JP2000346852A - 核酸精製用試薬パックおよび核酸精製装置 - Google Patents

核酸精製用試薬パックおよび核酸精製装置

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JP2000346852A
JP2000346852A JP11162011A JP16201199A JP2000346852A JP 2000346852 A JP2000346852 A JP 2000346852A JP 11162011 A JP11162011 A JP 11162011A JP 16201199 A JP16201199 A JP 16201199A JP 2000346852 A JP2000346852 A JP 2000346852A
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nucleic acid
reagent
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purifying apparatus
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JP11162011A
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Yasuo Kaneko
康雄 兼子
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
Tomoya Sakurai
智也 桜井
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主たる課題は、複数の検体から核酸を精製する
際に使用される試薬を無駄なく利用でき、かつ検体の種
類や試薬の組み合わせによって異なる精製工程の制御情
報を容易に設定することにより、核酸精製操作を誤りに
くくし、操作しやすい核酸生成用試薬容器および核酸精
製装置を提供することにある。 【解決手段】主たる構成は、目的となる核酸の精製に必
要な複数の試薬の収納部を一体化し、さらに装置の制御
情報を記憶した核酸精製装置用試薬パックとし、さらに
核酸精製装置用試薬パックに記憶された制御情報を読み
取り自動的に核酸を精製する手段を備えることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、核酸の精製用試薬
容器および精製装置に係り、特に、生物試料に含まれる
核酸を共存物質から分離して取り出すのに適した装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】分子生物学の進歩によって、遺伝子に関
する数々の技術が開発され、また、それらの技術により
多くの疾患性の遺伝子が分離され、同定された。その結
果、医療の分野でも、診断、或いは、検査法に分子生物
学的な技術法が取り入れられ、従来不可能であった診断
が可能となったり、検査日数の大幅短縮が達成されつつ
ある。
【0003】このような進歩は、核酸増幅法、特に、ポ
リメラーゼ連鎖反応(PCR法と称される、polymerase
chain reaction)の実用化によるところが大きい。PC
R法は、溶液中の核酸を配列特異的に増幅することが可
能なため、例えば、血清中に極微量しか存在しないウイ
ルスを、そのウイルスの遺伝子である核酸を増幅し検出
することにより、間接的に証明できる。しかし、このP
CR法を臨床の場で日常検査に使用した際に、いくつか
の問題点が存在する。その中でも特に、前処理における
核酸の精製,精製工程が精度維持のために重要である。
核酸の精製に関しては、いくつかの手法が提案されてい
る。
【0004】特開平2−289596 号公報は、カオトロピッ
ク物質の存在下で核酸と結合することが可能なシリカ粒
子を、核酸結合用固相として使用することを教示してい
る。この特開平2−289596 号公報には、シリカ粒子の懸
濁液とカオトロピック物質としてのグアニジチオシアネ
ート緩衝液とが入った反応容器に、核酸を含む試料を加
えて混合し、核酸がシリカ粒子に結合された複合体を遠
心分離した後、上清を廃棄し、残った複合体に洗浄液を
加えてボルテックスミキサーを使用して洗浄し、再沈澱
した複合体をエタノール水溶液で洗浄した後アセトンで
洗浄し、アセトンを除去して乾燥した複合体に溶離用緩
