JP2000351894A - 一液湿気硬化型ウレタン組成物 - Google Patents

一液湿気硬化型ウレタン組成物

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JP2000351894A
JP2000351894A JP11164566A JP16456699A JP2000351894A JP 2000351894 A JP2000351894 A JP 2000351894A JP 11164566 A JP11164566 A JP 11164566A JP 16456699 A JP16456699 A JP 16456699A JP 2000351894 A JP2000351894 A JP 2000351894A
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Takahiro Safuku
高弘 佐復
Takeshi Nishida
剛 西田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着性に優れ、粘度が適度で良好な揺変性を有
し、硬化後の強度特性、耐候性等に優れる、自動車用ウ
ィンドシールドシーラントとして好適な一液湿気硬化型
ウレタン組成物の提供。 【解決手段】ウレタンプレポリマー100重量部に対
し、カーボンブラックを5〜120重量部、および、高
級脂肪酸エステルにより表面処理された炭酸カルシウム
を5〜50重量部含有する一液湿気硬化型ウレタン組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボンブラック
を含有するウレタン組成物に、さらに高級脂肪酸エステ
ルで表面処理された炭酸カルシウムを含有する、ガラス
等への接着性に優れ自動車用ウィンドシールドシーラン
トとして好適な一液湿気硬化型ウレタン組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一液湿気硬化型ウレタン組成物は、接着
性、弾性等に優れており、シーリング材、接着剤、コー
ティング材等として用いられており、特に、自動車のボ
ディーに窓ガラスを接着するためのウィンドシールドシ
ーラントとして好適に用いられている。ウィンドシール
ドシーラントとして用いられる一液湿気硬化型ウレタン
組成物では、補強剤および耐候性付与剤としてカーボン
ブラックを配合することが不可欠である。自動車の生産
工程での、窓とボディーとの一体化は、ガラスに未硬化
状態のウィンドシールドシーラントを、三角形の形状
(三角ビード)で打ち出して塗布し、これをボディーに
圧着していく、いわゆるビード打ちと呼ばれる工程でお
こなわれる。この際、ウィンドシールドシーラントは、
液垂れを起こさず、さらに塗布された時の三角形の形状
を保ったまま、窓ガラスを圧着する工程に進ませる必要
があり、液垂れを起こさず三角ビードの形状を保たせる
ために、硬化前のウィンドシールドシーラントは揺変性
を有している必要がある。この揺変性付与のためにも、
ウィンドシールドシーラントとして用いられる一液湿気
硬化型ウレタン組成物にはカーボンブラックが配合され
る。このようにカーボンブラックを、配合される粉体の
主成分として含有する一液湿気硬化型ウレタン組成物で
は、作業性の観点から、粘度の調節を行う必要がある。
自動車の生産工程では、ビード打ちの工程は多くの場合
ロボットにより行われるが、例えば、自動車の修理工場
等では、手作業でウィンドシールドシーラントをビード
打ちする場合がある。このような場合では、未硬化状態
のウィンドシールドシーラントの粘度が高いと、作業者
が疲労しやすい等の理由から粘度を低くする必要があ
る。ウィンドシールドシーラントとして用いられる一液
湿気硬化型ウレタン組成物の粘度の調節は、一般に溶剤
の添加量を調節することにより行われる。しかし、粘度
を低下させるために、添加する溶剤の量を増加すると、
一液湿気硬化型ウレタン組成物の接着性が低下し、窓ガ
ラスと自動車のボディーとの接着不良が発生するという
問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、接着
性に優れ、粘度が適度で揺変性に優れ、硬化後の強度特
性、耐候性等に優れる、自動車用ウィンドシールドシー
ラントとして好適な一液湿気硬化型ウレタン組成物を提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ウレタン
