JP2000336882A - 浴槽用手摺り - Google Patents

浴槽用手摺り

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JP2000336882A
JP2000336882A JP11155427A JP15542799A JP2000336882A JP 2000336882 A JP2000336882 A JP 2000336882A JP 11155427 A JP11155427 A JP 11155427A JP 15542799 A JP15542799 A JP 15542799A JP 2000336882 A JP2000336882 A JP 2000336882A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴槽内にハンドルのある手摺りで、ハンドル
の突出量を減らす。 【解決手段】 浴槽用手摺り1は、ハンドル4および押
圧板5付のネジ棒8で浴槽に取付けるので、もし、ハン
ドル4を浴槽内側に設けると、入浴の邪魔になる。その
ため、ハンドル4の突出量を減らすため、ネジ棒8の螺
進退ストロ−クを小にする。しかし、浴槽のエプロン厚
さには大小があるので、手摺り1のコ字部材の巾を大き
くする必要がある。したがって、この両者のギャップ
を、押圧板5とエプロン3との間に介在させる壁厚補正
板17を用いて解消した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽用手摺り、詳
しくは浴槽の厚肉側壁板の上端部に着脱自在に取付ける
手摺りに関するものである。
【0002】
【従来の技術】平成5年、福祉用具の開発および普及に
関する法律「福祉用具法」が制定されたように、現在で
は各種の福祉用具が出回っている。
【0003】浴室用手摺りも安直で且つ便利な福祉用具
の一つとして普及され、身体障害者や高齢者や低学年の
児童(以下、入浴者という)等の入浴に役立っている。
【0004】この浴室用手摺りのうちで、浴室の壁に手
摺りを直接固定した場合、特に素人が既設の壁に固定し
た場合、壁材によっては十分な固定力がない場合もあっ
て不測の剥離事故が発生するおそれがある。
【0005】そのため、強度確認容易(JIS規格によ
る浴槽のエプロン面変形試験ずみのもの)で、かつ、素
人でも容易に取付けられる浴槽用手摺りが汎用されるよ
うになった。
【0006】かかる浴槽用手摺りに関して各種の提案が
なされている。例えば、実開平3−39482号公報、
実開平3−60590号公報、実公平4−4630号公
報、実開平4−43189号公報、実開平4−4889
号、実開平4−54290号公報、実開平6−4849
0号公報、特開平11−47016号公報等によって各
種の提案がなされている。
【0007】本出願人も、図4に示す浴槽用手摺りにつ
いて提案を行い、その商品を提供し好評を博している。
【0008】これについて述べる。この浴槽用手摺り1
00は、下向きコ字状跨設部材2と、この跨設部材2を
浴槽の厚肉側壁板(エプロンともいう)3(図1参照)
に固定するための、浴槽内のハンドル104付押圧板5
と、この跨設部材2の浴槽外に立設されたコ字状の入浴
者用垂直状把持部6等からなり、この押圧板5はステン
レス板で構成され、その片面に弾性保護板7が添着され
ており、他の面の中央部にはピン結合機構を介してネジ
棒108の一端が連結されている。
【0009】このネジ棒108は、跨設部材2の一方の
足板2aに回動自在に遊嵌されたポリエチレン製ナット
に螺合している。
【0010】このネジ棒108の他端側には、前記ハン
ドル104が前記ナットを介して外嵌されている。
【0011】また、このハンドル104には、ネジ棒1
08の他端側がその軸方向に螺進退できる空胴部を形成
している。
【0012】したがって、ハンドル104を回動すれ
ば、ナットが一体に回動するので、ネジ棒108の他端
が空胴部を螺進退し、このハンドル104を回動させて
も、浴槽ではその位置が変わらないようになっている。
