JP2000340065A - パネルスイッチ構造 - Google Patents

パネルスイッチ構造

Info

Publication number
JP2000340065A
JP2000340065A JP11151261A JP15126199A JP2000340065A JP 2000340065 A JP2000340065 A JP 2000340065A JP 11151261 A JP11151261 A JP 11151261A JP 15126199 A JP15126199 A JP 15126199A JP 2000340065 A JP2000340065 A JP 2000340065A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
push button
panel
front plate
pressing
circuit board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11151261A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yanase
拡 柳瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP11151261A priority Critical patent/JP2000340065A/ja
Publication of JP2000340065A publication Critical patent/JP2000340065A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 奥行き方向に変形移動することがないように
抑制することができ、回路基板や押釦スイッチを未然に
保護することができるパネルスイッチ構造を提供するこ
と。 【解決手段】 ケース1と、前面板2と、回路基板3
と、回路基板上に取り付けられる押釦スイッチ4と、前
面板2箇所に設けられる開口部6と、その開口部位置に
対応する箇所を押圧操作することによって弾性変形可能
なシートパネル7と、シートパネルの押圧変形を回路基
板上の押釦スイッチに伝達する操作軸部9を備えた柔軟
性を有する押釦操作部材8と、押釦操作部材の背後に設
けられ、操作軸部を挿通可能とし、かつ押釦操作部材の
押圧ストロークを設定して押釦スイッチへの過大な負荷
を軽減するための抑え部材11と、からなることを特徴
とするパネルスイッチ構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械などの特
殊車輌や船舶、あるいは自動車等の車輌またはリモコン
やコピー機械などの電子機器などに装備され、表示基板
上の操作スイッチ部を指先にて押し圧操作することによ
って機器を操作するようにしたパネルスイッチ構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のスイッチ構造として、
たとえば建設機械などの特殊車輌のパネルスイッチ構造
を例にして図6を用いて説明する。合成樹脂製のケース
aの上面側を覆って合成樹脂からなる前面板bが設けら
れており、前記ケースa内に、回路基板cが収納固定さ
れている。この回路基板c上には、押釦スイッチdが取
り付け固定され、この押釦スイッチdと対向する前記前
面板b箇所には開口部eが設けられている。
【0003】また、前記前面板bおよび前記開口部eの
表面側には、肉厚の薄い合成樹脂製のシートパネルfが
両面接着テープなどによって貼り付けられており、この
シートパネルfは前記前面板bの開口部e位置に対応す
る箇所を押圧操作することにより弾性変形可能に設けら
れている。
【0004】また、前記前面板bの開口部eには合成ゴ
ム等の弾性部材からなる押釦操作部材gが設けられてお
り、前記シートパネルfを押圧操作することによって押
釦操作部材gの前面側が押圧され、これにより回路基板
c上に取り付け固定された前記押釦スイッチdが押釦操
作部材gに備え付けられた操作軸部hを介して押圧作動
されるように形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記合成ゴ
ム等の弾性部材からなる押釦操作部材gは、その周縁部
分を前記前面板bに組み付け固定しており、押釦スイッ
チdを押圧操作する押釦操作部材gに備え付けられた操
作軸部hは、その操作軸部hの周縁部分が合成ゴムなど
の弾性部材によって形成されているために弾性変形しや
すく、これにより前記前面板bの開口部e位置に対応す
るシートパネルf箇所を押圧操作することにより、前記
押釦操作部材gの操作軸部hは所定の押動ストロークを
越えて押釦スイッチdに過大な負荷を加えてしまうこと
があり、場合によっては押釦スイッチdを傷めてしまっ
たり、回路基板bに損傷を与えてしまうという問題を有