プレポリマーにカーボンブラックを配合した一液湿気硬
化型ウレタン組成物に、特定の化合物、すなわち高級脂
肪酸エステルにより表面処理された炭酸カルシウムを配
合することで、一液湿気硬化型ウレタン組成物の接着性
を改善できることを見出して、本発明を完成するに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明は、ウレタンプレポリマ
ー100重量部に対し、カーボンブラックを5〜120
重量部、および、高級脂肪酸エステルにより表面処理さ
れた炭酸カルシウムを5〜50重量部含有する一液湿気
硬化型ウレタン組成物を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。本発明の一液湿気硬化型ウレタン組成物(以下、本
発明の組成物という)は、ウレタンプレポリマー、およ
び、カーボンブラックを含有し、さらに、高級脂肪酸エ
ステルで表面処理された炭酸カルシウムを含有する一液
湿気硬化型ウレタン組成物である。
【0007】本発明の組成物に用いられる炭酸カルシウ
ムは、高級脂肪酸エステルにより表面処理された炭酸カ
ルシウムである。ウレタンプレポリマーに、配合する粉
体の主成分としてカーボンブラックを含有するウレタン
組成物に、高級脂肪酸エステルにより表面処理された炭
酸カルシウムを特定量配合すると、接着性を改善するこ
とができ、例えばガラス等への接着性を優れたものとす
ることができる。表面処理される炭酸カルシウムは、重
質炭酸カルシウム、コロイダル沈降性炭酸カルシウム、
いずれであってもよい。炭酸カルシウムの表面処理に用
いられる高級脂肪酸エステルとは、高級脂肪酸をアルコ
ールでエステル化したもの、特にグリセリン、エチレン
グリコール等の多価アルコールを、炭素数8以上の脂肪
酸でエステル化したものが好ましい。具体的には、グリ
セリントリステアレート、グリセリントリパルミテー
ト、エチレングリコールジステアレート、エチレングリ
コールジパルミテート等が例示される。
【0008】炭酸カルシウムの表面処理においては、炭
酸カルシウム100重量部に対し、高級脂肪酸エステル
を好ましくは1〜20重量部、より好ましくは3〜10
重量部を用いる。表面処理方法は、水スラリー中、含水
ケーキ中、あるいは溶剤中で炭酸カルシウムと高級脂肪
酸エステルとをミキサー等で撹拌する湿式か、あるいは
炭酸カルシウムと高級脂肪酸エステルとを乾式で良く撹
拌した後、加熱する等の方法があるが、いずれの方法で
も良い。このような高級脂肪酸エステル表面処理炭酸カ
ルシウムとしては、市販品を利用することもでき、例え
ば、シーレッツ200あるいは同300(丸尾カルシウ
ム社製)が挙げられる。
【0009】本発明の組成物中の上記表面処理炭酸カル
シウムの配合量は、後述する、ウレタンプレポリマー1
00重量部に対し、5〜50重量部、好ましくは10〜
30重量部である。5重量部未満では、接着性改善の効
果が不十分となり、50重量部超では本発明の一液湿気
硬化型ウレタン組成物の貯蔵安定性が低下し好ましくな
い。
【0010】本発明の組成物に配合されるウレタンプレ
ポリマーは、通常の1液型のポリウレタン樹脂組成物と
同様、ポリオール化合物と過剰のポリイソシアネート化
合物(すなわち、OH基に対して過剰のNCO基)を反
応させて得られる反応生成物であって、一般に、0.5
〜5重量%のイソシアネート基を分子末端に含有する。
【0011】このようなウレタンプレポリマーを生成す
るポリイソシアネート化合物としては、通常の1液型の
ポリウレタン樹脂組成物の製造に用いられる各種のもの
が使用できる。具体的には、2,4−トリレンジイソシ
アネート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,
4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,4′−
ジフェニルメタンジイソシアネート、p−フェニレンジ
イソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンポリイソ
シアネート等の芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチ
レンジイソシアネート等の脂肪族ポリイソシアネート;
イソホロンジイソシアネート等の脂環式ポリイソシアネ
