JP2000343747A - 画像形成装置、その動作調整装置および方法 - Google Patents

画像形成装置、その動作調整装置および方法

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JP2000343747A
JP2000343747A JP15945099A JP15945099A JP2000343747A JP 2000343747 A JP2000343747 A JP 2000343747A JP 15945099 A JP15945099 A JP 15945099A JP 15945099 A JP15945099 A JP 15945099A JP 2000343747 A JP2000343747 A JP 2000343747A
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laser beams
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scanning direction
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Shin Komori
慎 古森
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/435Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material
    • B41J2/47Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light
    • B41J2/471Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror
    • B41J2/473Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of radiation to a printing material or impression-transfer material using the combination of scanning and modulation of light using dot sequential main scanning by means of a light deflector, e.g. a rotating polygonal mirror using multiple light beams, wavelengths or colours

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏向走査されて複数の主走査線を同時に露光
する複数のレーザビームの開始位置の誤差を補正する。 【解決手段】 基準のレーザビームがビーム検知手段3
5により二回検知される時間間隔Trを測定し、基準の
レーザビームが検知されてから基準でないレーザビーム
が検知されるまでの時間間隔Txを測定し、その時間格
差△T=Tr−Txで基準でないレーザビームの露光走
査の開始タイミングを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のレーザビー
ムで複数の主走査線を同時に形成するようにした電子写
真方式の画像形成装置と、その動作調整装置および方法
とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザプリンタやデジタルコピー
などの機器に、電子写真法により画像を形成する画像形
成装置が利用されている。このような画像形成装置で
は、潜像担持手段として感光ドラムを具備しており、こ
の感光ドラムを副走査手段であるモータ駆動機構により
回転させて表面を副走査方向に移動させ、この副走査移
動する感光ドラムの表面を表面帯電手段である帯電チャ
ージャのコロナ放電で帯電させる。
【0003】また、画像形成装置には、半導体レーザや
ポリゴンミラー等からなる画像露光装置が設けられてお
り、この画像露光装置がレーザビームを主走査方向に偏
向走査しながら画像データに対応して制御する。この画
像露光装置の走査位置に帯電されて副走査方向に移動す
る感光ドラムの表面が位置するので、この帯電して副走
査方向に移動する感光ドラムの表面が主走査方向に偏向
されたレーザビームで露光される。
【0004】このとき、偏向走査されたレーザビームを
感光ドラムに照射される直前に開始検知手段であるBD
(Beam Detect)センサにより検知し、そのビーム検知
から所定時間後に画像データに対応したレーザビームの
制御を開始することで、感光ドラムの主走査方向での露
光位置を副走査方向に一致させる。
【0005】これで感光ドラムの表面に副走査方向に連
続する主走査線として静電潜像が形成されるので、この
静電潜像が潜像現像手段である現像器によりトナーで現
像される。また、画像形成装置には、媒体搬送手段とし
て用紙搬送機構がガイドローラ等で形成されており、こ
の用紙搬送機構により記録媒体である印刷用紙が感光ド
ラムの現像された表面に当接する位置まで順次搬送され
る。
【0006】このように順次搬送される印刷用紙に現像
された感光ドラムの表面のトナーがトナー転写手段であ
る転写チャージャで転写され、この印刷用紙に転写され
たトナーがトナー定着手段である定着器により定着され
るので、これで画像形成装置による画像の形成が完了す
ることになる。
【0007】なお、現在では画像露光装置のレーザ光源
を二個とし、副走査方向に配列された二つのレーザビー
ムで一個の感光ドラムに二本の主走査線を同時に露光す
ることにより、画像の解像度を低下させることなく形成
速度を向上させた画像形成装置もある。
【0008】ただし、このような画像形成装置では、感
光ドラムに多数の主走査線が露光される副走査方向のピ
ッチに対し、副走査方向に配列された二つのレーザビー
ムのピッチが一致している必要がある。このような課題
を解決した一従来例の画像形成装置を図6を参照して以
下に説明する。なお、図面は画像形成装置の要部を示す
模式的な斜視図である。
【0009】ここで例示する画像形成装置1は、一個の
半導体レーザ2を具備しており、この一個の半導体レー
ザ2が二個のレーザ出射手段として二つのレーザビーム
を所定間隔で平行に出射する。この半導体レーザ2の二
つのレーザビームの光軸上には、ビーム偏向手段に相当
するポリゴンミラー3の反射面4が位置しており、この
ポリゴンミラー3の反射光路には、fθレンズ等の結像
光学系5を介するなどして潜像担持手段である感光ドラ
ム(図示せず)の周面が位置している。
【0010】ポリゴンミラー3は、六つの反射面4が外
周部に形成されており、スキャナモータ(図示せず)に
より主走査方向に回転自在に軸支されている。感光ドラ
ムは、副走査手段であるドラム駆動機構(図示せず)に
より回転自在に軸支されており、レーザビームにより露
光走査される周面が副走査方向に相対移動する。
【0011】ポリゴンミラー3の走査範囲で感光ドラム
より主走査方向に先行した位置には、開始検知手段であ
るBDセンサ(図示せず)が配置されており、このBD
センサは、ポリゴンミラー3により偏向走査されたレー
ザビームを感光ドラムに照射される直前に検知する。
【0012】また、この画像形成装置1には、画像デー
タの外部入力を受け付けて一時保持する駆動制御回路
(図示せず)も設けられており、この駆動制御回路がB
Dセンサや半導体レーザ2に接続されている。この駆動
