JP2000345970A - 一軸偏心ねじポンプ - Google Patents

一軸偏心ねじポンプ

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JP2000345970A
JP2000345970A JP11192899A JP19289999A JP2000345970A JP 2000345970 A JP2000345970 A JP 2000345970A JP 11192899 A JP11192899 A JP 11192899A JP 19289999 A JP19289999 A JP 19289999A JP 2000345970 A JP2000345970 A JP 2000345970A
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rotor
inner shaft
shaft
screw pump
pump
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Sumio Ono
純夫 小野
Natsushiro Kino
夏四郎 嬉野
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Heishin Ltd
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Heishin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単になって小型軽量化が容易に図ら
れ、製造コストも安くできる一軸偏心ねじポンプを提供
する。 【解決手段】 ステータ11は、ロータ10の2倍のピ
ッチからなる横断面長円形の雌ねじ孔11aが螺旋状に
形成され、この雌ねじ孔11a内に、横断面円形の雄ね
じ形ロータ10が回動自在にかつ上下運動可能に嵌挿さ
れている。ロータ10の一端部(ポンプハウジング8
側)にはボス10aが一体に形成され、フレキシブルワ
イヤの主要部を構成するインナーシャフト9の両端部が
それぞれ一端を開口した円筒状接続金具7のボス7a内
に嵌挿され、カシメて止着されている。一方の接続金具
7の基部7bは、ロータ10の一端のボス10a内に嵌
挿されてカップリングピン5で一体回転可能に連結され
ている。また他方の接続金具7の基部7bは、駆動軸2
の中心孔2aに嵌挿され、直交するカップリングピン5
で一体回転可能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液状の薬品、固
形物含有液、スラリー、高粘度液などの低粘度液から高
粘度液に至るまでの各種移送物を移送するための一軸偏
心ねじポンプに関し、詳しくは、回転駆動系にフレキシ
ブルワイヤを用いた一軸偏心ねじポンプに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図16に示すように、上記した一般的な
一軸偏心ねじポンプ31では、周知のようにポンプハウ
ジング32の一端に備えた駆動装置の駆動軸33に金属
製のコネクチングロッド34を介して連結した雄ねじ形
ロータ35を、雌ねじ形ステータ36内に回動自在に嵌
挿して偏心回転させることにより移送物を移送する構造
からなっている。一方、駆動装置(通常、電動モータ)
の駆動軸33は軸受37で支承された状態で駆動装置の
中心軸を中心にして回転するから、偏心回転するロータ
35との間でその偏心量を吸収しなければならない。そ
こで一般的には、次のような方法が使用されている。す
なわち、 図10に示すように、金属製コネクチングロッド5
6の両端部にそれぞれユニバーサルジョイント57を介
在させることにより、偏心量を吸収する。
【0003】 図16に示すように、金属製コネクチ
ングロッド34の両端部に、その中心軸部から外方に向
けてテーパー状に拡径する貫通孔34aを設け、ピン3
4bによりロータ35および駆動軸33と連結し、ピン
34bの周囲を止めリング34cにより被着して一定の
範囲で全方向に相互に屈曲自在に連結する。
【0004】なお、先行技術に特開昭60−14207
7号公報および特公昭59−4558号公報に記載の発
明がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記に示した1および
2の場合には、ジョイント部が半径方向に突出し、特に
ロータ側のジョイント部の外径が大きくなると移送物の
流れを阻害することから、流路面積を確保するためにポ
ンプハウジング32の内径を大きくしなければならな
い。
【0006】上記公報のうち前者は構造が極めて複雑
で、製造コストが非常に高い。また、後者はコネクチン
グロッドの両端に一種の自在継手を用いているから、上
記した従来技術と同様の問題点がある。
