JP2000338896A - 基板位置決め装置および基板貼り合わせ装置 - Google Patents

基板位置決め装置および基板貼り合わせ装置

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JP2000338896A JP15089099A JP15089099A JP2000338896A JP 2000338896 A JP2000338896 A JP 2000338896A JP 15089099 A JP15089099 A JP 15089099A JP 15089099 A JP15089099 A JP 15089099A JP 2000338896 A JP2000338896 A JP 2000338896A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージを移動させる際の負荷が駆動軸に大
きく作用し、これに伴う駆動軸の変形で被処理基板の高
精度な位置決めが困難であった。 【解決手段】 Y方向に移動自在に支持されかつ被処理
基板をY方向で位置決めするためのYステージ15と、
Yステージ15の移動に伴う負荷の印加方向Yと直交す
るX方向に配置されたボールネジシャフト25と、ボー
ルネジシャフト25にボールネジナット27を介して係
合されかつその移動方向が直動ガイドによりX方向に規
制されたハウジング28と、ハウジング28とYステー
ジ15とを連結するとともに、該連結部分にX方向に対
して所定の傾きを有するテーパー部30aを有し、ボー
ルネジシャフト25の回転駆動によるハウジング28の
移動動作をテーパー部30aの傾きに応じてYステージ
15の移動動作に変換するテーパーガイド機構(30,
31)とを備える基板位置決め装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板位置決め装置
およびこれを用いた基板貼り合わせ装置に関するもの
で、特に、液晶表示パネルを形成する2枚の基板を位置
合わせして貼り合わせる際に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)の製造工程のな
かに、薄膜トランジスタ(TFT)をアレイ状に配置形
成したTFT基板とカラーフィルタ(CF)を形成した
CF基板とを位置合わせして貼り合わせる工程がある。
かかる工程では、基板位置決め機能を備えた基板貼り合
わせ装置を用いて、各々の基板に設けられたアライメン
トマークを基準に、TFT基板とCF基板の位置合わせ
を行っている。また、基板の位置合わせを行った後は、
シール材を介して2枚の基板(TFT基板,CF基板)
を貼り合わせている。
【0003】図6は従来の基板貼り合わせ装置の概略構
成を示す斜視図である。図6において、架台フレーム5
1の上端部にはベースプレート52が取り付けられてい
る。ベースプレート52の四隅には支柱53が垂直に立
てられ、これらの支柱53によってアッパープレート5
4が水平状態に支持されている。アッパープレート54
には2つのアクチュエータ(シリンダ等)55が取り付
けられ、さらに各アクチュエータ55の出力軸(ロッ
ド)に加圧定盤56が取り付けられている。
【0004】加圧定盤56の四隅にはCCDカメラ等の
撮像カメラ57が配置されている。これらの撮像カメラ
57は、位置合わせの対象となるTFT基板58とCF
基板59に設けられたアライメントマークMの画像(形
状)を読み取って、その位置を正確に認識するためのも
のである。
【0005】一方、ベースプレート52上には、図7
(a),(b)にも示すように、Xステージ60、Yス
テージ61およびθステージ62が順に重ね配置されて
いる。Xステージ60は、該Xステージ60とベースプ
レート52との間に組み込まれた複数の直動ガイド63
によりX方向に移動自在に支持されている。Yステージ
61は、該Yステージ61とXステージ60との間に組
み込まれた複数の直動ガイド64によりY方向に移動自
在に支持されている。θステージ62は、Yステージ6
1上に取り付けられた筒状部材65と該筒状部材65の
上端部に嵌め込まれた環状の軸受部材66により、XY
座標の中心Oを通るZ軸を中心にθ方向に移動自在(回
動自在)に支持されている。
【0006】また、ベースプレート52上には、X軸上
に位置して回転式の駆動モータ67が取り付けられてい
る。駆動モータ67はカップリング部材68を介してボ
ールネジシャフト69に連結されている。これに対し
て、Xステージ60の下面にはボールネジナット70が
取り付けられ、このボールネジナット70がボールネジ
シャフト69に係合されている。この構成においては、
駆動モータ67の駆動によりボールネジシャフト69が
回転すると、その回転方向および回転量に応じてボール
ネジナット70がシャフト上を移動し、これと一体にX
ステージ60が直動ガイド63に案内されてX方向に移
動する。
【0007】一方、Xステージ60上には、Y軸上に位
