JP2000335728A - 別置きコンベヤの非常停止装置 - Google Patents

別置きコンベヤの非常停止装置

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JP2000335728A
JP2000335728A JP11149431A JP14943199A JP2000335728A JP 2000335728 A JP2000335728 A JP 2000335728A JP 11149431 A JP11149431 A JP 11149431A JP 14943199 A JP14943199 A JP 14943199A JP 2000335728 A JP2000335728 A JP 2000335728A
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conveyor
valve
separate conveyor
pressure
hydraulic
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JP11149431A
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Yasuhiro Yoshida
泰弘 吉田
Takao Nagano
隆生 長野
Hiroyuki Obata
裕行 小畑
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理機と隣接して設置した別置きコンベヤを
電気コードを用いずに非常停止できるようにする。 【解決手段】 別置きコンベヤ10を駆動する油圧モー
タ40と処理機の油圧装置9の別置きコンベヤ用バルブ
22の出力側を第1管路41で接続する。この第1管路
41にロックバルブ45を設け、このロックバルブ45
を遮断位置とすることで油圧モータ40を停止して別置
きコンベヤを非常停止する。これによって電気コードを
用いずに別置きコンベヤを非常停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定置式又は自走式
破砕機や、定置式又は自走式土質改良機などの処理機と
隣接して設置され、その処理機で処理された処理物を搬
送する別置きコンベヤの非常停止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】定置式又は自走式土質改良機としては種
々のものが提案されている。例えば図1に示された自走
式土質改良機が提案されている。下部走行体1を備えた
車体2に、土を投入する第1ホッパ3、土質改良剤を投
入する第2ホッパ4、前記土および土質改良剤を搬送す
る搬送用コンベヤ5、搬送された土と土質改良剤を解砕
混合する解砕機6、解砕混合した土質改良土を車体外部
に排出する排出用コンベヤ7、エンジン8、油圧装置9
等をそれぞれ取付けた自走式土質改良機である。
【0003】前述の自走式土質改良機は作業現場内を自
走して移動し、トラック又はトレーラに車載して遠距離
を輸送するのが一般的である。このために、排出用コン
ベヤ7を車体2から大きく突出すると自走時や輸送時に
邪魔になるので、その排出用コンベヤ7は車体2からあ
まり突出しないようにしてある。又は折り畳み可能にし
ている。
【0004】一方、土質改良土をトラックの荷台に積み
込んで輸送又は離れた位置に堆積することがある。この
場合に排出用コンベヤ7でトラックの荷台に土質改良土
を積み込むのに、図1に示すように別置きコンベヤ10
を設置し、排出用コンベヤ7で排出された土質改良土を
別置きコンベヤ10でトラック11の荷台12に積み込
むようにしている。また、トラック等車輪式の車両が進
入可能な場所に堆積させている。
【0005】前述の別置きコンベヤ10はコンベヤフレ
ームに駆動プーリ、従動プーリ、複数のガイドローラ等
を取付け、その駆動プーリと従動プーリにベルトを巻掛
けた形状で、その駆動プーリを油圧モータで駆動し、そ
の油圧モータに車体2の油圧装置9から圧油を供給し、
