JP2000341968A - 電源装置、放電ランプ点灯装置および照明装置 - Google Patents

電源装置、放電ランプ点灯装置および照明装置

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JP2000341968A
JP2000341968A JP11148944A JP14894499A JP2000341968A JP 2000341968 A JP2000341968 A JP 2000341968A JP 11148944 A JP11148944 A JP 11148944A JP 14894499 A JP14894499 A JP 14894499A JP 2000341968 A JP2000341968 A JP 2000341968A
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rectifier
switch element
parallel
voltage
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Hiroyuki Kudo
啓之 工藤
Noriyuki Kitamura
紀之 北村
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】過大な突入電流を抑制するとともに、インバー
タ回路のスイッチ素子の電流負担を軽減し、さらに、入
力電流の高調波を低減した電源装置、放電ランプ点灯装
置および照明装置を提供する。 【解決手段】脈流電圧を出力する整流装置2の出力側に
並列的に接続された第1のコンデンサC2と、インダク
タL1、平滑用コンデンサC3および整流装置2の出力
に対して順方向となるように接続された第1のスイッチ
素子Tr1を含んで構成され、第1のコンデンサC2と
並列的に接続される第1の直列回路7とを備えて構成さ
れた平滑回路3にインバータ回路4を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置、放電ラ
ンプ点灯装置および照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源装置としては、例えば特開平
7−274523号公報(従来技術1)に開示されてい
る。この電源装置20は、図6に示すように、脈流化整
流手段21の出力側に第1のコンデンサ22と第2のコ
ンデンサ23およびインダクタ24の直列回路25とを
並列に接続し、さらに、これらと並列的に接続する高周
波インバータ26のスイッチ素子27に逆並列にダイオ
ード28を設けている。第2のコンデンサ23およびイ
ンダクタ24の直列回路25は、全平滑の平滑回路を構
成している。そして、高周波インバータ26のスイッチ
素子27がオフのときに、高周波インバータ26の無効
電流がダイオード28を介して第1のコンデンサ22に
回生し、第1のコンデンサ22は充電される。また、第
2のコンデンサ23の充電電荷がインダクタ24により
遅延されて第1のコンデンサ22をさらに充電する。こ
の動作などにより、交流電源ACから流入する電流は連
続した波形となり、入力電流の高調波は低減されるもの
である。
【0003】また、特開平7−106080号公報(従
来技術2)には、入力電流の波形を改善した別の電源装
置が開示されている。この電源装置30は、図7に示す
ように、スイッチ素子31のオフ時に、充放電用コンデ
ンサ32を含む、共振用インダクタ33および共振用コ
ンデンサ34の閉路を形成させている。さらに、部分平
滑の平滑回路35を形成して、共振用インダクタ33の
回生により入力電流波形を改善させているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術1の電源装置20は、起動時、第2のコンデンサ23
が急速に充電され、この急速充電によって第2のコンデ
ンサ23およびインダクタ24の直列回路25に大電流
が流れるので、入力電流が過大な突入電流となる欠点を
有する。また、従来技術2の電源装置30は、スイッチ
素子31には平滑回路35および共振用インダクタ33
からの電流が流れるので、スイッチ素子31の電流負担
が大きいという欠点を有する。
【0005】本発明は、過大な突入電流を抑制するとと
もに、インバータ回路のスイッチ素子の電流負担を軽減
し、さらに、入力電流の高調波を低減した電源装置、放
