JP2000350568A - ボトル詰めされた飲料を連続的に殺菌する方法及びその装置 - Google Patents

ボトル詰めされた飲料を連続的に殺菌する方法及びその装置

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JP2000350568A
JP2000350568A JP2000131233A JP2000131233A JP2000350568A JP 2000350568 A JP2000350568 A JP 2000350568A JP 2000131233 A JP2000131233 A JP 2000131233A JP 2000131233 A JP2000131233 A JP 2000131233A JP 2000350568 A JP2000350568 A JP 2000350568A
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chamber
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Vanni Zacche
ヴァンニ・ザッチェ
Fabrizio Preti
ファブリチオ・プレティ
Luca Colato
ルカ・コラート
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Sasib Beverage Machinery MS SpA
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    • B67OPENING, CLOSING OR CLEANING BOTTLES, JARS OR SIMILAR CONTAINERS; LIQUID HANDLING
    • B67CCLEANING, FILLING WITH LIQUIDS OR SEMILIQUIDS, OR EMPTYING, OF BOTTLES, JARS, CANS, CASKS, BARRELS, OR SIMILAR CONTAINERS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; FUNNELS
    • B67C7/00Concurrent cleaning, filling, and closing of bottles; Processes or devices for at least two of these operations
    • B67C7/0073Sterilising, aseptic filling and closing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L2/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor
    • A61L2/02Methods or apparatus for disinfecting or sterilising materials or objects other than foodstuffs or contact lenses; Accessories therefor using physical phenomena

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特にPETボトルに詰められた飲料を連続的
に殺菌可能な殺菌装置を提供する。 【解決手段】 回転方式または直線方式を用い、ボトル
詰めされた飲料を連続的に殺菌する装置において、該装
置の処理ラインに沿って複数の殺菌装置10を設け、殺
菌装置10の各々は、殺菌されるべきボトル6を包含す
るように構成した。各殺菌装置10は、高い静液圧を発
生させる装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック材か
らなるボトル、特にPETボトルに詰められた飲料を連
続的に殺菌する方法とそれに用いられる装置とに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】現状、飲料及びそれを入れる容器を殺菌
または低温殺菌する方法はいくつかある。
【0003】第1の方法は、熱処理によって飲料の殺菌
を行い、昇温状態で飲料をボトル詰めし、飲料の熱エネ
ルギを容器の殺菌剤として使用するものである。この方
法は、充填温度においても物理化学的特性を維持できる
容器の場合に用いられ,一般的には、容器がガラス製ま
たはアルミ製(アルミ缶)、あるいは再結晶PET製の
場合に用いられる。
【0004】第2の方法は、ボトル詰めの前に熱処理に