している。
【0006】本発明はこの様な点に鑑みなされたもの
で、通常の押圧力以上の力をシートパネルを介して押釦
操作部材側に加えたとしても、所定のストロークに達す
るとそれ以上に奥行き方向に変形移動することがないよ
うに抑制することができ、回路基板や押釦スイッチを未
然に保護することができるパネルスイッチ構造を提供す
ることを第1の目的としている。また、第2の目的とし
て、シートパネルの表示部などを見やすく、その照明効
果を良好にすることのできるパネルスイッチ構造を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1では、ケースと、このケースの上面
側を覆う前面板と、前記ケース内に収納される回路基板
と、この回路基板上に取り付けられる押釦スイッチと、
この押釦スイッチと対向して前記前面板箇所に設けられ
る開口部と、この開口部および前記前面板の表面を覆
い、その開口部位置に対応する箇所を押圧操作すること
によって弾性変形可能なシートパネルと、前記前面板の
開口部位置に設けられ、前記シートパネルの押圧変形を
前記回路基板上の前記押釦スイッチに伝達する操作軸部
を備えた柔軟性を有する押釦操作部材と、この押釦操作
部材の背後に設けられ、前記操作軸部を挿通可能とし、
かつ前記押釦操作部材の押圧ストロークを設定して前記
押釦スイッチへの過大な負荷を軽減するための抑え部材
と、からなることを特徴とするパネルスイッチ構造であ
る。また請求項2では、請求項1において、前記押釦操
作部材には、前記押釦スイッチを押圧作動するための操
作軸部が設けられるとともに、この操作軸部の周縁から
一体に取付固定のためのフランジ部が設けられ、このフ
ランジ部を前記前面板と前記抑え部材との間に挟着保持
してなることを特徴とするパネルスイッチ構造である。
また、請求項3では、請求項1または請求項2におい
て、前記シートパネルには、前記前面板の開口部位置あ
るいはその開口部位置と隣接する箇所に対応して文字,
図形などの表示部を設けたことを特徴とするパネルスイ
ッチ構造である。また、請求項4では、ケースと、この
ケースの上面側を覆う透光可能な合成樹脂からなる前面
板と、前記ケース内に収納される回路基板と、この回路
基板上に取り付けられる押釦スイッチと、この押釦スイ
ッチと隣接して前記回路基板に取り付けられる光源と、
前記押釦スイッチと対向して前記前面板箇所に設けられ
る開口部と、この開口部および前記前面板の表面を覆
い、その開口部位置に対応する箇所を押圧操作すること
によって弾性変形可能な透光性のシートパネルと、前記
前面板の開口部位置に設けられ、前記シートパネルの押
圧変形を前記回路基板上の前記押釦スイッチに伝達する
操作軸部を備えた柔軟性を有する透光可能な押釦操作部
材と、この押釦操作部材の背後に位置し、前記操作軸部
を挿通可能とし、かつ前記押釦操作部材の押圧ストロー
クを設定して前記押釦スイッチへの過大な負荷を軽減す
るために設けられた透光可能な抑え部材と、からなるこ
とを特徴とするパネルスイッチ構造である。また、請求
項5では、請求項4において、前記押釦操作部材には、
前記押釦スイッチを押圧作動するための操作軸部が設け
られるとともに、この操作軸部の周縁から一体に取付固
定のためのフランジ部が設けられ、このフランジ部を前
記前面板と前記抑え部材との間に挟着保持してなること
を特徴とするパネルスイッチ構造である。請求項6で
は、請求項4または請求項5において、前記透光性のシ
ートパネルには、前記前面板の開口部位置あるいはその
開口部位置と隣接する箇所に対応して透光可能な文字,
図形などの表示部を設けたことを特徴とするパネルスイ
ッチ構造である。請求項7では、請求項4から請求項6
において、前記光源として発光ダイオードによって形成
してなることを特徴とするパネルスイッチ構造である。
また、請求項8では、請求項4から請求項7において、
前記透光可能な抑え部材の表面部分には、調光用のシボ
加工あるいは調光用の印刷などからなる照明調光用調整
部を施してなることを特徴とするパネルスイッチ構造で
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】前記請求項1の構成によって、シ
ートパネルを押圧して押釦操作部材を介して押釦スイッ
チを作動する際、押釦操作部材の背後に設けられた抑え
部材によって押釦操作部材の押動ストロークを所定の設
定することができ、これにより押釦スイッチへの過大な
負荷を軽減することができ、押釦スイッチや回路基板を
傷めてしまうという問題を解消することができる。また
請求項2では、請求項1において、押釦操作部材の操作
軸部の周縁から一体に設けられたフランジ部を前面板と
抑え部材との間に挟着保持することにより、柔軟性を有
する押釦操作部材を簡単に組み付けることができるた
め、その作業性を良好にすることができる。また請求項