【0013】したがって、この浴槽用手摺り100で
は、入浴者の浴槽の出入りの際、若干の支えがあれば楽
にできる程度の入浴者等にとって好都合であり、また、
ハンドル104の浴槽内の位置が変わらないので、その
突出量を習慣により体得でき、しかも、手摺り100を
取付けたままで風呂蓋ができる特徴をもっている。
【0014】ところで、かかる浴槽用手摺り100を提
供するとき、次のような諸問題が予測されていた。
【0015】すなわち、1)手摺りを使用する浴槽に
は、その容量の大小があって、手摺りを取付けると邪魔
になる場合や、これを取付けても支障のないスペ−スの
ある場合があり、
【0016】2)手摺りの使用者は、望ましくは若干の
支えを必要とする入浴者を楽にするものであるが、その
支えの必要性の度合いには相当な開きがあり、ひいて
は、手摺りに加えられる力に差が生じる、
【0017】3)手摺りの取付け作業には、一般には入
浴者やその家族等であるので、ネジによる締付力に個人
差が生じ、
【0018】4)手摺りの握り方にも色々あって、力の
作用方向が異なるため、締付力の不足が生じることもあ
り、
【0019】5)浴槽にも、FRP製、ステンレス製、
ユニットバス、檜風呂、ホ−ロ−製、タイル製等多種の
ものがあり、その浴槽エプロンの厚さや形状にも多様化
がみられる等の諸問題が予測されていた。
【0020】そのため、かかる浴槽用手摺り100の取
扱い仕様書には、前記諸問題を防ぐための細心の取扱い
説明や注意を記しており、また、手摺り構造自体でも、
例えば、ネジ棒108の締付過剰に起因して厚肉側壁板
の陥没変形によるネジのゆるみを防止するため、ネジ棒
108が螺合するナットをポリエチレン製として締付過
剰になるとネジ山のつぶれを期待して締付過剰を防止す
る、という構成を採択している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ナット
を合成樹脂製としネジ棒も合成樹脂製とすれば、ネジ棒
が長寸になり、浴槽内へハンドル104が大きく突出し
たり、締付過剰の方に配慮するあまり、ネジ面の面圧不
足をきたす、という新たな問題点が判明したのである。
【0022】そこで本発明は、かかる新たに判明した問
題点を解決する機会に、予測されていた前記諸問題の発
生を未然に防ぐための取扱い説明の内容を可及的に簡略
化するためにも、これらの問題を解決することを目的と
した。
【0023】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、1)下向きコ字状の
跨設部材と、該跨設部材を浴槽の厚肉側壁板に跨設した
後、固定するハンドル付押圧板と、該跨設部材に設けた
入浴者用垂直状把持部と、からなり、前記押圧板にネジ
棒の先端を連結し、該ネジ棒の基端側に前記ハンドルを
設けると共に、該ネジ棒を前記浴槽内のコ字の足板に設
けたナットに螺合した浴槽用手摺りにおいて、前記コ字
の両足板の間を大にした跨設部材、および、前記ハンド
ルの浴槽内突出量を小にするための螺進退ストロ−クを
小としたネジ棒、をそれぞれ用いるための壁厚補強板
を、前記押圧板と厚肉側壁板との間に着脱自在に介在さ
せることにより、浴槽用手摺りを各種厚さの厚肉側壁板
に対応させて固着することを特徴とする浴槽用手摺りに
あり、また、2)請求項1の壁厚補正板を、厚・薄複数
種のものとし、これらから選出できるようにした浴槽用
手摺りにある。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面に示す実施の形
態例により詳細に述べる。図1は本発明の実施の形態例
の要部断面図、図2は図1の実施例の要部断面図、図3
は図1の部品正面図で、従来例を示す図4と共通する部
分は省略するので、補充する必要がある。
【0025】本発明の実施の形態例の浴槽用手摺り1
は、浴槽の厚肉側壁板3の厚さに対し、例えば45mm
から80mmまで調節できる範囲や、80mmから11
5mmまで調節できる範囲のように、その調節範囲を約
