JP2000335164A - 筆記具 - Google Patents

筆記具

Info

Publication number
JP2000335164A
JP2000335164A JP11148871A JP14887199A JP2000335164A JP 2000335164 A JP2000335164 A JP 2000335164A JP 11148871 A JP11148871 A JP 11148871A JP 14887199 A JP14887199 A JP 14887199A JP 2000335164 A JP2000335164 A JP 2000335164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
sample
writing
nib
pen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11148871A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Imamura
幸一郎 今村
Masamitsu Nagahama
正光 長濱
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentel Co Ltd
Original Assignee
Pentel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pentel Co Ltd filed Critical Pentel Co Ltd
Priority to JP11148871A priority Critical patent/JP2000335164A/ja
Publication of JP2000335164A publication Critical patent/JP2000335164A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐摩耗性に優れ、摩擦による変形が起こりに
くくインキ吐出の品質に悪影響を及ぼさないものであり
ながら、筆記抵抗が低く滑らかに筆記できるペン先を使
用した筆記具を得る。 【解決手段】 材料中にメラミンシアヌレートを配合し
たペン先。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙面や部材間で摩
擦を生じる合成樹脂製のペン先部材を使用したインキを
内蔵する筆記具に関し、更に詳しくは、小管内に細杆体
を挿入した小管式ペン先、ボールペンチップ、孔や溝状
のインキ通路を形成した合成樹脂製ペン先、合成繊維の
集束体を使用した繊維ペン先等を使用した筆記具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】筆記作業に際して摩擦を生じる合成樹脂
製のペン先部材としては、紙などの被筆記面と接触する
繊維ペン先や孔や溝状のインキ通路を形成した合成樹脂
製ペン先、小管式ペン先の細杆体、ボールペンのボール
ホルダー先端部などが挙げられ、また、部材間に摩擦を
生じるものとしては、ボールペンチップのボールとボー
ルホルダーの受座部やボールとボール受座を形成する繊
維集束体製のインキ誘導芯が挙げられる。これら部材の
材質は、耐摩耗性やインキ吐出性や書き味また製造容易
性などを考慮して、合成樹脂以外の金属、セラミックな
どから適宣使用されることもあるが、合成樹脂としては
ポリアセタールや、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
エーテルエーテルケトンなどが使用されている。これら
摩擦を生じる場合にその摩擦抵抗を低くすることは書き
味の滑らかさやインキの吐出性能に影響するため、従来
では、合成樹脂材料中にグラファイトなどのへき開性を
有するものを添加したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、従来の
ものでは、そのへき開性により材料の分子間がずれるこ
とで、紙との摩擦抵抗が下がり書き味はなめらかになる
が、しかし、分子間がずれたまま元に戻りにくいので、
樹脂が変形してしまうものがあった。この変形した部分
は、インキの通過する孔や溝を塞ぐことがあり、目詰ま
りとなって、インキ吐出性がしだいに悪くなり、最後は
インキが全く吐出しない状態となってしまうものがあっ
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、一つ以
上のアミノ基を有するトリアジン環を構造中に一つ以上
有する有機化合物と、イソシアヌル酸とを混合添加した
合成樹脂を使用したペン先と、一つ以上の水酸基を有す
る有機溶剤を含有するインキとから少なくともなる筆記
具を要旨とする。
【0005】一つ以上のアミノ基を有するトリアジン環
を構造中に一つ以上有する有機化合物としては、2−ア
ミノ−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−
1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリアミノ−
1,3,5−トリアジン、メラミン、4−アミノ−1,
2,3−トリアジン、4,5−ジアミノ−1,2,3−
