JP2000347692A - 人物検出方法、人物検出装置及びそれを用いた制御システム - Google Patents
人物検出方法、人物検出装置及びそれを用いた制御システムInfo
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Abstract
ることで、複数の人物が居る環境下でも利用できるイン
タフェースを備えた装置を提供すること。 【解決手段】 複数の人物から利用者を検出する方法と
して、カメラで撮影した映像から顔画像を検出する手段
と、検出した顔画像の視線方向または顔の向きを推定
し、その推定結果からある所定の方向に視線または顔を
向けいるかを判断する手段と、ある所定の方向に視線ま
たは顔を向け、かつ発話している人物を利用者として検
出する手段と、を備える。
Description
環境下で、利用者を検出し、その人物と対話する装置に
適用して最適な人物検出方法、人物検出装置、及び制御
システムに関する。
または操作者を検出する方法として、主に音声が用いら
れてきた。特開平5−122689号公報では、複数の
マイクから入力される音声を検出し、音声入力があった
マイクの方向にカメラを向ける方法が開示されている。
また、特開平6−351015号公報、特開平7−14
0527号公報では、指向性マイク、あるいはマイクア
レーを用いて音から発話者の方向を検出し、その方向に
カメラを向ける発明を開示している。
音による方法では、複数の人が同時に話をしている場
合、その中から装置の利用者を適切に検出することは困
難である。また、利用者の近傍に壁や物があった場合、
声の反響によって利用者の検出を誤る惧れがあった。ま
た、ジェスチャなど音を発しない方法では、これらの装
置を利用することができなかった。
ている人物を適切に検出することで、複数の人物が居る
環境下でも利用できるインタフェースを備えた装置を提
供することを目的とするものである。
決するために創作されたものであって、第1には、カメ
ラで撮影した映像から顔画像を検出する手段と、前記顔
画像から視線方向または顔の向きを推定し、その推定結
果からある所定の方向に視線を向けている、または顔を
向けているかを判断する手段と、前記顔画像の人物が発
話しているかを検出する手段と、を有することを特徴と
する。
検出装置に於いては、カメラで撮影した映像から顔画像
を検出し、検出した顔画像から視線または顔の向きを推
定し、その推定結果から操作する対象物に視線または顔
を向け、且つその人物が発話している場合、その人物を
利用者として検出する。よって、操作する対象物を見な
がら発話しているかを判断することで複数の人物の中か
ら利用者を特定することができる。
ら顔画像を検出する手段と、前記顔画像から視線方向の
検出手段と、前記顔画像から視線方向または顔の向きを
推定し、その推定結果がある所定の方向に視線または顔
を向けているかを判断する手段と、前記顔画像の人物が
発話しているかを検出する手段と、前記顔画像の人物の
唇が動いているかを検出する手段と、を有することを特
徴とする。
検出装置に於いては、カメラで撮影した映像から顔画像
を検出し、検出した顔画像から視線または顔の向きを推
定し、その推定結果から操作する対象物に視線または顔
を向けて、且つその人物が発話し、且つ唇が動いている
場合、その人物を利用者として検出する。よって、装置
の利用者と異なる人物が発話してもその発話が利用者の
命令かを見極めることができ、複数の人物の中から利用
者を的確に特定することができる。
ら顔画像を検出する手段と、前記顔画像から視線方向の
検出手段と、前記顔画像から視線方向または顔の向きを
推定し、その推定結果がある所定の方向に視線または顔
を向けているかを判断する手段と、前記顔画像の人物に
よるジェスチャを検出する手段と、を有することを特徴
とする。
出装置に於いては、カメラで撮影した映像から顔画像を
検出し、検出した顔画像から視線方向または顔の向きを
推定し、その推定結果から操作する対象物に視線または
顔を向けているかを判断し、且つ装置の操作主導権を得
るために、または装置に命令を伝達するために、例えば
手を挙げるなどのジェスチャを検出することで利用者と
判定を行う。よって、操作する対象物を見ている人物で
且つ装置の操作主導権を要求するジェスチャ、または装
置への命令を表すジェスチャから利用者を判断すること
