JP2000345976A - スクロール型圧縮機の弁構造 - Google Patents

スクロール型圧縮機の弁構造

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JP2000345976A
JP2000345976A JP11155707A JP15570799A JP2000345976A JP 2000345976 A JP2000345976 A JP 2000345976A JP 11155707 A JP11155707 A JP 11155707A JP 15570799 A JP15570799 A JP 15570799A JP 2000345976 A JP2000345976 A JP 2000345976A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液圧縮時におけるスクロール部材の破損の防
止が可能で、しかも、各リリーフ弁及び吐出弁の組み付
け性の向上及びコンパクト化が可能なスクロール型圧縮
機の弁構造を提供する。 【解決手段】 固定スクロール部材9の板体には、固定
スクロール部材と可動スクロール部材10とのかみ合い
によって形成される複数の圧縮室18と、吐出室との間
を連通する少なくとも4個のリリーフ穴9c,9d,9
e、及び、少なくとも1個の吐出穴15が設けられる。
各リリーフ穴及び吐出穴の吐出室側出口に、吐出室から
各圧縮室への流体の逆流を防止する少なくとも1個の弁
が設けられる。各リリーフ穴又は吐出穴の少なくとも一
方は、各圧縮室と常に連通するように配置され、各圧縮
室に閉じ込められた液体を圧縮することなく排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール型圧縮
機に関し、特にそのリリーフ弁及び吐出弁構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】まず、実用新案登録第2577125号
公報に記載された従来の第1のスクロール型圧縮機の技
術について図6を参照して説明する。
【0003】可動スクロール部材51及び固定スクロー
ル部材52は、同一形状の渦巻壁51a,52aをそれ
ぞれ有し、渦巻壁51a,52aの形状は、周知のよう
にインボリュート又は円弧等を組み合わせたものであ
る。固定スクロール部材52は、空間に対して静止して
おり、可動スクロール部材51は、固定スクロール部材
52と図6のようにかみ合わされて、その姿勢を空間に
対して変化させない回転運動即ち公転運動を所定の公転
半径で行ない、図6(a)の0°、(b)の90°、
(c)の180°、(d)の270°、(a)の360
°(即ち0°)のように運動する。可動スクロール部材
51の運動に伴って、固定スクロール部材52と可動ス
クロール部材51との間に形成される三日月状の圧縮室
C(C1 ,C2 ,C3 )は、順次その容積を減小し、圧
縮室Cに取り込まれたガスは、圧縮されて吐出穴52b
から吐出される。
【0004】リリーフ手段を構成する一対のリリーフ穴
53は、吐出穴52bと連通する半径方向最内方圧縮室
1 (図6(b))及び半径方向外方の終端から360
°の間の渦巻壁51a,52aによって形成される圧縮
室C3 (図6(a))を除いた中間部の圧縮室C2 と、
吐出空間とが連通する位置において固定スクロール部材
52の台板に設けられ、各リリーフ穴53は、所定圧で
開くリリーフ弁(図示せず)によって閉鎖されている。
【0005】このスクロール型圧縮機では、図6(a)
〜(d)に斜線で示された圧縮室Cは、可動スクロール
部材51の公転角が90°、180°、270°と進む
につれて、その容積が減小し、圧縮室C内の圧力が上昇
する。通常圧縮(ガス圧縮)では、リリーフ手段は作動
せず、圧縮室Cに取り込まれた流体は圧縮され、高圧流
体として吐出穴52bから吐出される。
【0006】しかし、圧縮室C内に液が入り、液圧縮が
起きた場合には、圧縮室C内の圧力が異常に上昇する。
この場合、その圧縮室C内の圧力が各リリーフ穴53に
かかった状態となる。したがって、圧縮室C内の圧力が