トリアジン、4,5,6−トリアミノ−1,2,3−ト
リアジン、3−アミノ−1,2,4−トリアジン、3,
5−ジアミノ−1,2,4−トリアジン、3,5,6−
トリアミノ−1,2,4−トリアジンなどが挙げられこ
れら単独もしくは二種以上混合したものが使用出来る。
また、上記化合物の基本骨格を有していれば基本的には
使用出来、各種誘導体化しても良い。
【0006】上記の一つ以上のアミノ基を有するトリア
ジン環を構造中に一つ以上有する有機化合物と、イソシ
アヌル酸とを混合添加する合成樹脂としては、ポリプロ
ピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、ポリスチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン、高分子量ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、エチレン・ビニルアルコール共重合体、エチ
レン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチ
ル共重合体、エチレン・アクリル酸エチル共重合体、エ
チレン・メタクリル酸共重合体、ポリビニルアルコー
ル、ポリメチルメタクリル酸メチル、ポリエチレンオキ
サイド、エチレンビニルアルコール、エチレンビニルア
ルコール・カーボンモノオキサイド共重合体、エチレン
アクリル酸ブチル、アクリロニトリル・アクリルゴム・
スチレン共重合体、アクリロニトリル・スチレン共重合
体、アクリロニトリル・塩素化ポリエチレン・スチレン
共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共
重合体、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン、酢酸セ
ルロース樹脂、ポリ4フッ化エチレン樹脂、4フッ化エ
チレン−6フッ化プロピレン共重合樹脂、4フッ化エチ
レン−パーフロロアルキルビニルエーテル共重合樹脂、
4フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂、ポリ3フッ化
塩化エチレン樹脂、ポリフッ化ビニリデン、ポリオキシ
メチレンホモポリマー、ポリオキシメチレンコポリマ
ー、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイ
ロン11、ナイロン12、ポリアリレート樹脂、熱可塑
性ポリウレタンエラストマー、ポリオキシベンゾイル樹
脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、ポリスルホン樹
脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタ
レート樹脂、ポリエチレンテレフタレート共重合体、ポ
リブチレンテレフタレート共重合体、ポリエチレンナフ
タレート、ポリブチレンナフタレート、ポリブチレンナ
フタレート共重合体、ポリカーボネート樹脂、ポリブチ
レンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹
脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリブタジエン
樹脂、ポリメチルペンテン等などがあげられ、これら単
独もしくは二種以上混合したものが使用出来る。
【0007】インキ中に含まれる一つ以上の水酸基を有
する有機溶剤としては、メタノール、エタノール、1−
プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2
−ブタノール、イソブチルアルコール、tert−ブチ
ルアルコール、フェニルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、メチルセロソルブ、ベンジルアルコール、1,2エ
タンジオール、1,2−プロパンジオール、1,3−プ
ロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブ
タンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、2−ブテン−
1,4−ジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオ
ール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオールなどが挙
げられ、これら単独もしくは二種以上混合したものが使
用出来る。尚、インキとしては、上述の一つ以上の水酸
基を有する物質が配合されていればよく、染料・顔料の
使用、溶剤としての水の使用、その他添加材としての界
面活性剤や合成樹脂、防腐・防黴・防錆材等、従来筆記
具用インキに使用されている配合物を特に制限なく使用
することができる。
【0008】
【作用】筆記時のペン先部材中において、紙面と当接す
る筆記面となるところや、筆記の力に応じて回転及び摺
動する部材と当接する部材中に、アミノ基を有するトリ
アジン環を構造中に有する有機化合物とイソシアヌル酸
とを混合添加したものは、以下に示す分子状態となる。
トリアジン環が有するアミノ基の水素原子は電気陰性度
の高い窒素原子に隣り合っているため電子不足な状態と