制御回路は、BDセンサがレーザビームを検知すると所
定時間後に画像データに対応して半導体レーザ2による
二つのレーザビームの出射を動作制御する。
【0013】そして、ここで例示する画像形成装置1で
は、この半導体レーザ2は、レーザビームの光軸方向と
同一の軸心方向で本体フレーム6に回動自在に軸支され
ており、例えば、この回動の軸心は二つのレーザビーム
の一方の光軸と一致している。
【0014】なお、一般的な構造なので図示および説明
を割愛するが、感光ドラムの周面には、上述したレーザ
走査機構の他、担持帯電手段である帯電チャージャ、潜
像現像手段である現像器、トナー転写手段である転写チ
ャージャ等の各種デバイスも対向配置されており、この
転写チャージャと感光ドラムとの間隙には、記録媒体で
ある印刷用紙の搬送路も形成されている。
【0015】上述のような構造の画像形成装置1は、電
子写真法により画像を形成することができる。その場
合、駆動制御回路が外部入力される画像データに対応し
て半導体レーザ2を駆動制御することにより、その二つ
のレーザビームを画像データの二つの主走査線に対応し
て変調する。
【0016】このように変調されて半導体レーザ2から
出射される二つのレーザビームは、回転するポリゴンミ
ラー3の反射面4により主走査方向に一緒に偏向され
る。この偏向走査された二つのレーザビームは結像光学
系5で光学補正され、副走査方向に回転する感光ドラム
の周面に照射されるので、ここに副走査方向に配列され
た多数の主走査線として静電潜像が形成される。
【0017】なお、偏向走査されたレーザビームは感光
ドラムに照射される直前にBDセンサで検知されるの
で、このBDセンサのビーム検知から所定時間後に駆動
制御回路が画像データに対応したレーザビームの制御を
実行することにより、多数の主走査線の主走査方向の位
置を副走査方向に一致させる。
【0018】上述した画像形成装置1では、副走査方向
に配列される多数の主走査線を二つのレーザビームで二
つずつ形成するため、解像度を低下させることなく画像
形成を高速化することができる。ただし、画像を形成す
る主走査線の副走査方向の配列ピッチと、二つのレーザ
ビームの副走査方向の配列ピッチとが一致していないと
画像が縞状に形成されることになる。
【0019】これを解決するため、上述した画像形成装
置1では、半導体レーザ2を光軸方向と平行な軸心で回
動自在に軸支しており、この半導体レーザ2を回動させ
て固定することにより二つのレーザビームの副走査方向
の配列ピッチを調整できるようにしている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した画像形成装置
1では、半導体レーザ2が出射する二つのレーザビーム
を画像データに対応して個々に制御するので、副走査方
向に配列された多数の主走査線からなる画像を高解像度
で高速に形成することができる。しかも、二つのレーザ
ビームを出射する半導体レーザ2を回動自在に軸支して
いるので、二つのレーザビームの副走査方向での配列ピ
ッチを形成画像の主走査線の副走査方向での配列ピッチ
に一致させることができる。
【0021】しかし、上述のように二つのレーザビーム
の副走査方向の配列ピッチを調整するために半導体レー
ザ2を回動させると、二つのレーザビームは主走査方向
にも相対変位することになる。この場合、二つのレーザ
ビームで同時に形成される二つの主走査線の主走査方向
の開始位置が一致しないことになり、例えば、副走査方
向に連続する直線がジグザグに形成されるようなことに
なる。
【0022】このような課題を解決するため、特開昭6
3−54183号公報に開示された画像形成装置では、
二つのレーザビームの一つを基準としてBDセンサで検
知し、この検知から事前に設定された第一時間が経過す
ると第一のレーザビームの制御を開始する。さらに、こ
の第一時間とは相違する第二時間が経過すると第二のレ
ーザビームの制御を開始することにより、二つのレーザ
ビームによる主走査線の主走査方向での開始位置を副走
査方向に一致させる。
【0023】しかし、現在の画像形成装置は高精細なの
で主走査線の開始位置の誤差は10〜20(μm)程度しか許
容されないが、印刷速度は高速なので上述のような第一
第二時間で許容される誤差は数ナノ秒程度となる。この
ため、上述のようにビーム検知から露光開始までの経過
時間を複数のレーザビームごとに個々に設定する場合、
各々の時間を正確に設定する必要がある。しかし、この
ような調整は実際には作業が困難であり、画像形成装置
の最終調整の作業性などを阻害することになる。
【0024】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、複数のレーザビームで複数の主走査線を
同時に形成する電子写真方式の画像形成装置において、
ビーム検知から露光開始までの経過時間を複数のレーザ
ビームごとに個々に正確に設定できることを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の画
像形成装置は、副走査方向に配列された多数の主走査線
からなる画像データの外部入力を受け付け、副走査方向
に配列された複数のレーザ出射手段が個々に出射する複
数のレーザビームを一個のビーム偏向手段で主走査方向
に同時に偏向させ、この偏向走査された複数のレーザビ
ームの少なくとも一つを開始検知手段により所定位置で
検知し、このビーム検知から複数の所定時間の経過ごと
に複数の前記レーザ出射手段によるビーム出射を画像デ
ータに対応して駆動制御手段により個々に制御し、この
制御されて偏向走査された複数のレーザビームを帯電し
て副走査方向に移動する潜像担持手段の表面に照射さ
せ、このビーム照射により前記潜像担持手段の表面に形
成された静電潜像をトナーで現像して記録媒体に転写さ
せる画像形成装置において、複数の前記レーザ出射手段
により出射されて前記ビーム偏向手段により偏向された
複数のレーザビームを所定位置で検知するビーム検知手
段と、複数のレーザビームの基準となる一つが前記ビー
ム検知手段により二回検知される時間間隔Trを測定す
る基準測定手段と、複数のレーザビームの基準となる一
つが前記ビーム検知手段により検知されてから基準でな
い一つが検知されるまでの時間間隔Txを個々に測定す
る対象測定手段と、前記基準測定手段と前記対象測定手
段とにより測定された時間間隔Tr,Txの時間格差△
T=Tr−Txを算出する格差算出手段と、該格差算出
手段により算出された時間格差△Tに対応して複数の前
記レーザ出射手段の前記駆動制御手段による制御の開始
タイミングを調整する開始調整手段と、を具備してい
る。
【0026】従って、本発明の画像形成装置では、複数
のレーザ出射手段が出射して一個のビーム偏向手段によ
り同時に偏向された複数のレーザビームが、開始検知手
段により検知されてから副走査方向に移動する一個の潜
像担持手段の表面に照射されるとき、開始検知手段のビ
ーム検知から複数の所定時間が経過するごとに複数のレ
ーザ出射手段のビーム出射が駆動制御手段により画像デ
ータに対応して個々に制御される。
【0027】ただし、複数のレーザ出射手段により出射
されてビーム偏向手段により同時に偏向された複数のレ
ーザビームがビーム検知手段により個々に検知されるの
で、複数のレーザビームの基準となる一つがビーム検知
手段により二回検知される時間間隔Trが基準測定手段
により測定されるとともに、複数のレーザビームの基準
の一つがビーム検知手段により検知されてから基準でな
い一つが検知されるまでの時間間隔Txが対象測定手段
