JP2000343703A - インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録ヘッド及びその製造方法

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JP2000343703A
JP2000343703A JP15836399A JP15836399A JP2000343703A JP 2000343703 A JP2000343703 A JP 2000343703A JP 15836399 A JP15836399 A JP 15836399A JP 15836399 A JP15836399 A JP 15836399A JP 2000343703 A JP2000343703 A JP 2000343703A
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element substrate
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Akihiro Yamanaka
昭弘 山中
Masahiko Kubota
雅彦 久保田
Yoshiyuki Imanaka
良行 今仲
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録ヘッドにおいて良好なイ
ンク吐出特性を得るための隙間のない良好な天板接合
を、天板や基板の形状ばらつきに応じて最適の条件で行
なうための接合状態についての情報を得る手段を提供す
る。 【解決手段】 互いに接合されることで複数の液流路を
構成するための第1の基板および第2の基板を有するヘ
ッドにおいて、第1および第2の基板の対向する位置に
設けられた電極より構成される位置センサを備えたこと
を特徴とする記録ヘッド、並びに前記位置センサを用い
て前記第1、第2の基板の接合を行うことを特徴とする
記録ヘッドの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置用の記録
ヘッドに関するものである。特にインクジェット用記録
ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来知られているインクジェット記録ヘ
ッドは、シリコン基板からなる基板上に発熱体を持ち記
録信号に応じて熱エネルギーをヒーターボード(第1の
基板)と、ポリサルフォン等の樹脂やガラス等からなる
天板(第2の基板)とを接合することによりインク流路を
形成している。
【0003】ここで、部品加工時の精度ばらつき、製造
工程のばらつきなどが許容限度を超えると、この天板接
合に不具合が生じ接合面に隙間が生じ、その状態でイン
クを吐出させると、吐出エネルギーがその隙間から逃げ
ることで吐出体積や吐出速度などの吐出特性に大きな影
響を与える。そこで、良好な天板接合を行うために様々
な方法が検討されてきた。(図1) 特開平04-247946号公報、04-250048号
公報に記載のように、天板における基板と接合する面に
天板と接合するとつぶれる突起を形成してその突起を確
実につぶすことで天板接合の密着性を高めたり、特開平
10-76668号公報に記載のように、天板接合の画
像認識の精度を高めるために天板のオリフィスプレート
と基板接合面の交差線付近に画像認識を容易にする部材
を持つことなどの方法で天板接合の精度を高めてきた。
(図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし天板の材質や製
造工程によっては、部品ごとに形状がばらつきその天板
に最適な天板接合を常に行うことは困難であった。さら
に、近年では、吐出口の高密度配列や安定吐出による高
品位画像の実現の要求により、第1の基板と第2の基板
の接合精度をさらに上げることが要求されている。
【0005】前記の突起を確実につぶすなどのメカ的な
突き合わせや嵌合による方法では上記要求にこたえられ
るだけの精度を得るのが困難なことが多い。また、画像
処理では、画像処理により位置を確認後天板を移動して
天接するため、第1の基板と第2の基板が接合した状態
を直接みることができず、接合時に生じたずれなどの影
響がでる場合がある。
【0006】また、天板接合後にその接合が良好な状態
かどうかを調査するためには途中で抜き取り破壊検査を
行なうことが考えられるが、手間がかかり損失も多く現
実的でない。そのため最終形態であるインクジェット記
録ヘッドまで組み立てた後、インクを吐出させて確認す
るほかに方法がなく、やはり部品の無駄が問題となる場
合があった。
【0007】さらに、接合状態がすぐに確認できないた
め、ピッチズレ等が発生しても不良品をしばらく作り続
けてしまい、不良品を最終工程の印字まで流してしまう
場合があった。
【0008】これら天接歩留まりの低下や不良品の発生
はヘッドのコストアップを招き、問題となる場合があっ
た。
【0009】そこで、天板や基板の形状ばらつきに応じ
た天板接合を行い、不良品の発生をおさえるとともに、
天板接合の直後に接合状態についての情報を得ることが
