JP2000352715A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2000352715A
JP2000352715A JP2000138760A JP2000138760A JP2000352715A JP 2000352715 A JP2000352715 A JP 2000352715A JP 2000138760 A JP2000138760 A JP 2000138760A JP 2000138760 A JP2000138760 A JP 2000138760A JP 2000352715 A JP2000352715 A JP 2000352715A
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JP2000138760A
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Satoru Yazawa
悟 矢澤
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光拡散板に設けられた偏光板の表面反射およ
びゴミや汚れの吸着を防ぎ、この偏光板の表面に傷を付
き難くすることができる液晶表示装置を提供する。 【解決手段】一対の基板23、24が対向して配置され
てなる液晶パネルの一方の基板24に対向して光拡散板
41が配置され、光拡散板41の一方の基板24と対向
する側に偏光板26が設けられ、偏光板26の一方の基
板24側に表面減反射層27、透明導電性薄膜42、お
よび防汚層43を有する液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に用いる
偏光板に係り、特に表面の反射が少なく傷が付き難く且
つ汚染やゴミの付着が少ない液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の偏光板は、液晶表示装置の表面反
射を減らす事で、特に屋外での視認性を向上させるため
に偏光板上に真空蒸着法、イオンプレーティング法、ス
パッタリング法等により無機コート膜形成する事が行わ
れている。強度や耐久性を確保するために無機コートの
下地にハードコート層を設けたり無機コート膜を表面に
形成したアクリルフィルムを偏光板に貼り付ける方法が
とられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の技術で
は、指紋等の汚れが着き易く、又一度着いてしまうと汚
れがとれ難いという課題があった。また、偏光板表面に
水滴が着き易く水滴が着いたまま短時間でも放置する
と、無機コート膜の剥離やクラックの発生が起こるとい
う課題があった。又偏光板は静電気によるゴミや汚れの
付着に対しても敏感で種種の汚れに対して弱いという欠
点を有していた。
【0004】これを回避する方法として無機コート膜上
にフッ素樹脂薄膜を設ける方法(特開平03−2668
01)が提示されているが、密着力、膜強度、表面硬度
等が不足し、実用となる物ではない。また、膜強度が確
保できる厚い保護膜では、光学特性に影響を与え、反射
率の増加、光干渉による色付き、膜厚の不均一性に起因
する視認性の低下が発生した。
【0005】そこで本発明はこの様な課題を解決するた
めのもので、その目的とするところは、表面反射が少な
い無機コート膜着き偏光板の表面を、視認性を損なう事
無く撥水性、防汚性に優れ、耐久性も備えた表面に改質
し、作業性にも優れた液晶表示装置を提供する事にあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
により達成される。本発明の液晶表示装置は、次のよう
な特徴を有す。 偏光板の表面(偏光層を支持する支持体層の表面)に
複数層の薄膜を形成した事を特徴とする。 記載の液晶表示装置において、前記複数層の薄膜
は、表面減反射層、実質的に透明な導電性薄膜層、防汚
層を積層した物である事を特徴とする。 記載の液晶表示装置は、前記偏光板の表面に形成す
る複数層の薄膜の種類が液晶パネルの表面に貼り付ける
偏光板と、該液晶パネルの裏面に貼り付ける偏光板とで
異なる事を特徴とする。 記載の液晶表示装置は、前記偏光板の表面に形成す
る複数層の薄膜の種類が液晶パネルの表面に貼り付ける
偏光板と、該液晶パネルの背面照明に用いる拡散板上に
貼り付ける偏光板とで異なる事を特徴とする。 及びに記載の液晶表示装置において、前記複数層
の薄膜の一方は、表面減反射層と防汚層を積層した構成
を有している事を特徴とする。 及びに記載の液晶表示装置において、前記複数層
の薄膜の一方は、表面減反射層と実質的に透明な導電性
薄膜層を積層した構成を有している事を特徴とする。 及びに記載の液晶表示装置において、前記防汚層
は、下記一般式Iで示される含フッ素シラン化合物ある
いはIのオリゴマー、あるいはポリマーを少なくとも1
種類以上含む混合物よりなる組成物を、反応あるいは吸
着させた物で特徴とする。
【0007】 I. (R1a(R2b−Si−(X)c (ここでR1はフッ素を含む有機基、R2は水素又は有機
基、Xはハロゲン基、水酸基、アミノ基またはアルコキ
シ基等の加水分解可能な反応性置換基であり、ab、c
はそれぞれ次の範囲である。 1≦a≦3、0≦b≦
2、1≦c≦3) 及びに記載の液晶表示装置において、前記防汚層
は、フッ素基を含む有機ケイ素化合物を予め含浸させた
セラミックスを、真空槽内で加熱し、該化合物を蒸発さ
せて、形成した事を特徴とする。
【0008】
【作用】液晶パネルの裏面の偏光板や、液晶パネルの背
面照明に用いる光拡散板上に貼り付ける偏光板に無機の
表面減反射層を形成する事により表面反射が抑えられ明
るいパネルが実現できと共に表面の硬度が増し作業中な
どに傷を着ける事がなくなる。又更にその上に透明な導
電性の超薄膜と防汚性の薄膜を形成する事により、偏光
板の帯電による汚れ、又水や指紋等による汚れを防いだ
り、あるいは汚れた場合でもそれをとれ易くする事がで
きる。透明な導電性の薄膜は数Å〜数十Åの厚さで下の
表面減反射層に用いられるSiO2が部分的に露出して
いる。この様に透明な導電性の薄膜は膜厚が極めて薄い
為光学的な減反射特性には影響を及ぼさず、且つ露出し
ているSiO2の表面には極性の大きな−OH基が有る
ので、ここにフッ素基を含む有機ケイ素化合物等を反応
させ密着力の極めて強い、導電性のある、且つ防汚性の
ある表面を形成させる事ができる。特にパネルの表面は
汚れやゴミが付き易く、パネルの裏面では傷と静電気に