3では、請求項1または請求項2において、そのシート
パネル上に設けた表示部によって、操作者は即座に操作
内容を判別でき、特に押釦スイッチが複数個設けられた
パネルスイッチにおいて効果的である。また請求項4の
構成によって、請求項1と同様にして、シートパネルを
押圧して押釦操作部材を介して押釦スイッチを作動する
際、押釦操作部材の背後に設けられた抑え部材によって
押釦操作部材の押動ストロークを所定の設定することが
でき、これにより押釦スイッチへの過大な負荷を軽減す
ることができ、押釦スイッチや回路基板を傷めてしまう
という問題を解消することができるとともに、夜間など
において、光源からの照射光線によって透光可能な抑え
部材や押釦操作部材,前面板を介してシートパネルへと
導光することが可能となり、これによりシートパネルの
操作部箇所を良好に判別することが可能となる。また請
求項5では、請求項4において、押釦操作部材の操作軸
部の周縁から一体に設けられたフランジ部を前面板と抑
え部材との間に挟着保持することにより、柔軟性を有す
る押釦操作部材を簡単に組み付けることができるため、
その作業性を良好にすることができるという効果があ
る。また請求項6では、請求項4または請求項5におい
て、前面板の開口部位置あるいはその開口部位置と隣接
する箇所に対応して透光可能な文字,図形などの表示部
を透光性のシートパネルに設けたことにより、操作者は
表示部が照らし出されるため、夜間などにおいて即座に
操作内容を判別でき、特に押釦スイッチが複数個設けら
れたパネルスイッチにおいて効果的であり、押圧操作に
よるパネルスイッチの押し間違いを予防できるという効
果がある。また請求項7では、請求項4から請求項6に
おいて、照明用としての光源を発光ダイオードによって
形成することにより、発熱することがないため、ケース
内の温度上昇を抑制することができるという効果があ
る。また請求項8では、請求項4から請求項7におい
て、照明調光用調整部によって、シートパネルの操作部
箇所やその操作部箇所と隣接して設けられた表示部箇所
などの照明バランスを良好に保つことが可能となる。
【0009】
【実施例】図1から図3は本発明の第1実施例を示すも
のであり、同図において、建設機械などの特殊車輌のフ
ロントパネル側には、たとえば建設機械を制御操作する
ための表示操作パネルが取り付けられており、この表示
操作パネルのコントロールパネルスイッチ構造を例にし
て説明する。
【0010】合成樹脂製のケース1の上面側を覆って透
光可能な合成樹脂からなる上ケースを兼ねた前面板2が
設けられており、前記ケース1の内部には、回路基板3
が収納固定されている。この回路基板3上には、押釦ス
イッチ4が取り付け固定されるとともに、この押釦スイ
ッチ4と隣接して夜間照明用としての光源となる発光ダ
イオード5が設置され、また前記押釦スイッチ4と対向
する前記前面板2箇所には開口部6が設けられている。
【0011】また、前記前面板2および前記開口部6の
表面側には、肉厚の薄い合成樹脂製のシートパネル7が
両面接着テープなどによって貼り付けられており、この
シートパネル7は前記前面板2の開口部6位置に対応す
るシートパネル7箇所を押圧操作することにより弾性変
形可能に設けられており、この押圧操作する箇所は予め
エンボス加工などによって部分的に隆起させてシートス
イッチ部7Aとして形成している。
【0012】また、前記シートパネル7には、前記前面
板2の開口部6位置に対応する箇所(シートスイッチ部
7A箇所)あるいはその開口部6位置と隣接する箇所に
対応して文字,図形などの表示部7Bが印刷などの手段
によって形成されており、この実施例においてはその表
示部7B箇所が透過照明可能に設けられている。
【0013】また、前記前面板2の開口部6には透光可
能な合成ゴム(シリコンゴム)などの弾性部材からなる
押釦操作部材8が設けられており、前記シートパネル7
を押圧操作することによって押釦操作部材8の前面側が
押圧され、これにより回路基板3上に取り付け固定され
た前記押釦スイッチ4が押釦操作部材8に備え付けられ
た操作軸部9を介して押圧作動されるように形成されて
いる。
【0014】また前記押釦操作部材8には、前記押釦ス
イッチ4を押圧作動するための操作軸部9が設けられる
とともに、この操作軸部9の周縁から一体に取付固定の
ためのフランジ部10が設けられている。
【0015】また前記押釦操作部材8の背後側に位置し
て、アクリル樹脂などからなる透光可能な抑え部材11
が配設されており、この抑え部材11は前記操作軸部9
を挿通可能とし、かつ前記押釦操作部材8の押動ストロ
ークを設定して前記押釦スイッチ4へ加わりやすい過大
な負荷を軽減することができるように設けられている。
【0016】この場合、前記押釦操作部材8の操作軸部
9の周縁から一体に設けられたフランジ部10を前記前
面板2と前記抑え部材11との間に挟み付けて保持する