衝液を加えて核酸を溶離して回収する精製方法が記載さ
れている。
【0005】また、特開平8−320274 号公報は、単一検
体のために多数の容器と分注チプを用いてDNAを単離
する方法を教示している。この特開平8−320274 号公報
には、次の点が記載されている。すなわち、移動機構に
よって移動されるピペットノズルに第1チップを装着
し、その第1チップ内に検体を吸引する。次いで、第1
チップの下端に血球の殻を取るフィルタを嵌合し、該フ
ィルタを通して第1チップ内の検体を第1容器へ吐出す
る。その後、ピペットノズルからフィルタ及び第1チッ
プを取り外し、ピペットノズルの下端に第2チップを装
着し、第1容器内の検体を第2チップ内に吸引する。次
いで、第2チップの下端にDNAを捕獲するためのシリ
カメンブランフィルタを嵌合し、第2チップ内の検体を
シリカメンブランを通して第2容器へ吐出することによ
りシリカメンブランでDNAを捕獲すると共に爽雑物を
第2容器に吐出する。その後、ピペットノズルを洗浄液
が収容された第3容器まで移送し、DNAを捕獲したシ
リカメンブランフィルタを第2チップから取り外して、
第3容器の洗浄液中に浸漬する。次いで、第2チップを
取り外したピペットノズルに第3チップを装着し、第3
チップ下端に第3容器内のシリカメンブランフィルタを
嵌合し、第3チップ内に洗浄液とDNAの混合液を吸引
した後、その混合液を第4容器内に吐出する。
【0006】さらに、特開平7−250681 号公報は、ガラ
スパウダー層を2枚のガラス繊維フィルタとメンブラン
フィルタで挟んだ四重構造の濾過部材を有するカートリ
ッジ容器を用いてDNA精製液を精製する方法を教示し
ている。この特開平7− 250681号公報では、調製さ
れたDNA含有培養液を前処理しトラップフィルタに形
質転換体を集菌し、溶菌用試薬を添加してプラスミドD
NAを細胞外に溶出させたものを精製用試料とする。精
製工程では、カートリッジ容器に精製用試薬とカオトロ
ピックイオン生成用試薬(ヨウ化ナトリウム)を添加
し、カートリッジ容器に真空減圧又は遠心分離処理を施
しカートリッジ容器のガラスパウダー層にプラスミドD
NAを吸着させる。次いで、カートリッジ容器に洗浄用
緩衝液を添加して真空減圧又は遠心分離処理により洗浄
し、その後、カートリッジ容器に溶出用緩衝液を添加し
て真空減圧又は遠心分離操作を施し、プラスミドDNA
のみを溶出する。
【0007】これらの核酸の精製方法に関する公知例で
は、核酸の精製工程において用いられるべき試薬が充填
されている容器に付いてはそれぞれ独立したボトル容器
に充填されているか、あるいは言及されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複数
の検体から核酸を精製する際に使用される試薬を無駄な
く利用でき、かつ検体の種類や試薬の組み合わせによっ
て異なる精製工程の制御情報を容易に設定することによ
り、核酸精製操作を誤りにくくし、操作しやすい核酸生
成用試薬容器および核酸精製装置を提供することにあ
る。
【0009】また本発明の目的は、複数の検体を一括処
理で核酸精製する際に、処理の途中にて試薬不足によっ
て中断することなく、処理を完遂できる核酸精製装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく核酸精製
用試薬パックは核酸精製に必要な全試薬を同一容器内に
充填し、各々の試薬が使用される工程の制御情報をエン
コードした試薬バーコードを添付することによって、試
薬の誤用を防止することを特徴とする。
【0011】また複数の試薬パックを装置に架設して電
磁弁で流路を切り替えられるようにしておき、使用中の
試薬パックが空になった時に他の試薬パックから試薬を
供給することで処理中の核酸精製を中断することを防止
することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】核酸含有試料としては、全血,血
清,喀痰,尿等の生体試料や培養細胞,培養細菌等の生
物学的な試料、あるいは、電気泳動後のゲルに保持され
た状態の核酸,DNA増幅酵素等の反応産物や素精製状
態の核酸を含む物質等を対象とすることができる。な
お、ここでの核酸とは、2本鎖,1本鎖、あるいは部分
的に2本鎖もしくは1本鎖構造を有するデオキシリボ核
酸(DNA)及びリボ核酸(RNA)を含む。
【0013】シリカ含有の固相への核酸の結合を促進す
る物質としては、核酸の吸収ピークがある260nmの