よるゴミが付き易いので、偏光板上に付ける薄膜の種類
を表と裏の偏光板で変える事も効果を有効に発揮する手
段となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
は、本発明の1実施例であり、液晶パネルの偏光板に表
面減反射層と実質的に透明な導電性薄膜層、防汚層を積
層した例である。
【0010】液晶パネルは、上ガラス基板23と液晶層
21、シール22、下ガラス基板24により構成されて
おり、さらに上ガラス基板23上には表側偏光板25が
貼り付けられている。該表側偏光板25の上には、表面
減反射層27、透明導電性薄膜11、防汚層12が形成
されている。表面減反射層27は該表側偏光板25の表
面反射を減らすと共に表面の硬度を増して表面に傷が付
かないようにする目的で形成してある。透明導電性薄膜
11は、金属又はITO等の導電膜を極薄に付ける。そ
してその後防汚層12を形成する。
【0011】一方下ガラス基板24には裏側偏光板26
が貼り付けてあり、表側偏光板25と同様表面減反射層
27、透明性導電性薄膜11、防汚層12が形成されて
いる。28は、背面照明光である。以上の構成により表
面反射を減少させ傷が付きにくいというだけでなく、偏
光板の帯電によるゴミ等の付着、又水や指紋等による汚
れを防ぎ、万が一汚れが付着した場合でもそれがとれ易
いという高性能な表面を作る事ができる。図2は、従来
例であり、液晶パネルの偏光板に表面減反射層のみを使
用した例である。表側偏光板25の上には、表面減反射
層27しか形成されておらず、裏側偏光板26にも表面
減反射層27しか形成されていない。その為表面反射を
減少させ、傷が付きにくいという効果はあるが、偏光板
の帯電によるゴミ等の付着、又水や指紋等による汚れを
防いだり、とれ易くする事はできなかった。図3は、本
発明の別の実施例であり、液晶パネルの裏面の偏光板に
表面減反射層と実質的に透明な導電性薄膜層の2層を使
用し、パネルの表面の偏光板は表面減反射層と防汚層の
2層を積層した例である。
【0012】液晶パネルは、上ガラス基板23と液晶層
21、シール22、下ガラス基板24により構成されて
おり、さらに上ガラス基板23上には表側偏光板25が
貼り付けられている。表側偏光板25の上には、表面減
反射層27と防汚層32が形成されている。下ガラス基
板24には、裏側偏光板26が形成されており、更に裏
側偏光板26の上には表面減反射層27と透明導電性薄
膜31が形成されている。表側と裏側の偏光板の表面に
形成する薄膜の種類が異なるのは、表側は水による汚れ
や手で触れる可能性が高く、裏側は背面光源に用いるア
クリルの光拡散板に近く設置されるため帯電し易くゴミ
等が付着する可能性が大きいためである。
【0013】図4は、本発明の別の実施例であり、背面
照明に用いる光拡散板41の表面に貼り付ける偏光板2
6の上にはパネルの表側偏光板26の上と同様表面減反
射層、透明導電性薄膜42、防汚層43が形成されてい
る。この例では光拡散板41が、アクリルで作られてい
るため非常に帯電し易くゴミや汚れを吸着して表示品質
を著しく損なう事があったが、透明導電性薄膜42を表
面減反射層27の上に形成してあるため、帯電による前
記のような不都合は解消された。
【0014】図5は、本発明の別の実施例である。液晶
パネルの背面照明に用いる光拡散板41の表面に表面減
反射層27と実質的に透明な導電性薄膜層51の2層を
形成した偏光板を貼り、パネルの表面の偏光板25上に
は表面減反射層27と防汚層52の2層を積層した例で
ある。この例では、表側の偏光板は表面反射を防ぎ傷が
付き難く、水や指紋が付きにくいという特徴を有してい
るが、光拡散板41の上に貼り付けた偏光板は、傷が付
き難く帯電しにくいという性能を、図4で示した例より
少ない膜数で実現している。
【0015】図6は、本発明の原理を説明した図であ
る。上ガラス基板23の上に偏光板25を貼り付けた部
分を拡大して示している。偏光板25の上には表面減反
射層61と更にその上には透明導電膜62、防汚層63
が形成されている。透明導電膜62は導電性の金属やI
TOを数Å〜数十Åの厚さで形成した物で実際には膜と
言うより島上に部分的に形成されている。従って部分的
にはその下のSiO2が露出し、更にその上に付ける防
汚層63の密着力を増している。透明導電膜62と防汚
層63の厚さは極めて小さいため表面減反射層の効果を
減ずる事はない。以下に防汚層(防汚染性膜)の製造方
法の代表例を記載する。請求の範囲7に対応した防汚層
の製造方法を以下に示す。 (製造方法1) (実施例1−1)偏光板上にアンチグレア効果を有した
ハードコート層を形成した。塗布後光重合させ、アクリ
ル樹脂中にシリカ粒子が分散した構造をとっている。表
面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度は15%であった。こ
の偏光板を真空槽内にセットし、真空蒸着法により、基
板温度50℃で、ハードコート層上に反射防止処理を行
なった。膜構成は下地からSiO2 層がλ/4、ZrO
2 層とSiO2 層の混合膜厚がλ/4、ZrO2 層がλ
/4、最上層のSiO2 層がλ/4とした(ここでλ=
520nm)。
【0016】フロリナートFC−40(住友スリーエム
社製)に含フッ素シラン化合物である1H,1H,2
H,2H−パーフルオロデシルトリクロロシランを5w
t%溶かした溶液に、得られた無機コート膜付き偏光板
を、メタノールで洗浄し、十分に乾燥させた後、20℃
において1分間浸漬した。10cm/秒の速度で偏光板
を引き上げ、相対湿度50%、温度50℃雰囲気で10
分間放置した。その後、フロリナートFC−40により
洗浄を行なった。洗浄後の無機コート膜付き偏光板の外
観、反射防止特性に変化は見られなかった。形成された
含フッ素シラン化合物層の厚さは100Å以下であっ
た。水の接触角は100度以上あり、非常に優れた撥水
性を示した。
【0017】このようにして作製した偏光板の、模式的
な断面図を図1に示す。図1において、11は偏光子、
12がTAC(トリアセチルセルロース)フィルム、1
3がハードコート層、14が無機コート膜からなる減反
射層、15が含フッ素シラン化合物層を示している。
【0018】偏光板上の無機コート膜および含フッ素シ
ラン化合物層の密着性は、碁盤目試験100/100と
良好で、耐擦傷性は#0000のスチールウールを1k
g/cm2 の荷重をかけて10往復させても傷が認めら
れなかった。また、アルコール、酸、アルカリ、洗剤の