で複数の人物の中から利用者を特定することができる。
情報、画像情報のうち、少なくとも一つの情報に基づき
複数の人物から利用者を検出する手段と、この検出手段
の検出結果に基づき前記利用者をカメラを用いて顔を撮
影する手段と、前記利用者の撮影している顔をモニタに
出力する手段と、を有することを特徴とする。
は、利用者の音声情報、操作情報、画像情報のうち、少
なくとも一つの情報に基づき複数の人物から利用者を検
出し、利用者にカメラを向け、カメラでとらえた利用者
の顔画像をモニタに表示することで誰が利用者であるか
をその場にいる人物に知らせる。よって、制御システム
が利用者の顔画像を表示することで、複数の人物の中か
ら誰が利用者として選択されているかを知ることができ
る。
情報、画像情報のうち、少なくとも一つの情報に基づき
複数人の中から利用者を検出する手段と、この検出手段
の検出結果に基づき制御信号を出力する制御手段と、前
記制御手段を一人の利用者からの命令を受けるモードま
たは、複数人の命令を並列で処理して受けるモードに切
り替える手段とを有することを特徴とする。
複数人物の中から利用者だけの命令情報を処理するモー
ド、または複数の人物の命令を並列に処理するモードを
設け、これらのモードを切り替えられるようにする。よ
って、前記制御システムの操作主導権を他人に取られな
いようにすることができる。また、複数の人物が同時に
指示・命令を出すことができる。
例を図面を利用して説明する。
示されるように、マイク10と、音声認識部12と、カ
メラ14と、顔検出部16と、顔向き検出部18と、利
用者検出部20と、命令認識部22と、制御部24と、
カメラ制御部26と、モニタ28と、スピーカ30と、
視線検出部32と、ジェスチャ認識部34と、を有して
いる。
10は、入力された音声を電気信号としての音声信号に
変換するものである。また、音声認識部12は、上記マ
イク10から入力された音声信号の波長等を分析するこ
とにより入力された音声を認識して、所定の音声データ
を出力するものである。この音声認識は、予め命令語
(単語)を登録しておくことで認識精度を向上させるこ
とができる。
4は、利用者を撮影するものである。このカメラ14
は、例えば、CCDカメラ等により構成される。また、
上記顔検出部16は、上記カメラ14により得られた画
像データから顔領域を検出する。上記顔向き検出部18
は、上記顔検出部16により検出した顔領域から顔の向
きを算出する。
線方向を算出する。また、上記ジェスチャ認識部34は
手振り、身振りなどの動作や手によるサイン、ポーズを
認識する。
認識部12、上記顔向き検出部18、上記視線検出3
2、上記ジェスチャ認識部34の少なくとも1つから検
出情報が送られ、命令を発した人物、あるいは所定の方
向を見ながら命令を発している人物、あるいは所定の方
向を見ながら命令を発し、且つ口が動いている人物、あ
るいは所定の方向を見ながら所定のジェスチャまたはポ
ーズを示している人物を利用者と判断する。
20で利用者と判断した人物の音声による命令、または
ジェスチャによる命令を認識し、上記制御部24に対し
て所定の命令を発信する。上記制御部24は、上記命令
認識部22からの発信された命令に従い所定の実行処理
を行うものである。上記モニタ28、上記スピーカは、
装置が処理した結果を出力するためのものである。
者検出部20で検出した利用者の位置からカメラ方向を
算出し利用者の方向にカメラを向けるための制御を行
う。
と上記顔検出部16で得られた情報から、利用者の顔画
像をモニタに出力する、あるいは子画面で表示すること
で現在の利用者を知らせる。
10と、音声認識部12と、カメラ14と、顔検出部1
6と、顔向き検出部18と、利用者検出部20、命令認
識部22が上記人物検出装置として機能する。本実施例
では、利用者を検出するためにマイク10と、音声認識
部12と、カメラ14と、顔検出部16と、顔向き検出
部18を構成するものと説明したが、これには限られ
ず、人物を検出する手段であれば他の構成としてもよ
い。
ついて、図2を利用して説明する。なお、この場合に
は、図3に示すように、上記人物検出装置Aがテレビジ
ョン受信装置Pに搭載されているものとして説明する。
断する(S10)。そして、音声入力がある場合には、
ステップ11に移行し、音声認識を行う。
れた画像から顔領域を検出する。顔領域を検出する方法
