JP2000346226A - 電動弁 - Google Patents

電動弁

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JP2000346226A
JP2000346226A JP11155716A JP15571699A JP2000346226A JP 2000346226 A JP2000346226 A JP 2000346226A JP 11155716 A JP11155716 A JP 11155716A JP 15571699 A JP15571699 A JP 15571699A JP 2000346226 A JP2000346226 A JP 2000346226A
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JP
Japan
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stator
valve
motor
valve body
hole
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JP11155716A
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English (en)
Inventor
Yasushi Inoue
靖 井上
Koji Higuchi
浩次 樋口
Tomoari Ouchi
共存 大内
Takao Harada
貴雄 原田
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Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータの金型がスライドを不要にできるた
め構造を簡単にでき、多数個取りが可能な電動弁を提供
することにある。さらに、流体入出管を保持する2つの
腕部を有する回り止め部材は構成が簡単で、製造、取付
けが容易でコストダウンを達成できる電動弁を提供する
ことにある。 【解決手段】 弁室内の弁座に接離する弁体により流体
の通過流量を調整する弁本体と、該弁本体に固着され前
記弁体を接離させるロータを内蔵するキャンと、該キャ
ンに外嵌され前記ロータを回転駆動するステータとを備
え、弁本体は垂直方向、水平方向に延出する流体入出管
を有し、前記ステータは前記キャンが嵌合する嵌合穴を
有するとともに、水平方向に延出する前記流体入出管を
保持する2つの腕部を有する回り止め部材が固定してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機、冷凍
機等に組み込まれて使用される電動弁に係り、特にキャ
ン、弁本体へのステータの取付が容易で構造が簡単な電
動弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機、冷凍機等に
組み込まれて使用される電動弁は、冷媒等の流体の流量
を調整する機器であり、通常、弁室および弁座を備えた
弁本体と、鍔状部を介して前記弁本体の上部に固着され
た有底円筒状のキャンとを備えており、該キャンの内側
にはロータが内蔵され、前記キャンの外部には中央部に
挿通孔を有するステータが外嵌されているものである。
【0003】図6は前記したような従来の電動弁1の縦
断面図を示しており、弁本体2は弁室2cと、ガイドブ
ッシュ固定部2dと、キャン固着部2eとを備え、弁室
2cには冷媒等の流体が出入する流体入出管2a、2b
が設けられるとともに、その内部には弁軸3の先端に形
成された弁体3aであるニードル弁が接離する弁座2f
が配設されている。
【0004】前記ガイドブッシュ固定部2dは、弁室の
上方に位置し、弁本体2とガイドブッシュ4とを固定す
る。該ガイドブッシュ4の内周には雌ねじ部4aが形成
され、該雌ねじ部4aには弁軸ホルダ5の外周に形成さ
れた雄ねじ部5aが螺合され、雌ねじ部と雄ねじ部とに
よりねじ送り機構が構成されている。そして、この弁軸
ホルダ5内には、下端部に弁体3aを形成している弁軸
3が摺動可能に嵌挿されており、該弁軸3は弁軸ホルダ