35mmに迄拡大してエプロン厚さの多様化に対処しな
がら、ネジ棒8のストロ−ク範囲を縮小制限してネジ込
み操作を容易にして、締付力を均一化しようとするもの
である。
【0026】さて、この浴槽用手摺り1は、下向きコ字
状のステンレス等鈑金製跨設部材2と、この跨設部材2
を浴槽の厚肉側壁板3にガッチリと着脱自在に固定する
ための、浴槽の内側に設けたハンドル4付の押圧板5
と、この跨設部材2の浴槽外で立設されたコ字状の入浴
者用垂直状把持部(グリップ)6(図4参照)等、から
なっている。
【0027】なお、この把持部6は発泡PPを芯材とし
て、把持する部分をエラストマ−でカバ−した2層成形
でできているので、滑りにくくし、安全を確保してい
る。
【0028】前記押圧板5とハンドル4とは、次のよう
にして結合されている。
【0029】この押圧板5に対しネジ棒8の先端側を、
押圧板5が若干俯仰状に揺動できるように押圧板5の反
押圧側に連結し、このネジ棒8の中央部より基端側に、
フランジ付ナット9を介してハンドル4を外嵌してい
る。
【0030】このフランジ付ナット9は前記跨設部材2
の浴槽内の足板2aに回動自在に支持されており、この
フランジ付ナット9とハンドル4とは螺入された複数の
ネジピン10によって一体化し、ハンドル4を回動する
とフランジ付ナット9も一体に回動する。
【0031】そして、ハンドル4の中心部には円筒状空
胴部11を形成し、ここに前記フランジ付ナット9の反
フランジ側を内嵌すると共に、ネジ棒8の基端側が螺進
退のストロ−クができるようにしている。
【0032】したがって、ハンドル4を正逆回動する
と、フランジ付ナット9が一体回動し、ネジ棒8が螺進
退して押圧板5が厚肉側壁板3を押圧したり、解放した
りする。
【0033】なお、ネジ棒8の先端側と押圧板5とは、
押圧板5が若干俯仰状に揺動させるため、次のような構
造にしている。
【0034】ネジ棒8の先端側には左右径方向に1対の
円ピン12,12を一体削り出し構成すると共に、先端
面に側面視で半円弧部13を形成しており、押圧板5の
反押圧側中心部には、前記円ピン12が圧入・固定で
き、かつ、半円弧部13が滑らかに当接できる凹部を形
成している。
【0035】したがって、押圧板5は1対の円ピン12
を中心に揺動し、押圧板5の押圧面が仮に傾いている厚
肉側壁板3に対しても密着できるようにして、エプロン
面に直交した押圧力を与え、ひいては押圧力を高めてい
る。
【0036】ここにおいて、ハンドル4、押圧板5、ネ
ジ棒8およびフランジ付ナット9を、特に次のように改
善した。
【0037】ハンドル4は発泡PP製(合成樹脂製)射
出成形品とし、この形状は円板状掴み部13と小円筒状
基部14とから構成し、円板状掴み部13の円板外周に
4つの小半球状ポッチ15,15…を一体成形してい
る。
【0038】この円板状掴み部13の直径は、成人によ
るワシ掴みに好都合な寸法としての約65〜70mmφ
とし、小半球状ポッチ15の外径を約75mmφ、円板
の厚さを約30mmとして、指先の力の弱い使用者でも
良好にワシ掴みでき、ひいては、必要な押圧力を得るよ
うにしている。そして、このハンドル4の水平方向の長
さ、つまり浴槽での突出量を約50mmに抑えている。
【0039】押圧板5はPP製(合成樹脂製)射出成形
品とし、約105mm×135mmの横長矩形板状に構
成して、その押圧面の上、下縁側に水平状に平行な1対
の凹溝16を形成し、これらの凹溝16に後記の壁厚補
正板17を着脱自在に装着できるようにし、また、この
凹溝16の内側で4隅に貫通孔18を設けている。
【0040】したがって、図1に示すように、この貫通
孔18に押込み嵌合する空胴状足19をもつゴム板20
を、押圧板5の押圧面に取付けることができる。
【0041】このゴム板20のゴムのへたりによる減厚
を回避するためや、ゴム板20のズレ防止のために浅い
ゴム板嵌合凹部21を形成し、押圧時にゴム板20のは
み出しを防ぎ、初期弾力を維持させている。
【0042】また、このゴム板20は厚肉側壁板3側に
は縦横の多数のリブを突出し、押圧を確実にしている。