予め設定した各リリーフ穴53の作動圧力よりも高くな
ると、リリーフ弁が開き、高圧流体は各リリーフ穴53
を通って吐出空間へ流出する。
【0007】次に、特開昭61−252887号公報に
記載された従来の第2のスクロール型圧縮機の技術につ
いて説明する。
【0008】この公報には、圧縮室と吐出室とを連通す
る4つの流体通孔を固定スクロール部材に設けるととも
に、各流体通孔を開閉する各リリーフ弁を吐出室側に設
けたスクロール型圧縮機が、記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に冷凍空気調和に
使用されるスクロール型圧縮機では、その使用条件であ
る吸入圧と吐出圧との比に対応するため、渦巻壁の巻数
は2.5巻(900°)以上必要である。しかし、前記
従来の第1の技術では、一対のリリーフ穴を設けるのみ
なので、特定の位相(図6(a)と(b)と(c))に
おいてはリリーフ穴が圧縮室と連通しない状態になる。
このとき、液体を圧縮すると、スクロール部材の材料と
して通常採用されている鉄又はアルミニウム等の強度を
はるかに越える荷重が生じるので、スクロール部材は破
損する。
【0010】前記従来の第2の技術には、次の欠点があ
る。
【0011】1.4つのリリーフ弁の配置が不規則なた
め、リリーフ弁同士の干渉(コンパクト化を図るレイア
ウトのために、2枚の弁を重ねることによって生じる相
互の動作の妨害)が生じ、4つのリリーフ弁全体のコン
パクト化に支障がある。
【0012】2.4つのリリーフ弁を個別に固定するこ
とは、組み付け性に支障がある。
【0013】3.固定スクロール部材の渦巻壁の1巻毎
に1つのリリーフ穴を設けた場合、複数のリリーフ穴が
設けられていても、可動スクロール部材の公転運動の特
定の位相では、ほぼ同時期に全てのリリーフ穴が閉じる
ので、衝撃的な圧力上昇が生じる。
【0014】そこで、本発明は、前記従来の両技術の欠
点を改良し、液圧縮時におけるスクロール部材の破損を
防止することができ、また、リリーフ弁及び吐出弁の組
み付け性の向上及びコンパクト化を行うことができるス
クロール型圧縮機のリリーフ弁及び吐出弁構造を提供し
ようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の手段を採用する。
【0016】1.フロントハウジングとケーシングから
外殻が構成され、前記外殻内に渦巻壁及び板体を有する
固定スクロール部材と、渦巻壁及び板体を有する可動ス
クロール部材が収容され、前記固定スクロール部材と前
記可動スクロール部材のかみ合いによって複数の圧縮室
が形成され、前記固定スクロール部材の板体と前記外殻
の間に吐出室が形成されるスクロール型圧縮機におい
て、前記固定スクロール部材の板体には、前記各圧縮室
と前記吐出室の間を連通する4個以上のリリーフ穴及び
1個以上の吐出穴が設けられ、前記各リリーフ穴又は前
記各吐出穴の少なくとも一方は前記各圧縮室と常に連通
するように配置され、前記各リリーフ穴及び前記各吐出
穴の前記吐出室側出口に前記吐出室から前記各圧縮室へ
の流体の逆流を防止する1個以上の弁が設けられている
スクロール型圧縮機の弁構造。
【0017】2.前記弁は複数の弾性変形可能な板状の
リリーフ弁と1個以上の吐出弁から構成され、前記各リ
リーフ弁及び前記各吐出弁の配置上、前記各リリーフ穴
のうち穴径が小さい前記リリーフ穴を開閉する前記リリ
ーフ弁のばね係数は、前記穴径が大きい前記リリーフ穴
を開閉する前記リリーフ弁のばね係数よりも小さい前記
1記載のスクロール型圧縮機の弁構造。
【0018】3.前記弁は複数の弾性変形可能な板状の
リリーフ弁と1個以上の吐出弁から構成され、前記各リ
リーフ弁のうち少なくとも1個が前記各リリーフ穴のう
ち近接する2つの穴を開閉する前記1記載のスクロール
型圧縮機の弁構造。
【0019】4.前記弁は複数の弾性変形可能な板状の
リリーフ弁と1個以上の吐出弁から構成され、前記各リ
リーフ弁と前記各吐出弁は一体に形成され、開閉部を有
する前記各リリーフ弁と開閉部を有する前記各吐出弁と
を合わせた範囲を覆うバルブリテーナが設けられた前記