なる。この電子不足な水素原子は、イソシアヌル酸構造
中のケトン基の酸素原子上の非共有電子対と水素結合
し、さらにトリアジン環上の窒素原子上の非共有電子対
とイソシアヌル酸が有するアミノ基の水素原子とが水素
結合するため複合体が形成される。トリアジン環及びイ
ソシアヌル酸は平面分子であり、トリアジン環及びイソ
シアヌル酸上の水素結合部位である水酸基、アミノ基、
ケトン基は平面分子と同方向に結合しているため、水素
結合により形成された複合体は、平面分子が水素結合を
介して同方向に配列した一つの大きな平面を形成した構
造となっている。この複合体形成による一つの大きな平
面は、その平面同士がスタッキングするため、平面間に
は弱い結合力が働き、層状構造を取るようになる。この
層状化合物に外力が働くと、平面配列分子同士は、スタ
ッキングによる弱い結合力しかないので、その平面同士
がずれることで外力を緩和するため、筆記時の筆記面に
かかる摩擦を低減することが出来、なめらかな書き味と
することが出来る。また、インキ成分中に、水酸基を一
つ以上有する有機溶媒が含有されると、ペン先表面のト
リアジン環とイソシアヌル酸が形成する平面複合体の層
状構造の周囲を有機溶剤中の水酸基部分が、複合体中に
豊富に含まれる酸素原子や窒素原子上の非共有電子対と
水素結合することで、あたかも平面複合体の層状構造を
取り囲んだ状態となり、平面複合体の層状構造を維持す
るような力が発現する。よって、筆記時の外力により複
合体平面間がずれても、ずれた平面は再びもとの層状構
造をとるようになるため、ペン先部材の変形や摩耗を極
力抑制することが出来、摩耗や変形による毛管などのイ
ンキ吐出部が破壊されにくいものとなる。
【0009】
【実施例】図面に基づき筆記具の基本的な構造の一例に
ついて説明する。図1に示したものは、外装体1の内部
にインキ吸蔵体2を配置した、所謂中綿式の筆記具の一
例である。インキタンクを形成する外装体1内に、イン
キを貯蔵した繊維集束体や連通多孔質体などからなるイ
ンキ吸蔵体2を配置し、このインキ吸蔵体2の先端部
に、繊維集束体製のペン先3を差し込んでおり、インキ
吸蔵体2内のインキをペン先3との毛細管力の差により
ペン先3に供給するものである。このペン先3は合成樹
脂製繊維の集束体を熱硬化性樹脂で固めたものや、繊維
同士を融着して固めたものが知られており、繊維と繊維
が形成する毛管によってインキの吐出と保持を行うもの
である。また、外装体1の前部分であって、キャップ
(図示せず)を装着した際にキャップ内に隠れる部分
に、筆記時にペン先3で消費されるインキと置換してイ
ンキタンク内に外気を取り入れるための空気孔4が開口
されている。さらに、尾栓5により外装体1中でのイン
キ吸蔵体のずれや動きを抑制するものである。
【0010】図2に他の一例を示す。上述の一例におけ
る図1のI部に相当する拡大図として示してある。合成
樹脂製の棒状体よりなるペン先3を有する、所謂プラペ
ンと呼ばれるものの一例である。ペン先3は、適宣断面
形状を有するダイより押出され、内部には適宣断面パタ
ーンを有するインキ通路6が貫設されている。筆記時に
は、そのインキ通路6の先端開口部よりインキが吐出さ
れ、先端部分にて被筆記面に塗られることになる。尚、
図1に示した一例とはペン先3が異なる以外は同様の構
造を採用している。
【0011】図3に更に他の一例を示す。上述の一例に
おける図2に相当する図として示してある。合成樹脂製
のボールホルダーを有する、所謂樹脂チップボールペン
と呼ばれるものの一例である。筆記部材としてのボール
7と、このボール7を先端開口部より一部突出して抱持
するボールホルダー8とからなるチップと呼ばれるペン
先3が構成されている。ボールホルダー8内において、
中心部分にインキ通孔を形成して内方突出部が形成され
ており、この内方突出部にてボールが収容されるボール
収容室9が構成され、ボール収容室と反対側の部分に
は、インキ誘導芯10が挿入されている。このインキ誘
導芯10は、インキ吸蔵体2から毛管力の差によりイン
キを供給するものであり、インキ通孔を通じてインキは
ボールに付着した状態となっている。筆記時には、ボー
ルが回転し、ボールに付着したインキが紙面に転写され
る。
【0012】上記の図示した筆記具について、各部材を
種々の材質及びその組み合わせにて作成した筆記具の実
施例を作成した。 材質例1 ポリエチレンテレフタレートであるMA2101(ユニ
チカ(株)製)9.95kgに、メラミンシアヌレート
であるMCA C1(三菱化学(株)製)を0.05k
g混合したものを、溶融押出することで繊維集束体とし
た。
【0013】材質例2 ポリエチレンテレフタレートであるMA2101(ユニ
チカ(株)製)9.5kgに、メラミンシアヌレートで
あるMCA C1(三菱化学(株)製)を0.5kg混
合したものを、溶融押出することで繊維集束体とした。
【0014】材質例3 ポリエチレンテレフタレートであるMA2101(ユニ
チカ(株)製)9kgに、メラミンシアヌレートである
MCA C1(三菱化学(株)製)を1kg混合したも
のを、溶融押出することで繊維集束体とした。
【0015】材質例4 ポリエチレンテレフタレートであるMA2101(ユニ
チカ(株)製)7kgに、メラミンシアヌレートである
MCA C1(三菱化学(株)製)を3kg混合したも
のを、溶融押出することで繊維集束体とした。
