JP2000343106A - アッセルミルの変速圧延方法 - Google Patents

アッセルミルの変速圧延方法

Info

Publication number
JP2000343106A
JP2000343106A JP11157461A JP15746199A JP2000343106A JP 2000343106 A JP2000343106 A JP 2000343106A JP 11157461 A JP11157461 A JP 11157461A JP 15746199 A JP15746199 A JP 15746199A JP 2000343106 A JP2000343106 A JP 2000343106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
speed
rear end
product
reduced
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11157461A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimisuke Nishikawa
公介 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Special Steel Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Special Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Special Steel Co Ltd filed Critical Sanyo Special Steel Co Ltd
Priority to JP11157461A priority Critical patent/JP2000343106A/ja
Publication of JP2000343106A publication Critical patent/JP2000343106A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 継目無し鋼管エロンゲータ圧延時の生産性の
阻害を最小限に止めるアッセルミルの変速圧延方法を提
供する。 【解決手段】 継目無し鋼管エロンゲータ圧延時のロー
ル回転数制御でのアッセルミルにおいて、圧延時の回転
数をシェルの後端部分だけ落とすことにより、製品の振
れを抑え、後端部の偏肉精度を回転数を下げて圧延した
製品と同等の製品を得ることを特徴とするアッセルミル
の変速圧延方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継目無し鋼管エロ
ンゲータ圧延時のロール回転数制御でのアッセルミルの
変速圧延方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、3ロールのアッセルミルによる鋼
管圧延時、圧延機セットアップ条件、シェル長さ、マン
ドレル曲がり、アウトレットガイドと製品とのミスマッ
チ、マンドレルの共振等、種々の条件およびその組み合
わせによりシェル後端において、圧延中に振れの現象が
起こる場合がある。そのために製品において、この振動
に起因すると考えられる後端部の突発的偏肉の発生が問
題となっている。
【0003】このため、従来は圧延中に製品の振れが発
生した場合には、複数の要因が重なっていると考えら
れ、その原因を特定することは困難とされているが、そ
のうちの影響力の大きものの一つにロールの回転数の特
定が挙げられる。この回転数の場合には、現在において
は振れが発生した場合、振れを抑える有効な方法とし
て、回転数の設定を下げて圧延を行っているのが実状で
ある。しかし、回転数を落とせばローリングタイムは長
くなり、生産性は阻害される。一方、シェル後端におい
て振れが発生する場合に継目無鋼管の偏肉防止方法とし
ては、例えば特開昭58−97409号公報に開示され
ているように、傾斜ロール圧延機による継目無鋼管圧延
時に、マンドレルバーの固有振動数を避けて圧延するよ
うにした継目無鋼管の偏肉防止方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開昭58−
97409号公報は、傾斜ロールとマンドレルバーによ
って支持されるプラグとを用いて圧延する傾斜ロール圧
延機における、マンドレルバーの固有振動数を避けて圧
延するようにした継目無鋼管の偏肉防止に関するもので
あって、3ロールのアッセルミルによる圧延時の問題で
はない。これに対して、3ロールのアッセルミルによる
圧延時、シェル後端において振れが発生する場合があ
る。この振れに起因すると考えられる製品の後端部の偏
肉値の悪化が問題となっている。その対策として、圧延
時の回転数を落とせば、シェル後端の振れは解消され、
製品後端部での偏肉精度は向上する。しかしながら、回
転数を落とせばローリングタイムは長くなり生産性を阻
害する要因となるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述したような問題を解
消するため、発明者らは鋭意開発を進めた結果、圧延時
の回転数をシェルの後端部分だけ落とすことにより、製
品の振れを抑え、後端部の偏肉精度を回転数を下げて圧
延した製品と同等の水準に保つことが出来ることを見出
し、そこで後端部のみ回転数を下げることによって、生
産性の阻害を最小限に止めるアッセルミルの変速圧延方
法を提供することにある。
【0006】その発明の要旨とするところは、 (1)継目無し鋼管エロンゲータ圧延時のロール回転数
制御でのアッセルミルにおいて、圧延時の回転数をシェ
ルの後端部分だけ落とすことにより、製品の振れを抑
え、後端部の偏肉精度を回転数を下げて圧延した製品と
同等の製品を得ることを特徴とするアッセルミルの変速
圧延方法。 (2)回転数は10〜35%減速させることを特徴とす
る前記(1)記載のアッセルミルの変速圧延方法。 (3)減速開始位置を先行部に対して後端部の5〜10
%の位置で行うことを特徴とする前記(1)記載のアッ
セルミルの変速圧延方法にある。
【0007】以下、本発明について図面に従って詳細に
説明する。図1はエロンゲーターの概略図であり、図1
(a)は正面断面図、図1(b)は横断面図である。こ
の図に示すように、ピアシング・ミルによって穿孔され
た圧延材1をマンドレルバー3を挿入状態で3ロール2
によりなるアッセルミルにて鋼管圧延を行うものであ
る。図2は圧延工程を示す図であり、また、図3は圧延
サイクルを示す図である。この図2および図3に示すよ
うに、圧延開始時、すなわち図2(a)の状態から圧