ことにより、前記押釦操作部材8が前面板2側に確実に
固定保持されるものであり、この実施例では前記前面板
2の開口部6位置に押釦操作部材8をセットし、次いで
前記抑え部材11を宛ってその抑え部材11と前面板2
とが超音波溶着によって固定保持されると同時に、前記
押釦操作部材8のフランジ部10が前記前面板2と前記
抑え部材11との間に挟着保持される。
【0017】上記構成からなる第1実施例のパネルスイ
ッチ構造においては、前記シートパネル7のシートスイ
ッチ部7Aを押圧操作することによって押釦操作部材8
の前面側が押圧され、これにより回路基板3上に取り付
け固定された前記押釦スイッチ4が押釦操作部材8に備
え付けられた操作軸部9を介して押圧作動される。
【0018】この際、前記押釦操作部材8の背後側に設
けられた抑え部材11によって押釦操作部材8の押動ス
トロークが設定されるため、前記押釦スイッチ4へ加わ
りやすい過大な負荷を軽減することができる。すなわ
ち、押釦操作部材8の裏面側と前記抑え部材11の表面
側との間の間隙Gを所定の寸法に設定することにより前
記押釦操作部材8の押動ストロークを任意のストローク
に設定でき、これにより前記押釦スイッチ4を押圧して
スイッチング作動する状態を最良状態にセッティングす
ることができ、第1の目的を達成することができる。
【0019】また、前記シートパネル7には、前記前面
板2の開口部6位置に対応する箇所(シートスイッチ部
7A箇所)あるいはその開口部6位置と隣接する箇所に
対応して文字,図形などの表示部7Bが印刷などの手段
によって形成されており、この実施例においてはその表
示部7B箇所が透過照明可能に設けられているため、夜
間などにおいては、押釦スイッチ4と隣接して配設され
た夜間照明用としての光源となる発光ダイオード5が発
光することによって、この発光ダイオード5からの照射
光線が透光可能な抑え部材11や前面板2を介してシー
トパネル7の表示部7Bが透過照明され、操作者はシー
トパネル7の操作内容を容易にかつ確実に判別すること
ができるものであり、これにより第2の目的が達せられ
る。
【0020】また、照明用としての光源を発光ダイオー
ド5によって形成することにより、白熱灯などのランプ
と異なり発熱することがないため、ケース1内の温度上
昇を抑制することができ、ケース1内の内部雰囲気を良
好に保つことができるという効果がある。
【0021】また、押釦操作部材の操作軸部の周縁から
一体に設けられたフランジ部を前面板と抑え部材との間
に挟着保持することにより、柔軟性を有する押釦操作部
材を簡単に組み付けることができるため、その作業性を
良好にすることができるという効果もある。
【0022】前述の図1に加え、図4および図5は、本
発明のパネルスイッチ構造の第2実施例を示すもので、
この実施例も前述した第1実施例と同様に、上ケースを
兼ねた前面板2と、この前面板2の表面側にシートパネ
ル7が貼り付け固定されており、このシートパネル7に
は、表示部7Bが抜き印刷によって設けられている。
【0023】また、合成樹脂製のケース1の内部には、
前述した実施例と同様に回路基板3が収納固定され、こ
の回路基板3上には、押釦スイッチ4が取り付け固定さ
れるとともに、この押釦スイッチ4と隣接して夜間照明
用としての光源となる発光ダイオード5が設置され、ま
た前記押釦スイッチ4と対向する前記前面板2箇所には
開口部6が設けられている。
【0024】また、前面板2の開口部6には前述した第
1実施例と同様に透光可能な合成ゴムたとえばシリコン
ゴムなどの弾性部材からなる押釦操作部材8が設けられ
ており、シートパネル7のシートスイッチ部7Aを押圧
操作することによって、押釦操作部材8の前面側が押圧
され、これにより回路基板3上に取り付け固定された押
釦スイッチ4が押釦操作部材8に備え付けられた操作軸
部9を介して押圧作動されるように形成されている。
【0025】また前記押釦操作部材8には、押釦スイッ
チ4を押圧作動するための操作軸部9が設けられるとと
もに、この操作軸部9の周縁から一体に取付固定のため
のフランジ部10が設けられている。
【0026】この第2実施例にあっては、押釦操作部材
8の背後側に位置して、アクリル樹脂などからなる透光
可能な抑え部材11が前記押釦操作部材8の個数に合わ
せてそれぞれ配設されており、この各抑え部材11は前
記操作軸部9を挿通可能とし、かつ前記押釦操作部材8
の押動ストロークを任意に設定して前記押釦スイッチ4
へ加わりやすい過大な負荷を軽減することができるよう
に設けている。
【0027】また、前記それぞれの抑え部材11の外表
面には、照明調光用調整部12が施されており、この実
施例では、抑え部材11の前面側の表面部分に黒色など
の遮光性のインクによって調光用印刷層からなる照明調
光用調整部12が施されているとともに、前記抑え部材
11の背面側の表面部分に微細に荒らしたシボ加工から
なる照明調光用調整部12が施されている。
