JP2000346758A - ポンプの異常検出方法及び異常検出装置 - Google Patents

ポンプの異常検出方法及び異常検出装置

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JP2000346758A
JP2000346758A JP11159143A JP15914399A JP2000346758A JP 2000346758 A JP2000346758 A JP 2000346758A JP 11159143 A JP11159143 A JP 11159143A JP 15914399 A JP15914399 A JP 15914399A JP 2000346758 A JP2000346758 A JP 2000346758A
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pump
frequency
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detecting
fluid flow
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JP11159143A
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English (en)
Inventor
Sohei Umezawa
宗平 梅澤
Sunao Miyauchi
直 宮内
Hiroyuki Kawakatsu
啓行 川勝
Akihiro Takahashi
晃裕 高橋
Hiroshi Matsue
寛史 松江
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 詰まりによる閉塞やエアロックなどの異常が
発生したとき、即座にその異常を検出して適正な対応策
を迅速にとれるようにする。 【解決手段】 ポンプ2の吸込み口3Aもしくは吐出口
3Bの近傍に、流体流れの変化に伴う音の変化を検出す
る集音器4を設け、この集音器4による検出音信号を周
波数変換する周波数変換器8と、変換された周波数分布
と流体流れが正常な時の周波数分布とを比較する比較器
10と、その比較の結果で両周波数分布に設定値以上の
差異があるとき、ポンプ2の動作に異常があると判定し
ブザー6を鳴動させる異常判定回路12とを備えさせて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば汚水中継ポ
ンプ場、排水ポンプ場等のポンプ機場に設置して用いら
れるポンプが詰まりによる閉塞やエアロックなどの異常
を発生したことを検出する場合に適用されるポンプの異
常検出方法及び異常検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のポンプの異常検出手段として、
従来一般には、ポンプ駆動用モータに温度センサーを装
着して該センサーによる検出温度が設定値以上になった
とき、ポンプに異常が発生したと判定する手段や、ポン
プにより流体がポンプアップされない時間長さが一定以
上になったことでポンプに異常が発生したと判定する手
段が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなポンプの異常検出手段では、異常が発生してから
かなりの時間が経過した後の検出であるために、異常に
対する対応策が遅れ気味で、ポンプに過負荷をかけた
り、流体の溢れ出しを招いたりするなどの問題があっ
た。
【0004】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、ポンプに異常が発生したとき、即座にその異
常を検出して遅れなく適正な対応策をとることができる
ポンプの異常検出方法及び異常検出装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るポンプの異常検出方法は、ポンプの吸
込み口もしくは吐出口近傍で流体流れの変化を検出する
検出手段による検出信号を周波数変換した後、その変換
された周波数分布と流体流れが正常な時の周波数分布と
を比較して、両周波数分布に設定値以上の差異があると
き、ポンプ動作が異常であると判定することを特徴とす
るものである。
【0006】また、本発明に係るポンプの異常検出装置
は、ポンプの吸込み口もしくは吐出口近傍に設置されて
流体流れの変化を検出する検出手段と、この検出手段に
よる検出信号を周波数変換する手段と、変換された周波
数分布と流体流れが正常な時の周波数分布とを比較する
手段と、比較の結果、両周波数分布に設定値以上の差異
があるとき、ポンプ動作が異常であると判定し出力する
手段とを備えていることを特徴とするものである。
【0007】本発明によれば、ポンプの動作中に詰まり
