JP2000345528A - 融雪装置 - Google Patents

融雪装置

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JP2000345528A
JP2000345528A JP11158727A JP15872799A JP2000345528A JP 2000345528 A JP2000345528 A JP 2000345528A JP 11158727 A JP11158727 A JP 11158727A JP 15872799 A JP15872799 A JP 15872799A JP 2000345528 A JP2000345528 A JP 2000345528A
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Daiwa Tekku Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バーナ装置のファンモータが長期不使用の間に
錆付いたりすることがないようにする。 【解決手段】地中に埋設する融雪槽(1) 内に、バーナ装
置(21)を備えた融雪筒(20)と、融雪水を槽外部へ強制的
に排水する排水ポンプ(30)とを配設した融雪装置におい
て、前記融雪槽(1) に設けた開閉蓋(17)を閉じると、所
定時間毎に、前記バーナ装置(21)のファンモータ(FM)を
一定時間回転駆動するように制御した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、埋設型の融雪装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上方開口部に開閉自在の蓋体を設
けた融雪槽を地中に埋設し、同槽内にバーナ装置と操作
部を設けた融雪筒と、融雪水を排水するポンプを収納配
設した埋設型の融雪装置がある。
【0003】かかる融雪装置は、融雪槽内に雪を投入す
るとバーナ装置が点火して融雪筒を加熱し、融雪筒の熱
により雪が溶け、溶けた融雪水は排水ポンプにより槽外
の下水溝等に強制排水される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
従来の融雪装置には、未だ下記のような課題が残されて
いた。
【0005】すなわち、融雪装置は冬季しか使用しない
ので、略半年はただ地中に埋設された状態にある。
【0006】したがって、湿気のある地中に長期間放置
している間にバーナ装置のファンが錆付いてしまい、い
ざ使用する段になって、ファンモータがロック状態にな
っていて融雪できない、といった不具合が発生すること
があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決することのでき
る融雪装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明では、地中に埋設する融雪槽
内に、バーナ装置を備えた融雪筒と、融雪水を槽外部へ
強制的に排水する排水ポンプとを配設した融雪装置にお
いて、前記融雪槽に設けた開閉蓋を閉じると、所定時間
毎に、前記バーナ装置のファンモータを一定時間回転駆
動するように制御した。したがって、定期的に回転させ
ることで防錆効果があり、雪のシーズンを終え、長期間
おいて次回に使用する際に装置の立ち上げ及び使用が円
滑に行なえる。
【0009】また、請求項2に係る本発明では、上記フ
ァンモータを一定時間回転駆動する前もしくは後に、フ
ァンモータに対して位相制御を行い、モータコイルをヒ
ータとして機能させるようにした。したがって、特に寒
くて湿度の高い場所などで使用する場合でも、定期的に
ファンモータに付着している水分や氷を蒸発させること
ができるので防錆効果が高まる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る融雪装置は、地中に
埋設する融雪槽内に、バーナ装置を備えた融雪筒と、融
雪水を槽外部へ強制的に排水する排水ポンプとを配設し
た融雪装置において、前記融雪槽に設けた開閉蓋を閉じ
ると、所定時間毎に、前記バーナ装置のファンモータを
一定時間回転駆動するように制御したものである。
【0011】すなわち、融雪槽は、融雪筒を収納配設す
る融雪室と、排水ポンプを収納配設するポンプ室とに区
画形成され、開閉蓋を具備する上方開口の箱型に構成す
るとともに、融雪室とポンプ室とを連通させて融雪室か
らの融雪水をポンプ室に貯水可能とする。
【0012】前記融雪筒には、ファンモータにより駆動
されるファンを付設したバーナ装置を配設し、融雪室内
に投入された雪を速やかに溶かせるようにする。
