JP2000352104A - 縦管の設置構造 - Google Patents

縦管の設置構造

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JP2000352104A JP11162736A JP16273699A JP2000352104A JP 2000352104 A JP2000352104 A JP 2000352104A JP 11162736 A JP11162736 A JP 11162736A JP 16273699 A JP16273699 A JP 16273699A JP 2000352104 A JP2000352104 A JP 2000352104A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地盤の掘削径を大幅に縮小して縦管を設置する
ことができる縦管の設置構造を提供する。 【解決手段】地盤に縦方向に掘削された削孔内の長手方
向に沿って予め装着された一次覆工としての外管内に、
管本体部内に下水を屈曲して流下させるための螺旋案内
路が設けられた縦管が設置されている縦管の設置構造で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤の掘削径を大
幅に縮小して、内部に螺旋案内路が設けられた縦管を設
置することができる縦管の設置構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、マンホール内を自然流下する下水
によって内部が損傷するのを防止するため、例えば、特
開平8─41915号公報に開示されているように、マ
ンホール内に下水用縦管(ドロップシャフト)を配置す
る方法が実施されている。
【0003】このような下水用縦管は、図6に示すよう
に、一定の内径の直管状の管本体部aと、管本体部aの
内部に下水が直線状に流下しないように螺旋状に案内す
る螺旋案内路bを有しており、この螺旋案内路bに沿っ
て下水が螺旋状に流下することにより下水が減衰される
ので、減衰状態となった下水を管本体部aの下端部に一
体に設けられた吐出口cから流出する。従って、マンホ
ールM内に流入した下水は、マンホールMの底部等に強
く衝突するおそれがなく、マンホールMの底部を損傷す
ることが防止される。
【0004】しかしながら、この下水用縦管pをマンホ
ールM内に設置するためには、作業用スペースが必要な
ために、マンホールMとしては下水用縦管pの外径に作
業用スペースをたした内径を有するものを形成する必要
があるので、マンホールが大きくなって、掘削スペース
を十分に確保することができないために目的とする高落
差下水管路を形成することが難しくなったり、コストが
高くなってしまうという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
従来の問題点を解消し、地盤の掘削径を大幅に縮小して
縦管を設置することができる縦管の設置構造を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の
発明(本発明1)は、地盤に縦方向に掘削された削孔内
の長手方向に沿って予め装着された一次覆工としての外
管内に、管本体部内に下水を屈曲して流下させるための
螺旋案内路が設けられた縦管が設置されている縦管が設
置されている縦管の設置構造である。
【0007】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)
は、前記縦管が、その外面の2箇所以上に、前記外管内
の適正位置に設置するための位置調整用弾性部材が設け
られたものからなり、該位置調整用弾性部材が前記外管
との間隙に介在されている本発明1の縦管の設置構造で
ある。
【0008】本発明において、外管の材質としては、鋼
等が剛性が高いので好適である。本発明において、縦管
の管本体部や螺旋案内路を形成する材質としては、金属
類をはじめ、樹脂が挙げられる。
【0009】樹脂としては、熱可塑性樹脂では、ポリ塩
化ビニルをはじめ、ポリエチレン、ポリプロピレン、ア
クリル樹脂等が挙げられ、熱硬化性樹脂では、不飽和ポ
リエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、エポキシ樹脂等
が挙げられ、ガラス繊維等の無機繊維、炭素繊維、アラ
ミド繊維、ビニロン繊維等の有機繊維にて強化したもの