【0028】上記構成からなる第2実施例のパネルスイ
ッチ構造においては、前述した第1実施例と同様の効果
を得ることができるとともに、照明用の光源である発光
ダイオード5が点灯した際に、発光ダイオード5からの
照射光線の明るさのバラツキを前記照明調光用調整部1
2によって補うことにより、シートパネル7上のシート
スイッチ部7Aや表示部7B箇所の照明バランスを良好
にして見やすいスイッチパネル構造を提供することがで
きる。
【0029】また、前述した実施例における表示部7B
は文字や図形あるいは記号などの形態に抜き印刷して透
過照明するように構成していたが、図示しないが、表示
部7Bを着色透過する場合、その透過照明する表示部7
B箇所にそれぞれ着色層を印刷などの手段によって設
け、発光ダイオード5の点灯時に前記着色層の色合いを
透過させて表示部7Bを着色照明するようにしてもよ
い。
【0030】なお、前述した実施例では、建設機械など
の特殊車輌のパネルスイッチ構造を例にして説明した
が、リモートコントローラのパネルスイッチやコピー機
械などを操作するパネルスイッチなど様々な表示機器な
どに適用することができるものであり、押釦スイッチ4
のオン・オフのストロークに合わせて押釦操作部材8の
裏面側と抑え部材11の表面側との間の透き間Gを所定
の寸法に設定することにより、前記押釦操作部材8の押
動ストロークを適正な任意のストロークに設定すること
ができるものであり、これにより前記押釦スイッチ4を
押圧してスイッチング作動する状態を最良状態にセッテ
ィングすることができる。また実施例では、シートパネ
ル7の表示部7Bを抜き印刷により形成していたが、背
景部分を透過照明とし、表示部7B部分を不透過処理し
て照明するようにしても良いものであり、透過照明色を
得るために光源である発光ダイオード5自体を着色形成
しても良いことは勿論である。また、第2実施例におい
ては、抑え部材11の背面側の表面部分に黒色などの遮
光性のインクによって調光用印刷層からなる照明調光用
調整部12を施し、前記抑え部材11の前面側の表面部
分に微細に荒らしたシボ加工からなる照明調光用調整部
12を施して照明バランスの調整を行っていたが、抑え
部材11の外表面の片面部分に照明調光用調整部12を
施して照明効果を良好にすることも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によるパネ
ルスイッチ構造にあっては、請求項1の構成によって、
シートパネルを押圧して押釦操作部材を介して押釦スイ
ッチを作動する際、押釦操作部材の背後に設けられた抑
え部材によって押釦操作部材の押動ストロークを所定の
設定することができ、これにより押釦スイッチへの過大
な負荷を軽減することができ、押釦スイッチや回路基板
を傷めてしまうという問題を解消することができる。ま
た請求項4の構成によって、請求項1と同様にして、シ
ートパネルを押圧して押釦操作部材を介して押釦スイッ
チを作動する際、押釦操作部材の背後に設けられた抑え
部材によって押釦操作部材の押動ストロークを所定の設
定することができ、これにより押釦スイッチへの過大な
負荷を軽減することができ、押釦スイッチや回路基板を
傷めてしまうという問題を解消することができるととも
に、夜間などにおいて、光源からの照射光線によって透
光可能な抑え部材や押釦操作部材,前面板を介してシー
トパネルへと導光することが可能となり、これによりシ
ートパネルの操作部箇所を良好に判別することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネルスイッチ構造の一例を示す要部
の斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すパネルスイッチ構造
の断面図である。
【図3】図2の主要部を示すパネルスイッチ構造の拡大
断面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示すパネルスイッチ構造
の断面図である。
【図5】図4の主要部構造を示すパネルスイッチの断面
図である。
【図6】従来例を示すパネルスイッチ構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ケース 2 前面板 3 回路基板 4 押釦スイッチ 5 光源(発光ダイオード) 6 開口部 7 シートパネル 7A シートスイッチ部 7B 表示部 8 押釦操作部材 9 操作軸部 10 フランジ部 11 抑え部材 12 照明調光用調整部(調光用印刷層,シボ加工) G 間隙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、このケースの上面側を覆う前
    面板と、前記ケース内に収納される回路基板と、この回
    路基板上に取り付けられる押釦スイッチと、この押釦ス
