JP2000342551A - Mri装置 - Google Patents

Mri装置

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JP2000342551A
JP2000342551A JP11157760A JP15776099A JP2000342551A JP 2000342551 A JP2000342551 A JP 2000342551A JP 11157760 A JP11157760 A JP 11157760A JP 15776099 A JP15776099 A JP 15776099A JP 2000342551 A JP2000342551 A JP 2000342551A
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Japan
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gradient
gradient coil
current
magnetic field
coil
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JP11157760A
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English (en)
Inventor
Takao Goto
隆男 後藤
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GE Healthcare Japan Corp
Original Assignee
GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 勾配コイルと整磁板の間にシールドコイルを
介設することなく、整磁板に渦電流が流れたり残留磁化
が生じたりするのを防止する。 【解決手段】 内上側Y軸勾配コイル1Ytiおよび内下
側Y軸勾配コイル1Ybiにイメージング用勾配電流Iy
を流し、比較的小さな関心部位に適合する比較的小さな
撮影可能領域を形成する。一方、中上側Y軸勾配コイル
1Ytmおよび中下側Y軸勾配コイル1Ybmにもイメージ
ング用勾配電流Iyを流すが、その電流方向は内上側Y
軸勾配コイル1Ytiおよび内下側Y軸勾配コイル1Ybi
と逆にする。 【効果】 渦電流・残留磁化の発生を抑制でき、画質を
向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRI(Magneti
c Resonance Imaging)装置に関し、さらに詳しく
は、渦電流・残留磁化の発生を少なくし且つ撮像時間を
短縮することが出来るMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来のMRI装置のマグネット
アセンブリの一例の要部(本発明に関わりのある部分)
を示す模式図である。このマグネットアセンブリ51
は、ヨーク20と、そのヨーク20に取り付けられ静磁
場を形成するべく対向する1対の永久磁石1Mt,1M
bと、それら永久磁石1Mt,1Mbの対向面にそれぞ
れ設置され静磁場の均一性を上げる整磁板(ポールピー
スまたはポールフェース)24,25と、それら整磁板
24,25の対向面にそれぞれ設置されY軸勾配磁場を
発生する上側Y軸勾配コイル51Ytおよび下側Y軸勾
配コイル51Ybとを具備している。前記上側Y軸勾配
コイル51Ytと前記下側Y軸勾配コイル51Ybとを
合わせてY軸勾配コイルアセンブリ51Yという。
【0003】図9に示すように、Y軸勾配コイル駆動回
路53Yから前記上側Y軸勾配コイル51Ytおよび前
記下側Y軸勾配コイル51Ybにイメージング用勾配電
流Iyを流し、発生した磁場Hyt,Hytにより、Y軸勾
配磁場を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】(1)永久磁石1M
t,1Mbを用いたマグネットアセンブリ51では、上
側Y軸勾配コイル51Ytおよび下側Y軸勾配コイル5
1Ybに近接して整磁板24,25が設置されているた
め、整磁板24,25に渦電流が流れたり残留磁化が生
じたりして、イメージングに悪影響を与えてしまう問題
点がある。なお、上側Y軸勾配コイル51Ytと整磁板
24の間および下側Y軸勾配コイル51Ybと整磁板2
5の間にそれぞれシールドコイルを介設すれば、整磁板
24,25に渦電流が流れたり残留磁化が生じたりする