波長付近の吸収が少ない物質が好ましい。なぜなら、核
酸の純度や量の検定には、分光光度計により260nm
の吸収を測定することが多いからである。また、チオシ
アン酸を含む物質は、酸と反応すると致死性のガスを発
生するため取り扱い上好ましくない。本発明の望ましい
実施例では、これらの点を考慮し、カオトロピック剤と
して塩酸グアニジン(GuHCl)を用いる。塩酸グア
ニジンの使用時の最終濃度は、4〜6mol/l であるこ
とが望ましい。核酸捕捉用チップに内蔵されるシリカ含
有固相としては、ガラス粒子,シリカ粒子,石英濾紙,
石英ウール、あるいは、それら破砕物,ケイソウ土な
ど、酸化ケイ素を含有する物質であれば使用することが
できるが、チップ外へ固相が出ないようにするために、
チップ先端部の内径を小さくし、且つ、固相をチップ先
端部内径よりも大きな外径を持たせる、或いは、チップ
内の先端部付近に、固相の外径より孔径の小さい保持材
を設置するなどにより、チップ内に試料を吸入したとき
に試料が固相に大きな接触面積で接触されるように、固
相がチップ内に保持される。
【0014】核酸を固相から溶離する工程は、洗浄工程
後の固相に対して低塩濃度の水溶液、或いは、水を混合
することにより達成される。この操作により核酸は固相
から水相へと移行するため、その水相を精製品用容器に
回収することで精製済みの核酸水溶液が得られる。
【0015】以下、本発明に基づく一実施例である核酸
精製装置の構成を、図1〜図13を参照して説明する。
図2および図3は一実施例の装置の平面図、図3はその
外観図、図4は電気系および計算機制御系のブロックダ
イヤグラム、図5は試薬パックの例、図6は分注器の系
統図、図7は検体ラック、図8および図9は精製品ラッ
クおよびチューブ、図10は分離チップラック、図11
は分離チップの例、図12および図13は分離ノズルに
分離チップを装着,取り外しする動作の説明図である。
【0016】図1は核酸精製装置の概略外観図である。
装置1は卓上形の形状を持ち、試薬や純水,分離チップ
などの消耗品,精製品収納チューブ,サンプルチューブ
を装置内に設定してからバッチ方式で遺伝子の精製を実
行する。本体1にはハンディタイプのバーコードリーダ
14が接続されていて、サンプルラック,試薬パック,
精製品ラックに表示されている情報を読み取ることによ
って操作者による入力操作を容易にしているが、それぞ
れの情報を読み取るための専用の固定式バーコードリー
ダを設置しても良い。またサンプルラック,試薬パッ
ク,精製品ラックに表示されている情報が文字やラック
や試薬パックの一部の形状や色などでエンコードされて
いる場合にはバーコードリーダの代わりに、形状認識や
文字読み取り手段を設けても良い。
【0017】装置本体1の正面の右上部に設置されてい
る操作パネル2は液晶タッチパネルからなり、装置状態
や精製処理の進行状況を表示したり、画面上の表示され
ているボタンなどを操作することによって精製処理のた
めのパラメータを設定することができる。操作パネルは
操作者が立った姿勢からでも扱いやすいように、斜め上
方に向けて使用することもできる。
【0018】装置1の正面上部には純水タンク4と試薬
パック5−1および5−2が格納されていて、DNAの
精製処理を行う際にリニアスライダーに設置された分注
ノズル6を通してサンプルラック10上のサンプルに分
注される。
【0019】図2は精製部の上面図である。分注ノズル
6が設置された分注ヘッド6Aと分離ノズル7が設置さ
れた分離ヘッド7Aはリニアスライダーバー3に接続さ
れていて、リニアスライダーバー3が水平方向に駆動さ
れると分注ヘッドおよび分離ヘッドも平行移動する。分
注ヘッド6Aはリニアスライダーバー3上を縦方向に移
動する駆動機構を持ち、各分注ノズル6は上下方向の駆
動機構を持っている。これによって検体ラック上の任意
の位置に移動して試薬を分注することが出来る。また分
離ヘッド7Aはリニアスライダーバー3に固定されてい
るが、分離ノズル7の位置を検体ラック,精製品ラック
および分離チップラックの穴に合わせてあるため、リニ
アスライダーバー3と上下方向の駆動機構によって検体
の吸引吐出,分離チップの装着および精製品の分注を行
うことが出来る。
【0020】図3は核酸精製部の分注機構部を除いた時
の上面図である。核酸を精製する血清などの検体は検体
ラック10に予め決められた量だけ分注されていて、分
注ノズル6から分注される試薬と分離チップラック11