置して回転式の駆動モータ71が取り付けられている。
駆動モータ71はカップリング部材72を介してボール
ネジシャフト73に連結されている。これに対して、Y
ステージ61の下面にはボールネジナット74が取り付
けられ、このボールネジナット74がボールネジシャフ
ト73に係合されている。この構成においては、駆動モ
ータ71の駆動によりボールネジシャフト73が回転す
ると、その回転方向および回転量に応じてボールネジナ
ット74がシャフト上を移動し、これと一体にYステー
ジ61が直動ガイド64に案内されてY方向に移動す
る。
【0008】さらに、Yステージ61上には、Y方向に
沿って直動式の駆動モータ(リニアモータ)75が取り
付けられている。この駆動モータ75の出力軸は、θス
テージ62の側端面に取り付けられた操作部材76に突
き当てられている。また、操作部材76の、駆動モータ
75との突き当て側と反対側には圧縮バネ(コイルバ
ネ)77が設けられ、この圧縮バネ77のバネ圧により
操作部材76が常に駆動モータ75側に付勢されてい
る。この構成においては、駆動モータ75の駆動により
操作部材76をY方向に移動させると、これに連動して
θステージ62が軸受部材66に案内されてθ方向に移
動(回動)する。
【0009】上記構成からなる基板貼り合わせ装置にお
いて、TFT基板58とCF基板59はそれぞれ図示せ
ぬ基板搬送装置によってA矢視方向とB矢視方向から供
給される。このとき、TFT基板58は加圧定盤56に
受け渡され、その定盤下面側に真空力等によって吸着保
持される。また、CF基板59はθステージ62に受け
渡され、そのステージ上面側に真空力等によって吸着保
持される。これにより、TFT基板58とCF基板59
とが上下方向(Z軸方向)で対向する状態に配置され
る。
【0010】続いて、アクチュエータ55の駆動により
加圧定盤56がθステージ62の近傍位置まで下降す
る。この状態で、各々の基板の四隅に設けられたアライ
メントマークMを、それぞれに対応する撮像カメラ57
で画像認識するとともに、その認識結果からマーク中心
座標を把握する。そして、この把握したマーク中心座標
を基に駆動モータ67,71,75を駆動してX,Y,
θステージ60,61,62を適宜移動させることによ
り、TFT基板58のマーク中心位置とCF基板59の
マーク中心位置を合わせる。次いで、アクチュエータ5
5の駆動と該駆動力によりXステージ60を更に下降お
よび加圧し、これによってTFT基板58とCF基板5
9を図示せぬシール材を介して貼り合わせる。
【0011】その後、加圧定盤56の真空吸着等を解除
した状態で、アクチュエータ55の駆動により加圧定盤
56が上昇(退避)したのち、TFT基板58とCF基
板59から成る貼り合わせ基板(58+59)を図示せ
ぬ基板搬送装置によりXステージ60からB′方向に取
り出して次工程に搬送する。
【0012】このような基板の貼り合わせに際して、基
板相互の位置合わせが正確に行われないと、これによっ
て得られた液晶表示パネルを用いて画像を表示した場合
に、色むらやモアレ、開口率誤差等の問題を招くにな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
基板貼り合わせ装置においては、X,Yステージ60,
61をそれぞれX方向およびY方向に移動させるにあた
り、その駆動軸となるボールネジシャフト69,73が
各ステージ60,61の移動方向(X方向,Y方向)と
同じ方向で取り付けられ、しかもステージ移動に伴う負
荷(以下、「アライメント負荷」という)がそのままの
大きさで、各ボールネジシャフト69,73の軸方向に
作用するものとなっている。そうした場合、アライメン
ト負荷によってボールネジシャフト69,73が軸方向
に伸縮変形すると、基板の位置決め精度が低下してしま
う。特に、TFT基板58とCF基板59の位置決めに
はサブミクロンオーダーの精度が要求されることから、
この要求に応えるためにはボールネジシャフト69,7
3の変形を極力抑える必要がある。
【0014】さらに、アクチュエータ55の駆動力によ
り加圧定盤56に加圧力Pを加えた状態で、TFT基板
58とCF基板59を図示せぬシール材を介して貼り合
わせ、この状態でX,Yステージ60,61を移動させ
る場合にあっては、シール材との摩擦抵抗をμとする
と、アライメント負荷Fが“F=P・μ”となる。さら
に、アライメント負荷Fがボールネジシャフト69,7
3に作用するときのシャフト変形量(軸方向の伸縮変形
量)δは“δ=F・L/A・E”となる。ここで、Aは
ボールネジシャフトの断面積、Lはボールネジシャフト
の長さ、Eはボールネジシャフトの弾性係数である。こ
の式からして、ボールネジシャフトの変形量を抑えるに
は、ボールネジシャフトの断面積Aを大きくし、かつ長
さLを短くする必要がある。しかるに、ボールネジシャ
フトの長さLを短くするにも限界があり、また断面積A
を大きくすると、それに伴ってステージ全体の高さHが
