JP2000349109A - 基板のカル分離装置 - Google Patents

基板のカル分離装置

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JP2000349109A
JP2000349109A JP11160263A JP16026399A JP2000349109A JP 2000349109 A JP2000349109 A JP 2000349109A JP 11160263 A JP11160263 A JP 11160263A JP 16026399 A JP16026399 A JP 16026399A JP 2000349109 A JP2000349109 A JP 2000349109A
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JP
Japan
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cull
substrate
substrates
separating device
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP11160263A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fukumoto
崇 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui High Tec Inc
Original Assignee
Mitsui High Tec Inc
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータやそれらの制御部品を用いる
ことなく、カル部分の分離を確実に行うカル分離装置を
提供する。 【解決手段】 複数の基板2をそれぞれ樹脂でモールド
してICパッケージを形成する工程で各基板2同士を連
結しているカル3を各基板2から分離するカル分離装置
において、支持プレート15の上に、第1の付圧手段
(バネ)17を介して基板2を載せるテーブル16を備
え、基板2の上方に、カル3の部分を吸着する吸着パッ
ド10を昇降可能に設置し、吸着パッド10の側部に、
モールド部1を押さえる旋回プレート11を旋回可能に
連設し、かつ、旋回プレート11に、第2の付圧手段
(バネ)13を介してモールド部1を押圧するノックア
ウトピン14を設けたカル分離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の基板をそれ
ぞれ樹脂でモールドしてICパッケージを形成する工程
で前記各基板同士を連結しているカルを前記各基板から
分離するカル分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リードフレームを使用した半導体装置の
樹脂封止においては、通常はモールドゲートがリードフ
レームの下側にあるので、一般に樹脂モールド後の製品
モールド部とカル及びランナーとの分離は、パンチなど
によりカル及びランナーを上方から突き落とすことによ
り行っていた。
【0003】しかし、例えばBGA(Ball Grid Arra
y)などの半導体装置においては、基板の一面の半導体
素子搭載部近傍を樹脂封止する際には、一般にモールド
ゲートが基板の上側にあるため、樹脂封止金型にセット
して樹脂封止を行った後、図2((a)は平面図、
(b)は正面図)に示すように、カル3及びランナー4
により一体的に樹脂部が連結された状態の各基板2を金
型外に取り出して、カル分離装置によりカル3及びラン
ナー4を上方に引き上げることにより基板2と分離して
いた。
【0004】カルと基板との分離方法としては、図2
(b)に示すように、カル3の部分を固定し、基板2の
側端部Aを中心として矢印方向に旋回させることにより
ランナー4と基板2とを剥離する方法が一般的である。
【0005】しかしながら、この方法の場合、旋回中心
A付近の基板2とランナー4においては旋回時の距離が
大きく確保されず、また図3に示すように基板2の端部
に樹脂バリ5が発生した場合などには、旋回のみでは良
好に分離ができず、その結果図4に示すように、カル3
及びランナー4の上昇に伴って基板2が上方に引き上げ
られてしまうといった問題があった。
【0006】このため従来は、ランナー4の剥離動作
後、図4に示すようにモールド部1側を旋回プレート6
で固定してカル3の部分をカル受けプレート7で受け、
カル受けプレート7をエアシリンダ8などのアクチュエ
ーターによって上方に押し上げることなどにより剥離を
確実に行うようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの方法では、
カル部分を押し上げたりする動作を行うにあたり、エア
ーシリンダ8などのアクチュエーターやそれらの制御部
品に要するコストが増大し、また機構が複雑化するた
め、これが装置の大型化につながる要因となっていた。
【0008】そこで本発明が解決しようとする課題は、
アクチュエータやそれらの制御部品を用いることなく、
カル部分の分離を確実に行うカル分離装置を提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、複数の基板をそれぞれ樹脂でモールドし
てICパッケージを形成する工程で前記各基板同士を連
結しているカルを前記各基板から分離するカル分離装置
において、支持プレートの上に、第1の付圧手段を介し
て前記基板を載せるテーブルを備え、前記基板の上方
に、カルの部分を吸着する吸着パッドを昇降可能に設置