のを防止できるが、整磁板24,25の間隔を従来通り
にすれば上側Y軸勾配コイル51Ytおよび下側Y軸勾
配コイル51Ybの間の空隙が狭くなって開放空間が狭
くなってしまい、上側Y軸勾配コイル51Ytおよび下
側Y軸勾配コイル51Ybの間の空隙を従来通りにすれ
ば整磁板24,25の間隔が広がって全体として大型に
なってしまう問題点を生じる。 (2)また、撮像時間を短縮するためには、最大勾配磁
場を上げればよい。しかし、最大勾配磁場を上げるため
には、上側Y軸勾配コイル51Ytおよび下側Y軸勾配
コイル51Ybに流すイメージング用勾配電流Iyを上
げる外ないため、Y軸勾配コイル駆動回路53Yを大容
量化しなければならない問題点がある。 (3)さらに、関心部位より撮影可能領域が小さければ
関心部位を撮影できず、関心部位より撮影可能領域が大
きければ不要な信号を拾いやすくなるSN比が下がるた
め、関心部位に適合した撮影可能領域の大きさとするの
が好ましいが、上側Y軸勾配コイル51Ytおよび下側
Y軸勾配コイル51Ybの幾何学的サイズで撮像可能領
域が決まってしまうため、関心部位の大小に応じて最適
なリニアリティの勾配コイルを選択できない問題点があ
る。
【0005】そこで、本発明の第1の目的は、勾配コイ
ルと整磁板の間にシールドコイルを介設することなく、
勾配磁場により整磁板に渦電流が流れたり残留磁化が生
じたりするのを防止できるMRI装置を提供することに
ある。また、本発明の第2の目的は、勾配コイル駆動回
路を大容量化することなく、最大勾配磁場を上げること
が出来るMRI装置を提供することにある。さらに、本
発明の第3の目的は、関心部位の大小に応じて最適な勾
配磁界を発生できるMRI装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、静磁場を形成するべく対向する1対の磁石の対向面
に設置され中心が一致し且つ直径の異なる第1勾配コイ
ルから第n勾配コイル(n≧2)と、それら第1勾配コ
イルから第n勾配コイルの2つ以上を選択する勾配コイ
ル選択手段と、選択された勾配コイルを内側勾配コイル
群と外側勾配コイル群とに分けて内側勾配コイル群には
イメージング用勾配電流を流して勾配磁場を形成し外側
勾配コイル群には前記イメージング用勾配電流による磁
場が外側に広がるのを防止するシールド用電流を流す勾
配コイル駆動手段とを具備したことを特徴とするMRI
装置を提供する。上記第1の観点によるMRI装置で
は、内側勾配コイル群にイメージング用勾配電流を流し
て勾配磁場を形成すると共に、外側勾配コイル群にシー
ルド用電流を流して前記イメージング用勾配電流による
磁場を打ち消す磁場を発生し、前記イメージング用勾配
電流による磁場が外側に広がるのを防止する。このた
め、勾配コイルと整磁板の間に磁気シールド板を介設す
ることなく、勾配磁場により整磁板に渦電流が流れたり
残留磁化が生じたりするのを防止できる。
【0007】第2の観点では、本発明は、静磁場を形成
するべく対向する1対の磁石の対向面に設置され中心が
一致し且つ直径の異なる第1勾配コイルから第n勾配コ
イル(n≧2)と、それら第1勾配コイルから第n勾配
コイルの2つ以上を選択する勾配コイル選択手段と、選
択された勾配コイルの全てにイメージング用勾配電流を
流して勾配磁場を形成する勾配コイル駆動手段とを具備
したことを特徴とするMRI装置を提供する。上記第2
の観点によるMRI装置では、イメージング用勾配電流
を流す勾配コイルの数を増やすことにより、磁場強度を
増大させることが出来る。すなわち、勾配コイル駆動回
路を大容量化することなく、最大勾配磁場を上げること
が出来る。
【0008】第3の観点では、本発明は、静磁場を形成
するべく対向する1対の磁石の対向面に設置され中心が
一致し且つ直径の異なる第1勾配コイルから第n勾配コ
イル(n≧2)と、それら第1勾配コイルから第n勾配
コイルの少なくとも1つを選択する勾配コイル選択手段
と、選択された勾配コイルの少なくとも1つにイメージ
ング用勾配電流を流して勾配磁場を形成する勾配コイル
駆動手段とを具備したことを特徴とするMRI装置を提
供する。上記第3の観点によるMRI装置では、関心部
位の大きさに適合する直径の勾配コイルを選択すること
で、最適の勾配磁界を発生できる。
【0009】第4の観点では、本発明は、静磁場を形成
するべく対向する1対の磁石の対向面に設置され中心が
一致し且つ直径の異なる複数の勾配コイルと、それら勾
配コイルのそれぞれについて「電流を流さない」「第1
の方向に電流を流す」「第1の方向と逆方向に電流を流