よって飲料を殺菌し、事前に殺菌された容器に常温無菌
環境で飲料充填を行うものである。このシステムは、容
器が化学薬品で殺菌され、充填の際には無菌環境が維持
され、封止段階では適切な無菌チャンバ(“ホワイトチ
ャンバ”として知られている)が用いられることを前提
としている。無菌チャンバは数立方メートルの容積があ
り工業環境では扱いにくいものである。
【0005】近年、健康補助のために重要なビタミン及
び/または微量元素を加えた新しい飲料が普及し、製品
を変性させる不可逆反応を避けるために、加熱以外の殺
菌方法への需要が高まってきた。
【0006】振動する電界、磁界、マイクロ波等、種々
の殺菌方法の中で、高圧チャンバ内において高い静液圧
によって殺菌処理する方法が特に重要視されている。高
圧が微生物の細胞に生態学的変化を起こし、細胞膜を破
壊して微生物を死に至らしめることが知られている。
【0007】高圧によって引き起こされる作用は、圧力
の高さ、付与時間、及び加圧/減圧のサイクル等、種々
の要因に依存する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】高圧を利用した殺菌方
法を食品業界で使用することは公知である。しかし、こ
のような方法は、連続的処理ではないという欠点を有し
ている。なぜなら、大きな高圧チャンバを使用し、殺菌
すべき製品はその中へ、ひとまとまりずつ供給されるか
らである。さらに、殺菌サイクル時間が長いという特徴
もある。その原因の一つは、装置を作用圧にまで昇圧
し、最後には大気圧にまで減圧するために必要な時間に
ある。従って、この公知の方法は万能ではなく、十分な
生産性を得ることは難しいと考えられてきた。
【0009】本発明の課題は、ボトル詰めされた飲料を
殺菌する方法及び装置に関して従来技術が有する欠点、
特に生産性が低いという欠点を解消することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明によ
る方法、及び該方法を実施するために特別に考案された
装置によって解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るその他の特徴、及び
ボトル詰めされた飲料の殺菌に関して本発明の装置と方
法とが奏する利点は、いくつかの実施形態について添付
図面を参照しながら行う以下の説明から明らかになる。
【0012】図1には、ボトル充填及びボトル殺菌のた
めに、洗浄ユニット2と、充填ユニット3と、カプセル
装着装置4と、殺菌装置5とを備えている本発明の装置
を符号1で示している。
【0013】装置1は、ボトル6の連続的充填及び殺菌
が可能であるように構成されている。図1に示す装置1
は回転方式であるが、種々の処理ユニットをコンベヤベ
ルトに沿って配置した直線方式を採用してもよい。
【0014】図1に示す装置はまた、個々のボトルを処
理ユニット2,3,4,5へと、及び個々のボトルを処
理ユニット2,3,4,5から周知の方法で移送するた
めに、この種の装置では公知である複数の星形移送ユニ
ット7を備えている。
【0015】これら移送ユニット7のうち最初のユニッ
ト、つまり供給されるボトルを洗浄ユニット2へと移送
するユニットの領域には、ねじ式スペーサ8が設けられ
ている。ねじ式スペーサ8の機能は、実質的に接触しな
がら供給される複数のボトル6のピッチを変えて、処理
ユニット2,3,4,5における後続の処理に必要な間
隔を形成することである。
【0016】ボトル6は、移送システム9aによって装
置1に供給され、処理が完了すると、第2の移送システ
ム9bによって排出される。移送システム9a,9bは
公知のタイプであるので、さらなる詳細の説明は行わな
い。洗浄ユニット2、充填ユニット3、ボトル搬送ユニ
ット4もまた移送ユニット7と同様に公知のタイプであ
るので、さらなる説明を必要としない。なぜなら、これ
らユニットそれ自体は本発明の中核部分ではないからで
ある。
【0017】図1,図2に示すように、殺菌のための装
置5は、相互の軸間距離がボトル6の供給間隔に対応し
て設定された加圧装置10を備えている。加圧装置10
は、殺菌ユニット5の回転装置に公知の方法で固定され
ている(図面には示していない)。相応のカム(図示せ
ず)によって操作されるジャッキ10aが、各加圧装置
10の下に加圧装置と同軸配置されている。
【0018】殺菌装置5の下部、加圧装置10及びジャ
ッキ10aの下方には水を回収するための溝部材11が
配置されている。溝部材11は、ポンプ(図示せず)を
介して、水タンク11bに接続されている。水タンク1
1bは、好ましくは加圧装置10の上方、殺菌装置5の
中心部に配置される。水タンク11bは、複数のチュー
