JP2000341285A - アドレス変換テーブル書き換えによる予備系立ち上げ方法 - Google Patents

アドレス変換テーブル書き換えによる予備系立ち上げ方法

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JP2000341285A
JP2000341285A JP11146381A JP14638199A JP2000341285A JP 2000341285 A JP2000341285 A JP 2000341285A JP 11146381 A JP11146381 A JP 11146381A JP 14638199 A JP14638199 A JP 14638199A JP 2000341285 A JP2000341285 A JP 2000341285A
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memory
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JP11146381A
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Makoto Mukai
良 向井
Satoshi Tanaka
聡 田中
Shigeki Yamada
茂樹 山田
Akira Tanaka
晶 田中
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 N+1冗長構成のフォールトトレラントシス
テムにおける予備系立ち上げ時間を短縮すること。 【解決手段】 現用ノード10,20のメモリ上の情報
をメモリ情報転送機構40を用いて予備ノード30のメ
モリ上に複製する際、現用ノード10,20の物理アド
レス空間に一定のオフセットOA,OBを与えた予備ノ
ード30上の物理アドレス空間に格納しておき(3),
(4)、現用ノード10の処理を予備ノード30に行わ
せる際、予備ノード30上の論理アドレスと物理アドレ
スとの間の変換テーブルの物理アドレスの部分を、前記
一定のオフセットOAを与えた物理アドレスに書き換え
る(5)ことにより予備ノード30の立ち上げを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、N+1冗長構成の
アクト/スタンバイ型フォールトトレラントシステムに
おける予備系立ち上げ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フォールトトレラントシステムの一つの
形態として、現用ノードと予備ノードを用いて、現用ノ
ードがダウンした際、予備ノードが処理を継続するとい
うシステムがある。
【0003】現用ノードのメモリ上にある情報(メモリ
情報)を予備ノード上に逐次コピーすること、即ちメモ
リ二重書き込みによって、現用ノードがダウンした場合
に予備ノードに切り替えることで現用ノードで行ってい
た処理を継続する方法としては、例えば特開平3−13
6151号公報に記載された発明のようなものが知られ
ている。
【0004】メモリ二重書き込み方式において、予備ノ
ードに複数の現用ノードのメモリ情報のコピーを格納す
れば、N+1冗長構成のアクト/スタンバイ型のシステ
ムが実現できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メモリ
二重書き込み方式の場合、現用ノードのメモリ情報のコ
ピーを用いて予備ノードを立ち上げるためには、現用系
と予備系のメモリ情報がアドレスまで含めて一致してい
る必要がある。
【0006】そのため、予備系立ち上げ時には、該当す
る現用ノードのメモリ情報のコピーを、適切なアドレス
位置にロードし直す必要がある。この場合、メモリ情報
のロードに要する時間の分だけ、予備系の立ち上げが遅
れることになり、メモリ情報の量が大きいければ大きい
ほどこの時間も大きくなり、それによってシステムの可
用性を損なうことになるという問題があった。
【0007】本発明の目的は、N+1冗長構成のアクト
/スタンバイ型フォールトトレラントシステムにおいて
予備系の立ち上げに要する時間を短縮し得るアドレス変
換テーブル書き換えによる予備系立ち上げ方法を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の基本的な考え方
は、現用ノードのメモリ情報を予備ノード上のメモリに
コピーする際に、一定のオフセットを加えることで複数
の現用ノード上のコピーを1つの予備ノード上に格納す
ること、予備ノードが現用ノードの処理を代行するため
にコピーを利用可能な状態にする際に、情報全体を適当
な位置に配置し直すのではなく、アドレス変換テーブル
を書き換えることによって代替し、予備系立ち上がりま
での時間を短縮することである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明のシステム構成の一
例を示すもので、図中、10,20は現用ノード(A,
B)、30は予備ノード(S)、40はメモリ情報転送
機構、11,21,31はプロセッサ、12,22,3
2はメモリである。また、各ノードはメモリにおける論
理アドレス空間と物理アドレス空間とを変換するための
アドレス変換テーブルを備えている。
【0010】図2は各ノードのメモリ上のデータ構造と
処理の流れの一例を、また、図3はシステム内の各構成
要素における処理の手順の一例を示すものである。以下
の(1)〜(6)の番号は図2、図3中の番号に対応し
ている。 (1)各ノードのプロセッサ上のプログラムは論理アド
レス空間で走行し、論理アドレス空間から物理アドレス
空間への変換は、各ノード固有のアドレス変換テーブル
によって行われる。各ノード上における情報のメモリ上
の位置及びアドレス変換テーブルの内容を図2に示す。 (2)現用ノード10,20の物理メモリ上の情報は、
メモリ情報転送機構40により、物理メモリのアドレス
順序を保存し、かつそれぞれの現用ノードの物理アドレ
