JP2000351720A - 制汗剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体を配合せずとも十分な制汗効
果を得ることができる制汗剤を得て、さらに前記制汗剤
を含有させることにより、化粧効果持続性が高い皮膚外
用剤を得ること。 【解決手段】 大豆抽出物、及び大豆抽出物中に
含まれるイソフラボン類（ダイジン，マロニルダイジ
ン，アセチルダイジン，ダイゼイン，ゲニスチン，マロ
ニルゲニスチン，アセチルゲニスチン，グリシチン，マ
ロニルグリシチン，アセチルグリシチン，グリシテイ
ン）を有効成分として配合して制汗剤とする。さらにエ
タノールと併用することで相乗効果が認められる。また
この制汗剤を皮膚外用剤に配合することにより、化粧効
果の持続性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、大豆抽出物及び
大豆抽出物中に含まれるイソフラボン類を有効成分とし
て含有する制汗剤、及びこの制汗剤を含有する化粧効果
の持続性に優れた皮膚外用剤に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来制汗剤としては、クロルヒドロキシ
アルミニウム，無水ケイ酸，タルク等の粉体を液体溶媒
に分散させたものが広く用いられている。しかしなが
ら、このような制汗剤は、塗布時に塗布面が白くなる、
粉体が経時で凝集し使用できなくなったり効果が低下す
る、等の問題があった。

【０００３】一方、大豆由来成分は広く皮膚外用剤に用
いられており、乾燥防止及び皮膚の保護目的で大豆油
が、乳化助剤として大豆レシチンが、保湿成分として大
豆エキスが使用されている。また、大豆中に含有される
イソフラボン類は、エストロゲン様作用を有することや
メラニン生成抑制作用を有すること（特許登録第１２９
４４１１号）が知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明においては、粉
体を配合せずとも十分な制汗効果を得ることができる制
汗剤を得ること、及び制汗剤を含有させることにより化
粧効果持続性が高い皮膚外用剤を得ることを目的とし
た。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明者は、天然植物由
来の抽出物の有効成分について研究を続け、大豆抽出物
が、高い制汗効果を発揮すること、またその制汗効果が
主に大豆抽出物中に含まれるイソフラボン類により発揮
されていることを見いだし、本発明を完成するに至っ
た。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。

【０００７】本発明において、使用する大豆抽出物は、
大豆（Glycine max Merrill）の子実を溶媒で抽出した
ものが用いられる。大豆の子実は、生の大豆をそのまま
使用しても、加熱処理したものを使用しても良い。さら
に、大豆油を絞った大豆滓や豆腐を調製した後のおから
から抽出して得られる大豆抽出物を使用してもよい。ま
た、抽出操作及び抽出溶媒は、通常皮膚外用剤に用いら
れる植物抽出物の抽出方法及び溶媒であれば特に限定さ
れないが、抽出物中にイソフラボン類が多く含まれるよ
うな抽出方法を選択することが好ましい。

【０００８】大豆の抽出方法としては、大豆粉砕物を
水，エタノール，1,3-ブチレングリコール等から選択さ
れる１種又は２種以上の水性溶媒に分散させ、超音波処
理により抽出する方法が好ましい。

【０００９】また、大豆粉砕物を石油エーテルに浸漬
し、環流下に加温して、含有される脂質及び植物ステロ
ールなどの脂溶性成分を抽出した後、濾過して残さを取
り、再びメタノールにて環流下に加温抽出し、その濾液
を大豆抽出物として使用することもできる。

【００１０】本発明において、大豆抽出物は、そのまま
使用することができ、また脱色，分画などの精製処理を
行ったものを用いることもでき、さらには、抽出物から
イソフラボン類を単離して用いてもよい。また、市販の
単離されたイソフラボン類をそのまま用いることもでき
る。

【００１１】本発明において、イソフラボン類は、１種
類を単独で用いることもできるが、２種又はそれ以上を
併用して用いることもでき、イソフラボン類を含有する
植物抽出物の形態で使用することもできる。

【００１２】本発明において使用されるイソフラボン類
としては、大豆抽出物に含まれるイソフラボンであれば
特に限定されず，ダイゼイン（4,7'-ジヒドロキシイソ
フボン），ダイジン（ダイゼイン-7-グルコシド），マ
ロニルダイジン（６"-O-マロニル-ダイジン），アセチ
ルダイジン（6"-O-アセチル−ダイジン），ゲニスチン
（4',5,7-トリヒドロキシイソフラボン-7-グルコシ
ド），マロニルゲニスチン（６"-O-マロニル-ゲニスチ
ン），アセチルゲニスチン（6"-O-アセチル−ゲニスチ
ン），グリシテイン（7,4'-ジヒドロキシ-6-メトキシイ
ソフラボン），グリシチン（グリシテイン-7-グルコシ
ド），マロニルグリシチン（6"-O-マロニル-グリシチ
ン），アセチルグリシチン（6"-O-アセチル-グリシチ
ン）等が例示される。