別置きコンベヤ10を自走式土質改良機の油圧装置9
(つまり動力源)を利用して駆動するようにしている。
【0006】前述の別置きコンベヤ10のコンベヤフレ
ームとベルトとの間に不注意で作業者がはさまれる恐れ
や、過負荷でつまったりすることがあり、その場合には
油圧モータを直ちに停止して別置きコンベヤ10を非常
停止することが必要である。例えば、別置きコンベヤ1
0に非常停止スイッチを取付け、この非常停止スイッチ
を電源コード(電気配線)で車体2の油圧装置9のコン
トロール電気回路に接続し、その非常停止スイッチを操
作することで油圧装置9を、油圧モータに圧油を供給し
ない状態とすることが考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のようにして別置
きコンベヤ10を非常停止する形状であると、車体2と
別置きコンベヤ10とに亘って電源コードが、その電源
コードが地面の上をはうようにして接続される。このた
めに、電源コードが切断等する恐れがあり信頼性が低下
し、故障し易い。フレームに沿わせても細いため断線さ
せることがある。また、前述の電源コードはコネクタを
用いて接続・分離可能とするので、そのコネクタの抜き
差しによって接続部の信頼性が低下し故障し易い。例え
ばコネクタを抜くことでほこり等がコネクタに付着して
再びコネクタを差し込んで接続した時に電気的に導通し
なくなることがあり、故障し易い。
【0008】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにした別置きコンベヤの非常停止装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、処理機の
処理物を搬送する別置きコンベヤを非常停止する装置に
おいて、前記別置きコンベヤは油圧モータ40を駆動源
とし、その油圧モータ40には処理機の油圧装置9から
圧油が供給され、その油圧モータ40に接続した圧油供
給用の管路に、連通位置と遮断位置に切換えられるロッ
クバルブ45を設けたことを特徴とする別置きコンベヤ
の非常停止装置である。
【0010】第1の発明によれば、ロックバルブ45を
遮断位置とすると油圧モータ40に圧油が供給されなく
なって油圧モータ40が停止するので、別置きコンベヤ
を即非常停止できる。また、自走式処理機の油圧装置9
と油圧モータ40が管路で接続されているだけで、電源
コードがないから信頼性に優れ故障することがない。
【0011】第2の発明は、第1の発明において、前記
油圧装置9は、主油圧ポンプ20と、この主油圧ポンプ
20の吐出圧油を前記油圧モータ40に接続した管路に
供給する別置きコンベヤ用バルブ22と、この別置きコ
ンベヤ用バルブ22を圧油を供給しない停止位置Aと圧
油を供給する駆動位置Bに切換える手段と、その供給圧
油の圧力が設定圧力以上の時に作動する圧力スイッチ4
7を備え、この圧力スイッチ47の作動信号で切換手段
が別置きコンベヤ用バルブ22を停止位置Aに切換える
ようにした別置きコンベヤの非常停止装置である。
【0012】第2の発明によれば、ロックバルブ45を
遮断位置として別置きコンベヤを非常停止すると圧力ス
イッチ47が作動し、その作動信号で別置きコンベヤ用
バルブ22が停止位置Aに切換わるから、主油圧ポンプ
20の吐出圧油が管路に供給されなくなる。したがっ
て、ロックバルブ45に圧油が供給されないので、その
ロックバルブ45に油洩れ等があっても油圧モータ40
が確実に停止し、別置きコンベヤを確実に非常停止でき
る。しかも、主油圧ポンプ20の吐出圧油が設定圧力よ
りも低圧となるので、主油圧ポンプ20を保護できると
共に、主油圧ポンプ20を駆動する動力が低下する。
【0013】第3の発明は、第2の発明において、前記
油圧装置9は、処理機の作業機を駆動する作業機用油圧
アクチュエータ27に圧油を供給する作業機用バルブ2
3と、この作業機用バルブ23を圧油を供給しない停止
位置Aと圧油を供給する駆動位置B,Cに切換える手段
を備え、前記圧力スイッチ47の作動信号で切換手段が