内5に縮装された圧縮コイルばね3bによって常時下方
に付勢されている。
【0005】キャン固着部2eは弁本体2の上端に位置
し、内周面をかしめ固定されるとともに下端面を溶接に
より接合されているリング状金属板で構成され、その外
周部にてキャン6の鍔状部と溶接され弁本体2にキャン
6を固定している。弁軸3とロータ7との結合は、弁軸
3に弁軸ホルダ5とスリーブ等の一体成形物5aを外嵌
させるとともに、これを永久磁石付きのロータ7に内嵌
させることによって行われている。弁軸3の上端にはプ
ッシュナット3cが圧入固定され、その鍔部が弁軸3に
若干の上下動を許容してロータ7に結合している。ま
た、弁軸3およびロータ7の上方移動の最上限は、ロー
タ7の上部に設けられているばね7bとキャン6の内面
との接触によって行われる。弁軸ホルダ5に固定される
下ストッパ4bとスリーブ5aに形成される上ストッパ
5bとによりストッパ機構が構成される。
【0006】キャン6の内部にはロータ7が内蔵され、
キャン6の外部にはステータ8が外嵌されている。ステ
ータ8の内部には上下にステータコイル8aおよびヨー
ク8bが格納されており、ステータコイル8aはリード
線8cおよびステータ8の外周に設けられたコネクタ8
dを通じて通電される。ステータコイル8aの通電によ
りヨーク8bが励磁されてロータ7を回転させ、ねじ送
り機構により弁軸ホルダ5と弁軸3を摺動させることに
より弁体3aを開閉作動させて冷媒の流量の調整を行っ
ている。ステータ8にはコネクタのカバー8eが溶着さ
れている。
【0007】ステータ8の下方に金属製のリング状の取
付板9を固定し、この取付板9と一体に形成された回り
止め片9aを、弁本体2から水平方向に突出する流体流
出管2aに係合させるとともに、弁本体2とキャン6と
のリング状溶接部の一辺に係合孔9bを係合させ、リン
グ状溶接部の他辺には取付板9と一体に形成された押圧
片9cを押圧させてステータ8を固定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記電動弁
1は弁本体2およびキャン6にステータ8を固定する構
成が複雑であり、製造が煩雑であるという問題点があ
る。すなわち、ステータ8には取付板9を固定するため
のフランジ部が形成され、このフランジ部を形成するた
めにステータ8を射出成形する金型はスライドコアが必
要となるため、多数個取りができないという問題点があ
る。また、取付板9は複雑で形状で大きいため、プレス
金型のコストが上昇するという問題点がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、ステータの
金型がスライドを不要にできるため構造を簡単にでき、
多数個取りが可能な電動弁を提供することにある。さら
に、流体入出管を保持する2つの腕部を有する回り止め
部材は構成が簡単で、製造、取付けが容易でコストダウ
ンを達成できる電動弁を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る電動弁は、弁室内の弁座に接離する弁体に
より流体の通過流量を調整する弁本体と、該弁本体に固
着され前記弁体を接離させるロータを内蔵するキャン
と、該キャンに外嵌され前記ロータを回転駆動するステ
ータとを備え、弁本体は流体入出管を有し、前記ステー
タは前記キャンが嵌合する嵌合穴を有するとともに、前
記ステータの下部には、水平方向に延出する前記流体入
出管に係合する2つの腕部を有する回り止め部材が固定
されることを特徴とを特徴としている。
【0011】本発明に係る電動弁の具体的態様として
は、前記回り止め部材には、取付け孔が穿設され、前記
ステータの下部には、前記取付け孔に挿入される突部が
突設され、前記取付け孔に突部を挿入してから該突部を
押し潰して、前記ステータに前記回り止め部材を固定す
ることを特徴としている。
【0012】また、本発明に係る電動弁の他の具体的態
様としては、前記ステータには、前記取付け孔に対応し
て穴部が形成され、該穴部に、外周に凹凸部を形成し鍔
部付き止め部材を埋め込み、該鍔部付き止め部材により
前記ステータに前記回り止め部材を固定することを特徴