に設置された分離チップ25によって核酸が精製され、
精製品ラック12に設置されている精製品チューブに分
注される。また核酸精製の工程において検体の細胞膜な
どの不要物や用済みの試薬が混合した不要液は廃液口8
より廃棄され、1回の精製処理に使用された分離チップ
はチップ廃棄口9より廃棄される。検体ラック10,分
離チップラック11,精製品ラック12は消耗品トレー
13の内部に設置され、これらの架設および用済み品の
回収は消耗品トレー13を引き出すことによって行う。
これによって操作者がノズル先端に誤って接触する機会
を低減し、また操作者の腕から出される塵埃などによっ
て消耗品トレー13内部が汚染されることを防いでい
る。消耗品トレー上の配置が、左端から精製品容器,2
つの分離チップトレー,検体容器,廃液口,チップ廃棄
口の順序で配列されており、検体ラック10および精製
品ラック12が6行8列の検体および精製品を保持し、
分離チップは、2つの6行4列の分離チップラック11
上に設置されていて、ほぼ同じ行間隔を有するのは6連
ノズルによる同時分離処理を行うためである。
【0021】精製品容器をチップ廃棄口および廃液口か
ら最も遠い位置に配置するのは、廃液およびチップ廃棄
の際に廃液中に存在している拡散がミスト状に飛散する
ことによる精製品のコンタミを防止するためである。ま
た同様の理由によって分離チップを精製品容器に近い位
置に配置している。
【0022】検体容器が廃液口の隣に配置されているの
は、核酸精製の化学反応を伴う工程が検体容器上で行わ
れるため、廃棄口との距離を近づけることによって分注
機構および分離機構を装備したリニアスライダーの移動
距離を短縮することによって核酸精製に要する時間を短
縮するためである。また検体容器と廃液口を隣接させる
ことによって分注ノズルあるいは分離ノズルからの液ダ
レによるコンタミに対して被害を極小とする効果があ
る。
【0023】図4は制御系の構成を表すブロック図であ
る。制御用計算機30は装置本体1の内部に組み込まれ
ており、本装置を制御するための制御プログラム38を
実行する。すなわち制御用計算機30に接続されている
バーコードリーダー14,操作パネル2および機構制御
部31を通して操作者からの入力やセンサ36やI/O
からの信号を取得し、シリンジ33,分注ノズルホルダ
6A,リニアスライダー3などを駆動したり、操作パネ
ルの表示を更新したりする。
【0024】図5は界面活性剤(R1),結合促進剤
(R2),洗浄剤(R3),溶離液(R4)からなる試
薬パックである。試薬パックの側面あるいは任意の位置
にバーコード15が貼付されており、そこに各試薬の成
分情報,吸引量,攪拌回数,使用順序からなる制御情報
が表示されている。制御情報には使用する検体量や精製
品ラックに分注する際の分注量を表示しても良い。
【0025】図5の試薬パック5に示すように開閉栓に
ノズルを差し込む形状とし、ノズル先端をチューブで分
注ノズル6に接続することによって各試薬パックの栓を
開けず、密閉状態のまま試薬を使用することができる。
これは試薬パックの口から試薬が汚染されることを防止
する効果がある。
【0026】図6は試薬パックの代替案の形状を示して
いる。R1からR4の試薬はそれぞれ別々の試薬ボトル
5−1に充填されている。各試薬ボトルはジョイント5
−2によって接続されているが、着脱可能であり、組み
合わせを変更することは可能である。この場合各試薬ボ
トルに分注量や攪拌回数,使用順序などの制御情報を含
むバーコードが貼付することもできる。
【0027】本実施例では核酸の精製を一括で行うバッ
チ処理で行っているため、2組の試薬パックを設置し、
精製処理中に一方の試薬パックが空になると自動的にも
う一方の試薬パックから試薬を分注することによってバ
ッチ処理が試薬切れによって中断されることを防止して
いる。特に核酸精製には一般に数10分もの時間がかか
るため、試薬切れによる処理の中断および試薬パックの
交換が不要になることによって操作性は向上する。
【0028】図6は2つの試薬パックを切り替えるため
の分注器の構造を示している。分注ノズル6−1〜6−
4はそれぞれR1からR4の分注ノズルに対応してお
り、それぞれ同様の機構によって制御されるため、以下
R1の分注ノズル6−1に着目して説明する。シリンジ
33−1は試薬パック5−1−1,5−2−1または純
水タンク4から試薬または純水を吸上げて分注する。試
薬と純水の切り替えは電磁弁37−2−1によって切り