により個々に測定される。そして、基準測定手段と対象
測定手段とにより測定された時間間隔Tr,Txの時間
格差△T=Tr−Txが格差算出手段により算出され、
この格差算出手段により算出された時間格差△Tに対応
して複数のレーザ出射手段の駆動制御手段による制御の
開始タイミングが開始調整手段により調整される。この
ため、開始検知手段によるビーム検知から駆動制御手段
による駆動制御までの経過時間が複数のレーザ出射手段
ごとに個々に正確に調整される。
【0028】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置であって、前記ビーム偏向手段は、主走査方
向に回転自在な複数の反射面を具備しており、前記基準
測定手段は、複数のレーザビームの基準となる一つが前
記ビーム偏向手段の複数の反射面の特定の一つで偏向走
査されて前記ビーム検知手段により二回検知される時間
間隔Trを測定し、前記対象測定手段は、複数のレーザ
ビームの基準となる一つが前記ビーム偏向手段の複数の
反射面の特定の一つで偏向走査されて前記ビーム検知手
段により検知されてから基準でない一つが同一の前記反
射面で偏向走査されて検知されるまでの時間間隔Txを
個々に測定する。
【0029】従って、ビーム偏向手段の複数の反射面が
主走査方向に回転することで、複数のレーザビームが同
時に主走査方向に偏向される。このとき、複数のレーザ
ビームの基準となる一つがビーム偏向手段の複数の反射
面の特定の一つで偏向走査されてビーム検知手段により
二回検知される時間間隔Trが基準測定手段により測定
され、複数のレーザビームの基準となる一つがビーム偏
向手段の複数の反射面の特定の一つで偏向走査されてビ
ーム検知手段により検知されてから基準でない一つが同
一の反射面で偏向走査されて検知されるまでの時間間隔
Txが対象測定手段により個々に測定される。つまり、
時間間隔Tr,Txの測定がビーム偏向手段の複数の反
射面の特定の一つに対して実行されるので、ビーム偏向
手段の複数の反射面の相互の機械誤差などが時間間隔T
r,Txの測定精度に影響しない。
【0030】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置であって、前記基準測定手段および前記対象
測定手段は、前記ビーム偏向手段のレーザビームを現在
偏向している反射面を特定する偏向特定手段と、前記ビ
ーム検知手段によりレーザビームが検知された現在時刻
を検出する時刻検出手段と、を具備している。
【0031】従って、基準測定手段および対象測定手段
が時間間隔Tr,Txを各々測定するとき、ビーム偏向
手段のレーザビームを現在偏向している反射面が偏向特
定手段により特定され、ビーム検知手段によりレーザビ
ームが検知された現在時刻が時刻検出手段により検出さ
れる。つまり、ビーム偏向手段のレーザビームを現在偏
向している反射面が特定の一つであることが偏向特定手
段により特定されると時刻検出手段により現在時刻が検
出され、このように二回検出される現在時刻の差分を算
出することにより時間間隔Tr,Txが各々測定され
る。
【0032】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記開始調整
手段は、基準でない前記レーザ出射手段の前記駆動制御
手段による制御の開始タイミングを前記格差算出手段に
より算出された時間格差△Tに対応して調整する。
【0033】従って、基準でないレーザ出射手段の駆動
制御手段による制御の開始タイミングが格差算出手段に
より算出された時間格差△Tに対応して開始調整手段に
より調整されるので、基準でないレーザ出射手段のビー
ム出射を駆動制御手段が制御する開始タイミングが基準
のレーザ出射手段のビーム出射を制御する開始タイミン
グに一致する。
【0034】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記開始調整
手段は、前記開始検知手段のビーム検知から複数の前記
レーザ出射手段の制御を個々に開始する前記駆動制御手
段の複数の所定時間に前記格差算出手段により算出され
た時間格差△Tを加減する。
【0035】従って、開始検知手段のビーム検知から複
数のレーザ出射手段の制御を個々に開始する駆動制御手
段の複数の所定時間に格差算出手段により算出された時
間格差△Tが開始調整手段により加減されるので、例え
ば、基準のタイミングよりビーム検知が時間△Tだけ遅
延するレーザ出射手段に対して駆動制御手段に設定され
ている時間が△Tだけ減算され、基準のタイミングより
ビーム検知が時間△Tだけ先行するレーザ出射手段に対
して駆動制御手段に設定されている時間が△Tだけ加算
される。
【0036】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記ビーム検
知手段が前記開始検知手段からなる。従って、開始検知
手段がビーム検知手段としてレーザビームを検知するの
で、開始検知手段を具備している画像形成装置にビーム
検知手段として専用のデバイスを追加する必要がない。
【0037】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記基準測定
手段および前記対象測定手段は、前記ビーム検知手段に
複数の前記レーザ出射手段により出射されて前記ビーム
偏向手段により偏向された複数のレーザビームを個々に
相違するタイミングで検知させる。
【0038】従って、複数のレーザ出射手段により出射
されてビーム偏向手段により偏向された複数のレーザビ
ームを、基準測定手段および対象測定手段がビーム検知
手段に個々に相違するタイミングで検知させるので、例
えば、ビーム検知手段の受光デバイスが一個でも複数の
レーザビームが別個に検知される。
【0039】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
の何れか一記載の画像形成装置であって、複数の前記レ
ーザ出射手段が一個のデバイスパッケージに内蔵されて
おり、このデバイスパッケージがレーザビームの光軸方
向と平行な軸心方向で回動自在に軸支されている。
【0040】従って、デバイスパッケージを回動させる
と複数のレーザ出射手段が出射するレーザビームの相対
位置が主走査方向および副走査方向に変位するので、例
えば、複数のレーザビームの副走査方向での配列ピッチ
を形成画像の主走査線の副走査方向での配列ピッチに一
致させることができる。
【0041】請求項9記載の発明の動作調整装置は、副
走査方向に配列された多数の主走査線からなる画像デー
タの外部入力を受け付け、副走査方向に配列された複数
のレーザ出射手段が個々に出射する複数のレーザビーム
を一個のビーム偏向手段で主走査方向に同時に偏向さ
せ、この偏向走査された複数のレーザビームの少なくと
も一つを開始検知手段により所定位置で検知し、このビ
ーム検知から複数の所定時間の経過ごとに複数の前記レ
ーザ出射手段によるビーム出射を画像データに対応して
駆動制御手段により個々に制御し、この制御されて偏向
走査された複数のレーザビームを帯電して副走査方向に
移動する潜像担持手段の表面に照射させ、このビーム照
射により前記潜像担持手段の表面に形成された静電潜像
をトナーで現像して記録媒体に転写させる画像形成装置
において、複数の前記レーザ出射手段により出射されて
前記ビーム偏向手段により偏向された複数のレーザビー
ムを所定位置で検知するビーム検知手段と、複数のレー
ザビームの基準となる一つが前記ビーム検知手段により
二回検知される時間間隔Trを測定する基準測定手段
