JP2000349924A - コンピュータネットワーク網を用いた通信システム及びそれに用いる通信端末装置 - Google Patents

コンピュータネットワーク網を用いた通信システム及びそれに用いる通信端末装置

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JP2000349924A
JP2000349924A JP15609199A JP15609199A JP2000349924A JP 2000349924 A JP2000349924 A JP 2000349924A JP 15609199 A JP15609199 A JP 15609199A JP 15609199 A JP15609199 A JP 15609199A JP 2000349924 A JP2000349924 A JP 2000349924A
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四郎 桝田
Yoshio Yoda
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 課金料金を低減できるコンピュータネットワ
ーク網を用いた通信システム及び通信端末装置の改良。 【解決手段】 発呼側通信端末10より公衆電話回線5
0を介して着呼側通信端末12を呼び出し、着呼側通信
端末のコールID復号部42で発呼側通信端末の電話番
号を取得する。着呼側通信端末は、メモリ40の電話番
号リスト100及びフラグ102と、取得された発呼側
通信端末の電話番号とに基づき、発呼側通信端末がコン
ピュータネットワーク網70に接続可能か否かを判断し
接続可能な場合は、各端末の通信制御部34は、公衆電
話回線50との接続を切断する。発呼側通信端末及び着
呼側通信端末は、各通信制御部の制御によりコンピュー
タネットワーク網70に接続された特定サーバ72と接
続され、特定サーバ及びコンピュータネットワーク網を
介して発呼側通信端末及び着呼側通信端末間で通信を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインターネ
ット等のコンピュータネットワーク網を用いた通信シス
テム及びそれに用いる通信端末装置に関する。特に、公
衆電話回線を経由して電話がかかってきた場合にも、条
件が整った場合に自動的にコンピュータネットワーク網
を利用した通信に切り換えることで、公衆電話回線の課
金を低減することができる通信システム及び通信端末装
置の改良に関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】世界的な
コンピュータネットワーク網であるインターネットを用
いて音声データの送受信を行うインターネット電話で
は、インターネットが基本的に無料で利用できるので、
非常に安価な料金で長距離電話、国際電話を行うことが
できるという利点がある。
【0003】すなわちインターネット電話では、設備、
維持費を除けば、インターネットサービスプロバイダま
での公衆電話料金が課金されるだけであり、ダイレクト
接続の場合には公衆電話料金が不要となる。
【0004】ところが、インターネット電話の利用者は
未だ多くなく、ほとんどは一般公衆電話回線を経由して
電話がかかってくる場合である。
【0005】また、インターネット電話を利用する場合
であっても、一旦は相手先と一般公衆電話回線を利用し
て、自己ID、使用するサーバなどの情報を交換する必
要があり、基本的に通話料が課金されてしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、一般公衆電話回
線を経由して電話がかかってきた場合であっても、条件
が整った場合に自動的にコンピュータネットワーク網を
利用した通信に切り換えることで、公衆電話回線の課金
を低減することができる通信システム及び通信端末装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一態様は、コン
ピュータネットワーク網を介して発呼側通信端末と着呼
側通信端末にて通信を実施する通信システムにおいて、
前記発呼側通信端末より公衆電話回線を介して前記着呼
側通信端末を呼び出し、前記着呼側通信端末にてコール
ID機能により前記発呼側通信端末の電話番号を取得
し、取得された前記発呼側通信端末の電話番号に基づき
前記発呼側通信端末が前記コンピュータネットワーク網
に接続可能であると判断したときに、前記公衆電話回線