求められている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するためになされたものである。
【0011】すなわち、互いに接合されることで複数の
液流路を構成するための第1の基板および第2の基板を
有するヘッドにおいて、第1および第2の基板の対向す
る位置に設けられた電極より構成される位置センサを備
えたことを特徴とする記録ヘッドについてのものであ
る。
【0012】前記位置センサは、前記電極間の静電容量
を測定することにより前記第1、第2の基板の相対位置
を検出するものであることが好ましい。
【0013】また前記記録ヘッドはインクジェット記録
用のものであることが好ましい。
【0014】また、本発明は互いに接合されることで複
数の液流路を構成するための第1の基板および第2の基
板を有するヘッドにおいて、第1および第2の基板の対
向する位置に設けられた電極より構成される位置センサ
を用いて前記第1、第2の基板の接合を行うことを特徴
とする記録ヘッドの製造方法についてのものである。
【0015】前記製造方法においては、上記位置センサ
の電極間の静電容量を測定することによって接合を行な
うことが好ましい。
【0016】なお、本発明の説明で用いる「上流」「下
流」とは、液体の供給源から気泡発生領域(または可動
部材)を経て、吐出口へ向かう液体の流れ方向に関し
て、またはこの構成上の方向に関しての表現として用い
られる。
【0017】
【発明の実施の形態】図3(a)は、本発明の一実施形態
である液体吐出ヘッドを示した図である。
【0018】図3(a)に示すように、この液体吐出ヘッ
ドは、液体に気泡を発生させるための熱エネルギーを与
える複数個の発熱体505が並列に設けられた第1のS
i基板504(通常は素子基板)と、第1のSi基板504
上に接合された第2のSi基板501(通常は天板)と、
各Si基板の前端面に接合されたオリフィスプレート5
07とを有する。図3(b)は横方向から見た図であり、
矢印方向に接合される。
【0019】図4(a)は、本発明の別の実施形態である
液体吐出ヘッドを示した図である。素子基板と天板とで
構成される液流路内に設置された可動部材506を有す
る他は図3(a)と同じである。図4(b)も同様に横方向か
ら見た図である。
【0020】以下、図4で示した構成についてより詳細
に図示し説明する。
【0021】図5は、図4で示した液体吐出ヘッドの液
流路方向に沿った断面図である。
【0022】図5に示すように、素子基板1は、シリコ
ン等の基板上に絶縁および蓄熱を目的としたシリコン酸
化膜または窒化シリコン膜を成膜し、その上に、発熱体
2を構成する電気抵抗層および配線をパターニングした
ものである。この配線から電気抵抗層に電圧を印加し、
電気抵抗層に電流を流すことで発熱体2が発熱する。
【0023】天板3は、各発熱体2に対応した複数の液
流路7および各液流路7に液体を供給するための共通液
室8を構成するためのもので、天井部分から各発熱体2
の間に延びる流路側壁9が一体的に設けられている。天
板3はシリコン系の材料で構成され、液流路7および共
通液室9のパターンをエッチングで形成したり、シリコ
ン基板上にCVD等の公知の成膜方法により窒化シリコ
ン、酸化シリコンなど、流路側壁9となる材料を堆積し
た後、液流路7の部分をエッチングして形成することが
できる。
【0024】オリフィスプレート4には、各液流路7に
対応しそれぞれ液流路7を介して共通液室8に連通する
複数の吐出口5が形成されている。オリフィスプレート
4もシリコン系の材料からなるものであり、例えば、吐
出口5を形成したシリコン基板を10〜150μm程度
の厚さに削ることにより形成される。なお、オリフィス
プレート4は本発明には必ずしも必要な構成ではなく、
オリフィスプレート4を設ける代わりに、天板3に液流
路7を形成する際に天板3の先端面にオリフィスプレー
ト4の厚さ相当の壁を残し、この部分に吐出口5を形成
することで、吐出口付きの天板とすることもできる。
【0025】さらに、図3の構成になく、図4の構成で
加わる可動部材について説明する。
【0026】可動部材6は、液流路7を吐出口5に連通
した第1の液流路7aと、発熱体2を有する第2の液流
路7bとに分けるように、発熱体2に対面して配置され
た片持梁状の薄膜であり、窒化シリコンや酸化シリコン
などのシリコン系の材料で形成される。
【0027】この可動部材6は、液体の吐出動作によっ
て共通液室8から可動部材6を経て吐出口5側へ流れる
大きな流れの上流側に支点6aを持ち、この支点6aに対
して下流側に自由端6bを持つように、発熱体2に面し
た位置に発熱体2を覆うような状態で発熱体2から所定
の距離を隔てて配されている。この発熱体2と可動部材
6との間が気泡発生領域10となる。
【0028】上記構成に基づき、発熱体2を発熱させる
と、可動部材6と発熱体2との間の気泡発生領域10の
液体に熱が作用し、これにより発熱体2上に膜沸騰現象
に基づく気泡が発生し、成長する。この気泡の成長に伴
う圧力は可動部材6に優先的に作用し、可動部材6は図
1に破線で示されるように、支点6aを中心に吐出口5
側に大きく開くように変位する。可動部材6の変位もし
くは変位した状態によって、気泡の発生に基づく圧力の