としては、例えば、本出願人が特願平10−29154
3号で提案した方法を用いることができる。ステップ1
2に於いて、顔領域が検出されれば、ステップ13に進
み、顔領域が検出されなければ、ステップ10に戻る。
ステップ13に於いて、ステップ12で検出した顔領域
に対して顔の向きを検出する。顔の向きを検出する方法
としては、例えば、本出願人が特願平10−26960
0号で提案した方法を用いることができる。
検出した人物がどの方向を見ているか判断する。このと
き、前記人物が観察している対象物を知るためには、前
記人物の位置を知る必要がある。検出した人物の位置を
求める方法として、カメラの焦点距離を用いたり、予め
人物の大きさとカメラからの距離の関係を対応して記録
しておくことで、例えば顔の大きさからその人物の位置
を求めることができる。あるいは、カメラ14を複数台
のカメラにすることで、ステレオマッチングにより距離
を求めることができる。あるいは、ここでは図示してい
ないが距離センサー、赤外線センサなどを用いて距離、
位置を求めることもできる。ステップ14では、検出し
た人物が観察している方向、または物を推定し、所定の
方向、または対象物を見ているかを判断する。見ている
と判断したらその人物を利用者と判断し、ステップ15
に進み、見ていないと判断したらステップ10に戻る。
向きを利用したが、人物の視線方向を検出し、視線方向
が対象物の方を見ているかを判断してもよい。
た利用者が指示・令令した内容を認識し、音声による指
示ならば、音声認識の結果をその装置に適合した命令
(コマンド)に変換する。利用者がジェスチャで指示し
たならば、ジェスチャを認識した結果を命令に変換す
る。身振り、手振りなどのジェスチャを認識したり、ジ
ェスチャを登録したりする方法としては、例えば、“動
作者適応のためのオンライン教示可能なジェスチャ動画
像のスポティング認識システム”、(電子情報通信学会
論文誌、Vol.J81−D−II、No.8、pp1
822−1830)などに示された方法を利用して実現
することができる。なお、ジェスチャと命令の対応付け
は、予め登録または変更することができる。
送信し、ステップ17ではその令令を実行する。
き検出のみで音声による命令を実行すると、装置に顔を
向けている人物と音声を発した人物とが別の場合でも動
作してしまう惧れがある。そこで、カメラ10から得た
画像から検出された利用者の口の動きがあるかどうかに
ついても判定することが好ましい。すなわち、この場合
には、図2のフローチャートにおけるステップS14に
於いて、顔が所定の方向に向いているかどうかについて
と、更に、口の動きがあるかどうかについてが判定され
る。つまり、音声入力があり、顔向きが検出されても、
口の動きが検出されなければ、利用者と判断しない。
いる人物とは別の人物が音声を発した場合でも、利用者
と無関係な音声を排除して、誤って動作することを回避
することができる。
を搭載する機器をテレビジョン受信装置Pとして説明し
たが、これには限られず、ビデオ、パソコン、エアコ
ン、室内灯等の家電製品でもよく、他のあらゆる機器に
搭載が可能である。
ら、利用者を的確に検出し、その利用者の指示・命令を
認識することができる。
また利用者の近傍に壁や物があることによる声の反響が
ある場合でもその中から利用者を適切に検出することが
できる。
も利用者を検出することができる。
カメラでとらえた利用者の顔画像を表示することで、誰
が装置の操作指導権を持っているかを容易に把握させる
ことができる。
示すブロック図である。
示すフローチャートである。
況を示す説明図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 利用者の音声情報、操作情報、画像情報
のうち、少なくとも一つの情報に基づき複数の人物から
利用者を検出することを特徴とする人物検出方法。 - 【請求項2】 請求項1に於いて、前記音声情報が、音
声、または音声認識により得られた情報であり、発声、
口調、テンポ、声紋、言語のいずれかであることを特徴
とする人物検出方法。 - 【請求項3】 請求項1に於いて、前記操作情報が、キ
ーボード、マウス、リモコン、ペン、タッチパネルのい
ずれかによる操作で入力される情報であることを特徴と
する人物検出方法。 - 【請求項4】 請求項1に於いて、前記画像情報が、映