ート;キシリレンジイソシアネート等のアリール脂肪族
ポリイソシアネート;上記各ポリイソシアネートのカル
ボジイミド変性またはイソシアヌレート変性ポリイソシ
アネート;等が好適に例示される。これらは、1種ある
いは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0012】上記ウレタンプレポリマーを生成するポリ
オールとしては、通常の1液型のポリウレタン樹脂組成
物と同様に、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポ
リオール、その他のポリオール、およびこれらの混合ポ
リオールを用いることができる。
【0013】ポリエーテルポリオールとしては、エチレ
ンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサ
イド、スチレンオキサイド、テトラヒドロフラン等のア
ルキレンオキサイドの1種または2種以上に、2個以上
の活性水素を有する化合物の1種または2種以上を付加
重合させた生成物を挙げることができる。2個以上の活
性水素を有する化合物としては、多価アルコール、アミ
ン類、アルカノールアミン類等が挙げられる。多価アル
コールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、1,1,1−トリメチロールプロパ
ン、1,2,5−ヘキサントリオール、1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、4,4′−ジヒド
ロキシフェニルプロパン、4,4′−ジヒドロキシフェ
ニルメタン、ペンタエリスリトール等が;アミン類とし
ては、エチレンジアミン、プロパノールアミン等が;ア
ルカノールアミン類としては、エタノールアミン、プロ
パノールアミン等;が挙げられる。
【0014】また、ポリエステルポリオールとしては、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジ
オールペンタンジオール、ヘキサンジオール、シクロヘ
キサンジメタノール、グリセリン、1,1,1−トリメ
チロールプロパン、あるいはその他の低分子ポリオール
の1種または2種以上と、グルタル酸、アジピン酸、ピ
メリン酸、スベリン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、ダイマー酸、あるいはその他の低分子カル
ボン酸やオリゴマー酸の1種または2種以上との縮合重
合体;プロピオンラクトン、バレロラクトン等の開環重
合体;等を挙げることが出来る。
【0015】さらに、その他のポリオールとしては、ポ
リカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリオー
ル、水素添加されたポリブタジエンポリオール、アクリ
ルポリオール等や、エチレングリコール、ジエチレング
リコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコ
ール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジ
オール等の低分子ポリオールを挙げることが出来る。
【0016】このような、ポリオール化合物と過剰のポ
リイソシアネート化合物とを用いて生成される分子末端
にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを得
る際の、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物
との混合割合は、ポリオール化合物1当量(OH当量)
当たり、ポリイソシアネート化合物1.2〜5当量(N
CO当量)、好ましくは1.5〜3当量である。また、
このウレタンプレポリマーの製造は、通常のウレタンプ
レポリマーと同様に、所定量比の両化合物を混合し、通
常30〜120℃、好ましくは50〜100℃で加熱撹
拌することによって行われる。
【0017】本発明の組成物は、カーボンブラックを含
有する。本発明の組成物に含有するカーボンブラックと
しては、特に限定されず、一般にゴム組成物の補強用充
填剤として用いられる不純物(主にバインダー)の含有
率が比較的大きく造粒してあるゴム用カーボンブラック
や、顔料としてインク等に配合される純度の高いパウダ
ー状のインクブラック等を用いることができるが、本発