【００１３】本発明において、大豆抽出物の制汗剤への
配合量は、０．０１〜１０重量％が好ましく、その効果
の点から０．１重量％以上の配合が更に好ましい。ま
た、イソフラボン化合物としては、制汗剤処方中に、
０．００１〜１重量％が好ましく、０．１重量％以下で
も十分な効果を発揮する。また、イソフラボン化合物は
水への溶解度が低いので、０．１重量％を越えて配合す
る場合は、処方中に適当な分散剤を用いるか、エタノー
ルなどイソフラボン類可溶性の溶媒を用いる必要があ
る。

【００１４】また、本発明において、大豆抽出物及びイ
ソフラボン類の制汗効果は、エタノールを併用すること
により相乗的に向上する。

【００１５】本発明に係る制汗剤は、ローションタイ
プ，乳剤，ゲル，クリーム，軟膏等の剤型で提供するこ
とができ、さらに、これらの剤型の製剤をガスなどで噴
射するエアゾールタイプとしても提供することができ
る。さらに、本発明においては、従来の制汗剤の概念に
とらわれることなく、通常の皮膚外用剤一般に配合する
ことができる。

【００１６】さらに、本発明に係る制汗剤には、本発明
の特徴を損なわない範囲で、粉体，油脂類，低級アルコ
ール類，多価アルコール類，界面活性剤，保湿剤，細胞
賦活剤，殺菌剤，腋臭防止剤，消臭剤，防腐剤，紫外線
吸収剤，香料等、通常制汗剤において用いられる原料や
添加剤を含有させることができる。

【００１７】本発明において、大豆抽出物及びイソフラ
ボン類を紫外線防御剤やメイクアップ化粧料に配合する
こともでき、この場合、紫外線防御剤においては紫外線
防御効果の持続性の向上が、メイクアップ化粧料におい
ては化粧持ちの向上が認められる。

【００１８】

【実施例】本発明の内容を実施例を用いて詳細に説明す
る。

【００１９】［実施例１］大豆抽出物１ 大豆子実１００ｇを粉砕し、水１０リットルに分散さ
せ、５０℃にて３０分間超音波処理を行う。処理後濾過
した濾液を、１００ｍｌに減圧濃縮し、大豆抽出物１と
する。

【００２０】［実施例２］大豆抽出物２ 大豆子実１００ｇを粉砕し、無水エタノール１リットル
に分散させ、５℃に冷却下３０分間超音波処理を行う。
処理後濾過した濾液を１００ｍｌに減圧濃縮し、大豆抽
出物２とする。

【００２１】［実施例３］大豆抽出物３ 大豆抽出物１における抽出溶媒を水から、５０重量％1,
3-ブチレングリコールに変更し、同様に抽出，減圧乾固
した後無水エタノールに溶解し１００ｍｌとする。

【００２２】［実施例４］大豆抽出物４ 大豆１００ｇを粉砕器で粉砕し、石油エーテル２００ｍ
ｌに浸漬し、環流下に加温して、含有する脂質及び植物
ステロール等の脂溶性成分を抽出した後、濾過して残さ
を取る。その残さにエタノール２００ｍｌを添加して環
流下に加温抽出操作を行う。抽出終了後、濾過して濾液
を採取し、減圧下に濃縮した後、酢酸鉛の飽和水溶液を
加えて、淡黄色の沈殿物を除き、濾液に塩基性酢酸鉛の
飽和水溶液を加え、黄色沈殿物を濾取して、エタノール
中に懸濁させ、硫化水素などを用いて完全に脱鉛した
後、濾液を蒸発乾固すると淡黄色の粉末が得られる。こ
のものには、主としてダイゼイン，ダイジン，ゲニスチ
ン，ゲニステインと共に、他に２〜６種程度のイソフラ
ボン化合物を含有したエキスを得ることができる。

【００２３】［実施例５及び実施例６］イソフラボン化
合物の単離 大豆抽出物４で得られたイソフラボン化合物を含有する
粉末を、水飽和ブタノールに溶解し、アルミナを吸着剤
とし、水飽和ブタノールを展開剤として、カラムクロマ
トグラフィーを行い、紫外線下で観察すると、紫青色の
蛍光帯が確認できるので、その各々の蛍光帯を分取して
ダイゼイン及びゲニスチンを単離し、それぞれ実施例５
及び実施例６とする。