伝搬や気泡自身の成長が吐出口5側に導かれ、吐出口5
から液体が吐出する。
【0029】つまり、気泡発生領域10上に、液流路7
内の液体の流れの上流側(共通液室8側)に支点6aを持
ち下流側(吐出口5側)に自由端6bを持つ可動部材6を
設けることによって、気泡の圧力伝搬方向が下流側へ導
かれ、気泡の圧力が直接的に効率よく吐出に寄与するこ
とになる。そして、気泡の成長方向自体も圧力伝搬方向
と同様に下流方向に導かれ、上流より下流で大きく成長
する。このように、気泡の成長方向自体を可動部材によ
って制御し、気泡の圧力伝搬方向を制御することで、吐
出効率や吐出力または吐出速度等の根本的な吐出特性を
向上させることができる。
【0030】一方、気泡が消泡工程に入ると、可動部材
6の弾性力との相乗効果で気泡は急速に消泡し、可動部
材6も最終的には図5に実線で示した初期位置に復帰す
る。このとき、気泡発生領域10での気泡の収縮体積を
補うため、また、吐出された液体の体積分を補うため
に、上流側すなわち共通液室8側から液体が流れ込み、
液流路7への液体の充填(リフィル)が行われるが、この
液体のリフィルは、可動部材6の復帰作用に伴って効率
よく合理的かつ安定して行われる。
【0031】また、本実施形態の液体吐出ヘッドは、発
熱体2を駆動したりその駆動を制御するための回路や素
子を有する。これら回路や素子は、その機能に応じて素
子基板1または天板3に分担して配置されている。ま
た、これら回路や素子は、素子基板1および天板3がシ
リコン材料で構成されていることから、半導体ウェハプ
ロセス技術を用いて容易かつ微細に形成することができ
る。
【0032】以下に、半導体ウェハプロセス技術を用い
て形成された素子基板1の構造について説明する。
【0033】図6は、図5に示す液体吐出ヘッドに用い
られる素子基板の断面図である。図4に示すように、本
実施形態の液体吐出ヘッドに用いられる素子基板1で
は、シリコン基板301の表面に、蓄熱層としての熱酸
化膜302および、蓄熱層を兼ねる層間膜303がこの
順番で積層されている。層間膜303としては、SiO2
膜またはSi34膜が用いられている。層間膜303の
表面に部分的に抵抗層304が形成され、抵抗層304
の表面に部分的に配線305が形成されている。配線3
05としては、Alまたは、Al-Si,Al-CuなどのAl
合金配線が用いられている。この配線305、抵抗層3
04および層間膜303の表面に、SiO2膜またはSi3
4膜から成る保護膜306が形成されている。保護膜
306の表面の、抵抗層304に対応する部分およびそ
の周囲には、抵抗層304の発熱に伴う化学的および物
理的な衝撃から保護膜306を守るための耐キャビテー
ション膜307が形成されている。抵抗層304表面
の、配線305が形成されていない領域は、抵抗層30
4の熱が作用する部分となる熱作用部308である。
【0034】この素子基板1上の膜は半導体の製造技術
によりシリコン基板301の表面に順に形成され、シリ
コン基板301に熱作用部308が備えられている。
【0035】図7は、図6に示す素子基板1の主要素子
を縦断するように素子基板1を切断した模式的断面図で
ある。
【0036】図7に示すように、P導電体であるシリコ
ン基板301の表層にはN型ウェル領域422およびP
型ウェル領域423が部分的に備えられている。そし
て、一般的なMosプロセスを用いてイオンプラテーショ
ンなどの不純物導入および拡散によって、N型ウェル領
域422にP-Mos 420が、P型ウェル領域423
にN-Mos 421が備えられている。P-Mos 420
は、N型ウェル領域422の表層に部分的にN型あるい
はP型の不純物を導入してなるソース領域425および
ドレイン領域426や、N型ウェル領域422の、ソー
ス領域425およびドレイン領域426を除く部分の表
面に厚さ数百Åのゲート絶縁膜428を介して堆積され
たゲート配線435などから構成されている。また、N
-Mos 421は、P型ウェル領域423の表層に部分
的にN型あるいはP型の不純物を導入してなるソース領
域425およびドレイン領域426や、P型ウェル領域
423の、ソース領域425およびドレイン領域426
を除く部分の表面に厚さ数百Åのゲート絶縁膜428を
介して堆積されたゲート配線435などから構成されて
いる。ゲート配線435は、CVD法により堆積した厚
さ 4000Å〜5000Åのポリシリコンから成るものであ
る。これらのP-Mos 420およびN-Mos 421か
らC-Mosロジックが構成されている。
【0037】P型ウェル領域423の、N-Mos 42
1と異なる部分には、電気熱変換素子駆動用のN-Mos
トランジスタ430が備えられている。N-Mosトラン
ジスタ430も、不純物導入および拡散などの工程によ
りP型ウェル領域423の表層に部分的に備えられたソ
ース領域432およびドレイン領域431や、P型ウェ
ル領域423の、ソース領域432およびドレイン領域
431を除く部分の表面にゲート絶縁膜428を介して
堆積されたゲート配線433などから構成されている。
【0038】本実施形態では、電気熱変換素子駆動用の
トランジスタとしてN-Mosトランジスタ430を用い