【0007】ところで、上記に従来の一軸偏心ねじポン
プについて全般的な問題点に触れたが、各タイプの一軸
偏心ねじポンプについて、構造と問題点につき具体的に
以下に説明する。
【0008】図10に示すポンプ61は、ロータ52と
モータ53(図11参照)の減速機54(図11参照)
の駆動軸55との間を、両端部にユニバーサルジョイン
ト57を介装したコネクチングロッド(中間軸)56で
接続している。これは周知のようにロータ52の偏心量
を吸収するためである。この場合、次のような問題点が
ある。すなわち、ユニバーサルジョイント57内のピ
ン部の潤滑が必要で、ユニバーサルジョイント57部分
が構造が複雑になって大型化し、ポンプハウジング50
内で回転する際に、移送物の流れを阻害する。ユニバ
ーサルジョイント57の潤滑用グリースや油等を使用す
る場合に、移送物の種類(特に食品関係)によっては適
用できない。ユニバーサルジョイント57をゴム等で
覆う方法があるが、この場合には圧力が上昇すると、破
れるおそれがある。特にユニバーサルジョイント57
部分の組み立て・分解が困難で作業に時間がかかる。
ロータ52と減速機54(図12参照)の駆動軸55と
の間の距離が長くなる。
【0009】図11に示すポンプ62は、図10のポン
プ61と同種のポンプにおいてステータ51先端の吸込
口51aに、吸込配管59を接続するとともに、ポンプ
ハウジング50の吐出口50aに吐出配管60を接続
し、吸込配管59をタンクT内に挿入してタンクT内の
液を吸い出す構造からなる。このため、次のような問題
点がある。すなわち、吸込ヘッドがあるため、高粘度
液は吸込不可能である。起動時に液がステータ51内
に来ないおそれがあり、ロータ52が空転して弾性体か
らなるステータ51が焼けて破損するおそれがある。
メタノール等の揮発性液を吸込む場合に、屋内が防爆域
になるので、モータ53を防爆仕様にする必要がある。
【0010】図12に示すポンプ63は、立形吸込ポン
プで基本構造は、減速機54を省いてコネクチングロッ
ド56の一端のユニバーサルジョイント57とモータ5
3の駆動軸53aとの間に延長用駆動軸55aを介設し
た点を除き、上記各ポンプに共通している。このポンプ
は、主に液をドラム缶(図示せず)等から吸い出す用途
に使用される。このポンプでは、次のような問題点があ
る。すなわち、ドラム缶等の設置場所まで、ポンプ全
体を持ち込む必要があるが、ポンプが重くて持ち運びが
困難である。モータ53の電源ケーブル53b(図1
4参照)および吐出側配管50b(図14参照)も、ポ
ンプ63とともに移動しなければならず、作業性が悪
い。ポンプハウジング50の外径が大きいため、ドラ
ム缶の口(一般に口径55mm前後)から挿入できない
ことがある。豆等の食品のうち特に煮物を吸い出して
搬送する場合は、蒸気がモータ53内に侵入するうえ
に、蒸気で加熱されるので、ポンプ63が熱くなり手で
持てなくなる。ポンプ63の全長がかなり長いため
に、取り扱いが不便で、容器等にセットするのが難し
く、天井の低い室内では使用ができないこともある。
【0011】図13に示すポンプ64は、井戸水等の地
下の深い位置に溜っている液体を汲み上げるためのポン
プで、定寸のサッカーロッド71およびチューブ72
を、それぞれスクリューリング71a・72aを介して
ねじ締めにより継ぎ足して下端部に設けられたロータ5
2(ステータ51)部を井戸等に挿入し、地上に配置し
たモータ53・減速機54からの回転駆動力はサッカー
ロッド71を介してロータ52を回転し、汲み上げ構造
からなる。この場合、次のような問題点がある。すなわ
ち、汲み上げる液体の存在する深さが深くなればなる
ほど、継ぎ足すサッカーロッド71やチューブ72の本
数が増えるので、作業に時間がかかり、作業効率が低
い。深さが深くなると、サッカーロッド71の回転振
れ止めが必要になり構造がさらに複雑になる。
【0012】図14に示すポンプ65は、直交座標(x
−y)ロボット70の可動部にブラケット73を介して
ポンプ65を取り付け、直交する方向に移動することに
より、接着剤等を塗布する、ディスペンサータイプのポ
ンプである。ポンプ65の構造は図11のポンプ61と
基本的に共通している。この場合、次のような問題点が
ある。すなわち、ポンプ65がモータ53・減速機5
4を備えており重量が非常に重いことから、小型のロボ
ットに搭載しにくく、また高速での移動に支障を来すお
それがある。モータ53の配線53bおよび吸込配管
50bがポンプ65とともに移動する。
【0013】図15に示すポンプ66は、図14の接着
剤等を塗布するディスペンサータイプのポンプ65と同
種のポンプで、ポンプハウジング50とステータ51と
を剛性の高い金属製配管75により一体的に連結し、複
数のポンプ66を相互に接近させて配置して使用され
る。このポンプ66の場合には、配管75が可撓性を具
備せず、しかもモータ53および減速機54が嵩ばって