高くなることから、アッベのオフセットによる曲げモー
メントが大きくなって高精度な位置決めを行うことが難
しくなる。
【0015】また、θステージ62の駆動系において
は、駆動モータ75の推力に対抗するように圧縮バネ7
7を設けることで駆動系のガタを除去しているため、こ
の駆動系によるアライメント力Fθは、駆動モータ75
の推力をPm、圧縮バネ77のバネ圧をPsとすると、
“Fθ=Pm−Ps”となる。このとき、駆動モータ7
5側への操作部材76の押し戻しは圧縮バネ77のバネ
圧Psによってのみ行われるため、加圧定盤56による
加圧力Pによってアライメント負荷が大きくなると、そ
の分だけ大きなバネ圧Psを必要とし、それと同時に該
バネ圧Psに対抗するだけのモータ推力Pmも必要とな
る。そのため、θ方向での高精度な位置決めとθステー
ジ62の駆動系の小型化を両立することが困難であっ
た。
【0016】また、X,Y,θステージ60,61,6
2の駆動系の他の構成として、例えば図8に示すような
カム機構を用いたものもある。すなわち、Xステージ6
0の駆動系としては、駆動モータ78のモータ軸に軸着
された偏心カム79と、この偏心カム79に圧縮バネ8
0のバネ圧により当接するカムフォロア81とを備え、
駆動モータ78により偏心カム79を回転させた際の偏
心量に応じてカムフォロア81をX方向で変位させるこ
とにより、Xステージ60を直動ガイド63で案内しつ
つX方向に移動し得るものとなっている。また、Yステ
ージ61の駆動系としては、図示せぬ駆動モータのモー
タ軸に軸着された偏心カム82と、この偏心カム82に
圧縮バネ83のバネ圧により当接するカムフォロア84
とを備え、図示せぬ駆動モータにより偏心カム82を回
転させた際の偏心量に応じてカムフォロア84をY方向
で変位させることにより、Yステージ61を直動ガイド
64で案内しつつY方向に移動し得るものとなってい
る。さらに、θステージ62の駆動系としては、駆動モ
ータ85のモータ軸に軸着された偏心カム86と、この
偏心カム86に圧縮バネ87のバネ圧により当接するカ
ムフォロア88とを備え、駆動モータ85により偏心カ
ム86を回転させた際の偏心量に応じてカムフォロア8
8をY方向で変位させることにより、θステージ62を
軸受部材66で案内しつつθ方向に移動(回動)し得る
ものとなっている。
【0017】ところが、上記カム機構を用いた場合も、
X,Y,θステージ60,61,62を移動させるにあ
たって、その負荷がそのままの大きさで駆動源(モー
タ)側に作用し、またステージの移動にバネ圧を利用し
ていることから、前述と同様の問題を抱えていた。さら
に、図7および図8のいずれのメカ機構を採用した場合
でも、駆動系の精度はボールネジや偏心カムの加工精度
に大きく依存することから、サブミクロンオーダーの位
置決めには難点があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板位置決
め装置においては、所定の方向に移動自在に支持される
とともに、被処理基板を前記所定の方向で位置決めする
ためのステージと、このステージの移動に伴う負荷の印
加方向に対し該印加方向と直交する方向に配置された駆
動軸と、この駆動軸に係合されて該駆動軸の駆動により
移動するとともに、その移動方向がガイド部材によって
前記駆動軸の軸方向に規制された移動部材と、この移動
部材と前記ステージとを連結するとともに、該連結部分
に前記駆動軸の軸方向に対して所定の傾きを有するテー
パー部を有し、前記駆動軸の駆動による前記移動部材の
移動動作を前記テーパー部の傾きに応じて前記ステージ
の移動動作に変換するテーパーガイド機構とを備えた構
成を採用している。
【0019】上記構成の基板位置決め装置およびこれを
用いた基板貼り合わせ装置においては、駆動軸の駆動に
よって移動部材を移動させると、その移動動作がテーパ
ーガイド機構によりステージの移動動作に変換される。
これにより、ステージを所定の方向に移動させて被処理
基板を位置決めすることが可能となる。また、被処理基
板の位置決めに際しては、ステージを移動させる際の負
荷がテーパー部で軽減されて駆動軸側に作用するととも
に、その負荷が駆動軸の軸方向と直交する方向でガイド
部材により受けられる。これにより、駆動軸の変形を最
小限に抑えることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、例えば液晶表示装置の製造
に使用される基板貼り合わせ装置に適用した場合の本発
明の好適な実施の形態につき、図面を参照しつつ詳細に
説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態に係る基板貼り
合わせ装置の概略構成を示す斜視図であり、図2は同側
面図である。図1および図2において、架台プレート1
の上端部にはベースプレート2が取り付けられている。
ベースプレート2の四隅には支柱3が垂直に立てられ、
これらの支柱3の上端にトッププレート4が水平状態に
