JP2000351116A - 樹脂原料ペレット再生装置に於けるサクションタイプ・ロータリーカッター - Google Patents

樹脂原料ペレット再生装置に於けるサクションタイプ・ロータリーカッター

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JP2000351116A
JP2000351116A JP20077599A JP20077599A JP2000351116A JP 2000351116 A JP2000351116 A JP 2000351116A JP 20077599 A JP20077599 A JP 20077599A JP 20077599 A JP20077599 A JP 20077599A JP 2000351116 A JP2000351116 A JP 2000351116A
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rotary cutter
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resin raw
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English (en)
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Nobuo Oka
信夫 岡
Kazutoshi Koyama
一利 小山
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MEISEI KINZOKU KOGYOSHO KK
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MEISEI KINZOKU KOGYOSHO KK
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
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    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

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Abstract

(57)【要約】 【課題】混練状ストランドを、連続的にペレット製品と
して、カッティング加工する際、ロータリーカッターが
ストッパー的に作用する結果、混練状ストランドの混合
精度が低く且つ、生産性が極めて低調で更には、樹脂原
料ペレットの再生品品質上の諸々の問題等を、総べて一
挙に解決せんとする、樹脂原料ペレット再生装置に於け
るサクションタイプ・ロータリーカッターの提案に斯か
る発明。 【構成】樹脂原料ペレット再生装置に於ける、ロータリ
ーカッター(R,C)に関し、其の構成刃先エッジ部
(E)に於ける合成ベクトル力(F)が、混練状スト
ランド(S)に対し、誘引的に作用する如く、エキセン
トリック(δ)並びに(δ)を確保せしめて固着成
さしめた構成に斯かる。 【効果】ペレット再生品品質の安定及び生産性向上が達
成し得る等々効果甚大。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成型加工を行なう
所謂、一般合成樹脂成型工場等に在っては、絶対必要不
可欠なる成型加工用の周辺機器に斯かるものである事か
らして、産業上の利用分野としては、それこそ、日本全
国に於ける一般合成樹脂成型工場の、全分野に亘るもの
と云えよう。
【0002】
【従来の技術】扨て、従来より、成型加工を行なう所
謂、一般合成樹脂成型工場等に在って、なかんずく、最
近、特に資源のリサイクルを目標に、頓に、精密成型加
工を主として遂行している成型業界に在っては、ランナ
ー破砕機に依る破砕片を其の儘、合成樹脂成型用バージ
ン原料に混合して成型すると云う方式に関しては、現在