    イッチと対向して前記前面板箇所に設けられる開口部
    と、この開口部および前記前面板の表面を覆い、その開
    口部位置に対応する箇所を押圧操作することによって弾
    性変形可能なシートパネルと、前記前面板の開口部位置
    に設けられ、前記シートパネルの押圧変形を前記回路基
    板上の前記押釦スイッチに伝達する操作軸部を備えた柔
    軟性を有する押釦操作部材と、この押釦操作部材の背後
    に設けられ、前記操作軸部を挿通可能とし、かつ前記押
    釦操作部材の押圧ストロークを設定して前記押釦スイッ
    チへの過大な負荷を軽減するための抑え部材と、からな
    ることを特徴とするパネルスイッチ構造。
  2. 【請求項2】 前記押釦操作部材には、前記押釦スイッ
    チを押圧作動するための操作軸部が設けられるととも
    に、この操作軸部の周縁から一体に取付固定のためのフ
    ランジ部が設けられ、このフランジ部を前記前面板と前
    記抑え部材との間に挟着保持してなることを特徴とする
    請求項1に記載のパネルスイッチ構造。
  3. 【請求項3】 前記シートパネルには、前記前面板の開
    口部位置あるいはその開口部位置と隣接する箇所に対応
    して文字,図形などの表示部を設けたことを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載のパネルスイッチ構造。
  4. 【請求項4】 ケースと、このケースの上面側を覆う透
    光可能な合成樹脂からなる前面板と、前記ケース内に収
    納される回路基板と、この回路基板上に取り付けられる
    押釦スイッチと、この押釦スイッチと隣接して前記回路
    基板に取り付けられる光源と、前記押釦スイッチと対向
    して前記前面板箇所に設けられる開口部と、この開口部
    および前記前面板の表面を覆い、その開口部位置に対応
    する箇所を押圧操作することによって弾性変形可能な透
    光性のシートパネルと、前記前面板の開口部位置に設け
    られ、前記シートパネルの押圧変形を前記回路基板上の
    前記押釦スイッチに伝達する操作軸部を備えた柔軟性を
    有する透光可能な押釦操作部材と、この押釦操作部材の
    背後に位置し、前記操作軸部を挿通可能とし、かつ前記
    押釦操作部材の押圧ストロークを設定して前記押釦スイ
    ッチへの過大な負荷を軽減するために設けられた透光可
    能な抑え部材と、からなることを特徴とするパネルスイ
    ッチ構造。
  5. 【請求項5】 前記押釦操作部材には、前記押釦スイッ
    チを押圧作動するための操作軸部が設けられるととも
    に、この操作軸部の周縁から一体に取付固定のためのフ
    ランジ部が設けられ、このフランジ部を前記前面板と前
    記抑え部材との間に挟着保持してなることを特徴とする
    請求項4に記載のパネルスイッチ構造。
  6. 【請求項6】 前記透光性のシートパネルには、前記前
    面板の開口部位置あるいはその開口部位置と隣接する箇
    所に対応して透光可能な文字,図形などの表示部を設け
    たことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のパ
    ネルスイッチ構造。
  7. 【請求項7】 前記光源として発光ダイオードによって
    形成してなることを特徴とする請求項4から請求項6に
    記載のパネルスイッチ構造。
  8. 【請求項8】 前記透光可能な抑え部材の表面部分に
    は、照明調光用調整部を施してなることを特徴とする請
    求項4から請求項7に記載のパネルスイッチ構造。
JP11151261A 1999-05-31 1999-05-31 パネルスイッチ構造 Pending JP2000340065A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11151261A JP2000340065A (ja) 1999-05-31 1999-05-31 パネルスイッチ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11151261A JP2000340065A (ja) 1999-05-31 1999-05-31 パネルスイッチ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000340065A true JP2000340065A (ja) 2000-12-08

Family