の接続を自動切断し、前記発呼側通信端末及び前記着呼
側通信端末をそれぞれ前記コンピュータネットワーク網
に接続された特定サーバと自動接続し、前記特定サーバ
及び前記コンピュータネットワーク網を介して前記発呼
側通信端末及び前記着呼側通信端末間にて通信を行うこ
とを特徴とする。
【0008】本発明の一態様によれば、公衆電話回線を
利用して発呼側通信端末より電話があったときに、着呼
側通信端末は発呼側通信端末の電話番号をコールID機
能を利用して取得できる。この取得された電話番号の端
末がコンピュータネットワーク網に接続可能であれば、
公衆電話回線が自動切断される。従って、ここまでの動
作に課金されることはない。以降は、発呼側通信端末及
び着呼側通信端末をそれぞれコンピュータネットワーク
網に接続された特定サーバと自動接続すれば、特定サー
バ及びコンピュータネットワーク網を介して、発呼側通
信端末及び着呼側通信端末間にて通信を行うことができ
る。
【0009】このような通信を行うにあたって、発呼側
通信端末のみが特定サーバのIDを記憶するものであっ
てもよい。この場合、この特定サーバのIDは、発呼側
通信端末より着呼側通信端末に公衆電話回線を介して送
出され、着呼側通信端末は特定サーバのIDを公衆電話
回線を介して取得することができる。逆に、着呼側通信
端末のみが特定サーバのIDを記憶していてもよい。こ
の場合、特定サーバのIDは、着呼側通信端末より発呼
側通信端末に公衆電話回線を介して送出され、発呼側通
信端末は特定サーバのIDを公衆電話回線を介して取得
することができる。あるいは、特定サーバのIDは、発
呼側通信端末及び着呼側通信端末に予め記憶されていて
もよい。
【0010】また、着呼側通信端末は、コンピュータネ
ットワーク網に接続可能な電話番号リストを予め記憶し
ておくことができる。こうすると、公衆電話回線を介し
て取得された発呼側通信端末の電話番号が電話番号リス
ト中の番号と一致する場合に、発呼側通信端末がコンピ
ュータネットワーク網と接続可能と判断することができ
る。
【0011】本発明の他の態様によれば、コンピュータ
ネットワーク網及び公衆電話回線に接続可能な通信端末
装置において、着呼時に、前記公衆電話回線を介して相
手先通信端末装置より送出された電話番号を復号するコ
ールID復号部と、前記コンピュータネットワーク網に
接続可能な相手先通信端末装置の電話番号を記憶する記
憶部と、前記コールID復号部にて複合された電話番号
が前記記憶部に記憶された電話番号と一致した時に、前
記公衆電話回線との接続を自動切断し、前記コンピュー
タネットワーク網に接続された特定サーバと自動接続し
て、前記コンピュータネットワーク網及び前記特定サー
バを介して前記相手先通信端末との通信を実行制御する
通信制御部と、を有することを特徴とする。
【0012】この着呼側通信端末装置は、相手先の通信
端末がコンピュータネットワーク網に接続可能であるか
を、ID復号部にて複合された相手先電話番号が記憶部
に記憶された電話番号と一致するか否かにより判断でき
る。従って、この比較結果に基づいて、公衆電話回線と
の接続を自動切断し、コンピュータネットワーク網を利
用した通信に切り換えることができる。
【0013】本発明のさらに他の態様によれば、コンピ
ュータネットワーク網及び公衆電話回線に接続可能な通
信端末装置において、公衆電話回線を利用して相手先通
信端末を発呼する発呼部と、発呼後であってかつ前記相
手先通信端末が電話に応答する前に前記公衆電話回線を
介して前記相手先通信端末装置より送出された回線切断
情報に基づいて、前記公衆電話回線との接続を自動切断
し、前記コンピュータネットワーク網に接続された特定
サーバと自動接続して、前記コンピュータネットワーク
網及び前記特定サーバを介して前記相手先通信端末との
通信を実行制御する通信制御部と、を有することを特徴
とする。
【0014】本発明の他の態様に係る発呼側の通信端末
は、発呼後であってかつ相手先通信端末が電話に応答す
る前に、公衆電話回線を介して相手先通信端末装置より
回線切断情報が送出された時に、相手先通信端末がコン
ピュータネットワーク網に接続可能であることを認識で
きる。従って、この回線切断情報に基づいて、公衆電話
回線との接続を自動切断し、コンピュータネットワーク
網を利用した通信に切り換えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施の形態に係る通信
システムの一例を示している。図1において、2つの通