今尚、種々問題点が潜んで居ると云った現状からして、
ランナー等の破砕片を別に設けられた、押し出し成型機
等に基づく所の、所謂、ペレット化再生装置に依る再生
加工を施しめ、然かる後、先に、準備された合成樹脂成
型用の、所謂、バージン原料に混合し再利用(即ち再
生)すると云う方法が試みられつつ現在に至って居る状
況に在ると云えるので在る。其処で、斯かるが如き、成
型ランナー等の破砕片を再成型後、ペレット状に仕上げ
る目的での、所謂、在来の樹脂原料ペレット再生装置に
在っては、実は、現在の所、之が成型製品への品質面、
リサイクル作業其のものの作業性、そして更には、作業
場の環境面、…等々に於いて、今尚、諸々の問題点が存
在するので在った。 即ち、現在、一般に見られる樹脂
原料ペレット再生装置に在っては、唯、単に、ランナ
ー、スプルー等の破砕片を、押し出し成型機等に基づ
く、所謂、ペレット化再生機と称する加工装置に依って
ペレット状と成し、然る後、合成樹脂成型用バージン原
料に混合の上、再利用すると云った単純なるパターンが
採られつつ現在に至って居る状態に在る。斯かる如き、
在来再生装置に基づく再利用パターンに在っては、当然
の事乍ら、バージン原料に混合使用するリサイクル材、
即ち、ペレット再生材其の本質の混練された混合精度
(之は、成型製品の品質を大きく左右する、極めて重要
なるファクターで在る)に関しては、遺憾乍ら、それこ
そ、時々刻々に変動せざるを得ず、為に、場合に依って
は、之を混合使用して成型された製品の品質が極めて不
安定にして、到底、今日、市場で要求される所の精密成
型製品類(例えば、映像機器類、音響機器類、或いは精
密計器類や制御機器類用、精密用電子部品…等々を指
す)としては、残念乍ら、之等の高水準基準は如何とも
成し得ず、結果的には使用(採用)して貰えない事と成
り、為に、此の種、成型業界での存続すら危ぶまれる迄
に至り、これが在来の技術に基づいた所の、厳然たる事
実にして、今や、斯かるテーマの解決こそが最も頭の痛
い難問中の難問で在ったと云えよう。然も、斯かるペレ
ット再生材其の本質に斯かる混合比率の変動は、縷縷、
詳述して来た如き成型製品の品質のみに留まらず、其の
最も基本的な物性(特に機械的特性面)迄も大きく左右
すると云った、将に、重大問題が潜んで居るので在っ
た。以上、縷縷、詳述せる如く、在来公知例の技術に基
づく樹脂原料ペレット再生装置に在っては、現在、存在
する成型工場等の諸々の条件には、最早、到底、マッチ
ング成し得ないと云った根本的且つ重大なる局面が横た
わった儘、現在に至って居ると云えよう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前項に於いて、縷縷、
詳述せる如く、在来公知の技術に基づいた所の、「樹脂
原料ペレット再生装置」に在っては、そもそも、根本的
な設計上の問題から惹起される幾多の重大なる問題…、
即ち、合成樹脂射出成型機用周辺機器として、…最も基
本問題たる、リサイクル材、即ち、ペレット再生材の混
合の分布状態、所謂、「混合精度」が時々刻々に変動
し、常に、不安定で在ると云った点にあるので在る。。
然うして、斯かる「混合精度」が常に変動する事に依っ
て生ずる、成型製品として高度な品質のものが、何時ま
で経っても得られ無いと云った現状に加え、成型ランナ
ーやスプルー…等のリサイクル作業其のものの加工能率
の問題並びに、作業場内に於ける環境問題…等々、何れ
を採り上げても、一刻も速やかに解決策を構じなければ
成らない所の、重大なるテーマとして伸し掛かって居る
ので在った。扨て、此処に於いて、抑、斯かる如き重大
なる問題点の根源は、一体全体、何辺に存在するのかと
云った根本的な原因に関し綿密なる調査検討を試みた
時、一つの結論に到達したので在った。
即ち、前項に於ても少々触れ
て見たが、現在、市場で見られる此の種「樹脂原料ペレ
ット再生装置」に在っては、一般的に、極めて単純なる
発想とマンネリ化した設計思想…等に依って、惹起され
たものと云わざるを得ないので在る。即ち、記述せる通
り、在来公知の「樹脂原料ペレット再生装置」に在って
