JP2000353703A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000353703A JP11164848A JP16484899A JP2000353703A JP 2000353703 A JP2000353703 A JP 2000353703A JP 11164848 A JP11164848 A JP 11164848A JP 16484899 A JP16484899 A JP 16484899A JP 2000353703 A JP2000353703 A JP 2000353703A
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充 田口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解メッキにより溝や接続孔内に銅などの金
属材料を埋め込んだ際に生じるボイドを消滅させるため
に、高圧アニール処理を行うと、その後に行う余剰な金
属材料の研磨工程で、研磨レートのばらつき等による加
工不良を生じて、配線信頼性を劣化させる。 【解決手段】 層間絶縁膜16に形成した凹部23(溝
21と説明孔22)内に金属材料として銅25を埋め込
む工程と、凹部23内に銅25を残してその他の余剰な
銅を除去する工程とを備えた半導体装置の製造方法にお
いて、銅を除去した後に高圧アニール処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、詳しくは埋め込み配線を形成する際に確実
に金属材料を埋め込む半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの高速化、微細化の要求が高まる
につれて、配線遅延に起因するデバイス速度の低下が問
題となってきている。このため、従来のアルミニウム配
線に代わって銅配線を導入することが検討され、一部で
は実用化されている。銅配線を形成する方法は、銅のド
ライエッチングが一般的に困難であることから、いわゆ
る、ダマシン法(もしくは、溝配線法、埋め込み配線法
等とよばれている方法)が有望となっている。ダマシン
法としては、プラグおよび配線を別個に形成する、いわ
ゆる、シングルダマシン法の他に、接続孔および溝への
金属材料の埋め込みを同時に行って、配線とプラグとを
同時に形成する、いわゆる、デュアルダマシン法等があ
る。後者のデュアルダマシン法は、プロセスステップ数
が少なくて済む点で有利である。
【0003】前記いずれの方法においても、微細な溝お
よび接続孔内に金属材料、例えば銅もしくは銅合金を埋
め込む技術が重要となる。この技術としては、比較的埋
め込み能力および膜質が良好な電解メッキ法が有望とさ
れている。しかし、接続孔や溝の微細化がさらに進む
と、電解メッキ法によっても十分な埋め込み能力が得ら
れず、埋め込んだ後の配線内部にボイドが残る場合があ
る。このボイドは、配線の信頼性を低下させるという問
題となる。そこで、上記ボイドを無くすべく、電解メッ
キ法による銅の埋め込み能力を向上させる検討が各種な
されている。その一つの方法として、溝や接続孔に金属
材料を埋め込んだ後、高圧アニール処理を行って、形成
されたボイドを潰し、その後、化学的機械研磨(以下C
MPという、CMPはChemical Mechanical Polishing
の略)により余剰な金属材料を除去して、溝や接続孔の
内部に金属材料を埋め込むという方法が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
高圧アニール処理によるボイドの除去プロセスでは、以
下のような問題があった。
【0005】電解メッキによって堆積された金属材料中
に残されたボイド中には、メッキ液(例えば硫酸銅水溶
液)や空気(例えば酸素)が残留していて、高圧アニー
ル処理によりこれらの残留物は銅膜中に取り込まれると
考えられる。もしくは、銅の結晶粒界を通じて外部に放
出される。ここで残留物が銅膜中に取り込まれた場合、
残留物が取り込まれた部分のみ銅の膜質が変化し、その
後、CMPにより余剰の銅膜を研磨除去する際に、かか
る膜質の変化した部分のみ研磨レートが変化する。その
ため、均一な研磨が困難となることがわかった。また、
研磨レートが変動すると、研磨レートの速いところでデ
ィッシングが発生し、そのディッシング部分はクラック