明の組成物のマトリックスとの混合性が良好であること
から、インクブラックが好ましく、特にカーボンブラッ
クのうちインクブラックを20重量%以上含有するのが
好ましい。例えば、MCF、RCF等のインクブラック
を挙げることができ、これらのカーボンブラックの粒径
は15〜30nm、吸油量は60〜130cm3 /10
0gである。上記カーボンブラックは単独で用いてもよ
く、2種類以上を併用してもよい。本発明の組成物にカ
ーボンブラックを配合すると、本発明の組成物の未硬化
時には揺変性を、硬化後の本発明の組成物には補強性
と、光遮蔽効果による高い耐候性をえることができる。
本発明の湿気硬化型ポリウレタン組成物におけるカーボ
ンブラックの含有量は、ウレタンプレポリマー100重
量部に対して50〜120重量部、好ましくは80〜1
20重量部である。この範囲であれば、揺変性、硬化後
の強度が良好であり、またカーボンブラックの吸油量と
の観点からも好ましい。
【0018】本発明の組成物は、溶剤を含有するのが好
ましい。溶剤の配合量を増減することで、本発明の組成
物の揺変性を低下させることなく粘度を調節することが
できる。溶剤としては、キシレン、トルエン等の芳香族
系炭化水素、ミネラルスピリット、メチルエチルケトン
等が挙げられる。溶剤の配合量は、ウレタンプレポリマ
ー100重量部に、好ましくは3〜20重量部、より好
ましくは5〜10重量部である。この範囲であれば、得
られる本発明の組成物を適度な粘度とすることができ、
作業性の観点から好ましいからである。
【0019】本発明の組成物は、可塑剤を含有してもよ
い。可塑剤を配合することで、本発明の組成物の粘度を
調節することができる。可塑剤としては、例えば、ジオ
クチルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(D
BP)、ジラウリルフタレート(DLP)、ブチルベン
ジルフタレート(BBP)、ジイソデシルフタレート
(DIDP)、ジオクチルアジぺート(DOA)、ジイ
ソデシルアジぺート、トリオクチルフォスフェート、ト
リス(クロロエチル)フォスフェート、トリス(ジクロ
ロプロピル)フォスフェート、トリブチルトリメリテー
ト(TBTM)、トリオクチルトリメリテート(TOT
M)、アジピン酸プロピレングリコールポリエステル、
アジピン酸ブチレングリコールポリエステル、エポキシ
ステアリン酸アルキル、エポキシ化大豆油等が挙げられ
る。可塑剤の配合量は、ウレタンプレポリマー100重
量部に対し、5〜30重量部が好ましい。この範囲であ
れば、本発明の組成物の揺変性を損なうこと無く、粘度
を調節することができ好ましい。
【0020】本発明の組成物には、上記成分に加え、本
発明の目的を損なわない範囲で、その他の添加剤、例え
ば、充填剤、触媒、酸化防止剤、シランカップリング剤
等を含有してもよい。
【0021】充填剤としては、必須成分であるカーボン
ブラックの他に、本発明の目的を損なわない範囲で、表
面処理を行っていない炭酸カルシウム、クレー、タル
ク、酸化チタン、生石灰、カオリン、ゼオライト、珪藻
土、塩化ビニルペーストレジン、ガラスバルーン、塩化
ビニリデン樹脂バルーン等を用いることができる。
【0022】触媒としては、ジオクチル錫ラウレート
(DOTL)、ジブチル錫ラウレート(DBTL)等が
挙げられる。触媒の配合量は、ウレタンプレポリマー1
00重量部に対し、0.1〜1重量部が好ましい。
【0023】酸化防止剤としては、ブチルヒドロキシト
ルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BH
A)等のフェノール誘導体、ジフェニルアミン、ジフェ
ニレンジアミン等の芳香族アミン、亜リン酸トリフェニ
ル等の亜リン酸エステル等が挙げられる。シランカップ
リング剤としては、γ−(2アミノエチル)アミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン等が挙げられる。
【0024】本発明の組成物の製造方法は、特に限定さ
れないが、好ましくは上述の各成分を減圧下に混合ミキ
サー等のかくはん装置を用いて十分混練し、均一に分散
させて組成物とするのがよい。
【0025】上述のようにして得られる本発明の組成物
は、作業性の観点から、粘度が200〜500〔ps〕
であるのが好ましい。また、本発明の組成物の揺変性
は、JASO M338−89に規定される垂下性試験
A法で測定した場合の、調整直後の本発明の組成物の頂