【0013】また、前記開閉蓋にリミットスイッチなど
を設け、開閉信号を出力可能とするとともに、制御部と
してCPU 、メモリ、タイマを具備する制御部を設ける。
そして、同制御部と前記リミットスイッチやバーナ装置
とを電気的に接続し、融雪槽に設けた開閉蓋を閉じる
と、例えば24時間毎に、前記バーナ装置のファンモータ
をたとえば一分間回転駆動するように制御するものであ
る。
【0014】したがって、バーナ装置を使用しない季節
でも、毎日定期的にファンモータを回転させることで防
錆することができ、雪のシーズンを終え、長期間おいて
次回に使用する場合にも融雪装置の立ち上げ及び使用が
円滑に行なえる。
【0015】また、寒冷地の中で、特に湿気の多い場所
などに融雪装置を設置する場合は、上記した制御の前か
後、すなわち、ファンモータを回転駆動させる前、若し
くは回転駆動させた後に、ファンモータに対して位相制
御を行い、モータコイルをヒータとして機能させるよう
にすることができる。
【0016】すなわち、交流波形の一部を切欠したよう
な交流位相制御を行なうことで、ファンモータを回転駆
動させることはないが、モータコイルを抵抗としてあた
かもヒータのように機能させ、ファンモータに付着して
いる水分や氷を蒸発させるものである。
【0017】なお、前記制御部の基板には、酷寒時にお
いても制御部が正常に作動するようにヒータを取付ける
ことが望ましく、たとえば、別途設けた温度センサの検
出信号により、−10℃以下でオンし、ー3℃以上でオフ
となるようにするとよい。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しながら以下
に具体的に説明する。
【0019】図1〜図3に、本実施例に係る融雪装置A
を示している。
【0020】融雪装置Aは、地中に埋設される融雪槽1
内に、融雪部2と同融雪部2で溶かした雪を排水する排
水部3とを収納配設しており、寒冷地などにおける一般
家屋の庭先等に埋設し、積もった雪を融雪槽1内に投入
して強制的に溶かし、融雪水を下水溝に排水して除雪可
能としたものである。
【0021】先ず、融雪槽1の全体構成について説明す
る。
【0022】本実施例に係る融雪槽1は金属製であり、
図示するように、上方開口の略直方状の箱体に形成する
とともに、底面10の一側短辺側を下方に落とし込ませて
ポンプ室14を形成している。
【0023】すなわち、融雪槽1は、前記底面10を一側
短辺から他側短辺に向けて下り勾配を有するように形成
し、しかも、同底面10に、一側短辺から一定の間隔をあ
けて、第1仕切壁4を立設し、かつ、他側短辺側の前記
ポンプ室14との境界端縁部には第2仕切壁5を立設し、
同第1・第2仕切壁4,5 により、融雪槽1内部を第1室
11と第2室12と第3室13とに区画形成するとともに、同
第3室13の下部に前記ポンプ室14を下方突出状に設けて
いる。11c,13c は第1室11と第3室13の上部に設けた内
蓋である(図2参照)。
【0024】前記第3室13は、図1 及び図3に示すよう
に、第3仕切壁7により前側空間13a と後側空間13b と
に区画しており、前側空間13a とポンプ室14とを融雪槽
1の底面10に設けた連通孔6を介して連通させる一方、
後側空間13b とポンプ室14とは、融雪槽1の底面10を切
欠して直接連通させている。60は前記連通孔に配設した
ストレーナである。
【0025】また、前記第2仕切壁5に方形状開口50と
矩形状開口51とを設け、後述する融雪筒20を配設した融
雪室をなす第2室12と前側空間13a とを前記方形状開口
50を介して連通させ、第2室12(融雪室)と後側空間13
b とを前記矩形状開口51を介して連通させている。な
お、50a は方形状開口50に取付けた格子体、51a は矩形
状開口51に取付けたパンチングメタルである。
【0026】したがって、融雪水を発生する融雪室とし
ての第2室12とポンプ室14との間には、第2室12→方形
状開口50→前側空間13a →連通孔6(ストレーナ60)→
ポンプ室14と流れる流路R1と、第2室12→矩形状開口51
→後側空間13b →ポンプ室14と流れる副流路R2とが形成
されることになる(図1 参照)。
【0027】また、融雪槽1の上部周側にはL字状のフ
ランジ15を周設しており、同フランジ15から下部を地中
に埋設可能とし、さらに、同融雪槽1の上方開口部16の
長手縁側に、開閉自在の開閉蓋17を取付けている。17a
は開閉蓋17の前縁に設けた把手(図1)、17b は開閉蓋
17のヒンジ部であり、フランジ15に取付けられている。
【0028】かかる開閉蓋17と融雪槽1との間には、図
1に示すように、ダンパー装置8を介設して開閉蓋17の