す」のいずれかを行う勾配コイル駆動手段とを具備した
ことを特徴とするMRI装置を提供する。上記第4の観
点によるMRI装置では、ある勾配コイルに「第1の方
向に電流を流す」ようにしてイメージング用の勾配磁場
を形成すると共に、前記勾配コイルの外側に位置する勾
配コイルに「第1の方向と逆方向に電流を流す」ように
すれば、前記イメージング用の勾配磁場が外側に広がる
のを防止できる。このため、勾配コイルと整磁板の間に
磁気シールド板を介設することなく、勾配磁場により整
磁板に渦電流が流れたり残留磁化が生じたりするのを防
止できる。一方、2以上の勾配コイルに「第1の方向に
電流を流す」ようにしてイメージング用の勾配磁場を形
成すれば、磁場強度を増大させることが出来る。すなわ
ち、勾配コイル駆動回路を大容量化することなく、最大
勾配磁場を上げることが出来る。なお、必要ない勾配コ
イルは「電流を流さない」ようにしておけばよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図に示す本発明の実施の形
態により本発明をさらに詳しく説明する。なお、これに
より本発明が限定されるものではない。図1は、本発明
の一実施形態にかかるMRI装置を示す構成ブロック図
である。このMRI装置100において、マグネットア
センブリ1は、内部に被検体を挿入するためのボア(空
間部分)を有し、このボアを取りまくようにして、X軸
勾配磁場を形成するX軸勾配コイルアセンブリ1Xと,
Y軸勾配磁場を形成するY軸勾配コイルアセンブリ1Y
と,Z軸勾配磁場を形成するZ軸勾配コイルアセンブリ
1Zとと、被検体内の原子核のスピンを励起するための
RFパルスを印加する送信コイル1Tと、被検体からの
NMR信号を検出する受信コイル1Rと、静磁場を形成
する永久磁石対1Mとを具備して構成されている。
【0011】前記X軸勾配コイル1Xは、X軸勾配コイ
ル駆動回路3Xに接続されている。また、前記Y軸勾配
コイル1Yは、マルチプレクサ2を介して、Y軸勾配コ
イル駆動回路3Yに接続されている。また、前記Z軸勾
配コイル1Zは、Z軸勾配コイル駆動回路3Zに接続さ
れている。さらに、前記送信コイル1Tは、RF電力増
幅器4に接続されている。また、前記受信コイル1R
は、前置増幅器5に接続されている。
【0012】シーケンス記憶回路8は、計算機7からの
指令に従い、スピンエコー法等のパルスシーケンサに基
づいて、前記X軸勾配コイル駆動回路3X,前記Y軸勾
配コイル駆動回路3Yおよび前記Z軸勾配コイル駆動回
路3Zを操作し、前記X軸勾配コイルアセンブリ1X,
前記Y軸勾配コイルアセンブリ1Yおよび前記Z軸勾配
コイルアセンブリ1ZによりX軸勾配磁場,Y軸勾配磁
場およびZ軸勾配磁場を形成させると共に、ゲート変調
回路9を操作し、RF発振回路10からの高周波出力信
号を所定タイミング・所定包絡線のパルス状信号に変調
し、それを励起パルスとしてRF電力増幅器4に加え、
RF電力増幅器4でパワー増幅した後、前記マグネット
アセンブリ1の送信コイル1Tに印加し、目的のスライ
ス領域を選択励起する。なお、前記マルチプレクサ2
は、前記Y軸勾配コイル駆動回路3Yで駆動するY軸勾
配コイルアセンブリ1Y中の勾配コイル(図3参照)を
選択するものである。これについては、図4〜図7を参
照して後述する。
【0013】前記前置増幅器5は、前記マグネットアセ
ンブリ1の受信コイル1Rで検出された被検体からのN
MR信号を増幅し、位相検波器12に入力する。位相検
波器12は、前記RF発振回路10の出力を参照信号と
し、前記前置増幅器5からのNMR信号を位相検波し
て、A/D変換器11に与える。前記A/D変換器11
は、位相検波後のアナログ信号をデジタル信号のMRデ
ータに変換して、計算機7に入力する。
【0014】計算機7は、MRデータに対して画像再構
成演算を行い、目的のスライス領域のイメージを生成す
る。このイメージは、表示装置6にて表示される。ま
た、計算機7は、操作卓13からの入力された情報を受
け取ったり、Y軸勾配コイルアセンブリ1Y中の勾配コ
イル(図3参照)を選択する制御信号をマルチプレクサ
2に送るなどの全体的制御を受け持つ。
【0015】図2は、前記マグネットアセンブリ1の要
部(本発明に関わりのある部分)を示す模式図である。
このマグネットアセンブリ1は、ヨーク20と、そのヨ
ーク20に取り付けられ静磁場を形成するべく対向する
1対の永久磁石1Mt,1Mbと、それら永久磁石1M
t,1Mbの対向面にそれぞれ設置され静磁場の均一性
を上げる整磁板24,25と、それら整磁板24,25
