JP2000338524A - 反射型液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

反射型液晶表示装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000338524A
JP2000338524A JP11152047A JP15204799A JP2000338524A JP 2000338524 A JP2000338524 A JP 2000338524A JP 11152047 A JP11152047 A JP 11152047A JP 15204799 A JP15204799 A JP 15204799A JP 2000338524 A JP2000338524 A JP 2000338524A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
film
forming
insulating film
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11152047A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4034470B2 (ja
JP2000338524A5 (ja
Inventor
Munehito Kumagai
宗人 熊谷
Kazunori Inoue
和式 井上
Yoshinori Numano
良典 沼野
Keisuke Nakaguchi
佳祐 中口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Display Inc
Original Assignee
Advanced Display Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Advanced Display Inc filed Critical Advanced Display Inc
Priority to JP15204799A priority Critical patent/JP4034470B2/ja
Priority to KR1020000008734A priority patent/KR100723599B1/ko
Priority to TW089103197A priority patent/TW477904B/zh
Priority to US09/512,107 priority patent/US6985195B1/en
Publication of JP2000338524A publication Critical patent/JP2000338524A/ja
Publication of JP2000338524A5 publication Critical patent/JP2000338524A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4034470B2 publication Critical patent/JP4034470B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射画素電極に適性な凹凸が形成されること
により良好な反射特性を有し表示品質の高い反射型液晶
表示装置を高歩留りで得る。 【解決手段】 TFTアレイを形成する基板として透明
絶縁性基板1aにUV吸収膜1bと絶縁層1cを形成し
てUV光に対して不透過な状態に処理した絶縁性基板1
を用い、TFTや電極配線上に形成され表面を平坦化す
る層間絶縁膜11を構成する感光性樹脂の露光時に、感
光性樹脂に吸収されなかったUV光が基板を透過し、基
板ホルダーからの反射光等の不適当な光となって感光性
樹脂を感光させるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射型液晶表示
装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、CRTに代わるフラッ
トパネルディスプレイの一つとして活発に研究開発が進
められており、特に低消費電力および薄型であるという
特徴を生かして、電池駆動の小型TV、ノートブック型
コンピュータ、カーナビゲーション等に実用化されてい
る。液晶表示装置の駆動方法としては、高品質表示の観
点から薄膜トランジスタ(以下、TFTと称する)をス
イッチング素子として用いたアクティブマトリクス型の
TFTアレイが主として用いられている。また、ディス
プレイの構成としては、透過型と反射型のものがある。
反射型のディスプレイは、透過型のディスプレイに用い
られるバックライト光源が不要であることから低消費電
力が実現でき、携帯端末等の用途として極めて適した構
成である。従来の反射型液晶表示装置は、透明絶縁性基
板上にマトリクス状に配列形成された走査電極、信号電
極、半導体層等からなるTFTと反射型の画素電極、お
よび画素電極の周りに形成された電極配線を有する第一
の基板(TFTアレイ基板)と、他の透明絶縁性基板上
にカラーフィルタ、ブラックマトリクス(以下、BMと
称する)、対向電極を有する第二の基板(対向基板)を
対向させ接着すると共に、第一の基板と第二の基板の間
に液晶材料を注入することにより構成されている。
【0003】反射型液晶表示装置の表示特性向上のため
には、液晶表示パネルの画素部の有効表示面積を大きく
し光の利用効率を高めること、すなわち画素の開口率を
向上させることが有効であり、高開口率のTFTアレイ
を得る方法として、透明絶縁性基板上にTFTおよび電
極配線を形成した後、これらを覆うように樹脂からなる
層間絶縁膜を形成することにより平坦化し、層間絶縁膜
の下層にある走査電極等とオーバーラップさせて層間絶
縁膜上に広い面積を有する反射画素電極を形成し、反射
画素電極とTFTのドレイン電極との電気的接続は層間
絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して行うTF
Tアレイの構造が提案されている。また、光の利用効率
を一層高めるための方法として、入射光側に散乱フィル
ムを施す前方散乱板方式を採用せず、TFTアレイ基板
に良好な指向性を有する散乱光を得るための反射膜兼画
素電極を具備した反射型液晶表示装置が提案されてい
る。このような反射型液晶表示装置では、反射膜兼画素
電極の表面に凹凸形状を設けることにより良好な散乱光
を得ている。
【0004】反射膜兼画素電極を有する反射型液晶表示
装置としては、特開平6−175126号公報および特
開平8−184846号公報に開示されており、感光性
樹脂(レジスト等を含む)を用いたフォトリソグラフィ
法により緻密な凹凸を層間絶縁膜を構成する樹脂の表面
に形成し、その上に高反射特性を有する膜からなる画素
電極を形成することにより、画素電極の表面に凹凸を形
成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、反射型
液晶表示装置において、光の利用効率を高めるために反
射膜兼画素電極の表面に形成する緻密な凹凸をフォトリ
ソグラフィ法により形成する方法が提案されているが、
凹凸を形成するために用いる感光性樹脂を露光する際、