開閉を容易に行えるようにするとともに、開蓋時に開閉
蓋17の起立姿勢を保持可能としている。かかるダンパー
装置8は、開閉蓋17の第1室11側端部に連設したダンパ
ーカバー17c 内に配設されており、開蓋時に投入する雪
がダンパー装置8に接触しないようにしている。なお、
17d は、開閉蓋17が垂直位置よりも後方へ倒れないよう
に規制するストッパである。
【0029】次に、融雪部2について説明する。
【0030】融雪部2は、図1〜図3に示すように、融
雪室となる第2室12内に、直方状の胴部20a と側面視略
三角形の屋根部20b とからなる融雪筒20を配設するとと
もに、同融雪筒20の一側端面に、前記第1仕切壁4を介
して、バーナファンF及びファンモータFMを付設したバ
ーナ装置21を連結して構成している。すなわち、前記し
た融雪槽1の第1室11にバーナ装置21は配設されてい
る。
【0031】次に排水部3について説明する。
【0032】排水部3は、図1〜図3に示すように、ポ
ンプ室14に排水ポンプ30を配設し、同ポンプ30から上方
へ排水パイプ31を伸延させるともに、中途から融雪槽1
の側壁を貫通して外部に先端31a を臨ませ、下水等に融
雪を強制排水可能としている。
【0033】さらに、ポンプ室14内には、前記排水ポン
プ30の他、融雪水の水位を検知する電極式水位センサと
フロートスイッチとからなる水位検出手段Bと、融雪水
をポンプアップして融雪槽1の上部から噴出させて融雪
を促進するシャワーポンプ23を配設している。
【0034】また、図2及び図3に示すように、融雪槽
1の第3室の前側空間13a 側に自然排水口32を連設して
おり、融雪室となる第2室12から方形状開口50を介して
前側空間13a 内に流入した融雪水の一部は、自然排水口
32から外部に排水されることになる。他方、前側空間13
a 内の融雪水の大部分は、前記したストレーナ60を介し
て濾されてポンプ室14内に溜まり、排水ポンプ30により
強制排水される。
【0035】上記構成からなる融雪装置Aの動作は制御
部Cにより行なわれており、同制御部Cは、CPU 、メモ
リー、タイマなどを備えた制御基板を制御ボックスC1内
に収納して構成され、図3に示すように、融雪槽1の第
1室11内に配設されている。
【0036】制御部Cには、図4に示すように、地中内
の雰囲気温度を検知する温度センサTS、雪の投入を検出
する雪センサS、ポンプ室14内の前記水位検出手段B、
及び、開閉蓋17の開閉を検知するリミットスイッチLS、
さらには、非常停止スイッチESと連絡している。
【0037】なお、温度センサTSは、バーナファンFの
ケーシングに取付けられ、雪センサSは、融雪槽1の第
1室11及び第2室12にかけて取付けられ、水位検出手段
Bはポンプ室14に取付けられている。
【0038】また、リミットスイッチLSは、第1 室11の
一側内側面に取付けられ、非常停止スイッチESは開閉蓋
17の裏面手前側に取付けられている。
【0039】本融雪装置Aは、雪センサS及びリミット
スイッチLSによる検出信号に基づいてバーナ装置21を駆
動可能としており、以下に、雪センサSとリミットスイ
ッチLSについて説明を加える。
【0040】雪センサSは、図3に示すように、投入さ
れた雪を受けるペダル部S1を備えており、雪の重さでペ
ダル部S1が下方へ回動すると、スイッチオンとなるよう
に構成され、このオン信号を制御部Cが受けてバーナ装
置21が点火され、オン信号が消えない限り、燃焼が継続
されるようにしている。
【0041】また、リミットスイッチLSは、開閉蓋17の
開閉を感知してバーナファンFや前記したシャワーポン
プ23、排水ポンプ30を駆動・停止可能としており、開閉
蓋17を開けるとスイッチオンしてバーナファンFを駆動
させ、開閉蓋17を閉じるとスイッチオフとし、かかるオ
ン・オフ信号により、制御部Cは、バーナファンF及び
バーナ装置21自体、さらには、前記したシャワーポンプ
23及び排水ポンプ30をオン・オフするようにしている。
【0042】すなわち、本実施例に係る融雪装置Aにお
ける通常の融雪作業は、開閉蓋17を開けてリミットスイ
ッチLSをオンさせてバーナファンFを駆動してスタンバ
イ状態となし、雪センサSが雪の投入を検出するとバー
ナ装置21が点火して融雪を開始し、雪センサSのペダル
部S1に雪がなくなり、かつ、開閉蓋17が閉じてリミット
スイッチLSがオフになるとバーナファンFをはじめバー
ナ装置21が停止するとともに、装置全体の駆動が停止す
る。
【0043】また、緊急用に設けた非常停止スイッチES
は、押しボタン式としており、これを操作すると、開閉
蓋17を閉じてリミットスイッチLSをオフにした状態と同