【0016】材質例5 ポリエチレンテレフタレートであるMA2101(ユニ
チカ(株)製)9kgに、グラファイトである黒鉛粉末
(関東化学(株)製)を1kg混合したものを、溶融押
出することで繊維集束体とした。
【0017】材質例6 ポリアセタールであるテナック−C 3510(旭化成
工業(株)製)9.95kgに、メラミンシアヌレート
であるMCA C1(三菱化学(株)製)を0.05k
g混合したもの。
【0018】材質例7 ポリアセタールであるテナック−C 3510(旭化成
工業(株)製)9.5kgに、メラミンシアヌレートで
あるMCA C1(三菱化学(株)製)を0.5kg混
合したもの。
【0019】材質例8 ポリアセタールであるテナック−C 3510(旭化成
工業(株)製)9kgに、メラミンシアヌレートである
MCA C1(三菱化学(株)製)を1kg混合したも
の。
【0020】材質例9 ポリアセタールであるテナック−C 3510(旭化成
工業(株)製)7kgに、メラミンシアヌレートである
MCA C1(三菱化学(株)製)を3kg混合したも
の。
【0021】材質例10 ポリアセタールであるテナック−C 3510(旭化成
工業(株)製)9kgに、グラファイトである黒鉛粉末
(関東化学(株)製)を1kg混合したもの。
【0022】ペン先サンプル1 ペン先サンプルとして、上記の材質例1の繊維を束ねた
後、n−ブチルエーテル化メラミンプレポリマー(部分
重合体)であるスーパーベッカミンJ−820−60
(大日本インキ化学工業(株)製)で固めて繊維収束体
とし、芯スリを行い、繊維ペン先を有するマーキングペ
ンであるサインペン S520−AD(ぺんてる(株)
製)のペン先と同形状とし、これをペン先サンプル1−
1とした。また、材質例1を材質例2〜5と変えた以外
は同様にして作成したサンプルをペン先サンプル1−2
〜1−5とした。
【0023】ペン先サンプル2 ペン先サンプルとして、上記の材質例6を押出成形した
後、芯スリを行い、中心に貫通インキ通路を有する合成
樹脂製ペン先を使用しているマーキングペンである、グ
ラフペン N20−5A(ぺんてる(株)製)のペン先
と同形状とし、これをペン先サンプル2−6とした。ま
た、材質例6を材質例7〜10と変えた以外は同様にし
て作成したサンプルをペン先サンプル2−7〜2−10
とした。
【0024】ペン先サンプル3 ペン先サンプルとして、上記の材質例6を射出成形し
て、合成樹脂製のボールホルダーを使用した水性ボール
ペンである、ボールPentel B100−AD(ぺ
んてる(株)製)のペン先と同形状のチップホルダーと
し、ボールPentel B100−ADと同一の筆記
ボールを装着して、樹脂チップボールペンペン先サンプ
ル3−6とした。また、材質例6を材質例7〜10と変
えた以外は同様にして作成したサンプルをペン先サンプ
ル3−7〜3−10とした。
【0025】インキサンプル1 インキの粘度は5cPsであり、組成は、以下の通りで
ある。 FISCO BLACK 883(染料、オリエント化学工業(株)製) 40部 エチレングリコール 10部 水 50部
【0026】インキサンプル2 インキの粘度は5cPsであり、組成は、以下の通りで
ある。 ミクロシンベース EX(染料、オリエント化学工業(株)製) 10部 キシレン 90部
【0027】実施例1 ペン先サンプル1−1をサインペン S520−AD
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル1を充填したものを実施例1のサンプルとし
た。
【0028】実施例2 ペン先サンプル1−2をサインペン S520−AD
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル1を充填したものを実施例2のサンプルとし
た。
【0029】実施例3 ペン先サンプル1−3をサインペン S520−AD
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル1を充填したものを実施例3のサンプルとし
た。
【0030】実施例4 ペン先サンプル1−4をサインペン S520−AD
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル1を充填したものを実施例4のサンプルとし
た。
【0031】実施例5 ペン先サンプル2−6をN20−5A(ぺんてる(株)
製)に取り付けて、インキとしてインキサンプル1を充
填したものを実施例5のサンプルとした。
【0032】実施例6 ペン先サンプル2−7をN20−5A(ぺんてる(株)
製)に取り付けて、インキとしてインキサンプル1を充
填したものを実施例6のサンプルとした。
【0033】実施例7 ペン先サンプル2−8をN20−5A(ぺんてる(株)
製)に取り付けて、インキとしてインキサンプル1を充
填したものを実施例7のサンプルとした。
【0034】実施例8 ペン先サンプル2−9をN20−5A(ぺんてる(株)
製)に取り付けて、インキとしてインキサンプル1を充
填したものを実施例8のサンプルとした。
【0035】実施例9 ペン先サンプル3−6をボールPentel B100
−AD(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとし
てインキサンプル1を充填したものを実施例9のサンプ