と、複数のレーザビームの基準となる一つが前記ビーム
検知手段により検知されてから基準でない一つが検知さ
れるまでの時間間隔Txを個々に測定する対象測定手段
と、前記基準測定手段と前記対象測定手段とにより測定
された時間間隔Tr,Txの時間格差△T=Tr−Tx
を算出する格差算出手段と、該格差算出手段により算出
された時間格差△Tに対応して複数の前記レーザ出射手
段の前記駆動制御手段による制御の開始タイミングを調
整する開始調整手段と、を具備している。
【0042】従って、本発明の動作調整装置では、画像
形成装置の複数のレーザ出射手段により出射されてビー
ム偏向手段により同時に偏向された複数のレーザビーム
がビーム検知手段により個々に検知されるので、複数の
レーザビームの基準となる一つがビーム検知手段により
二回検知される時間間隔Trが基準測定手段により測定
されるとともに、複数のレーザビームの基準の一つがビ
ーム検知手段により検知されてから基準でない一つが検
知されるまでの時間間隔Txが対象測定手段により個々
に測定される。そして、基準測定手段と対象測定手段と
により測定された時間間隔Tr,Txの時間格差△T=
Tr−Txが格差算出手段により算出され、この格差算
出手段により算出された時間格差△Tに対応して複数の
レーザ出射手段の駆動制御手段による制御の開始タイミ
ングが開始調整手段により調整される。このため、開始
検知手段によるビーム検知から駆動制御手段による駆動
制御までの経過時間が複数のレーザ出射手段ごとに個々
に正確に調整される。
【0043】請求項10記載の発明の動作調整方法は、
副走査方向に配列された多数の主走査線からなる画像デ
ータの外部入力を受け付け、副走査方向に配列された複
数のレーザ出射手段が個々に出射する複数のレーザビー
ムを一個のビーム偏向手段で主走査方向に同時に偏向さ
せ、この偏向走査された複数のレーザビームの少なくと
も一つを開始検知手段により所定位置で検知し、このビ
ーム検知から複数の所定時間の経過ごとに複数の前記レ
ーザ出射手段によるビーム出射を画像データに対応して
駆動制御手段により個々に制御し、この制御されて偏向
走査された複数のレーザビームを帯電して副走査方向に
移動する潜像担持手段の表面に照射させ、このビーム照
射により前記潜像担持手段の表面に形成された静電潜像
をトナーで現像して記録媒体に転写させる画像形成装置
において、複数の前記レーザ出射手段により出射されて
前記ビーム偏向手段により同時に偏向された複数のレー
ザビームを個々に検知し、複数のレーザビームの基準と
なる一つが二回検知される時間間隔Trを測定し、複数
のレーザビームの基準となる一つが検知されてから基準
でない一つが検知されるまでの時間間隔Txを個々に測
定し、これらの時間間隔Tr,Txの時間格差△T=T
r−Txを算出し、この時間格差△Tに対応して複数の
前記レーザ出射手段の前記駆動制御手段による制御の開
始タイミングを調整するようにした。
【0044】従って、本発明の動作調整方法では、画像
形成装置の複数のレーザ出射手段により出射されてビー
ム偏向手段により同時に偏向された複数のレーザビーム
が個々に検知されるので、複数のレーザビームの基準と
なる一つがビーム偏向手段で偏向走査されて二回検知さ
れる時間間隔Trが測定されるとともに、複数のレーザ
ビームの基準となる一つが検知されてから基準でない一
つが検知されるまでの時間間隔Txが個々に測定され
る。そして、このように測定された時間間隔Tr,Tx
の時間格差△T=Tr−Txが算出され、この算出され
た時間格差△Tに対応して複数のレーザ出射手段の駆動
制御手段による制御の開始タイミングが調整される。こ
のため、開始検知手段によるビーム検知から駆動制御手
段による駆動制御までの経過時間が複数のレーザ出射手
段ごとに個々に正確に調整される。
【0045】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、専用
のハードウェア、適正な機能がプログラムにより付与さ
れたコンピュータ、適正なプログラムによりコンピュー
タの内部に実現された機能、これらの組み合わせ、等を
許容する。
【0046】また、本発明で云う主走査方向や副走査方
向などは、潜像担持手段に形成される画像に対する各種
手段ごとの方向を意味しており、実際の装置で各種手段
に相当するデバイスの方向が整合している必要はない。
例えば、ビーム偏向手段となるポリゴンミラーにより偏
向走査されたレーザビームを反射ミラーにより走査面と
直角に偏向してから潜像担持手段である感光ドラムに入
射させる構造の場合、ポリゴンミラーの反射面での副走
査方向と感光ドラムの周面での副走査方向とは直交する
ことになる。
【0047】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図4を参照して以下に説明する。ただし、本実施の形
態において前述した一従来例と同一の部分は、同一の名
称を使用して詳細な説明は省略する。
【0048】なお、図1は本発明の画像形成装置の実施
の一形態であるレーザプリンタの要部を示す模式的なブ
ロック図、図2はレーザプリンタの略全体の内部構造を
示す縦断側面図、図3は光学系等の部分を示す斜視図、
図4は開始検知手段でありビーム検知手段であるBDセ
ンサを示す斜視図、図5は調整される複数の所定時間を
示すタイムチャートである。
【0049】まず、本実施の形態の画像形成装置である
レーザプリンタ11は、図2に示すように、潜像担持手
段として感光ドラム12を具備しており、この感光ドラ
ム12が図中で時計方向に回転自在に軸支されること
で、その周面が副走査方向に移動自在とされている。
【0050】この感光ドラム12の周面には、トナーク
リーナ13、帯電ローラ14、露光ユニット15、現像
器16、転写ローラ17、等が順番に対向配置されてお
り、この転写ローラ17と感光ドラム12との間隙に記
録媒体である印刷用紙(図示せず)の搬送路18が形成
されている。
【0051】帯電ローラ14は、順次移動する感光ドラ
ム12の周面を一様に帯電させ、露光ユニット15は、
帯電して順次移動する感光ドラム12の周面を露光走査
する。現像器16は、露光走査により感光ドラム12の
周面に形成された静電潜像をトナー19により現像し、
転写ローラ17は、現像された感光ドラム12の周面の
トナー19を印刷用紙の表面に転写させる。
【0052】なお、この印刷用紙の搬送路には定着器2
0も配置されており、この定着器20は印刷用紙に転写
されたトナー19を加熱するとともに加圧して定着させ
る。また、トナークリーナ13は、感光ドラム12の周
面に残存したトナーを除去する。
【0053】本実施の形態のレーザプリンタ11の露光
ユニット15は、図3に示すように、一個のレーザユニ
ット21を具備しており、このレーザユニット21は、
一個のデバイスパッケージ22に複数のレーザ出射手段
として第一第二のレーザ発光部23,24が内蔵されて
いる。
【0054】このレーザユニット21は、感光ドラム1
2で副走査方向となる縦方向に配列された二つの平行な
レーザビームを第一第二のレーザ発光部23,24から
個々に出射するが、そのデバイスパッケージ22は、露
光ユニット15のユニットフレーム25に光軸方向と平
行な軸心方向で回動自在に軸支されている。
【0055】レーザユニット21の光軸上には、コリメ
ータレンズやシリンドリカルレンズ等の補正光学系26
を介してビーム偏向手段であるポリゴンミラー27が配
置されており、このポリゴンミラー27がスキャナモー
タ28により回転自在に軸支されている。ポリゴンミラ