信端末10,12は、公衆電話回線50を介して接続さ
れている。また、2つの通信端末10,12は、公衆電
話回線40に接続されたプロバイダ60A,60Bを介
してコンピュータネットワーク網例えばインターネット
網70に接続されている。このインターネット網70に
は、特定サーバ72が接続されている。
【0017】図2は、通信端末10,12に共通な構成
を示している。図2において、通信端末10,12は共
に同一の構成を有するため、以下通信端末10について
説明する。
【0018】通信端末10は、スピーカ20及びマイク
22に接続された音声入出力変換部30と、音声処理部
32と、通信制御部34と、網通信制御部36と、変復
調部であるモデム38と、メモリ40とコールにID復
調部42とを有する。
【0019】音声入出力変換部30は、スピーカ20及
びマイク22に対する入出力処理とともに、送話信号、
受話信号に対するインピーダンス整合、前置増幅などの
処理を施す。
【0020】スピーカ20及びマイク22に代えて外部
電話機24を使用することもできる。この場合、通信端
末10は外部電話機24のアダプタとして使用される。
外部電話機24は網通信制御部36に接続され、外部電
話機10からの発呼信号は、網通信制御部36を介して
公衆電話回線50に送出される。また、外部電話機24
からの音声入力は網通信制御部36を介して音声入出力
変換部30に入力される。
【0021】網通信制御部36は、公衆電話回線50を
介して通信端末10を電話接続する際の自動応答のため
の制御を行い、公衆電話回線50を介してのデータ転送
はモデム38を介して行われる。
【0022】通信制御部(CPU)34は、通信端末1
0,12の電子メールアドレス等のIDを送出して、そ
の呼接続と切断を制御する機能を有する。また、この通
信制御部34は、TPC(Transmission Control Prrot
ocol)またはUDP(User Datagram Protocol)転送機
能を有し、音声処理部32にて符号化された音声データ
を、TCP/IP(Internet Protocol)またはUDP
のパケットとして送出する機能を有する。この通信制御
部34にはインターフェースを介してパーソナルコンピ
ュータに接続可能であり、発呼時等のデータの入出力は
パーソナルコンピュータのキーボートを介して行うこと
もできる。この場合、通信端末10はパーソナルコンピ
ュータのアダプタとなる。あるいは、通信制御部34に
操作入力部を接続してデータ入力を行うこともできる。
【0023】なお、図1に示す通信端末10,12は、
公衆回線50、インターネットサービスプロバイダ60
A,60Bを介してインターネット網70に接続される
場合を示している。これにより、通信端末10,12が
IPアドレスを有していなくても、例えばPPP(Poin
t to Point)やSLIP(Serial Line IP)で通信端末
10,12はインターネット網70に接続される。
【0024】この他、通信端末10,12の一方または
双方がLANに接続される等でIPアドレスを有する場
合には、インターネットサービスプロバイダ60A,6
0Bの一方または双方を介さずに、インターネット網7
0にダイレクト接続することができる。
【0025】なお、通信端末10,12の一方または双
方は、一般電話回線を用いて例えばPPP接続するもの
に限らず、ISDN(Integtated Service Digital Net
work)を用いることもできる。
【0026】通信制御部34にはメモリ40とコールI
D復号部42とが接続されている。メモリ40は、ID
番号を記憶する記憶部例えばEEPROM40Aと、着
信番号を記憶する記憶部例えばSRAM40Bとを有す
る。
【0027】このメモリ40及びコールID復号部42
は、コールID機能を実施するために用いられる他、こ
のコールID機能を利用して公衆電話回線を利用した電
話接続からインターネットを利用した電話接続に切り換
えるために用いられる。
【0028】SRAM40Bには、着信電話番号が一時
的に記憶される。一方、ID番号記憶用EEPROM4
0Aには電話番号リスト100が記憶されている(図3
参照)。この電話番号リスト100には、図3に示すよ
うに、インターネットに接続が可能であることを示すフ
ラグ102が付されている。例えばフラグ102が
「1」であれば、その発信者とインターネット接続が可
能であり、フラグ102が「0」であればインターネッ
ト接続が不能である。