は、装置其のものを構成する、最も重要なるエレメント
に関し、安易なる設計思想が存在して居たものと云わざ
るを得ないのである。本発明は斯かる点に着目し、在来
公知品に見られた「樹脂原料ペレット再生装置」に於け
る「各々のエレメント類」、なかんずく、混練状ストラ
ンドの「カッティング加工」其のものに、的を絞り込み
解決への糸口を見出したものである。即ち、現状品に在
っては、混練状のストランドが連続的に、送出垂下する
のに伴い、其の直下に、一致して設置せるロータリーカ
ッター(即ち、混練状ストランドの中心線とロータリー
カッターの、取付の中心線とが完全に一致して居る状態
を指す)の構成刃先エッジに依り、所望せるペレット状
にカッティングを行なって居る現状に着目したと云う事
である。此の段に於いて、本件特許が解決しようとする
課題が明白と成って来た次第である。それは、極めて簡
単明瞭であって、連続的に送出垂下する混練状ストラン
ドに対し、其の直下(即ち、垂直線上の意なり)に在
り、然も、其のローテーション・ローカス上の一点(即
ち、垂直線とローテーション・ローカスとの交点を指
す)に於いて、連続的にカッティング成さしめようとす
る、カッティング・メカニズム其のものに、難点が潜ん
で居た事は、最早、疑う余地も無く、斯かるカッティン
グ・メカニズムに在っては、送出垂下せる混練状ストラ
ンドの先端部に対し、ロータリーカッターの、構成刃先
エッジ部が、恰も、バッファー作用(ストッパー作用の
意)を及ぼす如く作動する結果、当該ストランドに関す
る垂下流動は不安定極まりなく、場合に依っては、逆向
きの、バックプレッシャーが働く事とも相成り、斯かる
カッティング・メカニズムを改変する事に依り、今迄、
抱え込んで居た所の諸々の難問題は、総べて一挙にクリ
アーされるに至ったと云うものなのである。然うして、
本発明に基づく所の、新規なるカッティング・メカニズ
ムを採用した事に依り、カッティングエレメント其のも
ののスモール化、シンプル化、ショート化…等が達成成
し得る事と相俟って、諸々の難問題の解決へと向かって
大きく前進したので在った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前項に於いて
詳述した通り、最も合理的にして然も、根本的に解決せ
んとて其の実現を見るに至ったものにして、既に記述せ
る如き射出成型加工に於ける周辺機器類中、なかんず
く、「樹脂原料ペレット再生装置」としての根本的必須
要件たる、「混合精度」が、低率にして且つ安定しな
い、そして更には、之の混合精度に関連して惹起され
る、成型製品の基本的品質問題や、その他諸々の難問は
総べて一挙にクリアー、そして更には、其の構成が極め
て簡易なる事等に依り、価格は低廉安価に留まり、小型
コンパクト化も可能である…等々、其の実用的効果の程
は測り知れないものが存在するものである。此処に於い
て、斯かる課題を解決せんが為の手段とは、凡そ、次の
如くである。即ち、前項に於いても、縷縷、詳述せる如
く、在来公知技術に基づく、合成樹脂原料ペレット再生
装置に在っては、各々のエレメント類、なかんずく、混
練状ストランドの「カッティング加工」、其のものの
「メカニズム」が、抑、問題の根源と成って居るもので
在って、斯かるカッティング・メカニズムを、根本的に
改変する以外に、解決策は有り得ないとの考察の基、次
の解決手段を講じたものである。即ち、在来公知の之の
種、「樹脂原料ペレット再生装置」に於ける、カッティ
ング・メカニズムに在っては、連続的に垂直方向に送出
垂下される混練状ストランドに対し、其の直下(即ち、
垂直線上の意)に在り、且つ、其のローテーション・ロ
ーカスとの交点(唯一、1点のみ)に於いてのみ、ロー
タリーカッターの構成刃先エッジ部が、連続的なロータ
リーカッティング・フォースを及ぼす結果、該、構成刃
先エッジ部が、恰も、バッファー作用(スットッパー作
用の意)を及ぼす如く作用する事と成り、当該、ストラ
ンドに関する垂下流動は不安定極まりなく、時としては
逆向きの、バックプレッシャーが働く様な結果とも相成
った次第である。そこで本発明は、真っ先に、斯かる問