感光性樹脂部で吸収されなかったUV光は、透明基板を
透過して基板ホルダーで吸収されなかった一部が反射
し、特に基板ホルダーに設けられた吸着溝等の端部で反
射されたUV光は迷光となって吸着溝近傍の感光性樹脂
を感光させ、吸着溝形状に対応した領域で得られる凹凸
形状に微妙な寸法差をもたらす。このような凹凸形成膜
上に高反射膜を形成した場合、微妙な寸法差を有してい
る凹凸形状部も高反射膜にそのまま転写され、その部分
は反射斑として視認されて表示装置の画質を低下させる
という問題があった。
【0006】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、反射画素電極に適性な凹凸が
形成されることにより良好な反射特性を有し表示品質の
高い反射型液晶表示装置を高歩留りで得ることを目的と
する。さらにこの装置に適した製造方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる反射型
液晶表示装置は、絶縁性基板と、絶縁性基板上に形成さ
れた走査線、走査電極および共通電極配線と、走査線、
走査電極および共通電極配線上に形成された絶縁膜と、
絶縁膜を介して走査電極上に形成された半導体層と、半
導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と第二の
電極、および第一の電極と接続された信号線と、第一の
電極、第二の電極および信号線上に形成され、走査線、
第一の電極、第二の電極および信号線の段差を吸収し、
かつ表面に緻密な凹凸を有する層間絶縁膜と、層間絶縁
膜上にこの層間絶縁膜表面に形成された凹凸が転写され
た形状を有すると共に、層間絶縁膜に設けられたコンタ
クトホールを介して第二の電極と電気的に接続された高
反射金属膜からなる反射画素電極を有する第一の基板、
および第一の基板と共に液晶材料を挟持する第二の基板
を備え、絶縁性基板はUV光に対して不透過な状態に処
理されているものである。また、絶縁性基板は、全面が
UV光に対して不透過な状態に処理されているものであ
る。また、絶縁性基板は、表示部がUV光に対して不透
過な状態に処理されているものである。
【0008】さらに、絶縁性基板は、透明絶縁性基板の
片面あるいは両面、もしくは二枚の透明絶縁性基板の間
にUV光吸収膜が形成されることによりUV光に対して
不透過な状態に処理されているものである。また、絶縁
性基板は、透明絶縁性基板の片面あるいは両面、もしく
は二枚の透明絶縁性基板の間に金属膜等のUV光不透過
膜が形成されることによりUV光に対して不透過な状態
に処理されているものである。また、絶縁性基板は、透
明もしくは着色されたUVカットガラスである。
【0009】また、透明絶縁性基板と、絶縁性基板上に
形成された走査線、走査電極および共通電極配線と、走
査線、走査電極および共通電極配線上に形成された絶縁
膜と、絶縁膜を介して走査電極上に形成された半導体層
と、半導体層と同一膜により構成された半導体膜と、半
導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と第二の
電極、および第一の電極と接続された信号線と、第一の
電極、第二の電極および信号線上に形成され、走査線、
第一の電極、第二の電極および信号線の段差を吸収し、
かつ表面に緻密な凹凸を有する層間絶縁膜と、層間絶縁
膜上にこの層間絶縁膜表面に形成された凹凸が転写され
た形状を有すると共に、層間絶縁膜に設けられたコンタ
クトホールを介して第二の電極と電気的に接続された高
反射金属膜からなる反射画素電極を有する第一の基板、
および第一の基板と共に液晶材料を挟持する第二の基板
を備え、半導体膜は走査線、信号線およびコンタクトホ
ール形成領域以外の画素領域に形成されているものであ
る。
【0010】また、少なくともいずれか一方には電極が
形成されている二枚の透明絶縁性基板を対向させて接着
すると共に、二枚の透明絶縁性基板の間には液晶材料が
挟持されている反射型液晶表示装置の製造方法におい
て、二枚の透明絶縁性基板の一方にUV光吸収膜あるい
は金属膜等のUV光不透過膜および絶縁層を形成する工
程と、透明絶縁性基板のUV光吸収膜あるいは金属膜等
のUV光不透過膜および絶縁層が形成された面側あるい
は裏面側に走査線、走査電極および共通電極配線を形成
する工程と、走査線、走査電極および共通電極配線上に
絶縁膜を形成する工程と、走査電極上に絶縁膜を介して
半導体層を形成する工程と、半導体層と共に半導体素子
を構成する第一の電極と第二の電極、および信号線を形
成する工程と、第一の電極、第二の電極および信号線上
に感光性を有する樹脂を塗布し、露光、現像処理により
所定の位置にコンタクトホールと表面に所望する凹凸を
有する層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上およ
びコンタクトホール内に高反射金属膜を成膜し、パター
ニングして層間絶縁膜表面に形成された凹凸が転写され
た形状を有すると共に、第二の電極とコンタクトホール
を介して電気的に接続された反射画素電極を形成する工
程を含むものである。
【0011】また、少なくともいずれか一方には電極が
形成されているUVカットガラスと透明絶縁性基板を対
向させて接着すると共に、UVカットガラスと透明絶縁
性基板の間には液晶材料が挟持されている反射型液晶表
示装置の製造方法において、UVカットガラス上に走査
線、走査電極および共通電極配線を形成する工程と、走
査線、走査電極および共通電極配線上に絶縁膜を形成す
る工程と、走査電極上に絶縁膜を介して半導体層を形成
する工程と、半導体層と共に半導体素子を構成する第一
の電極と第二の電極、および信号線を形成する工程と、
第一の電極、第二の電極および信号線上に感光性を有す
る樹脂を塗布し、露光、現像処理により所定の位置にコ
ンタクトホールと表面に所望する凹凸を有する層間絶縁
膜を形成する工程と、層間絶縁膜上およびコンタクトホ
ール内に高反射金属膜を成膜し、パターニングして層間
絶縁膜表面に形成された凹凸が転写された形状を有する
と共に、第二の電極とコンタクトホールを介して電気的
に接続された反射画素電極を形成する工程を含むもので
ある。
【0012】また、少なくともいずれか一方には電極が
形成されている二枚の透明絶縁性基板を対向させて接着
すると共に、二枚の透明絶縁性基板の間には液晶材料が
挟持されている反射型液晶表示装置の製造方法におい
て、二枚の透明絶縁性基板の一方に走査線、走査電極お
よび共通電極配線を形成する工程と、走査線、走査電極
および共通電極配線上に絶縁膜を形成する工程と、走査
電極上に絶縁膜を介して半導体層を形成する工程と、半
導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と第二の
電極、および信号線を形成する工程と、第一の電極、第
二の電極および信号線上に感光性を有する樹脂を塗布す
る工程と、感光性を有する樹脂が塗布された透明絶縁性
基板の裏面側にUVカットフィルムを貼り付ける工程
と、感光性を有する樹脂に露光処理を施す工程と、UV
カットフィルムを剥離した後、現像処理を施し所定の位
置にコンタクトホールと表面に所望する凹凸を有する層