の対向面にそれぞれ設置されY軸勾配磁場を発生する上
側Y軸勾配コイル1Ytおよび下側Y軸勾配コイル1Y
bとを具備している。前記上側Y軸勾配コイル1Ytと
前記下側Y軸勾配コイル1Ybとを合わせてY軸勾配コ
イルアセンブリ1Yという。
【0016】図3に示すように、前記上側Y軸勾配コイ
ル1Ytは、中心が一致し且つ直径の異なる外上側Y軸
勾配コイル1Yto,中上側Y軸勾配コイル1Ytmおよび
内上側Y軸勾配コイル1Ytiからなる。また、前記下側
Y軸勾配コイル1Ybは、中心が一致し且つ直径の異な
る外下側Y軸勾配コイル1Ybo,中下側Y軸勾配コイル
1Ybmおよび内下側Y軸勾配コイル1Ybiからなる。前
記Y軸勾配コイル駆動回路3Yは、イメージング用勾配
電流Iyおよびシールド用電流Isを供給する。
【0017】図4に示すように、イメージング用勾配電
流Iyを内側に流し、シールド用電流Isを外側に流す
ように、マルチプレクサ2の接続状態を設定すれば、内
上側Y軸勾配コイル1Ytiおよび内下側Y軸勾配コイル
1Ybiにイメージング用勾配電流Iyが流れ、比較的小
さな関心部位に適合する比較的小さな撮影可能領域が形
成される。一方、中上側Y軸勾配コイル1Ytmおよび中
下側Y軸勾配コイル1Ybmにはシールド用電流Isが流
れ、前記内上側Y軸勾配コイル1Ytiおよび内下側Y軸
勾配コイル1Ybiに流れるイメージング用勾配電流Iy
による磁場を打ち消す磁場を発生する。従って、磁場が
外側に広がることが防止され、整磁板24,25に渦電
流が流れたり残留磁化が生じたりするのを防止できる。
なお、同様に、内,中,外のY軸勾配コイルのうちの2
つ又は3つを選択し、これらを内側と外側の勾配コイル
群に2分割し、内側の勾配コイル群にイメージング用勾
配電流Iyを流し、外側の勾配コイル群にシールド用電
流Isを流して、磁場が外側に広がることを防止するこ
とが出来る。
【0018】図5に示すように、イメージング用勾配電
流Iyを内側と内側で逆向きに流すように、マルチプレ
クサ2の接続状態を設定すれば、内上側Y軸勾配コイル
1Ytiおよび内下側Y軸勾配コイル1Ybiにイメージン
グ用勾配電流Iyが流れ、比較的小さな関心部位に適合
する比較的小さな撮影可能領域が形成される。一方、中
上側Y軸勾配コイル1Ytmおよび中下側Y軸勾配コイル
1Ybmにもイメージング用勾配電流Iyが流れるが、こ
れは電流方向が内上側Y軸勾配コイル1Ytiおよび内下
側Y軸勾配コイル1Ybiと逆であるためにシールド用電
流(Is)として働き、前記内上側Y軸勾配コイル1Y
tiおよび内下側Y軸勾配コイル1Ybiに流れるイメージ
ング用勾配電流Iyによる磁場を打ち消す磁場を発生す
る。従って、磁場が外側に広がることが防止され、整磁
板24,25に渦電流が流れたり残留磁化が生じたりす
るのを防止できる。
【0019】図6に示すようにマルチプレクサ2の接続
状態を設定すれば、内上側Y軸勾配コイル1Ytiおよび
内下側Y軸勾配コイル1Ybiにイメージング用勾配電流
Iyが流れ、比較的小さな関心部位に適合する比較的小
さな撮影可能領域が内上側Y軸勾配コイル1Ytiおよび
内下側Y軸勾配コイル1Ybiにより形成される。一方、
中上側Y軸勾配コイル1Ytmおよび中下側Y軸勾配コイ
ル1Ybmにもイメージング用勾配電流Iyが流れ、これ
は電流方向が内上側Y軸勾配コイル1Ytiおよび内下側
Y軸勾配コイル1Ybiと同じであるために内上側Y軸勾
配コイル1Ytiおよび内下側Y軸勾配コイル1Ybiによ
るY軸勾配磁場を強化する磁場を発生する。従って、最
大勾配磁場を上げることができ、撮像時間を短縮するこ
とが出来る。なお、同様に、内,中,外のY軸勾配コイ
ルのうちの2つ又は3つにイメージング用勾配電流Iy
を流してY軸勾配磁場を強化することが出来る。
【0020】図7に示すようにマルチプレクサ2の接続
状態を設定すれば、外上側Y軸勾配コイル1Ytoおよび
外下側Y軸勾配コイル1Yboのみにイメージング用勾配
電流Iyが流れ、比較的大きな関心部位に適合する比較
的大きな撮影可能領域が形成される。なお、同様に、内
または中のY軸勾配コイルのいずれか1つのみにイメー
ジング用勾配電流Iyを流して、比較的小さな関心部位
に適合する比較的小さな撮影可能領域または中位の関心
部位に適合する中位の撮影可能領域を形成することが出
来る。
【0021】
【発明の効果】本発明のMRI装置によれば、次の効果
が得られる。 (1)勾配磁場により整磁板に渦電流が流れたり残留磁
化が生じたりするのを防止でき、画質を向上することが
