JP2000341038A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JP2000341038A
JP2000341038A JP11151789A JP15178999A JP2000341038A JP 2000341038 A JP2000341038 A JP 2000341038A JP 11151789 A JP11151789 A JP 11151789A JP 15178999 A JP15178999 A JP 15178999A JP 2000341038 A JP2000341038 A JP 2000341038A
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JP
Japan
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oscillation
resonance line
capacitor
transistor
collector
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Withdrawn
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JP11151789A
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English (en)
Inventor
Kenji Nakatsuka
健二 中塚
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の変動に対する発振周波数の変化を
少なくする。 【解決手段】 発振トランジスタ1と、この発振トラン
ジスタ1のベースに一端が接続されたクラップコンデン
サ8と、クラップコンデンサ8の他端と発振トランジス
タ1のコレクタに高周波的に接続された共振ライン9と
を有し、共振ライン9上に中間タップ9aを設け、クラ
ップコンデンサ8の他端を中間タップ9aに接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧制御発振器等
の発振回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の発振回路は、図3に示すように、
コレクタ接地型の発振トランジスタ21のベース、エミ
ッタ間に一方の帰還コンデンサ22が接続され、エミッ
タ、グランド間に他方の帰還コンデンサ23が接続さ
れ、ベースとグランド間にクラップコンデンサ24と共
振ライン25とが直列に接続されている。また、共振ラ
イン25にはバラクタダイオード26が並列に接続さ
れ、バラクタダイオードに印加する電圧Vtによって発
振周波数が変化するようになっている。
【0003】発振トランジスタ21のコレクタには電源
電圧Bが印加され、エミッタはエミッタバイアス抵抗2
7によってグランドに接続され、ベースにはベースバイ
アス抵抗28、29によってバイアス電圧が与えられ
る。
【0004】発振トランジスタ21は動作状態にバイア
スされている場合には、コレクタ、ベース間、ベース、
エミッタ間、エミッタ、コレクタ間にそれぞれ内部容量
を有しており、これらの内部容量は帰還コンデンサ2
2、23に加わる。従って、回路設計に際しては、これ
らの内部容量を考慮して帰還コンデンサ22、23の値
を設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発振トランジスタの内
部容量は発振トランジスタのコレクタ、エミッタに加わ
る電圧やコレクタ電流の変化によって変化する。その結
果、発振周波数が変化する。例えば、電源電圧Bが高く
なると、ベース、コレクタ間の全体の容量は減少して発
振周波数は高い方に変化する。
【0006】この変化は、例えば、1.6GHzで発振
していた場合、電源電圧を2.3ボルトから2.4ボル
トに上昇させると2.5MHz程度にもなり、この程度
の変化では携帯電話機に使用した場合に正常な受信が出
来なくなるという問題が生じる。
【0007】そこで、本発明の発振回路は、電源電圧の
変動に対する発振周波数の変化を少なくすることをねら
いとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明の発振
回路は、発振トランジスタと、前記発振トランジスタの
ベースに一端が接続されたクラップコンデンサと、前記
クラップコンデンサの他端と前記発振トランジスタのコ
レクタに高周波的に接続された共振ラインとを有し、前
記共振ライン上に中間タップを設け、前記クラップコン
デンサの他端を前記中間タップに接続した。
【0009】また、本発明の発振回路は、前記中間タッ
プを前記共振ラインの全体の長さに対して前記共振ライ
ンのホット側から30乃至70パーセントの長さの位置
に設けた。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の発振回路を図1に示す。
図1において、発振トランジスタ1のコレクタは直流阻
止コンデンサ2によって高周波的にグランドに接地さ
れ、ベースとエミッタとの間、およびエミッタとグラン
ドとの間にはそれぞれ帰還コンデンサ3、4が接続され
る。そして、コレクタに電源電圧Bが印加され、エミッ