作業機用バルブ23を停止位置Aに切換えるようにした
別置きコンベヤの非常停止装置である。
【0014】第3の発明によれば、ロックバルブ45を
遮断位置として別置きコンベヤを非常停止した時に作業
機用バルブ23が停止位置Aに切換わり、作業機用油圧
アクチュエータ27が停止する。したがって、別置きコ
ンベヤが非常停止した時に処理機の作業機が停止するの
で、安全性が向上する。また、処理物が排出されないの
で、非常停止した別置きコンベヤの上に処理物が堆積す
ることもない。
【0015】第4の発明は、第1又は第2又は第3の発
明において、前記別置きコンベヤ10のコンベヤフレー
ム52の左右一側部に、ロックバルブ45を切換えする
リンク機構60を取付け、このリンク機構60を作動す
るワイヤ65をコンベヤフレーム52の左右一側部に沿
って長手方向に配設した別置きコンベヤの非常停止装置
である。
【0016】第4の発明によれば、ワイヤ65を操作す
ることでリンク機構60を作動することによってロック
バルブ45を遮断位置に切換えできる。前記ワイヤ65
はコンベヤフレーム52の長手方向に配設してあるの
で、別置きコンベヤの左右一側部の長手方向の任意の位
置からロックバルブ45を遮断位置に切換えできる。し
たがって、ロックバルブ45を遮断位置に切換える操作
が容易であると共に、別置きコンベヤの左右一側部の長
手方向の任意の位置から非常停止できる。
【0017】第5発明は、第4の発明において、リンク
機構60で回転される軸61をコンベヤフレーム52の
左右に渡し、その軸61にレバー67を設け、このレバ
ー67にワイヤ65を連結し、そのワイヤ65をコンベ
ヤフレーム52の左右他側部に沿って長手方向に配設し
たこと別置きコンベヤの非常停止装置である。
【0018】第5の発明によれば、コンベヤフレーム5
2の左右他側部に配設したワイヤ65でレバー67を介
して軸61を回転することでロックバルブ45を遮断位
置に切換えできる。また、そのワイヤ65はコンベヤフ
レーム52の左右他側部の長手方向に配設してあるの
で、別置きコンベヤの左右他側部の長手方向の任意の位
置からレバー67を介して軸61を回転できる。
【0019】したがって、別置きコンベヤの左右両側部
の長手方向の任意の位置から非常停止できる。また、管
路とロックバルブ45は別置きコンベヤの左右一側部に
取付けてあるだけであるから、部品点数が少なく構造が
シンプルである。
【0020】
【発明の実施の形態】図1に示す自走式土質改良機と隣
接して設置した別置きコンベヤ10の非常停止装置の実
施の形態を説明する。図2に示すように、エンジン8で
主油圧ポンプ20とパイロット用油圧ポンプ21を駆動
する。前記主油圧ポンプ20の吐出路20aに別置きコ
ンベヤ用バルブ22と作業機用バルブ23を設ける。こ
れによって油圧装置9を形成している。前記別置きコン
ベヤ用バルブ22はばね力で停止位置Aに保持され、受
圧部22aに作用するパイロット圧油で駆動位置Bに切
換えらえる。前述の停止位置Aの時には第1車体側管路
24、第2車体側管路25はそれぞれ遮断される。駆動
位置Bの時には第1車体側管路24が吐出路20aに連
通し、第2車体側管路25がタンク26に連通する。
【0021】前記作業機用バルブ23はばね力で停止位
置Aに保持され、第1受圧部23aに作用するパイロッ
ト圧油で第1駆動位置B、第2受圧部23bに作用する
パイロット圧油で第2駆動位置Cにそれぞれ切換えられ
る。停止位置Aの時には、作業機用油圧アクチュエータ
27に圧油が供給されずに停止する。第1駆動位置Bの
時には作業機用油圧アクチュエータ27の第1室27a
に圧油を供給し、かつ第2室27bをタンク26に連通
して一方向に駆動する。第2駆動位置Cの時には作業機
用油圧アクチュエータ27の第2室27bに圧油を供給
し、かつ第1室27aをタンク26に連通して他方に駆
動する。
【0022】前記パイロット用油圧ポンプ21の吐出路
21aには別置きコンベヤ用パイロット弁28と、作業
機用第1パイロット弁29と作業機用第2パイロット弁
30が設けてある。前記別置きコンベヤ用パイロット弁