いるために、吐出口51aのピッチpを所定距離以上に
狭めることが困難である。
【0014】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、上記した各問題点を解決することができ、しかも構
造が簡単になって小型軽量化が容易に図られ、製造コス
トも安くできる一軸偏心ねじポンプを提供することを目
的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る一軸偏心ねじポンプは、雄ねじ形ロー
タを、雌ねじ形ステータ内に回動自在に嵌挿して偏心回
転させることにより、移送物を移送する一軸偏心ねじポ
ンプにおいて、回転駆動源からの回転力を前記ロータへ
伝達する回転駆動系にフレキシブルワイヤを用いてい
る。
【0016】上記フレキシブルワイヤ9はフレキシブル
シャフト若しくは可撓性ワイヤと呼ばれ、一般的には、
図4(b)に示すようにインナーシャフト(インナーワ
イヤ)9A、アウターチューブ(ケーシング)9Bおよ
び軸端部(接続金具)9Cから構成されている。本発明
においては、インナーシャフト9Aが特に重要であり、
インナーシャフト9Aだけで使用される場合がある。イ
ンナーシャフト9Aは、図4(a)に示すように、軸芯
を構成する1本のワイヤ91上に数層のワイヤ92〜9
4を巻き付けて製作され、それぞれの層は数本のワイヤ
で構成され、一層ごとに短ピッチで逆方向に巻き付けて
ある。また最外層のワイヤ94の巻き付け方向によって
右回転用と左回転用とがある。
【0017】本発明はフレキシブルワイヤ9、特にイン
ナーシャフト9Aが回転力を伝達しかつ優れた可撓性を
具備することから、この性状を利用して、回転駆動源か
ら偏心回転するロータへの回転を伝達しようとするもの
であり、この結果、例えばモータとロータ間が大きく離
れている場合にもモータの回転力をロータへ確実に伝達
できたり、ロータの偏心回転運動がインナーシャフト9
Aの屈曲変形で吸収されたりする。
【0018】請求項2に記載のように、前記フレキシブ
ルワイヤにおける可撓性駆動軸としてのインナーシャフ
トを前記回転駆動源の回転軸と前記ロータ間に介設し、
前記ロータの偏心回転をインナーシャフトの屈曲変形に
より吸収するように構成することができる。
【0019】請求項2記載のねじポンプによれば、図1
に示すように、従来の一般的な一軸偏心ねじポンプ(例
えば、図10参照)においてユニバーサルジョイント5
7を介在させたコネクチングロッド56に代えてインナ
ーシャフト9Aを使用したことにより、ユニバーサルジ
ョイント内の潤滑が不要になった。またユニバーサルジ
ョイントをカバーで覆う場合のカバーを破損するという
問題も解消された。さらにユニバーサルジョイントの突
出部分がなくなったので、ポンプハウジング内における
移送液の流れがスムーズに行われるようになって搬送能
力がアップし、また構造上も簡略化され、組立・分解が
容易になり、軽量小型化が図られた。インナーシャフト
はロータの一端と回転軸の一端とに筒状の取付金具を介
して、例えばピン止めにより固定され、取付金具に対し
てはインナーシャフトの端部を挿入してカシメることで
固着される。そして、インナーシャフトの長さはロータ
の一端と回転軸の一端との直線距離よりわずかに長く形
成され、インナーシャフトが撓むような状態で接続され
る。インナーシャフトは回転駆動軸の回転力をロータへ
伝達すると同時に、ロータと回転駆動軸との半径方向の
偏心量e(図1参照)をインナーシャフトの一部がわず
かに屈曲(湾曲)変形して吸収する。
【0020】請求項3に記載のように、前記フレキシブ
ルワイヤは、可撓性駆動軸としてのインナーシャフトと
これの周囲に空間部を設けて配置されたアウターチュー
ブとを備え、前記インナーシャフトの一端を前記ロータ
の一端に直結するとともに、前記アウターチューブの一
端を前記ステータの一端に直結し、前記空間部を移送液
の通路として使用することができる。
【0021】請求項3に記載のねじポンプは、請求項2
のねじポンプと同様にインナーシャフトの一端がロータ
に直結され、インナーシャフトがロータの偏心量を吸収
するように屈曲変形しながらロータにモータの回転力を
伝達する。またインナーシャフトの周囲にはアウターチ
ューブが配置されており、アウターチューブの一端がス
テータに直結され、インナーシャフトとアウターチュー
ブとの空間が移送液の通路として機能するから、インナ
ーシャフトとアウターチューブとを組み合わせて構成さ
れるフレキシブルワイヤの長さを調節することにより、
任意の深さに位置する井戸水や温泉水などを簡単に汲み
上げることができ、さらにフレキシブルワイヤは何重か
リング状に曲げて重ね合わせることにより、容易に目的
の場所へ持ち運ぶことができる。
【0022】請求項4に記載のように、前記ロータの少