取り付けられている。トッププレート4には2つのアク
チュエータ(シリンダ等)5が取り付けられている。
【0022】また、トッププレート4の下方にはアッパ
ープレート6が配置されている。アッパープレート6の
下面の四隅には、図2に示すようにブラケット7がネジ
等により固定されている。また、各々のブラケット7と
これに対応する支柱3との間にはそれぞれ昇降用の直動
ガイド8が組み込まれ、この直動ガイド8によってアッ
パープレート6が昇降自在に支持されている。さらに、
上記2つのアクチュエータ5の出力軸(ロッド)5aは
アッパープレート6に連結されている。この構成によ
り、アクチュエータ5の出力軸5aが進退動作すると、
それに連動してアッパープレート6が直動ガイド8に案
内されてC矢視方向に昇降動作するものとなっている。
ちなみに、図1においては、上記ブラケット7と昇降用
の直動ガイド8の表示を省略してある。
【0023】さらに、アッパープレート6の下面側には
Xステージ9が取り付けられている。Xステージ9は、
その下面側に被処理基板(後述)を真空吸着力等により
保持するための保持機構を備えるとともに、該Xステー
ジ9とアッパープレート6との間に組み込まれた複数の
直動ガイド10によりX方向に移動自在に支持されてい
る。また、Xステージ9の近傍には、これをX方向に移
動させるための駆動系(以下、「X軸駆動系」という)
11が設けられている。
【0024】Xステージ9の四隅にはCCDカメラ等の
撮像カメラ12が配置されている。これらの撮像カメラ
12は位置合わせの対象となる被処理基板、この場合は
TFT基板13とCF基板14に設けられたアライメン
トマークMの画像(形状)を読み取って、その位置を正
確に認識するためのものである。このうち、TFT基板
13は図示せぬ基板搬送装置によってA矢視方向からX
ステージ9に供給されるようになっており、その基板供
給方向(基板搬送方向)Aと直交する方向でXステージ
9の移動方向Xが設定されている。
【0025】一方、ベースプレート2上には、Yステー
ジ15とθステージ16が順に重ね配置されている。Y
ステージ15は、該Yステージ15とベースプレート2
との間に組み込まれた複数の直動ガイド17によりY方
向に移動自在に支持されている。θステージ16は、そ
の上面側に被処理基板(本形態ではCF基板14)を真
空吸着力等により保持するための保持機構を備えるとと
もに、Yステージ15上に取り付けられた筒状部材18
と該筒状部材18の上端部に嵌め込まれた環状の軸受部
材19により、XY座標の中心を通るZ軸を中心にθ方
向に移動自在(回動自在)に支持されている。また、θ
ステージ16に対しては図示せぬ基板搬送装置によって
B矢視方向からCF基板14が供給されるようになって
おり、その基板供給方向(基板搬送方向)Bと直交する
方向でYステージ15の移動方向Yが設定されている。
【0026】さらに、Yステージ15の近傍には、これ
をY方向に移動させるための駆動系(以下、「Y軸駆動
系」という)20が設けられ、θステージ16の近傍に
は、これをθ方向に移動(回動)させるための駆動系
(以下、「θ軸駆動系」という)21が設けられてい
る。
【0027】続いて、本実施の形態に係る基板貼り合わ
せ装置の基本的な動作手順について説明する。先ず、被
処理基板となるTFT基板13とCF基板14のうち、
TFT基板13はA矢視方向からXステージ15に供給
され、CF基板14はB矢視方向からθステージ16に
供給される。このとき、θ方向への基板の位置決めに際
しては、TFT基板13とCF基板14の各中心位置
が、θステージ16の回転中心(Z軸)に一致していな
いと、θステージ16の回転中心から各基板の四隅に設
けられたアライメントマークMまでの距離に違いが出る
ため、的確な位置決めが困難になる。
【0028】これに対して本実施の形態の装置構成で
は、TFT基板13の供給方向Aに対してこれと直交す
る方向にXステージ9の移動方向Xを設定する一方、C
F基板14の供給方向Bに対してこれと直交する方向に
Yステージ15の移動方向Yを設定していることから、
A,B方向における基板の供給位置とX,Y方向におけ
る各ステージ9,15の移動位置を適宜調整することに
より、TFT基板13とCF基板14の各々をX,Y方
向で任意に位置合わせしてθステージ16の回転中心に
位置決めすることが可能となる。
【0029】次に、上述の如く供給されたTFT基板1
3をXステージ9で吸着保持するとともに、CF基板1
4をθステージ16で吸着保持する。これにより、TF
T基板13とCF基板14とが上下方向(Z軸方向)で
対向する状態に配置される。
【0030】続いて、アクチュエータ5の駆動によりア
ッパープレート6が直動ガイド8に案内されて下降し、
これと一体になってXステージ9がθステージ16の近
傍位置まで下降する。この状態で、各々の基板の四隅に
設けられたアライメントマークMを、それぞれに対向す
る撮像カメラ12で画像認識するとともに、その認識結
