JP2000280291A - 多穴ノズルを備えた射出成形機 - Google Patents

多穴ノズルを備えた射出成形機

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JP2000280291A
JP2000280291A JP11095675A JP9567599A JP2000280291A JP 2000280291 A JP2000280291 A JP 2000280291A JP 11095675 A JP11095675 A JP 11095675A JP 9567599 A JP9567599 A JP 9567599A JP 2000280291 A JP2000280291 A JP 2000280291A
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injection molding
screw
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Osamu Moriyama
修 森山
Tetsuo Shinomiya
哲夫 四宮
Mitsuo Nagai
光男 永井
Yoshinori Tokugawa
善範 徳川
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Japan Steel Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクリューの回転数や射出圧力を通常の使用
状態のままで射出材料に与えるせん断速度を向上させる
ことができる射出成形機を提供する。 【解決手段】 シリンダバレル1内で加熱ヒーター4か
ら加えられる熱とスクリュー11の回転駆動により生じ
る摩擦熱やせん断熱などによりホッパー3から供給され
る射出材料を溶融した後に、スクリュー11の前進駆動
により複数個の小径のノズル穴2aを有する多穴ノズル
で構成されたノズル部材2から射出して射出発泡体を生
成し、射出材料がノズル部を通過する際に射出材料に高
いせん断速度を与える。これにより、射出発泡された成
形品の品質を向上させ、さらに、細胞レベルの材料を分
子レベルにまで粉砕することが可能となり、食品材料の
加工に利用する場合には、酵母、細菌類や藻類等の細胞
壁を破壊して細胞の有する各種成分を簡単に抽出するこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体状の射出材料
を射出成形機のシリンダバレル内で溶融させた後にノズ
ル部から射出して発泡させる射出成形機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】射出成形方法に使用される射出成形機
は、従来から周知のように、シリンダバレル、このシリ
ンダバレル内で回転および軸方向に駆動されるスクリュ
ー、スクリューを回転方向および軸方向にそれぞれ駆動
する駆動装置、およびシリンダバレルの先端に配設され
たノズルなどから構成されており、スクリューを駆動装
置により回転駆動するとともに、固体状の射出材料(例
えば、食品材料)をホッパからシリンダバレルに供給す
ると、固体状の射出材料は、スクリューの回転により生
じる摩擦熱やせん断熱および外部から加えられる熱など
により、混練、溶融されて可塑化され、そして、シリン
ダバレルの前方に送られて蓄積計量され、その後に、ス
クリューの軸方向への前進駆動によりシリンダバレル先
端に配設されたノズルから射出され、射出成形体が成形
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出材料
は、射出成形機を用いてノズルから射出する際に、スク
リューの回転により生じるせん断力とノズルを通り抜け
る際にせん断力を受ける。このせん断力を受ける際のせ
ん断速度が、射出材料を射出発泡させて作製する製品の
質に大きく影響を及ぼしている。また、食品材料等の射
出材料においては、射出加工する際に高いせん断速度を
必要とする場合がある。例えば、酵母、細菌類や藻類等
の単細胞生物は、細胞内に多糖類、旨味成分あるいは蛋
白質などの有用な成分を多く含んでおり、これらの単細
胞の旨味成分、蛋白質、多糖類等の成分を食品の加工に
利用するには、単細胞の細胞壁を破砕しなければなら
ず、この細胞壁の破砕には高いせん断速度を必要とす
る。
【0004】このように、食品材料等の射出材料を射出
成形機を用いてノズルから射出発泡させる際に、せん断
力を受ける際のせん断速度を高くすることが好ましいと
ころである。射出材料は、前述したように、スクリュー
の回転とノズル通過の際にせん断力を受けるので、射出
材料に付与するせん断速度を増加させるために、混練、
溶融の際のスクリュー回転数を増加させることが考えら
れるが、スクリュー回転数の変更は材料の混練や溶融に
影響を与えてしまう。また、ノズル部におけるせん断速
度を増加させる場合には、射出圧力を上げることによっ
て射出速度を上げることが考えられるが、従来の射出成
形機の構造ではむやみに射出圧力を上げることはできな
い。以上のように、従来の射出成形機においては、射出