28は、ばね力で受圧部22aをタンク26に連通する
ドレーン位置Dに保持され、ソレノイド28aに通電す
ると受圧部22aと吐出路21aを連通する供給位置E
に切換わる電磁弁である。前記作業機用第1パイロット
弁29はソレノイド29aの通電量に比例した圧力のパ
イロット圧油を出力する電磁比例圧力制御弁で、その出
力側は第1受圧部23aに連通している。ソレノイド2
9aに通電しない時にはパイロット圧油を出力せずに第
1受圧部23aをタンク26に連通する。前記作業機用
第2パイロット弁30はソレノイド30aの通電量に比
例した圧力のパイロット圧油を出力する電磁比例圧力制
御弁で、その出力側は第2受圧部23bに連通してい
る。ソレノイド30aに通電しない時にはパイロット圧
油を出力せずに第2受圧部23bをタンク26に連通す
る。
【0023】別置きコンベヤ操作手段31を駆動操作す
るとコントローラ32が別置きコンベヤ用パイロット弁
28のソレノイド28aに通電し、停止操作するとソレ
ノイド28aに通電しなくなる。作業機操作手段33を
駆動操作すると、作業機用第1パイロット弁29のソレ
ノイド29a又は作業機用第2パイロット弁30のソレ
ノイド30aに操作量に比例した通電量だけ通電し、停
止操作するとソレノイド29a,30aに通電しなくな
る。
【0024】前記コントローラ32と別置きコンベヤ用
パイロット弁28で別置きコンベヤ用バルブ22を切換
える手段を形成する。前記コントローラ32と作業機用
第1パイロット弁29、作業機用第2パイロット弁30
で作業機用バルブ23を切換える手段を形成している。
【0025】前記作業機用バルブ23と作業機用油圧ア
クチュエータ27は1つのみ図示してあるが、実際には
複数の作業機用バルブ23が設けられて複数の作業機用
油圧アクチュエータ27をそれぞれ駆動できるようにし
てある。例えば、第1ホッパ3に設けたロータを駆動す
る油圧モータ、第2ホッパ4の出口側に設けた定量供給
装置を駆動する油圧モータ、搬送用コンベヤ5を駆動す
る油圧モータ、解砕機6を駆動する油圧モータ、排出用
コンベヤ7を駆動する油圧モータ、第2ホッパ4に粉体
土質改良剤を投入するクレーンを駆動するシリンダ、下
部走行体を駆動する走行用油圧モータ等に圧油を供給す
る作業機用バルブが設けてある。
【0026】別置きコンベヤ10は油圧モータ40で駆
動される。この油圧モータ40の第1ポート40a、第
2ポート40bには第1管路41、第2管路42がそれ
ぞれ接続してある。第1管路41は第1クイックカプラ
43で前記第1車体側管路24に着脱自在に接続され
る。第2管路42は第2クイックカプラ44で前記第2
車体側管路25に着脱自在に接続される。このようであ
るから、別置きコンベヤ用バルブ22を駆動位置Bとす
ると、主油圧ポンプ20の吐出圧油が第1車体側管路2
4、第1管路41を通って油圧モータ40の第1ポート
40aに供給される。油圧モータ40の第2ポート40
bの圧油は第2管路42、第2車体側管路25を通って
タンク26に流れる。前記第1・第2クイックカプラ4
3,44は車体2端部、排出用コンベヤ7の先端部に装
着すると第1・第2管路41,42の接続が容易であ
る。
【0027】前記第1管路41にロックバルブ45が設
けてある。このロックバルブ45は連通位置Fと遮断位
置(ロック位置)Gを有し、常時連通位置Fとなり、非
常停止操作機構46で遮断位置Gに切換えられる。前記
第1車体側管路24には圧力スイッチ47が設けてあ
る。この圧力スイッチ47は第1車体側管路24の圧力
が設定圧力以上の時に作動し、前記コントローラ32に
信号を送る。前記コントローラ32は圧力スイッチ47
から信号が送られると前記各ソレノイド28a,29
a,30aの通電を止めると共に、警告器48を作動す
る。この警告器48はブザー、ランプ、音発生器等であ
る。
【0028】次に別置きコンベヤの非常停止動作を説明
する。別置きコンベヤ10のコンベヤフレームとベルト
の間に不注意で作業者がはさまれた等の非常時には、非
常停止操作機構46でロックバルブ45を遮断位置Gと