題のカッティング・メカニズムにメスを入れ、抑、構成
刃先エッジ部が、連続的に垂直方向に送出垂下される混
練状ストランドに対し、其の直下に於いて、然も、唯
一、一点に於いてのみ、ロータリーカッティング・フォ
ースを作用させると云ったメカニズムを根本的に見直し
たものである。即ち、垂直方向に送出垂下される混練状
ストランドに対し、現状のカッティング・メカニズムに
於ては、ストッパー作用が働いて居た現実に鑑み、本発
明のそれは、送出垂下される混練状ストランドに対し、
ロータリーカッターの構成刃先エッジ部を僅少値、偏心
(右方向又は左方向へ)(所謂、エキセントッリックの
意)させる事に依り、在来品とは全く逆の作用、即ち、
混練状ストランドを引っ張り込む或いは亦、引き込むが
如き、カッティング・フォースを生ぜしめる手段を講じ
たものと云い得る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明に斯かる、「樹脂原料ペレ
ット再生装置に於けるサクションタイプ・ロータリーカ
ッター」は、前項
【課題を解決するための手段】に於いて、縷縷、詳述せ
る如き構成に依り成るものであるから、例えば、本発明
「樹脂原料ペレット再生装置に於けるサクションタイプ
・ロータリーカッター」を、新規に設置すれば勿論云う
迄も無いが、之を、既設の「樹脂原料ペレット再生装
置」等へ装着すれば、立ち所に、従来迄の諸々の難問題
や課題…等は、総べて一挙にクリアー成し得る事は、最
早、疑いも無い所である。斯くの如く、キッパリと断言
成し得るのは、他ならぬ、在来品に在っては、ストッパ
ー作用が生じて居たのに対し、本発明のそれは、全く逆
の、サクション作用が生じる事からに他ならない。ここ
で、本発明の実施形態に関して説明すれば、凡そ、次の
如くである。例えば本発明「樹脂原料ペレット再生装置
に於けるサクションタイプ・ロータリーカッター」を、
一般合成樹脂成型工場等に於ける射出成型機械の、近傍
の適所に併設された「樹脂原料ペレット再生装置」等に
装着成さしめた場合に在っては、図1並びに図3に示し
た実施例からも明白な様に、当該成型工場等に於いて成
型加工を進めるに連れて、射出成型機械の稼動に依って
生じたランナーやスプルー等を、破砕機(一般的には、
汎用型のランナー破砕機が出回って居るが)に掛け、然
して得られたランナー破砕片を、ホッパーやシュート
(共に図は省略)を介し図1に示せる、ホット・スクリ
ュープレス(H,P)へと供給される事になる。該、ホ
ット・スクリュープレス(H,P)へと供給された所の
ランナー破砕片は、直ちに、ホット・スクリュープレス
(H,P)の円周囲に配設された、電熱ヒーター(図は
省略す)に依り溶融するも、ホット・スクリュープレス
(H,P)内に配設されたスクリュースピンドル(図は
省略す)の回転に基づく推進力にて、逐次、混練されつ
つ、遂に、混練状ストランド(S)と成って、連続的に
順次送り出されるに至る。斯くして、連続的に順次送り
出された混練状ストランド(S)は、該、ホット・スク
リュープレス(H,P)の先端部に臨ませて装着され
た、ノズル(N)(勿論、所望せるサイズのペレット径
に相当するものを使用する)を通過する事に依り、予
め、所望せる直径の混練状ストランド(S)を形成する
事と成るが、該、ノズル(N)からの混練状ストランド
(S)をば更に、ガイド用グルーブ(G)へと導入せし
める事となる。然うして、該、ガイド用グルーブ(G)
へと導入された混練状ストランド(S)は、更に、重力
作用に依りガイド用グルーブ(G)を経過しつつ直下へ
垂下せしめられるに至るも、此処に於いて、既述せる混
練状ストランド(S)の垂下先端部分に位置して設置せ
る、混練状ストランド用デバイス(S,D)へと導入せ
しめられるに至る。扨て、斯かる工程に至る迄には、適
所に設置せしクーリング・ゾーン(之には、クーリング
エアーを用いたり、或いは亦、適当なる冷却剤や冷却装
置、…等を用いたりして、適当温度にまで冷却させて、
ペレット生産に関わる生産効率の向上を図って居るのが