替え、試薬パックの切り替えは電磁弁37−3−1によ
って行う。純水と試薬の切り替え、あるいは試薬パック
の切り替えを行う際はR1からR4の電磁弁の切り替え
を同時に行う必要がある。
【0029】図8は検体ラック10である。検体は検体
チューブ(図示せず)に充填されて検体ラック10の穴
に挿入された状態で消耗品トレー13に架設される。検
体ラック10には6行8列の48検体を設置することが
でき、分離チップを用いた核酸と担体との結合,廃棄物
の洗浄,担体からの核酸溶離は1列に含まれる6検体を
多連分離ノズル7を用いて同時処理する。
【0030】図9は精製品ラックの一例であり、現在標
準的に使用されているPCR装置用の試料ラックであ
る。ラックの高さ,上面の形状,試料穴の大きさおよび
間隔は一定であるが、充填する精製品の量によって穴の
深さが異なるラックが数種類使われている。
【0031】図10は分離チップラック11、図11に
は分離チップ25を示す。1つのチップラック11は6
行4列の分離チップを保持することができ、2個までの
分離チップラック25を架設して精製処理を実行するこ
とが出来る。
【0032】分離チップ25の上部は外周が大きくなっ
ていて、そこが分離チップラック11の穴に掛かって保
持される。その内部は円筒形になっていて、分離ノズル
7の方から核酸を含む試料に汚物が混入するのを防ぐた
めにフィルタ26を詰めている。フィルタ26の下方に
は実際に核酸を捕捉するための担体27が詰められてい
て、結合促進剤が存在する場合に核酸をその表面に吸着
し、容離液のもとでは捕捉された核酸はその表面から容
離する。担体27の材料としては、シリカを原料とした
粒子を固めて用いても良い。
【0033】続いて図11から図14を用いて本実施例
で示した装置の操作フローを説明し、途中図15および
図16を用いて分離チップ25の分離ノズル7への装
着、および分離チップ25の分離チップ7からの取り外
しについて詳しく説明する。
【0034】装置電源(図示せず)を投入すると(S−
1)、制御用計算機30は制御用プログラム38をロー
ディングしてそれを起動する。制御用プログラム38は
初期処理(S−2)を実行して、バーコードリーダ1
4,操作パネル2,機構制御部31を利用可能な状態に
遷移させる。以下、操作パネル2からの操作者からの命
令を受け付けて(S−4)、それに応じた処理を繰り返
し実行する(S−3)。制御要求には核酸精製要求や各
種のメンテナンス要求および終了要求などがあり、それ
に応じて分岐をする(S−5)。
【0035】核酸精製要求が入力されると、操作者はま
ず消耗品トレー13を引き出して検体ラック10,分離
チップラック11,精製品ラック12を架設する(S−
6)。続いて操作者からの核酸精製の開始命令が入力さ
れると、後述の核酸精製処理が実行され(S−7)、完
了したら精製品を回収する(S−8)。使用済みの廃液
や分離チップ25は廃棄物として装置本体1内の廃棄物
トレー(図示せず)の中に保持されているため、それら
の回収を行う(S−9)。核酸精製処理が終了するとス
テップS−5に戻って次の制御命令を受け付ける。
【0036】ステップS−5にてメンテナンス要求が入
力されると、各種のメンテナンスメニュー(図示せず)
が表示されて、その中の項目が選択されると(S−1
0)それに応じた処理(S−11)が実行される。メン
テナンス処理には後述の試薬残量チェックが含まれる。
【0037】ステップS−5にて終了要求が入力される
と終了処理を実行し、装置の電源を遮断できる状態にし
て制御プログラム38は終了する。
【0038】核酸精製処理を図13のフローチャートを
用いて説明する。分離ノズルホルダ6Aには6本の分離
ノズル6が設置されていて、検体ラック10上の列に対
応する6検体の精製が同時に実行される。このためフロ
ーは列について同様の処理を繰り返して実行するが、処
理中の列の番号をNとする(S−30)。
【0039】次にステップS−31で検体ラック10上
の列Nの各検体に対して、試料中に含まれる核酸とその
他の組織を分離するための界面活性剤(R1)、および分
離された核酸と分離チップ25の中の担体27との結合
を促進する結合促進剤(R2)を分注する。この時、界面
活性剤(R1)と結合促進剤(R2)の分注ノズルを各
検体の上方に移動するため、リニアスライダーバー3に
よって水平方向に駆動し、分注ノズルホルダ6Aに設置
されているステッピングモータによって奥行き方向の位