なくとも近傍でインナーシャフトを軸受により回転自在
に支承し、前記ロータと軸受間のインナーシャフトにて
ロータの偏心回転運動を吸収するようにすることが好ま
しい。
【0023】請求項4記載のねじポンプによれば、モー
タ等の駆動部とステータ等のポンプ部とがかなり離れた
状態にあって、インナーシャフトが長尺であっても、ロ
ータの近傍に設けられた軸受によってインナーシャフト
が回転自在に支持され、ロータと軸受間のインナーシャ
フトがロータの回転偏心運動を支持するとともに、ロー
タのスラスト力を軸受が支持する。そして、インナーシ
ャフトの長さにかかわらず、軸受によってインナーシャ
フトは円滑に回転する。また、インナーシャフトの剛性
が向上して座屈が防止される。
【0024】請求項5に記載のように、前記軸受は、本
体の外周面にプレーンベヤリングを配置し、該本体の中
心部には前記インナーシャフトの嵌着孔を貫通させて設
けるとともに、嵌着孔の周囲に移送液用の貫通孔を設け
るとよい。
【0025】請求項5に記載のねじポンプによれば、軸
受本体の外周部に移送液の貫通孔を有するから、例えば
ステータの先端から吸い込んだ液を、ポンプハウジング
内、軸受の貫通孔、インナーシャフトとアウターチュー
ブの空間部を順に通して駆動部近傍の吐出口より吐出さ
せることができる。
【0026】請求項6に記載のように、前記フレキシブ
ルワイヤにおけるインナーシャフトの端部に接続金具を
止着し、該接続金具の一端を少なくとも前記ロータの一
端に設けた中心孔に嵌挿して直交するピンを介して連結
するとともに、前記フレキシブルワイヤにおけるアウタ
ーチューブの少なくとも一端を円筒状金具の基端部に固
着し、該金具の先端部にねじ部を形成して該ねじ部を螺
合可能なねじ部を基端に備えた円筒状継手の先端部にも
ねじ部を形成し、該継手先端部のねじ部を前記ステータ
の一端に連設されたハウジングの一端開口部に形成した
ねじ部に、着脱自在に螺合できるように構成することが
望ましい。
【0027】請求項6に記載の一軸偏心ねじポンプによ
れば、アウターチューブをハウジングに接続する前に、
インナーシャフトの一端をロータの中心孔に嵌挿してピ
ン止めする。この後で、継手を特定方向に回転させてハ
ウジングのネジ部に螺合させてアウターチューブをハウ
ジングに簡単に接続することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一軸偏心
ねじポンプの実施例を図面に基づいて説明する。図1は
第一の実施例にかかる一軸偏心ねじポンプを示す一部を
断面で表した側面図である。
【0029】図1に示すように、一軸偏心ねじポンプ1
は横置き型で、ポンプハウジング8の一端にステータ1
1が連結され、ステータ11の一端に吐出口を構成する
エンドスタッド12が連結されている。ポンプハウジン
グ8の他端には、駆動軸2の軸受ユニット4が連結され
ている。駆動軸2は軸受ユニット4のボールベアリング
3で回動自在に支承されており、軸受ユニット4から外
方へ突出した端部には、モータ(図示せず)が接続され
ている。ポンプハウジング8の上面の軸受ユニット4寄
りに、吸込口を構成する円筒状で上端に外向きのフラン
ジを備えた開口部8aが上向きに突設されている。
【0030】ステータ11は、ロータ10の2倍のピッ
チからなる横断面長円形の雌ねじ孔11aが螺旋状に形
成され、この雌ねじ孔11a内に、横断面円形の雄ねじ
形ロータ10が回動自在にかつ上下運動可能に嵌挿され
ている。ロータ10の一端部(ポンプハウジング8側)
にはボス10aが一体に形成され、フレキシブルワイヤ
9(図4)の主要部を構成するインナーシャフト9Aの
両端部がそれぞれ一端を開口した円筒状接続金具7のボ
ス7a内に嵌挿され、カシメて止着されている。そし
て、一方の接続金具7の基部7bは、ロータ10の一端
のボス10a内に嵌挿されてカップリングピン5で一体
回転可能に連結されている。また他方の接続金具7の基
部7bは、駆動軸2の中心孔2aに嵌挿され、直交する
カップリングピン5で一体回転可能に連結されている。
【0031】このインナーシャフト9Aが本発明の特徴
部分の一つであり、本例では、図1に示すように、ステ
ータ11の雌ねじ孔11aの横断面長円形の直線部分の
距離の1/4の偏心量eをもってロータ10が駆動軸2
の回転中心軸の延長線sの回りを回転する際に、インナ
ーシャフト9Aがその偏心量eを吸収できるように、長
さが設定される。インナーシャフト9Aの長さは、両側
の接続金具7間の距離L、インナーシャフト9Aの外径
dfおよび偏心量eから傾斜部の長さlが自然に決定さ
れ、この長さlに基づいて全長が導き出される。つま
り、距離Lに接続金具7のボス7a内に挿入される長さ
l’の2倍を加えた長さ(L+2l')より若干長くな
る。
【0032】駆動軸2の一部はポンプハウジング8内に
突出させているが、この突出部分の周囲にメカニカルシ
