入者に対しても経済的な通信サービスを提供で
きる無線通信システムを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、交換機から遠く離れ
た加入者の増減に柔軟に対応できる経済的な無線通信シ
ステムを提供することにある。
【0008】本発明の更に他の目的は、加入者の増減に
柔軟に対応でき経済的な回線割当サービスを提供できる
無線通信システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の多方向多重接続
方式の無線通信システムは、複数の加入者信号線が接続
された集中制御局と、第1無線伝送路を通して前記集中
制御局に収容された複数の基地局と、第2無線伝送路を
通して前記複数の基地局の各々に収容された複数の加入
者端末と、からなり、前記集中制御局は、前記複数の加
入者信号線と前記第1無線伝送路に含まれる回線との間
で伝送信号を第1多元接続方式に従って多重分離する第
1多重分離手段を有し、前記複数の基地局の各々は、前
記集中制御局からの割当情報に基づき自局宛の伝送信号
を分離し、前記加入者端末との間で前記伝送信号を第2
多元接続方式に従って多重する第2多重分離手段と、前
記加入者端末からの接続要求を分離し、前記集中制御局
との間で前記第1多元接続方式に従って前記接続要求を
多重する第3多重分離手段とを有することを特徴とす
る。
【0010】また、前記集中制御局は、更に、前記複数
の加入者信号線と前記第1無線伝送路に含まれる回線と
の使用状況を監視する監視手段と、前記使用状況に基づ
いて回線割当制御を実行する回線割当制御手段とを有す
ることを特徴とする。
【0011】更に、多方向多重無線接続方式の通信シス
テムにおいて、交換機と、前記交換機からのN本(Nは
自然数)の加入者信号数が接続された集中制御局と、第
1無線伝送路を通して前記集中制御局に収容された複数
の基地局と、第2の無線伝送路を通して前記複数の基地
局の各々に収容された複数の加入者端末と、からなり、
前記集中制御局は、前記複数の加入者信号線を前記第1
無線伝送路に含まれるM回線に対応したM本(Mは自然
数:M<N)のデジタル線に集線する集線手段と、前記
M回線の伝送信号を第1多元接続方式に従って多重分離
する多重分離手段とを有し、前記複数の基地局の各々
は、前記第1無線伝送路を通して受信した下り伝送信号
から当該基地局宛の下り伝送信号を選択する第1分離化
手段と、前記選択された下り伝送信号を第2多元接続方
式に従って多重化する第1多重化手段と、前記第2無線
伝送路を通して少なくとも1つの加入者端末から受信し
た上り伝送信号を前記第2多元接続方式に従って分離す
る第2分離化手段と、分離された前記上り伝送信号を前
記第1無線伝送路に含まれるM回線に前記第1多元接続
方式に従って多重化する第2多重化手段とを有する、こ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明による
多方向多重無線通信システムの第1の実施の形態を示す
ブロック構成図である。本実施の形態によるシステム
は、交換機1に直接接続された集中制御局2と、集中制
御局2に収容される複数の基地局3(3a1〜3ap:pは
自然数)と、各基地局に配属された複数の加入者端末
と、から構成される。ただし、図1では、図面の煩雑さ
を避けるために、基地局3a1及びそれに配属された加入
者端末4a-1〜4a1-q(qは自然数)と、基地局3ap及
びそれに配属された加入者端末4ap-1〜4ap-qとが記載
されている。ここで、加入者端末の数qは1つの基地局
が収容されている加入者数を示しており、実際には、各
基地局によって異なる。集中制御局2はTDM/TDM
A方式の無線伝送路103を介して複数の基地局3と接
続され、各基地局は時分割多元接続/時分割双方向伝送
(TDMA/TDD)方式の無線伝送路104を通して
配下の加入者端末と接続されている。
【0013】集中制御局2は、集線装置21、TDM/
TDMA多重分離装置22、送受信機23、アンテナ2
4、及び集中制御装置25からなる。集線装置21は交
換機1からのn本の加入者線100をm(m<n)本の