間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上およびコンタ
クトホール内に高反射金属膜を成膜し、パターニングし
て層間絶縁膜表面に形成された凹凸が転写された形状を
有すると共に、第二の電極とコンタクトホールを介して
電気的に接続された反射画素電極を形成する工程を含む
ものである。
【0013】また、少なくともいずれか一方には電極が
形成されている二枚の透明絶縁性基板を対向させて接着
すると共に、二枚の透明絶縁性基板の間には液晶材料が
挟持されている反射型液晶表示装置の製造方法におい
て、二枚の透明絶縁性基板の一方に走査線、走査電極お
よび共通電極配線を形成する工程と、走査線、走査電極
および共通電極配線上に絶縁膜を形成する工程と、走査
電極上に絶縁膜を介して半導体層および所定の領域に半
導体膜を形成する工程と、半導体層と共に半導体素子を
構成する第一の電極と第二の電極、および信号線を形成
する工程と、第一の電極、第二の電極および信号線上に
感光性を有する樹脂を塗布し、露光、現像により所定の
位置にコンタクトホールと表面に所望する凹凸を有する
層間絶縁膜を形成する工程と、層間絶縁膜上およびコン
タクトホール内に高反射金属膜を成膜し、パターニング
して層間絶縁膜表面に形成された凹凸が転写された形状
を有すると共に、第二の電極とコンタクトホールを介し
て電気的に接続された反射画素電極を形成する工程を含
むものである。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
一実施の形態である反射型液晶表示装置およびその製造
方法を図について説明する。図1は本発明の実施の形態
1によるスイッチング素子としてTFTを搭載した反射
型液晶表示装置のTFTアレイ基板を示す概略平面図、
図2は図1に示すTFTアレイ基板のA−A線に沿った
部分の製造工程の一部を示す断面図である。図におい
て、1は絶縁性基板で、ガラス基板等の透明絶縁性基板
1a上にUV光を透過させないUV吸収膜1bおよび絶
縁層1cを形成することにより構成されている。2は絶
縁性基板1上に形成された走査線(ゲート電極配線)、
2aはゲート電極配線2の一部で形成された走査電極
(ゲート電極)、3は絶縁性基板1上に形成された共通
電極配線、4はゲート電極配線2、ゲート電極2aおよ
び共通電極配線3上に形成されたゲート絶縁膜、5はゲ
ート絶縁膜4を介してゲート電極2a上に形成されたア
モルファスシリコン膜からなる半導体層、6は半導体層
5上に形成された低抵抗アモルファスシリコン膜からな
るオーミックコンタクト層、7は信号線(ソース電極配
線)、7a、8はオーミックコンタクト層6上に形成さ
れた対を成す第一の電極(ソース電極)と第二の電極
(ドレイン電極)で、第一の電極(ソース電極)7aは
信号線(ソース電極配線)7と接続されている。9はチ
ャネル部、10はTFTを保護するためのパッシベーシ
ョン膜、11はパッシベーション膜10上に形成された
層間絶縁膜、12はパッシベーション膜10および層間
絶縁膜11に形成されたコンタクトホール、13は層間
絶縁膜11上に形成された反射画素電極で、コンタクト
ホール12を介してドレイン電極8と電気的に接続され
る。
【0015】次に、本実施の形態による反射型液晶表示
装置のTFTアレイ基板の製造方法について説明する。
まず、図2(a)に示すように、ガラス基板等の透明絶
縁性基板1aの表面にCVD法等を用いてUV吸収膜1
bおよび絶縁層1cを構成するSiN膜(300nm)
を基板全面に連続して形成し、UV光に対してフィルタ
機能を有する絶縁性基板1を形成する。なお、UV吸収
膜1bとしては、膜厚50nmのアモルファスシリコン
膜(a−Si膜)を用いた。図3はa−Si膜の膜厚と
紫外線透過率の関係(計算値)を示す図で、膜厚50n
mのa−Si膜は、UV光(h線露光波長:405n
m)に対して97.5%のカットフィルタとなる。
【0016】次に、絶縁性基板1の表面にスパッタ法等
を用いてCrを成膜した後、フォトリソグラフィ法によ
り形成したレジストを用いてパターニングし、ゲート電
極配線2、ゲート電極2aおよび共通電極配線3を形成
する。次に、プラズマCVD法等を用いてゲート絶縁膜
4となるシリコン窒化膜、アモルファスシリコン膜、不
純物がドープされた低抵抗アモルファスシリコン膜を順
次成膜した後、フォトリソグラフィ法により形成したレ
ジストを用いてアモルファスシリコン膜および低抵抗ア
モルファスシリコン膜をパターニングし、半導体層5お
よびオーミックコンタクト層6を形成する。次に、スパ
ッタ法による成膜およびフォトリソグラフィ法によるパ
ターニングを行い、オーミックコンタクト層6上にソー
ス電極配線7、ソース電極7aおよびドレイン電極8を
形成すると共に、ソース電極7aとドレイン電極8に覆
われていない部分の低抵抗アモルファスシリコン膜(オ
ーミックコンタクト層6)をエッチングし、チャネル部
9を形成してTFTを構成する。なお、ドレイン電極8
の一端は、無機絶縁膜からなるゲート絶縁膜4を挟み低
抵抗金属からなる共通電極配線3と対向し、反射画素電
極13の形成領域内で容量(コンデンサ)を形成してい
る。次に、TFTを保護するためのパッシベーション膜
10をCVD法等により成膜する(図2(b))。
【0017】次に、誘電率が4以下の感光性を有するア
クリル系樹脂をTFTおよび電極配線(ゲート電極配線
2、共通電極配線3、ソース電極配線7等)による段差
を吸収して表面が平坦化されるように塗布し、露光およ
び現像処理によりゲート電極配線2上、ソース電極配線
7上および上記容量形成部の一部を除く画素領域内では
表面に凹凸形状、ドレイン電極8がゲート絶縁膜4を介
して共通電極配線3と対向し容量を形成している部分上
にはコンタクトホール、および端子コンタクト用の開口
部(図示せず)を形成した後、焼成を行い層間絶縁膜1
1を形成する。本実施の形態では、層間絶縁膜11とし
てポジ型のアクリル樹脂(JSR製PC−355:i
線、h線感光品)を約4μm塗布し、h線のステッパー
露光機を用い、コンタクトホール部は400mj/cm
2 、画素領域内の凹凸形成部は160mj/cm2 で露
光処理を施し、感光剤の分解率を変えて溶解速度に差を
持たせる分割露光のフォトリソグラフィ法を用いた。現
像液は弱アルカリ現像液(TMAH0.4wt%)を用
い、コンタクトホール部および端子コンタクト部では下
層のパッシベーション膜10を露出させ、凹凸形状は表
面層にのみ形成した後、200〜230゜Cで約1時間
焼成を行い層間絶縁膜11を形成した。なお、層間絶縁
膜11を構成する感光性樹脂の露光時、感光性樹脂等が
形成されている絶縁性基板1はUV光に対して不透過な
状態に処理されているため、絶縁性基板1裏面の基板ホ
ルダーからの反射光が抑制され、感光性樹脂に反射光等
の不適当な光による感光が生じない。
【0018】次に、層間絶縁膜11をマスクとして層間
絶縁膜11に設けられたコンタクトホールにより露出し
たパッシベーション膜10をエッチングし、コンタクト
ホール12を形成してドレイン電極8を露出させる。同
時に端子コンタクト部(図示せず)のパッシベーション
膜も除去する。次に、図2(c)に示すように、層間絶
縁膜11上およびコンタクトホール12内にAl等の高
反射金属膜を成膜した後、フォトリソグラフィ法により