【0043】ネジ棒8は快削黄銅製(金属製)として、
前記の従来例のPOM等の合成樹脂のネジ棒と違い、小
径に構成でき、前記フランジ付ナット9の快削黄銅製
(金属製)と相俟って、全体として小径化することがで
き、ひいては、ハンドル4の小円筒状基部14が小径化
してワシ掴みに好都合となる。
【0044】また、ハンドル4の浴槽内突出量を少なく
するため、ネジ面圧を上げることができる金属製ネジ棒
8を採択し、その軸長を短縮化し、かつ、ネジ棒8の螺
進退ストロ−クに制限を与えて、ひいては、ハンドル4
の空胴部11の軸長(ネジ棒8の螺進退ストロ−ク22
mm程度)を小とし、その結果、ハンドル4の突出量を
少なくしている。
【0045】このネジ棒8の基端に座金22を設け、ネ
ジ棒8の螺進用ストッパにしている。勿論、ネジ棒8の
螺退用ストッパはネジ棒8の端面になっている。
【0046】このネジ棒8にストッパ用カラ−(不図
示)を遊嵌すると螺進用ストロ−クが更に制約される。
また、ネジ棒8の螺進退ストロ−クに制限をして、ネジ
棒8の中央部のみを使用するので、フランジ付ナット9
との噛み合いネジ山の数が常に適正化して、ネジ面の面
圧が確保でき、ひいては押圧板5の押圧力不足やネジの
ゆるみを防止できる。
【0047】勿論、ネジ棒8の締付過剰は、高品質のゴ
ム板20を採用し、ゴムの永久歪を利用してへたり止め
を可能とし、このゴム板20と、後記の重合した段差補
正板23との弾性とにより、回避することができるし、
また、予め、浴槽のエプロン面の変形試験による強度も
判明しており、かつ、ハンドル4をワシ掴み式にしてい
るので、成人男子の手の過剰な締付けによってもエプロ
ン面の変形は生じないようにしている。
【0048】フランジ付ナット9は前記のように快削黄
銅等金属製とし、そのフランジ部を鍛造で成形し、ネジ
部を削り出しにより成形しているので、このフランジ部
とハンドル4の小円筒状基部14とで足板2aを挟み、
組立を容易にしている。
【0049】このフランジ部と足抜2aとの回動摩擦を
減らすためのワッシャ、すなわち、プラスチックワッシ
ャ24をフランジ部に添着し、締付時の無用な摩擦力を
少なくしている。
【0050】以上のような改善したハンドル4、押圧板
5、ネジ棒8およびフランジ付ナット9により前記した
従来例のものに比べ、ハンドル4の浴槽内突出が約2/
3と短縮化され、しかも、ハンドル4に小円筒状基部1
4が形成できて、ワシ掴みと手の平の共同による握りが
可能となり、高齢者にも便利となって、手の回動力を発
揮しやすくなり、ひいてはネジ棒8の螺進不足を防ぎ、
その上、噛み合いネジ山の確保によってネジのゆるみを
防ぐことができ、総じて、前記諸問題を可及的に解決す
ることができる。
【0051】以上のように、本実施の形態例の浴槽用手
摺り1では、跨設部材2は足板間隔を可及的に拡大しな
がら、ネジ棒8の螺進退ストロ−クを制限して、ハンド
ル4の突出量を抑え、かつ、ネジ棒8とフランジ付ナッ
ト9との噛み合いネジ山の数を適正化するための、か
つ、浴槽の厚肉側壁板3の厚さや取付時の押圧力の均一
分布を行うための、次のような壁厚補正板17を用いて
いる。
【0052】図2および図3において、この壁厚補正板
17はPP製(合成樹脂製)射出成形品とし、前記押圧
板5の寸法と略同一になった横長矩形板で構成してい
る。
【0053】この壁厚補正板17には、その押圧板5側
の上下縁側に水平状に平行な1対の嵌め込み突起25,
25を設け、前記押圧板5の凹溝16や他の壁厚補正板
17の凹溝26,26に嵌め込んで取付けるようにして
いる。
【0054】この嵌め込み突起25の内側で4隅に補正
板用貫通孔27を設け、この補正板用貫通孔27を押圧
板5に設けた貫通孔18と同じ位置および大きさに構成
して、ゴム板20の足19を押込み嵌合できるようにし
ている。
【0055】この壁厚補正板17の厚さを変えて厚手
(20mm)の壁厚補正板17Aと薄手(10mm)の
壁厚補正板17B等複数種のものを用意し、場合によっ
ては、横方向に拡大した巾広の壁厚補正板(不図示)を