果からマーク中心座標を把握する。そして、この把握し
たマーク中心座標を基に各駆動系11,20,21で
X,Y,θステージ9,15,16を適宜移動させるこ
とにより、TFT基板13のマーク中心位置とCF基板
14のマーク中心位置を合わせたのち、アクチュエータ
5の駆動と該駆動力によりXステージ9を更に下降およ
び加圧し、これによってTFT基板13とCF基板14
を図示せぬシール材(例えば、紫外線硬化型の接着樹脂
等)を介して貼り合わせる。
【0031】その後、Xステージ9の真空吸着等を解除
した状態で、アクチュエータ5の駆動によりXステージ
9がアッパープレート6と一緒に上昇(退避)したの
ち、TFT基板13とCF基板14から成る貼り合わせ
基板(13+14)を図示せぬ基板搬送装置によりθス
テージ16からB′方向に取り出して次工程に搬送す
る。このような手順で基板の位置決めおよび貼り合わせ
が行われる。
【0032】ここで、本実施の形態に係る基板貼り合わ
せ装置の主たる特徴は、X,Y,θステージ9,15,
16を移動させる駆動系11,20,21の構成にあ
る。ちなみに、X,Yステージ9,15を移動させる各
駆動系11,20の構成は、その動作原理を含めて基本
的に同様であるため、ここではY軸駆動系20とθ軸駆
動系21の構成についてのみ説明する。
【0033】図3は本実施の形態に係る基板貼り合わせ
装置の基板位置決め機構を説明する平面図であり、図4
は図3のD矢視方向から見た部分断面図、図5は図3の
E矢視方向から見た部分断面図である。
【0034】先ず、Y軸駆動系20の構成について図3
および図4を参照して説明する。ベースプレート2上に
はブラケット22を介して駆動モータ23が取り付けら
れている。駆動モータ23のモータ軸はカップリング部
材24を介してボールネジシャフト25に連結されてい
る。ボールネジシャフト25は、Yステージ15の移動
方向Yと直交する状態、つまりX方向と平行に配置さ
れ、この状態でシャフト両端部が軸受部材26により回
動自在に支持されている。
【0035】また、ボールネジシャフト25のネジ部分
にはボールネジナット27が係合されている。ボールネ
ジナット27はハウジング28内に挿入固定されてい
る。ハウジング28は全体として略直方体をなし、その
下面と、Yステージ15に対向する側の側面には、図4
に示すように、それぞれ凹状の嵌合溝28a,28bが
形成されている。
【0036】ハウジング28とベースプレート2との間
には直動ガイド29が組み込まれている。直動ガイド2
9は、ハウジング28の移動方向をボールネジシャフト
25の軸方向に規制(案内)するもので、これは、ベア
リングを内蔵する可動子29aと、該可動子29aの移
動を案内するレール状の固定子29bとから構成されて
いる。このうち、可動子29aはハウジング下面の嵌合
溝28aに嵌合した状態でハウジング28にネジ等によ
り固定され、固定子29bはベースプレート2の上面に
ネジで固定されている。
【0037】一方、ハウジング28とYステージ15と
は以下のようなテーパーガイド機構により連結されてい
る。すなわち、Yステージ15の、ボールネジシャフト
25と対向する側の側面には中間部材30がネジで取り
付けられている。この中間部材30には、駆動軸となる
ボールネジシャフト25の軸方向(X軸方向)に対して
所定の傾き(例えば、3°程度)を有して形成されてい
る。これに対して、ハウジング28の嵌合溝28bの凹
部底面は、上記テーパー部30aと同じ傾斜方向および
傾斜角度をもってテーパー状に形成されている。つま
り、中間部材30のテーパー部30aと嵌合溝28bの
凹部底面は、平面的に見て互いに平行に形成されてい
る。
【0038】また、ハウジング28と中間部材30との
間には直動ガイド31が組み込まれている。直動ガイド
31は、前述と同様にベアリングを内蔵する可動子31
aと、この可動子31aの移動を案内するレール状の固
定子31bとから成るもので、このうち、可動子31a
はハウジング側面の嵌合溝28bに嵌合した状態でハウ
ジング28にネジ等により固定され、固定子31bは中
間部材30のテーパー部31aにネジで固定されてい
る。
【0039】さらに、ハウジング28の嵌合溝28a,
28bに嵌合する2つの直動ガイド29,31は、互い
に直交する2つの平面(XY平面,XZ平面)内にそれ
ぞれ配置され、かつ各々の平面内において各直動ガイド
29,31の中心を通る軸線がボールネジシャフト25
の中心(軸芯)Pcで交わるように配置されている。
【0040】上記構成からなるY軸駆動系20において
は、駆動モータ23の駆動によりボールネジシャフト2
5が回転すると、その回転方向および回転量に応じてボ
ールネジナット27がシャフト上を移動し、これと一体
にハウジング28が直動ガイド29に案内されてX方向
に移動する。そうすると、ハウジング28側面の嵌合溝
28bに嵌合された可動子31aは、中間部材30のテ
ーパー部30aに沿う固定子31bに案内されて移動す
る。
【0041】このとき、中間部材30のテーパー部30