としている。
【0013】また、本発明に係る電動弁のさらに他の具
体的態様としては、前記ステータには前記取付け孔に対
応して穴部が形成され、該穴部に止めねじを挿入して前
記回り止め部材を固定することを特徴とし、止めねじは
セルフタッピングねじであることを特徴としている。
【0014】そして、前記ステータには、リード端子が
配設され、該リード端子に接続されるコネクタを覆うカ
バーには平坦部が形成され、前記平坦部を押圧して前記
カバーを前記ステータに溶着することを特徴としてい
る。
【0015】このように構成された本発明の電動弁は、
ステータの嵌合穴にキャンを嵌合させて弁本体方向に押
し込むことにより、ステータに固定した回り止め部材の
2つの腕部が水平方向の流体入出管に係合保持され、キ
ャンおよび弁本体にステータを容易に取付けることがで
きる。そして、ステータを成形する金型はスライドコア
が必要でなく構成を簡単にできるため多数個取りが可能
となる。さらに、回り止め部材は小形で単純な形状であ
るため、コストダウンを達成できる。
【0016】また、ステータに突設した突部を押し潰し
て回り止め部材を容易に固定することができる。また、
ステータに形成した穴部に、外周に凹凸部を形成し鍔部
を有する止め部材を埋め込んで回り止め部材を固定する
ことにより回り止め部材の固定が容易に確実に行うこと
ができる。また、ステータに形成した穴部に止めねじを
挿入して回り止め部材を容易に固定することができる。
【0017】ステータのリード端子を覆うカバーに平坦
部を形成し、この平坦部に超音波ウェルダのホーンを押
圧することにより、カバーをステータに容易に確実に溶
着することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電動弁の一実
施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明
に係る電動弁の一実施形態の縦断面図、図2は図1の回
り止め部材の斜視図である。電動弁10は、弁室21内
の弁座22に接離する弁体23により冷媒の通過流量を
調整する弁本体20と、弁本体20に固着され弁体23
を接離させるロータ30を内蔵するキャン40と、キャ
ン40に外嵌されロータ30を回転駆動するステータ5
0とを備えている。ロータ30とステータ50によりス
テッピングモータを構成している。
【0019】キャン40はステンレス等の非磁性の金属
から形成される有底円筒状をしており、弁本体20の上
部に固着されたステンレス製の鍔状板41に溶接等によ
り固着され、内部は気密状態に保たれている。ステータ
50は磁性材より構成されるヨーク51と、このヨーク
51にボビン52を介して巻回される上下のステータコ
イル53、53とから構成され、キャン40に外嵌する
嵌合穴50aが形成されている。
【0020】ニードル弁から構成される弁体23は黄銅
製の弁軸24の下端に形成されている。弁体23を弁座
22に接離させる駆動機構は、弁本体20よりロータ3
0方向に延出して固定され固定ねじ部25が形成される
筒状のガイドブッシュ26と、該ガイドブッシュ26の
固定ねじ部25に螺合する移動ねじ部31を有する弁軸
ホルダ32とから構成されるねじ送り機構であり、前記
ねじ送り機構をロータ30内の軸方向全長の略中央部に
配置している。
【0021】このため、従来の電動弁のようにロータの
下方にねじ送り機構が位置するものと比較すると、軸方
向の長さを大幅に低減することができ、キャン40の小
型化を図ることができる。固定ねじ部25はガイドブッ
シュ26の外周に雄ねじで構成され、移動ねじ部31は
弁軸ホルダ32の内周に雌ねじで構成されている。な
お、ガイドブッシュ26および弁軸ホルダ32は、とも
に黄銅製の円筒状材から形成されている。
【0022】弁軸ホルダ32はガイドブッシュ26の外
側に位置する下方開口の円筒状をしており、前記のよう
に内面に移動ねじ部31を形成してあり、弁軸ホルダ3
2に中心の弁軸24の上部縮径部が嵌合してプッシュナ
ット33により連結されている。弁体23を下端に形成
した弁軸24は黄銅より構成され、弁軸ホルダ32の中
心に上下動可能に嵌挿されており、弁軸ホルダ32内に