デジタル線路101に集束させる。n本の加入者線10
0が同時に発呼する確率は殆ど無いからである。多重分
離装置22はm本のデジタル線路101の信号を1つの
TDM/TDMA伝送路102に多重化し、逆にTDM
/TDMA多重化された伝送路102の信号をm本のデ
ジタル線路101に分離する。加入者線の総数nは加入
者端末の総数に相当し、デジタル線路101の総数mは
無線伝送路103のTDM/TDMA回線の総数と同じ
である。
【0014】送受信機23はQPSK等の周知の変復調
回路を含み、アンテナ24を通して時分割多重された信
号102を基地局3へ送信し、またアンテナ24を通し
て各基地局から時分割多重された信号を受信する。アン
テナ24としては、無指向性あるいは単一指向性のもの
を用いることができる。集中制御装置25は集線装置2
1の集線制御及び多重分離装置22のTDM/TDMA
制御を行う。
【0015】基地局3a1〜3apは、集中制御局2と無線
伝送路103を通して送受信を行うためのアンテナ3
1、送受信機32及びTDM/TDMA多重分離装置3
3と、配下の加入者端末と無線伝送路104を通して送
受信を行うためのTDMA/TDD多重分離装置34、
送受信機35及びアンテナ36と、制御装置37と、か
ら構成される。制御装置37は、多重分離装置33のT
DM/TDMA制御と多重分離装置34のTDMA/T
DD制御を行う。より詳しくは、TDM/TDMA多重
分離装置33は、集中制御局2から受信したTDM/T
DMA多重化信号から自局のスロットのみを分離し、逆
にTDMA/TDD多重分離装置34からの信号をTD
M/TDMA多重化する。また、TDMA/TDD多重
分離装置34は、加入者端末から受信したTDMA/T
DD多重化信号を分離してTDM/TDMA多重分離装
置33へ出力し、逆にTDM/TDMA多重分離装置3
3からの信号をTDMA/TDD多重化する。アンテナ
31及び36としては、無指向性あるいは単一指向性の
ものを用いることができる。
【0016】加入者端末4(4a-1〜4ap-q)は、図2
に示すように、アンテナ41、送受信回路42、TDM
A/TDD組立分解回路43、音声/データの符号化及
び復号化を行う符号化・復号化器(CODEC)44、
マイク45、及びスピーカ46からなる。TDMA/T
DD組立分解回路43は、所属する基地局から受信した
TDMA/TDDフレームを分解して自局宛の信号を選
択し、また送信音声/データからTDMA/TDDフレ
ームを組み立てる。アンテナ41としては、無指向性あ
るいは単一指向性のものを用いることができる。
【0017】なお、無線伝送路104のTDMA/TD
Dフレームとしては、財団法人電波システム開発センタ
ーから標準規格として発行されている第二世代コードレ
ス電話システムの仕様を採用してもよい。
【0018】図3は、本実施の形態の無線伝送路103
で使用されるTDM/TDMAフレームのフォーマット
図である。集中制御局2から基地局3へ送信される下り
信号(周波数fT1)の基本フレームは共通情報スロット
と基地局3a1〜3apにそれぞれ割り当てられる複数のス
ロットからなる。共通情報スロットは更にフレーム先頭
識別情報とTDMA割当情報とから構成される。各基地
局から集中制御局2へ送信される上り信号(周波数fR
1)は、各基地局に割り当てられたスロットを用いて送
信される。
【0019】図4は、図3における各基地局に割り当て
られたスロットのより詳細なフォーマット図である。各
基地局に割り当てられたスロットは、基地局識別情報I
DB、加入者端末4の識別番号ID1、交換機1を通して
接続された相手側の加入者端末識別番号ID2、及び通
信内容であるデータから構成される。
【0020】従って、集中制御局2は、共通情報スロッ
トのTDMA割当情報と各基地局に割り当てられたスロ
ットの各識別情報とを含む基本フレームによってTDM
A回線の割当情報を各基地局へ送信する。
【0021】次に、このような構成を有する本実施例の
回線割当制御及び音声/データ通信動作について詳細に
説明する。
【0022】(回線割当制御)上述したように、交換機
1からのn本の加入者線100は集線装置21によって