が発生して配線に傷を生じ、最悪の場合には断線する場
合もある。
【0006】一方、余剰の銅膜を除去する方法として、
ドライエッチングによるエッチバックを採用することも
できるが、この場合においても、銅膜中に膜質の変化部
分があるとこの変化部分でエッチングレートが変動し、
均一なエッチバックが困難になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされた半導体装置の製造方法であり、絶
縁膜に形成した凹部内に金属材料を埋め込む工程と、凹
部内に金属材料を残してその他の余剰な金属材料を除去
する工程とを備えた半導体装置の製造方法において、金
属材料を除去した後に高圧アニール処理を行うことを特
徴とする製造方法である。
【0008】上記半導体装置の製造方法は、凹部内に金
属材料を残してその他の余剰な金属材料を除去した後
に、高圧アニール処理を行うことから、凹部内に埋め込
まれた金属材料中に生じたボイドは、高圧アニール処理
により潰され、ボイドが解消される。また、たとえボイ
ド中に大気やメッキ液が含まれていても、高圧アニール
処理を余剰な金属材料の除去後に行うので、高圧アニー
ル処理が金属材料の除去に影響を及ぼさない。すなわ
ち、高圧アニール処理によって、ボイド中の大気やメッ
キ液が金属材料中に浸透し、その部分が変質しても、金
属材料の除去レートには影響がない。
【0009】したがって、金属材料の除去を、例えばC
MPで行った場合、金属材料は均一に研磨されるため、
金属材料の変質が原因となって発生していたディッシン
グは起こらない。そのため、ディッシングによるクラッ
クの発生も起こらないので、CMPによって配線が断線
を起こすこともない。一方、余剰の金属材料をドライエ
ッチングによるエッチバックによって除去する場合で
も、金属材料の均一なエッチバックが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の半導体装置の製造方法に
係わる第1の実施の形態を、図1の製造工程図によって
説明する。
【0011】図1の(1)に示すように、基板11上に
所定の素子(図示省略)を形成し、さらに絶縁膜12、
バリアメタル層13を介した下層配線14等の形成を行
い、平坦化プロセスによってその絶縁膜12の表面を平
坦化して、上記下層配線14の上面を露出させる。なお
下層配線14は、通常の溝配線の製造方法により形成さ
れたものである。そして上記下層配線14を覆うよう
に、上記絶縁膜12上に銅の移動を阻止するバリア層1
5を形成する。このバリア層15は、バリア性と絶縁性
を有する材料、例えば窒化シリコンで形成する。
【0012】次いで、例えばプラズマCVD法により、
上記バリア層15上に、層間絶縁膜16になる酸化シリ
コン(以下PE−SiO2 と記す)膜を例えば800n
mの厚さに形成する。さらに窒化シリコン(以下PE−
SiNと記す)膜18を例えば50nmの厚さに形成す
る。このPE−SiN膜18はPE−SiO2 をエッチ
ングする際にエッチングマスクおよびエッチングストッ
パとしての機能を果たす。
【0013】次に、通常のリソグラフィー技術および反
応性イオンエッチング(以下RIEという、RIEはRe
active Ion Etchingの略)技術により、PE−SiN膜
18に、例えば下層配線14に通じる接続孔の一部とな
る開口部19を形成する。上記開口部19の口径は、例
えば0.2μmとした。
【0014】さらに図1の(2)に示すように、プラズ
マCVD法によって、上記PE−SiN膜18上かつ上
記開口部19上に層間絶縁膜16になるPE−SiO2
膜20を例えば500nmの厚さに形成する。次いでリ
ソグラフィー技術とエッチングとにより、このPE−S
iO2 膜20に溝21を、この溝21の底部に上記開口
部19が存在するように形成する。したがって、この溝
21の幅は例えば0.3μmとした。上記溝21を形成
する際には、PE−SiN膜18がエッチングストッパ
になる。
【0015】さらにエッチングを進行させることによ
り、上記PE−SiN膜18をマスクにして、上記PE
−SiO2 膜17、バリア層15をエッチングして、下
層配線14に通じる接続孔22を形成する。この結果、
接続孔22の口径は上記開口部19の口径とほぼ同等の
0.2μmに形成された。このようにして、溝21と接
続孔22とで凹部23が形成される。
【0016】次いで図1の(3)に示すように、アルゴ