縮装された圧縮コイルばね34によって常時下方に付勢
されている。弁軸ホルダ32の側面には弁室21とキャ
ン40内の均圧を図る均圧孔32aが形成してある。
【0023】弁軸24の上端に圧入固定されたプッシュ
ナット33の外周に円筒状の圧縮コイルばねで構成され
る復帰ばね35を取付け、ガイドブッシュ26の固定ね
じ部25と弁軸ホルダ32の移動ねじ部31との螺合が
外れたときに、復帰ばね35がキャン40の内面に当接
して固定ねじ部25と移動ねじ部31との螺合を復帰さ
せるように付勢する。復帰ばね35はプッシュナット3
3の外周に緩く嵌合して載置した状態で取付けてもよ
く、またプッシュナットの外周に弾接するように取付け
てもよい。
【0024】弁本体20は黄銅等の金属から構成され、
キャン40との接合は、キャンに溶接等により固着され
た鍔状板41の段差部にキャンの端部を突き合わせ溶接
することにより行っている。なお、突き合わせ溶接に限
らず、キャン40の端部を外周に平坦に折り曲げて鍔状
部として形成し、この鍔状部と鍔状板41とをいわゆる
拝み溶接により固定するようにしてもよい。
【0025】弁軸ホルダ32とロータ30とは支持リン
グ36を介して結合されており、支持リング36は本実
施形態ではロータ30の成形時にインサートされた黄銅
製の金属リングで構成されている。支持リング36の内
周孔部に弁軸ホルダ32の上部突部が嵌合し、上部突部
の外周をかしめ固定してロータ30、支持リング36お
よび弁軸ホルダ32を結合している。弁本体20、弁軸
24、ガイドブッシュ26、弁軸ホルダ32、支持リン
グ36は、前記したように全て黄銅より構成し、リサイ
クルを考慮した構成としている。
【0026】ガイドブッシュ26にはストッパ機構の一
方を構成する下ストッパ体(固定ストッパ)27が固着
されており、下ストッパ体27はリング状のプラスチッ
クより構成され、上方に板状の下ストッパ片27aが突
設されている。また、弁軸ホルダ32にはストッパ機構
の他方を構成する上ストッパ体(移動ストッパ)37が
固着されており、上ストッパ体37もリング状のプラス
チックより構成され、下方に向けて板状の上ストッパ片
37aが突設され前記した下ストッパ片27aと係合可
能である。
【0027】下ストッパ体27はガイドブッシュ26の
外周に形成された螺旋溝部分26aに射出成形により固
着され、上ストッパ体37は弁軸ホルダ32の外周に形
成された螺旋溝32b部分に射出成形により固着されて
いる。なお、下ストッパ体27、上ストッパ体37の固
着は射出成形に限らず、接着や圧入等により固着しても
よいのは勿論である。
【0028】ステータ50から、ステータコイル53、
53に接続された複数のリード端子54が突出してお
り、このリード端子に複数のリード線55が接続された
コネクタ56が連結されている。そして、コネクタ56
を覆うカバー57がステータ50に溶着され、カバー5
7内はシリコーン樹脂等の充填材58で充填されてい
る。
【0029】カバー57はプラスチックから構成され、
図5に示されるように上面部57a、両側面部57b、
57cおよび平面部57dより形成され、コネクタ56
を覆う内部空間が確保されている。そして、ステータ5
0に接合する上面部および両側面部の接合面にはエッジ
部57eが形成され、エッジ部の反対面は平坦部57f
が形成されている。
【0030】ステータ50は中心に下面開口の嵌合穴5
0aを有し、この嵌合穴にキャン40が嵌合し、ステー
タ50の下面に溶着された回り止め部材59により弁本
体20およびキャン40に固定される。回り止め部材5
9は本実施形態ではステンレススチール等の弾性を有す
る金属板から構成され、取付け孔60aを形成した水平
方向の基部60と、この基部より下方に延出する2つの
腕部61、61を有するとともに、基部60より上方に
延出する位置決め部62が形成されている。
【0031】2つの腕部61、61は基部60より延出
される平行部とその下方に連続する湾曲部とを有し、湾
曲部は水平方向の流体入出管20bの管径と同等の曲率
半径で形成されている。度決め部62は半円形状に上方
に屈曲されたものであり、ステータ50の角部に係合す