通例なるも、本実施例図に於いては、これ等の詳細に関
しては省略して居る。既述せるコースを経て適当なる硬
度に迄、冷却固化成し得る。斯くして、ホット・スクリ
ュープレス(H,P)内に配設された、スクリュースピ
ンドル(図は省略す)の回転に基づく推進エネルギーを
付与されし混練状ストランド(S)は、混練状ストラン
ド用デバイス(S,D)の先端部(P)に到達するも、
該、混練状ストランド用デバイス(S,D)の垂直方向
中心線(l)より、実施例図、図3中、左方向へエキ
セントリック(δ)に於いて、ロータリーカッター
(R,C)の構成刃先エッジ部(E)が、剪断カッティ
ング成し得る如く、該、ロータリーカッター(R,C)
の回転軸取付中心を、先の左方向エキセントリック(δ
)より、右方向へエキセントリック(δ)をキープ
せしめて組立構成せる、ロータリー式カッティング・メ
カニズムにして、尚、実施例図3に於いては、2連式の
ものの場合を示して居るが、単連式、複連式の何れの場
合に在っても、これ等ロータリー式カッティング・メカ
ニズム其のものには、何等、変わる所は無い。
【0006】
【実施例】本発明「樹脂原料ペレット再生装置に於ける
サクションタイプ・ロータリーカッター」の一実施例に
関し、図1、図2並びに図3に就いて説明する。尚、本
実施例図に於いては、例えば混練状ストランド(S)の
カッティング用のロータリーカッター(R,C)に関
し、詳細には示しては居いないが、社の実験に依れば、
2枚刃、4枚刃、…等々、必要に応じ選択使用するもの
であり、亦、混練状ストランド(S)のカッティングに
関しても、実施例図に在っては、2連式のものを示して
居るが、之に関しても、単連式で進めるか或いは複連式
で進めるか等は、加工生産量との兼ね合い依り、判断す
れば良い事である。先ず以って、本発明装置に於ける樹
脂原料の、一般的な流れ動作から説明すれば、凡そ次の
如くである。射出成型機械の稼動に依り発生した所のラ
ンナーやスプルー等は、一旦、ランナー破砕機等にて適
当なるサイズの破砕片として、一般的には、ホッパー
(図は省略す)の開口部より投入供給され、逐次、該、
ホッパー内に貯留される事に成る。然うして、該、ホッ
パー内貯留物は,其の直下に臨ませて設置されたホット
・スクリュープレス(H,P)へと自然落下供給される
に至る。斯くて、該、ホット・スクリュープレス(H,
P)に供給されたランナー破砕片は、直ちにホット・ス
クリュープレス(H,P)の円周壁内に配設せる、電熱
ヒーター(図は省略する)に依り溶融するも、該、ホッ
ト・スクリュープレス(H,P)のスクリュースピンド
ル(図は省略す)の回転トルクに基づく推進力に依っ
て、逐次、溶融混練されつつ、終に、混練状ストランド
(S)と成り、順次、先端部方向へと送り出される事と
なる。斯くして、連続的に送出された混練状ストランド
(S)は、終に、該、ホット・スクリュープレス(H,
P)の先端部に臨ませて装着されたノズル(N)(之
は、予め所望せるペレットの大きさ、即ち、ペレットの
直径を表わして居る)を通過する事に依り、此処に於い
て、所望せる直径の混練状ストランド(S)を形成する
が、前記、ノズル(N)から送出される混練状ストラン
ド(S)は、ガイド用グルーブ(G)へと導入せしめら
れつつ、流出垂下するプロセスに於いて、該、混練状ス
トランド(S)を、予め設置せる所のクーリングシステ
ム等(図は省略する)に依って、適当なる硬度迄冷却固
化せしめられる。斯かる状態にて其の先端部分に位置し
て設置せる、混練状ストランド用デバイス(S,D)へ
と導入せしめられるに至る。斯くして、ホット・スクリ
ュープレス(H,P)内に配設された、スクリュースピ
ンドル(図は省略す)の回転に基づく、推進エネルギー
を付与されし混練状ストランド(S)は、混練状ストラ
ンド用デバイス(S,D)の先端部(P)に到達する
も、該、混練状ストランド用デバイス(S,D)の垂直
方向中心線(l)より、実施例図、図3中、左方向
へ、エキセントリック(δ)に於いて、ロータリーカ
ッター(R,C)の構成刃先エッジ部(E)が、剪断カ
ッティング成し得る如く、該、ロータリーカッター