材料に高いせん断速度を付与することは困難であった。
【0005】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
未解決な課題に鑑みてなされたものであって、従来型の
射出成形機でスクリューの回転数や射出圧力を通常の使
用状態のままで、材料に与えるせん断速度を向上させる
ことができる射出成形機を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の射出成形機は、固体状の射出材料を、射出
成形機のシリンダバレル内で外部から加えられる熱とス
クリューを回転駆動するときに生じる摩擦熱やせん断熱
などにより溶融した後に、前記シリンダバレル先端部の
ノズル部から射出して射出物を生成する射出成形機にお
いて、前記ノズル部が複数の小径のノズル穴を有する多
穴ノズルであることを特徴とする。
【0007】本発明の射出成形機においては、前記射出
材料が前記ノズル部を通過する際に前記射出材料に高い
せん断速度を与えるように構成されていることが好まし
い。
【0008】本発明の射出成形機においては、前記射出
材料が食品材料であることが好ましい。
【0009】
【作用】本発明の射出成形機によれば、ノズル部に複数
の小径のノズル穴を有する多穴ノズルを用いることによ
り、食品材料等の射出材料を射出加工する際に、ノズル
部において、射出材料に高いせん断速度を与えることが
できるために、射出発泡された成形品の品質を向上させ
ることができ、さらに、細胞レベルの材料を分子レベル
にまで粉砕することが可能となり、その結果、食品の加
工に利用する場合には、酵母、細菌類や藻類等の細胞壁
を破壊して細胞の有する各種成分を簡単に抽出すること
が可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0011】図1の(a)は、本発明にかかる射出成形
機を概略的に図示する構成図であり、同(b)は射出成
形機におけるノズル部を拡大して示す部分断面図であ
る。
【0012】図1の(a)および(b)において、1は
シリンダバレルであり、シリンダバレル1の前方には射
出用のノズル部材2が取り付けられ、また、後方部には
開口が開けられ、この開口に材料を供給するためのホッ
パー3が取り付けられている。シリンダバレル1および
ノズル部材2の外周部には、個々に温度制御される加熱
ヒーター4が複数個配置されている。そして、シリンダ
バレル1内には、軸方向および回転方向に駆動自在にス
クリュー11が配設され、スクリュー11を軸方向に駆
動する油圧ピストン・シリンダ機構12、およびスクリ
ュー11を回転方向に駆動する油圧モータ13がそれぞ
れスクリュー11に機械的に接続して設けられている。
【0013】ノズル部材2には、図1の(b)に図示す
るように、射出方向に沿って平行する複数の小径(例え
ば、直径が3mm以下)のノズル穴2aが設けられた多
穴ノズルを用いており、この小径の各ノズル穴2aを介
して射出される材料に高いせん断速度を与えるものであ
る。
【0014】次に、上述した射出成形機を用いて材料を
射出する態様について説明する。
【0015】先ず、製造しようとする成形品のサイズや
容量等からスクリュー11を後退させる計量完了位置や
複数個の加熱ヒーター4の個々の温度を図示しないコン
トローラにより設定する。
【0016】このような各種の設定が終わった後、射出
成形機による計量を開始する。コントローラからの信号
により油圧モータ13を起動し、スクリュー11を回転
駆動させるとともに、固体状の射出材料をホッパー3か
らシリンダバレル2内に供給する。
【0017】射出材料は、加熱ヒータ4からの熱とスク
リュー11の回転により生じる摩擦熱やせん断熱などに
より混練されて溶融され、スクリュー11の回転に応じ
て漸次シリンダバレル1の前方部分の蓄積室5へ移送さ
れ、蓄積室5内に蓄積計量される。スクリュー11が所
定の計量完了位置まで後退すると、蓄積室5内の溶融状
態の材料が所定量に計量される。その時点で、スクリュ
ー11の回転駆動を停止し、あるいは、射出材料の供給
を停止する。
【0018】続いて、所定量まで蓄積された溶融状態の
射出材料を射出するために、油圧ピストン・シリンダ機
構12を作動させて、スクリュー11をノズル部材2側
へ前進駆動させる。これにより、蓄積室5内の溶融状態
の射出材料は、ノズル部材2の複数の小径のノズル穴2
aを介して射出される。そして、その後、同様に射出材
料の計量を行なうようにし、以下、上記の動作を繰り返
して計量と射出を行なう。
【0019】このように、射出材料は、外部から加えら
れる熱とスクリューの回転により生じる摩擦熱やせん断
熱などにより溶融された状態で、複数の小径のノズル穴
から射出されることにより、ノズル部において高いせん
断速度が与えられる。したがって、射出発泡された製品
の質に大きく向上させることができ、さらに、食品材料
として使用される酵母、細菌類や藻類等の単細胞生物で
あっても、その堅く破砕し難い細胞壁を効率良く破砕す
ることができる。すなわち、細胞レベルの材料を分子レ
ベルにまで粉砕することが可能となり、酵母、細菌類や