ブ11a及びバルブ24を介して個々の装置10に接続
されている。これらについては追って詳細説明する。
【0019】図3に示すように、個々の殺菌装置10
は、下方開口部12を有し実質的に円筒状の中空体1
0′を備えている。開口部12は内縁部を有し、この内
縁部は張り出して円錐座面12aを形成している。中空
体10′の頂部には、好ましくは円錐台形状の封止カバ
ー10″が設けられている。
【0020】装置10は、高い機械的強度を有する材
料、例えば内部で発生する高圧に耐えるために十分な厚
さを有するステンレス鋼などから形成される。
【0021】開口部12は、好ましくは半球状の凸上面
を有するドア13によって閉じられる。内部加圧段階に
おいても十分な気密性を確保できるよう、ドア13の下
面には円錐座面12aに合った張り出し縁部が設けられ
ている。張り出し縁部にはまた、例えばゴム製Oリング
といった適切なシール部材を収容している環状座面13
aが設けられている。シール部材は、大気圧下において
装置10に水を充填する際にも十分な耐リーク性を確保
できる。
【0022】ドア13の下面には、操作アーム14がヒ
ンジ結合されている。操作アーム14はさらに、端部に
ホイールを有する適切な被駆動部材14aを介してロー
ラーカム15(詳細は図4に示している)に接続されて
いる。被駆動部材14aは、ガイド支持体16にスライ
ド可能に係合している。ガイド支持体16は中空体1
0′に固定されており、鉛直方向のガイド付き並進運動
を可能にしている。
【0023】理由は追って説明するが、図3に示すよう
に、操作アーム14は2つの平行なアーム14′と1
4″とから構成されている。
【0024】ドア13にはまた、スロット18を備えた
リンク17がヒンジ結合されている。ガイド支持体16
に固定されたピン19がスロット18に挿入されてい
る。ドア13の幾何学的開口動作の際に、操作アーム1
4とリンク17とが交差することを可能にするために、
リンク17はアーム14′とアーム14″との中間に配
置されている。
【0025】中空体10′の上部には、T形断面を有す
るピストン20がスライド可能状態で挿入されている。
ピストン20の上下には、ピストン20に接して弾性壁
体21a及び21bが設けられている。ピストン20の
鉛直方向支持は下方壁体21aによってなされている。
弾性壁体21a,21bは、例えば耐油性のあるプラス
チックから形成することができる。
【0026】ピストン20の大径部の下方には、中空体
10′の内壁から突出した環状ショルダー部20aが配
置されている。環状ショルダー部20aは、加圧段階に
おいてピストンのストロークを規制する機能を有してい
る。従って、その他の状態では、環状ショルダー部20
aとピストン20の大径部の下面との間には隙間が存在
することを理解されたい。
【0027】中空体10′の内部、壁体21aの下方に
は、ボトル6を収容できる加圧チャンバ22が形成され
ている。加圧チャンバ22の内部には、例えば図3に示
すリング、あるいはその代わりとなるスタンドのような
ボトルセンタリング手段23が設けられ、チャンバの内
壁に固定されている。センタリング手段23は、種々の
処理段階において、ボトル6を直立状態に保持し、かつ
装置10の長手方向軸線に位置合わせするように機能す
る。
【0028】加圧チャンバ22の上部壁面の壁体21a
直下には、きのこ状の閉鎖部材を備えたバルブ24が設
けられている。バルブ24は、加圧段階の前にチャンバ
22に注入される水の量を調整するという機能する。従
って、バルブ24はチューブ11aを介してタンク11
bに接続されている。変更形態として、バルブ24を直
接水道本管に接続してもよい。
【0029】加圧チャンバ22の同じく上部、但し好ま
しくは第1のバルブ24とは離間した位置には、きのこ
状の閉鎖部材を備えた第2のバルブ25が設けられてい
る。バルブ25は、水の充填段階において残留空気を排
出する機能を有している。
【0030】きのこ状の閉鎖部材、及びそれと組合され
る円錐座面を適切に選択することによって、高圧処理段
階においても十分な気密性を有するバルブを構成するこ
とができる。
【0031】中空体10′の内部、壁体21bの上方に
は、チャンバ26が設けられている。チャンバ26は、
非圧縮性流体によって満たされる。
【0032】封止カバー10″の内側には、ピストン2
7のための座部が形成されている。ピストン27は、ロ
ーラーカム28(図3には一部のみを示している)と端
部に小さいホイールを備えた被駆動部材28aとによっ
て作動する。
【0033】ピストン27は径の大きな上部27′を有
し、この上部27′は別の座部に収容されている。スプ
リング式動力計29を受けるショルダー部が、こうして