ることにより突部50bに対して回り止め部材59が回
転するのを防止している。回り止め部材59は取付け孔
60aにステータ50の突部50bを挿入して超音波ウ
ェルダ等により押し潰すことにより固定される。
【0032】前記の如く構成された本実施形態の電動弁
によれば、ステータ50はその嵌合穴にキャン40を嵌
合させて弁本体20方向に押し込むことにより、回り止
め部材59の2つの腕部61、61が水平方向の流体流
出管20bを保持し、ステータ50は弁本体20および
キャン40に極めて容易に、しかも確実に固定される。
回り止め部材59は小型で形状が単純であるため、製造
が容易となりコストを低減でき、ステータ50への固定
も容易に行える。
【0033】図3を参照して回り止め部材の他の実施形
態を説明する。図3は回り止め部材の他の実施形態の斜
視図である。この実施形態の回り止め部材65は、水平
方向の基部66が略リング状をしており、リング状の基
部66には4つの取付け孔66aが穿設されている。そ
して、基部66から延出する2つの腕部67、67は前
記の実施形態と同様に平行部と湾曲部とで構成されてお
り、基部66は4つの取付け孔66aにてステータに固
定されるため、回転防止の位置決め部は形成されていな
い。
【0034】つぎに図4を参照して回り止め部材の他の
固定構造について説明する。図4(a)は第1の固定構
造を示す固定前と固定後の要部断面図、(b)は第2の
固定構造を示す固定前と固定後の要部断面図、(c)は
第3の固定構造を示す固定前と固定後の要部断面図であ
る。図4(a)において、回り止め部材59の取付け孔
60aにステータの突部50bを挿入し、突部の突出部
分を例えば超音波ウェルダにより押し潰して、回り止め
部材59をステータ50に固定している。
【0035】図4(b)において、ステータ50には回
り止め部材59の取付け孔60aに対応して穴部50c
が形成され、該穴部にローレット加工等により外周に凹
凸部70aを形成し鍔部70bを有する止め部材70を
埋め込み固定する。この止め部材70の外径は穴部50
cの内径より若干大きく設定され、超音波をかけた状態
でステータの穴部50cに押し込まれ、外周の凹凸部7
0aがステータの樹脂に埋め込まれた状態で固定され
る。なお、図4(a)及び図4(b)に示す固定構造に
おいては、ステータをモールドする樹脂は、熱可塑性樹
脂であることが好ましい。
【0036】図4(c)において、ステータ50には取
付け孔60aに対応して穴部50dが形成され、該穴部
には雌ねじが形成されている。止めねじ71をステータ
の穴部50dに挿入して雌ねじに螺合させることにより
回り止め部材59をステータ50に固定することができ
る。なお、止めねじ71はセルフタッピングねじを使用
し、雌ねじを形成していない穴部に直接ねじ込むように
してもよい。図4に示した回り止め部材59の各固定構
造によれば、回り止め部材59をステータ50に極めて
容易に、しかも確実に固定することができる。
【0037】ステータ50にはリード端子54が配設さ
れ、該リード端子54に接続されるコネクタ56を覆う
カバー57には平坦部57fが形成されている。ステー
タ50にカバー57を溶着するときは、接合面のエッジ
部57eをステータ50に対接させ、超音波ウェルダの
ホーン部分を平坦部57fに対接させてステータ方向に
押圧する。
【0038】これによりエッジ部57eと対接するステ
ータ部分が溶融し、エッジ部57eがステータ50に溶
けこむようにしてカバー57はステータ50に確実に溶
着される。また、超音波ウェルダのホーン部分は上面部
と両側面部に連続する接合面に沿う平坦部57fを押圧
できるので、溶着は全周を容易に、確実に行うことがで
きる。このあと、カバー57とステータ50との間の空
間にシリコーン樹脂等の充填材58で充填し、コネクタ
56とリード端子54との接続部分は密封してもよい。
しかも、カバー57には、図5(c)に示す如く、凸部
57g、57hが形成されており、リード端子54の抜
け防止用のストッパとして作用している。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の電動弁は、弁本体およびキャンにステータを容易に