形成したレジストを用いてパターニングし、各画素部に
対応した反射画素電極13を形成する。このとき、反射
画素電極13はコンタクトホール12を介してドレイン
電極8と電気的に接続される。なお、反射画素電極13
はゲート電極配線2やソース電極配線7とオーバーラッ
プさせて形成することにより高開口率化が図られる。
【0019】以上の工程により形成されたTFTアレイ
基板(第一の基板)と、他の透明絶縁性基板上に対向電
極が形成された対向基板(第二の基板)の表面に配向膜
を形成後対向させ、この間に液晶材料を注入することに
より反射型液晶表示素子を構成する。
【0020】なお、層間絶縁膜11を構成する感光性樹
脂としては、ネガ型を用いてもよい。また、反射画素電
極13は、銀膜等の他の高反射膜を用いて形成してもよ
い。また、本実施の形態では、絶縁性基板1として、通
常透過型液晶表示素子に用いられる透明絶縁性基板の表
面にUV吸収膜1bおよび絶縁層1cを形成したが、透
明もしくは着色されたUVカットガラスを用いて絶縁性
基板としてもよい。また、図4(a)に示すように、U
V吸収膜1bおよび絶縁層1cを透明絶縁性基板1aの
裏面側(TFT等が形成されない面側)に形成、または
図4(b)に示すように、UV吸収膜1bおよび絶縁層
1cを透明絶縁性基板1aの両面に形成、または図4
(c)に示すように、UV吸収膜1bを二枚の透明絶縁
性基板1aに挟む形で形成することにより絶縁性基板1
を構成してもよい。さらにまた、UV吸収膜の代わりに
金属膜等のUV光不透過膜を用いて絶縁性基板を構成し
てもよい。また、絶縁層1cとして、SiOx等の無機
絶縁材料や耐熱性の硬質有機膜を用いてもよい。また、
本実施の形態ではパッシベーション膜10を設けたが、
パッシベーション膜10を有しない構造の反射型液晶表
示装置においても同様の効果が得られる。
【0021】本実施の形態によれば、TFTアレイが形
成される絶縁性基板1をUV光に対して不透過な基板に
より構成することにより、層間絶縁膜11を構成する感
光性樹脂の露光時、絶縁性基板1裏面の基板ホルダー等
からの反射光が抑制され、感光性樹脂に反射光等の不適
当な光による感光が生じないため、層間絶縁膜11表面
には適性な凹凸が形成され、この適性な凹凸が反射画素
電極13に転写されることにより、良好な反射特性を有
した表示品質の高い反射型液晶表示装置を構成できる。
また、レジストパターンで非感光性の樹脂をエッチング
し凹凸形成の場合、及びレジストパターンそのものを残
し凹凸形成する場合においても、露光工程を使用する限
り有効である。
【0022】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による反射型液晶表示装置のTFTアレイ基板の製
造方法を説明するための平面図である。図において、1
aはガラス基板等の透明絶縁性基板、1bはUV吸収
膜、1cは絶縁層、14は液晶パネルにおける表示部、
15は表示部の周縁に設けられた端子部である。なお、
一個の液晶パネルを構成するTFTアレイは、図5に示
すように、一枚の透明絶縁性基板1aに一個または複数
個取りで形成される。
【0023】次に、本実施の形態による反射型液晶表示
装置のTFTアレイ基板の製造方法について説明する。
まず、ガラス基板等の透明絶縁性基板1aの表面にUV
吸収膜を成膜し、フォトリソグラフィ法により液晶パネ
ルの表示部14にのみUV吸収膜1bを形成する。次に
絶縁層1cを基板全面に形成して絶縁性基板を構成す
る。その後、実施の形態1と同様の方法によりTFTア
レイ基板および反射型液晶表示素子を形成する。
【0024】本実施の形態によれば、実施の形態1と同
様の効果が得られると共に、UV吸収膜1bを金属等の
不透明膜により構成した場合においても、アライメント
マーク等が形成されるエリアは透明な状態とすることが
できるため、アライメントを必要とする工程における使
用装置や、UV不透過膜に対する制約がなくなる。
【0025】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3による反射型液晶表示装置のTFTアレイ基板の製
造工程の一部を示す断面図である。図において、16は
層間絶縁膜11を構成する感光性樹脂を露光する際に用
いられるマスク、17はUVカットフィルムである。な
お、図2と同一部分には同符号を付し説明を省略する。
【0026】次に、本実施の形態による反射型液晶表示
装置のTFTアレイ基板の製造方法について説明する。
まず、透明絶縁性基板1a上に実施の形態1と同様の方
法によりゲート電極配線2、ゲート電極2a、共通電極
配線3、ゲート絶縁膜4、半導体層5、オーミックコン
タクト層6、ソース電極配線7、ソース電極7a、ドレ
イン電極8、チャネル部9およびパッシベーション膜1
0を形成する(図6(a))。
【0027】次に、図6(b)に示すように、誘電率が
4以下の感光性を有するアクリル系樹脂をTFTおよび
電極配線(ゲート電極配線2、共通電極配線3、ソース
電極配線7等)による段差を吸収して表面が平坦化され
るように塗布した後、透明絶縁性基板1aの裏面側(電
極配線およびTFTが形成されていない面側)にUVカ
ットフィルム17を貼り付けた状態で、マスク14を介
して感光剤の分解率を変えて溶解速度に差を持たせる分
割露光のフォトリソグラフィ法により露光処理する。続
いてUVカットフィルム17を剥した後に弱アルカリ現
像液を用いて現像処理を施し、ゲート電極配線2上、ソ
ース電極配線7上および上記容量形成部の一部を除く画
素領域内では表面に凹凸形状、ドレイン電極8がゲート
絶縁膜4を介して共通電極3と対向し容量を形成してい
る部分上にはコンタクトホール、および端子コンタクト
用の開口部(図示せず)を形成し、焼成を行い層間絶縁
膜11を形成する。なお、層間絶縁膜11を構成する感
光性樹脂の露光時、感光性樹脂等が形成されている透明
絶縁性基板1aの裏面側にはUVカットフィルムが貼り
付けられUV光に対して不透過な状態に処理されている
ため、基板裏面側の基板ホルダーからの反射光が抑制さ
れ、感光性樹脂に反射光等の不適当な光による感光が生
じない。
【0028】その後、実施の形態1と同様の方法によ
り、コンタクトホール12および反射画素電極13を形
成してTFTアレイ基板を構成し、このTFTアレイ基
板と対向基板の表面に配向膜を形成後対向させ、この間
に液晶材料を注入することにより反射型液晶表示素子を
構成する。本実施の形態によれば、実施の形態1と同様
の効果が得られる。
【0029】実施の形態4.図7は本発明の実施の形態
4によるスイッチング素子としてTFTを搭載した反射
型液晶表示装置のTFTアレイ基板を示す概略平面図、
図8は図7のB−B線に沿った断面図である。図におい
て、5aは半導体層5形成と同時に形成された島状の半
導体膜(アモルファスシリコン膜)、6aはオーミック
コンタクト層6形成と同時に形成された島状の低抵抗ア
モルファスシリコン膜である。なお、図1および図2と
同一部分には同符号を付し説明を省略する。
【0030】次に、本実施の形態による反射型液晶表示
装置のTFTアレイ基板の製造方法について説明する。
まず、ガラス基板等の透明絶縁性基板1aの表面に実施
の形態1と同様の方法によりゲート電極配線2、ゲート