滴下実験において異常は認められなかった。
【0019】この無機コート膜付き偏光板をMIM(メ
タル−インシュレーター−メタル)駆動の液晶パネル前
面に貼り付け、信頼性試験をおこなった。50℃、90
%RHで1000時間の高温高湿試験において、剥が
れ、クラック等は発生せず、ヤケも発生しなかった。ま
た−20℃、25℃、60℃の熱衝撃試験においても、
異常は認められなかった。20000ラングレイの日光
暴露試験においても、異常は認められなかった。
【0020】この液晶パネルの背面にバックライトユニ
ットを配し、液晶表示装置を組み立てた。表面反射の少
ない、視認性の優れたディスプレイを達成できた。試み
に指で触れてみたが、指紋は付きにくく、付いた指紋も
容易に拭き取ることができた。また、汚れが激しい場合
でも、中性洗剤や市販の眼鏡クリナー等でクリーニング
することにより、初期の特性に回復させることができ
た。屋外使用も含めた、ポータブルユースに適した液晶
表示装置を提供できた。 (実施例1−2)厚さ0.2mmのアクリル板上にハー
ドコート層を形成した。塗布後熱重合させ、シロキサン
樹脂中にシリカ微粒子が分散した構造をとっており、鉛
筆硬度で5Hであった。このアクリル板を真空槽内にセ
ットし、真空蒸着法により、基板温度50℃で、ハード
コート層上に反射防止処理を行なった。膜構成は下地か
らSiO2 層がλ/4、TiO2 層がλ/2、最上層の
SiO2 層がλ/4とした(ここでλ=520nm)。
【0021】真空を保持したまま、アルゴンとビス(パ
ーフルオロプロピルメチル)ジアミノシランを9:1に
混合した気体を、真空度が0.01Torrになる様真
空槽内に導入し、13.56MHzの高周波磁場により
雰囲気をプラズマ化し、無機コート膜の表面と反応させ
た。形成された含フッ素シラン化合物層の厚さは100
Å以下であり、この処理によって外観、反射防止特性に
変化は見られなかった。水の接触角は100度以上あ
り、非常に優れた撥水性を示した。
【0022】このようにして作製したアクリル板を、ア
クリル系の接着剤を介して偏光板に貼りつけて得られ
た、無機コート膜付き偏光板の模式的な断面図を図2に
示す。図2において、11は偏光子、12がTACフィ
ルム、21がアクリル板、22が接着層、13がハード
コート層、14が無機コート膜からなる減反射層、15
が含フッ素シラン化合物層を示している。
【0023】無機コート膜および含フッ素シラン化合物
層の密着性は、碁盤目試験100/100と良好で、耐
擦傷性は#0000のスチールウールを1kg/cm2
の荷重をかけて10往復させても傷が認められなかっ
た。また、アルコール、酸、アルカリ、洗剤の滴下実験
において異常は認められなかった。
【0024】この無機コート膜付き偏光板をTFT(薄
膜トランジスタ)駆動の液晶パネル前面に貼り付け、信
頼性試験をおこなった。50℃、90%RHで1000
時間の高温高湿試験において、剥がれ、クラック等は発
生せず、ヤケも発生しなかった。また−20℃、25
℃、60℃の熱衝撃試験においても、異常は認められな
かった。20000ラングレイの日光暴露試験において
も、異常は認められなかった。
【0025】この液晶パネルの背面にバックライトユニ
ットを配し、液晶表示装置を組み立てた。表面反射の少
ない、視認性の優れたディスプレイを達成できた。試み
に指で触れてみたが、指紋は付きにくく、付いた指紋も
容易に拭き取ることができた。また、汚れが激しい場合
でも、中性洗剤や市販の眼鏡クリナー等でクリーニング
することにより、初期の特性に回復させることができ
た。屋外使用も含めた、ポータブルユースに適した液晶
表示装置を提供できた。 (実施例1−3)偏光板上にアンチグレア効果を有した
ハードコート層を形成した。塗布後光重合させ、アクリ
ル樹脂中にシリカ粒子が分散した構造をとっている。表
面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度は7%であった。この
偏光板を真空槽内にセットし、真空蒸着法により、基板
温度50℃で、ハードコート層上に反射防止処理を行な
った。膜構成はMgF2 層λ/4の単層とした(ここで
λ=520nm)。
【0026】フロリナートFC−40(住友スリーエム
社製)に含フッ素シラン化合物である2−(パーフルオ
ロオクチル)−エチルトリアミノシランを1wt%溶か
した溶液に、得られた無機コート膜付き偏光板を、アル
カリ洗浄後純水ですすぎ、十分に乾燥させた後、20℃
において5分間浸漬した。10cm/秒の速度で偏光板
を引き上げ、相対湿度50%、温度50℃雰囲気で10
分間放置した。その後、フロリナートFC−40により
洗浄を行なった。洗浄後の無機コート膜付き偏光板の外
観、反射防止特性に変化は見られなかった。形成された
含フッ素シラン化合物層の厚さは100Å以下であっ
た。水の接触角は100度以上あり、非常に優れた撥水
性を示した。
【0027】偏光板上の無機コート膜および含フッ素シ
ラン化合物層の密着性は、碁盤目試験100/100と
良好で、耐擦傷性は#0000のスチールウールを1k
g/cm2 の荷重をかけて10往復させても傷が認めら
れなかった。また、アルコール、酸、アルカリ、洗剤の
滴下実験において異常は認められなかった。
【0028】この無機コート膜付き偏光板を単純マトリ
クス駆動の液晶パネル前面に貼り付け、信頼性試験をお
こなった。50℃、90%RHで1000時間の高温高
湿試験において、剥がれ、クラック等は発生せず、ヤケ
も発生しなかった。また−20℃、25℃、60℃の熱
衝撃試験においても、異常は認められなかった。200
00ラングレイの日光暴露試験においても、異常は認め
られなかった。
【0029】この液晶パネルの背面に反射板を配し、液
晶表示装置を組み立てた。表面反射の少ない、視認性の
優れたディスプレイを達成できた。試みに指で触れてみ
たが、指紋は付きにくく、付いた指紋も容易に拭き取る
ことができた。また、汚れが激しい場合でも、中性洗剤
や市販の眼鏡クリナー等でクリーニングすることによ
り、初期の特性に回復させることができた。屋外使用も
含めた、ポータブルユースに適した液晶表示装置を提供
できた。 (実施例1−4)偏光板上にアクリル樹脂のハードコー
ト層を形成した。表面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度は
0.5%であった。この偏光板を真空槽内にセットし、
真空蒸着法により、基板温度50℃で、ハードコート層
上に反射防止処理を行なった。膜構成は下地からSiO