延を開始し、図2(b)に示すエロンゲーターのインレ
ット側において熱塊検出器4により圧延材1の後端を検
出し、この後端検出によりタイマーを取り、回転数を
減速する指示を出すことにより、減速開始を行っ
て、徐々に速度を減少させ、例えば製品後端部600m
mを持って圧延終了し、再び圧延速度を加速を行っ
て通常圧延に戻す操作を行う。
【0008】
【発明の実施の形態】図3に示すエロンゲーター圧延時
のロール回転数の1サイクルにおいて、表1に示すよう
に通常回転数A1 の各回転数に応じた変速圧延低速A2
は(A1 −A 2 )/A1 =10〜35%の範囲で選択減
速させるものである。この範囲に限定した理由は、10
%未満であれば振れが治まり難く偏肉の改善量が少な
い。また、35%を超える場合は生産性低下の影響が大
きいことから10〜35%の範囲を選択して減速を行
う。
【0009】
【表1】
【0010】図4は減速開始位置の実施例を示すもの
で、表2に示すように、通常の減速開始位置L2 は40
0〜600mmであり、これに対してL1 は6600〜
9500mmとすると、この場合のL2 /L1 =5〜1
0%の範囲で選択する必要がある。この理由は5%未満
であると偏肉を改善すべき部分が残るし、また、15%
を超えると生産性低下への影響が大きい。従って、5〜
10%の範囲で行うことが望ましい。このような操作を
行うことにより、偏肉の発生を防止し、寸法精度および
生産性の向上を図ることが出来た。
【0011】
【表2】
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による圧延時
の回転数をシェルの後端部分だけ落とすことにより製品
の振れを抑え、後端部の偏肉精度を回転数を下げて圧延
した製品と同等の水準を保ち、生産性の向上を図ること
が出来る極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】エロンゲーターの概略図である。
【図2】圧延工程を示す図である。
【図3】圧延サイクルを示す図である。
【図4】減速開始位置の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 圧延材 2 ロール 3 マンドレルバー 4 熱塊検出器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継目無し鋼管エロンゲータ圧延時のロー
    ル回転数制御でのアッセルミルにおいて、圧延時の回転
    数をシェルの後端部分だけ落とすことにより、製品の振
    れを抑え、後端部の偏肉精度を回転数を下げて圧延した
    製品と同等の製品を得ることを特徴とするアッセルミル
    の変速圧延方法。
  2. 【請求項2】 回転数は10〜35%減速させることを
    特徴とする請求項1記載のアッセルミルの変速圧延方
    法。
  3. 【請求項3】 減速開始位置を先行部に対して後端部の
    5〜10%の位置で行うことを特徴とする請求項1記載
    のアッセルミルの変速圧延方法。
JP11157461A 1999-06-04 1999-06-04 アッセルミルの変速圧延方法 Withdrawn JP2000343106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11157461A JP2000343106A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 アッセルミルの変速圧延方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11157461A JP2000343106A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 アッセルミルの変速圧延方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000343106A true JP2000343106A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15650177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11157461A Withdrawn JP2000343106A (ja) 1999-06-04 1999-06-04 アッセルミルの変速圧延方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000343106A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000343106A (ja) アッセルミルの変速圧延方法
JPH0641334B2 (ja) 帯状物品の無軸巻取り方法
JP3995323B2 (ja) パイプのロール予備成形方法
JP2582705B2 (ja) マンドレルミル
JP3771734B2 (ja) 圧延鋼帯の高精度巻取方法
JP3082415B2 (ja) 管の圧延方法
JP6950858B1 (ja) 傾斜圧延設備、継目無素管の製造方法および継目無鋼管の製造方法
WO2021220653A1 (ja) 傾斜圧延設備、継目無素管の製造方法および継目無鋼管の製造方法
JP4113662B2 (ja) 内面角張りを最小にする目的で回転数を制御する方法
JP2696718B2 (ja) 継目無管の傾斜圧延方法
JPS6046805A (ja) マンドレルミルの制御法
JP2005138164A (ja) 継目無鋼管の矯正方法
JP4019035B2 (ja) 厚板材の圧延方法
JP3080090B1 (ja) 継目無管の圧延方法
JP2002102906A (ja) 継目無金属管の圧延方法
JP2692543B2 (ja) 面取り用圧延機及び連続鋳造鋳片のコーナ面取り方法
JP2676447B2 (ja) 圧延材の鼻曲り矯正方法
JP3624235B2 (ja) 鋼管の延伸圧延制御方法
JPH08300013A (ja) マンドレルミルにおけるバーストリッピング方法
JP2734989B2 (ja) プラグミル圧延方法
JP2001113306A (ja) 高合金継目無鋼管の製造方法およびそれに用いる圧延用孔型
JPS63140725A (ja) 圧延設備のノズル制御装置
JPH08197111A (ja) レデューサのロール回転数制御方法
JPH08309418A (ja) リストレインドマンドレルミルの圧延方法
JP2004330226A (ja) 継目無し鋼管の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060905