じようになり、融雪装置Aの全機能を停止させることが
できるものである。したがって、同スイッチESを操作す
ることにより、融雪作業中にペットや他の小動物などが
融雪槽1内に落ち込んだりしても、すばやく救い出すこ
とができる。
【0044】上記構成の融雪装置Aにおいて、本発明の
要旨となるのは、前記融雪槽1に設けた開閉蓋17を閉じ
ると、所定時間毎に、前記バーナ装置21のファンモータ
FMを一定時間回転駆動するように制御したことにある。
【0045】すなわち、融雪装置Aは降雪期間しか使用
しないので、略半年はただ地中に埋設された状態にあ
る。したがって、湿気のある地中に長期間放置している
と、バーナ装置21のバーナファンFが錆付き、ファンモ
ータFMがロック状態になることあるので、これを防止す
るために、本実施例では、開閉蓋17を閉じた後、制御部
Cは計時を開始し、24時間毎にファンモータFMを一分間
回転駆動させるように制御して、錆付き及びファンロッ
クの防止を図っている。
【0046】さらに、本実施例では、防錆効果をより高
めるために、ファンモータFMを一定時間回転駆動した後
に、ファンモータFMに対して位相制御を行い、モータコ
イルをヒータとして機能させるようにしている。
【0047】すなわち、図5に示すように、ファンモー
タFMに供給される商用電源からの電流を交流位相制御し
て、一定時時間毎に瞬間的に通電し(ハッチング部
分)、ファンモータFMは駆動させずに、モータコイルを
抵抗体として発熱させてヒータとして利用するものであ
る。この位相制御した通電時間を、ここでは1分間とし
ている。
【0048】したがって、湿度の高い地域や場所におい
ても、ファンモータFMに付着した水分(凍結している場
合を含む)を定期的に蒸発させることができる。
【0049】特に、本実施例では、先ず、ファンモータ
FMを駆動させることにより、ある程度熱を発生してお
り、その後に位相制御を行なうようにしてさらに発熱さ
せているので、水分を確実に蒸発させることができ、大
きな防錆効果を奏する。
【0050】なお、バーナファンFの回転時間や位相制
御する時間は、上記したように、それぞれ1分間で十分
と考えられるが、適宜設定可能である。
【0051】また、交流の位相制御については、特に湿
度の高い地域にのみ実施することとし、通常はファンモ
ータFMの回転駆動制御だけとしてもよい。
【0052】以下、図6に示したタイムチャートを参照
しながら、上記した制御が行なわれるタイミングについ
て説明する。
【0053】開閉蓋17が開くと、位相制御をする場合で
もしない場合でも、リミットスイッチLSが開信号を出力
し(100) 、制御部Cはこの信号を受けてファンモータFM
を駆動させる(200) 、(300) 。
【0054】また、このときから制御部Cのタイマは時
間をカウントし、24時間経過すると、ファンモータFMを
一分間回転駆動させる制御を開始するが、中途で再び開
閉蓋17が開くと、やはりリミットスイッチLSからの開信
号(400) によって、制御部CはファンモータFMを駆動さ
せる(500) 、(600) とともに、タイマはリセットされ、
開閉蓋17が閉じてリミットスイッチLSが閉信号を出力し
たとき(450) から再度計時を開始する。
【0055】たとえば、開信号(400) を出力したとき
が、冬季における最後の融雪装置Aの使用であれば、そ
の後、長期間にわたって融雪装置Aを使用しない場合で
も、タイマが24時間をカウントする毎に、制御部Cは、
ファンモータFMに対して駆動信号を出力し、ファンモー
タFMを一分間回転駆動させる(700) 。
【0056】なお、位相制御を行なうように設定してい
る場合は、ファンモータFMの回転駆動が終了後に、同じ
く一分間モータコイルを抵抗体として発熱させてヒータ
として機能させ(800) 、ファンモータFMなどに付着した
水分を蒸発させる。
【0057】融雪装置Aの不使用時期に、何らかの理由
で開閉蓋17が開き、開信号が出力されると(900) 、この
ときに、制御部CはファンモータFMを駆動させる(250)
、(350) が、タイマはリセットされて、その後、開閉
蓋17が閉じてリミットスイッチLSが閉信号を出力したと
き(950) から再度計時を開始し、24時間毎にファンモー
タFMを一分間回転駆動させる制御を繰り返す。
【0058】なお、上記した位相制御は、図5に示した
様に、通電タイミングが半周期毎に定められており、制
御する時間についても、タイマは商用電源をカウントし
て時間に換算することにより計時している。
【0059】したがって、周波数が50kHzと60kHzとの
場合では、わずかながら通電タイミングに差が生じ、か
つ、制御時間もずれが生じてしまう。