電極2aおよび共通電極配線3を形成する。次に、プラ
ズマCVD法等を用いてゲート絶縁膜4となるシリコン
窒化膜、アモルファスシリコン膜、不純物がドープされ
た低抵抗アモルファスシリコン膜を順次成膜した後、フ
ォトリソグラフィ法により形成したレジストを用いてア
モルファスシリコン膜および低抵抗アモルファスシリコ
ン膜をパターニングし、半導体層5およびオーミックコ
ンタクト層6を形成する。このとき、コンタクトホール
12およびゲート電極配線2、ソース電極配線7の形成
領域以外の画素領域内にもアモルファスシリコン膜5a
および低抵抗アモルファスシリコン膜6aが島状に残さ
れる。なお、島状に形成されるアモルファスシリコン膜
5aおよび低抵抗アモルファスシリコン膜6aは、図9
に示すように、ドレイン電極8等不透明な金属膜が形成
されていない透明な領域のみに形成してもよい。
【0031】次に、スパッタ法による成膜およびフォト
リソグラフィ法によるパターニングを行い、オーミック
コンタクト層6上にソース電極配線7、ソース電極7a
およびドレイン電極8を形成すると共に、ソース電極7
aとドレイン電極8に覆われていない部分の低抵抗アモ
ルファスシリコン膜6aをエッチングし、チャネル部9
を形成してTFTを構成する。このとき、ドレイン電極
8形成領域以外の低抵抗アモルファスシリコン膜6aは
エッチングされるため、ドレイン電極8の下層にはアモ
ルファスシリコン膜5aと低抵抗アモルファスシリコン
膜6aが存在するが、その他の画素領域内にはアモルフ
ァスシリコン膜5aのみが残される。
【0032】その後、実施の形態1と同様の方法によ
り、パッシベーション膜10、層間絶縁膜11、コンタ
クトホール12および反射画素電極13を形成してTF
Tアレイ基板を構成し、このTFTアレイ基板と対向基
板に配向膜を形成後対向させ、この間に液晶材料を注入
することにより反射型液晶表示素子を構成する。なお、
層間絶縁膜11を構成する感光性樹脂の露光時、感光性
樹脂の表面に凹凸形状を形成する画素領域内には、前工
程においてアモルファスシリコン膜5aが形成されてU
V光に対して不透過となっているため、基板裏面の基板
ホルダーからの反射光が抑制され、感光性樹脂に反射光
等の不適当な光による感光が生じない。本実施の形態に
よっても、従来プロセスを変更することなく実施の形態
1と同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、TF
Tアレイ基板のTFTや電極配線上に形成され表面を平
坦化する感光性樹脂からなる層間絶縁膜の露光時におい
て、少なくとも上層に形成される反射画素電極の反射特
性を向上させるために設けられる凹凸が形成される領域
をUV光に対して不透過な状態とすることにより、感光
性樹脂の露光時に感光性樹脂に吸収されなかったUV光
が基板を透過することがなく、感光性樹脂に基板裏面の
基板ホルダーからの反射光等の不適当な光による感光が
生じないため、層間絶縁膜表面には適性な凹凸が形成さ
れ、この適性な凹凸が反射画素電極に転写されて良好な
反射特性を有した表示品質の高い反射型液晶表示装置を
高歩留りで得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による反射型液晶表
示装置のTFTアレイ基板を示す概略平面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による反射型液晶表
示装置のTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図3】 アモルファスシリコン膜の膜厚と紫外線透過
率の関係を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による他の反射型液
晶表示装置のTFTアレイ基板の一部を示す断面図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2による反射型液晶表
示装置のTFTアレイ基板を説明するための平面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態3による反射型液晶表
示装置のTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態4による反射型液晶表
示装置のTFTアレイ基板を示す概略平面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による反射型液晶表
示装置のTFTアレイ基板の製造工程を示す断面図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態4による他の反射型液
晶表示装置のTFTアレイ基板を示す概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁性基板、1a 透明絶縁性基板、1b UV吸
収膜、1c 絶縁層、2 ゲート電極配線、2a ゲー
ト電極、3 共通電極配線、4 ゲート絶縁膜、5 半
導体層、5a アモルファスシリコン膜、6 オーミッ
クコンタクト層、6a 低抵抗アモルファスシリコン
膜、7 ソース電極配線、7a ソース電極、8 ドレ
イン電極、9 チャネル部、10 パッシベーション
膜、11 層間絶縁膜、12 コンタクトホール、13
反射画素電極、14 表示部、15 端子部、17
マスク、18 UVカットフィルム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼野 良典 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内 (72)発明者 中口 佳祐 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内 Fターム(参考) 2H090 HA04 HB03X HB07X HC05 HC12 HD03 HD06 JA06 JB02 JC07 JD03 JD06 LA01 2H091 FA14Y FA34Y FA34Z FA37Y FA37Z FB09 2H092 HA28 JA24 JB07 JB57 JB58 KA05 KA12 KA18 KB13 KB25 MA05 MA07 MA13 MA15 MA16 MA18 MA20 MA27 MA37 NA01 NA07 NA29

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、 上記絶縁性基板上に形成された走査線、走査電極および
    共通電極配線と、 上記走査線、走査電極および共通電極配線上に形成され
    た絶縁膜と、 上記絶縁膜を介して上記走査電極上に形成された半導体
    層と、 上記半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と
    第二の電極、および第一の電極と接続された信号線と、 上記第一の電極、第二の電極および信号線上に形成さ
    れ、上記走査線、第一の電極、第二の電極および信号線
    の段差を吸収し、かつ表面に緻密な凹凸を有する層間絶
    縁膜と、 上記層間絶縁膜上にこの層間絶縁膜表面に形成された凹