ー27は、外周部に六つの反射面29が形成されてい
る。
【0056】ポリゴンミラー27の走査光路には、fθ
レンズ等の結像光学系30を介して主走査方向に細長い
反射ミラー31が配置されており、この反射ミラー31
の反射光路に感光ドラム12の周面が位置している。な
お、ポリゴンミラー27の走査光路の側端には、小型の
反射ミラー32が配置されており、この反射ミラー32
の反射光路に開始検知手段でありビーム検知手段である
BDセンサ33が配置されている。
【0057】このBDセンサ33は、図4に示すよう
に、第一第二のフォトダイオード34,35が主走査方
向に配列されており、これらのフォトダイオード34,
35に入射するレーザビームを個々に規制する開口孔3
6,37がセンサケース38に円形および長方形に形成
されている。
【0058】本実施の形態のレーザプリンタ11は、図
1に示すように、駆動制御回路41およびレーザドライ
バ42を具備しており、駆動制御回路41が画像データ
の外部入力を受け付ける入力端子を具備している。さら
に、駆動制御回路41には、BDセンサ33のフォトダ
イオード34,35とレーザドライバ42とが接続され
ており、このレーザドライバ42にはレーザユニット2
1のレーザ発光部23,24が接続されている。
【0059】レーザドライバ42は、電源回路や変調回
路を具備しており、駆動制御回路41の動作制御に対応
してレーザユニット21のレーザ発光部23,24を個
々に駆動する。駆動制御回路41は、物理的には少なく
ともデータメモリやタイマ回路やカウンタ回路が接続さ
れたマイクロコンピュータからなり、実装された制御プ
ログラムに対応した各種機能により各種手段が論理的に
実現されている。
【0060】駆動制御回路41は、上述のような各種手
段として、駆動制御手段、基準測定手段、対象測定手
段、格差算出手段、開始調整手段、等を論理的に具備し
ており、基準測定手段および対象測定手段は、偏向特定
手段と時刻検出手段とを各々具備している(図示せ
ず)。
【0061】駆動制御手段は、外部入力される画像デー
タをデータメモリにより一時保持し、BDセンサ33の
第二のフォトセンサ35により基準となる第一のレーザ
発光部23のレーザビームが検知されると、データメモ
リに事前に登録されている第一第二の所定時間が経過す
るごとに、画像データの奇数偶数の主走査線に対応して
レーザドライバ42により第一第二のレーザ発光部2
3,24の駆動を制御する。
【0062】基準測定手段と対象測定手段との偏向特定
手段は、BDセンサ33の第一のフォトダイオード34
によるビーム検知をカウンタ回路で六つずつカウントす
ることにより、レーザユニット21の第一のレーザ発光
部23のレーザビームを偏向しているポリゴンミラー2
7の反射面29が特定の一つであることを判定する。
【0063】基準測定手段の時刻検出手段は、BDセン
サ33の第二のフォトダイオード35によるビーム検知
と同時にタイマ回路の検知時間を取得することにより、
第一のレーザ発光部23のレーザビームがBDセンサ3
3により検知された現在時刻を検出し、対象測定手段の
時刻検出手段は、第一第二のレーザ発光部23,24の
レーザビームがBDセンサ33により検知された現在時
刻を検出する。
【0064】基準測定手段は、第一のレーザ発光部23
のレーザビームがポリゴンミラー27の特定した一つの
反射面29で偏向されるごとに現在時刻を取得すること
により、基準である第一のレーザ発光部23のレーザビ
ームがポリゴンミラー27の特定した一つの反射面29
で偏向走査されてBDセンサ33により二回検知される
時間間隔Trを測定する。
【0065】対象測定手段は、第一第二のレーザ発光部
23,24のレーザビームがポリゴンミラー27の特定
した一つの反射面29で偏向されるごとに現在時刻を取
得することにより、基準となる第一のレーザ発光部23
のレーザビームがポリゴンミラー27の特定した一つの
反射面29で偏向走査されてBDセンサ33により検知
されてから、基準でない第二のレーザ発光部24のレー
ザビームがポリゴンミラー27の同一の反射面29で偏
向走査されてBDセンサ33により検知されるまでの、
時間間隔Txを個々に測定する。
【0066】なお、本実施の形態のレーザプリンタ11
では、構造的にBDセンサ33が第一第二のレーザ発光
部23,24のレーザビームを同時には個別に検出でき
ないので、基準測定手段と対象測定手段とは、BDセン
サ33に第一第二のレーザ発光部23,24のレーザビ
ームを個々に相違するタイミングで検知させる。
【0067】例えば、ポリゴンミラー27の第一巡目と
第二巡目ではBDセンサ33により第一のレーザ発光部
23のレーザビームのみ検知されて時間間隔Trが測定
され、第三巡目で第二のレーザ発光部24のレーザビー
ムが検知されて時間間隔Txが測定される。
【0068】格差算出手段は、図5に示すように、上述
のように基準測定手段と対象測定手段とにより測定され
た時間間隔Tr,Txの時間格差△T=Tr−Txを算
出し、開始調整手段は、格差算出手段により算出された
時間格差△Tに対応して第一第二のレーザ発光部23,
24の駆動制御手段による制御の開始タイミングを調整
する。
【0069】より詳細には、駆動制御手段は、前述のよ
うにBDセンサ33の第二のフォトダイオード35が第
一のレーザ発光部23のレーザビームを検知すると、デ
ータメモリに事前に登録されている第一第二の所定時間
が経過するごとに第一第二のレーザ発光部23,24を
駆動制御する。
【0070】そして、格差算出手段は、ここでは第二の
レーザ発光部24の駆動制御に利用される第二の所定時
間に時間格差△Tを加減することにより、基準でない第
二のレーザ発光部24の駆動制御の開始タイミングを第
一のレーザ発光部23と一致させる。
【0071】上述のような構成において、本実施の形態
のレーザプリンタ11は、外部入力される画像データに
対応して印刷用紙にドットマトリクスの画像を電子写真
法により形成することができ、この電子写真法での静電
潜像の露光走査を二つのレーザビームで同時に実行する
ので画像を高速に形成することができる。
【0072】また、本実施の形態のレーザプリンタ11
は、前述した画像形成装置1と同様に、レーザユニット
21を回動させることで二つのレーザビームの副走査方
向の間隔を調整できるので、これを形成画像の主走査線
の副走査方向での配列ピッチに一致させることができ
る。
【0073】そして、上述のようにレーザユニット21
を回動させると第一第二のレーザ発光部23,24の相
対位置が主走査方向にも変位することになるが、本実施
の形態のレーザプリンタ11では、例えば、電源投入後
の初期設定の実行時などに駆動制御回路41により第一
第二のレーザ発光部23,24の露光走査の開始タイミ
ングが調整される。
【0074】より詳細には、本実施の形態のレーザプリ
ンタ11では、電源投入により初期設定が開始される
と、その処理動作の一つとして駆動制御回路41により
第一第二のレーザ発光部23,24が調整される。その
場合、レーザユニット21の第一のレーザ発光部23に
よりレーザビームが出射されて回転するポリゴンミラー
27で偏向走査され、そのレーザビームをBDセンサ3
3の第一第二のフォトダイオード34,35に順次検出
させる。
【0075】このとき、駆動制御回路41は第一のフォ
トダイオード34のビーム検知に基づいてポリゴンミラ
ー27の六つの反射面29から一つを特定し、その反射
面29により偏向走査された第一のレーザビームを第二
のフォトダイオード34で二回検知して時間間隔Trを
測定する。