ール6を装着し、軸封している。
【0033】本例の一軸偏心ねじポンプ1は液状物やス
ラリーなどを移送可能なポンプで、フレキシブルシャフ
ト9Aとロータ10および駆動軸2とのジョイント(連
結)を接続金具7を介してカップリングピン5により行
っているから、ピンジョイントやユニバーサルジョイン
トなどによる従来のジョイント構造に比べると、非常に
簡素化される。このため、ジョイント部の外径を小さく
して小型化が図れるので、移送時の流路抵抗を低減させ
られ、この結果、ポンプハウジング8内の容積を最小限
に抑えられるから、ポンプハウジング8内の移送液残量
を減らせるという効果を奏する。さらに、図1からも理
解されるように、従来のこの種の一般的なポンプ(図1
0参照)に比べて構造が極めて簡素化され、部品点数も
大幅に削減されるから、ポンプ全体の製造コストを低減
できる。
【0034】図2は第二の実施例にかかる一軸偏心ねじ
ポンプの一部(主要部)を示す断面図とその一部を示す
斜視図であり、図3は駆動部側の一部を断面で表した側
面図である。
【0035】本実施例にかかる一軸偏心ねじポンプ1-1
が上記第一実施例にかかるポンプと相違するところは、
次の点である。すなわち、ステータ11の先端の吐出口
11bに接続したノズル13から移送液を吐出させるタ
イプで、図3(a)に示すモータ14に減速機15を介設
した駆動軸(図示せず)に一端を接続したインナーシャ
フト9Aの他端側の接続金具7が、図2のようにロータ
10の一端のボス10a内に嵌挿されてカップリングピ
ン5で一体回転可能に連結されている。また、ステータ
11に連続するサブハウジング18内の端部18cに
は、軸受16が配設され、インナーシャフト9Aを回転
自在に支持するとともに、軸受16によってロータ10
のスラスト力を支持している。軸受16の本体17は図
2(b)のように中心部に嵌着孔17aを貫通して備え、
また嵌着孔17aから一方に円管部17bが延設され、
円管部17bおよび嵌着孔17a内にインナーシャフト
9Aを嵌挿してカシメにより一体回転可能に止着してあ
る。本体17の外周部には、移送液用の貫通孔17cが
円周方向に間隔をあけて多数穿設されている。そして、
本体17はサブハウジング18の軸受支持部18cにス
ラストベアリング16aを介して回転可能に支持されて
いる。
【0036】軸受支持部18cのさらに外端寄りの開口
部内周面18dには雌ねじが形成され、この雌ねじ部1
8dに螺合する雄ねじ部20aを先端部外周面に形成し
た円筒状継手20が、サブハウジング18の開口部内周
面18dに着脱自在に螺合され、軸受16も同時に支持
される。継手20の基端側の開口部20bは、円筒状金
具21の先端部の周囲にOリング22を介して回動自在
に接続され、かつ液封されている。この円筒状金具21
の基端には、ゴムホース9B’の一端が取着され、ゴム
ホース9B’の他端は図3(a)のようにポンプハウジン
グ8に接続され、またインナーシャフト9Aの他端側
も、図3(a)のようにポンプハウジング8に連設された
減速機15の駆動軸(図示せず)に接続金具(図示せ
ず)を介して接続されている。ポンプハウジング8に
は、吸込口が設けられ、ホース19が接続されている。
なお、ゴムホース9B’には比較的口径の大きいアウタ
ーチューブ9B(図4参照)を用いてもよく、インナー
シャフト9Aを備えたフレキシブルワイヤ9(図4)を
使用することができる。
【0037】上記の構成からなる第二実施例に係る一軸
偏心ねじポンプ1-1は、インナーシャフト9Aの先端側
接続金具7をロータ10の一端に接続した後、金具21
を円筒状継手20に螺合して一体に連結する。この状態
でモータ14を回転させることにより、ホース19から
移送液がポンプハウジング8内に吸い込まれ、ゴムホー
ス9B’とインナーシャフト9Aとの空間部内を通路と
して軸受本体17の貫通孔17cを通って図2のサブハ
ウジング18へ搬送される。そして、モータ14、減速
機15を介してインナーシャフト9Aにより回転力がロ
ータ10に伝達され、ステータ11内でロータ10が回
転する。これにより、移送液はサブハウジング18より
ステータ11の雌ねじ孔11a内に吸い込まれ、先端の
ノズル13より吐出される。また、インナーシャフト9
Aは極めて長尺で、モータ14とロータ10間がかなり
離れた構造の一軸偏心ねじポンプ1-1にもかかわらず、
インナーシャフト9Aは円滑に回転してモータ14の回
転力をロータ10に伝達する。これは、軸受16により
インナーシャフト9Aが回転自在に支承されているから
である。さらに、軸受16はロータ10の比較的近傍に
配置され、ロータ10の回転時に発生するスラスト力を
支持するとともに、ロータ10と軸受16間に位置する
インナーシャフト9Aの部分が適度に屈曲変形してロー
タ10の偏心量を吸収する。
【0038】図示は省略するが、図2および図3のねじ