    凸が転写された形状を有すると共に、上記層間絶縁膜に
    設けられたコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    電気的に接続された高反射金属膜からなる反射画素電極
    を有する第一の基板、 上記第一の基板と共に液晶材料を挟持する第二の基板を
    備え、 上記絶縁性基板はUV光に対して不透過な状態に処理さ
    れていることを特徴とする反射型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 絶縁性基板は、全面がUV光に対して不
    透過な状態に処理されていることを特徴とする請求項1
    記載の反射型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 絶縁性基板は、表示部がUV光に対して
    不透過な状態に処理されていることを特徴とする請求項
    1記載の反射型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 絶縁性基板は、透明絶縁性基板の片面あ
    るいは両面、もしくは二枚の透明絶縁性基板の間にUV
    光吸収膜が形成されることによりUV光に対して不透過
    な状態に処理されていることを特徴とする請求項2また
    は請求項3記載の反射型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 絶縁性基板は、透明絶縁性基板の片面あ
    るいは両面、もしくは二枚の透明絶縁性基板の間に金属
    膜等のUV光不透過膜が形成されることによりUV光に
    対して不透過な状態に処理されていることを特徴とする
    請求項2または請求項3記載の反射型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 絶縁性基板は、透明もしくは着色された
    UVカットガラスであることを特徴とする請求項2記載
    の反射型液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 透明絶縁性基板と、 上記絶縁性基板上に形成された走査線、走査電極および
    共通電極配線と、 上記走査線、走査電極および共通電極配線上に形成され
    た絶縁膜と、 上記絶縁膜を介して上記走査電極上に形成された半導体
    層と、 上記半導体層と同一膜により構成された半導体膜と、 上記半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と
    第二の電極、および第一の電極と接続された信号線と、 上記第一の電極、第二の電極および信号線上に形成さ
    れ、上記走査線、第一の電極、第二の電極および信号線
    の段差を吸収し、かつ表面に緻密な凹凸を有する層間絶
    縁膜と、 上記層間絶縁膜上にこの層間絶縁膜表面に形成された凹
    凸が転写された形状を有すると共に、上記層間絶縁膜に
    設けられたコンタクトホールを介して上記第二の電極と
    電気的に接続された高反射金属膜からなる反射画素電極
    を有する第一の基板、 上記第一の基板と共に液晶材料を挟持する第二の基板を
    備え、 上記半導体膜は上記走査線、信号線およびコンタクトホ
    ール形成領域以外の画素領域に形成されていることを特
    徴とする反射型液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 少なくともいずれか一方には電極が形成
    されている二枚の透明絶縁性基板を対向させて接着する
    と共に、上記二枚の透明絶縁性基板の間には液晶材料が
    挟持されている反射型液晶表示装置の製造方法におい
    て、 上記二枚の透明絶縁性基板の一方にUV光吸収膜あるい
    は金属膜等のUV光不透過膜および絶縁層を形成する工
    程と、 上記透明絶縁性基板のUV光吸収膜あるいは金属膜等の
    UV光不透過膜および絶縁層が形成された面側あるいは
    裏面側に走査線、走査電極および共通電極配線を形成す
    る工程と、 上記走査線、走査電極および共通電極配線上に絶縁膜を
    形成する工程と、 上記走査電極上に上記絶縁膜を介して半導体層を形成す
    る工程と、 上記半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と
    第二の電極、および信号線を形成する工程と、 上記第一の電極、第二の電極および信号線上に感光性を
    有する樹脂を塗布し、露光、現像処理により所定の位置
    にコンタクトホールと表面に所望する凹凸を有する層間
    絶縁膜を形成する工程と、 上記層間絶縁膜上および上記コンタクトホール内に高反
    射金属膜を成膜し、パターニングして上記層間絶縁膜表
    面に形成された凹凸が転写された形状を有すると共に、
    上記第二の電極と上記コンタクトホールを介して電気的
    に接続された反射画素電極を形成する工程を含むことを
    特徴とする反射型液晶表示装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 少なくともいずれか一方には電極が形成
    されているUVカットガラスと透明絶縁性基板を対向さ
    せて接着すると共に、上記UVカットガラスと透明絶縁
    性基板の間には液晶材料が挟持されている反射型液晶表
    示装置の製造方法において、 上記UVカットガラス上に走査線、走査電極および共通
    電極配線を形成する工程と、 上記走査線、走査電極および共通電極配線上に絶縁膜を
    形成する工程と、 上記走査電極上に上記絶縁膜を介して半導体層を形成す
    る工程と、 上記半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と
    第二の電極、および信号線を形成する工程と、 上記第一の電極、第二の電極および信号線上に感光性を
    有する樹脂を塗布し、露光、現像処理により所定の位置
    にコンタクトホールと表面に所望する凹凸を有する層間
    絶縁膜を形成する工程と、 上記層間絶縁膜上および上記コンタクトホール内に高反
    射金属膜を成膜し、パターニングして上記層間絶縁膜表
    面に形成された凹凸が転写された形状を有すると共に、
    上記第二の電極と上記コンタクトホールを介して電気的
    に接続された反射画素電極を形成する工程を含むことを
    特徴とする反射型液晶表示装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 少なくともいずれか一方には電極が形
    成されている二枚の透明絶縁性基板を対向させて接着す
    ると共に、上記二枚の透明絶縁性基板の間には液晶材料
    が挟持されている反射型液晶表示装置の製造方法におい
    て、 上記二枚の透明絶縁性基板の一方に走査線、走査電極お
    よび共通電極配線を形成する工程と、 上記走査線、走査電極および共通電極配線上に絶縁膜を
    形成する工程と、 上記走査電極上に上記絶縁膜を介して半導体層を形成す