藻類等の単細胞生物の細胞内の各種の成分を簡単に抽出
することが可能であり、単細胞生物の各種成分を食品の
加工に効果的に利用することができる。
【0020】次に、本発明の射出成形機の好適な実施例
について説明する。
【0021】先ず、射出成形機に供給するための射出材
料のペレットの作製について説明するに、ペレットの作
製に用いる押出機には、従来から知られている日本製鋼
所製の二軸押出機(TEX30F,スクリュー外径:3
0mm、L/D:18.8)を用い、必要な混合粉体
(植物細胞)および水を押出機に供給して加熱、混練
し、ダイより押出してペレットを作製した。
【0022】続いて、射出成形体の製造について説明す
る。成形加工装置には、日本製鋼所製の射出成形機(J
50E,型締め力:50トン)のうち型締装置を取り外
したものを用いた。スクリュー径が28mmであり、成
形条件は、射出率:80cm 3 /sec、シリンダ温
度:60/150/170℃、ノズル温度:170℃で
あり、シリンダバレルの先端に取り付けるノズル部材と
して、1.5mm×8穴を有する多穴ノズルを用いた。
この射出成形機に前記のように作製したペレットを供給
して射出成形を行なった。このときの射出圧力は450
kg/cm2 であり、ノズル部でのせん断速度は2.4
1×105 (1/s)であった。
【0023】このようにして得られた射出成形体の組織
を観察したところ、射出成形体は直径約2mmの発泡体
であり、さらに、電子顕微鏡(5000倍)でその表面
および内部の断面を観察すると、細胞壁は破壊されてお
り、通常の射出成形機による射出成形では細胞壁の破壊
がなされなかったものまでも細胞壁を破壊することがで
きていた。これは、ノズル部材における小径のノズル穴
を通過する際に材料が高いせん断速度を受けることによ
るものであって、特に、ノズル穴の直径を3mm以下の
大きさとすることにより、高いせん断速度を得ることが
でき、また、ノズル部での材料のせん断速度は、少なく
とも104 (1/s)以上であることが好ましい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による射出
成形機によれば、射出材料に高いせん断速度を与えるこ
とができるために、射出発泡された成形品の品質を向上
させることができ、さらに、細胞レベルの材料を分子レ
ベルにまで粉砕することが可能となり、その結果、食品
の加工に利用する場合には、酵母、細菌類や藻類等の細
胞壁を破壊して細胞の有する各種の成分を簡単に抽出す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明にかかる射出成形機を概略的に
図示する構成図であり、(b)は射出成形機におけるノ
ズル部を拡大して示す部分断面図である。
【符号の説明】 1 シリンダバレル 2 ノズル部材 2a ノズル穴 3 ホッパー 4 加熱ヒーター 5 蓄積室 11 スクリュー 12 油圧ピストン・シリンダ機構 13 油圧モータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月2日(2000.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、射出材料
は、射出成形機を用いてノズルから射出する際に、スク
リューの回転により生じるせん断力とノズルを通り抜け
る際にせん断力を受ける。このせん断力を受ける際のせ
ん断速度が、射出材料を射出発泡させて作製する製品の
質に大きく影響を及ぼしている。また、食品材料等の
射出材料においては、射出加工する際に高いせん断速度
を必要とする場合がある。例えば、酵母、細菌類や藻類
等の単細胞生物は、細胞内に多糖類、旨味成分あるいは
蛋白質などの有用な成分を多く含んでおり、これらの単
細胞の旨味成分、蛋白質、多糖類等の成分を食品の加工
に利用するには、堅く破砕し難い単細胞の細胞壁を破砕
しなければならず、この細胞壁の破砕には高いせん断速
度を必要とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】このように、食品材料等の射出材料を射出
成形機を用いてノズルから射出発泡させる際に、せん断
力を受ける際のせん断速度を高くすることが好ましいと
ころである。射出材料の射出成形に際して、射出材料
は、前述したように、スクリューの回転とノズル通過の
際にせん断力を受けるので、射出材料に付与するせん断
速度を増加させるために、混練、溶融の際のスクリュー
回転数を増加させることが考えられるが、スクリュー回
転数の変更は材料の混練や溶融に影響を与えてしまう。
また、ノズル部におけるせん断速度を増加させる場合に
は、射出圧力を上げることによって射出速度を上げるこ
とが考えられるが、従来の射出成形機の構造ではむやみ
に射出圧力を上げることはできない。以上のように、従
来の射出成形機では、高いせん断速度を必要とする食品
材料等の射出材料を射出成形しようとしても、射出材料
に充分に高いせん断速度を付与することが困難であり、
良好な射出成形を行なうことができなかった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