ポンプ1-1において、ポンプハウジング8に設けていた
吸込口をサブハウジング18に設けて、ポンプハウジン
グ8を省くことができる。このねじポンプ1-2(図示せ
ず)の場合には、ゴムホース9B’内を移送液の搬送通
路としても使用しないので、ゴムホース9B’に代えて
インナーシャフト9Aよりわずかに内径の大きいアウタ
−チューブを使用し、取り扱いを一層容易にすることが
できる。
【0039】また、図示は省略するが、上記の一軸偏心
ねじポンプ1-2において、図2に示す軸受16より先端
側を従来の一軸偏心ねじポンプ(図10)で構成し、駆
動軸の一端にフレキシブルワイヤ9Aの一端を直結し、
離れた位置に設置したモータ14の回転をロータ10に
伝達する構造の一軸偏心ねじポンプ1-3(図示せず)に
することもできる。
【0040】図5はロボット搭載用一軸偏心ねじポンプ
を示すもので、基本的には上記した一軸偏心ねじポンプ
1-3とほぼ共通の構造の一軸偏心ねじポンプ1-4のステ
ータ11部分を、ブラケット23を介してロボット70
に搭載している。この構造により、ロボット70上には
一軸偏心ねじポンプ1-4のステータ11部分だけが搭載
され、モータ14、減速機15およびポンプハウジング
8は別な場所に設置され、両者はフレキシブルワイヤ9
を介して接続されているので、小型で軽量なステータ1
1部分が円滑に移動する。
【0041】図6は多連式ディスペンサーに適用した実
施例を示すもので、上記の一軸偏心ねじポンプ1-4と共
通の構造の3台のポンプ1-5のステータ11部分を、従
来のポンプ(図15)に比べてかなり狭い間隔(p’)
で設置できるようになった。図7はタンクに貯留された
液体を汲み上げるための一軸偏心ねじポンプの実施例
で、図8は井戸の深い位置に溜った地下水を汲み上げる
ための一軸偏心ねじポンプの実施例を示すものである。
いずれの一軸偏心ねじポンプ1-6、1-7も、上記の一軸
偏心ねじポンプ1-4と共通の構造である。後者の一軸偏
心ねじポンプ1-7はフレキシブルワイヤ9の長さが前者
に比べて長く、またポンプハウジング8を井戸Wの開口
部に下向きに設置するための支持具24を、ポンプハウ
ジング8の下端に装着している。一方、前者の一軸偏心
ねじポンプ1-6は、吸込口11bをタンクTの底面から
離間して保持するためにステータ11の下端に、リング
状のスペーサ25を取り付けている。また、吐出口8a
には配管26の一端を取着している。さらに、タンクT
内に揮発性の液体や煮物が貯留されている場合でも、一
軸偏心ねじポンプ1-6では、従来の立形のポンプ(図1
3)と違ってモータ14が吸込口11bの上方には位置
しておらず、また屋外にあるので、防爆対策を施す必要
がない。
【0042】なお、上記した各実施例において、第一実
施例あるいは第二実施例に示した一軸偏心ねじポンプと
共通する部材は、同一の符号を用いて図面に示し、説明
を省略している。
【0043】図9は井戸水等の汲み上げ式ポンプに適用
した別の実施例を示すもので、本例の場合には、井戸W
の上端開口部に設置した蓋部材28にモータ14、減速
機15および吐出口18aを備えたサブハウジング18
を、専用の支持金具29により下向きに支持し、途中で
着脱可能に接続した円筒状スリーブ27の上端を蓋部材
28の開口28aより井戸W内に向けて吊設している。
延長駆動軸5aの下端に、フレキシブルシャフト9のイ
ンナーシャフト9Aの上端を接続金具7を介して直結
し、アウターチューブ9Bの上端の金具21を円筒状継
手20に螺合して一体に連結する。この継手20は、図
2に示す雄ねじ部20aを先端部外周面に形成した円筒
状継手20の基端側の開口部20b内周面にも、ねじ部
を形成し、このねじ部と螺合するねじ部を円筒状金具2
1の先端部の外周面に形成し、サブハウジング18の開
口部内周面18dと円筒状金具21の先端部外周面との
間において、継手20を特定方向に回転させることによ
り両者を接続する。また図9のように円筒状継手20の
基端ねじ孔部20bと円筒状金具21の先端部ねじ部2
1aとをそれぞれ相対向するテーパー状に形成し、液封
作用を強化している。その他の構成および使用態様は上
記一軸偏心ネジポンプ1-8と概ね共通しているので、共
通の部材は同一の符号を用いて示し、説明を省略する。
【0044】ところで、上記に本発明の複数の実施例を
示したが、本発明は下記のように実施することができ
る。
【0045】 フレキシブルシャフト9の特にインナ
ーシャフト9Aの材質については、必ずしも金属製のワ
イヤに限らない。例えば、インナーシャフト9Aの外径
をdとし、インナーシャフト9Aを円弧状に湾曲させた
ときの円弧の半径をRとしたときに、R/d>10の範
囲において可撓性を具備し、かつ回転駆動力を伝えるに
十分な捩り剛性を有するものであれば、合成樹脂材料
(例えば、炭素繊維入り合成樹脂)からなる単一線状体
であってもよい。なお、R/d>10は過去の経験に基