aがボールネジシャフト25の軸方向Xに対して所定の
傾きを有し、かつハウジング28の移動方向が直動ガイ
ド29でボールネジシャフト25の軸方向Xに規制され
ていることから、X方向へのハウジング28の移動動作
はテーパー部30aの傾きに応じてYステージ15の移
動動作に変換される。これにより、駆動モータ23の駆
動により、Yステージ15をY方向に移動させることが
できる。
【0042】ちなみに、ボールネジシャフト25の回転
量をn、ボールネジシャフト25のネジ部分のリードピ
ッチをLpとすると、X方向へのハウジング28の移動
量Lmは“Lm=n・Lp”となる。また、テーパー部
30aのテーパー比を1/tとすると、Yステージ15
は、ハウジング28の移動方向Xと直交する方向Yに
“n・Lp/t”だけ移動することになる。
【0043】このようなY軸駆動系20においては、Y
テーブル15の移動に伴う負荷が、中間部材30、直動
ガイド31、ハウジング28等を介してボールネジシャ
フト25側に作用するものの、その負荷の印加方向Yに
対してこれと直交する方向Xにボールネジシャフト25
を配置し、しかもその負荷を直動ガイド29で受けるよ
うにしているため、ボールネジシャフト25の軸方向に
負荷がかかることがない。これにより、従来のようなボ
ールネジシャフトの伸縮変形によるアライメント誤差を
解消することができる。
【0044】さらに、中間部材30のテーパー部30a
とこれに平行なハウジング28側面の係合溝28b(凹
部底面)の傾きを利用してYステージ15を移動させる
メカ構成を採用しているため、ボールネジシャフト25
側への負荷がテーパー部30aのテーパー比に応じて軽
減される。
【0045】具体的には、テーパー部30aのテーパー
比を1/t、Yステージ15の移動に伴ってボールネジ
シャフト25側に作用するアライメント負荷をFaとす
ると、実際にボールネジシャフト25に作用する負荷F
bを“Fb=Fa/t”、つまり1/tに軽減すること
ができる。また、従来方式と同一のボールネジシャフト
を用いた場合に比較すると、シャフト自体の剛性をt倍
だけ高めることができる。さらに、ロストモーションや
バックラッシュ等の問題がある減速機を介さずにトルク
向上が図られるため、高剛性化による位置決め精度の向
上を実現することが可能となる。
【0046】また、ハウジング28の下面に嵌合溝28
aを形成し、該嵌合溝28aに直動ガイド29の移動子
29aを嵌合固定することにより、直動ガイド29にか
かる負荷(スラスト力)で移動子29aが変形しないよ
うに考慮しているため、長期にわたってハウジング28
を精度良くスムーズに移動させることができる。
【0047】次に、θ軸駆動系21の構成について図3
および図5を参照して説明する。Yステージ15上には
ブラケット32を介して駆動モータ33が取り付けられ
ている。駆動モータ33のモータ軸にはカップリング部
材34を介してボールネジシャフト35が連結されてい
る。ボールネジシャフト35は、θステージ16の移動
方向(回転方向)θと略直交する状態、つまりY方向と
平行に配置され、この状態でシャフト両端部が軸受部材
36により回動自在に支持されている。
【0048】また、ボールネジシャフト35のネジ部分
にはボールネジナット37が係合されている。ボールネ
ジナット37はハウジング38内に挿入固定されてい
る。ハウジング38は平面視略T字形をなし、その一部
をθステージ16の下方位置まで延出したかたちの係合
部38aを一体に有している。また、ハウジング38の
下面には、図5に示すように凹状の嵌合溝38bが形成
されている。
【0049】ハウジング38とYステージ15との間に
は直動ガイド39が組み込まれている。直動ガイド39
は、ハウジング38の移動方向をボールネジシャフト3
5の軸方向に規制(案内)するもので、これは、ベアリ
ングを内蔵する可動子39aと、該可動子39aの移動
を案内するレール状の固定子39bとから構成されてい
る。このうち、可動子39aはハウジング38下面の嵌
合溝38bに嵌合した状態でハウジング38にネジ等に
より固定され、固定子39bはYステージ15の上面に
ネジで固定されている。また、直動ガイド39はその中
心を通る軸線がボールネジシャフト35の中心(軸芯)
Pcを通過するように配置されている。
【0050】一方、ハウジング38とθステージ16と
は以下のようなテーパーガイド機構により連結されてい
る。すなわち、ハウジング38の係合部38aの下面に
は凹溝状のテーパー部38cが形成されている。このテ
ーパー部38cは、駆動軸となるボールネジシャフト3
5の軸方向(Y軸方向)に対して所定の傾き(例えば、
3°程度)を有して形成されている。
【0051】これに対して、ハウジング38の近傍には
平面視略L字形の揺動部材40が配設されている。揺動
部材40の中間部位(コーナー部)には軸受部材41が
組み込まれている。この軸受部材41は、Yステージ1
5上に立設された支軸42に嵌合され、これによって揺