【００２４】上記の実施例１〜実施例６に示した大豆抽
出物及び単離したイソフラボンを使用した制汗剤及び皮
膚外用剤の実施例を次に示す。

【００２５】表１に示した実施例１〜実施例６の大豆抽
出物及びイソフラボン類を配合した実施例７〜実施例１
５、及び比較例１の制汗剤を下記の処方にて調製した。
［実施例７〜実施例１５，比較例１］エアゾール制汗剤 (１)酸化亜鉛 ０．５(重量％) (２)精製水 全量を１００とする量 (３)ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル ０．５ (４)表１に示した大豆抽出物及びイソフラボン類 (５)液化石油ガス ５０．０ 製法：(１)〜(４)を均一に混合，分散し、(５)とともにエアゾール缶に充填し、 エアゾール制汗剤を得る。

【００２６】

【表１】

【００２７】上記実施例７〜実施例１５及び比較例１を
用いて使用試験を行った。２０才代の男女パネラー２０
名を一群とし、４０℃の温水でシャワーを５分間浴びた
後水分をふき取り、制汗剤を腋下に塗布し、３０℃，相
対湿度６５％に設定された環境試験室で一時間経過後の
発汗状態を評価した。パネラーの評価基準は、１；効果
無し，２；やや効果有り，３；効果有り，４；非常に効
果有りとし、評価値の合計を算出し、次に示す基準にて
スコアを決定した。結果は表１にあわせて示した。

【００２８】 スコア１：評価値合計 ０以上 ２０以下 スコア２：評価値合計 ２１以上 ４０以下 スコア３：評価値合計 ４１以上 ６０以下 スコア４：評価値合計 ６１以上 ８０以下

【００２９】表１に示したとおり、本発明の実施例に係
る大豆抽出物又はイソフラボン類を含有する実施例７〜
実施例１５においては、高い制汗効果を示していたが、
大豆抽出物及びイソフラボン類を含有しない比較例１に
おいては、制汗効果が認められなかった。また、実施例
７と実施例８，実施例１２と実施例１３，実施例１４と
実施例１５をそれぞれ比較すると、後者は前者より大豆
抽出物及びイソフラボン類の配合量が少ないにもかかわ
らず、前者と同様の制汗効果を示しており、エタノール
の添加により大豆抽出物及びイソフラボン類の制汗効果
が相乗的に高まっていることが示された。

【００３０】表２に示す処方にて液状制汗剤を調製し、
上記と同様に制汗効果を評価した。結果は、表２にあわ
せて示した。

【００３１】

【表２】

【００３２】表３に示す処方で水性制汗剤を調製し、上
記と同様に制汗効果を評価して、結果を表３に併せて示
した。

【００３３】

【表３】

【００３４】 ［実施例３０］化粧下地 (１)ステアリン酸 ０．２(重量％) (２)セタノール １．５ (３)ワセリン ３．０ (４)流動パラフィン ７．０ (５)ポリオキシエチレン(10EO)モノオレイン酸エステル １．５ (６)酢酸トコフェロール ０．５ (７)グリセリン ５．０ (８)パラオキシ安息香酸メチル ０．１ (９)トリエタノールアミン １．０ (10)精製水 ７５．２ (11)実施例４ ２．５ (12)エタノール ２．５ 製法：(１)〜(６)の油相成分を混合，加熱して均一に溶解し、７０℃に保つ。一 方、(７)〜(10)の水相成分を混合，加熱して均一とし、７０℃とする。この水相 成分に前記油相成分を撹拌しながら徐々に添加して乳化後、冷却し、５０℃にて (11)を(12)に溶解して添加、混合均一化する。

【００３５】 ［実施例３１］紫外線防御クリーム (１)スクワラン ３８．００(重量％) (２)グリセリンジイソステアリン酸エステル ３．００ (３)パラメトキシ桂皮酸2-エチルヘキシル ３．００ (４)オキシベンゾン １．５０ (５)有機変性ベントナイト １．５０ (６)シリコーン処理酸化チタン ３．００ (７)1,3-ブチレングリコール ５．００ (８)パラオキシ安息香酸メチル ０．１０ (９)精製水 ４２．８９ (10)実施例５ ０．０１ (11)エタノール ２．００ 製法：(１)〜(４)を混合，加熱して溶解し、(５)，(６)を分散して７０℃とし、 油相とする。一方、(８)を(７)に溶解して(９)に加えて混合し、７０℃に加熱し 、水相とする。前記油相に水相を添加し、ホモジナイザー処理して乳化後冷却し 、５０℃にて、(10)を(11)に溶解して添加し、混合，均一化する。