(R,C)の回転軸取付中心を、先の左方向エキセント
リック(δ)より、右方向へ、エキセントリック(δ
)をキープせしめて組立構成せるものにして、斯様な
る、ロータリー式カッティング・メカニズムに於けるカ
ッティング・セオリーに関し、実施例図、図2に示した
ベクトル図を以って、補足詳述すれば、凡そ次の通りで
ある。即ち、混練状ストランド(S)の有する、バーチ
カル・ドライブフォース(鉛直下向き推進力)をベクト
ルFとする時、ロータリーカッター(R,C)の構成
刃先エッジ部(E)の、回転(図中、反時計方向回転と
する)に伴うタンジェンシャル・フォース(接線方向
力)をベクトルFと置けば、これ等、両ベクトルF
とFとのレザルタント・カッティングフォース(合成
ベクトル力)は、これ等、各々のベクトル値を夫々、二
辺とする平行四辺形の対角線、即ち、図に於けるF
与えられる事は、最早、当然にして、然も、当該、レザ
ルタント・カッティングフォース(F)は、先に混練
状ストランド(S)が付与されし、バーチカル・ドライ
ブフォース(F)よりも、遙に、大なる値を採り得る
は、ベクトル図からしても明白な所であって、斯かるポ
イントこそ、本発明ロータリー式カッティング・メカニ
ズムの適用に依って、恒常的にF≫Fが成立する所
以でも在るのである。然うして、F≫Fなる意味
は、在来公知メカに基づく場合に在っては、ロータリー
カッター(R,C)の構成刃先エッジ部(E)に依る、
ストッパー作用(即ち、バッハー作用の意)が働く結
果、バーチカル・ドライブフォース(F)≒0と成
り、為に、混練状ストランド(S)のスムーズなる供給
が不可能となり、場合に依っては、送出垂下される混練
状ストランド(S)に対し、バックプレッシャーが作用
して、結果的には、樹脂原料ペレット再生装置に於け
る、著しい「混合精度」の低下や、生産性並びに加工能
率の低下、…等々を来たし、諸々の問題を惹起させる根
源でも在った。之に対し、本発明に在っては、如何なる
場合も、常に、F≫Fが成立つ事から、混練状スト
ランド(S)に対し、強力なるレザルタント・カッティ
ングフォース(F)が作用する事と成るので、之に伴
って、混練状ストランド(S)に対し、常に誘引的に作
用する事から、「溶融→混練→混練ストランド→クーリ
ングプロセス→ペレットカッティング→樹脂原料ペレッ
ト完成品」と云った、一貫した流れが的確に遂行される
と云うものである。叙上せる如く、混練状ストランド
(S)の一貫したフロープロセスに依り、常に、混合比
率は一定不変にして、其の流れは極めてスムーズそのも
の、然も、之に関わる部品類はシンプル其のもの、…と
云った将に、厳しい時代のシビアーな要請にピッタリの
実用的効果の甚大なる発明と云えよう。
【0007】
【発明の効果】叙上せる如く本発明装置に依れば、凡そ
次に挙げる如き実用的効果を具有するものである。即
ち、先ず第一に本発明装置に於ける最大の効果を掲げる
と成れば、曾て、之が在来公知の此の種「樹脂原料ペレ
ット再生装置」では、考える事だに成し得なかった、
「混合比率が常に一定不変の樹脂原料ペレットの再生を
可能成らしめた」と云う点で在ろう。然うして、更に、
之を補足するなれば、斯かる効果が齎す所の、所謂、2
次的効果をも含め具体的且つ詳細に列挙すれば次の通り
である。 .常に混合比率が一定不変の再生ペレットが得られる
ので、合成樹脂成型製品の品質特性が著しく向上成し得
る。 .項の品質向上と合い俟って、成型製品自体の物性
が著しく向上する。 .項に依り、高品質が要求される精密成型製品等に
最適周辺機器足り得る。 .然も、カッティング加工工程の流れが、安定且つス
ムーズ成るに依り、生産性が飛躍的に向上する。 .項〜項にも不抱らず、其の構成は至簡其のもの
なので、安価に提供可。 .一般の成型工場は云うに及ばず、精密成型製品を加
工する成型工場に於ても、既設設備の周辺機器の1つと
して導入稼動可能なり。 .小型コンパクトタイプであるから、射出成型機械に
対し、ワンバイワン・システムの一環として、導入も亦
可能なり。 .その他、工場スペース問題、環境問題、…等々も併