動部材40が支軸42を中心に揺動自在に支持されてい
る。
【0052】また、揺動部材40の両端部にはそれぞれ
カムフォロア43,44が取り付けられている。このう
ち、一方のカムフォロア43は、係合部38aのテーパ
ー部38cに係合され、他方のカムフォロア44は、θ
ステージ16の下面にネジ固定された受け部材45にY
軸方向で挟まれるかたちで係合されている。
【0053】上記構成からなるθ軸駆動系21において
は、駆動モータ33の駆動によりボールネジシャフト3
5が回転すると、その回転方向および回転量に応じてボ
ールネジナット37がシャフト上を移動し、これと一体
にハウジング38が直動ガイド39に案内されてY方向
に移動する。このとき、ハウジング38のテーパー部3
8cがボールネジシャフト35の軸方向Yに対して所定
の傾きを有し、かつハウジング38の移動方向が直動ガ
イド39でボールネジシャフト35の軸方向Yに規制さ
れていることから、ハウジング38の係合部38aに係
合されたカムフォロア43には、これをX方向に変位さ
せる力が働く。
【0054】そうすると、上記カムフォロア43に作用
するX方向への変位力を受けて揺動部材40が支軸42
を中心に揺動する。このとき、揺動部材40の他方のカ
ムフォロア44が受け部材45に係合していることか
ら、揺動部材40の揺動動作に連動するかたちでθステ
ージ16が軸受部材19に案内されてθ方向に移動(回
動)する。つまり、Y方向へのハウジング38の移動動
作がテーパー部38cの傾きに応じてθステージ16の
移動動作(回動動作)に変換される。これにより、駆動
モータ33の駆動により、θステージ16をθ方向に移
動(回動)させることができる。
【0055】このようなθ軸駆動系21においては、θ
ステージ16の移動に伴う負荷が、受け部材45、揺動
部材40、ハウジング38等を介してボールネジシャフ
ト35側に作用するものの、その負荷の印加方向Xに対
してこれと直交する方向Yにボールネジシャフト35を
配置し、しかもその負荷を直動ガイド39で受けるよう
にしているため、ボールネジシャフト35の軸方向に負
荷がかかることがない。これにより、従来のようなボー
ルネジシャフトの伸縮変形によるアライメント誤差を解
消することができる。
【0056】さらに、ハウジング38のテーパー部38
cの傾きを利用してθステージ16を移動(回動)させ
るメカ構成を採用しているため、前述のY軸駆動系20
の場合と同様にボールネジシャフト35側への負荷をテ
ーパー部38cのテーパー比に応じて軽減し、これによ
ってシャフト自体の剛性を高め、かつ高剛性化による位
置決め精度の向上を実現することが可能となる。
【0057】また、ハウジング38の下面に嵌合溝38
bを形成し、該嵌合溝38bに直動ガイド39の移動子
39aを嵌合固定することにより、直動ガイド39にか
かる負荷(スラスト力)で移動子39aが変形しないよ
うに考慮しているため、長期にわたってハウジング38
を精度良くスムーズに移動させることができる。
【0058】これに加えて、本実施の形態に係る基板貼
り合わせ装置においては、ボールネジシャフトの断面積
を大きくしなくても十分な剛性が得られるうえ、X,
Y,θステージ9,15,16のうち、Xステージ9と
Yステージ15を上下方向(Z軸方向)で完全に分離
し、Xステージ9側でTFT基板13を保持する一方、
Yステージ15側でCF基板14を保持する構成を採用
していることから、加圧側のステージ(Xステージ9)
高さと受圧側のステージ(Yステージ15,θステージ
16)高さをそれぞれ低く抑えることができる。これに
より、アッベのオフセットによる曲げモーメントを従来
よりも小さくして位置決め精度を高めることができる。
【0059】また、Y軸駆動系20においては、ハウジ
ング28に嵌合する2つの直動ガイド29,31の各中
心軸線の交点にボールネジシャフト25の中心Pcを配
置し、θ軸駆動系21においては、直動ガイド39の中
心軸線をボールネジシャフト35の中心(軸芯)Pcを
通過するように配置しているため、アッベのオフセット
を極力少なくして変形モーメント力を抑えることができ
る。
【0060】さらに、X,Y,θ軸駆動系11,20,
21のいずれにも圧縮バネ等を用いていないことから、
基板の高精度な位置決めと駆動系の小型化を同時に実現
することができる。加えて、ボールネジによるハウジン
グ(移動部材)の移動動作を、それぞれテーパーガイド
機構におけるテーパー部30a,38bを利用して各ス
テージの微小な移動動作に変換しているため、駆動系の
精度がボールネジの加工精度にそれほど依存しなくな
り、よってサブミクロンオーダーの位置決めが容易にな
る。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る基板位
置決め装置によれば、被処理基板を所定の方向で位置決
めするに際し、ステージを移動させるための駆動軸に作
用する負荷を該駆動軸の軸方向と直交する方向でガイド