づく数値である。
【0046】 インナーシャフト9Aを中間で支持す
る軸受16の部分において、例えば粒状の移送物の流路
を確保するためには、本体17に設けていた貫通孔17
cに代えて、図3(b)に示すように軸受支持部18dに
移送物の貫通孔18eを設けることにより、孔径をかな
り大きくできる。また、本体17に貫通孔17cを設け
る代わりに、図3(c)に示すように軸受16を挟んでバ
イパス通路18fを取り付けてもよい。
【0047】 図示は省略するが、インナーシャフト
9Aの周囲に熱収縮性チューブを被せて熱収縮させて装
着すれば、最外層のワイヤ94の巻装部間に凹状隙間に
移送物が付着したり、圧力が作用しても損傷しやすくな
ったりしない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
この発明の一軸偏心ねじポンプには、下記の効果があ
る。
【0049】(1) 請求項1の発明では、フレキシブルワ
イヤ特にインナーシャフトが回転力を伝達しかつ優れた
可撓性を具備することから、この性状を利用して、回転
駆動源から偏心回転するロータへの回転を伝達しようと
するので、例えばモータとロータ間が大きく離れている
場合にもモータの回転力をロータへ確実に伝達できた
り、ロータの偏心回転運動がインナーシャフトの屈曲変
形で吸収されたりする。 (2) 請求項2記載の発明では、ユニバーサルジョイント
を介在させたコネクチングロッドに代えてインナーシャ
フトを使用したことにより、ユニバーサルジョイント内
の潤滑が不要になり、またユニバーサルジョイントをカ
バーで覆う場合のカバーを破損するという問題も解消さ
れ、さらにユニバーサルジョイントの突出部分がなくな
ったので、ポンプハウジング内における移送液の流れが
スムーズに行われるようになって搬送能力がアップし、
また構造上も簡略化され、組立・分解が容易になり、軽
量小型化が図られる。
【0050】(3) 請求項3に記載の発明では、請求項2
のねじポンプと同様にインナーシャフトの一端がロータ
に直結され、インナーシャフトがロータの偏心量を吸収
するように屈曲変形しながらロータにモータの回転力を
伝達でき、またインナーシャフトの周囲にはアウターチ
ューブが配置されており、アウターチューブの一端がス
テータに直結され、インナーシャフトとアウターチュー
ブとの空間が移送液の通路として機能するから、インナ
ーシャフトとアウターチューブとを組み合わせて構成さ
れるフレキシブルワイヤの長さを調節することにより、
任意の深さに位置する井戸水や温泉水などを簡単に汲み
上げることができ、さらにフレキシブルワイヤは何重か
リング状に曲げて重ね合わせることにより、容易に目的
の場所へ持ち運ぶことができる。
【0051】(4) 請求項4記載の発明では、モータ等の
駆動部とステータ等のポンプ部とがかなり離れた状態に
あってインナーシャフトが長尺である場合にも、ロータ
の近傍に設けられた軸受によってインナーシャフトが回
転自在に支持され、ロータと軸受間のインナーシャフト
がロータの回転偏心運動を支持するとともに、ロータの
スラスト力を軸受が支持するから、インナーシャフトの
長さにかかわらず、軸受によってインナーシャフトは円
滑に回転するとともに、インナーシャフトの剛性が向上
して吸込力によって作用するロータのスラスト力による
座屈が防止される。
【0052】(5) 請求項5に記載の発明では、軸受本体
の外周部に移送液の貫通孔を有するから、例えばステー
タの先端から吸い込んだ液を、ポンプハウジング内、軸
受の貫通孔、インナーシャフトとアウターチューブの空
間部を順に通して駆動部近傍の吐出口より吐出させるこ
とができる。
【0053】(6) 請求項6に記載の発明では、アウター
チューブをハウジングに接続する前に、インナーシャフ
トの一端をロータの中心孔に嵌挿してピン止めし、この
後で継手を特定方向に回転させてハウジングのネジ部に
螺合させてアウターチューブをハウジングに簡単に接続
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例に係る一軸偏心ねじポン
プを示す一部を断面で表した側面図である。
【図2】図2(a)は本発明の第二の実施例に係る一軸
偏心ねじポンプの一部(主要部)を示す断面図、図2
(b)は図2(a)の一部を示す斜視図である。
【図3】図3(a)は図2(a)の駆動部側の一部を断
面で表した側面図、図3(b)は図2(a)の他の実施
例に係る一軸偏心ねじポンプの一部(主要部)を示す断
面図、図3(c)は図2(a)のさらに他の実施例に係
る一軸偏心ねじポンプの一部(主要部)を示す断面図で
ある。
【図4】図4(a)はインナーシャフトの部分を拡大し
て示す斜視図、図4(b)はフレキシブルワイヤの一部
を分解して示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係るロボット搭載用一軸偏心