m本に集線されるが、その際、回線割当制御が必要とな
る。先ず、交換機1から加入者端末4への下り回線割当
において、ある加入者線に呼が発生すると、接続すべき
基地局(以下、3a1とする。)及び宛先となる加入者端
末(以下、4a1-1とする。)が特定される。集中制御装
置25は、m本のデジタル線路101内に空き回線があ
るか否かを調べ、空き回線があれば発呼があった加入者
線をその集線回線に割り当てる。デジタル線路101の
本数mは無線伝送路103のTDM/TDMA回線数と
同一であるから、集中制御装置25はTDMA多重分離
装置22へTDMAスロットの割当情報のみを出力する
ことで下りTDMA回線の割当を行うことができる。こ
のTDMA割当情報(図3に示す下りフォーマット参
照)が無線伝送路103を通して基地局3へ送信され
る。
【0023】TDMA割当情報を受信した各基地局で
は、制御装置37が自局の配下にある加入者番号を確認
し、該当する加入者端末4a1-1を有する基地局3a1がT
DMA/TDDフレームに割り当てられたスロットを通
して加入者端末4a1-1へ呼発生情報を送信する(周波数
fT11)。より詳しくは、TDM/TDMA多重分離装
置33が自局に割り当てられたスロットを選択し、そこ
に含まれる加入者ID等の情報をTDMA/TDD多重
分離装置34がTDMA/TDDフォーマットへ変換
し、無線伝送路104の予め割り当てられたスロットを
通して配下の加入者端末4a1-1へ送信する。
【0024】逆に、加入者端末から交換機1への上り回
線割当では、例えば加入者端末4a1-1から発呼があった
とすると、その加入者端末4a1-1が所属する基地局3a1
へ発呼情報が送信される(周波数fR11)。即ち、無線
伝送路104のTDMA/TDDフレームの所定スロッ
トを通して加入者端末4a1-1から基地局3a1へ接続要求
が送信される。基地局3a1では、TDMA/TDD多重
分離装置34及びTDM/TDMA多重分離装置33に
よって発呼情報がTDMA/TDDフォーマットからT
DM/TDMAフォーマットへ変換され、無線伝送路1
03の所定TDM/TDMAスロットを通して集中制御
局2へ送信される(図3の上りフォーマット参照)。
【0025】集中制御局2において、集中制御装置25
は、TDM/TDMA多重分離装置22を通してTDM
/TDMA回線側の回線使用状況を監視し、集線装置2
1を通して交換機1の加入者線100の使用状況を監視
する。そして、TDM/TDMA回線及び加入者線の双
方の回線割当条件が満たされた時のみ、集線装置21と
TDM/TDMA多重分離装置22とに回線を割り当
て、加入者端末4a1-1からの接続要求を交換機1へ送出
する。
【0026】このような手順によって交換機1と加入者
端末4a1-1〜4ap-qとの間に上り及び/又は下り回線が
それぞれ割り当てられ、電話の場合には周知のシーケン
スに従って通話路が確立される。
【0027】(交換機1から加入者端末4への下り伝
送)各加入者端末に下り回線が割り当てられている場
合、音声/データ信号は交換機1から加入者線100を
通して集中制御局2の集線装置21に入力し、m本のデ
ジタル線路101に集線される。更に、TDM/TDM
A多重分離装置22はm本の音声/データ信号を割当情
報と共に1本のデジタル線路102上に時分割多重し、
時分割多重化された信号は送受信機23から無線伝送路
103を通して各基地局へ送信される(周波数fT1)。
【0028】集中制御局2から無線伝送路103を通し
て時分割多重化信号を受信すると、各基地局はTDM/
TDMA多重分離装置33によって自局に割り当てられ
たスロットのみを選択する。その選択されたスロットの
宛先情報に従ってTDMA/TDD多重分離装置34は
TDMA/TDDフォーマットの所定スロットに音声/
データ信号を割り当て、無線伝送路104を通して宛先
の加入者端末へ送信する(周波数fT11)。
【0029】(加入者端末4から交換機1への上り伝
送)各加入者端末から交換機1への上り回線が割り当て
られている場合、各基地局は、配下の各加入者端末から
無線伝送路104のTDMA/TDD割当スロットを通
して音声/データ信号を受信する(周波数fR11)。こ