2 層がλ/4、ZrO2 層とSiO2 層の混合膜厚がλ
/4、ZrO2 層がλ/4、最上層のSiO2 層がλ/
4とした(ここでλ=520nm)。
【0030】得られた無機コート膜付き偏光板を酸素プ
ラズマに曝した後スピンナーにセットし、2フロリナー
トFC−70(住友スリーエム社製)に1H,1H,2
H,2H−パーフルオロオクチルトリエトキシシランを
3wt%溶かした溶液を滴下して、3000rpmの回
転速度で塗布した。相対湿度50%、温度50℃雰囲気
で1時間放置した。その後、フロリナートFC−70に
より洗浄を行なった。洗浄後の無機コート膜付き偏光板
の外観、反射防止特性に変化は見られなかった。形成さ
れた含フッ素シラン化合物層の厚さは100Å以下であ
った。水の接触角は100度以上あり、非常に優れた撥
水性を示した。
【0031】偏光板上の無機コート膜および含フッ素シ
ラン化合物層の密着性は、碁盤目試験100/100と
良好で、耐擦傷性は#0000のスチールウールを1k
g/cm2 の荷重をかけて10往復させても傷が認めら
れなかった。また、アルコール、酸、アルカリ、洗剤の
滴下実験において異常は認められなかった。
【0032】この無機コート膜付き偏光板をMIM駆動
の液晶パネル前面に貼り付け、信頼性試験をおこなっ
た。50℃、90%RHで1000時間の高温高湿試験
において、剥がれ、クラック等は発生せず、ヤケも発生
しなかった。また−20℃、25℃、60℃の熱衝撃試
験においても、異常は認められなかった。20000ラ
ングレイの日光暴露試験においても、異常は認められな
かった。
【0033】この液晶パネルの背面にバックライトユニ
ットを配し、液晶表示装置を組み立てた。表面反射の少
ない、視認性の優れたディスプレイを達成できた。試み
に指で触れてみたが、指紋は付きにくく、付いた指紋も
容易に拭き取ることができた。また、汚れが激しい場合
でも、中性洗剤や市販の眼鏡クリナー等でクリーニング
することにより、初期の特性に回復させることができ
た。屋外使用も含めた、ポータブルユースに適した液晶
表示装置を提供できた。
【0034】以上実施例を挙げて説明してきたが、使用
する含フッ素シラン化合物は特許請求範囲に示される一
般式のものであれば、本発明の目的を達成できることは
言うまでもない。
【0035】請求の範囲8に示した構成の防汚層の製造
方法を以下に示す。 (製造方法2) (実施例2−1)SiO2 70wt%、Al2330wt%
を混合し、焼結し、多孔質のタブレットを形成した。こ
のタブレットを密閉容器に入れてロータリーポンプによ
って10 -3Torrまで排気した。この時、タブレット
は100℃に加熱した。タブレット冷却後、タブレット
が浸漬する様に密閉容器にヘプタデカフルオロデシルト
リメトキシシランを導入し、密閉容器を大気圧に戻して
タブレットにヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシ
ランを含浸させた。以上のように得られたタブレットを
予め電子ビーム加熱できる様に、真空槽内にセットして
おいた。
【0036】他方、偏光板上にアンチグレア効果を有し
たハードコート層を形成した。塗布後光重合させ、アク
リル樹脂中にシリカ粒子が分散した構造をとっている。
表面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度は15%であった。
この偏光板を真空槽内にセットし、電子ビーム加熱によ
る真空蒸着法により、基板温度50℃で、ハードコート
層上に反射防止処理を行なった。図1に本実施例の蒸着
装置の模式図を示す。2が真空槽、3が電子ビーム銃、
4が蒸着源となるタブレットを設置する円盤状のタブレ
ット設置台である。蒸着すべき材料のタブレットはそれ
ぞれタブレット設置台の円周にそって設置される。この
台は図示しない回転手段に接続されており、蒸着すべき
材料のタブレットは電子ビームが照射される位置に回転
移動される機構になっている。5が遮蔽板であり、電子
ビームの照射位置は閉口している。6が二酸化ケイ素の
タブレット、7が酸化ジルコニウムのタブレット、8が
ヘプタデカフルオロデシルトリメトキシシランを含浸さ
せたセラミックス製のタブレットである。被処理基板で
ある偏光板9はハードコート層表面が蒸着源に向くよう
にセットした。まず、真空槽内を排気口1より図示しな
い排気手段を用いて10-5Toor以下まで排気し、無
機コート膜を形成した。膜構成は下地からSiO2 層が
λ/4、ZrO2 層とSiO2 層の混合膜厚がλ/4、
ZrO2 層がλ/4、最上層のSiO2 層がλ/4とし
た(ここでλ=520nm)。表面減反射層である無機
コート膜形成後、真空を保持したまま、予めセットされ
たセラミックス製タブレットを電子ビームによってセラ
ミックスが蒸発しない様に加熱し、ヘプタデカフルオロ
デシルトリメトキシシランだけを20秒間蒸発させ無機
コート膜に反応あるいは吸着させた。真空槽内からとり
出した無機コート膜付き偏光板の外観、反射防止特性に
変化は見られなかった。形成されたフッ素を含む有機ケ
イ素化合物層の厚さは100Å以下であった。水の接触
角は100度以上あり、非常に優れた撥水性を示した。
【0037】このようにして作製した偏光板の、模式的
な断面図を図2に示す。図2において、11は偏光子、
12がTAC(トリアセチルセルロース)フィルム、1
3がハードコート層、14が無機コート膜からなる減反
射層、15がフッ素を含む有機ケイ素化合物層を示して
いる。
【0038】偏光板上の無機コート膜およびフッ素を含
む有機ケイ素化合物層の密着性は、碁盤目試験100/
100と良好で、耐擦傷性は#0000のスチールウー
ルを1kg/cm2 の荷重をかけて10往復させても傷
が認められなかった。また、アルコール、酸、アルカ
リ、洗剤の滴下実験において異常は認められなかった。
【0039】この無機コート膜付き偏光板をMIM(メ
タル−インシュレーター−メタル)駆動の液晶パネル前
面に貼り付け、信頼性試験をおこなった。50℃、90
%RHで1000時間の高温高湿試験において、剥が
れ、クラック等は発生せず、ヤケも発生しなかった。ま
た−20℃、25℃、60℃の熱衝撃試験においても、
異常は認められなかった。20000ラングレイの日光
暴露試験においても、異常は認められなかった。
【0040】この液晶パネルの背面にバックライトユニ
ットを配し、液晶表示装置を組み立てた。表面反射の少
ない、視認性の優れたディスプレイを達成できた。試み
に指で触れてみたが、指紋は付きにくく、付いた指紋も