【0076】つぎに、レーザユニット21の第二のレー
ザ発光部24によりレーザビームが出射され、回転する
ポリゴンミラー27の上述の特定された反射面29で偏
向走査されたレーザビームから、同様に第二のレーザビ
ームの時間間隔Txが測定される。
【0077】上述のように時間間隔Tr,Txが測定さ
れると、その時間間隔△Tが算出され、この算出された
時間格差△Tにより第二のレーザ発光部24の露光走査
の開始タイミングが制御される。つまり、駆動制御回路
41には、画像形成時にBDセンサ33の第二のフォト
ダイオード35が第一のレーザビームを検知してから、
画像データに対応した第一第二のレーザ発光部23,2
4の駆動制御を実行するまでの所定時間が事前に登録さ
れているので、その第二のレーザ発光部24の登録時間
に時間格差△Tが加減される。
【0078】上述のように時間調整が初期設定される
と、レーザプリンタ11は画像形成を実行できる状態と
なる。その場合、外部入力される画像データが駆動制御
回路41で一時保持され、レーザユニット21の第一レ
ーザ発光部23のレーザビームが回転するポリゴンミラ
ー27で偏向走査されてBDセンサ33の第二のフォト
ダイオード35で検知されると、このビーム検知から第
一第二の所定時間の経過後に第一第二のレーザ発光部2
3,24が画像データの奇数偶数の主走査線に対応して
動作制御される。
【0079】これで画像データに対応して個々に変調さ
れた二つのレーザビームが同時に偏向走査され、帯電し
て回転する感光ドラム12の周面に照射されるので、こ
の感光ドラム12の周面には、静電潜像の副走査方向に
連続する多数の主走査線が二本ずつ形成される。
【0080】このように形成される静電潜像は現像器1
6から供給されるトナーで現像されてから印刷用紙に転
写ローラ17により転写されるので、この印刷用紙に転
写されたトナーが定着器20により定着処理されること
で、レーザプリンタ11による画像形成が完了する。
【0081】本実施の形態のレーザプリンタ11では、
上述のように外部入力される画像データに対応して印刷
用紙にドットマトリクスの画像を電子写真法により形成
することができ、この電子写真法での静電潜像の露光走
査を二つのレーザビームで同時に実行するので画像を高
速に形成することができる。
【0082】そして、この画像形成に先行した初期設定
の実行時に、第一第二のレーザ発光部23,24の露光
走査の開始タイミングが調整される、これで第一第二の
レーザビームによる主走査線の形成開始の位置が一致す
るので画像品質が良好である。
【0083】その場合、第二のレーザ発光部24の露光
走査の開始タイミングを第一のレーザ発光部23に一致
させるので、露光走査の基準位置が変動することがな
い。また、露光走査の開始位置の調整を登録時間の加減
により実行するので、簡単な処理で確実に主走査線の形
成位置を調整することができる。
【0084】また、上述のような調整動作をポリゴンミ
ラー27の六つの反射面29の一つを特定してから実行
するので、ポリゴンミラー27の六つの反射面29の相
互の機械誤差などが調整精度に影響することも防止され
る。さらに、上述のような調整動作を既存のBDセンサ
33を利用して実行するので、調整動作を実行するため
に専用の受光センサを追加する必要がない。
【0085】このBDセンサ33は同時には第一第二の
レーザビームを別個に検知できないが、調整動作では第
一第二のレーザビームが個々に相違するタイミングで検
知されるので、一個のBDセンサ33で二つのレーザビ
ームを個々に検知して調整することができる。
【0086】また、BDセンサ33には第一第二のフォ
トダイオード34,35が設けられているので、第一の
フォトダイオード34のビーム検知をカウントすること
でポリゴンミラー27の反射面29を特定することがで
き、第二のフォトダイオード35のビーム検知から走査
時間を正確に測定することができる。
【0087】特に、第一のフォトダイオード34に対応
した開口孔36は円形なので、レーザビームの全体を第
一のフォトダイオード34に良好に入射させることがで
き、第二のフォトダイオード35に対応した開口孔37
は縦長の長方形なので、レーザビームを第二のフォトダ
イオード35に一瞬のみ入射させることができる。
【0088】さらに、上述のような調整動作がレーザプ
リンタ11の起動直後の初期設定として実行されるの
で、外部入力される画像データに対応した画像形成を常
時良好な状態で実行することができる。
【0089】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態ではBDセンサ33に同期制
御や時間測定に利用するフォトダイオード35の他、ポ
リゴンミラー27の反射面29を特定するためにフォト
ダイオード34も設けることを例示した。
【0090】しかし、スキャナモータ28にロータリエ
ンコーダを設けてポリゴンミラー27の反射面29を特
定することや、ポリゴンミラー27が一回転する概略の
時間でレーザユニット21にレーザビームを出射させて
BDセンサ33の一個のフォトダイオード34で検知す
ることも可能である。
【0091】また、上記形態では二つのレーザビームの
露光走査の開始タイミングを調整するための各種手段
が、マイクロコンピュータからなる駆動制御回路41に
ソフトウェアにより実現されていることを例示したが、
その各種手段をハードウェアで形成することや、ソフト
ウェアとハードウェアとの組み合わせで実現することも
可能である。
【0092】さらに、上記形態では二つのレーザビーム
の露光走査の開始タイミングを調整する機能が、画像形
成装置であるレーザプリンタ11の駆動制御回路41に
搭載されていることを例示したが、このような調整機能
を具備した動作調整装置を画像形成装置とは別体に形成
し(図示せず)、この動作調整装置により画像形成装置
を製造工程の最終段階などに調整することも可能であ
る。
【0093】さらに、上記形態では二つのレーザビーム
の露光走査の開始タイミングを調整することを例示した
が、同様に三つ以上のレーザビームを調整することも可
能である。
【0094】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0095】請求項1記載の発明の画像形成装置は、複
数のレーザ出射手段により出射されてビーム偏向手段に
より偏向された複数のレーザビームを所定位置で検知す
るビーム検知手段と、複数のレーザビームの基準となる
一つが前記ビーム検知手段により二回検知される時間間
隔Trを測定する基準測定手段と、複数のレーザビーム
の基準となる一つが前記ビーム検知手段により検知され
てから基準でない一つが検知されるまでの時間間隔Tx
を個々に測定する対象測定手段と、前記基準測定手段と
前記対象測定手段とにより測定された時間間隔Tr,T
xの時間格差△T=Tr−Txを算出する格差算出手段
と、該格差算出手段により算出された時間格差△Tに対
応して複数の前記レーザ出射手段の前記駆動制御手段に
よる制御の開始タイミングを調整する開始調整手段と、
を具備していることにより、複数のレーザ出射手段の駆
動制御手段による制御の開始タイミングを開始調整手段
により調整することができるので、複数のレーザビーム
による露光走査の開始位置を一致させて画像品質を向上
させることができる。
【0096】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置であって、前記ビーム偏向手段は、主走査方
向に回転自在な複数の反射面を具備しており、前記基準
測定手段は、複数のレーザビームの基準となる一つが前