れらTDMA信号はTDMA/TDD多重分離装置34
によって各加入者端末毎に分離され、更にTDM/TD
MA多重分離装置33によって1本のデジタル線路上に
TDM/TDMAフォーマットに従って時分割多重され
る。こうして時分割多重化された加入者端末からの音声
/データ信号は、m回線からなる無線伝送路103を通
して各基地局から集中制御局2へ送信される(周波数f
R1)。
【0030】各基地局から受信した時分割多重化信号
は、集中制御局2のTDM/TDMA多重分離装置22
によってm本のデジタル線路101に分離され、更に集
線装置21によって加入者端末4に対応するn本の加入
者線100へ分離されて交換機1へ送信される。
【0031】図5は、本発明による通信システムの第2
の実施の形態を示す概略的構成図である。本実施の形態
では、集中制御局2と基地局3a1〜3apとの間がL(自
然数:L>1)個の周波数帯からなるTDM/TDMA
多重された無線伝送路201によって接続される。即
ち、無線伝送路201はL個の下りチャネル周波数fT1
〜fTLとL個の上りチャネル周波数fR1〜fRLからな
る。このような無線伝送路201は、図示されていない
が、集中制御局2のTDM/TDMA多重分離装置22
がm本のデジタル信号をL(L<m)本のデジタル線路
上にTDM/TDMA時分割多重することにより実現す
ることができる。このように構成することで、より多く
の基地局を集中制御局2に収容することができる。
【0032】図6は、本発明による通信システムの第3
の実施の形態を示す概略的構成図である。本実施の形態
では、集中制御局2と基地局3a1〜3apとの間がTDM
A/TDD多重された無線伝送路202によって接続さ
れる。このような無線伝送路202は、図示されていな
いが、集中制御局2のTDM/TDMA多重分離装置2
2の代わりにTDMA/TDD多重分離装置を用いるこ
とにより実現することができる。本実施の形態は、各基
地局で管理される配下の加入者端末数が少ない場合ある
いは発生する呼の数が少ない場合に有効である。
【0033】図7は、本発明による通信システムの第4
の実施の形態を示す概略的構成図である。本実施の形態
では、基地局3a1〜3apとそれぞれの基地局に属する加
入者端末との間がL個の周波数帯からなるTDMA/T
DD多重された無線伝送路203によって接続される。
即ち、無線伝送路203はL個の下りチャネル周波数f
T11〜fT1LとL個の上りチャネル周波数fR11〜fR1Lか
らなる。このような無線伝送路203を実現するには、
図示されていないが、各基地局のTDMA/TDD多重
分離装置34がL本のデジタル線路上にTDMA/TD
D多重化するものであればよい。本実施の形態は、各基
地局に属する加入者端末が高密度に密集している場合、
あるいは同時発生する呼の数が多い場合に有効である。
【0034】図8は、本発明による通信システムの第5
の実施の形態を示す概略的構成図である。本実施の形態
では、基地局3a1〜3apとそれぞれの基地局に属する加
入者端末との間がTDM/TDMA多重された無線伝送
路204によって接続される。このような無線伝送路2
04は、図示されていないが、各基地局のTDMA/T
DD多重分離装置34の代わりにTDM/TDMA多重
分離装置を用いることにより実現することができる。本
実施の形態は、加入者端末が比較的高密度に密集してい
るが第4の実施の形態よりも低密度である場合、あるい
は同時発生呼の数が多いが第4の実施の形態よりも少な
い場合に有効である。
【0035】図9は、本発明による通信システムの第6
の実施の形態を示す概略的構成図である。本実施の形態
では、基地局3a1〜3apとそれぞれの基地局に属する加
入者端末との間がL個の周波数帯からなるTDM/TD
MA多重された無線伝送路205によって接続される。
即ち、無線伝送路205はL個の下りチャネル周波数f
T11〜fT1LとL個の上りチャネル周波数fR11〜fR1Lか
らなる。このような無線伝送路205を実現するには、
図示されていないが、各基地局のTDMA/TDD多重
分離装置34の代わりにTDM/TDMA多重分離装置