電ランプ点灯装置および照明装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の電源装
置の発明は、商用交流電圧を整流して脈流電圧を出力す
る整流装置と;整流装置の出力側に並列的に接続された
第1のコンデンサと、インダクタ、平滑用コンデンサお
よび整流装置の出力に対して順方向となるように接続さ
れた第1のスイッチ素子を含んで構成され、第1のコン
デンサと並列的に接続される第1の直列回路と、前記順
方向に対して逆方向となるようにインダクタおよび平滑
用コンデンサに対して並列的に接続された第1のダイオ
ードと、第1のスイッチ素子に対して第1のスイッチ素
子の順方向と逆方向に並列的に接続された第2のダイオ
ードとを備えて構成された平滑回路と;平滑回路に並列
的に接続されたインダクタンス素子および第2のスイッ
チ素子からなる第2の直列回路と、第2のスイッチ素子
に対して第2のスイッチ素子の順方向と逆方向に並列的
に接続された第3のダイオードと、第2のスイッチ素子
に並列的に接続された第2のコンデンサとを有してな
り、第1のコンデンサの両端電圧が整流装置の出力電圧
よりも低い区間においては、整流装置から主として給電
され、第1のコンデンサの両端電圧が整流装置の出力電
圧よりも高い区間においては、第1のコンデンサから主
として給電され、第2のスイッチ素子のオン時にインダ
クタンス素子にエネルギーを蓄積し、第2のスイッチ素
子のオフ時にインダクタンス素子と第2のコンデンサの
共振によって発生する反転電流を第3のダイオードを介
して第1のコンデンサに回生するように構成されたイン
バータ回路と;を具備している。
【0007】本発明および以下の各発明において、特に
言及しない限り用語の定義および技術的意味は次のとお
りとする。
【0008】第1の直列回路において、第1のスイッチ
素子はインダクタおよび平滑用コンデンサの直列体のい
ずれか一端に接続して構成されるものである。
【0009】第1のスイッチ素子が整流装置の出力に対
して順方向となるように接続されるとは、整流装置の正
極側から負極側に向かって第1のスイッチ素子に電流が
流れるように接続されていることを意味する。したがっ
て、インダクタおよび平滑用コンデンサに対する順方向
とは、インダクタおよび平滑用コンデンサに流れる電流
が整流装置の正極側から負極側に向かう方向であり、逆
方向とは整流装置の負極側から正極側に向かう方向であ
る。
【0010】第2のダイオードが第1のスイッチ素子の
順方向と逆方向に接続されるとは、この逆方向が第2の
ダイオードの順方向であることを意味する。同様に、第
1のダイオードおよび第3のダイオードに対しても、逆
方向が各々の順方向であることを意味する。
【0011】第1のスイッチ素子が電界効果トランジス
タであるときは、電界効果トランジスタの寄生ダイオー
ドが第2のダイオードとなるものである。同様に、第2
のスイッチ素子が電界効果トランジスタであるときは、
電界効果トランジスタの寄生ダイオードが第3のダイオ
ードとなる。
【0012】インダクタンス素子の両端はインバータ回
路の出力側を構成して負荷が接続されるものであり、例
えば、入力用巻線および出力用巻線を有するインバータ
トランスの入力用巻線である。
【0013】整流装置または第1のコンデンサから主と
して給電されるの主としての意味は、第1の直列回路か
ら給電される区間が存在するときもあることをいう。
【0014】本発明では、第1のスイッチ素子はスイッ
チング動作がなされるので、起動時に、第1の直列回路
の平滑用コンデンサは休止区間をもって充電される。平
滑用コンデンサは急速に充電されないので、電源装置の
入力電流は過大な突入電流になることが抑制される。ま
た、第1の直列回路と第2の直列回路は並列的に接続さ
れ、第2のスイッチ素子に平滑用コンデンサの充電電流
が流れることがないので、第2のスイッチ素子の電流負
担が軽減される。
【0015】そして、インバータ回路は、第1のコンデ
ンサの両端電圧が整流装置の出力電圧よりも低い区間に
おいては、整流装置から主として給電され、第1のコン
デンサの両端電圧が整流装置の出力電圧よりも高い区間
においては、第1のコンデンサから主として給電される
とともに、第2のスイッチ素子のオン時にインダクタン
ス素子に蓄積したエネルギーを第2のスイッチ素子のオ
フ時にインダクタンス素子と第2のコンデンサの共振に
よって反転電流を発生させ、この反転電流を第3のダイ