たが、複数の電気熱変換素子を個別に駆動できる能力を
持ち、かつ、上述したような微細な構造を得ることがで
きるトランジスタであれば、このトランジスタに限られ
ない。
【0039】P-Mos 420とN-Mos 421との間
や、N-Mos 421とN-Mosトランジスタ430との
間などの各素子間には、5000Å〜10000Åの厚さのフィ
ールド酸化により酸化膜分離領域424が形成されてお
り、その酸化膜分離領域424によって各素子が分離さ
れている。酸化膜分離領域424の、熱作用部308に
対応する部分は、シリコン基板301の表面側から見て
一層目の蓄熱層434としての役割を果たす。
【0040】P-Mos420、N-Mos421およびN-
Mosトランジスタ430の各素子の表面には、厚さ約
7000ÅのPSG膜またはBPSG膜などから成る層間絶
縁膜436がCVD法により形成されている。熱処理に
より層間絶縁膜436を平坦化した後に、層間絶縁膜4
36およびゲート絶縁膜428を貫通するコンタクトホ
ールを介して第1の配線層となるAl電極437により
配線が行われている。層間絶縁膜436およびAl電極
437の表面には、厚さ 10000Å〜15000ÅのSiO2
から成る層間絶縁膜438がプラズマCVD法により形
成されている。層間絶縁膜438の表面の、熱作用部3
08およびN-Mosトランジスタ430に対応する部分
には、厚さ約 1000ÅのTaN0.8,hex膜から成る抵抗層
304がDCスパッタ法により形成されている。抵抗層
304は、層間絶縁膜438に形成されたスルーホール
を介してドレイン領域431の近傍のAl電極437と
電気的に接続されている。抵抗層304の表面には、各
電気熱変換素子への配線となる第2の配線層としての、
Alの配線305が形成されている。
【0041】配線305、抵抗層304および層間絶縁
膜438の表面の保護膜306は、プラズマCVD法に
より形成された厚さ 10000ÅのSi34膜から成るもの
である。保護膜306の表面に形成された耐キャビテー
ション膜307は、厚さ約2500ÅのTaなどの膜から成
るものである。
【0042】次に、素子基板1および天板3への回路や
素子の振り分け構成について説明する。
【0043】図8は、図5に示した液体吐出ヘッドの回
路構成を説明するための図であり、同図(a)は素子基板
の平面図、同図(b)は天板の平面図である。なお、図8
(a)および(b)は、互いの対向面を表わしている。
【0044】図8(a)に示すように、素子基板1には、
並列に配列された複数の発熱体2と、画像データに応じ
てこれら発熱体2を駆動するドライバ11と、入力され
た画像データをドライバ11に出力する画像データ転送
部12と、発熱体2の駆動条件を制御するために必要な
パラメータを測定するセンサ13とが設けられている。
なお、本図においてはセンサ13は温度センサであり、
本発明ではこれとは別に位置センサ221a、抵抗モニ
タセンサ230が設けられている。
【0045】画像データ転送部12は、シリアルに入力
される画像データを各ドライバ11にパラレルに出力す
るシフトレジスタ、およびシフトレジスタから出力され
るデータを一時記憶するラッチ回路で構成される。な
お、画像データ転送部12は、各発熱体2に個別に対応
して画像データを出力するものでもよいし、発熱体2の
並びを複数のブロックに分け、ブロック単位に対応して
画像データを出力するものでもよい。特に、1つのヘッ
ドについて複数のシフトレジスタを備え、記録装置から
のデータの転送を複数のシフトレジスタに振り分けて入
力するようにすることで、印字速度の高速化に容易に対
応することもできる。
【0046】センサ13としては、発熱体2の近傍の温
度を測定する温度センサや、発熱体2の抵抗値をモニタ
するための抵抗センサ等が用いられる。
【0047】噴射される液滴の吐出量を考えた場合、そ
の吐出量は主に液体の発泡体積に関係する。液体の発泡
体積は、発熱体2およびその周辺の温度によって変化す
る。そこで、温度センサによって発熱体2および周辺の
温度を測定し、その結果に応じて液体吐出のためのヒー
トパルスを印加する前に、液体を吐出しない程度の小さ
いエネルギーのパルス(プレヒートパルス)を加え、その
プレヒートパルスのパルス幅や、その出力タイミングを
変更することにより発熱体2および周辺の温度を調整し
て、一定の液滴を吐出するようにして画像品位を維持す
ることが行われる。
【0048】また、発熱体2における、液体を発泡させ
るのに必要なエネルギーを考えた場合、放熱条件が一定
であれば、そのエネルギーは発熱体2の必要な単位面積
当たりの投入エネルギーと発熱体2の面積の積で表わさ
れる。これにより、発熱体2の両端にかかる電圧、発熱
体2を流れる電流およびパルス幅を、その必要なエネル
ギーが得られる値に設定すればよい。ここで発熱体2に
印加される電圧については、液体吐出装置本体の電源に
より電圧を供給することにより、ほぼ一定に保持するこ
とができる。一方、発熱体2を流れる電流については、
発熱体2の抵抗値が、素子基板1の製造過程における発
熱体2の膜厚のばらつき等により、ロットにより、ある
いは素子基板1によって抵抗値が異なってくる。従っ