を使用し、L本のデジタル線路上にTDM/TDMA多
重化するものであればよい。本実施の形態は、各基地局
に属する加入者端末が高密度に密集している場合あるい
は同時発生する呼の数が多い場合に有効である。
【0036】なお、上記各実施例では、集中制御装置2
に接続された加入者線100が加入者端末4a1-1〜4ap
-qに1対1で対応している場合を例示したが、勿論これ
に限定されるものではなく、既に集線多重された線路で
あってもよく、また他のネットワークと接続された線路
であってもよいことは明らかである。
【0037】また、上記各実施の形態における加入者端
末としては、各家庭に据え付けられた電話機のような固
定置きの通信機器、携帯電話のような移動端末、あるい
はパーソナルコンピュータに組み込まれたデータ通信端
末などがある。
【0038】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る無線通信システムは、集中制御局と複数の基地局とを
接続する第1無線伝送路、及び各基地局とそれに収容さ
れる複数の加入者端末とを接続する第2無線伝送路の双
方を多元接続方式としたことで、加入者が交換機から遠
く離れて散在する場合でも無線伝送路を通して容易に回
線接続サービスを提供でき、且つ加入者の増減に対して
容易に対処できる経済的な通信システムを実現できる。
【0039】また、第1無線伝送路の回線数Mを加入者
線の数Nより小さくし、複数の加入者線と第1無線伝送
路に含まれる回線との使用状況に基づいて任意の加入者
線と第1無線伝送路との間の回線割当制御を行うこと
で、無線伝送路を効率的に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多方向多重無線通信システムの第
1の実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】本実施の形態における加入者端末の内部構成を
示す概略的ブロック図である。
【図3】本実施の形態の無線伝送路103で使用される
TDM/TDMAフレームのフォーマット図である。
【図4】図3における各基地局に割り当てられたスロッ
トのより詳細なフォーマット図である。
【図5】本発明による通信システムの第2の実施の形態
を示す概略的構成図である。
【図6】本発明による通信システムの第3の実施の形態
を示す概略的構成図である。
【図7】本発明による通信システムの第4の実施の形態
を示す概略的構成図である。
【図8】本発明による通信システムの第5の実施の形態
を示す概略的構成図である。
【図9】本発明による通信システムの第6の実施の形態
を示す概略的構成図である。
【図10】従来の無線通信システムの構成を示す概略的
ブロック図である。
【符号の説明】
1 交換機 2 集中制御局 3(3a1〜3ap) 基地局 4(4a1-1〜4ap-1) 加入者端末 21 集線装置 22 TDM/TDMA多重分離装置 23 送受信機 24 アンテナ 25 集中制御装置 31 アンテナ 32 送受信機 33 TDM/TDMA多重分離装置 34 TDMA/TDD多重分離装置 35 送受信機 36 アンテナ 37 制御装置 41 アンテナ 42 送受信機 43 TDMA/TDD組立分解回路 44 符号化・復号化回路 45 マイク 46 スピーカ 100 加入者線 101 デジタル線路 102 多重化線路 103 TDM/TDMA無線伝送路 104 TDMA/TDD無線伝送路 201〜205 無線伝送路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加入者信号線が接続された集中制
    御局と、 第1無線伝送路を通して前記集中制御局に収容された複
    数の基地局と、 第2無線伝送路を通して前記複数の基地局の各々に収容
    された複数の加入者端末と、 からなり、 前記集中制御局は、前記複数の加入者信号線と前記第1
    無線伝送路に含まれる回線との間で伝送信号を第1多元
    接続方式に従って多重分離する第1多重分離手段を有
    し、 前記複数の基地局の各々は、前記集中制御局からの割当
    情報に基づき自局宛の伝送信号を分離し、前記加入者端