大径部27′と小径部27との結合部領域に形成されて
いる。
【0034】ピストン27の表面積が壁体21bの表面
積よりはるかに小さいということが重要である。その理
由は追って明らかになる。
【0035】図面を参照しながら、ボトル詰めされた飲
料の殺菌を行う本発明の中核をなす装置の機能について
さらに説明を続ける。
【0036】殺菌装置5は、図2に矢印で示す方向に回
転するターンテーブルを有して構成されている。ターン
テーブルには殺菌装置10が保持される。
【0037】殺菌ユニット5に供給されたボトル6は、
星形の移送ユニット7及びジャッキ10aによって加圧
装置10に移送される(図2及び図5(a)に示す)。
この位置では装置10は空であり、ドア13は開いてい
る。
【0038】図5(b)に示す段階では、カム15によ
って動かされる操作アーム14の作用でドア13が閉じ
始めている。同時に、ジャッキ10aが戻り始め、ボト
ル6とドア13の凸面との係合を可能にする。この際、
カム15は第1の下降運動を起こさせる。この動きによ
って、上記のようにドア13がボトル底部分の下に配置
され(図5(b))、ドア13は静止状態を保つ。この
静止状態では、ジャッキが戻ってボトルがドア13の凸
面と係合している。次いでカムは第2の下降運動を起こ
させ、この動きによってドア13は完全に閉じられる。
ドア13の凸面によって、図5(c)に示す閉鎖状態ま
で、ドアとボトル底部との接触が維持される。ボトルの
鉛直状態及びボトルと中空体10′の長手軸線との位置
合わせ状態は、センタリング手段23によって継続的に
維持される。
【0039】ドア13の幾何学的開口・閉鎖動作それ自
体は公知であり、これは操作アーム14とリンク17と
の複合作用によって達成される。実際上、ドアを操作ア
ーム14とリンク17とに二重ヒンジ結合していること
によって、ドアを、ドアが回転して直立したドア開口位
置とドアが水平状態で開口部12に合わせられたドア閉
鎖位置とに配置することができる。さらに、ピン19と
スライド可能に係合しているスロット18のおかげで、
ドア閉鎖の最終段階(またはドア開口の最初の段階)に
おいて、ドアが鉛直方向に直線的に移動することが可能
であり、従ってドア13の下面は円錐座面12aにきち
んと係合できる。この段階においてピン19はスロット
18に沿ってスライドし、従ってドアにはいかなる力も
加えない。しかし、ピン19がスロット18の端部に到
達すると、ピンはドア13のヒンジ点のように機能し、
ドアはピンを通る軸線回りに回動する。
【0040】ここで、装置10の機能に関する説明に戻
る。ドア13を閉鎖する段階が完了すると、バルブ24
が開口され、ここを通じて加圧チャンバ内に水が入る。
同時に、加圧チャンバ22内の残留空気を排出するバル
ブ25も開口される。加圧チャンバへの充填が完了した
ことは、バルブ25から水が溢れることで検知可能であ
る。充填が完了したら、バルブ25、バルブ24を順に
閉じる。大気圧下で行われる充填段階における水の漏出
は、ドアの座部に収容されたシール材によって防止され
る。
【0041】ここで加圧段階が始まる。カム28によっ
て、ピストン27はチャンバ26の内側で所定のストロ
ークを行う。チャンバ26は、予め非圧縮性流体によっ
て満たされている。こうしてパスカルの原理に従い、加
えられた圧力は弾性壁体21bにおいて増大される。第
2の増圧作用は、壁体21aに作用するピストン20の
小径部によって得られる。壁体21aは、加圧チャンバ
22内の流体に直接接している。このようにして、加圧
チャンバ22内では、10,000バール(1GPa)
までの高圧が実現される。減圧段階は、単純にピストン
27を座部に収納することによってなされる。この処理
は繰返すことができ、好ましくは60秒以下の加圧/減
圧サイクルによって、すなわち極めて短時間で、飲料中
に存在する微生物を死滅させることができる。図6及び
図7は、本発明の目的を達するために実施可能な2種類
の加圧/減圧サイクルを示している。これらの図から分
かるように、最大圧(10,000バール)の後には部
分減圧段階が設定されている。圧力は、サイクルの終了
時点においてのみ、大気圧へと戻される。
【0042】殺菌に必要な時間を削減するために、約4
0℃に予熱された水で加圧チャンバ22を満たしてもよ
い。そのために、タンク11bに適切な加熱手段を設け
てもよい。類似手法として、飲料を前記温度に予熱して
ボトル詰めしてもよい。
【0043】ピストン27によって加えられる特定の初
期圧、つまりチャンバ26内におけるピストンのストロ
ークによって決まる圧力は、加圧チャンバ22内の所定
圧力に対応する。ピストン27によって加えられる初期