置を調整する。分注ノズル6を検体の真上に移動させた
ら、分注ノズル6の先端を検体に近づけてから界面活性
剤(R1)あるいは結合促進剤(R2)を分注するが、
これは検体汚染の原因となる飛沫の発生を抑制するため
である。ステップS−32では分離チップ25を分離ノ
ズル7に装着するが、その詳細な説明が図15である。
リニアスライダーバー3を水平移動して分離ノズル7を
分離チップラック11のチップ装着位置まで移動し、そ
こから分離ノズル7を下降してその先端を分離チップ2
5の内部に押し付ける。分離ノズル7の外径と分離チッ
プ25の上部内径は等しく設定されいるため分離チップ
25は分離ノズル7の先端に固定されることに成る。
【0040】ステップS−33ではステップS−32で
装着した分離チップ25を列Nの検体の上まで移動し
て、下降しその先端を検体中に浸して吸引して検体の液
量を確認する。すなわち検体量が不足している場合には
核酸精製が適切に行われない可能性があるため、エラー
としてログ情報を残す。
【0041】ステップS−34では検体を分離チップ2
5の内部に吸引したり、検体ラック10に吐出して戻す
ことによって検体と界面活性剤(R1),結合促進剤
(R2)の混合液の攪拌を行う。混合液内の検体は核酸と
それ以外の組織に分解されているため、分離チップ25
中の担体27を通過する際に結合促進剤(R2)の働き
によって核酸のみが担体27を構成するシリカ粒子に吸
着することになる。混合液の攪拌は6検体分を同時に行
う。
【0042】ステップS−35では検体と界面活性剤
(R1),結合促進剤(R2)の混合液のうち、核酸以
外の組織物と試薬を廃棄する。混合液の全量を分離チッ
プ25中に吸い込んでから、分離ノズル7を上昇させ、
廃液口8の上方に移動するまでスライダーバー3を駆動
する。廃液の飛沫を抑制するため分離ノズルを廃液口内
部まで下降してから分離チップ25内の混合液を全量吐
出する。
【0043】ステップS−36では界面活性剤(R1)
や結合促進剤(R2)と同様の方法によって洗浄液(R
3)を列Nの検体に分注する。ステップS−35で検体
は界面活性剤(R1),結合促進剤(R2)とともに廃
棄されているので検体ラックの列Nには洗浄液(R3)
のみが存在している。
【0044】ステップS−37ではステップS−34と
同様の操作を行う。これはステップS−35によって核
酸が分離チップ25内の担体27に捕捉された状態にな
っているが、それ以外の共存物も担体に若干残存してい
るため、洗浄液(R3)によってこれらの残存している
共存物を洗浄するために行うものである。
【0045】ステップS−38ではステップS−35と
同様の操作を行う。これによって分離チップ25内の担
体27には核酸のみが捕捉された状態となる。
【0046】ステップS−39ではステップS−36と
同様の操作によって溶離液(R4)を検体ラック10の
列Nの検体に分注する。
【0047】ステップS−40ではステップS−37と
同様の操作を行う。これによって分離チップ25内の担
体27に捕捉されていた核酸は遊離され、担体27を構
成するシリカ粒子の間隙を溶離液との混合液として流動
可能となる。
【0048】ステップS−41ではあらかじめ設定され
ていた量の混合液を分離チップ25内に分取してから、
分離ノズル7を精製品ラック12の列N上方に移動し、
飛沫を押えるために精製品ラック12の近傍まで下降さ
せてから吐出する。
【0049】ステップS−42では用済みとなった分離
チップ25を廃棄するが、詳細を図16によって説明す
る。まず分離ノズル7をチップ廃棄口9まで移動し、分
離チップ25がその内部に完全に収まるまで下降させ
る。廃棄口9は図2に示すようにその右側に分離チップ
25の外周よりも小さく、分離ノズル7の外周よりも小
さい半円形の切れ込み部があるため、分離チップ25の
上端部がその切れ込みに掛かるように分離ノズル7を移
動してから上昇させる。これによって使用済みとなった
分離チップ25は廃棄トレー(図示せず)に収納され
る。
【0050】次に試薬残量チェックの方法を図14のフ
ローチャートによって説明する。試薬残量チェックはメ
ンテナンス処理として図12のステップS−11で実行
されても良く、また図13に示す核酸精製処理のステッ
プS−31,S−36あるいはS−39で試薬を実際に
分注する際に行っても良い。またこれらのいかなる組み
合わせで行っても良い。
【0051】まずステップS−50で試薬パック5−1