オードを介して第1のコンデンサに回生する。これによ
り、インダクタンス素子に接続される負荷のクレストフ
ァクタ(負荷電流のピーク値/負荷電流の実効値)が改
善され、かつ、入力電流の高調波が低減される。
【0016】請求項2に記載の放電ランプ点灯装置の発
明は、請求項1記載の電源装置と;インダクタンス素子
の両端に限流要素を介して接続され、インバータ回路か
らの高周波電力が供給されて点灯する放電ランプと;を
具備している。
【0017】限流要素は、入力用巻線および出力用巻線
を有するインバータトランスの出力用巻線を許容するも
のである。
【0018】本発明によれば、入力電流の高調波が低減
されるとともに、起動時に、入力電流は過大な突入電流
になることが抑制され、インバータ回路の第2のスイッ
チ素子の電流負担が軽減される放電ランプ点灯装置を提
供することができる。
【0019】請求項3に記載の照明装置の発明は、請求
項2記載の放電ランプ点灯装置と;この放電ランプ点灯
装置を配設している照明装置本体と;を具備している。
【0020】本発明によれば、請求項2に記載の作用、
効果を有する照明装置を提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図1〜図5を参照して説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施形態を示す放
電ランプ点灯装置の回路図である。図中、1は放電ラン
プ点灯装置、2は整流装置、3は平滑回路、4はインバ
ータ回路、5は放電ランプであり、電源装置6に放電ラ
ンプ5が接続されて放電ランプ点灯装置1が構成されて
いる。
【0023】整流装置2は、商用交流電源Vsに整流器
Rec1の入力端子が接続され、整流器Rec1の出力
端子間にコンデンサC1が接続されて形成されている。
整流装置2は、商用交流電源Vsの商用交流電圧を整流
して脈流電圧を出力する。なお、コンデンサC1は、脈
流電圧の形成に悪影響しない程度に比較的容量の小さい
ものであり、高周波ノイズを除去する役割を果たす。
【0024】整流装置2の出力側には、その正極側に順
極性に接続された逆流防止用のダイオードD1を介して
平滑回路3が接続されている。平滑回路3は、整流装置
2の出力側に並列的に接続された第1のコンデンサC2
と、第1のコンデンサC2と並列的に接続される第1の
直列回路7とを含んで形成されている。第1の直列回路
7は、インダクタL1、平滑用コンデンサC3および整
流装置2の出力に対して順方向となるように接続された
第1のスイッチ素子としてのNPN型トランジスタTr
1を含んで構成されている。すなわち、トランジスタT
r1は、整流装置2の正極出力側にインダクタL1およ
び平滑用コンデンサC3を介してそのコレクタが接続さ
れ、負極出力側にそのエミッタが接続されている。整流
装置2の出力に対して、整流装置2の正極出力側から負
極出力側への方向が順方向となるものである。
【0025】また、インダクタL1および平滑用コンデ
ンサC3に対して、第1のダイオードD2が上記順方向
に対して逆方向となるように並列的に接続されている。
この第1のダイオードD2は、トランジスタTr1がオ
フしたときに、インダクタL1および平滑用コンデンサ
C3と閉回路を形成してインダクタL1の回生電流を放
電させるものである。また、トランジスタTr1に対し
て、第2のダイオードD3がトランジスタTr1のエミ
ッタ側からコレクタ側が順方向となるように、すなわ
ち、トランジスタTr1の順方向と逆方向に並列的に接
続されている。
【0026】そして、平滑回路3の両端には、インバー
タ回路4が接続されている。インバータ回路4は、イン
バータトランスT1および第2のスイッチ素子としての
NPN型トランジスタTr2を主体として構成されてい
る。そして、インダクタンス素子としてのインバータト
ランスT1の一次巻線T1aおよびトランジスタTr2
からなる第2の直列回路8が平滑回路3に並列的に接続
されている。そして、、トランジスタTr2に対して、
第3のダイオードD4がトランジスタTr2のエミッタ
側からコレクタ側が順方向となるように、すなわち、ト
ランジスタTr2の順方向と逆方向に並列的に接続され
ている。また、トランジスタTr2に対して、第2のコ
ンデンサC4が並列的に接続されている。
【0027】インバータ回路4は、平滑回路3を形成す
る第1のコンデンサC2の両端電圧が整流装置2の出力