による閉塞やエアロックなどの異常が発生して吸込み口
から吐出口近傍までの間の流体流れに僅かでも変化が発
生した場合、その流体流れの変化を検出する検出手段に
よる検出信号が周波数変換されて正常時の周波数分布と
の比較に基づいて異常の有無が即座に判定されることに
なり、詰まりによる閉塞やエアロックなどの異常が始ま
った直後にその異常の発生を検出し、異常状態のままで
ポンプが長い時間に亘って継続動作されることを防ぐこ
とが可能である。
【0008】特に、上記流体流れの変化を検出する検出
手段による検出信号の周波数変換手段として、例えばウ
ェブレット変換やウィーグナー変換など時間軸を含み過
度現象の周波数分析が可能な手段を用いることによっ
て、ポンプ起動時から定常動作域に達するまでの立上が
り時やポンプ停止指令から実際にポンプが停止するまで
の立下り時のような過度時に異常が発生した場合であっ
ても、異常の有無をその異常の発生後に即座に検出する
ことが可能である。
【0009】なお、流体流れの変化を検出する検出手段
としては、ポンプの吸込み音や吐出音の僅かな変化を検
出する集音器を用いても、ポンプの吸込み口または吐出
口近傍の僅かな振動あるいは圧力の変化を検出する振動
センサーあるいは圧力センサーを用いてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係るポンプの異
常検出装置の概要図であり、モータ1により駆動される
ポンプ2の吸込み口3Aまたは同図の仮想線で示すよう
に、ポンプ2の吐出口3B近傍には、流体流れの変化を
検出する検出手段の一例として集音器4が設置されてお
り、この集音器4による検出信号、すなわち、吸込み音
または吐出音を入力して異常の発生の有無を判定するマ
イクロコンピュータ利用のコントローラ5及びその判定
結果の出力手段としてのブザー6が設けられている。
【0011】図2は上記コントローラ5の内部構成を示
すブロック図であり、集音器4により検出された吸込み
音または吐出音信号をアナログ−ディジタル変換するA
/D変換器7と、ディジタル変換された吸込み音または
吐出信号を周波数変換(ウェブレット変換あるいはFE
T変換など)する周波数変換器8と、その変換された周
波数分布と予めメモリ9に入力設定されている流体流れ
が正常な時の周波数分布とを比較して両周波数分布の差
異を取るための減算器10及び自乗和回路11と、両周
波数分布の差異の自乗和に設定値以上の差異があると
き、ポンプ動作が異常であると判定し上記ブザー6に作
動信号を出力する異常判定回路12とを備えている。
【0012】次に、上記のように構成されたポンプの異
常検出装置の検出動作フローについて図3のフローチャ
ートを参照して説明する。モータ1を介してポンプ2が
駆動されている状態での流体流れに伴い吸込み口3Aま
たは吐出口3B近傍に発生している吸込み音または吐出
音が集音器4により取り込まれる(ステップS21)。
その取り込まれた吸込み音または吐出音信号はA/D変
換器7でディジタル変換された後、周波数変換器8に入
力されて周波数Wi(f)変換される(ステップS2
2、S23)。
【0013】ついで、その周波数変換された周波数分布
とメモリ9に予め設定入力されている正常時の周波数分
布とが減算器10に入力されて両周波数分布の差が比較
演算されたのち、異常判定回路12において、その差値
の自乗和が設定値以上であるか否かが判定されて異常と
判定されたとき、ブザー6に作動信号を出力して該ブザ
ー6を鳴動させることにより、作業者等にポンプ2の異
常を報知する(ステップS24〜S26)。ここで、周
波数分布の比較演算は、差異の絶対値和比較、パターン
比較、ピーク値の比較のいずれであってもよい。
【0014】このようなポンプ2の異常検出動作は、図
4に示すように、ポンプ起動時t1からポンプ2が定常
回転に達するまでの立上がり時間帯T1やポンプ停止指
令から実際にポンプ2が停止するt2までの立下り時間
帯T2を除く定常回転時間帯Tにおいてのみ行なわれ、
立上がり時や立下り時のように、流体流れに変化が生じ
る過度時には周波数分布の比較による異常検出を行なわ
ないのが一般的であるが、周波数変換器8として、ウェ
ブレット変換やウィーグナー変換など時間軸を含み過度
現象の周波数分析が可能な手段を用いる場合は、ポンプ
2の立上がり時間帯T1やポンプ2の立下り時間帯T2
のような流体流れの過度現象時にも周波数分析によって
異常の有無を判定して異常の発生をそれの発生直後に即
座に検出することが可能である。
【0015】なお、上記実施の形態では、流体流れの検
出手段として、集音器4を使用したが、これ以外に、振
動センサーもしくは圧力センサーを用いる場合も、上記
と同様に、ポンプ2の異常発生を即座に検出することが
可能である。
【0016】また、異常検出の出力手段として、上記実
施の形態では、ブザー6を用いたが、これに代えて、ラ