圧は、例えば500kg/cm2(49Mpa)であると有利
である。しかし、より高い圧力を発生させることができ
るようにピストンのストロークを決定することが必要で
ある。なぜなら、ボトル6は完全充填状態であることは
なく、加圧チャンバ22内に生起される圧力の一部は、
ボトル中の残留気体を圧縮するために吸収されるからで
ある。しかし、ボトル毎に異なる充填の程度に起因し、
従って、加圧チャンバ22内の1つの特定圧力に対応し
てピストン27にある初期圧を付与することが不可能で
あるという事実に基づいて発生する過圧状態を防止する
ために、例えば500kg/cm2(49Mpa)にセットさ
れたスプリング式動力計29が設けられている。こうし
て、加圧チャンバ22内には、内部的な過圧状態を防止
した均一な圧力状態が実現される。
【0044】加圧/減圧サイクルが完了したらボトル6
を装置10から除去する。このときボトル6は、殺菌装
置5からボトルを排出する星形移送ユニット7の近傍に
ある。既に説明したボトル供給作業が逆の順序で繰返さ
れる(図5(a)〜(c)参照)。ドア13が開口され
ると、加圧チャンバ22内に存在する水は溝部材11に
よって回収され、タンク11bに再循環される。
【0045】制御ユニット及び監視ユニット(図示せ
ず)が、全装置の機能を統括し、処理を正しい順序で行
わせる。制御ユニット及び監視ユニットは公知のタイプ
であるのでさらに詳細を説明する必要はない。
【0046】以上説明した実施形態は、本発明の中核を
なすボトル詰めされた飲料の殺菌装置の一実施形態に過
ぎず、当業者であれば本発明の範囲を逸脱することな
く、これに必要な変更を加えて特定の用途に応用するこ
とができることを理解されたい。
【0047】例えば、スプリング式動力計29を異なる
タイプの動力計に置き換えることが可能である。一例と
して、所定圧力に予備圧縮された空気式動力計を挙げる
ことができる。
【0048】装置10からボトルを排出する作業を単純
に重力作用を用いた方法とし、下方に適切に配置された
袋にボトルを収集するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ボトル詰めと殺菌とを行う本発明の装置を概
略的に示す平面図である。
【図2】 本発明の中核をなす殺菌ユニットを部分的に
示す斜視図である。
【図3】 本発明による加圧装置を示す部分断面斜視図
である。
【図4】 図3に示すドア部分の詳細を示す側方断面図
である。
【図5】 (a)〜(c)は、図3に示す加圧装置にボ
トルを挿入する状態を順に示す正面断面図である。
【図6】 本発明による加圧/減圧サイクルを示すグラ
フである。
【図7】 本発明による加圧/減圧サイクルの第2のパ
ターンを示すグラフである。
【符号の説明】
6 ボトル 10 殺菌装置 10′ 中空体 10a ジャッキ 11a チューブ 11b 水タンク 13 ドア 14 操作アーム 15,28 カム 17 リンク 20 ピストン(第2ピストン) 21a,21b 弾性壁体 22 加圧チャンバ 23 センタリング手段 24,25 バルブ 26 チャンバ 27 ピストン(第1ピストン) 27′ 上部 29 スプリング式動力計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ファブリチオ・プレティ イタリア・43015・パルマ・ノチェート・ ヴィア・エッフェ・リ・カンヴェリ・22・ シー/オー・サシブ・ビバレッジ・マシー ナリー・エンメ・エッセ・エッセ・ピ・ア (72)発明者 ルカ・コラート イタリア・43015・パルマ・ノチェート・ ヴィア・エッフェ・リ・カンヴェリ・22・ シー/オー・サシブ・ビバレッジ・マシー ナリー・エンメ・エッセ・エッセ・ピ・ア

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転方式または直線方式を用い、ボトル
    詰めされた飲料を連続的に殺菌する装置であって、 該装置の処理ラインに沿って配置された複数の殺菌装置
    (10)を備え、該殺菌装置(10)の各々は、殺菌さ
    れるべきボトル(6)を包含するように構成されている
    ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記殺菌装置(10)は、高い静液圧を
    発生させる装置であることを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 前記殺菌装置(10)は、内部に加圧チ
    ャンバ(22)を有する中空体(10′)を備え、前記
    加圧チャンバ(22)の下部はドア(13)によって閉
    鎖され、前記殺菌装置(10)はさらに、バルブ手段
