JP2000353853A - 半導体レーザダイオード - Google Patents

半導体レーザダイオード

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JP2000353853A
JP2000353853A JP11163621A JP16362199A JP2000353853A JP 2000353853 A JP2000353853 A JP 2000353853A JP 11163621 A JP11163621 A JP 11163621A JP 16362199 A JP16362199 A JP 16362199A JP 2000353853 A JP2000353853 A JP 2000353853A
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JP
Japan
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light
waveguide
semiconductor laser
laser diode
film
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JP11163621A
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Shinji Iio
晋司 飯尾
Takaaki Hirata
隆昭 平田
Masayuki Suehiro
雅幸 末広
Mamoru Hihara
衛 日原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一波長発振性を維持しながらARコートプ
ロセスを減らした半導体レーザダイオードを提供する。 【解決手段】 非出射側の導波路に光吸収体を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザダイ
オードに関し、非出射面に反射防止膜を形成することな
く、単一波長発振性を向上させた半導体レーザダイオー
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】単一波長で発振する半導体レーザダイオ
ード(以下LDという)の代表的な構造としてDFB
(distributed feedback)−LDとDBR(distribute
d Braggreflecter)−LDがある。これらのLDでは、
単一波長発振性を向上させるためにDFB−LDでは片
端面あるいは両端面、DBR−LDでは回折格子構造の
ある片端面に反射防止膜を形成している。
【0003】LDでは、上下の電極に順方向電流を注入
すると、活性層に電子正孔対が注入され、それらが発光
再結合し励振して、レーザ光が発生する。DFB−LD
やDBR−LDでは、導波路内部に回折格子が形成され
ており、回折格子ピッチに対応した発振波長が得られ、
単一波長で発振することができる。
【0004】しかし、導波路の左右にある両端面の反射
によって、その単一波長発振性が損なわれてしまう。そ
の両端面の反射を抑制するため従来は、DFB−LDで
は両端面あるいは片端面に、DBR−LDでは片端面に
反射防止膜を形成していた。
【0005】この反射防止膜は、通常SiO2やSi3
4のような誘電体膜で形成している。一般にDFB−L
DあるいはDBR−LDで要求されている反射率は非常
に低く、反射防止膜の反射率は通常0.1%以下である。
【0006】誘電体膜で反射防止膜(ARコート)を形
成する方法としては、EB蒸着装置,スパッタ装置,C
VD装置などの真空装置を用いて処理する方法が知られ
てる。
【0007】これらの装置を用いた一般的な膜厚の制御
は、いずれも水晶振動子モニターや成膜レートから換算
した時間制御などで行なうが、反射率0.1%以下の非常
に低い反射率の反射防止膜を安定して得ることはプロセ
ス上非常に難しい。
【0008】また、この反射防止膜はDFB−LDの場
合、出射面のみならず、裏面にも形成しなければならな
い場合があるが出射面と裏面の反射防止膜を同時に成膜
することはできない。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、難しいプロセスが要求されるARコートは
DFB−LDの場合一方の面のみとし、DFB−LDの
もう一方の非出射面およびDBR−LDの場合は非出射
面に光吸収構造や光吸収膜を設けてARコートを不要と
することにより単一波長発振性を向上させた半導体レー
ザダイオードを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明では、請求項1においては、非出射側の
導波路に光吸収体を形成したことを特徴とする。請求項
2においては、請求項1記載の半導体レーザにおいて、
導波路形成後にその導波路内に光吸収体を形成したこと
を特徴とする。
【0011】請求項3においては、請求項2記載の半導
体レーザダイオードにおいて、光吸収体として導波路に
黒金を蒸着させたことを特徴とする。請求項4において
は、請求項2記載の半導体レーザダイオードにおいて、
光吸収体はエピタキシャル成長で形成する半導体である
ことを特徴とする。請求項5においては、非出射側の端
面に光を吸収する物質を形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明のDFB−LDの要部を示す断
面構成図である。図において、1は活性層3およびガイ
ド層4をクラッド層2で挟んだ導波路であり、これらの
層はエピタキシャル成長により形成される。9は導波路
1を構成するガイド層4に形成された回折格子である。
5は反射防止膜(ARコート)、6は電極、7は光吸収
体である。
【0013】本発明では、反射防止膜(ARコート)5
はレーザ光を取り出す一方(出射側)の端面のみに形成
し、もう一方(裏面)はクラッド層2をエピタキシャル
成長で形成した後、図1のAで示す部分をエッチングに
より削り取る。
【0014】エッチングで削った上部クラッド層(2
a)の上に発振波長の光を吸収する物質(例えば黒金)
7を蒸着したり、化合物半導体(例えばInGaAs)
8をエピタキシャル成長により形成する。これによって
導波路1に閉じこめられていた光が、薄いクラッド層2
aでは閉じ込められなくなり、その上部に光が漏れるよ
うになり、その上部にある光吸収体(黒金7、InGa
As8)によって光が吸収される。
【0015】回折格子9を持ったDFB−LDでは、通
常両端面に反射防止膜を形成しなくてはならないため、
非常に難しい工程を2回行わなくてはならなかったが、
このような構造では出射面のみの形成でよい。また、D
BR−LDの場合はARコートを不要とすることができ
る。
【0016】図2は他の実施例を示すもので、図1と同
一要素には同一符号を付している。この例では非出射側
の端面に光吸収体(黒金)7を形成している。このよう
な構成においても図1の場合と同様の効果を得ることが
できる。
【0017】本発明の以上の説明は、説明および例示を
目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。し
たがって本発明はその本質から逸脱せずに多くの変更、
変形をなし得ることは当業者に明らかである。例えば光
吸収体は黒金,InGaAsとして説明したが、光を吸
収するものであれば他の物質でもよい。特許請求の範囲
の欄の記載により定義される本発明の範囲は、その範囲
内の変更、変形を包含するものとする。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DFB−LD、DBR−LDなどのプロセスで単一波長
発振性を維持しながらARコートプロセスを省略するこ
とができる。また、裏面に形成する光吸収構造は、ウェ
ハプロセスで容易に大量に形成することができる。これ
によって、難しいプロセスを減らした半導体レーザを実
現することができた。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体レーザの実施形態の一例を示す
構成図である。
【図2】本発明の半導体レーザの他の実施例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 導波路 2 クラッド槽 3 活性層 4 ガイド層 5 反射防止膜(ARコート) 6 電極 7 光吸収体(黒金) 8 光吸収体(InGaAs) 9 回折格子
フロントページの続き (72)発明者 日原 衛 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 Fターム(参考) 5F073 AA51 AA64 AA65 AA83 EA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非出射側の導波路に光吸収体を形成したこ
    とを特徴とする半導体レーザダイオード。
  2. 【請求項2】導波路形成後にその導波路内に光吸収体を
    形成したことを特徴とする請求項1記載の半導体レー
    ザ。
  3. 【請求項3】光吸収体として導波路に黒金を蒸着させた
    ことを特徴とする請求項2記載の半導体レーザダイオー
    ド。
  4. 【請求項4】光吸収体はエピタキシャル成長で形成する
    半導体であることを特徴とする請求項2記載の半導体レ
    ーザダイオード。
  5. 【請求項5】非出射側の端面に光を吸収する物質を形成
    したことを特徴とする半導体レーザダイオード。
JP11163621A 1999-06-10 1999-06-10 半導体レーザダイオード Pending JP2000353853A (ja)

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