【0029】このメモリ40のID番号記憶用EEPR
OM40Aにはさらに、特定サーバのID(例えばhtt
p://www.osmac.com)が予め記憶されてもよい。特定サ
ーバ72は、相手先電話番号毎に指定されても良いし、
相手先電話番号の全てに共通するものであってもよい。
【0030】ここで、特定サーバ72とは、インターネ
ット網70に接続されているサーバのうち、発呼側通信
端末10及び/または着呼側通信端末12にて指定され
る特定のサーバを意味する。
【0031】本実施の形態では、特定サーバ72のID
は発呼側及び着呼側通信端末10,12にて予め記憶さ
れているものとするが、後述する通りに公衆電話回線5
0を利用して発呼側及び着呼側通信端末10,12の一
方より他方に特定サーバ72のIDを送出するものであ
っても良い。
【0032】コールIDシステムとは以下の通りであ
る。図4に示すように1回目と2回目の呼び出し信号S
1,S2(16〜20Hz,最大75Vms、2秒間ベ
ル音)間の4秒間のベル音停止期間に、1200bps
のモデム信号Mが送信され、このモデム信号Mからデー
タ(発呼側通信端末10の電話番号、時刻等)の受信を
行うことができる。このモデム信号Mが、着呼側となる
通信端末10または12のコールID復号部42にて復
号される。
【0033】そして、呼び出し音鳴動中にデータ受信が
完了し、受話器を持ち上げるかあるいは自動着信がない
限り、通話料金が課金されることはない。
【0034】着呼側となる通信端末10または12の通
信制御部34は、鳴動中に、着信番号記憶用SRAM4
0Bにて記憶された発信側の電話番号が発信側電話番号
リスト100に予め登録された番号と一致するか否か比
較する。その比較結果が不一致であれば、電話の応対を
拒否したり、あるいはいたずら電話に対する撃退対策な
どを実施することができる。
【0035】本実施の形態では、着呼側となる通信端末
10または12の通信制御部34は、上記比較結果が一
致したときに、回線を自動切断してその回線切断情報を
送出する。その後通信制御部34は、例えばコールID
記憶用EEPROM40Aに記憶された特定サーバ72
のIDを自動送出して、インターネット電話に切り換え
るように制御する。
【0036】一方、発呼側となる通信端末10または1
2の通信制御部34は、発呼後であってかつ着呼側通信
端末が応答前に、網通信制御部36及びモデム38を介
して回線切断情報を入力した場合、同様に公衆電話回線
50との接続を自動切断すると共に、例えばコールID
記憶用EEPROM40Aに記憶された特定サーバ72
のIDを自動送出して、インターネット電話に切り換え
るように制御する。
【0037】以下、この通信制御部34の制御を含む通
信システムの動作について、図5及び図6を参照して説
明する。
【0038】以下の説明では、発呼側を通信端末10と
し、着呼側を通信端末12とする。図5は着呼側通信端
末12の動作を示すフローチャートである。図6は発呼
側通信端末10,着呼側通信端末12及び特定サーバ7
2間で授受されるデータを示す概略説明図である。
【0039】まず、発呼側通信端末10が公衆電話回線
50を介して着呼側通信端末12を呼び出しコールす
る。この呼び出しコールは、発呼側通信端末10に接続
される外部電話機24、図示しないパーソナルコンピュ
ータのキーボード、あるいは図示しない操作入力部から
の電話番号入力によって実施される。
【0040】着呼側通信端末12では、着呼があった場
合に(図5のST100がYES)、図4に示す1回目
の呼び出し信号S1と2回目の呼び出し信号S2の間の
モデム信号MをコールID復号部42にて復号する(図
5のST101)。
【0041】着呼側通信端末12では、コールID復号
部42にて復号された発呼側通信端末10の電話番号
を、通信制御部34の制御によりメモリ40内の着信番
号記憶用SRAM40Bに記憶する(図5のST10
2)。このとき、着呼側通信端末12が表示部を有する
場合に、着信電話番号を表示部に表示することができ
る。
【0042】次に着呼側通信端末12では、着信番号記
憶用SRAM40Bに記憶された着信電話番号が、コー
ルID記憶用EEPROM40Aに記憶されている図3
に示す電話番号リスト100のいずれかの番号に一致す
るか否か比較する(図5のST103)。
【0043】比較結果が不一致であれば、番号不一致の
場合の予め定められた応答処理を実施する(図5のST
104)。この予め定められた応答処理とは、着呼側通
信端末12の所有者が例えば表示部に表示された着信電