ンプの点灯や文字表示などであってもよく、さらにポン
プ2の作動を自動停止する手段を用いてもよい。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ポンプ
の吸込み口もしくは吐出口近傍での流体流れの僅かな変
化をも検出して周波数分布の比較により異常の発生の有
無を判定するので、詰まりによる閉塞やエアロックなど
の異常が始まった直後に即座に異常の発生を検出して、
ポンプが異常状態のままで長い時間に亘って継続動作さ
れるような遅れを招くことなく、迅速に適正な対応策を
とることができるという効果を奏する。
【0018】特に、周波数変換手段として、ウェブレッ
ト変換など時間軸を含み過度現象の周波数分析が可能な
手段を採用することによって、ポンプ起動時から停止時
までの間のポンプ動作中の何時にポンプに異常が発生し
ても、その発生後、直ちに異常を正確に検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるポンプの異常検出装
置全体の概要図である。
【図2】同上装置におけるコントローラの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】同上装置による異常検出動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】同上装置による異常検出動作のタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
2 ポンプ 3A 吸込み口 3B 吐出口 4 集音器(流体流れの変化検出手段の一例) 8 周波数変換器 10 減算器(比較手段の一例) 12 異常判定回路(異常判定出力手段の一例)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川勝 啓行 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 高橋 晃裕 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 松江 寛史 大阪府八尾市神武町2番35号 株式会社ク ボタ久宝寺工場内 Fターム(参考) 2G024 AD03 BA11 CA13 CA16 FA04 2G064 AA01 AB13 AB22 CC54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプの吸込み口もしくは吐出口近傍で
    流体流れの変化を検出する検出手段による検出信号を周
    波数変換した後、その変換された周波数分布と流体流れ
    が正常な時の周波数分布とを比較して、両周波数分布に
    設定値以上の差異があるとき、ポンプ動作が異常である
    と判定することを特徴とするポンプの異常検出方法。
  2. 【請求項2】 上記検出手段による検出信号の周波数変
    換手段として、時間軸を含み過度現象の周波数分析が可
    能な手段を用いる請求項1に記載のポンプの異常検出方
    法。
  3. 【請求項3】 ポンプの吸込み口もしくは吐出口近傍に
    設置されて流体流れの変化を検出する検出手段と、この
    検出手段による検出信号を周波数変換する手段と、変換
    された周波数分布と流体流れが正常な時の周波数分布と
    を比較する手段と、比較の結果、両周波数分布に設定値
    以上の差異があるとき、ポンプ動作が異常であると判定
    し出力する手段とを備えていることを特徴とするポンプ
    の異常検出装置。
  4. 【請求項4】 上記検出手段が、集音器、振動センサー
    または圧力センサーであり、この検出手段による検出信
    号の周波数変換手段が、時間軸を含み過度現象の周波数
    分析が可能な手段である請求項3に記載のポンプの異常
    検出装置。
JP11159143A 1999-06-07 1999-06-07 ポンプの異常検出方法及び異常検出装置 Pending JP2000346758A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100516980B1 (ko) * 2001-03-13 2005-09-26 이상하 소리에 의한 이상유무 판별장치
JP2017223672A (ja) * 2016-06-13 2017-12-21 有限会社カワムラ ポンプ装置におけるガスロック検出装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100516980B1 (ko) * 2001-03-13 2005-09-26 이상하 소리에 의한 이상유무 판별장치
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