電圧よりも低い区間においては、整流装置2から主とし
て給電され、第1のコンデンサC2の両端電圧が整流装
置2の出力電圧よりも高い区間においては、第1のコン
デンサC2から主として給電されるものである。また、
インバータ回路4は、第1の直列回路7の両端電圧が整
流装置2の出力電圧または第1のコンデンサC2の両端
電圧よりも高いと、第1の直列回路7から給電される。
そして、トランジスタTr2がオンすると、インバータ
トランスT1の一次巻線T1aおよびトランジスタTr
2に電流が流れて一次巻線T1aにエネルギーが蓄積さ
れる。このエネルギーは、トランジスタTr2がオフす
ると、一次巻線T1aと第2のコンデンサC4の共振に
よって共振電流となり、その反転電流が第3のダイオー
ドD4を介して第1のコンデンサC2に回生するように
構成されているものである。
【0028】そして、トランジスタTr2がオンオフす
ると、一次巻線T1aに電流が流れ、一次巻線T1aと
磁気的に結合している二次巻線T1bの両端に高周波電
力が発生する。すなわち、二次巻線T1bの両端は、イ
ンバータ回路4の出力を形成している。
【0029】二次巻線T1bの両端には、負荷である放
電ランプとしての蛍光ランプ5が接続されている。すな
わち、二次巻線T1bの両端は蛍光ランプ5のフィラメ
ント電極5a,5bの一端側に接続され、フィラメント
電極5a,5bの他端側は予熱用コンデンサC5に接続
されている。蛍光ランプ5は、二次巻線T1bの両端に
高周波電力が発生すると、フィラメント電極5a,5b
が予熱された後に点灯する。なお、二次巻線T1bは、
インバータ回路4からの高周波電力を限流する限流要素
を兼用している。
【0030】第1の直列回路7を形成しているトランジ
スタTr1および第2の直列回路8を形成しているトラ
ンジスタTr2の制御電極(ベース)は、制御回路9に
接続されている。制御回路9は、トランジスタTr1お
よびトランジスタTr2をオンオフ制御する。
【0031】次に、上記実施形態の作用について述べ
る。
【0032】商用交流電源Vsが投入されると、整流装
置2の出力側に脈流電圧が発生する。この脈流電圧は、
逆流防止用ダイオードD1を介して平滑回路3およびイ
ンバータ回路4に印加される。また、商用交流電源Vs
の投入に付随して、制御回路9はトランジスタTr1お
よびトランジスタTr2をオンオフ制御する。
【0033】そして、平滑回路3の第1のコンデンサC
2は、上記脈流電圧によって充電され、その両端に電圧
が形成される。また、第1の直列回路7は、トランジス
タTr1のオン時に、整流装置2の正極側から負極側、
すなわち、順方向に電流が流れて平滑用コンデンサC3
が充電される。そして、トランジスタTr1のオフ時に
は、インダクタL1、平滑用コンデンサC3およびダイ
オードD2の閉回路内でインダクタL1に蓄積されたエ
ネルギーが回生電流となって流れる。
【0034】平滑用コンデンサC3は、商用交流電源V
sが投入された起動時、トランジスタTr1がオンオフ
して休止区間を有して充電され、徐々に充電されるの
で、第1の直列回路7は大電流が流れることが抑制され
る。したがって、商用交流電源Vsから整流器Rec1
への入力電流の過大な突入電流が抑制される。
【0035】インバータ回路4には、第1のコンデンサ
C2の両端電圧が印加される。トランジスタTr2がオ
ンしたときに、第2の直列回路8の順方向に電流が流
れ、インバータトランスT1の一次巻線T1aに電磁エ
ネルギーが蓄積される。そして、トランジスタTr2が
オフすると、第2のコンデンサC4を介して順方向に電
流が流れ、その後、一次巻線T1aと第2のコンデンサ
C4が共振して一次巻線T1aに蓄積された電磁エネル
ギーは共振電流となって流れる。この共振電流の反転電
流は、第3のダイオードD4を介して第1のコンデンサ
C2に回生され、第1のコンデンサC2の両端電圧が高
められる。
【0036】インバータトランスT1の一次巻線T1a
に、トランジスタTr2のオンオフ動作に伴って交互に
電流が流れると、二次巻線T1bの両端には高周波の交
流電圧が発生する。この高周波電圧は、蛍光ランプ5の
フィラメント電極5a,5b間に印加される。そして、
フィラメント電極5a,5bは予熱用コンデンサC5を
介して予熱され、二次巻線T1bおよび予熱用コンデン
サC5による共振電圧が印加され、蛍光ランプ5が点灯
する。
【0037】図2は、第1のスイッチ素子としてのトラ