て、印加されるパルス幅が一定で、発熱体2の抵抗値が
設定よりも大きい場合はその流れる電流値が小さくな
り、発熱体2に投入されるエネルギー量が不足してしま
い、液体を適正に発泡させることができなくなる。逆
に、発熱体2の抵抗値が小さくなると、同じ電圧を印加
しても電流値が設定値よりも大きくなる。この場合に
は、発熱体2により過剰なエネルギーが発生され、発熱
体2の損傷や短寿命につながるおそれがある。そこで、
抵抗センサによって発熱体2の抵抗値を常にモニタし、
その値により電源電圧やヒートパルス幅を変化させ、発
熱体2にほぼ一定のエネルギーが印加されるようにする
方法もある。
【0049】位置センサ221(a,b)は、素子基板1と
天板3の双方の両端に設けられている。そしてそれぞれ
の基板から図10に示すようにTAB 220により電
気信号を取り出した構成とすることにより、その出力を
接合時にモニターしながら素子基板1と天板3の接合を
行うので接合精度が大幅にアップする。また、図9また
は図15に示すように素子基板1のみから電気信号を取
り出す構成とした場合においても、素子基板1と天板3
の接合後すぐに接合状態を検知することが可能となる。
【0050】一方、図8(b)に示すように、天板3に
は、前述したように液流路および共通液室を構成する溝
3a,3bが形成される他に、素子基板1に設けられた発
熱センサ13を駆動するセンサ駆動部17と、センサ駆
動部17により駆動されたセンサからの出力結果に基づ
いて発熱体2の駆動条件を制御する発熱体制御部16
と、位置センサ221bとが設けられている。なお、天
板3には、外部から共通液室に液体を供給するために、
共通液室に連通した供給口3cが開口している。
【0051】さらに、素子基板1および天板3の接合面
の、互いの対向する部位にはそれぞれ、素子基板1に形
成された回路等と天板3に形成された回路等とを電気的
に接続するための接続用コンタクトパッド14,18が
設けられている。また、素子基板1には、外部からの電
気信号の入力端子となる外部コンタクトパッド15が設
けられている。素子基板1の大きさは天板3の大きさよ
りも大きく、外部コンタクトパッド15は、素子基板1
と天板3とを接合したときに天板3から露出する位置に
設けられている。
【0052】ここで、素子基板1および天板3への回路
等の形成手順の一例について説明する。
【0053】素子基板1については、まず、シリコン基
板上に、上記ドライバ11、画像データ転送部12、
(温度)センサ13、位置センサ221aおよび抵抗モニ
タセンサ230を構成する回路を半導体ウェハプロセス
技術を用いて形成する。次いで、前述したようにして発
熱体2を形成し、最後に、接続用コンタクトパッド14
および外部コンタクトパッド15を形成する。
【0054】天板3については、まず、シリコン基板上
に、上記発熱体制御部16、センサ駆動部17および位
置センサ221bを構成する回路を半導体ウェハプロセ
ス技術を用いて形成する。次いで、上述したように、成
膜技術およびエッチングによって、液流路や共通液室を
構成する溝3a、3bおよび供給口3cを形成し、最後
に、接続用コンタクトパッド18を形成する。
【0055】上記のように構成された素子基板1と天板
3とを位置合わせして接合すると、各液流路に対応して
発熱体2が配置されるとともに、それぞれの接続用パッ
ド14,18を介して素子基板1および天板3に形成さ
れた回路等が電気的に接続される。この電気的接続は例
えば、接続用パッド14、18に金バンプ等を載せて行
う方法があるが、それ以外の方法でもよい。このよう
に、素子基板1と天板3との電気的接続を接続用コンタ
クトパッド14、18によって行うことで、素子基板1
と天板3との接合と同時に、上述した回路同士の電気的
接続を行うことができる。位置センサ221(a,b)はこ
のときの接合状態、つまり素子基板1と天板3の位置関
係を検知するものである。素子基板1と天板3との接合
後に、液流路7の先端にオリフィスプレート4を接合
し、これにより液体吐出ヘッドが完成する。
【0056】なお、図5に示したように本実施形態の液
体吐出ヘッドには必要に応じ可動部材6を設けることが
できるが、この可動部材6についても、上述のようにし
て素子基板に回路等を形成した後、フォトリソグラフィ
プロセスを用いて素子基板1上に形成される。
【0057】このようにして得られた液体吐出ヘッドを
ヘッドカートリッジや液体吐出装置に搭載する場合に
は、図9に示すように、プリント配線基板23が搭載さ
れたベース基板22上に固定し、液体吐出ヘッドユニッ
ト20とされる。図9において、プリント配線基板23
には、液体吐出装置のヘッド制御部と電気的に接続され
る複数の配線パターン24が設けられ、これら配線パタ
ーン24は、ボンディングワイヤー25を介して外部コ
ンタクトパッド15と電気的に接続される。外部コンタ
クトパッド15は素子基板1のみに設けられているの
で、液体吐出ヘッド21と外部との電気的接続は、従来
の液体吐出ヘッドと同様にして行うことができる。ここ
では、外部コンタクトパッド15を素子基板1に設けた
例について説明したが、素子基板1ではなく天板3のみ
に設けてもよい。
【0058】以上説明したように、発熱体2の駆動や制