ンスパッタエッチングによって、接続孔22の底部に生
成されている自然酸化膜(図示省略)を除去する。次い
で、DCマグネトロンスパッタ法により、上記溝21お
よび接続孔22の各内面に、バリアメタル層24を、例
えば30nmの厚さの窒化タンタル膜で形成する。
【0017】上記アルゴンスパッタエッチング条件の一
例としては、スパッタリング装置にICP(Inductivel
y Coupled Plasma)スパッタリング装置を用い、プロセ
スガスにアルゴンを用い、ICPパワーを500W、バ
イアスパワーを300W、基板温度を200℃、処理時
間を20秒に設定した。
【0018】上記バリアメタル層24に用いる窒化タン
タル膜の成膜条件の一例としては、ターゲットには窒化
タンタルターゲットを用い、プロセスガスに、アルゴン
(例えば供給流量を100sccmとする)を用い、ス
パッタリング装置のDCパワーを6kW、スパッタリン
グ雰囲気の圧力を0.4Pa、基板温度を100℃に設
定した。
【0019】さらにDCマグネトロンスパッタ法によ
り、上記バリアメタル層24の表面に銅を例えば150
nmの厚さに堆積して導電体の一部となる銅膜(図示省
略)を形成する。この銅膜は後の工程で行う銅の電解メ
ッキのシードとなる。なお、上記アルゴンスパッタエッ
チングから上記銅膜の成膜までの工程は、成膜表面を酸
化性雰囲気(例えば大気)に触れさせることなく連続し
て処理を行うことが好ましい。
【0020】上記銅膜の成膜条件の一例としては、プロ
セスガスに、アルゴン(例えば供給流量を100scc
mとする)を用い、スパッタリング装置のDCパワーを
6kW、スパッタリング雰囲気の圧力を0.4Pa、基
板温度を100℃に設定した。
【0021】次に電解メッキ法により、上記溝21およ
び接続孔22の各内部に銅を埋め込む。その際、上記最
表面にも銅が堆積される。
【0022】上記銅の電解メッキ条件は、一例として、
電解メッキ液に硫酸銅を67g/dm3 と硫酸を170
g/dm3 と塩酸を70ppmとの混合液に界面活性剤
を添加したものを用いた。また電解メッキ液の温度を2
0℃、電解メッキ電流を9Aに設定した。
【0023】その後CMPにより、溝21および接続孔
22の各内部の銅25を残すようにして、PE−SiO
2 膜20上の余分な銅およびバリアメタル層24を除去
する。その結果、溝21および接続孔22の各内部に銅
およびバリアメタル層24とが残されて、溝21内の銅
25等で配線26が形成され、接続孔22内の銅25等
で下層配線14に接続するプラグ27が形成される。し
かしながら、プラグ27中にはボイド28が残ってい
る。
【0024】そこで、図1の(4)に示すように、高圧
アニール処理を行って、接続孔22および溝21に銅を
完全に埋め込み、配線26およびプラグ27中に存在し
ていたボイド28〔図1の(3)参照〕を消滅させた。
その高圧アニール条件の一例としては、プロセスガスに
アルゴンを用い、アニール雰囲気の圧力を150MP
a、アニール温度を380℃、アニール時間を30分間
に設定した。なお、このアニール雰囲気の圧力は例えば
100MPa以上であればよく、アニール温度は、例え
ば350℃以上が望ましく、全体のプロセス条件を考慮
すると、例えば350℃〜450℃の範囲で設定するこ
とが好ましい。
【0025】なお、上記高圧アニール処理の際に加熱し
ない場合には、結晶粒が変化してしまい、また加熱のみ
ではボイドが爆発してプラグおよび配線が破損してしま
う。そのため、高圧アニール処理では、100MPa以
上の加圧と350℃〜450℃程度の加熱とが必要にな
っている。
【0026】上記第1の実施の形態では、凹部23(溝
21と接続孔22)内に銅25を残してその他の余剰な
銅(図示せず)を除去した後に、高圧アニール処理を行
うことから、凹部23内に埋め込まれた銅25中に生じ
たボイド28は、高圧アニール処理により潰され、ボイ
ド28が消滅する。しかも高圧アニール処理では、単に
高圧を加えるだけでなく350℃〜450℃程度に加熱
することから、銅25は流動し易くなっているので、ボ
イド28を起点に爆発を起こすことなく、ボイド28は
潰されて消滅する。また、たとえボイド28中に大気や
メッキ液が含まれていても、CMPによる余剰な銅の除
去後に高圧アニール処理を行うので、高圧アニール処理
が銅の除去に影響を及ぼさない。すなわち、高圧アニー
ル処理によって、ボイド28中の大気やメッキ液が銅2