記ビーム偏向手段の複数の反射面の特定の一つで偏向走
査されて前記ビーム検知手段により二回検知される時間
間隔Trを測定し、前記対象測定手段は、複数のレーザ
ビームの基準となる一つが前記ビーム偏向手段の複数の
反射面の特定の一つで偏向走査されて前記ビーム検知手
段により検知されてから基準でない一つが同一の前記反
射面で偏向走査されて検知されるまでの時間間隔Txを
個々に測定することにより、ビーム偏向手段の複数の反
射面の相互の機械誤差の影響などを排除して複数のレー
ザビームによる露光走査の開始位置を調整することがで
きる。
【0097】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置であって、前記基準測定手段および前記対象
測定手段は、前記ビーム偏向手段のレーザビームを現在
偏向している反射面を特定する偏向特定手段と、前記ビ
ーム検知手段によりレーザビームが検知された現在時刻
を検出する時刻検出手段と、を具備していることによ
り、簡単な処理で確実に時間間隔Tr,Txを各々測定
することができる。
【0098】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記開始調整
手段は、基準でない前記レーザ出射手段の前記駆動制御
手段による制御の開始タイミングを前記格差算出手段に
より算出された時間格差△Tに対応して調整することに
より、基準でないレーザビームによる露光走査の開始位
置を基準の開始位置に一致させることができる。
【0099】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記開始調整
手段は、前記開始検知手段のビーム検知から複数の前記
レーザ出射手段の制御を個々に開始する前記駆動制御手
段の複数の所定時間に前記格差算出手段により算出され
た時間格差△Tを加減することにより、簡単な処理で確
実に複数のレーザビームによる露光走査の開始位置を一
致させることができる。
【0100】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記ビーム検
知手段が前記開始検知手段からなることにより、ビーム
検知手段として専用のデバイスを追加することなく複数
のレーザビームによる露光走査の開始位置を調整するこ
とができる。
【0101】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の何れか一記載の画像形成装置であって、前記基準測定
手段および前記対象測定手段は、前記ビーム検知手段に
複数の前記レーザ出射手段により出射されて前記ビーム
偏向手段により偏向された複数のレーザビームを個々に
相違するタイミングで検知させることにより、ビーム検
知手段の受光デバイスが一個でも複数のレーザビームを
別個に検知して露光走査の開始位置を調整することがで
きる。
【0102】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
の何れか一記載の画像形成装置であって、複数の前記レ
ーザ出射手段が一個のデバイスパッケージに内蔵されて
おり、このデバイスパッケージがレーザビームの光軸方
向と平行な軸心方向で回動自在に軸支されていることに
より、複数のレーザビームの副走査方向の配列ピッチを
調整することができ、この調整により複数のレーザビー
ムの主走査方向の相対位置が変動しても、これを露光走
査の開始タイミングにより補償することができる。
【0103】請求項9記載の発明の動作調整装置は、画
像形成装置の複数のレーザ出射手段により出射されてビ
ーム偏向手段により偏向された複数のレーザビームを所
定位置で検知するビーム検知手段と、複数のレーザビー
ムの基準となる一つが前記ビーム検知手段により二回検
知される時間間隔Trを測定する基準測定手段と、複数
のレーザビームの基準となる一つが前記ビーム検知手段
により検知されてから基準でない一つが検知されるまで
の時間間隔Txを個々に測定する対象測定手段と、前記
基準測定手段と前記対象測定手段とにより測定された時
間間隔Tr,Txの時間格差△T=Tr−Txを算出す
る格差算出手段と、該格差算出手段により算出された時
間格差△Tに対応して複数の前記レーザ出射手段の前記
駆動制御手段による制御の開始タイミングを調整する開
始調整手段と、を具備していることにより、画像形成装
置の複数のレーザビームによる露光走査の開始位置を一
致させることができるので、画像形成装置の画像品質を
向上させることができる。
【0104】請求項10記載の発明の動作調整方法は、
画像形成装置の複数のレーザ出射手段により出射されて
ビーム偏向手段により同時に偏向された複数のレーザビ
ームを個々に検知し、複数のレーザビームの基準となる
一つが二回検知される時間間隔Trを測定し、複数のレ
ーザビームの基準となる一つが検知されてから基準でな
い一つが検知されるまでの時間間隔Txを個々に測定
し、これらの時間間隔Tr,Txの時間格差△T=Tr
−Txを算出し、この時間格差△Tに対応して複数の前
記レーザ出射手段の前記駆動制御手段による制御の開始
タイミングを調整するようにしたことにより、画像形成
装置の複数のレーザビームによる露光走査の開始位置を
一致させることができるので、画像形成装置の画像品質
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の一形態であるレ
ーザプリンタの要部を示す模式的なブロック図である。
【図2】レーザプリンタの略全体の内部構造を示す縦断
側面図である。
【図3】光学系等の部分を示す斜視図である。
【図4】開始検知手段でありビーム検知手段であるBD
センサを示す斜視図である。
【図5】調整される複数の所定時間を示すタイムチャー
トである。
【図6】一従来例の画像形成装置の要部を示す模式的な
斜視図である。
【符号の説明】
11 画像形成装置であるレーザプリンタ 12 潜像担持手段である感光ドラム 22 デバイスパッケージ 23 レーザ出射手段である第一のレーザ発光部 24 レーザ出射手段である第二のレーザ発光部 27 ビーム偏向手段であるポリゴンミラー 29 反射面 33 開始検知手段でありビーム検知手段であるBD
センサ 41 各種手段として機能する駆動制御回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に配列された多数の主走査線
    からなる画像データの外部入力を受け付け、副走査方向
    に配列された複数のレーザ出射手段が個々に出射する複
    数のレーザビームを一個のビーム偏向手段で主走査方向
    に同時に偏向させ、この偏向走査された複数のレーザビ
    ームの少なくとも一つを開始検知手段により所定位置で
    検知し、このビーム検知から複数の所定時間の経過ごと
    に複数の前記レーザ出射手段によるビーム出射を画像デ
    ータに対応して駆動制御手段により個々に制御し、この
    制御されて偏向走査された複数のレーザビームを帯電し
    て副走査方向に移動する潜像担持手段の表面に照射さ
    せ、このビーム照射により前記潜像担持手段の表面に形
    成された静電潜像をトナーで現像して記録媒体に転写さ
    せる画像形成装置において、 複数の前記レーザ出射手段により出射されて前記ビーム
    偏向手段により偏向された複数のレーザビームを所定位
    置で検知するビーム検知手段と、 複数のレーザビームの基準となる一つが前記ビーム検知
    手段により二回検知される時間間隔Trを測定する基準