御のための各種回路等を素子基板1と天板3とに両者の
電気的接合を考慮した上で振り分けることで、これらの
回路等が1つの基板に集中しなくなるので、液体吐出ヘ
ッドの小型化が可能になる。また、素子基板1に設けら
れた回路等と天板3に設けられた回路等との電気的接続
を接続用コンタクトパッド14、18によって行うこと
で、ヘッド外部への電気的接続部の数が減り、信頼性の
向上、部品点数の削減、ヘッドのより一層の小型化を実
現することができる。
【0059】また、上述した回路等を素子基板1と天板
3とに分散させることで、素子基板1の歩留まりを向上
させることができ、その結果、液体吐出ヘッドの製造コ
ストを下げることができる。さらに、素子基板1および
天板3を、シリコンという同一材料をベースとした材料
で構成しているため、素子基板1と天板3との熱膨張係
数が等しくなる。その結果、発熱体2の駆動により素子
基板1および天板3が熱膨張しても両者にずれは生じな
くなり、発熱体2と液流路7との位置精度が良好に維持
される。
【0060】本実施形態では上述の各回路等をその機能
に応じて振り分けているが、この振り分けの基準となる
考え方について以下に述べる。
【0061】各発熱体2に個別またはブロック単位に電
気配線接続で対応する回路は、素子基板1に形成する。
図8に示した例では、ドライバ11および画像データ転
送部12がこれに相当する。各発熱体2には駆動信号が
パラレルに与えられるので、その信号分だけ配線の引き
回しが必要となる。従って、このような回路を天板3に
形成すると、素子基板1と天板3との接続数が多くなり
接続不良が発生する可能性が高くなるが、素子基板1に
形成することで、発熱体2と上記回路との接続不良が防
止される。
【0062】制御回路などアナログ的な部分は、熱の影
響を受け易いことから、発熱体2が設けられていない基
板すなわち天板3に設ける。図8に示した例では、発熱
体制御部16がこれに相当する。
【0063】センサ13は、必要に応じて素子基板1に
設けてもよいし、天板3に設けてもよい。例えば抵抗セ
ンサである場合には、抵抗センサは素子基板1上に設け
ないと意味がなかったり測定精度が低下したりするため
素子基板1に設ける。また、温度センサの場合には、ヒ
ータ駆動回路の異常による温度上昇などを検知する場合
には素子基板1上に設けることが好ましいが、後述する
インクを介しての温度上昇によりインクの状態を判断し
たい場合には、天板3、或いは素子基板1と天板3との
双方に設けることが好ましい。
【0064】その他、各発熱体2に個別にもブロック単
位にも電気配線接続で対応していない回路、必ずしも素
子基板1に設けなくてもよい回路、天板3に設けても測
定精度には影響しないセンサ等は、素子基板1および天
板3のいずれか一方に集中しないように必要に応じて素
子基板1または天板3に形成する。図4に示した例で
は、センサ駆動部17がこれに相当する。
【0065】上記の考え方に基づいて各回路やセンサ等
を素子基板1と天板3とに設けることで、素子基板1と
天板3との電気的接続数をできるだけ少なくしつつも、
各回路やセンサ等をバランスよく振り分けることができ
る。
【0066】以上、本発明の基本的な構成についての実
施形態を説明したが、以下具体的な例について説明す
る。
【0067】[位置センサの働き、形成方法]次に、位置
センサについて述べる。前述のように、位置センサ22
1(a,b)は、素子基板1と天板3の双方の両端に設けら
れ、それぞれの基板からTAB 220により電気信号
を取り出している。その出力を接合時にモニターしなが
ら素子基板1と天板3の接合を行うので接合精度が大幅
にアップする。
【0068】(実施形態1)図10にヘッド(素子基板1
と天板3)の構成を示す。
【0069】図11に平行電極によって形成された位置
センサ221(コンデンサ)の模式図を示す。二つの電極
を対向させて電位を与えると、電極間には Q=C*V ここで、Q:電荷、C:電極間の静電容量、V:電極間の
電位 の電荷が蓄積される。
【0070】このとき静電容量Cは、電極の対向面積
S、対向距離dの関数であり、電極が平行平板である場
合には、近似的に次式で示される。
【0071】C=ε*S/d ここで、ε:電極間の誘電体の誘電率 すなわち誘電率εが一定であれば、静電容量Cは電極間
の対向面積Sに比例し、対向距離dに反比例する。
【0072】図12に位置センサ221を構成する電極
の形状を示す。
【0073】第1の基板側には1個の電極222を、第
2の基板側には4個の電極223(a,b)を持つ。そして
第2の電極は2個ずつ対となり、それぞれ第1の基板電
極との位置関係を検出するX位置センサ223a、Y位
置センサ223bを構成している。
【0074】図13に素子基板1と天板3が接合された
状態の電極の位置を示す。
【0075】第1の基板と第2の基板を横から見た状態
(b)においては模式的にコンデンサC1、C2が形成さ
れた様子を示す。
【0076】図14に上記C1、C2により第1の基板
と第2の基板の位置関係を検出する回路の一例を示す。
図14はコンデンサを含むブリッジ回路であり、 R4/ωC1=R3/ωC2 ここで、ω:角周波数 の時に電圧Vが0となる(ブリッジ回路がバランスす