用意して、浴槽の厚肉側壁板3の厚さの多様化に対応さ
せたり、押圧力を分散させている。
【0056】この壁厚補正板17の両側には、耳部2
8,28を突設して、これを把持して離脱を容易にして
壁厚補正板17の取扱いを容易にしている。なお、図3
中、31は格子状リブである。
【0057】また、この浴槽用手摺り1では、浴槽の厚
肉側壁板3の上縁面を拡大するため、一般に、エプロン
外面に段29を形成しているので、この段差を吸収する
ための段差補正板23を重合し設けている。
【0058】この段差補正板23にはポリエチレン製の
厚さ5mmの矩形板にし、その片面に両面テ−プを添着
して構成している。したがって、この段差補正板30を
所定の厚さに積み合わせて厚肉側壁板3の段29の直下
に接着してエプロン外面を面一にしている。
【0059】この段差補正板23には、両面テ−プによ
る接着剤が塗布されているので、この浴槽用手摺り1の
足板2bは、弾性保護板30を介して常時、固着されて
いるので、浴槽用手摺り1の押圧直交方向の力(図1の
紙面直交方向の力)が作用しても、この力に対応させる
ことができ、浴槽用手摺り1の不測の外れを防止してい
る。
【0060】
【発明の効果】本発明によると、浴槽内に突出したハン
ドルの突出量を小にしたので、入浴に邪魔にならないの
は勿論、このように突出量を小にするため、ネジ棒の螺
進退ストロ−クを小とし、ひいては、ハンドルの空胴部
の軸長を短縮することから、ハンドルをコンパクトにで
きる。
【0061】また、コ字の足板間隔を大にしたので、多
様化した厚肉側壁板(エプロン)の厚さに対応させ、汎
用の浴槽用手摺りにすることができる。
【0062】そして、ネジ棒の螺進退ストロ−クの小
と、コ字の足板間隔の大との撞着を壁厚補正板により吸
収することができる。
【0063】その結果、ハンドルの回動を少なくして指
先の力の弱い人でも、所定の押圧力を得ることが容易と
なりながら、ネジのゆるみによる不測の外れを防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の要部断面図である。
【図2】図1の実施例の要部断面図である。
【図3】図1の部品正面図である。
【図4】従来例である。
【符号の説明】
1…浴槽用手摺り、2…跨設部材、3…厚肉側壁板、4
…ハンドル、5…押圧板、6…把持部、8…ネジ棒、9
…フランジ付ナット、11…空胴部、17…壁厚補正板
フロントページの続き (72)発明者 川口 忠史 大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロ ン化成株式会社高槻事業所内 (72)発明者 片山 隆 大阪府高槻市梶原4丁目627番地2 アロ ン化成株式会社高槻事業所内 Fターム(参考) 2D032 AA07 2E101 GG00 HH03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きコ字状の跨設部材と、該跨設部材
    を浴槽の厚肉側壁板に跨設した後、固定するハンドル付
    押圧板と、該跨設部材に設けた入浴者用垂直状把持部
    と、からなり、 前記押圧板にネジ棒の先端を連結し、該ネジ棒の基端側
    に前記ハンドルを設けると共に、該ネジ棒を前記浴槽内
    のコ字の足板に設けたナットに螺合した浴槽用手摺りに
    おいて、 前記コ字の両足板の間を大にした跨設部材、および、前
    記ハンドルの浴槽内突出量を小にするための螺進退スト
    ロ−クを小としたネジ棒、をそれぞれ用いるための壁厚
    補強板を、前記押圧板と厚肉側壁板との間に着脱自在に
    介在させることにより、浴槽用手摺りを各種厚さの厚肉
    側壁板に対応させて固着することを特徴とする浴槽用手
    摺り。
  2. 【請求項2】 請求項1の壁厚補正板を、厚・薄複数種
    のものとし、これらから選出できるようにした浴槽用手
    摺り。
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