出来る。 (2)勾配コイル駆動回路を大容量化することなく、最
大勾配磁場を上げることができ、撮像時間を短縮するこ
とが出来る。特に、大きな勾配磁場を必要とするエコー
プラナー法(Echo Planar法)や高速スピンエコー法
(Fast SE法)などに有用である。 (3)関心部位の大きさに適合する最適の大きさの撮影
可能領域を形成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるMRI装置の一例
を示す構成ブロック図である。
【図2】図1の装置のマグネットアセンブリの要部を示
す模式図である。
【図3】Y軸勾配コイルアセンブリの詳細説明図であ
る。
【図4】イメージング用勾配電流とシールド用電流とを
流すときのマルチプレクサの接続状態の説明図である。
【図5】イメージング用勾配電流でシールド用電流を兼
用させるときのマルチプレクサの接続状態の説明図であ
る。
【図6】複数のY軸勾配コイルにイメージング用勾配電
流を流すときのマルチプレクサの接続状態の説明図であ
る。
【図7】一つのY軸勾配コイルのみにイメージング用勾
配電流を流すときのマルチプレクサの接続状態の説明図
である。
【図8】従来のMRI装置のマグネットアセンブリの一
例の要部を示す模式図である。
【図9】Y軸勾配コイルにイメージング用勾配電流を流
すときの説明図である。
【符号の説明】
1 マグネットアセンブリ 1Y Y軸勾配コイルアセンブリ 1M 永久磁石対 1Yto 外上側Y軸勾配コイル 1Ytm 中上側Y軸勾配コイル 1Yti 内上側Y軸勾配コイル 1Ybo 外下側Y軸勾配コイル 1Ybm 中下側Y軸勾配コイル 1Ybi 内下側Y軸勾配コイル 100 MRI装置 2 マルチプレクサ 3Y Y軸勾配コイル駆動回路 7 計算機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静磁場を形成するべく対向する1対の磁
    石の対向面に設置され中心が一致し且つ直径の異なる第
    1勾配コイルから第n勾配コイル(n≧2)と、それら
    第1勾配コイルから第n勾配コイルの2つ以上を選択す
    る勾配コイル選択手段と、選択された勾配コイルを内側
    勾配コイル群と外側勾配コイル群とに分けて内側勾配コ
    イル群にはイメージング用勾配電流を流して勾配磁場を
    形成し外側勾配コイル群には前記イメージング用勾配電
    流による磁場が外側に広がるのを防止するシールド用電
    流を流す勾配コイル駆動手段とを具備したことを特徴と
    するMRI装置。
  2. 【請求項2】 静磁場を形成するべく対向する1対の磁
    石の対向面に設置され中心が一致し且つ直径の異なる第
    1勾配コイルから第n勾配コイル(n≧2)と、それら
    第1勾配コイルから第n勾配コイルの2つ以上を選択す
    る勾配コイル選択手段と、選択された勾配コイルの全て
    にイメージング用勾配電流を流して勾配磁場を形成する
    勾配コイル駆動手段とを具備したことを特徴とするMR
    I装置。
  3. 【請求項3】 静磁場を形成するべく対向する1対の磁
    石の対向面に設置され中心が一致し且つ直径の異なる第
    1勾配コイルから第n勾配コイル(n≧2)と、それら
    第1勾配コイルから第n勾配コイルの少なくとも1つを
    選択する勾配コイル選択手段と、選択された勾配コイル
    の少なくとも1つにイメージング用勾配電流を流して勾
    配磁場を形成する勾配コイル駆動手段とを具備したこと
    を特徴とするMRI装置。
  4. 【請求項4】 静磁場を形成するべく対向する1対の磁
    石の対向面に設置され中心が一致し且つ直径の異なる複
    数の勾配コイルと、それら勾配コイルのそれぞれについ
    て「電流を流さない」「第1の方向に電流を流す」「第
    1の方向と逆方向に電流を流す」のいずれかを行う勾配
    コイル駆動手段とを具備したことを特徴とするMRI装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005066312A (ja) * 2002-12-27 2005-03-17 Toshiba Corp 傾斜磁場コイル装置及び磁気共鳴映像装置
CN100350876C (zh) * 2002-12-27 2007-11-28 株式会社东芝 倾斜磁场线圈装置和磁共振图象装置

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