JP2000337979A - 分布センサ - Google Patents

分布センサ

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JP2000337979A
JP2000337979A JP11148837A JP14883799A JP2000337979A JP 2000337979 A JP2000337979 A JP 2000337979A JP 11148837 A JP11148837 A JP 11148837A JP 14883799 A JP14883799 A JP 14883799A JP 2000337979 A JP2000337979 A JP 2000337979A
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piezoelectric element
electrode
piezoelectric
distribution sensor
sensor
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JP11148837A
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Akio Sato
明生 佐藤
Akimasa Katayama
晶雅 片山
Shingo Hibino
真吾 日比野
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】圧力,力,荷重等の分布を高密度かつ高感度に
測定することができ、しかも、製造が簡単で、製造コス
トを低く抑えることのできる分布センサを提供する。 【解決手段】シート状の可撓性基板の両面に沿って圧電
結晶薄膜が形成され、この圧電結晶薄膜に電極層8が複
数個、任意の配置で取り付けられてなる圧電素子1と、
この圧電素子1の各電極層8に接する電極部51とそこ
から延びる端子部52とが互いに接しないよう形成され
た電極フィルム5とを備え、上記圧電素子1と電極フィ
ルム5とが積層一体化されて全体が一枚のシート状にな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力(空気等の流
体の圧力,固体の接触圧,音圧等),力,荷重等の分布
を測定することのできる分布センサに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、圧力センサ、力センサの開発が進
み、民生用電子機器,家電・住設用電子機器,セキュリ
ティ機器,健康器具,オートメーションファクトリ,自
動車,事務機器等、様々な用途に用いることが検討さ
れ、一部使用されている。また一方で、圧力分布等の分
布測定についても、設計・開発分野等で色々利用され、
正確に分布を測定でき、安価で取り付けやすい分布セン
サの要求が高まっている。このような圧力分布を測定で
きるセンサとしては、焼結PZT(チタン酸ジルコン酸
鉛)を用いた圧電式センサや、歪みゲージ式センサ、感
圧導電ゴム式センサ、発色剤式センサ等があげられる。
【0003】そして、例えば自動車の座席シートの表面
に作用する圧力の分布を知りたい場合には、複数の圧電
式センサまたは歪みゲージ式センサを座席シートの表面
に取り付け、それぞれの圧電式センサまたは歪みゲージ
式センサに作用する圧力を測定することにより、圧力の
分布を知ることができる。
【0004】しかしながら、上記圧電式センサ(焼結P
ZT使用)および歪みゲージ式センサは、高価なため経
済的でなく、しかも、1素子の面積が大きいため、高密
度に分布させることが困難である。このため、上記圧電
式センサおよび歪みゲージ式センサを用いて圧力の分布
を高密度に測定することは困難であるという問題があ
る。また、これらのセンサを、所定間隔で1個ずつ取り
付けることは煩雑で、適正な間隔に設定しにくいという
問題がある。そして、このような取り付け形態では、あ
る程度広い面全体にわたって与えられる圧力(空気等の
流体の圧力,固体の接触圧,音圧等),力,荷重等を正
確に測定することができない。
【0005】また、上記感圧導電ゴム式センサや発色剤
式センサでは、マトリックス状に圧力分布が測定できる
センサが開発されている。しかしながら、感圧導電ゴム
式センサは、リニア精度に劣り、繰り返し使用により性
能が劣化するという問題がある。さらに、発色剤式セン
サは、使い捨てであるため、1回しか使用できないとい
う問題がある。
【0006】これに対し、本出願人は、圧力,力,荷重
等の分布を高密度かつ高感度に測定することができ、ま
た、繰り返し使用でき、しかも一枚のシート状に形成さ
れたセンサとして、つぎのようなセンサを開発した。
【0007】すなわち、図16に示すように、まず、平
面視四角形状の可撓性基板83の両面に圧電結晶薄膜8
4を形成し、この圧電結晶薄膜84の表面に圧電結晶薄
膜84よりもひとまわり小さく電極層(電極)85を形
成することにより、圧電素子81を製造する。また、絶
縁フィルム66の表面に、複数の電極部67および各電
極部67から延びる端子部(図示せず)を互いに接しな
いように所要のパターンに形成することにより、電極フ
ィルム62を製造する。このような電極フィルム62を
2枚準備する。ついで、一方の電極フィルム62の電極
部67と圧電素子81の電極層85とが接するように、
一方の電極フィルム62上に圧電素子81を1素子ずつ
並べたのち、他方の電極フィルム62の電極部67と並
べた圧電素子81の電極層85とが接するように、他方
の電極フィルム62をラミネートする。このようにして
製造されたセンサを用いると、上記問題を解決すること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記セ
ンサは、圧電素子81を1素子ずつ電極フィルム62上
に並べて製造しなければならず、その作業が煩雑で多く
の時間を要するため、製造コストが高くなることが判明
した。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、圧力,力,荷重等の分布を高密度かつ高感度に
測定することができ、しかも、製造が簡単で、安価に製
造することのできる分布センサの提供をその目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の分布センサは、シート状の可撓性基板の片
面もしくは両面に沿って圧電結晶薄膜が形成され、この
圧電結晶薄膜に電極が複数個、任意の配置で取り付けら
れてなる圧電素子と、この圧電素子の各電極に接する電
極部とそこから延びる端子部とが互いに接しないよう形
成された電極フィルムとを備え、上記圧電素子と電極フ
ィルムとが積層一体化されて全体が一枚のシート状にな
っているという構成をとる。
【0011】すなわち、本発明の分布センサは、圧力,
力,荷重等の分布を測定しようとする物体の表面に、面
として取り付けたり、物体の内部に埋め込んだりして、
簡単に、高密度かつ高感度で圧力,力,荷重等の分布測
定を行うことができる。しかも、上記分布センサの全体
としての圧電素子は、複数の小さい圧電素子を並べたも
のと同等であるため、分布センサの製造が簡単で、製造
コストが低くなる。
【0012】また、本発明において、上記圧電素子の裏
面側に、支持部材が設けられており、上記支持部材によ
って圧電素子が持ち上げ保持されている場合には、感知
面が柔軟で対象物品の表面を損傷しないだけでなく、圧
力変化に対し優れた感度と応答性を発揮する。そのなか
でも特に、上記圧電素子の表面側に、一枚のシート状カ
バーが設けられ、上記カバー下面に、持ち上げ保持され
た圧電素子の表面を部分的に押圧しうる凸部が所定間隔
で突設されている場合には、上記凸部で集中的に1素子
の圧電素子を押圧することができるため、より大きく、
しかも偏りなく1素子の圧電素子が変位し、センサ出力
がより安定化する。
【0013】また、本発明において、上記圧電結晶薄膜
として鉛を含有する複合酸化物薄膜を用いた分布セン
サ、そして、上記圧電結晶薄膜を水熱合成によって形成
した分布センサは、特に優れた性能を備えている。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態を図
面にもとづいて詳しく説明する。
【0015】図1は、本発明の分布センサの一実施の形
態を示している。この実施の形態では、分布センサは、
平面視四角形状の圧電素子1と、この圧電素子1の表裏
面にラミネートされた2枚の電極フィルム5とを備え、
これら圧電素子1と電極フィルム5とは、一体積層化さ
れて全体が一枚のシート状になっている。
【0016】上記圧電素子1は、図2に示すように、平
面視四角形状のシート状の可撓性基板6と、この可撓性
基板6の両面全体に形成された圧電結晶薄膜7と、この
圧電結晶薄膜7の表面に縦3列・横3列のマトリックス
状に配設された電極層(電極)8とで構成されている。
この状態において、上記各電極層8は、互いに接してお
らず、また、可撓性基板6の両面の電極層8は、可撓性
基板6を挟んで相対向した位置にある。すなわち、上記
圧電素子1は、図16に示す圧電素子81が9素子、一
体となったものと同等である。なお、図1では、圧電素
子1の可撓性基板6と圧電結晶薄膜7との積層構造を省
略している。
【0017】また、上記各電極フィルム5は、絶縁フィ
ルム50の表面に、電極部51が上記各電極層8に接す
るように形成され、さらに、端子部52が各電極部51
から延びるように形成されているものである。この状態
において、電極部51および各電極部51から延びる端
子部52は、互いに接していない。また、電極部51お
よび端子部52は、エッチングやスクリーン印刷等によ
り形成される。なお、図1では、電極部51および端子
部52の厚みを省略している。
【0018】そして、上記各電極フィルム5の表面を上
記圧電素子1に重ねた状態で電極フィルム5がラミネー
トされている。すなわち、上記圧電素子1と電極フィル
ム5とは、電極層8(電極部51)が形成されていない
部分で粘着剤または接着剤を介して密着されている。
【0019】また、上記圧電素子1は、どのようにして
得られるものであってもよいが、特に、水熱合成法によ
って可撓性基板6の表面全体に圧電結晶薄膜7を形成し
て得られるものが好適である。
【0020】上記可撓性基板6としては、可撓性を備
え、水熱合成時の加熱加圧条件に耐えうるものが好適で
あり、金属の、薄板,箔,フィルム等が用いられる。上
記金属の例としては、ステンレス,鉄,アルミニウム,
チタン,鉛等の金属、またはこれらの金属を含む合金が
あげられる。ただし、可撓性基板6上に形成される圧電
結晶薄膜7をこの可撓性基板6と強固に接合させるに
は、可撓性基板6の最表面にチタン成分が含有されてい
ることが好ましい。そこで、可撓性基板6として、チタ
ン製のものを用いるか、チタン製以外のものである場合
には、その表面に、チタン成分を析出させるか塗布する
等の手段を講じることが好ましい。
【0021】なお、上記可撓性基板6の厚みは、2〜2
00μm、なかでも5〜150μmに設定することが好
適である。すなわち、厚みが2μm未満では、水熱合成
法で圧電結晶薄膜7を得る場合に、上記可撓性基板6が
水熱合成中に変形するおそれがあり、逆に厚みが200
μmを超えると、センサ表面の柔軟性が乏しくなり、セ
ンサからの大きな出力が得られなくなるおそれがあるか
らである。また、上記可撓性基板6の縦横の長さは、セ
ンサが使用される対象物に応じて、自由に設定すること
ができる。
【0022】また、圧電結晶薄膜7の組成は、圧電特性
を備えるものであれば、どのようなものであっても差し
支えないが、上記水熱合成によって得るのに適した組成
に設定することが好適である。このような組成として
は、ペロブスカイト(ABO3)構造の複合酸化物があ
げられる。そして、上記Aサイトとしては、通常、P
b、Ba、Ca、Sr、LaおよびBiから選択される
少なくとも1種の元素があげられ、上記Bサイトとして
は、Ti単独か、Zr、Zn、Ni、Mg、Co、W、
Nb、Sb、TaおよびFeから選択される少なくとも
1種の元素とTiとの複合物があげられる。このような
複合酸化物の例としては、Pb(Zr,Ti)O3 、P
bTiO3 、BaTiO3 、SrTiO3 、(Pb,L
a)(Zr,Ti)O3 等があげられる。
【0023】水熱合成は、通常、上記組成を構成しうる
金属元素を含む金属塩の水溶液をアルカリ性に調整して
なる水溶液と、可撓性基板6とを、オートクレーブに装
入し加圧下で加熱することにより行う。これにより、可
撓性基板6の表裏面に、圧電結晶薄膜7が形成される
(バイモルフ型)。なお、ユニモルフ型を得る場合に
は、可撓性基板6の片面を耐熱,耐アルカリ性のレジス
ト材で被覆して水熱合成を行うか、あるいは可撓性基板
6の表裏面に形成された圧電結晶薄膜7のうち片面側の
圧電結晶薄膜7を削り落とすようにする。
【0024】このようにして得られる圧電結晶薄膜7の
厚みは、通常、0.5〜100μm、特に1〜30μm
に設定することが好適である。すなわち、厚みが0.5
μm未満では充分なセンサ出力が得られにくく、逆に1
00μmを超えるとせっかく可撓性基板6を用いている
にもかかわらず、センサ表面の柔軟性が乏しくなるおそ
れがあるからである。
【0025】なお、上記水熱合成は、特開平4−342
489号公報に開示されているように、結晶核生成と結
晶成長の2段階に分けて行うようにしてもよいし、ある
いは、特開平9−217178号公報,特開平9−27
8436号公報に開示されているように、1段階のみで
合成を行ってもよい。また、特開平9−278436号
公報に開示されているように、上記オートクレーブを、
鉛直方向に振動させながら行うようにしてもよい。この
場合、例えば図3に示すように、加熱手段(図示せず)
と攪拌手段11を備えた耐熱容器(オイルバス等)12
内に、オートクレーブ10を、支受手段13,14によ
って上下可動に支受し、鉛直方向に1Hz以上、特に3
〜50Hzの振動をかけながら水熱合成を行うようにす
ることが好適である。
【0026】さらに、上記水熱合成によって得られた可
撓性基板6−圧電結晶薄膜7積層体の表面を封孔処理し
てもよい(特願平8−277826号公報)。上記封孔
処理は、(a)樹脂、セラミック等の絶縁材料を用いて
圧電結晶薄膜7の多孔質部分およびピンホールを絶縁物
で埋める方法、(b)上記積層体を高温酸化性雰囲気下
に置き、圧電結晶薄膜7による被覆がされていないかあ
るいは被覆が不充分なピンホール部分に、絶縁性酸化物
皮膜を形成する方法、のいずれかの方法により行うこと
ができる。この封孔処理により、得られる圧電素子1の
性能を向上させることができる。
【0027】上記封孔処理に使用する絶縁材料またはそ
の前駆材料は、有機系、無機系のいずれでもよい。有機
系材料としては、例えば塩化ビニル,ポリエチレン,ポ
リプロピレン,ポリエステル,ポリカーボネート,ポリ
アミド,ポリイミド,エポキシ樹脂,フェノール樹脂,
尿素樹脂,アクリル樹脂,ポリアセタール,ポリサルフ
ォン,液晶ポリマー,PEEK(ポリエーテルエーテル
ケトン)等があげられる。また、無機系材料としては、
例えばアルミナ,ジルコニア,シリカ,チタニア等の材
料をベースにしたセラミックコーティング材料、金属ア
ルコキシドやポリシラザン等のセラミック前駆体等があ
げられる。
【0028】このようにして、可撓性基板6の両面全体
に圧電結晶薄膜7を形成したのち、図1および図2に示
すように、その両面に、上記電極層8を形成することに
より、圧電素子1を得ることができる。
【0029】上記電極層8の形成は、Al、Ni、P
t、Au、Ag、Cu等の導電材料を、上記圧電結晶薄
膜7の表面に堆積させるか、これを被覆することによっ
て行われる。その方法は、特に限定するものではなく、
例えば導電ペーストの塗布、無電解メッキ法、スパッタ
リング法、化学蒸着法等を用いることができる。そし
て、上記電極層8の厚みは、通常、1μm以下、特に
0.1μm以下に設定することが好適である。
【0030】このようにして得られた圧電素子1の両面
に、圧電素子1の電極層8と上記電極フィルム5の電極
部51とが接するようにして、電極フィルム5がラミネ
ートされ、分布センサを得ることができる。
【0031】このようにして得られた分布センサは、圧
力,力,荷重等の分布を測定することを目的として、対
象となる物体の表面に取り付けられる。あるいは、物体
の内部に埋め込まれる。そして、圧電素子1が感知する
圧力等を検知することにより、圧力等の分布を測定する
ことができる。したがって、上記分布センサは、スポー
ツシューズや自動車の座席シートの設計関連、工作機
械、製造システム、物流システム等に使用される。
【0032】また、上記分布センサは、従来の焼結PZ
Tを用いた圧電式センサおよび歪みゲージ式センサと比
較すると、増幅器が不要となるため、製造工程が短く、
低コストが可能となり、さらに、厚みが薄くなるため、
高密度化(1素子の小型化)に対応しやすく、高密度か
つ高感度な測定が可能となる。また、従来の感圧導電ゴ
ム式センサと比較すると、ゴムの変形を利用したセンサ
ではないため、リニア精度に優れ、繰り返し使用により
性能が変化しない。また、従来の発色剤式センサと異な
り、繰り返し使用することができる。
【0033】さらに、上記分布センサは、圧電素子81
(図16参照)を1素子ずつ電極フィルム62(図16
参照)上に並べて製造するものではなく、1枚の圧電素
子1を2枚の電極フィルム5で挟むようにラミネートし
て製造するものであるため、製造が簡単で、製造コスト
が低くなる。
【0034】なお、圧電素子1は、電極層8を上記縦3
列・横3列のマトリックス状に配設したものに限らず、
複数個の電極層8をどのように配設してもよい。また、
分布センサ(圧電素子1および電極フィルム5)は、ど
のような曲面であってもよい。例えば、分布センサを、
ロボットハンド表面の曲面に沿う形状にしてもよい。
【0035】また、上記の例では、圧電素子1を、バイ
モルフ型薄膜ピエゾによって構成しているが、これに限
らず、ユニモルフ型であっても差し支えない。
【0036】そして、上記圧電素子1の形成方法は、水
熱合成法に限らず、どのような方法によっても差し支え
ないが、1μm以上の均一な圧電結晶膜を形成するに
は、上記の例のように、特開平9−217178号公報
および特開平9−278436号公報に開示されている
ような水熱合成法を用いることが最適である。そして、
なかでも、水熱合成時に、オートクレーブ10への鉛直
方向の振動を、3〜50Hzの範囲内でかけ、金属塩
(硝酸鉛、オキシ塩化ジルコニウム、四塩化チタン)お
よびアルカリ(水酸化カリウム)の混合水溶液中の各々
の濃度を下記のように設定することにより圧電素子1を
得ることが、優れたセンサ性能を得る上で、好適であ
る。
【0037】 〔水熱合成時の金属塩、アルカリの好適濃度〕 硝酸鉛 0.1 〜1.0mol/リットル オキシ塩化ジルコニウム 0.05〜2.0mol/リットル 四塩化チタン 0 〜0.5mol/リットル 水酸化カリウム 2.5 〜8.0mol/リットル
【0038】図4は、本発明の分布センサの他の実施の
形態を示している。この実施の形態では、分布センサ
は、圧電素子1が支持部材によって持ち上げ保持されて
いる。すなわち、この分布センサは、上記一実施の形態
の分布センサにおける1素子の圧電素子に相当する部分
2が、電極フィルム(図示せず)を介して、それぞれそ
の裏面の四隅に設けられた支持スペーサ3によって、下
地基材4上に、所定厚みだけ持ち上げ保持された構成に
なっている。それ以外の部分は、上記一実施の形態と同
様であり、同様の部分には同じ符号を付している。な
お、図4では、1素子の圧電素子に相当する部分2の積
層構造および端子等を省略している。
【0039】上記支持スペーサ3および下地基材4は、
樹脂、熱可塑性エラストマー(TPE)、ゴム、金属、
無機材料等、ある程度強度を有するものであればどのよ
うな材質であっても差し支えない。そして、その成形方
法も、単に下地基材4と支持スペーサ3とを接着させる
方法だけでなく、材質に応じて適宜の方法を採用するこ
とができる。
【0040】例えば、樹脂やTPE、ゴムを用いる場
合、プレス成形やトランスファー成形、インジェクショ
ン成形等によって、上記支持スペーサ3と下地基材4を
一体的に成形することができる。
【0041】また、下地基材4上の、支持スペーサ3を
形成する予定部分に、レジストを塗工して硬化させるこ
とにより、支持スペーサ3を形成することができる。あ
るいは、下地基材4と銅箔を積層した積層体を準備し、
銅箔の不用部分を溶剤等によってエッチング除去するこ
とにより、銅箔残部を支持スペーサ3とすることができ
る。
【0042】上記支持スペーサ3および下地基材4から
なる支持部材と、上記圧電素子1との一体化は、通常、
上記支持スペーサ3の上面と上記電極フィルム5の下面
を、接着剤を介して接合することによって行われる。
【0043】なお、上記支持スペーサ3の厚み(下地基
材4から圧電素子1を持ち上げ保持する高さ)Tは、
0.1〜20mmに設定することが好ましい。すなわ
ち、支持スペーサ3の厚みTが0.1mmより小さい
と、圧電素子1を持ち上げ保持する効果が小さく、測定
範囲が小さくなり、逆に、支持スペーサ3の厚みTが2
0mmより大きいと、形状が薄型にならず、実用的でな
いからである。
【0044】このようにして得られた分布センサは、圧
電素子1が、支持スペーサ3によって0.1〜20mm
の厚み分だけ持ち上げ保持されているため、感知面が柔
軟で対象物品の表面を損傷しないだけでなく、圧力変化
に対し優れた感度と応答性を発揮する。また、圧電素子
1と支持スペーサ3と下地基材4とは一体で製造するこ
とができるため、高密度化(1素子の小型化)に対応し
やすく、高密度かつ高感度な測定が可能となる。さら
に、上記一実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0045】また、圧電素子1を持ち上げ保持する支持
部材の形態も、上記の例に限らず、種々の形態に設定す
ることができる。例えば、支持スペーサ3によって、1
素子の圧電素子に相当する部分2の裏面を、四隅で支持
するのではなく、図5に示すように、下地基材4上に、
左右2本の帯状の支持スペーサ3aを設け、1素子の圧
電素子に相当する部分2(図4参照)の左右両端部を支
持するようにしてもよい。
【0046】また、図6に示すように、下地基材4上の
周縁部全体に、環状に支持スペーサ3cを設け、1素子
の圧電素子に相当する部分2(図4参照)の周縁部全体
を支持するようにしてもよい。
【0047】そして、様々な形状の対象物品、センサ設
置空間に合わせて、1素子の圧電素子に相当する部分2
を適宜の形状にすることができ、その形状に合わせて、
支持部材の形状も適宜変更することができる。例えば、
図7に示すように、三角形状をした1素子の圧電素子に
相当する部分2′(図7では積層構造および端子等を省
略している)に対しては、その三つの角部を支持スペー
サ3dで支持するとともに、下地基材4の形状も、それ
に合わせて三角形状にすることができる。もちろん、図
8に示すように、その周縁部全体を、環状スペーサ3e
で支持することもできる。
【0048】また、図9に示すように、円形状をした1
素子の圧電素子に相当する部分2″(図9では積層構造
および端子等を省略している)に対しては、円環状スペ
ーサ3fで支持することもできる。
【0049】さらに、上記一連の支持スペーサ3等を用
いるのに代えて、図10に示すように、1素子の圧電素
子に相当する部分2(図10では積層構造および端子等
を省略している)を、ゴム,TPE,ゲル,発泡体等の
弾性材で構成された弾性体30で全面的に支持するよう
にしてもよい。その場合、下地基材4はあってもなくて
もよい。そして、上記弾性体30は、1素子の圧電素子
に相当する部分2の変形にできるだけ追従するものであ
ることが好ましく、そのためには、貯蔵弾性率(動的粘
弾性測定法により測定)が1.0×105 〜1.0×1
10dyn/cm2 の高分子シートを用いることが好適
である。ただし、その厚みは、上記一連の支持スペーサ
3等と同様、0.1〜20mmに設定する必要があり、
より好ましくは0.5〜20mmである。
【0050】また、本発明において、センサの出力をよ
り安定化させるために、例えば図11に示すような、下
面中央に凸部31が形成された凸カバー32を、図12
に示すように、1素子の圧電素子に相当する部分2の上
に、電極フィルム(図示せず)を介して、重ねて一体化
することができる。このようにすると、支持スペーサ3
等によって中央部が空隙となるよう支持された構造のセ
ンサ(図4等参照)、あるいは全体が柔軟な弾性体30
で支持された構造のセンサ(図10参照)に対し、上方
から荷重がかかった場合に、上記凸部31で集中的に1
素子の圧電素子に相当する部分2を押圧することができ
るため、より大きく、しかも偏りなく1素子の圧電素子
に相当する部分2が変位する。
【0051】上記凸カバー32において、凸部31は、
1素子の圧電素子に相当する部分2と上記電極フィルム
(図示せず)を介して接触もしくは接着すれば足りるの
であり、その形状は、球状、半球状、直方体状等、どの
ような形状であっても差し支えはない。また、寸法も、
1素子の圧電素子に相当する部分2を押圧する際、これ
をスムーズに押すことができれば、どのような寸法であ
っても差し支えはない。そして、上記凸カバー32は、
下地基材4と支持スペーサ3からなる支持部材を製造す
る方法と同様にして製造することができる。
【0052】この場合も、圧電素子1と支持スペーサ3
と下地基材4と凸カバー32とは一体で製造することが
できるため、高密度化(1素子の小型化)に対応しやす
く、高密度かつ高感度な測定が可能となる。さらに、上
記一実施の形態と同様の作用・効果を奏する。
【0053】なお、上記図4〜図10に示す支持部材
は、一枚のシート状のように一体に形成されることが好
ましい。すなわち、一枚の広い下地基材4上に、1素子
の圧電素子に相当する部分2それぞれに当接する配置で
支持スペーサ3または弾性体30が形成されていること
が好ましい。また、上記凸カバー32も、一枚のシート
状に形成されることが好ましい。すなわち、一枚の広い
凸カバー32の下面に、1素子の圧電素子に相当する部
分2それぞれの中央部に当接する配置で凸部31が形成
されていることが好ましい。その一例を図13に示す。
【0054】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0055】
【実施例1】実施例1の分布センサは、図14に示す圧
電素子61と電極フィルム62とを備えており、つぎの
ようにして製造された。すなわち、まず、硝酸鉛120
mmol、オキシ塩化ジルコニウム58.3mmolお
よび水酸化カリウム1642mmolを水に溶解した溶
液360ミリリットルを、テフロン内張りオートクレー
ブ容器内に入れた。また、厚み50μmのチタン箔(可
撓性基板)63を、一辺の長さ30mmの正方形状に切
断し、洗浄,乾燥したのち、上記オートクレーブ内に装
入して密閉した。そして、オイル(シリコーンオイル)
バス中で、加圧下で約150℃で約48時間、鉛直方向
に30Hzの振動を加えて水熱合成処理を行うことによ
り、チタン箔63の両面に、それぞれ厚み5μmのチタ
ン酸ジルコン酸鉛(PZT)の結晶層(圧電結晶薄膜)
64を形成し、薄膜ピエゾセラミックスを得た。そし
て、スパッタ蒸着により、上記PZT層の表面に、厚み
100Å,一辺の長さ6mmの正方形状の白金電極層6
5を縦3列・横3列のマトリックス状に配設することに
より、圧電素子61を得た。この状態において、上記電
極層65は互いに接していない。
【0056】一方、絶縁フィルム66の表面に、上記各
電極層65に接するように一辺の長さ6mmの正方形状
の電極部67を形成し、さらに、各電極部67から延び
るように端子部(図示せず)を形成することにより、電
極フィルム62を得る。この状態において、電極部67
および各電極部67から延びる端子部は、互いに接して
いない。このような電極フィルム62を2枚製造する。
なお、上記電極部67および端子部は銅箔からなり、そ
の厚みは18μmであり、電極フィルム62の材質はポ
リエチレンテレフタレート樹脂(PET)で、その厚み
は25μmである。
【0057】そして、一方の電極フィルム62の表面の