像、または画像認識により得られた情報であり、顔、顔
の向き、視線方向、瞬き、うなずき、唇の動き、ポー
ズ、ジェスチャのいずれかであることを特徴とする人物
検出方法。 - 【請求項5】 請求項1に於いて、前記画像情報が映像
であり、映像から顔画像を検出し、検出した顔画像の顔
の向き、または視線方向を推定し、その推定結果からあ
る所定の方向に顔または視線を向け、且つ発話している
人物を利用者として検出することを特徴とする人物検出
方法。 - 【請求項6】 請求項5に於いて、前記画像情報とし
て、更に唇の動きを検出して、ある所定の方向に顔また
は視線を向けながら発話し、且つ口が動いている人物を
利用者として検出することを特徴とする人物検出方法。 - 【請求項7】 請求項5に於いて、前記画像情報とし
て、更に手の動きを検出し、ある所定の方向に顔または
視線を向けながらジェスチャしている人物を利用者とし
て検出することを特徴とする人物検出方法。 - 【請求項8】 利用者の音声情報、操作情報、画像情報
のうち、少なくとも一つの情報に基づき複数の人物から
利用者を検出する手段を備えたことを特徴とする人物検
出装置。 - 【請求項9】 カメラで撮影した映像から顔画像を検出
する手段と、検出した顔画像から視線方向または顔の向
きを推定する手段と、前記顔画像がある所定の方向に視
線または顔を向けていることを判断する手段と、前記顔
画像の人物の音声情報を検出する手段と、を備えたこと
を特徴とする人物検出装置。 - 【請求項10】 カメラで撮影した映像から顔画像を検
出する手段と、検出した顔画像から視線方向または顔の
向きを推定する手段と、前記顔画像がある所定の方向に
視線または顔を向けていることを判断する手段と、前記
顔画像の人物の音声情報を検出する手段と、前記顔画像
から唇の動きを検出する手段と、を備えたことを特徴と
する人物検出装置。 - 【請求項11】 カメラで撮影した映像から顔画像を検
出する手段と、検出した顔画像から視線方向または顔の
向きを推定する手段と、前記顔画像がある所定の方向に
視線または顔を向けていることを判断する手段と、前記
映像から前記顔画像の人物によるジェスチャを検出する
手段と、を備えたことを特徴とする人物検出装置。 - 【請求項12】 利用者の音声情報、操作情報、画像情
報のうち、少なくとも一つの情報に基づき複数の人物か
ら利用者を検出する手段と、この検出手段の検出結果に
基づき前記利用者をカメラを用いて顔を撮影する手段
と、前記利用者の撮影している顔をモニタに出力する手
段を備えた制御システム。 - 【請求項13】 利用者の音声情報、操作情報、画像情
報のうち、少なくとも一つの情報に基づき複数人の中か
ら利用者を検出する手段と、この検出手段の検出結果に
基づき制御信号を出力する制御手段と、前記制御手段を
一人の利用者からの命令を受けるモードまたは、複数人
の命令を並列で処理して受けるモードに切り替える手段
とを備えた制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11159882A JP2000347692A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 人物検出方法、人物検出装置及びそれを用いた制御システム |
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JP11159882A JP2000347692A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 人物検出方法、人物検出装置及びそれを用いた制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000347692A true JP2000347692A (ja) | 2000-12-15 |
Family
ID=15703262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP11159882A Pending JP2000347692A (ja) | 1999-06-07 | 1999-06-07 | 人物検出方法、人物検出装置及びそれを用いた制御システム |
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