    る工程と、 上記半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と
    第二の電極、および信号線を形成する工程と、 上記第一の電極、第二の電極および信号線上に感光性を
    有する樹脂を塗布する工程と、 上記感光性を有する樹脂が塗布された透明絶縁性基板の
    裏面側にUVカットフィルムを貼り付ける工程と、 上記感光性を有する樹脂に露光処理を施す工程と、 上記UVカットフィルムを剥離した後、現像処理を施し
    所定の位置にコンタクトホールと表面に所望する凹凸を
    有する層間絶縁膜を形成する工程と、 上記層間絶縁膜上および上記コンタクトホール内に高反
    射金属膜を成膜し、パターニングして上記層間絶縁膜表
    面に形成された凹凸が転写された形状を有すると共に、
    上記第二の電極と上記コンタクトホールを介して電気的
    に接続された反射画素電極を形成する工程を含むことを
    特徴とする反射型液晶表示装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 少なくともいずれか一方には電極が形
    成されている二枚の透明絶縁性基板を対向させて接着す
    ると共に、上記二枚の透明絶縁性基板の間には液晶材料
    が挟持されている反射型液晶表示装置の製造方法におい
    て、 上記二枚の透明絶縁性基板の一方に走査線、走査電極お
    よび共通電極配線を形成する工程と、 上記走査線、走査電極および共通電極配線上に絶縁膜を
    形成する工程と、 上記走査電極上に上記絶縁膜を介して半導体層および所
    定の領域に半導体膜を形成する工程と、 上記半導体層と共に半導体素子を構成する第一の電極と
    第二の電極、および信号線を形成する工程と、 上記第一の電極、第二の電極および信号線上に感光性を
    有する樹脂を塗布し、露光、現像により所定の位置にコ
    ンタクトホールと表面に所望する凹凸を有する層間絶縁
    膜を形成する工程と、 上記層間絶縁膜上および上記コンタクトホール内に高反
    射金属膜を成膜し、パターニングして上記層間絶縁膜表
    面に形成された凹凸が転写された形状を有すると共に、
    上記第二の電極と上記コンタクトホールを介して電気的
    に接続された反射画素電極を形成する工程を含むことを
    特徴とする反射型液晶表示装置の製造方法。
JP15204799A 1999-02-25 1999-05-31 液晶表示装置およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4034470B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15204799A JP4034470B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 液晶表示装置およびその製造方法
KR1020000008734A KR100723599B1 (ko) 1999-02-25 2000-02-23 반사형 액정표시장치 및 그 제조방법과 반사형액정표시장치의 제조용 마스크
TW089103197A TW477904B (en) 1999-02-25 2000-02-24 Reflection type liquid display device, its manufacturing process, and mask for making such reflection type liquid display device
US09/512,107 US6985195B1 (en) 1999-02-25 2000-02-24 Reflection type liquid crystal display and method for manufacturing the same and mask for manufacturing reflection type liquid crystal display

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15204799A JP4034470B2 (ja) 1999-05-31 1999-05-31 液晶表示装置およびその製造方法

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007042134A Division JP4558752B2 (ja) 2007-02-22 2007-02-22 液晶表示装置の製造方法
JP2007194437A Division JP4668247B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 液晶表示装置の製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000338524A true JP2000338524A (ja) 2000-12-08
JP2000338524A5 JP2000338524A5 (ja) 2006-12-14
JP4034470B2 JP4034470B2 (ja) 2008-01-16

Family

ID=15531903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15204799A Expired - Fee Related JP4034470B2 (ja) 1999-02-25 1999-05-31 液晶表示装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4034470B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163938A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Prime View Internatl Co Ltd 反射型液晶ディスプレイの反射板及びその製造方法
US6844955B2 (en) 2001-06-05 2005-01-18 Seiko Epson Corporation Electro-optical device, electronic apparatus, and method for manufacturing electro-optical device
KR100494703B1 (ko) * 2001-12-31 2005-06-13 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막트랜지스터 액정표시장치의 제조방법
KR100507283B1 (ko) * 2002-03-12 2005-08-09 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막트랜지스터 액정표시장치의 제조방법
US7042539B2 (en) 2001-06-22 2006-05-09 Nec Lcd Technologies, Ltd. Reflection plate, manufacturing method thereof, liquid crystal display device and manufacturing method thereof