    末との間で前記伝送信号を第2多元接続方式に従って多
    重する第2多重分離手段と、前記加入者端末からの接続
    要求を分離し、前記集中制御局との間で前記第1多元接
    続方式に従って前記接続要求を多重する第3多重分離手
    段とを有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記集中制御局は、更に、 前記複数の加入者信号線と前記第1無線伝送路に含まれ
    る回線との使用状況を監視する監視手段と、 前記使用状況に基づいて回線割当制御を実行する回線割
    当制御手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    無線通信システム。
  3. 【請求項3】 多方向多重無線接続方式の通信システム
    において、 交換機と、 前記交換機からのN本(Nは自然数)の加入者信号数が
    接続された集中制御局と、 第1無線伝送路を通して前記集中制御局に収容された複
    数の基地局と、第2の無線伝送路を通して前記複数の基
    地局の各々に収容された複数の加入者端末と、 からなり、 前記集中制御局は、 前記複数の加入者信号線を前記第1無線伝送路に含まれ
    るM回線に対応したM本(Mは自然数:M<N)のデジ
    タル線に集線する集線手段と、 前記M回線の伝送信号を第1多元接続方式に従って多重
    分離する多重分離手段とを有し、 前記複数の基地局の各々は、 前記第1無線伝送路を通して受信した下り伝送信号から
    当該基地局宛の下り伝送信号を選択する第1分離化手段
    と、 前記選択された下り伝送信号を第2多元接続方式に従っ
    て多重化する第1多重化手段と、 前記第2無線伝送路を通して少なくとも1つの加入者端
    末から受信した上り伝送信号を前記第2多元接続方式に
    従って分離する第2分離化手段と、 分離された前記上り伝送信号を前記第1無線伝送路に含
    まれるM回線に前記第1多元接続方式に従って多重化す
    る第2多重化手段とを有する、 ことを特徴とする無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記集中制御局は、更に、 前記複数の加入者信号線と前記第1無線伝送路に含まれ
    るM回線との使用状況を監視する監視手段と、 前記使用状況に基づいて前記複数の加入者信号線と前記
    第1無線伝送路との間の回線を割り当てる回線割当制御
    手段と、 からなることを特徴とする請求項3記載の無線通信シス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記第1多元接続方式は時分割多重/時
    分割多元接続(TDM/TDMA)方式であり、前記第
    2多元接続方式は、時分割多元接続/時分割双方向伝送
    (TDMA/TDD)方式であることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記第1多元接続方式及び前記第2多元
    接続方式は、TDMA/TDD方式であることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記第1多元接続方式及び前記第2多元
    接続方式は、TDM/TDMA方式であることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の無線通信シス
    テム。
  8. 【請求項8】 前記第1無線伝送路及び第2無線伝送路
    は、ともに単一の伝送路からなることを特徴とする請求
    項1ないし7のいずれかに記載の無線通信システム。
  9. 【請求項9】 前記第1無線伝送路及び第2無線伝送路
    の少なくとも一方の伝送路は、複数の伝送路からなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の無
    線通信システム。
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