話番号を確認して受話器を上げない限り、着呼に応答し
ないことである。あるいは、一旦自動または手動にて着
呼し、電話に応答しない旨のメッセージを自動送出する
か、または相手の音声を録音していたずら電話の撃退処
置等が行われる。
【0044】図5のST103がYESであれば、次に
着呼側通信端末12は、着信番号記憶用SRAM40B
に記憶された着信電話番号と一致する電話番号リスト1
00中の電話番号のフラグが、「1」であるか否かを判
断する(図5のST105)。
【0045】フラグが「0」あれば、発呼側通信端末1
0がインターネットに接続不能と判断し、フラグが
「0」である場合の応答処理を行う(図5のST10
6)。この応答処理とは、通常時の電話の応答処理と同
じであり、着呼に応答した場合には、以降の会話は公衆
電話回線50を介して行われる。
【0046】フラグが「1」あれば、発呼側通信端末1
0がインターネットに接続可能と判断される。このと
き、着呼側通信端末12は、公衆電話回線50との接続
を自動切断する。さらに着呼側通信端末12は、回線切
断の情報を通信制御部34、モデム38及び網通信制御
部36を介して自動送出する。
【0047】そして、これ以降は、インターネット電話
による応答処理に移行する(図5のST107)。
【0048】図5のST106,107の動作及びそれ
以降のインターネット電話の応答処理が、図6に示され
ている。
【0049】発呼側通信端末10には、着呼側通信端末
12からの回線切断の情報が、公衆電話回線50、網通
信制御部36及びモデム38を介して通信制御部34に
入力される。この回線断情報に基づいて、通信制御部3
4は公衆電話回線50との接続を切断制御する。
【0050】公衆電話回線50による接続が断たれた発
呼側通信端末10及び着呼側通信端末12は、図7に示
すように、インターネット上の特定サーバ72とPPP
接続またはダイレクト接続するための処理を実施する。
【0051】このために、発呼側通信端末10及び着呼
側通信端末12は、予めコールID記憶用EEPROM
40Aに記憶されている特定サーバ72のIDを、通信
制御部34、モデム38及び網通信制御部36を介して
送出する。これにより、発呼側通信端末10及び着呼側
通信端末12は、それぞれ公衆回線50、インターネッ
トサービスプロバイダ60Aまたは60B、インターネ
ット網70を介して、特定サーバ72と接続される。な
お、発呼側通信端末10及び着呼側通信端末12のいず
れか一方または双方がIPアドレスを有している場合に
は、インターネットサービスプロバイダ60A及び60
Bの一方または双方を経由することなく、インターネッ
ト網70を介して特定サーバ72にダイレクト接続され
る。
【0052】この後、特定サーバ72は、発呼側通信端
末10及び着呼側通信端末12との間で接続確認のため
のプロトコルが実施される。この接続確認後に、発呼側
通信端末10と着呼側通信端末12との間で、特定サー
バ72を経由してインターネット電話による通信が可能
となる。そして、この通信は、発呼側電話番号を認識I
Dとして音声データを授受することで行われる。
【0053】通信が終了すると、発呼側通信端末10か
ら特定サーバ72へ、特定サーバ72から着呼側通信端
末12へそれぞれ切断要求が出され、それに応じて着呼
側通信端末12から特定サーバ72へ、特定サーバ72
から発呼側通信端末10へ切断応答が出されることで、
発呼側通信端末10、特定サーバ72及び着呼側通信端
末12間の全ての接続が終了する。
【0054】ここで、上述したインターネット電話によ
る通信を行うに際しては、インターネットサービスプロ
バイダ60A,60Bの一方または双方を経由する場合
には、通信端末とプロバイダ間の公衆電話料金が課金さ
れるのみである。プロバイダを経由しない場合には無料
で通話を行うことができる。このように、コールID機
能とインターネット電話とを組み合わせることで、安価
な通信システムを実現することができる。
【0055】なお、本発明は上記の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形
実施が可能である。
【0056】例えば、上記の実施の形態では、発呼側及
び着呼側通信端末10,12のコールID記憶用EEP
ROM40Aに予め特定サーバ72のIDが記憶されて
いたが、着呼側通信端末12は発呼側通信端末10との
通信により特定サーバ72のIDを取得するようにして
も良い。
【0057】このとき特定サーバ72のIDは、発呼側