する。これによって主油圧ポンプ20の吐出圧油が油圧
モータ40の第1ポート40aに供給されなくなるの
で、油圧モータ40が停止し、別置きコンベヤ10は非
常停止する。
【0029】ロックバルブ45が遮断位置Gとなること
で、第1車体側管路24の圧力が設定圧力以上となり、
圧力スイッチ47が作動する。圧力スイッチ47が作動
することで信号がコントローラ32に入力され、コント
ローラ32は各パイロット弁のソレノイド28a,29
a,30aの通電を止める。これによって、別置きコン
ベヤ用パイロット弁28がドレーン位置Dとなる。別置
きコンベヤ用バルブ22の受圧部22aの圧油がタンク
26に流出し、停止位置Aに切換わる。
【0030】第1車体側管路24に主油圧ポンプ20の
吐出圧油が供給されなくなるので、ロックバルブ45に
油洩れ等があっても油圧モータ40が確実に停止し、別
置きコンベヤ10を確実に停止できる。主油圧ポンプ2
0の吐出圧油が設定圧力よりも低圧となるので、主油圧
ポンプ20を保護できると共に、主油圧ポンプ20を駆
動する動力が低減する。例えば、主油圧ポンプ20を可
変容量型とし、その吐出圧に応じて容量が増大するよう
にすれば、別置きコンベヤ用バルブ22が停止位置Aと
なることで主油圧ポンプ20の容量が減少し駆動する動
力が低減する。また、主油圧ポンプ20が油圧モータ4
0のみ圧油を供給するようにした場合には、中立位置A
で吐出路20aをタンク26に連通して吐出圧を低圧と
することで駆動する動力が低減する。
【0031】また、作業機用第1パイロット弁29又は
作業機用第2パイロット弁30がパイロット圧油を出力
しないと共に、作業機用バルブ23の第1受圧部23a
の圧油又は第2受圧部23bの圧力がタンク26に流出
するので、作業機用バルブ23が停止位置Aに切換わ
り、作業機用油圧アクチュエータ27が停止する。
【0032】これによって作業機、例えば前述した第1
ホッパ3のロータ、第2ホッパ4の定量供給機構、搬送
用コンベヤ5、解砕機6、排出用コンベヤ7等が停止す
るので、安全性が向上する。排出用コンベヤ7から土質
改良土が排出されないので、停止している別置きコンベ
ヤ10の上に土質改良土が堆積することがない。
【0033】また、コントローラ32は警告器48を作
動するので、別置きコンベヤ10が非常停止したことを
オペレータ及び周辺作業者が知ることができる。
【0034】前述のように、別置きコンベヤ用バルブ2
2が停止位置Aに切換わると第1車体側管路24の圧力
が設定圧力以下となり、圧力スイッチ47が作動しなく
なり、コントローラ32に信号が入力されなくなる。し
かしながら、コントローラ32は各ソレノイド28a、
29a、30aに通電することはなく、各バルブは停止
位置に保持され続ける。このようであるから、別置きコ
ンベヤ10が非常停止した後に別置きコンベヤ10、作
業機用油圧アクチュエータ27を再起動する場合には各
操作手段31,33を駆動操作しなければならない。別
置きコンベヤ10はベルト式で説明したがリンク式、チ
ェーン式、往復動式、振動式でも良い。
【0035】次に、非常停止操作機構26の具体形状を
説明する。前記別置きコンベヤ10は図3と図4に示す
ように、一対の縦板50を複数の連結材51で間隔を置
いて連結した長尺なコンベヤフレーム52を備えてい
る。図3と図4では左右両側寄り部分のみを図示し、中
間部は省略してある。このコンベヤフレーム52の長手
方向一端部に駆動プーリ53、他端部に従動プーリ54
がそれぞれ回転自在に取付けてあり、その駆動プーリ5
3と従動プーリ54にベルト55が巻掛けてある。
【0036】コンベヤフレーム52の左右一側部(前記
左右一方の縦板50)の長手方向一端部に前述の図2に
示した油圧モータ40が取付けてある。この油圧モータ
40で駆動プーリ53が回転駆動される。前記油圧モー
タ40に接続した前述の第1管路41、第2管路42は
コンベヤフレーム52の左右一側部(前記左右一方の縦
板50)に沿って取付けてあり、その第1管路41の長
手方向他端部寄りに前述の図2で示したロックバルブ4
5が取付けてある。