に含まれる界面活性剤(R1),結合促進剤(R2),
洗浄液(R3),溶離液(R4)の残量をチェックし
て、次に行うべき核酸精製処理に必要な試薬があるかを
判定する。これらの試薬の残量は試薬パック5に添付さ
れている試薬バーコード15にエンコードされている各
試薬の容量(充填量)と、実際に精製処理の際に分注し
たときの分注量を制御用プログラム38によって制御用
計算機30に記憶させ、その総和と試薬容量との差とし
て求めれば良い。また次の核酸精製処理に必要な試薬量
は、試薬バーコード15にエンコードされている分注量
と検体ラック10に架設された検体数の積として求める
ことができる。
【0052】試薬パック1に次の核酸精製に必要な試薬
が残存している場合にはステップS−57に進み、界面
活性剤(R1),結合促進剤(R2),洗浄液(R
3),溶離液(R4)を試薬パック1から吸引するよう
に電磁弁37−2を切り替えて、試薬残量チェックを終
了する。
【0053】ステップS−50にて試薬パック5−1に
十分な試薬が残存していない場合にはステップS−51
にて試薬パック5−2についても同様のチェックを行
う。十分な試薬が試薬パック5−2に残存している場合
には試薬パック5−1を交換する必要が有ることをアラ
ーム表示してから試薬残量チェックを終了する。ただし
図13に示す核酸精製処理のステップS−31,S−3
6あるいはS−39で試薬を実際に分注する際に行う場
合にはアラーム表示を省略し、分注ノズル6を試薬パッ
ク5−2に切り替えた後、直ちに試薬残量チェックを終
了しても良く、そうすることによって一方の試薬パック
が空になっても自動的にもう一方の試薬パックを分注ノ
ズル6に接続して核酸精製処理を続行することができ
る。
【0054】続いてステップS−58に進み、界面活性
剤(R1),結合促進剤(R2),洗浄液(R3),溶
離液(R4)を試薬パック2から吸引するように電磁弁
37−2を切り替えて、試薬残量チェックを終了する。
【0055】ステップS−51にて試薬パック5−1お
よび5−2に十分な試薬が残存していない場合にはその
旨を警告メッセージとして表示し(S−54)、試薬パ
ック5の交換を操作者に促す。試薬パック5を交換(S
−55)を行うと試薬パックから分注ノズル6へのチュ
ーブに空気が混入するため、空気を抜くためのプライミ
ング処理(S−53)、すなわち分注ノズル6を廃液口
8まで移動してから新しい試薬パック5からの試薬でチ
ューブを充填して空気を古い試薬と一緒に吐き出す。
【0056】試薬パックの交換(S−55)の際に、試
薬パック5に添付されている試薬バーコード15をバー
コードリーダ14で読み取ることによって、機構制御部
31は試薬パック5に組み込まれている試薬の種類,各
試薬の使用順序,精製処理の際の試薬の分注量等の制御
情報を認識し、それらの情報に基づいて核酸精製装置の
動作を制御する。そして、ステップ(S−53)にて試
薬プライミングを実行する。
【0057】図14に示したフローチャートでは試薬パ
ック5−1の残量チェックを先に行っているが、試薬パ
ック5−2の残量チェックを先に行うようにしてもよ
く、また現在分注ノズル6に接続されている試薬パック
を記憶しておき、それを試薬パック1、もう一方を試薬
パック2としてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、核酸精製に用いる全試
薬の交換作業を一度に済ませることができるため、装置
の操作性が向上する。また核酸精製中に試薬不足による
中断がなく、装置の稼働率を向上させることができる。
さらに試薬パック内の試薬が周囲の雰囲気にある汚染原
因となる物質と隔離されるため、試料汚染を防止するこ
とができ、安定した核酸精製結果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】核酸精製装置の概略外観図。
【図2】本発明の一実施例である核酸精製装置の平面
図。
【図3】本発明の一実施例である核酸精製装置の平面
図。
【図4】電気系の構成を示すブロックダイヤグラム。
【図5】試薬パックを示す図。
【図6】試薬パックの代替案を示す図。
【図7】分注器の系統図。
【図8】検体ラックを示す図。
【図9】精製品ラックを示す図。
【図10】チップラックを示す図。
【図11】核酸捕捉用チップの概略構成図。
【図12】操作フローチャート。
【図13】精製工程のフローチャート。
【図14】試薬残量チェックのフローチャート。