る)。
【0077】すなわちR3、R4およびωを一定とすれ
ば、図13に示すような理想接合状態になった時にC1
=C2となり電圧V=0になる。従って、電圧Vをモニ
ターしながら第1の基板を固定した状態で第2の基板を
移動させることにより、理想接合状態を検出して基板の
接合をすることが可能となる。
【0078】(実施形態2)図15に第2の実施形態のヘ
ッド(素子基板1と天板3)構成を示す。実施形態1との
違いは、第1の基板のみからTAB 220により電気
信号を取り出している。これにより位置センサ221の
出力をモニターしながら第1の基板と第2の基板の接合
はできないが、接合後に第1の基板と第2の基板との接
合状態を検出することは可能である。
【0079】すなわち、接合後すぐにヘッドの良否を判
定できるので、抜き取り検査等の破壊検査が必要ない。
また次工程に不良品を流すことがない。さらにすべての
ヘッドについて接合後すぐに接合状態を検出できるの
で、工程の異常等により不良品が多発した場合の検出も
可能となり、不良品を作り続けることを防止できる。
【0080】(その他の実施形態) 電極形状:第1の基板と第2の基板の電極224、22
5がほぼ同じ大きさである場合(図16) この場合理想接合状態においてコンデンサの静電容量
(対向電極面積)Sが最大となるので、最大静電容量とな
る位置を検出すればよい。 ・電極位置:各ノズル上に設け、各ノズルで構成される
コンデンサを並列接続する。
【0081】この場合すべてのノズルのトータルで最良
の位置を検出可能となる。 ・ノズル高さ/弁高さ測定 理想結合状態(図16)においては、対向電極面積Sが既
知なので d=ε・S/C より、Cを測定することで電極間距離dを求めることが
できる。
【0082】たとえば 位置センサー(両端)+高さセンサー(各ノズル) とすることで、各ノズルのノズル高さを検出可能とな
る。
【0083】また第1の基板の弁上に電極を設けること
で弁の高さも測定可能となる。
【0084】これによりノズル単位で寸法の異常が検出
できる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように本実施例によれば、
第1の基板と第2の基板の接合状態をモニターしながら
接合することにより、接合精度が大幅にアップするので
歩留まりを落とすことなく、吐出口の高密度配列や安定
吐出による高品位画像への対応が可能となる。さらに、
接合後すぐにヘッドの良否を判定できるので、抜き取り
検査等の破壊検査が必要ない。また次工程に不良品を流
すことがない。さらにすべてのヘッドについて接合後す
ぐに接合状態を検出できるので、工程の異常等により不
良品が多発した場合の検出も可能となり、不良品を作り
続けることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天板接合工程の概略図である。
【図2】従来知られている天板接合工程の概略図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態である液体吐出ヘッドを示
した図である。
【図4】本発明の別の実施形態である液体吐出ヘッドを
示した図である。
【図5】図4の液体吐出ヘッド構造を説明するための、
液流路方向に沿った断面図である。
【図6】図5に示した液体吐出ヘッドに用いられる素子
基板の断面図である。
【図7】図6に示した素子基板の主要素子を縦断するよ
うに素子基板を切断した模式的断面図である。
【図8】図5に示した液体吐出ヘッドの回路構成を説明
するための図であり、同図(a)は素子基板の平面図、同
図(b)は天板の平面図である。
【図9】図5に示す液体吐出ヘッドを搭載した液体吐出
ヘッドユニットの平面図である。
【図10】図8、図9に示した素子基板の平面図、天板
の平面図、両者を組み合わせた液体吐出ヘッドユニット
の平面図であり、電気信号を取り出すTABをそれぞれ
の基板に備えている実施形態の例を示す。
【図11】平行電極によって形成された位置センサ22
1(コンデンサ)の模式図を示す。
【図12】位置センサ221を構成する電極の形状を示
す。
【図13】素子基板と天板が接合された状態の電極の位
置を示す。
【図14】コンデンサにより素子基板と天板の位置関係
を検出する回路の一例を示す。
【図15】図10と同様の平面図であり、電気信号を取
り出すTABが第1の基板のみに備えられている実施形
態の例を示す。
【図16】別の実施形態で、位置センサ221を構成す
る電極がほぼ同じ大きさである場合における電極の形状
を示す。
【符号の説明】