ンジスタTr1のオンオフ動作による平滑回路3の電圧
状態の一例を示し、(a)は平滑用コンデンサC3の両
端電圧、(b)は第1のコンデンサC2の両端電圧、
(c)はトランジスタTr1のオンオフ動作を示す。こ
こで、トランジスタTr1のオンオフ動作は、第2のス
イッチ素子としてのトランジスタTr2と同期させてい
る。第1のコンデンサC2は、平滑用コンデンサC3に
よって脈流電圧の谷埋めが行われる。すなわち、部分平
滑が行われる。
【0038】また、図3は、図2と同様に、第1のコン
デンサC2の両端電圧が上昇するときにトランジスタT
r1をオン動作させた平滑回路3の電圧状態を示してい
る。第1のコンデンサC2の両端電圧が上昇するときに
トランジスタTr1をオン動作させるので、平滑用コン
デンサC3の両端電圧が高くなり、その結果、第1のコ
ンデンサC2は全平滑される。
【0039】インバータ回路4は、トランジスタTr2
のオフ時に、インバータトランスT1の一次巻線T1a
と第2のコンデンサC4の共振によって発生する共振電
流の反転電流を第3のダイオードD4を介して第1のコ
ンデンサC2に回生させ、第1のコンデンサC2の両端
電圧を昇圧させている。この結果、蛍光ランプ5のラン
プ電流のピーク値/実効値、すなわち、クレストファク
タが向上するとともに、商用交流電源Vsからの入力電
流の波形歪み(高調波)が低減される。
【0040】また、トランジスタTr2は、トランジス
タTr2のオン時に、第2の直列回路8に整流装置2の
出力電圧または平滑回路3の両端電圧が印加された負荷
電流のみが流れるので、電流負担が軽減されたものとな
る。
【0041】上述したように、放電ランプ点灯装置1
は、入力電流の高調波が低減されるとともに、インバー
タ回路4の第2のスイッチ素子としてのトランジスタT
r2の電流負担が軽減されており、また、起動時の入力
電流が過大な突入電流になることが抑制されるものであ
る。
【0042】なお、上記実施形態において、電源装置6
に負荷としての蛍光ランプを接続したものを説明した
が、これに限らず、負荷は放電ランプ、モータや電源装
置など、本発明の電源装置に接続可能なものであればよ
いものである。
【0043】図4は、本発明の第2の実施形態を示す放
電ランプ点灯装置の回路図である。なお、図1と同一部
分には同一符号を付して説明は省略する。
【0044】図4に示す放電ランプ点灯装置10は、平
滑回路4の両端にインダクタンス素子L2および第2の
スイッチ素子としてのトランジスタTr2からなる第2
の直列回路11が接続されている。そして、インダクタ
ンス素子L2の両端に限流要素としてのインダクタL3
を介して蛍光ランプ5が接続されている。
【0045】トランジスタTr2がオンオフすると、イ
ンダクタンス素子L2の両端に高周波電力が発生する。
この高周波電力はインダクタL3を介して蛍光ランプ5
に印加され、蛍光ランプ5が点灯する。
【0046】入力電流の高調波が低減されるとともに、
トランジスタTr2の電流負担が軽減され、起動時の入
力電流が過大な突入電流になることが抑制される放電ラ
ンプ点灯装置10を提供することができる。
【0047】図5は、本発明の第3の実施形態を示す照
明装置の外観図である。なお、図1および図2と同一部
分には同一符号を付して説明は省略する。
【0048】図5に示す照明装置12は天井等に直付け
される直付照明器具である。照明器具12は、照明器具
本体13の下面の両端にランプソケット14,14が設
けられ、これらランプソケット14,14間に蛍光ラン
プ5が挟持接続されている。また、蛍光ランプ5に光学
的に対向して反射面15が形成され、この反射面15の
内面側には、蛍光ランプ5が除去された図1に示す放電
ランプ点灯装置1または図2に示す放電ランプ点灯装置
10が内蔵されている。
【0049】入力電流の高調波が低減されるとともに、
トランジスタTr2の電流負担が軽減され、起動時の入
力電流が過大な突入電流になることが抑制される放電ラ
ンプ点灯装置1,10を備えた照明器具12を提供する
ことができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、入力電流の高
調波が低減されるとともに、インバータ回路の第2のス
イッチ素子の電流負担が軽減され、また、起動時の入力
電流が過大な突入電流になることが抑制される電源装置
を提供することができる。
【0051】請求項2の発明によれば、入力電流の高調