通信端末10から公衆電話回線50を経由して呼び出さ
れた時のモデム信号M中に含ませることができる。この
特定サーバ72のIDは、図2の網通信制御部36を介
してコールID復号部52に入力される。コールID復
号部52で復号された特定サーバ72のIDは、EEP
ROM40Aの対応する電話番号と対応付けて記憶して
も良いし、あるいはSRAM40Bに一時的に記憶され
ても良い。
【0058】なお、着呼側通信端末12が特定サーバ7
2のIDを記憶し、特定サーバのIDを着呼側通信端末
12より発呼側通信端末10に公衆電話回線50を介し
て送出して、発呼側通信端末10が特定サーバ72のI
Dを公衆電話回線50を介して取得するようにしてもよ
い。着呼側通信端末12からは、例えば回線切断の情報
を送信する際に、特定サーバ72のIDを併せて発呼側
通信端末10に送出することができる。あるいは、FA
X通信のように発呼側及び着呼側通信端末10,12間
での通信が通話前に可能になれば、通話前の通信中に着
呼側通信端末12から特定サーバ72のIDを送出する
ことも可能である。
【0059】さらに本発明の通信端末装置は、スピー
カ、マイク及び発呼手段を備えることで携帯用若しくは
設置型の例えばインターネット電話を構成できる。ある
いは、上述した実施の形態の通り、スピーカ、マイク及
び発呼手段を備えた電話機のアダプタとして用いること
もできる。この他、本発明の通信端末装置は、FAX単
体、あるいはFAX機能を有する複合機に内蔵されても
よいし、そのアダプタとして接続されても良い。あるい
は、本発明の通信端末装置は、パーソナルコンピュー
タ、モバイルコンピュータに内蔵されても良いし、ある
いはそのアダプタとして接続されても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信システムを示す
ブロック図である。
【図2】図1中の通信端末の詳細を示すブロック図であ
る。
【図3】図2中のコールID記憶用EEPROMに記憶
される電話番号リストの概略説明図である。
【図4】コールIDシステムに用いられる回線信号を概
略的に示す波形図である。
【図5】着呼側通信端末での動作を示すフローチャート
である。
【図6】発呼側通信端末、特定サーバ及び着呼側通信端
末間で授受されるデータを示す概略説明図である。
【符号の説明】
10 通信端末(発呼側) 12 通信端末(着呼側) 20 スピーカ 22 マイク 24 外部電話機 30 音声入出力変換部 32 音声処理部 34 通信制御部 36 網通信制御部 38 モデム 40 メモリ 40A コールID記憶用EEPROM 40B 着信番号記憶用SRAM 50 公衆電話回線 60A,60B インターネットサービスプロバイダ 70 インターネット網 72 特定サーバ 100 電話番号リスト 102 フラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 3/00 H04L 11/02 F 5K101 15/00 9A001 (72)発明者 依田 芳雄 神奈川県横浜市港北区新横浜1−14−20 光正第2ビル502 有限会社スリーディー エー内 Fターム(参考) 5K025 AA08 BB02 EE15 EE24 5K030 GA20 HB01 HC01 HD05 5K033 AA04 CB08 DA05 5K036 BB04 DD11 DD25 EE13 JJ04 5K051 BB01 CC01 CC02 DD13 FF07 GG06 5K101 LL01 LL02 NN21 PP03 QQ08 9A001 CC03 CC06 CC07 JJ25 JJ27 KK56

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワーク網を介して発
    呼側通信端末と着呼側通信端末にて通信を実施する通信
    システムにおいて、 前記発呼側通信端末より公衆電話回線を介して前記着呼
    側通信端末を呼び出し、前記着呼側通信端末にてコール
    ID機能により前記発呼側通信端末の電話番号を取得
    し、取得された前記発呼側通信端末の電話番号に基づき
    前記発呼側通信端末が前記コンピュータネットワーク網
    に接続可能であると判断したときに、前記公衆電話回線
    の接続を自動切断し、前記発呼側通信端末及び前記着呼
    側通信端末をそれぞれ前記コンピュータネットワーク網
    に接続された特定サーバと自動接続し、前記特定サーバ