1 素子基板 2 発熱体 3 天板 3a (液流路)溝 3b (共通液室)溝 3c 供給口 4 オリフィスプレート 5 吐出口 6 可動部材 6a 支点 6b 自由端 7 液流路 7a 第1の液流路 7b 第1の液流路 8 共通液室 9 流路側壁 10 気泡発生領域 11 ドライバ 12 画像データ転送部 13 (温度)センサ 14、18 接続用コンタクトパッド 15 外部コンタクトパッド 16 発熱体制御部 17 センサ駆動部 20 液体吐出ヘッドユニット 21 液体吐出ヘッド 22 ベース基板 23 プリント配線基板 24 配線パターン 25 ボンディングワイヤー 220 TAB 220a 第1基板TAB 220b 第2基板TAB 221(a、b) 位置センサ 222、224 第1基板電極 223(a、b)、225 第2基板電極 223a X位置センサ 223b Y位置センサ 230 抵抗モニタ(センサ) 301 シリコン基板 302 熱酸化膜 303 層間膜 304 抵抗層 305 配線 306 保護膜 307 耐キャビテーション膜 308 熱作用部 420 P-Mos 421 N-Mos 422 N型ウェル領域 423 P型ウェル領域 424 酸化膜分離領域 425、432 ソース領域 426、431 ドレイン領域 428 ゲート絶縁膜 430 N-Mosトランジスタ 433、435 ゲート配線 434 蓄熱層 436 層間絶縁膜(PSG膜またはBPSG膜) 437 Al電極 438 層間絶縁膜(SiO2膜) 501 第2の(Si)基板 502 インク供給口 503 ノズル 504 第1の(Si)基板 505 発熱体 506 可動部材 507 オリフィスプレート 508 吐出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今仲 良行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF24 AF93 AG12 AG76 AG93 AL03 AL40 AP02 AP13 AP14 AP22 AP25 AP77 AQ02 BA03 BA13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接合されることで複数の液流路を
    構成するための第1の基板および第2の基板を有するヘ
    ッドにおいて、第1および第2の基板の対向する位置に
    設けられた電極より構成される位置センサを備えたこと
    を特徴とする記録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記位置センサは、前記電極間の静電容
    量を測定することにより前記第1、第2の基板の相対位
    置を検出する請求項1に記載の記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 インクジェット記録用である請求項1ま
    たは2に記載用の記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 互いに接合されることで複数の液流路を
    構成するための第1の基板および第2の基板を有するヘ
    ッドにおいて、第1および第2の基板の対向する位置に
    設けられた電極より構成される位置センサを用いて前記
    第1、第2の基板の接合を行うことを特徴とする記録ヘ
    ッドの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4の製造方法において、上記位置
    センサの電極間の静電容量を測定することによって接合
    を行なうことを特徴とする記録ヘッドの製造方法。
JP15836399A 1999-06-04 1999-06-04 インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 Pending JP2000343703A (ja)

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US09/587,192 US6540316B1 (en) 1999-06-04 2000-06-02 Liquid discharge head and liquid discharge apparatus
DE60033213T DE60033213T2 (de) 1999-06-04 2000-06-02 Flüssigkeitsausstosskopf und Flüssigkeitsausstossvorrichtung
EP00112008A EP1057638B1 (en) 1999-06-04 2000-06-02 Liquid discharge head and liquid discharge apparatus
US10/279,071 US6786572B2 (en) 1999-06-04 2002-10-24 Liquid discharge head and liquid discharge apparatus

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014054614A1 (ja) * 2012-10-05 2014-04-10 富士フイルム株式会社 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014054614A1 (ja) * 2012-10-05 2014-04-10 富士フイルム株式会社 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置

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