し、前記吸着パッドの側部に、モールド部を押さえる旋
回プレートを旋回可能に連設し、かつ、前記旋回プレー
トに、第2の付圧手段を介して前記モールド部を押圧す
るノックアウトピンを設けたものである。この装置にお
いて、第1及び第2の付圧手段をバネとすることができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1(a)〜(d)は本発明の実施例にお
けるカル分離工程を示す正面図である。
【0011】図中、1はモールド部、2は基板、3はカ
ル、4はランナー、10は吸着パッド、11は旋回プレ
ート、12はピン取付プレート、13はバネ、14はノ
ックアウトピン、15は支持プレート、16はテーブ
ル、17はスプリング、18はカル受けである。
【0012】次に、この実施例の動作について図1に基
づいて説明する。 (1)複数の基板を、樹脂封止金型にセットして一括し
て樹脂モールドを行う。
【0013】(2)カル及びランナーにより連結されて
いる各基板を樹脂モールド金型より取り出し、図1
(a)に示すカル分離装置にセットする。ここでカル分
離装置の旋回プレート11には、ピン取付プレート12
及びバネ13を介して、ノックアウトピン14が取り付
けられている。
【0014】(3)それから図1(b)に示すように、
カル分離装置の吸着プレート10及び旋回プレート11
を下降させる。その際、まずノックアウトピン14が基
板2のモールド部1に当接する。その後も吸着プレート
10及び旋回プレート11は下降を続け、吸着プレート
10はカル3の部分に、また旋回プレート11はモール
ド部1にそれぞれ当接する。このとき、ピン取付プレー
ト12のバネ13は伸び切った状態になる。
【0015】(4)この状態でテーブル16及び旋回プ
レート11を旋回させて、カル3の分離を行う。
【0016】(5)次に、図1(c)に示すように、従
来同様カル3の部分を吸着している吸着プレート10を
上昇させるが、正にこのとき、ピン取付プレート12の
バネ13が縮み、モールド部1を下方向に押圧する。こ
れにより、図1(d)に示すように、カル3及びランナ
ー4と基板2とが確実に分離される。
【0017】なお、実施例においてはBGA型半導体装
置の樹脂封止について説明したが、本発明は例えばリー
ドフレームを用いた半導体装置の樹脂封止の場合で、モ
ールドゲートが上方向にあるものについても適用可能で
ある。
【0018】また、実施例においてはノックアウトピン
の突き出しをバネ部材により行ったが、これは例えばシ
リンダ機構などを用いてもよい。本明細書においては、
これらを含めて、付圧手段という。
【0019】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、基板
を押さえる旋回プレートにノックアウト機構をつけ、カ
ルの引き上げ時にノックアウトピンでモールド部を押さ
えることにより、ランナーと基板との剥離を行うように
したので、簡単な機構で確実にカルの分離が行うことが
でき、従来のような高価で複雑な機構が必要ないので、
装置のコストを低減でき、装置の小型化が図れるととも
に、剥離動作を基板押さえ上昇時に同時進行で行うこと
ができるため、装置の生産性を向上することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例におけるカル分離工程を示す
正面図である。
【図2】 モールド部とカルの関係を説明するもので、
(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図3】 従来の方法による問題を示す平面図である。
【図4】 従来の方法による問題を示す正面図である。
【符号の説明】
1 モールド部、2 基板、3 カル、4 ランナー、
10 吸着パッド、11旋回プレート、12 ピン取付
プレート、13 バネ(第2付圧手段)、14ノックア
ウトピン、15 支持プレート、16 テーブル、17
スプリング(第1付圧手段)、18 カル受け

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板をそれぞれ樹脂でモールドし
    てICパッケージを形成する工程で前記各基板同士を連
    結しているカルを前記各基板から分離するカル分離装置
    において、 支持プレートの上に、第1の付圧手段を介して前記基板
    を載せるテーブルを備え、前記基板の上方に、カルの部
    分を吸着する吸着パッドを昇降可能に設置し、前記吸着
    パッドの側部に、モールド部を押さえる旋回プレートを
    旋回可能に連設し、かつ、前記旋回プレートに、第2の
    付圧手段を介して前記モールド部を押圧するノックアウ
    トピンを設けたことを特徴とするカル分離装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の付圧手段はバネである請
    求項1記載のカル分離装置。
JP11160263A 1999-06-07 1999-06-07 基板のカル分離装置 Pending JP2000349109A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100435164B1 (ko) * 2001-09-27 2004-06-09 삼성전자주식회사 Tbga 패키지 조립 공정용 컬 분리 장치와 방법
CN100346458C (zh) * 2003-12-15 2007-10-31 海力士半导体有限公司 半导体封装件模制系统的多余物分离装置

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