【図15】液体分注用チップをノズルに取り付ける動作
を説明する図。
【図16】ノズルからチップを取り外す動作を説明する
図。
【符号の説明】
1…核酸精製装置本体、2…操作パネル、3…リニアス
ライダーバー、4…純水タンク、5(5−1,5−2)
…試薬パック、5−1…試薬ボトル、5−2…ジョイン
ト、6…分注ノズル、6A…分注ノズルホルダ、7…分
離ノズル、7A…分離ノズルホルダ、8…廃液口、9…
チップ廃棄口、10…検体ラック、11…分離チップラ
ック、12…精製品ラック、13…消耗品トレー、14
…バーコードリーダ、15…試薬バーコード、25…分
離チップ、26…フィルタ、27…担体、30…制御用
計算機、31…機構制御部、32…ステッピングモー
タ、33…シリンジ、34…分注ノズルホルダ、36
(36−1〜36−4)…電磁弁、37…センサ、38
…分岐ジョイント。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 智也 茨城県ひたちなか市大字市毛882番地 株 式会社日立製作所計測器事業部内 Fターム(参考) 2G058 AA09 CB15 CE02 CE07 ED35 GA02 GC02 GC05 GE01 4B024 AA11 AA19 AA20 CA01 CA11 HA11 4B029 AA23 BB01 BB02 BB11 BB12 BB20 CC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体と接触する形で核酸に結合性を有する
    シリカを含有した固相を設置した管を有し、前記管を介
    して、試薬である細胞膜可溶化剤,結合促進剤,洗浄
    液,溶離液を分注し、液体の吸引と吐出を行うことによ
    り核酸を固相に捕捉し、分離する精製方式を用いて自動
    的に核酸を精製する核酸精製装置において、精製する核
    酸の種類および処理の工程に応じて、各試薬が充填され
    た複数の収納部を一体化し、外装部に各試薬の分注量,
    攪拌回数、及び装置制御順序の情報を記憶した核酸精製
    装置用試薬パック。
  2. 【請求項2】請求項1の核酸精製装置用試薬パックにお
    いて、さらに個々の試薬の収納部が自由に分離,結合が
    可能な形状の核酸精製装置用試薬パック。
  3. 【請求項3】核酸精製装置用試薬パックに記憶された制
    御情報を読み取る読み取り装置を有し、液体と接触する
    形で核酸に結合性を有すシリカを含有した固相を設置し
    た配管を有し、前記配管を介して、細胞膜可溶化剤,結
    合促進剤,洗浄液,溶離液を分注し、液体の吸引と吐出
    を行うことにより核酸を捕捉する精製方式を用いて、核
    酸精製装置用試薬パックに記憶された制御情報を読み取
    り制御情報に従い自動的に核酸を精製する核酸精製装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3の核酸精製装置において、さらに
    試薬パックの開閉栓を有した個々の容器と、開閉栓と接
    続可能な試薬を吸引するノズルを有することにより試薬
    を密閉したまま大気に触れることなく試薬供給可能な核
    酸精製装置。
  5. 【請求項5】請求項3の核酸精製装置において、さらに
    複数の試薬パックを同時に搭載することができ、さらに
    各試薬パックの数だけ試薬パックと接続可能な試薬を吸
    引するノズルと、流路を切り替える機構を有することに
    より、試薬の供給中に残量不足を検知すると試薬パック
    を自動的に切り替え、核酸の精製処理を連続運転可能な
    核酸精製装置。
  6. 【請求項6】請求項3の核酸精製装置において、さらに
    試薬パックに記憶された制御情報に試薬パックの個々の
    容器内の試薬の液量を記憶し、これを核酸精製装置に装
    備された読み取り装置を使用し、制御情報を読み取るこ
    とによって核酸の精製処理における使用量を減算し試薬
    の残量管理を行い、装置の停復電に関わらず記憶できる
    媒体を有し、継続して試薬の残量管理可能な核酸精製装
    置。
  7. 【請求項7】請求項6の核酸精製装置において、さらに
    表示媒体を介して試薬の残量情報を表示することが可能
    な核酸精製装置。
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