取り付けることができる。また、構成を簡単にできコス
トダウンを達成することができる。ステータを弁本体の
流体入出管に保持させる回り止め部材はステータに容易
に確実に固定することができる。ステータのリード端子
およびコネクタを覆うカバーは、容易に確実に溶接する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動弁の一実施形態の縦断面図。
【図2】図1の回り止め部材の斜視図。
【図3】回り止め部材の他の実施形態の斜視図。
【図4】(a)は回り止め部材の第1の固定構造を示す
固定前と固定後の要部断面図、(b)は回り止め部材の
第2の固定構造を示す固定前と固定後の要部断面図、
(c)は回り止め部材の第3の固定構造を示す固定前と
固定後の要部断面図。
【図5】(a)はカバーの断面図、(b)カバーの正面
図、(c)はカバーの底面図、(d)はエッジ部の拡大
断面図。
【図6】従来の電動弁の縦断面図。
【符号の説明】
10 電動弁 20 弁本体 20a、20b 流体入出管 21 弁室 22 弁座 23 弁体 30 ロータ 40 キャン 50 ステータ 50a 嵌合穴 50b 突部 50c、50d 穴部 54 リード端子 56 コネクタ 57 カバー 57e エッジ部 57f 平坦部 59、65 回り止め部材 60a、66a 取付け孔 61、67 2つの腕部 70 止め部材 70a 凹凸部 70b 鍔部 71 止めねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大内 共存 東京都世田谷区等々力7丁目17番24号 株 式会社不二工機内 (72)発明者 原田 貴雄 東京都世田谷区等々力7丁目17番24号 株 式会社不二工機内 Fターム(参考) 3H062 AA02 BB30 BB31 CC02 DD01 FF41 GG01 HH04 HH08 HH09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁室内の弁座に接離する弁体により流体
    の通過流量を調整する弁本体と、該弁本体に固着され前
    記弁体を接離させるロータを内蔵するキャンと、該キャ
    ンに外嵌され前記ロータを回転駆動するステータとを備
    えた電動弁において、 弁本体は、流体入出管を有すると共に、前記ステータ
    は、前記キャンに嵌合する嵌合穴を有し、前記ステータ
    の下部には、水平方向に延出する前記流体入出管に係合
    する2つの腕部を有する回り止め部材が固定されている
    ことを特徴とする電動弁。
  2. 【請求項2】 前記回り止め部材には、取付け孔が穿設
    され、前記ステータの下部には、前記取付け孔に挿入さ
    れる突部が突設され、前記取付け孔に突部を挿入してか
    ら該突部を押し潰して、前記ステータに前記回り止め部
    材を固定することを特徴とする請求項1に記載の電動
    弁。
  3. 【請求項3】 前記ステータには前記取付け孔に対応し
    て穴部が形成され、該穴部に外周に凹凸部を形成した鍔
    部付き止め部材を埋め込み、該鍔部付き止め部材により
    前記ステータに前記回り止め部材を固定することを特徴
    とする請求項1に記載の電動弁。
  4. 【請求項4】 前記ステータには前記取付け孔に対応し
    て穴部が形成され、該穴部に止めねじを挿入して前記回
    り止め部材を固定することを特徴とする請求項1に記載
    の電動弁。
  5. 【請求項5】 前記止めねじはセルフタッピングねじで
    あることを特徴とする請求項4に記載の電動弁。
  6. 【請求項6】 前記ステータには、リード端子が配設さ
    れ、該リード端子に接続されるコネクタを覆うカバーに
    は平坦部が形成され、前記平坦部を押圧して前記カバー
    を前記ステータに溶着することを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか一項に記載の電動弁。
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