容易に拭き取ることができた。また、汚れが激しい場合
でも、中性洗剤や市販の眼鏡クリナー等でクリーニング
することにより、初期の特性に回復させることができ
た。車載用や屋外使用も含めた、ポータブルユースに適
した液晶表示装置を提供できた。 (実施例2−2)厚さ0.2mmのアクリル板上にハー
ドコート層を形成した。塗布後熱重合させ、シロキサン
樹脂中にシリカ微粒子が分散した構造をとっており、鉛
筆硬度で5Hであった。このアクリル板を真空槽内にセ
ットし、真空蒸着法により、基板温度50℃で、ハード
コート層上に反射防止処理を行なった。膜構成は下地か
らSiO2 層がλ/4、TiO2 層がλ/2、最上層の
SiO2 層がλ/4とした(ここでλ=520nm)。
真空槽内から取り出して、良好な反射防止処理を確認し
た。
【0041】多孔質アルミナのタブレットに、実施例1
と同様な方法で3,3,3,−トリフルオロプロピルト
リクロロシランを含浸させた。このタブレットを予め抵
抗加熱できる様に、真空槽内にセットしておき、無機コ
ート膜付きアクリル板を同真空槽内にセットした。10
-6Torrまで排気し、酸素プラズマに曝した後、予め
セットされたセラミックス製タブレットを電気抵抗で加
熱し、3,3,3,−トリフルオロプロピルトリクロロ
シランだけを30秒間蒸発させ無機コート膜に反応ある
いは吸着させた。形成されたフッ素を含む有機ケイ素化
合物層の厚さは100Å以下であり、この処理によって
外観、反射防止特性に変化は見られなかった。水の接触
角は100度以上あり、非常に優れた撥水性を示した。
【0042】このようにして作製したアクリル板を、ア
クリル系の接着剤を介して偏光板に貼りつけて得られ
た、無機コート膜付き偏光板の模式的な断面図を図3に
示す。図3において、11は偏光子、12がTACフィ
ルム、21がアクリル板、22が接着層、13がハード
コート層、14が無機コート膜からなる減反射層、15
がフッ素を含む有機ケイ素化合物層を示している。
【0043】無機コート膜およびフッ素を含む有機ケイ
素化合物層の密着性は、碁盤目試験100/100と良
好で、耐擦傷性は#0000のスチールウールを1kg
/cm2 の荷重をかけて10往復させても傷が認められ
なかった。また、アルコール、酸、アルカリ、洗剤の滴
下実験において異常は認められなかった。
【0044】この無機コート膜付き偏光板をTFT(薄
膜トランジスタ)駆動の液晶パネル前面に貼り付け、信
頼性試験をおこなった。50℃、90%RHで1000
時間の高温高湿試験において、剥がれ、クラック等は発
生せず、ヤケも発生しなかった。また−20℃、25
℃、60℃の熱衝撃試験においても、異常は認められな
かった。20000ラングレイの日光暴露試験において
も、異常は認められなかった。
【0045】この液晶パネルの背面にバックライトユニ
ットを配し、液晶表示装置を組み立てた。表面反射の少
ない、視認性の優れたディスプレイを達成できた。試み
に指で触れてみたが、指紋は付きにくく、付いた指紋も
容易に拭き取ることができた。また、汚れが激しい場合
でも、中性洗剤や市販の眼鏡クリナー等でクリーニング
することにより、初期の特性に回復させることができ
た。車載用や屋外使用も含めた、ポータブルユースに適
した液晶表示装置を提供できた。 (実施例2−3)偏光板上にアンチグレア効果を有した
ハードコート層を形成した。塗布後光重合させ、アクリ
ル樹脂中にシリカ粒子が分散した構造をとっている。表
面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度は7%であった。この
偏光板を真空槽内にセットし、真空蒸着法により、基板
温度50℃で、ハードコート層上に反射防止処理を行な
った。膜構成はMgF2 層λ/4の単層とした(ここで
λ=520nm)。真空槽内から取り出して、良好な反
射防止処理を確認した。
【0046】多孔質窒化ケイ素のタブレットに、実施例
1と同様な方法で2−(パーフルオロオクチル)−エチ
ルトリアミノシランを含浸させた。このタブレットを予
めランプ加熱できる様に、真空槽内にセットしておき、
無機コート膜付き偏光板を同真空槽内にセットした。1
-6Torrまで排気し、酸素プラズマに曝した後、予
めセットされたセラミックス製タブレットをランプの輻
射熱で加熱し、2−(パーフルオロオクチル)−エチル
トリアミノシランだけを30秒間蒸発させ無機コート膜
に反応あるいは吸着させた。形成されたフッ素を含む有
機ケイ素化合物層の厚さは100Å以下であり、この処
理によって外観、反射防止特性に変化は見られなかっ
た。水の接触角は100度以上あり、非常に優れた撥水
性を示した。
【0047】偏光板上の無機コート膜およびフッ素を含
む有機ケイ素化合物層の密着性は、碁盤目試験100/
100と良好で、耐擦傷性は#0000のスチールウー
ルを1kg/cm2 の荷重をかけて10往復させても傷
が認められなかった。また、アルコール、酸、アルカ
リ、洗剤の滴下実験において異常は認められなかった。
【0048】この無機コート膜付き偏光板を単純マトリ
クス駆動の液晶パネル前面に貼り付け、信頼性試験をお
こなった。50℃、90%RHで1000時間の高温高
湿試験において、剥がれ、クラック等は発生せず、ヤケ
も発生しなかった。また−20℃、25℃、60℃の熱
衝撃試験においても、異常は認められなかった。200
00ラングレイの日光暴露試験においても、異常は認め
られなかった。
【0049】この液晶パネルの背面に反射板を配し、液
晶表示装置を組み立てた。表面反射の少ない、視認性の
優れたディスプレイを達成できた。試みに指で触れてみ
たが、指紋は付きにくく、付いた指紋も容易に拭き取る
ことができた。また、汚れが激しい場合でも、中性洗剤
や市販の眼鏡クリナー等でクリーニングすることによ
り、初期の特性に回復させることができた。屋外使用も
含めた、ポータブルユースに適した液晶表示装置を提供
できた。 (実施例2−4)多孔質アルミナのタブレットに、実施
例1と同様な方法で1H,1H,2H,2H−パーフル
オロオクチルトリエトキシシランを含浸させた。このタ
ブレットを予め電子ビーム加熱できる様に、真空槽内に
セットしておいた。
【0050】他方、偏光板上にアクリル樹脂のハードコ
ート層を形成した。表面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度
は0.5%であった。この偏光板を真空槽内にセット
し、真空蒸着法により、基板温度50℃で、ハードコー
ト層上に反射防止処理を行なった。膜構成は下地からS