ID=15514806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11151261A Pending JP2000340065A (ja) 1999-05-31 1999-05-31 パネルスイッチ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000340065A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7436391B2 (en) 2002-10-09 2008-10-14 Siemens Aktiengesellschaft Navigation switch
JP2008277277A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Fujitsu Component Ltd キーボード
JP2010055981A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Nippon Seiki Co Ltd 照光式押釦スイッチ構造
JP2010218720A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用の操作パネル
CN102519064A (zh) * 2006-09-11 2012-06-27 博西华电器(江苏)有限公司 家用电器
JP2013196873A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Panasonic Corp 複合スイッチ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7436391B2 (en) 2002-10-09 2008-10-14 Siemens Aktiengesellschaft Navigation switch
CN102519064A (zh) * 2006-09-11 2012-06-27 博西华电器(江苏)有限公司 家用电器
JP2008277277A (ja) * 2007-03-30 2008-11-13 Fujitsu Component Ltd キーボード
JP2010055981A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Nippon Seiki Co Ltd 照光式押釦スイッチ構造
JP2010218720A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Kojima Press Industry Co Ltd 車両用の操作パネル
JP2013196873A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Panasonic Corp 複合スイッチ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7677781B2 (en) Sheet switch module
US9442238B2 (en) Backlight module
JP2008072690A (ja) キーアセンブリ及びこれを備えた携帯端末機
CN107710314B (zh) 显示装置
EP2417703A2 (en) Integrated touch sensor electrode and backlight mask
US6720892B1 (en) Electronic keyboard with luminous keys
JP2010055981A (ja) 照光式押釦スイッチ構造
EP0899762B1 (en) Illuminated pushbutton switch
JP2000340065A (ja) パネルスイッチ構造
JPH09265862A (ja) スイッチノブ
JP3233554B2 (ja) 照光式つまみ
JP2000284732A (ja) 表示装置
US7111955B2 (en) Illuminated logo unit with reflective film
JPH1049084A (ja) 表示装置
JP2003077359A (ja) スイッチ構造
JP2023074917A (ja) 照明装置
JP3067521B2 (ja) 操作釦照明装置
JP5123631B2 (ja) 車両空調装置用操作装置
JPH10125162A (ja) 小型電子機器の操作キー照明装置
TWI797730B (zh) 背光模組及發光鍵盤
US20040027325A1 (en) Liquid crystal display unit
JP2529830Y2 (ja) 照光式キーボードスイッチ
KR20120120962A (ko) 운송수단의 디스플레이 유닛을 위한 편광막을 갖는 디스플레이 엘리먼트
WO2011126114A1 (ja) 照明用光源付きキーボード
JPH06283077A (ja) 照光式ツマミ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061219