(FRP)として使用することができ、樹脂モルタルを
中間層として有するもの(FRPM)も適宜使用でき
る。
【0010】
【作用】本発明1の縦管の設置構造は、地盤に縦方向に
掘削された削孔内の長手方向に沿って予め装着された一
次覆工としての外管内に、管本体部内に下水を屈曲して
流下させるための螺旋案内路が設けられた縦管が設置さ
れていることにより、地盤の掘削径を大幅に縮小するこ
とができる。
【0011】本発明2の縦管の設置構造は、前記縦管
が、その外面の2箇所以上に、前記人孔内の適正位置に
設置するための位置調整用弾性部材が設けられたものか
らなり、該位置調整用弾性部材が前記外管との間隙に介
在されていることにより、外管内に縦管の自重による挿
入と芯出しを同時に行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明に使用される縦管
の一例を示す断面図である。図1に示すように、この縦
管1は、管本体部11が上部管本体部111と、中間部
管本体部112と、下部管本体部113とからなる。上
部管本体部111内には、中心部に中空筒部14が固定
された第1の螺旋案内路12が設けられている。中間部
管本体部112内には、螺旋案内路は設けられていな
い。下部管本体部113内には、中心部が空洞とされた
螺旋案内路12′が設けられている。下部管本体部11
3の下端部には、外側方に突出する吐出口13が設けら
れている。
【0013】図2は、図1に示す縦管1を用いた、本発
明の縦管の設置構造の一例の説明図である。地盤の縦管
を設置すべき部分が縦方向に掘削されて削孔2が形成さ
れている。削孔2の内径は、設置すべき縦管1の外径よ
りやや大きなものとされる。削孔2内は、その長手方向
に沿って土圧を受けもつ一次覆工としての補強用の鋼製
の外管3が予め装着されている。外管の下端部には側方
に開口する開口部31が設けられている。
【0014】下水本管Pと外管3の下端部との間は、下
水本管P側からの工事により、流出管4にて連結される
とともに、外管3内の底部には、開口部31の底面にレ
ベルに合わせたインバート32が打設されている。
【0015】外管3内に、図4に示す縦管1が上方から
搬入され、その下端がインバート32上に当接し、吐出
口13が流出口4に合致するように設置されている。吐
出口13の周囲と外管3の下端部との間は止水材が充填
されて止水が行われた後、縦管1の管本体部11と外管
3との間に充填材にエアーモルタル等からなる充填材が
充填されて縦管の設置構造が形成されている。
【0016】図3は、本発明に使用される縦管の別の例
を示す断面図である。図に示すとおり、この縦管5に
は、その管本体部51外面の同一周方向の2箇所以上の
部分に、外管3内の適正位置に縦管5を設置するための
位置調整用弾性部材54,54が設けられている。
【0017】位置調整用弾性部材54,54は、金属製
の固定部541,541とその一端から外側に突出する
ように設けられた丸みを帯びた弾圧部542,542と
からなり、固定部541,541が繊維強化樹脂等によ
り縦管5の管本体部51の外面に固定されている。外管
3内に搬入前の弾圧部542,542の外のりは外管3
の内径よりもやや大きくなるようにされている。
【0018】図4は、図3に示す縦管5を用いた、本発
明の縦管の設置構造の一例の説明図である。まず、図4
(a)に示すように、外管3内にその上方から縦管5を
搬入していくと、外管3の上端部に弾性部材54,54
の弾圧部542,542が当接する。
【0019】縦管5はその自重により弾性部材54,5
4を内側にへこむように変形し縦管5の内側を摺動する
ようにして搬入されていき、縦管5の下端が外管3の下
端まで搬入されたときに、弾性部54,54が外管3と
の間隙に弾圧状態にて介在された状態となる。これによ
り、外管3の中心部に縦管1が設置された縦管の設置構
造が形成される。
【0020】位置調整用弾性部材は図3に示すものに限
定されることなく、例えば、図5に示すように、金属製
の固定部611とその一端から外側に突出するように設
けられた弾圧板612と、弾圧板612の先端に案内ロ
ール613が設けられた位置調整用弾性部材61であっ
てもよい。
【0021】(実施例)以下、本発明を実施例により説
明する。実施例 縦管1として、口径1500mmのFRPM製の上部管
本体部111、中間部管本体部112、下部管本体部1
13とからな管本体部11を備え、上部管本体部111