iO2 層がλ/4、ZrO2 層とSiO2 層の混合膜厚
がλ/4、ZrO2 層がλ/4、最上層のSiO2 層が
λ/4とした(ここでλ=520nm)。表面減反射層
である無機コート膜形成後、真空を保持したまま、予め
セットされたセラミックス製タブレットを電子ビームに
よってセラミックスが蒸発しない様に加熱し、1H,1
H,2H,2H−パーフルオロオクチルトリエトキシシ
ランだけを20秒間蒸発させ無機コート膜に反応あるい
は吸着させた。真空槽内からとり出した無機コート膜付
き偏光板の外観、反射防止特性に変化は見られなかっ
た。形成されたフッ素を含む有機ケイ素化合物層の厚さ
は100Å以下であった。水の接触角は100度以上あ
り、非常に優れた撥水性を示した。
【0051】偏光板上の無機コート膜およびフッ素を含
む有機ケイ素化合物層の密着性は、碁盤目試験100/
100と良好で、耐擦傷性は#0000のスチールウー
ルを1kg/cm2 の荷重をかけて10往復させても傷
が認められなかった。また、アルコール、酸、アルカ
リ、洗剤の滴下実験において異常は認められなかった。
【0052】この無機コート膜付き偏光板をMIM駆動
の液晶パネル前面に貼り付け、信頼性試験をおこなっ
た。50℃、90%RHで1000時間の高温高湿試験
において、剥がれ、クラック等は発生せず、ヤケも発生
しなかった。また−20℃、25℃、60℃の熱衝撃試
験においても、異常は認められなかった。20000ラ
ングレイの日光暴露試験においても、異常は認められな
かった。
【0053】この液晶パネルの背面にバックライトユニ
ットを配し、液晶表示装置を組み立てた。表面反射の少
ない、視認性の優れたディスプレイを達成できた。試み
に指で触れてみたが、指紋は付きにくく、付いた指紋も
容易に拭き取ることができた。また、汚れが激しい場合
でも、中性洗剤や市販の眼鏡クリナー等でクリーニング
することにより、初期の特性に回復させることができ
た。屋外使用も含めた、ポータブルユースに適した液晶
表示装置を提供できた。
【0054】以上実施例を挙げて説明してきたが、使用
するフッ素を含む有機ケイ素化合物は種々考えられ、分
解せずに減圧下で蒸発するものであれば、本発明の目的
を達成できることは言うまでもない。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、以上に述べたように表
面反射の少ない、傷の付きにくいゴミや汚染等の付き難
い偏光板とそれを用いた液晶表示装置を実現するという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例であり、液晶パネルの偏光板
に表面減反射層と実質的に透明な導電性超薄膜層、防汚
層を積層した例を示す図。
【図2】従来例であり、液晶パネルの偏光板に表面減反
射層のみを使用した例を示す図。
【図3】本発明の別の実施例であり、液晶パネルの裏面
の偏光板に表面減反射層と実質的に透明な導電性超薄膜
層の2層を使用し、パネルの表面の偏光板は表面減反射
層と防汚層の2層を積層した例を示す図。
【図4】本発明の別の実施例であり、液晶パネルの背面
照明に用いる光拡散板の表面に表面減反射層と実質的に
透明な導電性超薄膜層、防汚層を形成した偏光板を貼り
付けた例を示す図。
【図5】本発明の別の実施例であり、液晶パネルの背面
照明に用いる光拡散板の表面に表面減反射層と実質的に
透明な導電性超薄膜層の2層を形成した偏光板を貼り、
パネルの表面の偏光板は表面減反射層と防汚層の2層を
積層した例を示す図。
【図6】本発明の原理を説明した見取り図である。
【符号の説明】
11・・・透明導電性薄膜 12・・・防汚層 31・・・透明導電性薄膜 32・・・防汚層 42・・・透明導電性薄膜 43・・・防汚層 51・・・透明導電性薄膜 52・・・防汚層 61・・・表面減反射層 62・・・透明導電性薄膜 63・・・防汚層
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月18日(2000.5.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、対向して配置した一対の基板間に液晶層を有する液
晶パネル、及び前記一対の基板のうち少なくとも一方の
基板の外面側に配置された光拡散板を具備する液晶表示
装置において、前記光拡散板と前記液晶パネルの間に偏
光板を有してなり、前記偏光板は、前記液晶パネルと向
かい合う第1の面と、前記光拡散板と向かい合う第2の
面とを有してなり、前記偏光板の前記第1の面側に防汚
層を有することを特徴とする。また、この本発明の液晶
表示装置において、前記偏光板は偏光層、およびその偏
光層を支持する支持体層を有し、前記支持体層と前記防
汚層との間には減反射層を有することが好ましい。ま
た、上記の本発明の液晶表示装置において、前記偏光板
は偏光層、およびその偏光層を支持する支持体層を有
し、前記支持体層と前記防汚層との間には導電性膜を有
することが好ましい。また、この本発明の液晶表示装置
において、前記導電性膜は前記減反射層と前記防汚層と
の間に、部分的に形成されてなることが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、本発明の液晶表示装置は、対向して
配置した一対の基板間に液晶層を有する液晶パネル、及
び前記一対の基板のうち少なくとも一方の基板の外面側
に配置された光拡散板を具備する液晶表示装置におい
て、 前記光拡散板と前記液晶パネルの間に偏光板を有
してなり、前記偏光板は、前記液晶パネルと向かい合う
第1の面と、前記光拡散板と向かい合う第2の面とを有
してなり、前記偏光板の前記第1の面側に含フッ素シラ
ン化合物を含む層を具備することを特徴とする。また、
この本発明の液晶表示装置において、前記含フッ素シラ
ン化合物は、下記式Iで示される含フッ素シラン化合
物、前記式Iのオリゴマーおよび前記式Iのポリマーか
らなる群より選択される化合物を含むことが好ましい。 式I (R1 )a (R2 )b −Si−(X)c ここで、R1 はフッ素を含む有機基、R2 は水素または
有機基、Xはハロゲン基、水酸基、アミノ基、アルコキ
シ基およびこれらの基の一部が置換された基から選択さ
れ、 a、b、cはそれぞれ次の範囲である。 1≦a
≦3、0≦b≦2、1≦c≦3また、この本発明の液晶
表示装置において、前記含フッ素シラン化合物は、1
H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルトリクロロ
シラン、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチ
ルトリエトキシシラン、ビス(パーフルオロプロピルメ
チル)ジアミノシラン、2−(パーフルオロオクチル)
−エチルトリアミノシラン、ヘプタデカフルオロデシル
トリメトキシシラン、および3、3,3−トリフルオロ
プロピルトリクロロシランからなる群より選択される化
合物を含むことが好ましい。また、この本発明の液晶表
示装置において、前記偏光板は偏光層、およびぞの偏光
層を支持する支持体層を有し、前記支持体層と前記含フ
ッ素シラン化合物を含む層との間にはSiO2層及びZr
2層又はMgF2層を具備することがさらに好ましい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】液晶パネルの背面照明に用いる光拡散板上に貼
り付ける偏光板に無機の表面減反射層を形成する事によ
り表面反射が抑えられ明るいパネルが実現できと共に表
面の硬度が増し作業中などに傷を着ける事がなくなる。
又更にその上に透明な導電性の超薄膜と防汚性の薄膜を
形成する事により、偏光板の帯電による汚れ、又水や指
紋等による汚れを防いだり、あるいは汚れた場合でもそ
れをとれ易くする事ができる。透明な導電性の薄膜は数
Å〜数十Åの厚さで下の表面減反射層に用いられるSi
2が部分的に露出している。この様に透明な導電性の
薄膜は膜厚が極めて薄い為光学的な減反射特性には影響
を及ぼさず、且つ露出しているSiO 2の表面には極性
の大きな−OH基が有るので、ここにフッ素基を含む有
機ケイ素化合物等を反応させ密着力の極めて強い、導電
性のある、且つ防汚性のある表面を形成させる事ができ
る。特にパネルの表面は汚れやゴミが付き易く、パネル
の裏面では傷と静電気によるゴミが付き易いので、偏光
板上に付ける薄膜の種類を表と裏の偏光板で変える事も
効果を有効に発揮する手段となる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図1
は、本発明の参考例であり、液晶パネルの偏光板に表面
減反射層と実質的に透明な導電性薄膜層、防汚層を積層
した例である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】一方下ガラス基板24には裏側偏光板26
が貼り付けてあり、表側偏光板25と同様表面減反射層
27、透明性導電性薄膜11、防汚層12が形成されて
いる。28は、背面照明光である。以上の構成により表
面反射を減少させ傷が付きにくいというだけでなく、偏
光板の帯電によるゴミ等の付着、又水や指紋等による汚
れを防ぎ、万が一汚れが付着した場合でもそれがとれ易
いという高性能な表面を作る事ができる。図2は、従来
例であり、液晶パネルの偏光板に表面減反射層のみを使
用した例である。表側偏光板25の上には、表面減反射
層27しか形成されておらず、裏側偏光板26にも表面
減反射層27しか形成されていない。その為表面反射を
減少させ、傷が付きにくいという効果はあるが、偏光板
の帯電によるゴミ等の付着、又水や指紋等による汚れを
防いだり、とれ易くする事はできなかった。図3は、本
発明の別の参考例であり、液晶パネルの裏面の偏光板に
表面減反射層と実質的に透明な導電性薄膜層の2層を使
用し、パネルの表面の偏光板は表面減反射層と防汚層の
2層を積層した例である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】図4は、本発明の実施例であり、背面照明
に用いる光拡散板41の表面に貼り付ける偏光板26の
上にはパネルの表側偏光板26の上と同様表面減反射
層、透明導電性薄膜42、防汚層43が形成されてい
る。この例では光拡散板41が、アクリルで作られてい
るため非常に帯電し易くゴミや汚れを吸着して表示品質
を著しく損なう事があったが、透明導電性薄膜42を表
面減反射層27の上に形成してあるため、帯電による前
記のような不都合は解消された。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】図6は、本発明の原理を説明した図であ
る。上ガラス基板23の上に偏光板25を貼り付けた部
分を拡大して示している。偏光板25の上には表面減反
射層61と更にその上には透明導電膜62、防汚層63
が形成されている。透明導電膜62は導電性の金属やI
TOを数Å〜数十Åの厚さで形成した物で実際には膜と
言うより島上に部分的に形成されている。従って部分的
にはその下のSiO2が露出し、更にその上に付ける防
汚層63の密着力を増している。透明導電膜62と防汚
層63の厚さは極めて小さいため表面減反射層の効果を
減ずる事はない。以下に防汚層(防汚染性膜)の製造方
法の代表例を記載する。防汚層の製造方法を以下に示
す。 (製造方法1) (実施例1−1)偏光板上にアンチグレア効果を有した
ハードコート層を形成した。塗布後光重合させ、アクリ
ル樹脂中にシリカ粒子が分散した構造をとっている。表
面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度は15%であった。こ
の偏光板を真空槽内にセットし、真空蒸着法により、基
板温度50℃で、ハードコート層上に反射防止処理を行
なった。膜構成は下地からSiO2 層がλ/4、ZrO
2 層とSiO2 層の混合膜厚がλ/4、ZrO2 層がλ
/4、最上層のSiO2 層がλ/4とした(ここでλ=
520nm)。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】このように複数層が設けられた偏光板は、
偏光子、TAC(トリアセチルセルロース)フィルム、
ハードコート層、無機コート層からなる減反射層、およ
び含フッ素シラン化合物層を有している。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】このようにして作製したアクリル板を、ア
クリル系の接着剤を介して偏光板に貼りつけて得られ
た、複数層が設けられた偏光板は、偏光子、TACフィ
ルム、アクリル板、接着層、ハードコート層、無機コー
ト膜からなる減反射層、含フッ素シラン化合物層を有し
ている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】前述とは異なる構成の防汚層の製造方法を
以下に示す。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】他方、偏光板上にアンチグレア効果を有し