【0037】前記ロックバルブ45は図5と図6に示す
ように、バルブ本体56の内部に図示しないボールを回
転自在に設け、そのボールをレバー57で回転する従来
公知のボール式ロックバルブである。前記バルブ本体5
6がブラケット58で左右一方の縦板50に取付けてあ
る。レバー57を図6の実線で示す第1の位置とすると
ロックバルブ45は連通状態(図2に示す連通位置F)
となり、レバー57を図6に仮想線で示す第2の位置と
するとロックバルブ45は遮断状態(図2に示す遮断位
置G)となる。
【0038】コンベヤフレーム52の左右一側部(前記
左右一方の縦板50)におけるロックバルブ45の近接
位置にリンク機構60が取付けてある。このリンク機構
60は図5と図6に示すように、コンベヤフレーム52
に回転自在に支承した軸61に固着したリンク62を備
えている。前記リンク62は一側部62aと他側部62
bで軸取付部を境としてほぼL字形状で、その一側部6
2aが長さ調整自在なロッド63で前記レバー57に連
結され、他側部62bと縦板50に亘ってアシスト用の
スプリング64が連結してある。
【0039】このスプリング64でリンク62は図6に
実線で示す第1位置に揺動保持され、リンク62の一側
部62aに連結したワイヤ65を引張ることでリンク6
2はスプリング64に抗して揺動し、スプリング64が
死点を超えると図6に仮想線で示す第2位置にスプリン
グ64で保持される。前記リンク62には操作杆66が
取付けてあり、この操作杆66を持って前記第2位置の
リンク62を第1位置に揺動復帰させる。
【0040】前記軸61は左右他方の縦板56を貫通し
てコンベヤフレーム52の左右他側部に突出し、この軸
61の突出した部分にレバー67が固着してある。この
レバー67で軸61を回転することでリンク62が前述
の第1位置、第2位置に揺動する。このレバー67には
図4に示すようにワイヤ65が連結してあると共に、操
作杆66が取付けてある。ワイヤ65を引張ることでレ
バー67を介して軸61が回転する。
【0041】前記左右の縦板50にはカバー68がそれ
ぞれ取付けてあり、前記ロックバルブ45とリンク機構
60及びレバー67をそれぞれ覆っている。前記各カバ
ー68には操作杆66が突出する円弧状のスリット69
が形成してあり、このスリット69に沿って各操作杆6
6がリンク62、レバー67とともに揺動変位するよう
にしてある。
【0042】前記各ワイヤ65は図3、図4に示すよう
にコンベヤフレーム52の左右両側部において長手方向
ほぼ全長に亘って配設され、コンベヤフレーム52の長
手方向ほぼ全長の任意の位置でワイヤ65を引張ること
ができるようにしてある。
【0043】このようであるから、別置きコンベヤ10
の左右両側部における長手方向任意の位置でロックバル
ブ45を閉状態とすることができる。
【0044】以上の実施の形態では自走式土質改良機と
別置きコンベヤを組み合わせた場合について説明した
が、岩石や木材を破砕する自走式破砕機と別置きコンベ
ヤを組み合わせた場合も同様である。すなわち、下部走
行体を備えた車体に解砕機や破砕機等の処理機、その処
理物を車体外部に排出する排出用コンベヤを設けた自走
式処理機と、別置きコンベヤを組み合わせて処理物を別
置きコンベヤでトラックの荷台に積み込み等する場合
に、その別置きコンベヤの非常停止装置として適用でき
る。また、別置きコンベヤは自走式でも固定式でも良
い。また、定置式の土質改良機、破砕機などの定置式の
処理機と組み合わせて使用する別置きコンベヤの非常停
止装置としても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自走式土質改良機と別置きコンベヤの概略側面
図である。
【図2】別置きコンベヤを非常停止する装置の説明図で
ある。
【図3】別置きコンベヤの側面図である。
【図4】別置きコンベヤの平面図である。
【図5】図4のH−H断面図である。
【図6】図5のロックバルブ、リンク機構部分の一部破
断拡大側面図である。
【符号の説明】