内に、中心部に中空筒部14が固定されたFRP製の螺
旋案内路12が設けられ、下部管本体部113内に、F
RP製の螺旋案内路12′が設けられており、上部管本
体部111、中間部管本体部112、下部管本体部11
3のそれぞれの外面の相対する部分にゴムタイヤ付き車
輪(タイヤ径50mm、車輪間外のり1880mm)か
らなる案内ロール613を備えた位置調整用弾性部材6
1が固定されたものを用いた。
【0022】図2に示すように、地盤に縦方向に掘削さ
れた削孔2内の長手方向に沿って予め装着された一次覆
工としての内径1880mm、肉厚50mm、落差39
mの鋼製の外管3内に、内部に螺旋案内路12′が設け
られた下部管本体部113を、その上方から自重による
挿入と位置調整用弾性部材61による位置調整を行いつ
つ搬入していき、その下端がインバート32上に当接
し、吐出口13が流出口4に合致するように設置した。
吐出口13の周囲と外管3の下端部との間は止水材を充
填して止水を行った。
【0023】次に、中間部管本体部112を複数本連結
した状態にて、同様に、外管3内にその上方から自重に
よる挿入と位置調整用弾性部材61による位置調整を行
いつつ搬入していき、その下端を下部管本体部113の
上端との間で受挿方式にて接続した。
【0024】更に、内部に中空筒部14付き螺旋案内路
12が設けられ上部管本体部111を、同様に、外管3
内にその上方から自重による挿入と位置調整用弾性部材
61による位置調整を行いつつ搬入していき、その下端
を下部管本体部113の最上端との間で受挿方式にて接
続した。その結果、外管3内に縦管1の自重による挿入
と芯出しを同時に行いつつ、縦管の設置構造を無事に形
成することができた。
【0025】比較例 比較のために、実施例と同様の寸法の縦管1であって、
位置調整用弾性部材が設けられてないものを用いて、図
6を参照して説明した従来の縦管の設置構造の施工を行
った。その結果、比較例の場合には実施例の場合と比べ
て、マンホールとして内径が3000mmのものを形成
する必要があり、芯出しのための施工作業が煩雑であ
り、長時間の施工時間を要した。
【0026】
【発明の効果】本発明の縦管の設置構造は、上記のとお
りとされているので、地盤の掘削径を大幅に縮小するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用される縦管の一例を説明する断面
図である。
【図2】図1に示す縦管を用いた本発明の縦管の設置構
造の一例を説明する断面図である。
【図3】本発明に使用される縦管の別の例を説明する断
面図である。
【図4】図3に示す縦管を用いた本発明の縦管の設置構
造の別の例を説明する断面図である。
【図5】本発明に使用される縦管の更に別の例を説明す
る断面図である。
【図6】従来の下水管縦管とその設置構造を説明する断
面図である。
【符号の説明】
1 縦管 3 外管 11 管本体部 12,12′ 螺旋案内路 13 吐出口 51,61 位置調整用弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地盤に縦方向に掘削された削孔内の長手
    方向に沿って予め装着された一次覆工としての外管内
    に、管本体部内に下水を屈曲して流下させるための螺旋
    案内路が設けられた縦管が設置されていることを特徴と
    する縦管の設置構造。
  2. 【請求項2】 前記縦管が、その外面の2箇所以上に、
    前記外管内の適正位置に設置するための位置調整用弾性
    部材が設けられたものからなり、該位置調整用弾性部材
    が前記外管との間隙に介在されていることを特徴とする
    請求項1に記載の縦管の設置構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008223313A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Sekisui Chem Co Ltd 螺旋案内路付き縦管の設置構造およびこの縦管の改修工法
CN103074932A (zh) * 2013-02-27 2013-05-01 黄希顺 注塑排污管件检查井
JP2016069857A (ja) * 2014-09-29 2016-05-09 積水化学工業株式会社 螺旋案内路付き縦管の施工方法

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