部材により受けるとともに、その負荷を駆動軸の軸方向
に作用させず、かつテーパーガイド機構のテーパー部で
負荷を軽減できるため、駆動軸の変形による精度的な誤
差を最小限に抑えて被処理基板を高精度に位置決めする
ことが可能となる。また、かかる基板位置決め装置を用
いた基板貼り合わせ装置、特に、液晶表示パネル用の2
枚の基板(TFT基板、CF基板)を貼り合わせる基板
貼り合わせ装置においては、各基板の画素位置を正確に
位置決めして表示画像NO質を向上させることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る基板貼り合わせ装置
を示す斜視図図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る基板貼り合わせ装置
を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る基板位置決め機構を
説明する平面図である。
【図4】図3のD矢視方向から見た部分断面図である。
【図5】図3のE矢視方向から見た部分断面図である。
【図6】従来の基板貼り合わせ装置を示す斜視図であ
る。
【図7】従来の基板貼り合わせ装置における基板位置決
め機構を説明する図である。
【図8】従来の他の基板位置決め機構を説明する図であ
る。
【符号の説明】
9…Xステージ、11…X軸駆動系、13…TFT基板
(被処理基板)、14…CF基板(被処理基板)、15
…Yステージ、16…θステージ、20…Y軸駆動系、
21…θ軸駆動系、25,35…ボールネジシャフト、
27,37…ボールネジナット、28,38…ハウジン
グ、30…中間部材、30a,38c…テーパー部、2
9,31,39…直動ガイド、40…揺動部材、42…
支軸、43,44…カムフォロア、45…受け部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の方向に移動自在に支持されるとと
    もに、被処理基板を前記所定の方向で位置決めするため
    のステージと、 前記ステージの移動に伴う負荷の印加方向に対し該印加
    方向と直交する方向に配置された駆動軸と、 前記駆動軸に係合されて該駆動軸の駆動により移動する
    とともに、その移動方向がガイド部材によって前記駆動
    軸の軸方向に規制された移動部材と、 前記移動部材と前記ステージとを連結するとともに、該
    連結部分に前記駆動軸の軸方向に対して所定の傾きを有
    するテーパー部を有し、前記駆動軸の駆動による前記移
    動部材の移動動作を前記テーパー部の傾きに応じて前記
    ステージの移動動作に変換するテーパーガイド機構とを
    備えることを特徴とする基板位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記テーパーガイド機構は、前記移動部
    材と前記ステージとの連結部分に第2のガイド部材を有
    するとともに、 前記ガイド部材と前記第2のガイド部材とを互いに直交
    する2つの平面内にそれぞれ配置し、かつ前記ガイド部
    材と前記第2のガイド部材の各中心軸線の交点に前記駆
    動軸の中心を配置してなることを特徴とする請求項1記
    載の基板位置決め装置。
  3. 【請求項3】 一対の被処理基板を互いに対向する状態
    で保持するとともに、この保持した一対の被処理基板を
    位置合わせして貼り合わせる基板貼り合わせ装置におい
    て、 所定の方向に移動自在に支持されるとともに、前記被処
    理基板を前記所定の方向で位置決めするためのステージ
    と、 前記ステージの移動に伴う負荷の印加方向に対し該印加
    方向と直交する方向に配置された駆動軸と、 前記駆動軸に係合されて該駆動軸の駆動により移動する
    とともに、その移動方向がガイド部材によって前記駆動
    軸の軸方向に規制された移動部材と、 前記移動部材と前記ステージとを連結するとともに、該
    連結部分に前記駆動軸の軸方向に対して所定の傾きを有
    するテーパー部を有し、前記駆動軸の駆動による前記移
    動部材の移動動作を前記テーパー部の傾きに応じて前記
    ステージの移動動作に変換するテーパーガイド機構とを
    備える基板位置決め装置を用いたことを特徴とする基板
    貼り合わせ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の基板貼り合わせ装置にお
    いて、 前記一対の被処理基板をX,Y,θの各方向で位置決め
    するための3つのステージを備えるとともに、互いに移
    動方向が直交するX,Yステージのうち、一方のステー
    ジ側で第1の被処理基板を保持するとともに、他方のス
    テージ側で第2の被処理基板を保持することを特徴とす
    る基板貼り合わせ装置。
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