未解決な課題に鑑みてなされたものであって、従来型の
射出成形機でスクリューの回転数や射出圧力を通常の使
用状態のままで、ノズル部において射出材料に与えるせ
ん断速度を向上させることができる射出成形機を提供す
ることを目的とするものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の射出成形機は、固体状の射出材料を、射出
成形機のシリンダバレル内で外部から加えられる熱とス
クリューを回転駆動するときに生じる摩擦熱やせん断熱
より溶融した後に、前記シリンダバレル先端部のノズ
ル部から射出して射出物を生成する射出成形機におい
て、前記ノズル部が、該ノズル部を通過する射出材料に
高いせん断速度を与えることができる複数の小径のノズ
ル穴を有する多穴ノズルであることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】本発明の射出成形機によれば、ノズル部を通過
する射出材料に高いせん断速度を与えることができる
数の小径のノズル穴を有する多穴ノズルを用いることに
より、食品材料等の射出材料を射出加工する際に、ノズ
ル部において射出材料に高いせん断速度を与えることが
できるために、高いせん断速度を必要とする堅く破砕し
難い射出材料の射出成形が可能となり、射出発泡された
成形品の品質を向上させることができる。さらに、高い
せん断速度を必要とする堅く破砕し難い細胞壁を有する
細胞レベルの材料を分子レベルにまで粉砕することが可
能となり、その結果、酵母、細菌類や藻類等の堅く破砕
し難い細胞壁を効率よく破壊することができ、これらの
細胞の有する旨味成分、多糖類あるいは蛋白質等の有用
な各種成分を簡単に抽出することができ、これらの成分
を各種の食品加工に有効に利用することを可能にする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】先ず、射出成形機に供給するための射出材
としての食品材料のペレットの作製について説明する
に、ペレットの作製に用いる押出機には、従来から知ら
れている日本製鋼所製の二軸押出機(TEX30F,ス
クリュー外径:30mm、L/D:18.8)を用い、
必要な混合粉体(植物細胞)および水を押出機に供給し
て加熱、混練し、ダイより押出してペレットを作製し
た。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による射出
成形機によれば、ノズル部を通過する射出材料に高いせ
ん断速度を与えることができる複数の小径のノズル穴を
有する多穴ノズルを用いることにより、射出材料を射出
加工する際に、ノズル部において射出材料に高いせん断
速度を与えることができ、これにより、高いせん断速度
を必要とする堅く破砕し難い射出材料の射出成形が可能
となり、射出発泡された成形品の品質を向上させること
ができる。さらに、高いせん断速度を必要とする堅く破
砕し難い細胞壁を有する細胞レベルの材料を分子レベル
にまで粉砕することが可能となり、その結果、酵母、細
菌類や藻類等の堅く破砕し難い細胞壁を効率よく破壊す
ることができ、酵母、細菌類や藻類等の有する旨味成
分、多糖類あるいは蛋白質等の有用な各種の成分を簡単
に抽出することができ、これらの成分を各種の食品加工
に有効に利用することを可能にする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 光男 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 (72)発明者 徳川 善範 広島県広島市安芸区船越南1丁目6番1号 株式会社日本製鋼所内 Fターム(参考) 4B048 PE15 PM03 PM12 PS01 PS02 PS13 4F206 AA01 AA49 JA07 JQ57

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体状の射出材料を、射出成形機のシリ
    ンダバレル内で外部から加えられる熱とスクリューを回
    転駆動するときに生じる摩擦熱やせん断熱などにより溶
    融した後に、前記シリンダバレル先端部のノズル部から
    射出して射出物を生成する射出成形機において、前記ノ
    ズル部が複数の小径のノズル穴を有する多穴ノズルであ
    ることを特徴とする射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記射出材料が前記ノズル部を通過する
    際に前記射出材料に高いせん断速度を与えることを特徴
    とする請求項1記載の射出成形機。
  3. 【請求項3】 前記射出材料が食品材料であることを特
    徴とする請求項1または2記載の射出成形機。
JP11095675A 1999-04-02 1999-04-02 多穴ノズルを備えた射出成形機 Pending JP2000280291A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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