ねじポンプを示す一部を断面で表した側面図である。
【図6】本発明の多連式ディスペンサーに適用した実施
例に係る一軸偏心ねじポンプを示す一部を断面で表した
側面図である。
【図7】本発明のタンクに貯留された液体を汲み上げる
ための一軸偏心ねじポンプの実施例を示す一部を断面で
表した側面図である。
【図8】本発明の井戸の深い位置に溜った地下水を汲み
上げるための一軸偏心ねじポンプの実施例を示す一部を
断面で表した側面図である。
【図9】本発明の井戸の深い位置に溜った地下水を汲み
上げるための一軸偏心ねじポンプの第二実施例の駆動側
を示す一部を断面で表した側面図である。
【図10】従来の一般的な一軸偏心ねじポンプの一例を
示す一部を断面で表した側面図である。
【図11】タンク内の液を吸い出すタイプの従来の一般
的な一軸偏心ねじポンプの一例を示す一部を断面で表し
た側面図である。
【図12】立形吸込ポンプに適用した従来の一般的な一
軸偏心ねじポンプの一例を示す一部を断面で表した側面
図である。
【図13】従来の一般的な井戸水等の汲み上げ式一軸偏
心ねじポンプの一例を示す一部を断面で表した側面図で
ある。
【図14】直交座標(x−y)ロボットに搭載した従来
の一般的な一軸偏心ねじポンプの一例を示す一部を断面
で表した側面図である。
【図15】多連式ディスペンサータイプの従来の一般的
な一軸偏心ねじポンプの一例を示す一部を断面で表した
側面図である。
【図16】従来の一般的な一軸偏心ねじポンプ(ピンジ
ョイトタイプ)の一例を示す一部を断面で表した側面図
である。
【符号の説明】
1・1-1・1-2・1-3・1-4・1-5・1-6・1-7 一軸
偏心ねじポンプ 2・7 駆動軸 4 軸受ユニット 7 接続金具 8 ポンプハウジング 9 フレキシブルワイヤ 9Aインナ−シャフト 9Bアウターチューブ 10 ロータ 11 ステータ 14 モータ 15 減速機 16 軸受 17 軸受本体 18 サブハウジング 20 円筒状継手 21 円筒状金具

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄ねじ形ロータを、雌ねじ形ステータ内
    に回動自在に嵌挿して偏心回転させることにより、移送
    物を移送する一軸偏心ねじポンプにおいて、 回転駆動源からの回転力を前記ロータへ伝達する回転駆
    動系にフレキシブルワイヤを用いたことを特徴とする一
    軸偏心ねじポンプ。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブルワイヤにおける可撓性
    駆動軸としてのインナーシャフトを前記回転駆動源の回
    転軸と前記ロータ間に介設し、前記ロータの偏心回転を
    インナーシャフトの屈曲変形により吸収するように構成
    した請求項1記載の一軸偏心ねじポンプ。
  3. 【請求項3】 前記フレキシブルワイヤは、可撓性駆動
    軸としてのインナーシャフトとこれの周囲に空間部を設
    けて配置されたアウターチューブとを備え、前記インナ
    ーシャフトの一端を前記ロータの一端に直結するととも
    に、前記アウターチューブの一端を前記ステータの一端
    に直結し、前記空間部を移送液の通路として使用する請
    求項1又は2記載の一軸偏心ねじポンプ。
  4. 【請求項4】 前記ロータの近傍でインナーシャフトを
    軸受により回転自在に支承し、前記ロータと軸受間のイ
    ンナーシャフトにてロータの偏心回転を吸収するように
    した請求項1〜3のいずれかに記載の一軸偏心ねじポン
    プ。
  5. 【請求項5】 前記軸受は、本体の外周面にプレーンベ
    ヤリングを有し、該本体の中心部には前記インナーシャ
    フトの嵌着孔を貫通させて設けるとともに、嵌着孔の周
    囲に移送液用の貫通孔を設けている請求項4に記載の一
    軸偏心ねじポンプ。
  6. 【請求項6】 前記フレキシブルワイヤにおけるインナ
    ーシャフトの端部に接続金具を止着し、該接続金具の一
    端を少なくとも前記ロータ一端に設けた中心孔に嵌挿し
    て直交するピンを介して連結するとともに、 前記フレキシブルワイヤにおけるアウターチューブの少
    なくとも一端を円筒状金具の基端部に固着し、該金具の
    先端部にねじ部を形成して該ねじ部を螺合可能なねじ部
    を基端に備えた円筒状継手の先端部にもねじ部を形成
    し、該継手先端部のねじ部を前記ステータの一端に連設
    されたハウジングの一端開口部に形成したねじ部に、着
    脱自在に螺合できるように構成した請求項1〜5のいず
    れかに記載の一軸偏心ねじポンプ。
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