JP2006126307A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sharp Corp 液晶表示装置の製造方法
JP2007133442A (ja) * 2007-02-20 2007-05-31 Mitsubishi Electric Corp 半透過型表示装置の製造方法
US7567329B2 (en) 2003-05-12 2009-07-28 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display device and method of fabricating the same

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6844955B2 (en) 2001-06-05 2005-01-18 Seiko Epson Corporation Electro-optical device, electronic apparatus, and method for manufacturing electro-optical device
US7042539B2 (en) 2001-06-22 2006-05-09 Nec Lcd Technologies, Ltd. Reflection plate, manufacturing method thereof, liquid crystal display device and manufacturing method thereof
KR100494703B1 (ko) * 2001-12-31 2005-06-13 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막트랜지스터 액정표시장치의 제조방법
KR100507283B1 (ko) * 2002-03-12 2005-08-09 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 박막트랜지스터 액정표시장치의 제조방법
JP2004163938A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Prime View Internatl Co Ltd 反射型液晶ディスプレイの反射板及びその製造方法
US7567329B2 (en) 2003-05-12 2009-07-28 Lg Display Co., Ltd. Liquid crystal display device and method of fabricating the same
JP2006126307A (ja) * 2004-10-27 2006-05-18 Sharp Corp 液晶表示装置の製造方法
JP4610992B2 (ja) * 2004-10-27 2011-01-12 シャープ株式会社 液晶表示装置の製造方法
JP2007133442A (ja) * 2007-02-20 2007-05-31 Mitsubishi Electric Corp 半透過型表示装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4034470B2 (ja) 2008-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0171102B1 (ko) 액정표시장치 구조 및 제조방법
JP4445077B2 (ja) アクティブマトリクス型の液晶表示装置
JP3386017B2 (ja) 液晶表示装置用の薄膜トランジスタの製造方法
KR100798315B1 (ko) 액정 표시장치의 기판 구조 및 그 제조방법
JP4651826B2 (ja) 反射型表示装置及びその製造方法
KR100741537B1 (ko) 반투과형 액정표시장치 및 그 제조방법
JP3904828B2 (ja) 液晶表示装置
US5767927A (en) Liquid crystal display with pixel electrode divided in two by common electrode line
US8576361B2 (en) Transreflective liquid crystal display device and fabricating method thereof having uneven patterns consisting of organic material in the reflective portion
JP3992393B2 (ja) 反射型液晶表示装置の製造方法及び反射型液晶表示装置の製造用マスク
KR20000058153A (ko) 반사형 액정표시장치 및 그 제조방법과 반사형액정표시장치의 제조용 마스크
JP2000338524A (ja) 反射型液晶表示装置およびその製造方法
KR101969429B1 (ko) 에프에프에스 방식 액정표시장치용 어레이기판 및 그 제조방법
JP2002277899A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置及びその製造方法
JP2001142077A (ja) 液晶表示装置
JP2000338524A5 (ja)
JP4558752B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR100290922B1 (ko) 반사형액정표시소자및그제조방법
JP4090594B2 (ja) 反射型液晶表示装置およびその製造方法
KR20090053612A (ko) 액정표시소자 및 그 제조방법
KR20070072299A (ko) 액정표시장치 및 그의 제조방법
JP4668247B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
JPH1138437A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP2001042304A (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
JP3645769B2 (ja) 反射型液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070726

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071025

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111102

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121102

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131102

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees