JP2000337454A - ギヤ機構及び画像形成装置 - Google Patents

ギヤ機構及び画像形成装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 互いに噛み合ったギヤ系列において目的
ギヤの回転を安定させること。 【解決手段】 互いに噛み合ったギヤ系列において、
各噛合い点での噛合い周波数の位相が1/n(nはギヤ
系列における噛合い点の数)ピッチずつずれるようなギ
ヤ配置にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、目的ギヤの回転ム
ラを抑制するように複数ギヤが組み合わされたギヤ機構
及びそのギヤ機構を駆動ユニットに使用した画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置においてモータの回
転を感光体ドラムに伝達するための駆動ユニットとして
ギヤ機構が使われている。ギヤ機構は、モータの駆動軸
に固定した原動ギヤに1つ又は複数のアイドラギヤを噛
み合わせ、さらにアイドラギヤに目的ギヤ(例えば感光
体ドラムの回転軸に固定したギヤ)を噛み合わせること
で、モータの回転を原動ギヤから目的ギヤに伝達する。
【0003】ギヤ機構を構成している原動ギヤ、アイド
ラギヤ、目的ギヤはそれぞれ固有のギヤ精度を有してい
る。これらのギヤが順次噛み合って形成されるギヤ系列
では、ギヤとギヤとの接点(以下、「噛合い点」と呼
ぶ)において双方のギヤ精度に依存した回転ムラが発生
する。これまでは、回転ムラを抑制する為のギヤ配置に
ついては配慮されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、原動ギヤから
目的ギヤに至るまでの間の噛合い点が増えると、各噛合
い点で発生した回転ムラが複数重なるので、目的となる
感光体ドラムに不均一な回転ムラが生じて画質を低下さ
せる可能性があった。
【0005】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたもので、互いに噛み合ったギヤ系列において各噛合
い点での噛合い周波数の位相を最適化することにより、
目的ギヤの回転を安定化させるギヤ機構及びそのギヤ機
構を用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに噛み合
ったギヤ系列において、各噛合い点での噛合い周波数の
位相が1/n(nはギヤ系列における噛合い点の数)ピ
ッチずつずれるようなギヤ配置にした。
【0007】これにより、原動ギヤと目的ギヤとの間に
複数のギヤが介在する場合でも、目的ギヤで生じる回転
ムラを大幅に抑制できる。
【0008】また、上記ギヤ配置を有するギヤ機構を、
画像形成装置の感光体ドラムの駆動ユニットに使用する
ことにより、感光体ドラムの回転ムラを抑制することが
できるので、画質の向上を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、複数のギ
ヤが互いに噛合ったギヤ系列において原動ギヤから目的
ギヤに至るまでの各噛合い点で生じる噛合い周波数の位
相を前記目的ギヤの回転ムラが抑制されるように最適化
したギヤ機構である。
【0010】この構成によれば、原動ギヤから目的ギヤ
に至るまでの各噛合い点で生じる噛合い周波数の位相を
最適化することにより、目的ギヤの回転ムラを抑制する
ことができるので目的ギヤの回転を安定させることがで
きる。
【0011】本発明の第2の態様は、第1の態様のギヤ
機構において、原動ギヤから目的ギヤまで噛合い点n個
を有するギヤで構成された同一の噛合い周波数を有する
ギヤ系列において、原動ギヤ噛合い点の噛合い周波数位
相を0とした場合、−(n−1)/n〜0〜(n−1)
の範囲で0に対し1/nピッチの数値で構成された数列
をA(n)とし、A(n)の中で0を含む連続n個の数
列をB(n)(B(n)は複数個存在する)として、n
個の噛合い点の位相を数列B(n)より1個づつ選択し
た。
【0012】この構成によれば、目的ギヤでの回転ムラ
が最小の条件となり目的ギヤの回転を安定させることが
できる。
【0013】本発明の第3の態様は、第1の態様のギヤ
機構において、各噛合い点で噛合い周波数の位相が1/
n(nは原動ギヤから目的ギヤに至るまでに存在する噛
合い点の数)づつずれるように、前記原動ギヤから前記
目的ギヤまでの各ギヤのギヤ配置を設定した。
【0014】この構成によれば、各噛合い点で噛合い周
波数の位相を1/n(nは原動ギヤから目的ギヤに至る
までに存在する噛合い点の数)づつずらすことにより、
目的ギヤに至るまでに生じた回転ムラの成分を、目的ギ
ヤの噛合い点で生じる回転ムラ成分で打ち消すことが出
来るので、目的ギヤの回転ムラの振幅を極めて小さな値
に抑えることができる。
【0015】本発明の第4の態様は、第1、2、3の態
様のギヤ機構において、互いに噛合った連続する3つの
ギヤのギヤ配置は、下式に基づいて設定するものであ
る。
【0016】θ=P×(N+0.5+1/n) θ:ギヤ配置 P:中間に位置するギヤの1歯あたりのピッチ角 N:中間に位置するギヤの2つの噛合い点間の歯数 n:原動ギヤから目的ギヤに至るまでの噛合い点の数 上式にしたがってギヤ配置を設定することにより、各噛
合い点で噛合い周波数の位相が1/nづつずれるように
ギヤが配置される。
【0017】本発明の第5の態様は、第1、2、3、4
の態様のギヤ機構において、原動ギヤから目的ギヤに至
る全ギヤ系列を2つ又は3つの噛合い点を有する複数の
ギヤ系列に分割し、個々のギヤ系列について噛合い周波
数の位相を最適化するギヤ配置を設定した。
【0018】この構成によれば、噛合い点が2つ又は3
つの小さなギヤ系列内でそれぞれ回転ムラを抑制するの
で、回転ムラが幾つも重なって大きな回転ムラが生じる
前の小さな段階で回転ムラを抑制できる。
【0019】本発明の第6の態様は、第1から第5のギ
ヤ機構を、感光体ドラムを駆動する駆動ユニットに用い
て画像形成装置を構成する。
【0020】この構成によれば、目的ギヤを感光体ドラ
ムにすることにより、感光体ドラムの回転を安定させる
ことができるので、形成される画質の向上を図ることが
できる。
【0021】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して具体的に説明する。
【0022】(実施の形態1)実施の形態1に係るギヤ
機構は、3つのギヤを組合わせたギヤ機構である。図1
を参照して本実施の形態のギヤ機構について説明する。
図1において、Aは原動ギヤ、Bはアイドラギヤ、Cは
目的ギヤである。
【0023】本実施の形態のギヤ機構は、原動ギヤAと
アイドラギヤBとの噛合い点で生じる回転ムラ成分を、
アイドラギヤBと目的ギヤCとの噛合い点で生じる回転
ムラ成分によって打ち消すように、ギヤ配置(θ)を設
定している。
【0024】具体的には、ギヤ配置(θ)が(式1)を
満足するようにギヤA−B−Cの配置を設定する。
【0025】 θ=P×(N+0.5+1/n) (式1) P:アイドラギヤBの1歯のピッチ角 N:アイドラギヤBの2つの噛合い点の間に存在する歯
数 n:ギヤ系列A−B−Cに存在する噛合い点の数(n=
2) ここで、以上のようなギヤ配置(θ)とすることにより
目的ギヤCに生じる回転ムラを効果的に抑制できること
について以下に説明する。
【0026】一般的にギヤの精度は、噛合い精度の測定
データから明らかなように、1回転に歯数分のピークが
現われることから、全噛合いのうねりを除けば、正弦波
形で表すことができる。
【0027】いま、原動ギヤAの精度がa、アイドラギ
ヤBの精度がbとすれば、ギヤAB間の噛合い点には、
精度a,bに依存した回転ムラが生じることになる。図
2にギヤAB間の噛合い点で生じるアイドラギヤBの回
転ムラの正弦波形(イ)を示す。一方、目的ギヤCの精
度がcとすれば、精度b、cに依存した(ギヤBの回転
ムラは含まない)回転ムラは図3に示すような正弦波形
(ロ)となる。そして、現実にギヤBC間の噛合い点で
生じて目的ギヤCに及ぼされるる回転ムラ成分は、正弦
波形(イ)と正弦波形(ロ)とを合成した波形(ハ)と
なる。以下、ギヤ間の噛合い点で生じる回転ムラの周波
数成分を噛合い周波数と呼ぶ。
【0028】上記合成波形(ハ)のピークが等間隔で並
ばないときに不均一な回転ムラによる画質の低下が起き
る。本発明は、ギヤAB間の噛合い点とギヤBC間の噛
合い点の噛合い周波数の位相を最適化することにより、
目的ギヤCの回転ムラを小さくするものである。
【0029】図9(a)〜(e)に、2つの噛合い点に
ついて、噛合い周波数の位相を少しずつ変えて合成波形
(ハ)の振幅が変化する様子をシュミレーションしたサ
ンプルを示す。オフセット(位相シフト量)を0.5
(同図(e))に近づけるのにしたがって合成波形
(ハ)の振幅が小さくなっていることがわかる。オフセ
ット=0.5のサンプルでは、目的ギヤCの回転ムラに
相当する合成波形(ハ)はほぼ完全に消えている。
【0030】したがって、本実施の形態のように3つの
ギヤからなるギヤ系列では噛合い点n=2なので、上記
(式1)において1/n=0.5となり、図9のシュミ
レーション通り噛合い周波数の位相は最適化される。噛
合い周波数の位相はギヤ配置θを変えることによりシフ
トするので、上記(式1)で定義されるギヤ配置θに変
えることで噛合い周波数の位相は最適化されることにな
る。図4に1/n=0.5とした場合の具体的なギヤ配
置を示す。
【0031】(実施の形態2)実施の形態2に係るギヤ
機構は、4つのギヤを組合わせたギヤ機構である。図5
を参照して本実施の形態のギヤ機構について説明する。
図5において、Aは原動ギヤ、B、Cはアイドラギヤ、
Dは目的ギヤである。
【0032】本実施の形態のギヤ機構は、目的ギヤDに
生じる回転ムラを最も効率よく抑制するように、ギヤ配
置θABC、θBCDを設定している。
【0033】具体的には、ギヤ配置θABCが(式2)を
満足するようにギヤA−B−Cの配置を設定し、ギヤ配
置θBCDが(式3)を満足するようにギヤB−C−Dの
配置を設定している。
【0034】 θABC=Pb×(Nb+0.5+1/n) (式
2) θBCD=Pc×(Nc+0.5+1/n) (式
3) Pb:アイドラギヤBの1歯のピッチ角 Pc:アイドラギヤCの1歯のピッチ角 Nb:アイドラギヤBの2つの噛合い点の間に存在する
歯数 Nc:アイドラギヤCの2つの噛合い点の間に存在する
歯数 n:ギヤ系列A−B−C−Dに存在する噛合い点の数
(n=3) ここで、目的ギヤDの回転ムラは、ギヤ系列A−B−C
−Dに存在する3つの噛合い点に生じる回転ムラの正弦
波形の合計で決まる。本発明は、上記ギヤ配置とするこ
とで、ギヤAB間の噛合い点とギヤBC間の噛合い点と
における回転ムの合成波形を、ギヤCD間の噛合い点に
おける回転ムラの正弦波形で打ち消すようにしたもので
ある。
【0035】図6に示すように、正弦波形S1と、正弦
波形S1から位相を0.333ずらした正弦波形S2と
の合成波形S3はS1、S2と同じ振幅となり、位相は
0.333/2となる。3つの正弦波形の合計を振幅ゼ
ロとするためには、上記位相0.333/2の合成波形
S3を反転させた波形S4をたせば良いことが判る。合
成波形S3を反転させた波形S4は合成波形S3の位相
を0.5だけシフトさせた波形であるので、反転波形S
4の位相は、0.333/2+0.5=0.666であ
る。このことは、基準となる正弦波形S1の位相を0、
0.333、0.666とずらした3つの正弦波形S
1、S2、S4の合計の振幅がゼロになることを意味す
る。図10(a)に正弦波形Aの位相を0、0.33
3、0.666とずらした3つの正弦波形S1、S2、
S3の合計の振幅がゼロになるシュミレーション結果を
示す。
【0036】実際のギヤ系列A−B−C−Dのギヤ配置
を考える。ギヤ歯数により決まる1歯のピッチ角をPb
とすれば、P×(N+0.5)の配置で位相が0なの
で、2個目のギヤCは θABC=Pb×(Nb+0.5+0.333) =Pb×(Nb+0.833) のギヤ配置とする。
【0037】3個目のギヤDは、0.333位相のずれ
たギヤCに対しさらに0.333位相を変えるので、 θBCD=Pc×(Nc+0.5+0.333) =Pc×(Nc+0.833) のギヤ配置とする。
【0038】このようなギヤ配置とすれば目的ギヤDの
回転は安定することになる。
【0039】図7に実際のギヤ系列A−B−C−Dにつ
いて上記(式2、式3)に基づいてギヤ配置θABC θ
BCDを設定した例を示す。同図において、ギヤAB間の
噛合い点に対するギヤBC間の噛合い点の位相は、θ
ABCの設定により、0.333変化する。また、ギヤC
D間の噛合い点の位相はθBCDによりギヤBC間の噛合
い点に対し相対的に0.333変化するのでギヤAB間
の噛合い点に対して0.666変化する。
【0040】以上の設定で各噛合い点の噛合い周波数の
位相差はAB噛合い点=0、BC噛合い点=0.33
3、CD噛合い点=0.666となる。したがって、n
=3の場合の噛合い周波数に同期した回転ムラの合計は
最小値となるので、ギヤDの回転は安定する。
【0041】以上の説明では、噛合い点が2点又は3点
のギヤ系列の場合であるが、噛合い点が4点以上の場合
にも同様に考えることができる。例えば、図10(b)
には噛合い点がn=5のギヤ系列のシュミレーション結
果を示している。オフセットを1/5ずつずらした場合
に合成波形の振幅がゼロになっていることがわかる。
【0042】(実施の形態3)次に、本発明のギヤ機構
を画像形成装置において感光体ドラム(OPC)の駆動
ユニットに使用した実施の形態について説明する。
【0043】図8に画像形成装置における感光体ドラム
(OPC)の駆動ユニット部分のギヤ配置を示してい
る。同図に示す駆動ユニットは、ギヤG1(モータ)−
ギヤG2−ギヤG34−ギヤG5−ギヤG67−ギヤG
8−ギヤG9(OPC)−ギヤ10(DEV)の順番で
噛み合ったギヤで構成されている。このギヤ機構におい
てギヤG9(OPC)の回転を安定させるギヤ配置を実
現する。そのために、ギヤ配置(θ2、θ5、θ8)
を、(式4)に基づいて設定する。
【0044】 θ=P×(N+0.5+1/n) (式4) ギヤG1(モータ)からギヤG9(OPC)までの間を
複数のギヤ系列に分割して複数のギヤ系列として扱う場
合である。この場合、例えば3つ又は4つの連続するギ
ヤを1つのギヤ系列として噛み合い点数を定め、各ギヤ
系列で独立にギヤ配置を設定する。本実施の形態では、
G1−G2−G3のギヤ系列に基づいてギヤ配置θ2を
決め、G4−G5−G6のギヤ系列の基づいてギヤ配置
θ5を決め、さらにG7−G8−G9のギヤ系列に基づ
いてギヤ配置θ8を決めるものとする。
【0045】以上のようなギヤ配置による駆動ユニット
では、ギヤG1に噛み合うギヤG2はギヤ精度により回
転ムラが悪化するが、ギヤG3はギヤ配置θ2の設定に
より噛合い周波数の位相を最適化することで回転ムラが
最小限に抑えられる。
【0046】以下同様に、ギヤG6はθ5の設定により
最適化され、ギヤG9はθ8の設定により最適化され
る。
【0047】このようにして、最終的に目的ギヤとなる
ギヤG9(OPC)の回転を安定化することができる。
【0048】以上のようなギヤ配置に設定されたギヤ機
構を有する駆動ユニットにより感光体ドラムを回転させ
ることにより、感光体ドラムの回転を安定させることが
でき画質の改善を図ることができる。
【0049】また、噛合い点が2つ又は3つの小さなギ
ヤ系列内でそれぞれ回転ムラを抑制するので、回転ムラ
が幾つも重なって大きな回転ムラが生じる前の小さな段
階で回転ムラを抑制できる。
【0050】なお、実施の形態3では本発明のギヤ機構
を感光体ドラムの駆動ユニットに適用する場合に付いて
説明したが、任意のギヤを目的ギヤに選ぶことが出来
る。また、本発明は画像形成装置以外の装置のギヤ機構
にも適用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、互
いに噛み合ったギヤ系列において各噛合い点での噛合い
周波数の位相を最適化することにより、目的ギヤの回転
を安定化させるギヤ機構及びそのギヤ機構を用いた画像
形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるギヤ機構のギヤ
配置を示す図
【図2】図1のギヤ機構におけるギヤBの回転ムラを示
す波形図
【図3】回転ムラが合成されたギヤCの回転ムラを示す
波形図
【図4】実施の形態1にかかるギヤ機構における具体的
なギヤ配置を示す図
【図5】本発明の実施の形態2にかかるギヤ機構のギヤ
配置を示す図
【図6】3つの噛合い周波数の最適化を説明するための
波形図
【図7】実施の形態2にかかるギヤ機構における具体的
なギヤ配置を示す図
【図8】本発明の実施の形態3にかかる感光体ドラム駆
動ユニットのギヤ配置を示す図
【図9】2つの噛合い点が存在するギヤ系列における噛
合い周波数を変化させたシュミレーション結果を示す図
【図10】(a) 3つの噛合い点が存在するギヤ系列
における噛合い周波数を最適化したシュミレーション結
果を示す図 (b) 5つの噛合い点が存在するギヤ系列における噛
合い周波数を最適化したシュミレーション結果を示す図
【符号の説明】
A 原動ギヤ B、C アイドラギヤ C、D 目的ギヤ イ ギヤBの回転ムラ ロ ギヤCの回転ムラ(b、cの効果) ハ ギヤCの回転ムラ(ギヤBとb、cの効果) G1 モータ G2〜G8 ギヤ G9 感光体ドラム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のギヤが互いに噛合ったギヤ系列に
    おいて原動ギヤから目的ギヤに至るまでの各噛合い点で
    生じる噛合い周波数の位相を前記目的ギヤの回転ムラが
    抑制されるように最適化したことを特徴とするギヤ機
    構。
  2. 【請求項2】 原動ギヤから目的ギヤまで噛合い点n個
    を有するギヤで構成された同一の噛合い周波数を有する
    ギヤ系列において、原動ギヤ噛合い点の噛合い周波数位
    相を0とした場合、−(n−1)/n〜0〜(n−1)
    の範囲で0に対し1/nピッチの数値で構成された数列
    をA(n)とし、A(n)の中で0を含む連続n個の数
    列をB(n)(B(n)は複数個存在する)とすると、 n個の噛合い点の位相を数列B(n)より1個づつ選択
    したことを特徴とする請求項1に記載のギヤ機構。
  3. 【請求項3】 各噛合い点で噛合い周波数の位相が1/
    n(nは原動ギヤから目的ギヤに至るまでに存在する噛
    合い点の数)づつずれるように、前記原動ギヤから前記
    目的ギヤまでの各ギヤのギヤ配置を設定したことを特徴
    とする請求項1に記載のギヤ機構。
  4. 【請求項4】 互いに噛合った連続する3つのギヤのギ
    ヤ配置は、下式に基づいて設定することを特徴とする請
    求項1から請求項3のいずれかに記載のギヤ機構。 θ=P×(N+0.5+1/n) θ:ギヤ配置 P:中間に位置するギヤの1歯あたりのピッチ角 N:中間に位置するギヤの2つの噛合い点間の歯数 n:原動ギヤから目的ギヤに至るまでの噛合い点の数
  5. 【請求項5】 原動ギヤから目的ギヤに至る全ギヤ系列
    を2つ又は3つの噛合い点を有する複数のギヤ系列に分
    割し、個々のギヤ系列について噛合い周波数の位相を最
    適化するギヤ配置を設定したことを特徴とする請求項1
    から請求項4のいずれかに記載のギヤ機構。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    のギヤ機構を、感光体ドラムを駆動する駆動ユニットに
    用いたことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009074582A (ja) * 2007-09-19 2009-04-09 Oriental Motor Co Ltd 直線駆動用アクチュエータ
JP2010282185A (ja) * 2009-05-01 2010-12-16 Canon Inc 画像形成装置
JP2011013667A (ja) * 2009-06-02 2011-01-20 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012062979A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ギアトレイン

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