1…下部走行体 2…車体 3…第1ホッパ 4…第2ホッパ 5…搬送用コンベヤ 6…解砕機 7…排出用コンベヤ 8…エンジン 9…油圧装置 10…別置きコンベヤ 20…主油圧ポンプ 21…パイロット用油圧ポンプ 22…別置きコンベヤ用バルブ 23…作業機用バルブ 27…作業機用油圧アクチュエータ 28…別置きコンベヤ用パイロット弁 29…作業機用第1パイロット弁 30…作業機用第2パイロット弁 32…コントローラ 40…油圧モータ 45…ロックバルブ 47…圧力スイッチ 50…縦板 52…コンベヤフレーム 53…駆動プーリ 54…従動プーリ 55…ベルト 56…バルブ本体 57…レバー 60…リンク機構 61…軸 62…リンク 65…ワイヤ 67…レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小畑 裕行 神奈川県川崎市川崎区中瀬3−20−1 株 式会社小松製作所システム事業本部建設ロ ボット事業部内 Fターム(参考) 3F027 AA02 AA04 DA04 DA21 EA09 FA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理機の処理物を搬送する別置きコンベ
    ヤを非常停止する装置において、 前記別置きコンベヤは油圧モータ(40)を駆動源と
    し、その油圧モータ(40)には処理機の油圧装置
    (9)から圧油が供給され、 その油圧モータ(40)に接続した圧油供給用の管路
    に、連通位置と遮断位置に切換えられるロックバルブ
    (45)を設けたことを特徴とする別置きコンベヤの非
    常停止装置。
  2. 【請求項2】 前記油圧装置(9)は、主油圧ポンプ
    (20)と、この主油圧ポンプ(20)の吐出圧油を前
    記油圧モータ(40)に接続した管路に供給する別置き
    コンベヤ用バルブ(22)と、この別置きコンベヤ用バ
    ルブ(22)を圧油を供給しない停止位置(A)と圧油
    を供給する駆動位置(B)に切換える手段と、その供給
    圧油の圧力が設定圧力以上の時に作動する圧力スイッチ
    (47)を備え、 この圧力スイッチ(47)の作動信号で切換手段が別置
    きコンベヤ用バルブ(22)を停止位置(A)に切換え
    るようにした請求項1記載の別置きコンベヤの非常停止
    装置。
  3. 【請求項3】 前記油圧装置(9)は、処理機の作業機
    を駆動する作業機用油圧アクチュエータ(27)に圧油
    を供給する作業機用バルブ(23)と、この作業機用バ
    ルブ(23)を圧油を供給しない停止位置(A)と圧油
    を供給する駆動位置(B),(C)に切換える手段を備
    え、 前記圧力スイッチ(47)の作動信号で切換手段が作業
    機用バルブ(23)を停止位置(A)に切換えるように
    した請求項2記載の別置きコンベヤの非常停止装置。
  4. 【請求項4】 前記別置きコンベヤ(10)のコンベヤ
    フレーム52の左右一側部に、ロックバルブ(45)を
    切換えするリンク機構(60)を取付け、このリンク機
    構(60)を作動するワイヤ(65)をコンベヤフレー
    ム(52)の左右一側部に沿って長手方向に配設した請
    求項1又は2又は3記載の別置きコンベヤの非常停止装
    置。
  5. 【請求項5】 リンク機構(60)で回転される軸(6
    1)をコンベヤフレーム(52)の左右に渡し、その軸
    (61)にレバー(67)を設け、このレバー(67)
    にワイヤ(65)を連結し、 そのワイヤ(65)をコンベヤフレーム52の左右他側
    部に沿って長手方向に配設した請求項4記載の別置きコ
    ンベヤの非常停止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106185243A (zh) * 2015-06-23 2016-12-07 江苏师范大学 一种煤矿运输带保护装置及其工作方法

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