    測定手段と、 複数のレーザビームの基準となる一つが前記ビーム検知
    手段により検知されてから基準でない一つが検知される
    までの時間間隔Txを個々に測定する対象測定手段と、 前記基準測定手段と前記対象測定手段とにより測定され
    た時間間隔Tr,Txの時間格差△T=Tr−Txを算
    出する格差算出手段と、 該格差算出手段により算出された時間格差△Tに対応し
    て複数の前記レーザ出射手段の前記駆動制御手段による
    制御の開始タイミングを調整する開始調整手段と、を具
    備していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム偏向手段は、主走査方向に回
    転自在な複数の反射面を具備しており、 前記基準測定手段は、複数のレーザビームの基準となる
    一つが前記ビーム偏向手段の複数の反射面の特定の一つ
    で偏向走査されて前記ビーム検知手段により二回検知さ
    れる時間間隔Trを測定し、 前記対象測定手段は、複数のレーザビームの基準となる
    一つが前記ビーム偏向手段の複数の反射面の特定の一つ
    で偏向走査されて前記ビーム検知手段により検知されて
    から基準でない一つが同一の前記反射面で偏向走査され
    て検知されるまでの時間間隔Txを個々に測定する請求
    項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記基準測定手段および前記対象測定手
    段は、 前記ビーム偏向手段のレーザビームを現在偏向している
    反射面を特定する偏向特定手段と、 前記ビーム検知手段によりレーザビームが検知された現
    在時刻を検出する時刻検出手段と、を具備している請求
    項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記開始調整手段は、基準でない前記レ
    ーザ出射手段の前記駆動制御手段による制御の開始タイ
    ミングを前記格差算出手段により算出された時間格差△
    Tに対応して調整する請求項1ないし3の何れか一記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記開始調整手段は、前記開始検知手段
    のビーム検知から複数の前記レーザ出射手段の制御を個
    々に開始する前記駆動制御手段の複数の所定時間に前記
    格差算出手段により算出された時間格差△Tを加減する
    請求項1ないし4の何れか一記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ビーム検知手段が前記開始検知手段
    からなる請求項1ないし5の何れか一記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】 前記基準測定手段および前記対象測定手
    段は、前記ビーム検知手段に複数の前記レーザ出射手段
    により出射されて前記ビーム偏向手段により偏向された
    複数のレーザビームを個々に相違するタイミングで検知
    させる請求項1ないし6の何れか一記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 複数の前記レーザ出射手段が一個のデバ
    イスパッケージに内蔵されており、このデバイスパッケ
    ージがレーザビームの光軸方向と平行な軸心方向で回動
    自在に軸支されている請求項1ないし7の何れか一記載
    の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 副走査方向に配列された多数の主走査線
    からなる画像データの外部入力を受け付け、副走査方向
    に配列された複数のレーザ出射手段が個々に出射する複
    数のレーザビームを一個のビーム偏向手段で主走査方向
    に同時に偏向させ、この偏向走査された複数のレーザビ
    ームの少なくとも一つを開始検知手段により所定位置で
    検知し、このビーム検知から複数の所定時間の経過ごと
    に複数の前記レーザ出射手段によるビーム出射を画像デ
    ータに対応して駆動制御手段により個々に制御し、この
    制御されて偏向走査された複数のレーザビームを帯電し
    て副走査方向に移動する潜像担持手段の表面に照射さ
    せ、このビーム照射により前記潜像担持手段の表面に形
    成された静電潜像をトナーで現像して記録媒体に転写さ
    せる画像形成装置において、 複数の前記レーザ出射手段により出射されて前記ビーム
    偏向手段により偏向された複数のレーザビームを所定位
    置で検知するビーム検知手段と、 複数のレーザビームの基準となる一つが前記ビーム検知
    手段により二回検知される時間間隔Trを測定する基準
    測定手段と、 複数のレーザビームの基準となる一つが前記ビーム検知
    手段により検知されてから基準でない一つが検知される
    までの時間間隔Txを個々に測定する対象測定手段と、 前記基準測定手段と前記対象測定手段とにより測定され
    た時間間隔Tr,Txの時間格差△T=Tr−Txを算
    出する格差算出手段と、 該格差算出手段により算出された時間格差△Tに対応し
    て複数の前記レーザ出射手段の前記駆動制御手段による
    制御の開始タイミングを調整する開始調整手段と、を具
    備していることを特徴とする画像形成装置の動作調整装
    置。
  10. 【請求項10】 副走査方向に配列された多数の主走査
    線からなる画像データの外部入力を受け付け、副走査方
    向に配列された複数のレーザ出射手段が個々に出射する
    複数のレーザビームを一個のビーム偏向手段で主走査方
    向に同時に偏向させ、この偏向走査された複数のレーザ
    ビームの少なくとも一つを開始検知手段により所定位置
    で検知し、このビーム検知から複数の所定時間の経過ご
    とに複数の前記レーザ出射手段によるビーム出射を画像
    データに対応して駆動制御手段により個々に制御し、こ
    の制御されて偏向走査された複数のレーザビームを帯電
    して副走査方向に移動する潜像担持手段の表面に照射さ
    せ、このビーム照射により前記潜像担持手段の表面に形
    成された静電潜像をトナーで現像して記録媒体に転写さ
    せる画像形成装置において、 複数の前記レーザ出射手段により出射されて前記ビーム
    偏向手段により同時に偏向された複数のレーザビームを
    個々に検知し、 複数のレーザビームの基準となる一つが二回検知される
    時間間隔Trを測定し、 複数のレーザビームの基準となる一つが検知されてから
    基準でない一つが検知されるまでの時間間隔Txを個々
    に測定し、 これらの時間間隔Tr,Txの時間格差△T=Tr−T
    xを算出し、 この時間格差△Tに対応して複数の前記レーザ出射手段
    の前記駆動制御手段による制御の開始タイミングを調整
    するようにしたことを特徴とする画像形成装置の動作調
    整方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008052263A (ja) * 2006-07-25 2008-03-06 Kyocera Mita Corp 照射位置調整装置

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