うち電極部67以外の部分に接着剤を塗布し、この上に
上記圧電素子61を載せる。さらに、他方の電極フィル
ム62の表面のうち電極部67以外の部分に接着剤を塗
布し、これを上記圧電素子61の上に載せる。このと
き、圧電素子61の電極層65と電極フィルム62の電
極部67とが接するようにする。そののち、上下方向か
ら圧力をかけ、圧電素子61と電極フィルム62とを密
着させることにより、圧電積層体60を得た。なお、電
極フィルム62の表面に形成される接着剤層はアクリル
系ポリマーで形成されており、その厚みは5μmであ
る。
【0058】一方、支持部材(下地基材および支持スペ
ーサ)をつぎのようにして製造した。すなわち、材料と
してポリカーボネート樹脂(PC)を用い、インジェク
ション成形により、支持部材を一体成形した。この支持
部材は、1素子の圧電素子に相当する部分の裏面を、四
隅で支持するように成形されている。
【0059】さらに、凸カバーを上記支持部材と同様に
して一体成形した。この凸カバーは、1素子の圧電素子
に相当する部分の表面の中央部に凸部が位置するように
成形されている。そして、上記圧電積層体60と支持部
材と凸カバーとを接合することにより、実施例1の分布
センサを得た。
【0060】
【実施例2】実施例2の分布センサは、図15に示す圧
電素子71と上記電極フィルム62と樹脂フィルム68
とを備えており、つぎのようにして製造された。すなわ
ち、実施例1と同様にして薄膜ピエゾセラミックスを
得、その片面のチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)の結晶
層(圧電結晶薄膜)64を削り落とし、他方の片面のP
ZT層の表面に、実施例1と同様の白金電極層65を配
設することにより、圧電素子71を得た。そして、この
圧電素子71を、白金電極層65側を上記電極フィルム
62で、チタン箔63側を樹脂フィルム68で密着させ
ることにより、圧電積層体70を得、さらに、この圧電
積層体70と上記支持部材と上記凸カバーとを接合する
ことにより、実施例2の分布センサを得た。
【0061】
【比較例1】比較例1の分布センサは、図16に示す圧
電素子81と上記電極フィルム62とを備えており、つ
ぎのようにして製造された。すなわち、実施例1におい
て、チタン箔(可撓性基板)83を厚み50μm,一辺
の長さ10mmの正方形状とし、1素子が一辺の長さ1
0mmの正方形状である圧電素子81を9素子得る。そ
して、これら圧電素子81を上記電極フィルム62の各
電極部67上に1素子ずつ並べたのち、他方の電極フィ
ルム62で密着させることにより、圧電積層体80を
得、さらに、この圧電積層体80と上記支持部材と上記
凸カバーとを接合することにより、比較例1の分布セン
サを得た。
【0062】これらの実施例1,2および比較例1の分
布センサに対し、図17に示すように、1素子の圧電素
子81またはそれに相当する部分(図17では積層構造
および端子等を省略している)91それぞれの中央部に
向かって、5cm上方から直径10.0mmの剛球90
を落下させることにより衝撃荷重を加え、A/D変換器
により出力電圧を測定した(測定値は10回の平均
値)。そして、各圧電素子81またはそれに相当する部
分91からのピーク出力電圧の平均値を算出した。
【0063】その結果、上記平均値が10mV以上かつ
すべての1素子の圧電素子で規則性のある波形(図18
参照)を示すセンサを○と判定した。また、作業性につ
いては、対象物体への取り付け時間が短時間である場合
を○、長時間である場合を×と判定した。また、利便性
については、端子の数から判断して、端子の数が少なく
なる場合を○、従来と同じ数である場合を△と判定し
た。また、製造コストについては、製造時間から判断し
て、製造時間が短くて済む場合を○、少し時間がかかる
場合を△、大幅に時間がかかる場合を×と判定した。さ
らに、総合判定として、センサ特性が○で、なおかつ、
その他の特性のうち2つ以上が○のものを○、それ以外
のものを×と判定した。その結果を下記の表1に併せて
示す。
【0064】
【表1】
【0065】上記表1より、センサ性能は、実施例1と
比較例1の分布センサ品とではほとんど変わらないこと
ががわかる。また、実施例2は、若干出力が小さいが、
センサ性能としてはほとんど問題ないレベルである。
【0066】また、上記実施例2の分布センサでは、端
子を少なくすることができるため、より高集積化するこ
とができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明の分布センサによ
れば、圧力,力,荷重等の分布を測定しようとする物体
の表面に、面として取り付けたり、物体の内部に埋め込
んだりして、簡単に、高密度かつ高感度で圧力,力,荷