    及び前記コンピュータネットワーク網を介して前記発呼
    側通信端末及び前記着呼側通信端末間にて通信を行うこ
    とを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記発呼側通信端末は前記特定サーバのIDを記憶し、
    前記特定サーバのIDは、前記発呼側通信端末より前記
    着呼側通信端末に前記公衆電話回線を介して送出され、
    前記着呼側通信端末は前記特定サーバのIDを前記公衆
    電話回線を介して取得することを特徴とする通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記着呼側通信端末は前記特定サーバのIDを記憶し、
    前記特定サーバのIDは、前記着呼側通信端末より前記
    発呼側通信端末に前記公衆電話回線を介して送出され、
    前記発呼側通信端末は前記特定サーバのIDを前記公衆
    電話回線を介して取得することを特徴とする通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記特定サーバのIDは、前記発呼側通信端末及び前記
    着呼側通信端末に予め記憶されていることを特徴とする
    通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記着呼側通信端末は、前記コンピュータネットワーク
    網に接続可能な電話番号リストを予め記憶し、前記公衆
    電話回線を介して取得された前記発呼側通信端末の電話
    番号が前記電話番号リスト中の番号と一致する場合に、
    前記発呼側通信端末が前記コンピュータネットワーク網
    と接続可能と判断することを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 コンピュータネットワーク網及び公衆電
    話回線に接続可能な通信端末装置において、 着呼時に、前記公衆電話回線を介して相手先通信端末装
    置より送出された電話番号を復号するコールID復号部
    と、 前記コンピュータネットワーク網に接続可能な相手先通
    信端末装置の電話番号を記憶する記憶部と、 前記コールID復号部にて複合された電話番号が前記記
    憶部に記憶された電話番号と一致した時に、前記公衆電
    話回線との接続を自動切断し、前記コンピュータネット
    ワーク網に接続された特定サーバと自動接続して、前記
    コンピュータネットワーク網及び前記特定サーバを介し
    て前記相手先通信端末との通信を実行制御する通信制御
    部と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータネットワーク網及び公衆電
    話回線に接続可能な通信端末装置において、 公衆電話回線を利用して相手先通信端末を発呼する発呼
    部と、 発呼後であってかつ前記相手先通信端末が電話に応答す
    る前に前記公衆電話回線を介して前記相手先通信端末装
    置より送出された回線切断情報に基づいて、前記公衆電
    話回線との接続を自動切断し、前記コンピュータネット
    ワーク網に接続された特定サーバと自動接続して、前記
    コンピュータネットワーク網及び前記特定サーバを介し
    て前記相手先通信端末との通信を実行制御する通信制御
    部と、 を有することを特徴とする通信端末装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013536658A (ja) * 2010-08-27 2013-09-19 クゥアルコム・インコーポレイテッド マルチモード通信デバイスにおけるパケット交換通信優先
JP2015136125A (ja) * 2015-02-13 2015-07-27 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated マルチモード通信デバイスにおけるパケット交換通信優先
US9319853B2 (en) 2010-07-26 2016-04-19 Qualcomm Incorporated Packet switched communication precedence at a multi-mode communication device

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