1記載のスクロール型圧縮機の弁構造。
【0020】5.前記各リリーフ弁と前記各吐出弁が互
いに平行に配置された前記4記載のスクロール型圧縮機
の弁構造。
【0021】6.前記弁は4個の弾性変形可能な板状の
リリーフ弁と1個の吐出弁から構成され、前記吐出弁
と、前記吐出弁の開閉部からそれぞれ離れて設けられる
前記4個のリリーフ弁のうち2個とは一体に形成され、
前記吐出弁の前記開閉部と前記2個のリリーフ弁に挟ま
れた各範囲にそれぞれ別体の前記4個のうちの残余のリ
リーフ弁が設けられた前記1記載のスクロール型圧縮機
の弁構造。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の6つの実施の形態例のス
クロール型圧縮機のリリーフ弁及び吐出弁構造について
図1〜図5を参照して説明する。
【0023】まず、スクロール型圧縮機の全体について
図1を参照して説明する。スクロール型圧縮機は、駆動
軸3の方向の一端側が開放され、他端側が閉塞されてい
るケーシング1を有する。ケーシング1の一端側には、
駆動軸3の支持部となるフロントハウジング2がねじ
(図示せず)によって固定されている。フロントハウジ
ング2の中央部に形成された貫通孔には、駆動軸3が挿
通している。駆動軸3は、フロントハウジング2の一端
側の内部にボールベアリング4を介して回転可能に支持
されている。フロントハウジング2の一端側の外部に
は、ボールベアリング5を介してプーリ6が取り付けら
れている。プーリ6の内部には、電磁クラッチ7が装着
され、プーリ6の回転は、回転伝達板8を介して駆動軸
3に伝達される。
【0024】ケーシング1とフロントハウジング2とに
よって封止された空間には、固定スクロール部材9と可
動スクロール部材10とから構成される圧縮機本体が配
置されている。固定スクロール部材9は、ケーシング1
の内部に収容され、かつ、ねじ(図示せず)によってケ
ーシング1に固定され、ケーシング1の他端側(閉塞端
部)と協働して吐出室12を構成する第1の板体13及
び第1の板体13の一面に形成された第1の渦巻壁14
を有する。第1の板体13の中央部には、吐出穴15が
形成されている。
【0025】可動スクロール部材10は、第2の板体1
6及び第2の板体16の一面に形成された第2の渦巻壁
17を有する。第1の渦巻壁14と第2の渦巻壁17と
は、かみ合い、第1の板体13、第1の渦巻壁14、第
2の板体16及び第2の渦巻壁17から圧縮室18が構
成される。可動スクロール部材10は、周知のように駆
動軸3に偏心して取り付けられ、かつ、ケーシング1の
内部に自転阻止機構11によって自転することなく円軌
道運動(公転運動)を行うことができるように配置され
ている。
【0026】フロントハウジング2の上部には、気体状
態の冷媒、即ち、冷媒ガスを吸入ガスとして吸入するた
めの吸入ポート19が形成されている。吸入ポート19
は、駆動軸3の付近にまでのびている。
【0027】一方、ケーシング1の上壁部には、冷媒ガ
スを吐出するための吐出ポート20が形成されている。
吐出ポート20は、ケーシング1の一端側(開放端部)
の付近に形成され、吐出室12に連通する。
【0028】更に、スクロール型圧縮機は、駆動軸3の
回りをシールする軸シール部21と、フロントハウジン
グ2と可動スクロール部材10との間に配置され、か
つ、固定スクロール部材9に数本のボルト22によって
固定されたメインハウジング23とを有する。
【0029】メインハウジング23には、吸入ガスを圧
縮室18に導く吸入ガス通路24が設けられている。ま
た、フロントハウジング2には、吸入ポート19を吸入
ガス通路24に連通させる第1の連通孔25と、吸入ポ
ート19を軸シール部21に連通させる第2の連通孔2
6とが設けられている。
【0030】したがって、運転時には、吸入ガスは、第
1の連通孔25と吸入ガス通路24を通って圧縮室18
に供給されると共に、第2の連通孔26を通って軸シー
ル部21にも供給される。したがって、軸シール部21
は、冷却されることによって温度上昇を防止される。
【0031】スクロール型圧縮機は、ケーシング1の内
側空間を圧縮室18から吐出された高圧ガスの通路とし