ス空間に一定のオフセット値OA,OBが加えられて予
備ノード30上に転送される。 (3)現用ノード10の物理メモリ上の情報のコピーは
予備ノード30の物理メモリ上、オフセットOAの物理
アドレスから連続域に格納される。 (4)同様に、現用ノード20の物理メモリ上の情報の
コピーは予備ノード30の物理メモリ上、オフセットO
Bの物理アドレスから連続域に格納される。 (5)現用ノード10が障害に陥った場合、ノード10
から引き継いでいるアドレス変換テーブル中の、物理ア
ドレスに相当する部分にオフセットOAを加算し、これ
をアドレス変換テーブルとして使用する。 (6)予備ノード30は、(5)で作成したアドレス変
換テーブルを用い、ノード10で行われていた処理を継
続する。プログラムは論理アドレス空間で走行するた
め、(5)の手順によるアドレス変換テーブルの書き換
えを行えば、ノード10から引き継いだプログラムは予
備ノード30において正しく動作することができる。
【0011】従来の方法では、(5)の処理の代わり
に、ノード10用のメモリ情報のコピーを、該ノード1
0上にあった時と同じアドレスにコピーする処理が必要
であったが、(5)の処理に要する時間は、これに比べ
て短かいため、予備ノード30の立ち上げ時間を短縮す
ることができる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
予備ノードによって現用ノードでの処理を継続するため
の立ち上げ処理において、現用ノード上のメモリ情報の
コピーを予備ノード上のメモリ上に再構成する際に、時
間のかかる情報全体のコピーを行わず、アドレス変換テ
ーブルの書き換えで実現できるため、切り替え時間の短
縮を図ることができる。
【0013】図4は本発明による効果を説明するための
もので、同図(a)は従来の情報全体をコピーする処理の
例を、また、同図(b)は本発明によるアドレス変換テー
ブルの書き換えの例を示す。ここで、ハードウェアの条
件は ・1ワード=4byte ・ページサイズ:4Kbyte(1Kワード) ・メモリアクセスタイム:100ns/ワード ・加算処理:1Ons/1回 と仮定する。
【0014】情報全体をコピーする場合、メモリリード
とメモリライトの繰り返しであるため、1ページ分のコ
ピーに必要な時間は、空ループの処理時間を除くと10
0(ns/ワード)+100(ns/ワード))×1
(Kワード)=200μsである。
【0015】一方、アドレス変換テーブルの書き換えを
行う場合、1ページあたり1エントリの書き換えが必要
であるため、エントリ書き換え処理時間は、メモリリー
ド、加算、メモリライトに要する100ns+10ns
+100ns=210nsであり、情報全体のコピーに
比べて大幅に時間を短縮できることが分かる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成の一例を示す図
【図2】各ノードのメモリ上のデータ構造と処理の流れ
の一例を示す図
【図3】システム内の各構成要素における処理の手順の
一例を示す図
【図4】本発明による効果の説明図
【符号の説明】
10,20:現用ノード、30:予備ノード、40:メ
モリ情報転送機構、11,21,31:プロセッサ、1
2,22,32:メモリ。
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月15日(1999.6.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 29/14 H04L 13/00 311 5K035 9A001 (72)発明者 山田 茂樹 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 田中 晶 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B018 GA06 HA05 KA14 MA01 QA20 5B034 AA04 BB03 CC02 DD05 DD07 5B045 JJ22 JJ24 JJ43 JJ44 5B060 AB28 CA19 5K030 GA12 HD09 KA01 KA02 MD02 5K035 AA07 LL14 9A001 DD08 LL02 LL07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常時に処理を実行する複数の現用ノー
    ドと、障害時に前記現用ノードの処理を代行する予備ノ
    ードとからなり、複数の現用ノードのメモリ上の情報の
    複製を予備ノードに逐次転送して該予備ノードのメモリ
    上に格納する冗長システムにおける予備系立ち上げ方法
    であって、 複数の現用ノードのメモリ上の情報の複製を予備ノード
    のメモリ上に格納する際、現用ノードの情報が保存され
    ているメモリの物理アドレスのアドレス順序を保存する
    とともに、それぞれの現用ノードの物理アドレス空間に
    一定のオフセットを与えた予備ノード上の物理アドレス
    空間に格納しておき、 現用ノードに障害が発生し、障害が発生した該現用ノー
    ドの処理を予備ノードに行わせる際、予備ノード上の論
    理アドレスと物理アドレスとの間の変換テーブルの物理
    アドレスの部分を、障害が発生した前記現用ノードの情
    報が格納されている前記一定のオフセットを与えた物理
    アドレスに書き換えることにより予備ノードの立ち上げ
    を行うことを特徴とするアドレス変換テーブル書き換え
    による予備系立ち上げ方法。
  2. 【請求項2】 各ノード間に設けたメモリ情報転送機構
    により現用ノード毎に一定のオフセットを与えることを
    特徴とする請求項2記載のアドレス変換テーブル書き換
    えによる予備系立ち上げ方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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