せて一挙にクリアーされ、成型製品の品質が二次的に向
上成し得る。 .従って、成型製品の品質が飛躍的に向上すると共
に、貴重なる資源のリサイクル活動が円滑に進められ、
且つ、工場内の環境保全が達成される…等々、其の実用
的効果の程は、それこそ測り知れぬ位甚大なるものが在
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明装置「樹脂原料ペレット再生装置に於ける
サクションタイプ・ロータリーカッター」を使用せる場
合の、「樹脂原料ペレット再生装置」に関する一実施例
にして、図1に在っては一般に使用されて居るスタンダ
ード・タイプのものの、一部を省略せる側面図を表わし
て居り、同図2は、本発明カッティング・メカニズムの
解説用ベクトル図を、そして同図3は、同図1中のA−
A矢視方向よりの、一部省略一部切欠せる要部拡大図を
夫々表わして居る。尚、図中に於ける(B)は金属製筐
体、(M)は駆動用電動機、(C)は移送用キャスタ
ー、(M’)はロータリーカッター用電動機、(A,
T)はデバイス用アタッチメント、(S,H)は駆動用
シャフトを夫々、表わして居る。又、図2中の2点鎖線
は、混練状ストランド(S)、ロータリーカッター
(R,C)及び、該、ロータリーカッター(R,C)の
構成刃先エッジ部(E)の回転軌跡等を表わして居り、
同図3中の(l)は、ロータリーカッター(R,C)
の取付中心線を夫々表わして居り、図中の矢印は回転の
方向を示している。
【符号の説明】
A,T デバイス用アタッチメント B 金属製筐体 C 移送用キャスター δ エキセントリック(左方向) δ エキセントリック(右方向) E 構成刃先エッジ部 F レザルタント・カッティングフォース
(合成ベクトル力) F タンジェンシャル・フォース(接線方向
力) F バーチカル・ドライブフォース(鉛直下
向き推進力) G ガイド用グルーブ H,P ホット・スクリュープレス l 垂直方向中心線(混練状ストランド) l 取付中心線(ロータリーカッター) M 駆動用電動機 M’ ロータリーカッター用電動機 N ノズル P 先端部 R,C ロータリーカッター S 混練状ストランド S,D 混練状ストランド用デバイス S,H 駆動用シャフト S,R,C 樹脂原料ペレット再生装置に於けるサク
ションタイプ・ロータリーカッター T 巻き掛伝導方式

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製筐体(B)内適所には、駆動用電
    動機(M)を、一方、該、金属製筐体(B)の上方部に
    は、成型用ランナー等のリサイクル材砕片を、溶融混練
    する為のホット・スクリュープレス(H,P)の夫々
    を、巻き掛伝導方式(T)に依り、ホット・スクリュー
    プレス(H,P)が駆動自在なる様、配設固着成さしめ
    ると共に、該、ホット・スクリュープレス(H.P)の
    先端部には、予め所望せるサイジングのノズル(N)を
    臨ませて装着し更に、該、ノズル(N)より連続して送
    出される混練状ストランド(S)を、之に対応して設け
    られたガイド用グルーブ(G)へと導入垂下せしめる様
    構成せる、樹脂原料ペレット再生装置(P,R)に於い
    て、前記せるガイド用グルーブ(G)より連続的に送出
    垂下される混練状ストランド(S)の直下に臨ませた、
    ロータリーカッター(R,C)に関し、該、ロータリー
    カッター(R,C)の構成刃先エッジ部(E)部に於け
    る,レザルタント・カッティングフォース(F)が、
    前記、送出垂下せる混練状ストランド(S)に対し、誘
    引力的に作用する如く、エキセントリック(δ)並び
    に(δ)を確保せしめて固着成さしめた事を特徴とせ
    る、樹脂原料ペレット再生装置(P,R)に於けるサク
    ションタイプ・ロータリーカッター(S,R,C)。
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