たハードコート層を形成した。塗布後光重合させ、アク
リル樹脂中にシリカ粒子が分散した構造をとっている。
表面は鉛筆硬度で3Hであり、曇度は15%であった。
この偏光板を真空槽内にセットし、電子ビーム加熱によ
る真空蒸着法により、基板温度50℃で、ハードコート
層上に反射防止処理を行なった。本実施例に用いた蒸着
装置は、真空槽、電子ビーム銃、蒸着源となるタブレッ
トを設置する円盤状のタブレット設置台を有している。
蒸着すべき材料のタブレットはそれぞれタブレット設置
台の円周にそって設置される。この台は回転手段に接続
されており、蒸着すべき材料のタブレットは電子ビーム
が照射される位置に回転移動される機構になっている。
また、この蒸着装置は、遮蔽板を有し、電子ビームの照
射位置は閉口している。また、本実施例では二酸化ケイ
素のタブレット、酸化ジルコニウムのタブレット、ヘプ
タデカフルオロデシルトリメトキシシランを含浸させた
セラミックス製のタブレットを用いた。被処理基板であ
る偏光板はハードコート層表面が蒸着源に向くようにセ
ットした。まず、真空槽内を排気口より排気手段を用い
て10-5Toor以下まで排気し、無機コート膜を形成
した。膜構成は下地からSiO2 層がλ/4、ZrO2
層とSiO2 層の混合膜厚がλ/4、ZrO2 層がλ/
4、最上層のSiO2 層がλ/4とした(ここでλ=5
20nm)。表面減反射層である無機コート膜形成後、
真空を保持したまま、予めセットされたセラミックス製
タブレットを電子ビームによってセラミックスが蒸発し
ない様に加熱し、ヘプタデカフルオロデシルトリメトキ
シシランだけを20秒間蒸発させ無機コート膜に反応あ
るいは吸着させた。真空槽内からとり出した無機コート
膜付き偏光板の外観、反射防止特性に変化は見られなか
った。形成されたフッ素を含む有機ケイ素化合物層の厚
さは100Å以下であった。水の接触角は100度以上
あり、非常に優れた撥水性を示した。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】このように複数層が設けられた偏光板は、
偏光子、TAC(トリアセチルセルロース)フィルム、
ハードコート層、無機コート層からなる減反射層、およ
びフッ素を含む有機ケイ素化合物層を有している。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】このようにして作製したアクリル板を、ア
クリル系の接着剤を介して偏光板に貼りつけて得られ
た、複数層が設けられた偏光板は、偏光子、TACフィ
ルム、アクリル板、接着層、ハードコート層、無機コー
ト膜からなる減反射層、およびフッ素を含む有機ケイ素
化合物層を有している。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例であり、液晶パネルの偏光板に
表面減反射層と実質的に透明な導電性超薄膜層、防汚層
を積層した例を示す図。
【図2】従来例であり、液晶パネルの偏光板に表面減反
射層のみを使用した例を示す図。
【図3】本発明の参考例であり、液晶パネルの裏面の偏
光板に表面減反射層と実質的に透明な導電性超薄膜層の
2層を使用し、パネルの表面の偏光板は表面減反射層と
防汚層の2層を積層した例を示す図。
【図4】本発明の実施例であり、液晶パネルの背面照明
に用いる光拡散板の表面に表面減反射層と実質的に透明
な導電性超薄膜層、防汚層を形成した偏光板を貼り付け
た例を示す図。
【図5】本発明の別の実施例であり、液晶パネルの背面
照明に用いる光拡散板の表面に表面減反射層と実質的に
透明な導電性超薄膜層の2層を形成した偏光板を貼り、
パネルの表面の偏光板は表面減反射層と防汚層の2層を
積層した例を示す図。
【図6】本発明の原理を説明した見取り図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】偏光板の表面(偏光層を支持する支持体層
    の表面)に複数層の薄膜を形成した事を特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】前記複数層の薄膜は、表面減反射層、実質
    的に透明な導電性薄膜層、防汚層を積層した物である事
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記偏光板の表面に形成する複数層の薄膜
    の種類が液晶パネルの表面に貼り付ける偏光板と、該液
    晶パネルの裏面に貼り付ける偏光板とで異なる事を特徴
    とする請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記偏光板の表面に形成する複数層の薄膜
    の種類が液晶パネルの表面に貼り付ける偏光板と、該液
    晶パネルの背面照明に用いる拡散板上に貼り付ける偏光
    板とで異なる事を特徴とする請求項1記載の液晶表示装
    置。
  5. 【請求項5】前記複数層の薄膜の一方は、表面減反射層
    と防汚層を積層した構成を有している事を特徴とする請
    求項3及び4に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記複数層の薄膜の一方は、表面減反射層
    と実質的に透明な導電性薄膜層を積層した構成を有して
    いる事を特徴とする請求項3、4に記載の液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】前記防汚層は、下記一般式Iで示される含
    フッ素シラン化合物、あるいはIのオリゴマー、あるい
    はポリマーを少なくとも1種類以上含む混合物よりなる
    組成物を、反応あるいは吸着させた物で特徴とする請求
    項5及び6に記載の液晶表示装置。 I. (R1a(R2b−Si−(X)c (ここでR1はフッ素を含む有機基、R2は水素又は有機
    基、Xはハロゲン基、水酸基、アミノ基またはアルコキ
    シ基等の加水分解可能な反応性置換基であり、a、b、
    cはそれぞれ次の範囲である。 1≦a≦3、0≦b≦
    2、1≦c≦3)
  8. 【請求項8】前記防汚層は、フッ素基を含む有機ケイ素
    化合物を予め含浸させたセラミックスを、真空槽内で加
    熱し、該化合物を蒸発させて、形成した事を特徴とする
    請求項5及び6に記載の液晶表示装置。
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