5中に浸透し、その部分が変質しても、銅25の除去レ
ート、すなわち研磨レートには影響を及ぼさない。
【0027】したがって、CMPの際に銅25の変質が
原因となって発生していたディッシングは起こらない。
そのため、ディッシングによるクラックの発生も起こら
ないので、CMPによって配線26が断線を起こすこと
もない。
【0028】次に、本発明の半導体装置の製造方法に係
わる第2の実施の形態を、図2の製造工程図によって説
明する。図2では、前記図1によって示した構成部品と
同様のものには同一の符号を付与して示す。
【0029】第2の実施の形態は、接続孔および配線溝
に埋め込む銅の成膜方法が前記第1の実施の形態と異な
るだけで、その他の工程は、前記第1の実施の形態と同
様である。したがって、以下には、銅の成膜方法を説明
する。
【0030】前記第1の実施の形態で説明したのと同様
にして、図2の(1)に示すように、基板11上に絶縁
膜12、バリアメタル層13を介した下層配線14等を
形成する。さらに絶縁膜12の表面を平坦化して、上記
下層配線14の上面を露出させ、上記下層配線14を覆
うように、上記絶縁膜12上にバリア層15を形成す
る。次いで、上記バリア層15上に、層間絶縁膜16に
なるPE−SiO2 膜17、PE−SiN膜18、PE
−SiO2 膜20を形成する。次に、PE−SiO2
20に溝21を形成し、PE−SiN膜18、上記PE
−SiO2 膜17、バリア層15をエッチングして、下
層配線14に通じる接続孔22を形成する。このように
して、溝21と接続孔22とで凹部23が形成される。
【0031】次いで、アルゴンスパッタエッチングによ
って、接続孔22の底部に生成されている自然酸化膜
(図示省略)を除去する。次いで、DCマグネトロンス
パッタ法により、上記溝21および接続孔22の各内面
に、バリアメタル層24を、例えば30nmの厚さの窒
化タンタル膜で形成する。
【0032】上記アルゴンスパッタエッチング条件およ
び上記窒化タンタル膜の成膜条件は、一例として、前記
第1の実施の形態で説明した方法と同様である。なお、
上記アルゴンスパッタエッチングから上記窒化タンタル
膜の成膜までは、酸化性雰囲気に触れることなく連続的
に処理を行うことが好ましい。
【0033】次に、無電解メッキ法により、上記溝21
および接続孔22の各内部に銅を埋め込む。その際、最
上層の上記バリアメタル層24上にも銅31が堆積され
る。また、無電解メッキにより銅31を成膜した場合、
溝21および接続孔22の底部および各側壁部より均一
に銅31が成長するため、微細な接続孔などの中央部に
はボイド32が残る場合がある。
【0034】上記銅の無電解メッキ条件は、一例とし
て、無電解メッキ液に硫酸銅を5g/dm3 とロッシェ
ル塩(酒石酸ナトリウムカリウム)を25g/dm3
水酸化ナトリウムを7g/dm3 とホルマリンを10c
3 /dm3 との混合液に界面活性剤を添加したものを
用いた。また無電解メッキ液の温度を20℃に設定し
た。
【0035】その後CMPにより、溝21および接続孔
22の各内部の銅31を残すようにして、PE−SiO
2 膜20上の余分な銅31およびバリアメタル層24を
除去する。その結果、図2の(2)に示すように、溝2
1および接続孔22の各内部に銅31およびバリアメタ
ル層24とが残されて、溝21内の銅25等で配線26
が形成され、接続孔22内の銅31等で下層配線14に
接続するプラグ27が形成される。このときは、まだボ
イド32が残っている。
【0036】次に、図2の(3)に示すように、高圧ア
ニール処理を行って、接続孔22および溝21に銅を完
全に埋め込み、配線26およびプラグ27中に存在して
いたボイド32〔図2の(1)参照〕を消滅させた。そ
の高圧アニール条件の一例としては、プロセスガスにア
ルゴン(Ar)を用い、アニール雰囲気の圧力を150
MPa、アニール温度を380℃、アニール時間を30
分間に設定した。なお、このアニール雰囲気の圧力は1
00MPa以上であればよく、アニール温度は350℃
〜450℃の範囲に設定すればよい。
【0037】上記第2の実施の形態による製造方法で
は、前記第1の実施の形態と同様なる作用、効果が得ら
れる。
【0038】前記第1、第2の実施の形態では、余分な
銅、バリアメタル層24の除去方法として、CMPを用
いたが、ドライエッチングによるエッチバックにより除
去することも可能である。そのドライエッチング条件の
一例としては以下のようになる。
【0039】まず銅のドライエッチング条件の一例とし
ては、エッチング装置にヘリコン波プラズマエッチング
装置を用い、エッチングガスに塩素(例えば200sc
cm)を用い、エッチング雰囲気の圧力を1Pa、基板
温度を230℃、プラズマソースパワーを2.00k
W、バイアスパワーを600Wに設定した。
【0040】バリアメタル層の窒化タンタルのドライエ
ッチング条件の一例としては、エッチング装置にヘリコ
ン波プラズマエッチング装置を用い、エッチングガスに
六フッ化イオウ(例えば50sccm)とアルゴン(例
えば50sccm)とを用い、エッチング雰囲気の圧力
を1Pa、基板温度を20℃、プラズマソースパワーを
1.50kW、バイアスパワーを100Wに設定した。
【0041】このように、高圧アニール処理前にドライ
エッチングにより余剰な銅を除去していることから、高
圧アニール処理による銅の変質によるエッチングレート
の変化の影響は受けない。そのため、均一な銅のエッチ
バックを行うことが可能になる。
【0042】また、上記実施の形態では、デュアルダマ
シン法により配線26およびプラグ27を同時に形成し
たが、単に接続孔内に銅のプラグを形成する場合にも適
用することが可能である。また、接続孔内を銅で埋め込
むとともに層間絶縁膜上に銅膜を形成した後、リソグラ
フィー技術とエッチング技術とによりその銅膜をパター
ニングして配線を形成する場合にも適用することが可能
である。
【0043】さらに、上記配線材料には、銅の他に、銅
−ジルコニウムのような銅合金を用いることもできる。
また、上記バリアメタル層24には、上記説明した窒化
タンタルの他に、例えば、タンタル、窒化チタン、タン
グステン、窒化タングステン、窒化ケイ化タングステン
等の銅の移動を阻止できる導電性材料を用いることが可
能である。
【0044】さらにまた、溝21および接続孔22に銅
を埋め込む方法としては、上記説明した電解メッキ法、
無電解メッキ法の他に、銅リフロー法、銅のCVD法等
により成膜することもできる。また、銅のシード層の形
成方法としては、無電解メッキ法により銅膜を成膜して
もよく、またはニッケルの無電解メッキ法によりニッケ
ル膜を成膜してもよい。すなわち、銅のシード層として
銅膜の他にニッケル膜も用いることが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
余剰な金属材料を除去した後に、高圧アニール処理を行
うので、高圧アニール処理により、ボイドから銅膜中に
取り込まれる不純物により、銅の除去レート、例えば除
去方法として研磨を採用した場合には、その研磨レー
ト、例えば除去方法としてエッチバックを採用した場合
には、そのエッチングレートが変動するのを抑制するこ
とができる。したがって、均一性よく余剰な金属材料を
除去することができるので、配線の信頼性の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法に係わる第1の
実施の形態を説明する製造工程図である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法に係わる第2の
実施の形態を説明する製造工程図である。
【符号の説明】
16…層間絶縁膜、23…凹部、25…銅
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F033 HH11 HH12 HH19 HH28 HH32 HH33 HH34 JJ01 JJ11 JJ12 JJ19 JJ28 JJ32 JJ33 JJ34 KK07 MM02 MM12 MM13 NN06 NN07 PP15 PP27 PP28 QQ12 QQ13 QQ25 QQ28 QQ31 QQ37 QQ48 QQ73 QQ75 QQ86 QQ92 QQ94 QQ98 RR04 RR06 SS15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜に形成した凹部内に金属材料を埋
    め込む工程と、 前記凹部内に前記金属材料を残してその他の前記金属材
    料を除去する工程とを備えた半導体装置の製造方法にお
    いて、 前記金属材料を除去した後に高圧アニール処理を行うこ
    とを特徴とする半導体装置の製造方法。
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