タはエミッタバイアス抵抗5によってグランドに接地さ
れ、ベースにはベースバイアス抵抗6、7によってバイ
アス電圧が与えられる。従って、この発振回路はコレク
タ接地型の発振回路となる。
【0011】発振トランジスタ1のベースは、クラップ
コンデンサ8を介して共振ライン9に接続される。共振
ライン9はマイクロストリップラインで構成され、その
長さ方向の中間の位置に中間タップ9aが設けられ、ク
ラップコンデンサ8はこの中間タップ9aに接続され
る。そして、共振ライン9の一端が直流阻止コンデンサ
10を介してバラクタダイオード11のカソードに接続
される。共振ライン9の他端とバラクタダイオード11
のアノードとはグランドに接続されて共振ライン9とバ
ラクタダイオード11とは並列接続となる。この結果、
共振ライン9の他端とバラクタダイオード11のアノー
ドとは発振トランジスタ1のコレクタに高周波的に接続
され、この発振回路はコルピッツ型の電圧制御発振回路
を構成する。
【0012】そして、チョークインダクタ12によって
バラクタダイオード11のカソードに同調電圧Vtが印
加され、この電圧を変化することによって発振周波数が
変化する。
【0013】ここで、共振ライン9上の中間タップ9a
の位置は、全体の長さLに対して、ホット側(直流阻止
コンデンサ9に接続された一端)からおよそ30乃至7
0パーセントの位置に設けられる。このため、共振ライ
ン9の最も電位の高い位置、即ち一端よりも電位が低く
なった中間タップ9aにクラップコンデンサ8が接続さ
れ、共振ライン9と発振トランジスタ1側との結合が少
なくなる。従って、共振ライン9側から発振トランジス
タ1側を見た回路定数の変化による発振周波数への影響
が少なくなる。
【0014】図2はこの様子を示しており、発振トラン
ジスタ1に印加する電源電圧Bの変化による発振周波数
の変化を示す。電源電圧Bは2.3ボルトから2.4ボ
ルトに上昇させる。図2において横軸は中間タップ9a
におけるタップ比Rであり、R=ΔL/Lで表す。ここ
で、ΔLは共振ライン9における一端から中間タップ9
aまでの長さである。また、図の縦軸は、発振周波数の
変化量である。なお、発振周波数は、電源電圧Bを規定
値(2.3ボルト)とした場合におよそ1.6GHzに
合わせ、電源電圧Bを0.1ボルト上昇させた場合の周
波数変化を見た。
【0015】図2から明らかなように、タップ比Rが0
パーセントの場合、即ち、図3に示した従来の回路の場
合にはおよそ2.5MHzの周波数変化(周波数が高い
方に変化)があったが、タップ比を30パーセント以上
に上げると周波数変化は2.0MHzから徐々に少なく
なり、タップ比70パーセントではほぼ0.1MHzと
なる。なお、タップ比が70パーセント以上になると、
発振動作が不安定となり、電圧制御発振器として実用上
問題があった。そこで、発振動作が安定し、周波数変化
が少なくなる30パーセントから70パーセントの範囲
のタップ比がよいことが分かった。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の発振回路は、発
振トランジスタと、この発振トランジスタのベースに一
端が接続されたクラップコンデンサと、クラップコンデ
ンサの他端と発振トランジスタのコレクタに高周波的に
接続された共振ラインとを有し、共振ライン上に中間タ
ップを設け、クラップコンデンサの他端を中間タップに
接続したので、発振トランジスタに印加する電源電圧を
変化した場合の発振周波数の変化を少なくすることが可
能となる。
【0017】また、本発明の発振回路は、中間タップを
共振ラインの全体の長さに対して共振ラインのホット側
から30乃至70パーセントの長さの位置に設けたの
で、発振動作が安定な範囲で発振周波数の変化を少なく
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振回路の構成図である。
【図2】本発明の発振回路における発振周波数の変化を
示す特性図である。
【図3】従来の発振回路の構成図である。
【符号の説明】
1 発振トランジスタ 2 直流阻止コンデンサ 3、4 帰還コンデンサ 5 エミッタバイアス抵抗 6、7 ベースバイアス抵抗 8 クラップコンデンサ 9 共振ライン 9a 中間タップ 10 直流阻止コンデンサ 11 バラクタダイオード 12 チョークインダクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振トランジスタと、前記発振トランジ
    スタのベースに一端が接続されたクラップコンデンサ
    と、前記クラップコンデンサの他端と前記発振トランジ
    スタのコレクタに高周波的に接続された共振ラインとを
    有し、前記共振ライン上に中間タップを設け、前記クラ
    ップコンデンサの他端を前記中間タップに接続したこと
    を特徴とする発振回路。
  2. 【請求項2】 前記中間タップを前記共振ラインの全体
    の長さに対して前記共振ラインのホット側から30乃至
    70パーセントの長さの位置に設けたことを特徴とする
    請求項1記載の発振回路。
JP11151789A 1999-05-31 1999-05-31 発振回路 Withdrawn JP2000341038A (ja)

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