重等の分布測定を行うことができる。しかも、上記分布
センサの全体としての圧電素子は、複数の小さい圧電素
子を並べたものと同等であるため、分布センサの製造が
簡単で、製造コストが低くなる。
【0068】また、本発明において、上記圧電素子の裏
面側に、支持部材が設けられており、上記支持部材によ
って圧電素子が持ち上げ保持されている場合には、感知
面が柔軟で対象物品の表面を損傷しないだけでなく、圧
力変化に対し優れた感度と応答性を発揮する。そのなか
でも特に、上記圧電素子の表面側に、一枚のシート状カ
バーが設けられ、上記カバー下面に、持ち上げ保持され
た圧電素子の表面を部分的に押圧しうる凸部が所定間隔
で突設されている場合には、上記凸部で集中的に1素子
の圧電素子を押圧することができるため、より大きく、
しかも偏りなく1素子の圧電素子が変位し、センサ出力
がより安定化する。
【0069】また、本発明において、上記圧電結晶薄膜
として鉛を含有する複合酸化物薄膜を用いた分布セン
サ、そして、上記圧電結晶薄膜を水熱合成によって形成
した分布センサは、特に優れた性能を備えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分布センサの一実施例を示す分解斜視
図である。
【図2】上記実施例に用いる圧電素子の説明図である。
【図3】上記実施例に用いる圧電素子の製法の説明図で
ある。
【図4】本発明の分布センサの他の実施例を示す斜視図
である。
【図5】上記支持部材の変形例の説明図である。
【図6】上記支持部材の変形例の説明図である。
【図7】上記支持部材の変形例の説明図である。
【図8】上記支持部材の変形例の説明図である。
【図9】上記支持部材の変形例の説明図である。
【図10】上記支持部材の変形例の説明図である。
【図11】本発明に用いられる凸カバーの説明図であ
る。
【図12】上記凸カバーを取り付けた状態を示す説明図
である。
【図13】上記凸カバーを取り付けた状態を示す説明図
である。
【図14】実施例における圧電積層体を示す説明図であ
る。
【図15】実施例における圧電積層体を示す説明図であ
る。
【図16】比較例における圧電積層体を示す説明図であ
る。
【図17】実施例および比較例におけるセンサの出力電
圧測定法を示す説明図である。
【図18】実施例および比較例における出力電圧波形を
示す線図である。
【符号の説明】 1 圧電素子 5 電極フィルム 8 電極層 51 電極部 52 端子部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日比野 真吾 愛知県小牧市大字北外山字哥津3600番地 東海ゴム工業株式会社内 Fターム(参考) 2F051 AA01 AA21 AB08 BA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の可撓性基板の片面もしくは両
    面に沿って圧電結晶薄膜が形成され、この圧電結晶薄膜
    に電極が複数個、任意の配置で取り付けられてなる圧電
    素子と、この圧電素子の各電極に接する電極部とそこか
    ら延びる端子部とが互いに接しないよう形成された電極
    フィルムとを備え、上記圧電素子と電極フィルムとが積
    層一体化されて全体が一枚のシート状になっていること
    を特徴とする分布センサ。
  2. 【請求項2】 上記圧電素子の裏面側に、支持部材が設
    けられており、上記支持部材によって圧電素子が持ち上
    げ保持されている請求項1記載の分布センサ。
  3. 【請求項3】 上記支持部材が、下地基材と、この下地
    基材上に設けられ上記圧電素子裏面を部分的に支持する
    支持スペーサとで構成されている請求項2記載の分布セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 上記支持部材が、上記圧電素子裏面全面
    に貼着される弾性体で構成されている請求項2記載の分
    布センサ。
  5. 【請求項5】 上記圧電素子の表面側に、一枚のシート
    状カバーが設けられており、上記カバー下面には、持ち
    上げ保持された圧電素子の表面を部分的に押圧しうる凸
    部が所定間隔で突設されている請求項2〜4のいずれか
    一項に記載の分布センサ。
  6. 【請求項6】 上記圧電結晶薄膜が鉛を含有する複合酸
    化物薄膜である請求項1〜5のいずれか一項に記載の分
    布センサ。
  7. 【請求項7】 上記圧電結晶薄膜が水熱合成によって形
    成されたものである請求項1〜6のいずれか一項に記載
    の分布センサ。
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