て使用する。ケーシング1の内側空間は、メインハウジ
ング23によって、圧縮室18から吐出された高圧ガス
の通路となる高圧室27と、運転時に高圧室27の圧力
と軸シール部21の圧力との中間の圧力になる中間圧室
28とに分けられる。中間圧室28は、駆動軸3のスラ
ストを受ける耐摩耗材29を介して軸シール部21に隣
接している。
【0032】メインハウジング23は、高圧室27と中
間圧室28とを連通させる潤滑油通路30と、潤滑油通
路30の流通を制御する制御弁31とを備えている。高
圧室27に収容された潤滑油は、運転時には、必要に応
じて中間圧室28を介して耐摩耗材29の付近を通って
軸シール部21へ減圧を伴って漏出する。
【0033】可動スクロール部材10が、駆動軸3の回
転によって円軌道運動(公転運動)を行うと、冷媒ガス
が吸入ポート19を通って吸入される。吸入された冷媒
ガスは、第1の連通孔25と吸入ガス通路24とを通過
して固定スクロール部材9と可動スクロール部材10と
の間に構成される圧縮室18に流入し、ここで圧縮され
る。圧縮された冷媒ガスは、吐出孔15から吐出室12
に吐出される。更に、吐出室12の高圧ガスは、固定ス
クロール部材9の第1の板体13の周囲に設けられた凹
所(図示せず)と高圧室27を通過して吐出ポート20
から吐出される。
【0034】また、固定スクロール部材9の第1の板体
13には、吐出口15の出口付近にバッフル36が固定
されている。
【0035】次に、6つの実施の形態例のスクロール型
圧縮機のリリーフ弁及び吐出弁構造について図2〜図5
を参照して順次説明する。
【0036】(第1実施の形態例)図2を参照して説明
する。図1における線A−Aによる断面図を示す図2に
おいて、固定スクロール部材9の渦巻壁外方終端9bよ
り(360−α)°内方で固定スクロール部材9の渦巻
壁9aに接する位置に第1のリリーフ穴9cを設け、第
1のリリーフ穴9cより更に(360−β)°内方で固
定スクロール部材9の渦巻壁9aに接する位置に第2の
リリーフ穴9dを設ける。可動スクロール部材10の渦
巻壁外方終端10bより(360−α)°内方で固定ス
クロール部材9の渦巻壁9aに接する位置に第1のリリ
ーフ穴9cを設け、第1のリリーフ穴9cより更に(3
60−β)°内方で固定スクロール部材9の渦巻壁9a
に接する位置に第2のリリーフ穴9dを設ける。前述し
た合計4箇所のリリーフ穴と、固定スクロール部材9の
中心部に開けられた吐出孔15とによって、各圧縮室1
8に閉じ込められた液体を圧縮することなく排出する。
なお、α,βについては、α>0,β>0であれば、α
≠β又はα=βのいずれでも可である。吐出室12から
圧縮室18への冷媒ガスの逆流を防止するために、図4
に示される弾性変形可能な板状のリリーフ弁32が前記
4箇所のリリーフ穴の吐出室12側の出口に設けられ、
また、吐出室12から各圧縮室18への冷媒ガスの逆流
を防止するために、弾性変形可能な板状の吐出弁33が
吐出孔15の吐出室12側の出口に設けられる。
【0037】本発明においては、リリーフ穴は4個以上
であることが好適であることは、実験上も理論上も確認
されている。また、吐出穴は、通常1個であるが、複数
個設けることもできる。
【0038】本実施の形態例のように、固定及び可動各
スクロール部材9,10の渦巻壁外方終端9b,10b
より(360−α)°又は(360−β)°の位置に第
1及び第2の各リリーフ穴9c,9dを設けると、可動
スクロール部材10の渦巻壁10aによって覆われる第
1及び第2の各リリーフ穴9c,9dの面積が減少す
る。したがって、各リリーフ弁32が開いたとき、第1
及び第2の各リリーフ穴9c,9dの実質上の開口面積
を大きく確保することができる。この結果、液圧縮に起
因する過大な圧力が発生する前に、冷凍機油等の液体を
各圧縮室18より排出することができる。
【0039】(第2実施の形態例)図3〜図5を参照し
て説明する。第1実施の形態例の4個のリリーフ穴9
c,9dのうち、各リリーフ弁32及び吐出弁33の配
置上、穴径を小さくせざるを得ない箇所9dは、他の箇
所と対比して各リリーフ弁32を開放するための力が小
さくて済むように、各リリーフ弁32のばね係数を減小
する。したがって、各リリーフ弁32の開き遅れが改善
されるから、液の圧縮時の流量を確保することができる
ので、圧縮機内の圧力の異常上昇が避けられる。
【0040】(第3実施の形態例)図2〜図5を参照し
て説明する。5つのリリーフ穴9c,9d,9eのう
ち、近接する2つのリリーフ穴9c,9eを塞ぐ逆止弁
を、1枚の弾性変形可能な板状のリリーフ弁32によっ
て構成する。可動スクロール部材10の公転運動におけ
る特定位相で、渦巻の外方及び内方の双方のリリーフ穴
9c,9d,9eが、ほぼ同時期に可動スクロール部材
10の渦巻壁10aによって塞がれてしまう場合でも、
外方又は内方のリリーフ穴9c,9d,9eは、十分な
開口面積を有するから、十分な液抜けが可能となるの
で、過大な圧力の発生が避けられる。
【0041】(第4実施の形態例)図4と図5を参照し
て説明する。第1及び第2各実施の形態例の吐出弁33
と複数のリリーフ弁32とを一体に構成し、開閉部33
aを有する吐出弁33と各開閉部32aを有する複数の
リリーフ弁32とを合わせた範囲を覆うバルブリテーナ
34を設ける。したがって、一般に吐出弁と複数のリリ
ーフ弁を使用する場合と対比して、本発明では、1個の
バルブリテーナ34を一体に構成された吐出弁33及び
複数のリリーフ弁32に重ね、ボルト35によって図3
(b)に示される固定スクロール部材9の弁固定用ボル
ト穴9fに固定するので、弁の組み付け作業性を向上す
ることができる。
【0042】(第5実施の形態例)図4と図5を参照し
て説明する。第4実施の形態例における吐出弁33と複
数のリリーフ弁32とを互いに平行に配置し、かつ、一
体に構成し、開閉部33aを有する吐出弁33と各開閉
部32aを有する複数のリリーフ弁32とを合わせた範
囲を覆うバルブリテーナ34を設ける。したがって、弁
をコンパクトに構成することができる。
【0043】(第6実施の形態例)図3と図4を参照し
て説明する。第3実施の形態例における吐出弁33と、
この吐出弁33の開閉部33aからそれぞれ離れて設け
られる左右各1つのリリーフ弁32とを一体に形成し、
前記開閉部33aと前記各リリーフ弁32とに挟まれた
範囲に、それぞれ別体のリリーフ弁32を設ける。前記
一体の弁と前記別体の各リリーフ弁は、それぞれボルト
によって固定スクロール部材9に固定される。このよう
に構成することで、吐出弁33の開閉部33aと各リリ
ーフ弁32の開閉部32aとが隣接しても、各部品のプ
レス成形は可能であり、しかも、一体の弁を別体の各リ
リーフ弁の固定用位置決め治具として使用することがで
きるため、組立性が良好となる。更に、吐出弁と各リリ
ーフ弁とが隣接することができるので、弁全体のコンパ
クト化が可能となる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次の効果を奏することができる。
【0045】1.液圧縮時、特に渦巻壁によって区画形
成される圧縮室内が満液となるような異常な状況でのス
クロール型圧縮機の耐久性を確保することができる。
【0046】2.吐出弁及び各リリーフ弁を装着するス
クロール型圧縮機の組み付け性が向上し、また、コンパ
クト化を図ることができる。
【0047】3.プレス成形性の制約にしばられない吐
出弁と各リリーフ弁との複合弁を構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施の形態例のスクロール型圧縮機
のリリーフ弁及び吐出弁構造が使用されたスクロール型
圧縮機の駆動軸方向の断面図である。
【図2】図1における線A−Aによる断面図である。
【図3】本発明の各実施の形態例が使用されたスクロー
ル型圧縮機における固定スクロール部材を示し、(a)
は正面図、(b)は背面図である。
【図4】本発明の第2〜6各実施の形態例における各リ
リーフ弁及び吐出弁の背面図である。
【図5】図1における線B−Bによる断面図である。
【図6】従来の第1の技術のスクロール型圧縮機におけ
る圧縮動作の原理説明図であり、順次(a)〜(d)に
示す。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 フロントハウジング 3 駆動軸 4 ボールベアリング 5 ボールベアリング 6 プーリ 7 電磁クラッチ 8 回転伝達板 9 固定スクロール部材 9a 渦巻壁 9b 渦巻壁外方終端 9c リリーフ穴 9d リリーフ穴 9e リリーフ穴 9f 弁固定用ボルト穴 10 可動スクロール部材 10a 渦巻壁 10b 渦巻壁外方終端 11 自転阻止機構 12 吐出室 13 第1の板体 14 第1の渦巻壁 15 吐出穴 16 第2の板体 17 第2の渦巻壁 18 圧縮室 19 吸入ポート 20 吐出ポート 21 軸シール部 22 ボルト 23 メインハウジング 24 吸入ガス通路 25 第1の連通孔 26 第2の連通孔 27 高圧室 28 中間圧室 29 耐摩耗材 30 潤滑油通路 31 制御弁 32 リリーフ弁 32a 開閉部 33 吐出弁 33a 開閉部 34 バルブリテーナ 35 ボルト 36 バッフル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントハウジングとケーシングから外
    殻が構成され、前記外殻内に渦巻壁及び板体を有する固
    定スクロール部材と、渦巻壁及び板体を有する可動スク
    ロール部材が収容され、前記固定スクロール部材と前記
    可動スクロール部材のかみ合いによって複数の圧縮室が
    形成され、前記固定スクロール部材の板体と前記外殻の
    間に吐出室が形成されるスクロール型圧縮機において、
    前記固定スクロール部材の板体には、前記各圧縮室と前
    記吐出室の間を連通する4個以上のリリーフ穴及び1個
    以上の吐出穴が設けられ、前記各リリーフ穴又は前記各
    吐出穴の少なくとも一方は前記各圧縮室と常に連通する
    ように配置され、前記各リリーフ穴及び前記各吐出穴の
    前記吐出室側出口に前記吐出室から前記各圧縮室への流
    体の逆流を防止する1個以上の弁が設けられていること
    を特徴とするスクロール型圧縮機の弁構造。
  2. 【請求項2】 前記弁は複数の弾性変形可能な板状のリ
    リーフ弁と1個以上の吐出弁から構成され、前記各リリ
    ーフ弁及び前記各吐出弁の配置上、前記各リリーフ穴の
    うち穴径が小さい前記リリーフ穴を開閉する前記リリー
    フ弁のばね係数は、前記穴径が大きい前記リリーフ穴を
    開閉する前記リリーフ弁のばね係数よりも小さいことを
    特徴とする請求項1記載のスクロール型圧縮機の弁構
    造。
  3. 【請求項3】 前記弁は複数の弾性変形可能な板状のリ
    リーフ弁と1個以上の吐出弁から構成され、前記各リリ
    ーフ弁のうち少なくとも1個が前記各リリーフ穴のうち
    近接する2つの穴を開閉することを特徴とする請求項1
    記載のスクロール型圧縮機の弁構造。
  4. 【請求項4】 前記弁は複数の弾性変形可能な板状のリ
    リーフ弁と1個以上の吐出弁から構成され、前記各リリ
    ーフ弁と前記各吐出弁は一体に形成され、開閉部を有す
    る前記各リリーフ弁と開閉部を有する前記各吐出弁とを
    合わせた範囲を覆うバルブリテーナが設けられたことを
    特徴とする請求項1記載のスクロール型圧縮機の弁構
    造。
  5. 【請求項5】 前記各リリーフ弁と前記各吐出弁が互い
    に平行に配置されたことを特徴とする請求項4記載のス
    クロール型圧縮機の弁構造。
  6. 【請求項6】 前記弁は4個の弾性変形可能な板状のリ
    リーフ弁と1個の吐出弁から構成され、前記吐出弁と、
    前記吐出弁の開閉部からそれぞれ離れて設けられる前記
    4個のリリーフ弁のうち2個とは一体に形成され、前記
    吐出弁の前記開閉部と前記2個のリリーフ弁に挟まれた
    各範囲にそれぞれ別体の前記4個のうちの残余のリリー
    フ弁が設けられたことを特徴とする請求項1記載のスク
    ロール型圧縮機の弁構造。
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