    (24,25)と、高い静液圧を発生させる手段とを備
    えていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 高い静液圧を発生させる前記手段は、静
    液圧を増大させる装置を備えていることを特徴とする請
    求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 静液圧を増大させる前記装置は、カム
    (28)に連結された第1ピストン(27)と、非圧縮
    性流体で満たされかつ前記第1ピストン(27)が作用
    するチャンバ(26)とを備え、該チャンバ(26)の
    下部は弾性壁体(21b)によって画成され、該弾性壁
    体(21b)の下方には該壁体に接触して第2ピストン
    (20)が配置され、該第2ピストン(20)の底部
    は、該ピストンを前記加圧チャンバ(22)から隔離す
    る第2の弾性壁体(21a)によって支持され、前記第
    1ピストン(27)は、前記弾性壁体(21b)より面
    積の小さい断面を有していることを特徴とする請求項4
    に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第2ピストン(20)は、T形断面
    を有していることを特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1ピストン(27)は大径の上部
    (27′)を有し、該上部(27′)にはスプリング式
    動力計(29)が当接していることを特徴とする請求項
    5または6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記殺菌装置(10)の内部には前記ボ
    トル(6)のためのセンタリング手段(23)が固定さ
    れ、該センタリング手段(23)は、前記ボトル(6)
    を直立状態かつ前記殺菌装置の長手方向軸線に位置合わ
    せされた状態に保つように構成されていることを特徴と
    する請求項1から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記ドア(13)は、好ましくは半球状
    の凸上面を有し、かつ該ドアは内方へ開口することを特
    徴とする請求項3から8のいずれか1項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ドア(13)は、その底部におい
    て操作アーム(14)とリンク(17)とにヒンジ結合
    され、前記操作アーム(14)はカム(15)に連結さ
    れていることを特徴とする請求項3から9のいずれか1
    項に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記殺菌装置(10)の各々は、チュ
    ーブ(11a)を介して水タンク(11b)に接続され
    ていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1
    項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記殺菌装置(10)の各々の下方に
    は、該装置の長手方向軸線に位置合わせされたジャッキ
    (10a)が配置されていることを特徴とする請求項1
    から11のいずれか1項に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記殺菌装置(10)の下方には、処
    理の完了時に該装置から排出される水を収集するための
    溝部材(11)が配置されていることを特徴とする請求
    項1から12のいずれか1項に記載の装置。
  14. 【請求項14】 請求項3から10のいずれか1項に記
    載の殺菌装置(10)。
  15. 【請求項15】 ボトル詰めされた飲料を連続的に殺菌
    するための方法であって、 請求項1または2に記載の装置を準備する段階と、 各殺菌装置(10)にボトル(6)を入れる段階と、 前記殺菌装置(10)の内部で加圧/減圧サイクルを実
    施する段階と、 前記殺菌装置(10)の各々から前記ボトルを取出す段
    階と、を含むことを特徴とする方法。
  16. 【請求項16】 前記加圧/減圧サイクルは60秒以下
    とされ、圧力は10,000バールまでとされているこ
    とを特徴とする請求項15に記載の方法。
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