波が低減されるとともに、インバータ回路の第2のスイ
ッチ素子の電流負担が軽減され、起動時の入力電流が過
大な突入電流になることが抑制される放電ランプ点灯装
置を提供することができる。
【0052】請求項3の発明によれば、入力電流の高調
波が低減されるとともに、インバータ回路の第2のスイ
ッチ素子の電流負担が軽減され、起動時の入力電流が過
大な突入電流になることが抑制される放電ランプ点灯装
置を備えた照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す放電ランプ点灯
装置の回路図。
【図2】同じく、第1のスイッチのオンオフ動作に伴う
平滑回路の電圧状態を示す第1の説明図。
【図3】同じく、第1のスイッチのオンオフ動作に伴う
平滑回路の電圧状態を示す第2の説明図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す放電ランプ点灯
装置の回路図。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す照明装置の外観
図。
【図6】従来技術1の電源装置の回路図。
【図7】従来技術2の電源装置の回路図。
【符号の説明】
1……放電ランプ点灯装置 2……整流装置 3……平滑回路 4……インバータ回路 5……放電ランプとしての蛍光ランプ 6……電源装置 12……照明装置としての直付照明器具 13……照明装置本体としての照明器具本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 BA03 BB03 BC01 BC07 DB03 DD04 GA01 GB04 GC04 HB03 5H007 AA02 AA08 BB03 CA01 CB04 CB07 CB22 CC12 DA05 GA03 HA03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用交流電圧を整流して脈流電圧を出力
    する整流装置と;整流装置の出力側に並列的に接続され
    た第1のコンデンサと、インダクタ、平滑用コンデンサ
    および整流装置の出力に対して順方向となるように接続
    された第1のスイッチ素子を含んで構成され、第1のコ
    ンデンサと並列的に接続される第1の直列回路と、前記
    順方向に対して逆方向となるようにインダクタおよび平
    滑用コンデンサに対して並列的に接続された第1のダイ
    オードと、第1のスイッチ素子に対して第1のスイッチ
    素子の順方向と逆方向に並列的に接続された第2のダイ
    オードとを備えて構成された平滑回路と;平滑回路に並
    列的に接続されたインダクタンス素子および第2のスイ
    ッチ素子からなる第2の直列回路と、第2のスイッチ素
    子に対して第2のスイッチ素子の順方向と逆方向に並列
    的に接続された第3のダイオードと、第2のスイッチ素
    子に並列的に接続された第2のコンデンサとを有してな
    り、第1のコンデンサの両端電圧が整流装置の出力電圧
    よりも低い区間においては、整流装置から主として給電
    され、第1のコンデンサの両端電圧が整流装置の出力電
    圧よりも高い区間においては、第1のコンデンサから主
    として給電され、第2のスイッチ素子のオン時にインダ
    クタンス素子にエネルギーを蓄積し、第2のスイッチ素
    子のオフ時にインダクタンス素子と第2のコンデンサの
    共振によって発生する反転電流を第3のダイオードを介
    して第1のコンデンサに回生するように構成されたイン
    バータ回路と;を具備していることを特徴とする電源装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電源装置と;インダクタ
    ンス素子の両端に限流要素を介して接続され、インバー
    タ回路からの高周波電力が供給されて点灯する放電ラン
    プと;を具備していることを特徴とする放電ランプ点灯
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の放電ランプ点灯装置と;
    この放電ランプ点灯装置を配設している照明装置本体
    と;を具備していることを特徴とする照明装置。
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