【0060】そこで、本実施例では、制御部Cにおいて
周波数の自動判別を行なうようにして、交流位相制御を
正確に行なえるようにしている。
【0061】したがって、50kHzと60kHzの周波数が混
在している地域のどこに本融雪装置Aを設置しても、上
記してきた制御を正確に行なうことができる。
【0062】また、かかる制御を行なう制御部Cが、低
温下においても正常に作動できるように、本実施例で
は、図4に示すように、制御基板にスペースヒータHな
どの加温手段を設け、温度センサTSがー10℃以下である
ことを検出すればヒータHがオンし、−3℃以上である
ことを検出すれば、ヒータHをオフするようにしてい
る。したがって、制御部Cが異常低温などが原因で故障
したりすることがなく、常に正常に作動する。
【0063】また、本実施例における他の特徴的な構成
として、前記水位検出手段Bの電極式水位センサを、融
雪装置専用タイプとしている。
【0064】すなわち、融雪水は略純水に近いものであ
り、通常の電極式水位センサでは、水位検出が不安定と
なるので、増幅用トランジスタなどを用いてその検出信
号レベルを多段に増幅し、純粋に近い水であってもその
水位を確実に検出可能としている。
【0065】またさらに、融雪装置Aは地中に埋設され
ているために、雨水がポンプ室14に大量に流入したりす
ることがあるが、この場合に排水ポンプ30が故障したり
すると、バーナ装置21や制御部Cなどを収納した第一室
11まで浸水する場合が考えられる。
【0066】そこで、図4に示すように、水位検出手段
Bのフロートスイッチと、地上に設けた融雪装置Aの外
部電源ボックス(図示せず)に設けた警告ランプLなど
の表示手段とを制御部Cを介して接続して、フロートス
イッチがオンすると、警告ランプLが点灯して水位異常
を報知可能としている。
【0067】したがって、使用者は水位の異常を即座に
知ることができ、その後の対応を速やかに行なうことが
できる。
【0068】
【発明の効果】本発明は上記のような形態で実施される
もので、以下の効果を奏する。
【0069】請求項1に係る本発明では、地中に埋設
する融雪槽内に、バーナ装置を備えた融雪筒と、融雪水
を槽外部へ強制的に排水する排水ポンプとを配設した融
雪装置において、前記融雪槽に設けた開閉蓋を閉じる
と、所定時間毎に、前記バーナ装置のファンモータを一
定時間回転駆動するように制御したので、定期的に回転
させることで防錆効果があり、雪のシーズンを終え、長
期間おいて次回に使用する際に装置の立ち上げ及び使用
が円滑に行なえる。
【0070】請求項2に係る本発明では、上記ファン
モータを一定時間回転駆動する前もしくは後に、ファン
モータに対して位相制御を行い、モータコイルをヒータ
として機能させるようにしたことにより、特に寒くて湿
度の高い場所などで使用する場合でも、定期的にファン
モータに付着している水分や氷を蒸発させることができ
るので防錆効果をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る融雪装置の融雪槽の説明図であ
る。
【図2】同融雪装置の正面視による説明図である。
【図3】同融雪装置の平面視による説明図である。
【図4】同融雪装置の制御ブロック図である。
【図5】位相制御の説明図である。
【図6】防錆のための制御のタイムチャートである。
【符号の説明】
A 融雪装置 C 制御部 FM ファンモータ 1 融雪槽 17 開閉蓋 20 融雪筒 21 バーナ装置 30 排水ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入江 哲也 福岡県糟屋郡宇美町大字宇美字大谷3351− 8 昭和鉄工株式会社宇美工場内 Fターム(参考) 2D026 CN00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地中に埋設する融雪槽(1) 内に、バーナ装
    置(21)を備えた融雪筒(20)と、融雪水を槽外部へ強制的
    に排水する排水ポンプ(30)とを配設した融雪装置におい
    て、 前記融雪槽(1) に設けた開閉蓋(17)を閉じると、所定時
    間毎に、前記バーナ装置(21)のファンモータ(FM)を一定
    時間回転駆動するように制御したことを特徴とする融雪
    装置。
  2. 【請求項2】ファンモータ(FM)を一定時間回転駆動する
    前もしくは後に、ファンモータ(FM)に対して位相制御を
    行い、モータコイルをヒータとして機能させるようにし
    たことを特徴とする請求項1記載の融雪装置。
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