【００３６】 ［実施例３２］乳液状ファンデーション (１)ステアリン酸 ２．０(重量％) (２)スクワラン ５．０ (３)ミリスチン酸オクチルドデシル ５．０ (４)セタノール １．０ (５)デカグリセリルモノイソパルミチン酸エステル ９．０ (６)1,3-ブチレングリコール ６．０ (７)水酸化カリウム ０．１ (８)パラオキシ安息香酸メチル ０．１ (９)精製水 ５０．７ (10)酸化チタン ９．０ (11)タルク ７．４ (12)ベンガラ ０．５ (13)黄酸化鉄 １．１ (14)黒酸化鉄 ０．１ (15)実施例２ ３．０ 製法：(１)〜(５)の油相成分を混合，加熱して均一に溶解し、７５℃に保つ。一 方、(６)〜(９)の水相成分を混合，加熱して均一とし、これに(10)〜(14)を加え てホモミキサーにて均一に分散した後、７５℃とする。この水相成分に前記油相 成分を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化し、冷却後４０℃ で(15)を添加，混合する。

【００３７】 ［実施例３３］油性軟膏型ファンデーション (１)固形パラフィン ３．０(重量％) (２)マイクロクリスタリンワックス ６．０ (３)ミツロウ ２．０ (４)ワセリン １２．０ (５)酢酸ラノリン １．０ (６)スクワラン ６．０ (７)パルミチン酸イソプロピル １６．０ (８)ビタミンＥ ０．２ (９)タルク １７．６ (10)カオリン １５．０ (11)酸化チタン １５．０ (12)ベンガラ １．０ (13)黄酸化鉄 ３．０ (14)黒酸化鉄 ０．２ (15)実施例３ ２．０ 製法：(１)〜(８)を８５℃で溶解し油相とする。(９)〜(14)を十分混合，粉砕し て、油相に添加し、コロイドミルで磨砕分散し、(15)を添加，混合して脱気した 後、７０℃で容器に流し込んで冷却する。

【００３８】実施例３０〜実施例３３を用いて上記の方
法で制汗効果を評価したところ、全ての実施例において
良好な制汗効果が認められた。

【００３９】次に実施例３１について、紫外線防御効果
の持続性の評価を行った。紫外線防御効果の持続性につ
いては、２０代の男女２０名を一群とし、実施例３１又
は、実施例３１処方中の実施例５,ダイゼインを精製水
に代替して調製した比較例２を、左右の上腕部にそれぞ
れ塗布し、晴天真夏の屋外にて６時間自由に行動させ、
紫外線防御効果を比較した。その結果、２０名中１７名
のパネラーが実施例の方が紫外線防御効果の持続性が高
いと回答し、ダイゼインを制汗剤として配合することに
より、紫外線防御効果の持続性が向上したことが示され
た。

【００４０】さらに、実施例３２，実施例３３、及びそ
れぞれに含有する大豆抽出物をエタノールに代替して調
製した比較例３，比較例４を用いて化粧持ちの評価を行
った。２０代の女性２０名を一群とし、実施例３２と比
較例３、又は実施例３３と比較例４をそれぞれ半顔ずつ
使用させ、化粧持ちを比較した。その結果、実施例３２
においては２０名全員が、実施例３３においては１９名
が実施例の方が化粧持ちがよいと評価した。このことに
より、本発明の大豆抽出物を制汗剤として配合すること
により、化粧持ちが明らかに向上することが示された。

【００４１】

【発明の効果】以上詳述したように、大豆抽出物及びイ
ソフラボンを有効成分として含有する制汗剤は、粉体を
配合せずとも十分な制汗効果を得ることができ、さらに
エタノールを併用することによりその制汗効果が相乗的
に向上する。また、この制汗剤を紫外線防御剤やメイク
アップ化粧料に配合することにより、紫外線防御効果の
持続性が高まり、メイクアップ化粧料の化粧持ちが向上
した。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 4C083 AA082 AA111 AB032 AB052 AB212 AB232 AB242 AB432 AB442 AC012 AC022 AC072 AC101 AC102 AC122 AC182 AC242 AC342 AC352 AC392 AC402 AC422 AC472 AC542 AC841 AC842 AD072 AD512 AD532 AD662 CC03 CC12 CC17 DD08 DD22 DD30 DD31 EE12 EE17

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 大豆抽出物を有効成分とする制汗剤。
2. 【請求項２】 ダイズ抽出物に含まれるイソフラボン類
   を含有する制汗剤。
3. 【請求項３】 ダイジン，マロニルダイジン，アセチル
   ダイジン，ダイゼイン，ゲニスチン，マロニルゲニスチ
   ン，アセチルゲニスチン，グリシチン，マロニルグリシ
   チン，アセチルグリシチン，グリシテインから選択され
   る一種若しくは二種以上のイソフラボン類を含有する制
   汗剤。
4. 【請求項４】 エタノールを含有する、請求項１から請
   求項３に記載の制汗剤。
5. 【請求項５】 請求項１〜請求項４に記載の制汗剤を含
   有する皮膚外用剤。
6. 【請求項６】 請求項１〜請求項４に記載の制汗剤を含
   有する紫外線防御用皮膚外用剤。
7. 【請求項７】 請求項１〜請求項４に記載の制汗剤を含
   有するメイクアップ化粧料。