点の移行距離が、0〜3〔mm〕であるのが好ましい。
【0026】本発明の一液湿気硬化性ウレタン組成物
は、上述の構成を採ることより、未硬化時は良好な揺変
性、適度な粘度を有し、優れた貯蔵安定性を持ち、ガラ
ス等への接着性に優れ、硬化後の強度特性、耐候性等が
優れている。従って、本発明の一液湿気硬化性ウレタン
組成物は、自動車用等のウィンドシールドシーラントと
して好適に用いることができる。
【0027】
【実施例】以下に実施例を示して本発明を具体的に説明
する。 <ウレタンプレポリマーの調整>数平均分子量3000
のポリプロピレングリコール850g、数平均分子量3
000のポリプロピレントリオール150g、および、
ジオクチルフタレート300gを混合し、さらにジフェ
ニルメタンジイソシアネート170gを加えて、80℃
で10時間、撹拌しながら反応させて、ウレタンプレポ
リマーを得た。
【0028】(実施例1〜3、比較例1〜3)下記表1
に記載の化合物を、表1に記載の配合量で用いてウレタ
ン組成物を得た。得られた組成物について、粘度、貯蔵
安定性、接着性を以下に示す方法で測定して評価した。
【0029】
【表1】
【0030】<表中の各成分> カーボンブラック:#45、三菱化学社製 表面処理炭酸カルシウム(パルミチン酸エステルにより
表面処理):シーレッツ200、丸尾カルシウム社製 炭酸カルシウム(表面処理は施されていない):スーパ
ーS、丸尾カルシウム社製 可塑剤:ジイソデシルフタレート(DIDP) 溶剤:ミネラルスピリット(ノナン、デカン、ウンデカ
ンを主成分とする石油系溶剤)、日本石油社製 触媒:ジオクチル錫ラウレート(DOTL)
【0031】1)粘度 得られたウレタン組成物について、調整1日後、JAS
O M338−89に記載の圧力粘度計により粘度を測
定した。 2)接着性 JASO M338−89に準拠して、剥離試験を行っ
た。被着体はガラスを用い、ガラス用プライマーとして
横浜ゴム社製MS−90を使用した。接着後、標準状態
(温度20℃、湿度65%)で168時間放置したもの
を手剥離した。表中、CFは組成物の凝集破壊、PSは
組成物とプライマーとの界面剥離を表す。 3)貯蔵安定性 得られた組成物と、40℃で14日間貯蔵したものにつ
いて、JASO M338−89に規定された貯蔵安定
性試験に準拠して、組成物の粘度を測定し、貯蔵後の粘
度の増加量を貯蔵前の粘度で割った値(粘度の上昇度)
で貯蔵安定性を評価した。表中、○は粘度の上昇度が2
0%以下であったことを、×は20%超であったことを
表す。
【0032】
【発明の効果】本発明の一液湿気硬化性ウレタン組成物
は、適度な粘度、良好な揺変性を有し、貯蔵安定性も良
好で、優れた接着性を有し、硬化後の強度特性、耐候性
等に優れている。従って、本発明の一液湿気硬化性ウレ
タン組成物は、特に自動車用ウィンドシールドシーラン
トとして好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08G 18/10 C08G 18/10 Fターム(参考) 4H017 AA25 AA29 AA31 AB05 AC05 AD05 AE05 4J002 CK031 CK041 CK051 DA036 DE237 FB247 GN00 4J034 BA05 CA01 CA04 CE01 DA01 DA03 DB03 DB04 DB07 DF01 DF02 DF11 DF14 DF27 DG01 DG02 DG03 DG04 DG05 DG14 DG16 DP18 DP19 HA01 HA06 HA07 HB06 HC01 HC02 HC03 HC11 HC12 HC22 HC25 HC35 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC65 HC66 HC67 HC71 HC73 JA41 JA42 LA08 LA33 MA01 MA02 QB12 RA08 RA12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウレタンプレポリマー100重量部に対
    し、カーボンブラックを5〜120重量部、および、高
    級脂肪酸エステルにより表面処理された炭酸カルシウム
    を5〜50重量部含有する一液湿気硬化型ウレタン組成
    物。
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