ルとした。
【0036】実施例10 ペン先サンプル3−7をボールPentel B100
−AD(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとし
てインキサンプル1を充填したものを実施例10のサン
プルとした。
【0037】実施例11 ペン先サンプル3−8をボールPentel B100
−AD(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとし
てインキサンプル1を充填したものを実施例11のサン
プルとした。
【0038】実施例12 ペン先サンプル3−9をボールPentel B100
−AD(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとし
てインキサンプル1を充填したものを実施例12のサン
プルとした。
【0039】比較例1 ポリエチレンテレフタレートであるMA2101(ユニ
チカ(株)製)を溶融押出して得た繊維を束ね繊維集束
体として、この繊維集束体をn−ブチルエーテル化メラ
ミンプレポリマー(部分重合体)であるスーパーベッカ
ミンJ−820−60(大日本インキ化学工業(株)
製)で固めた後、芯スリを行いマーキングペンであるサ
インペン S520−AD(ぺんてる(株)製)のペン
先部分と同形状のペン先を得た。このペン先をサインペ
ン S520−AD(ぺんてる(株)製)に取り付け
て、インキとしてインキサンプル1を充填したものを比
較例1のサンプルとした。
【0040】比較例2 ペン先サンプル1−3をサインペン S520−AD
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル2を充填したものを比較例2のサンプルとし
た。
【0041】比較例3 ペン先サンプル1−5をサインペン S520−AD
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル1を充填したものを比較例3のサンプルとし
た。
【0042】比較例4 ポリアセタールであるテナック−C 3510(旭化成
工業(株)製)を押出成形した後、芯スリを行いマーキ
ングペンであるグラフペン N20−5A(ぺんてる
(株)製)のペン先部分と同形状のペン先を得た。この
ペン先をマーキングペンであるグラフペン N20−5
A(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイ
ンキサンプル1を充填したものを比較例4のサンプルと
した。
【0043】比較例5 ペン先サンプル2−8をグラフペン N20−5A(ぺ
んてる(株)製)に取り付けて、インキとしてインキサ
ンプル2を充填したものを比較例5のサンプルとした。
【0044】比較例6 ペン先サンプル2−10をグラフペン N20−5A
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル2を充填したものを比較例6のサンプルとし
た。
【0045】比較例7 ボールPentel B100−ADのペン先部分と同
形状ボールホルダーを、ポリアセタールであるテナック
−C 3510(旭化成工業(株)製)で形成して、ボ
ールPentel B100−ADに取り付け、インキ
としてインキサンプル1を充填したものを比較例7のサ
ンプルとした。
【0046】比較例8 ペン先サンプル3−8をボールPentel B100
−AD(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとし
てインキサンプル2を充填したものを比較例8のサンプ
ルとした。
【0047】比較例9 ペン先サンプル3−10をグラフペン N20−5A
(ぺんてる(株)製)に取り付けて、インキとしてイン
キサンプル1を充填したものを比較例9のサンプルとし
た。
【0048】
【発明の効果】上述の各図に対して、各実施例及び比較
例に対して、以下の試験を行った。結果を表1に示す。
【0049】摩擦抵抗試験 厚み10mmのアルミ板上にリサイクルPPC用紙(富
士ゼロックス(株)製)を1枚のせた後、各実施例、比
較例サンプルのペン先を下方向に向けて、サンプルが紙
面に対して垂直となるように100gの荷重をかけなが
ら当接させた。このサンプルを紙面に対して水平に筆記
させたときの、ペン先にかかる荷重のうち、紙面に対し
て筆記方向とは逆側の水平方向にかかる荷重(g)を測
定し、この値を摩擦抵抗とした。
【0050】筆記試験 各実施例、比較例のサンプルを、画線筆記試験機にて、
筆記荷重100g、筆記角度75゜、毎秒70mmの筆
記速度で筆記し、筆跡に濃淡やカスレが発生するまでの
距離を筆記距離とした。(尚、筆記具に収容されるイン
キ量は半分以下となった時点でつぎたしを行い試験を行
った。)
【0051】
【表1】
【0052】以上のように、本発明の筆記具は、筆記時
の摩擦抵抗を抑制し、耐摩耗性に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例を示す断面図。
【図2】他の一例を示す図1の要部拡大断面図。
【図3】他の一例を示す図1の要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 外装体 2 インキ吸蔵体 3 ペン先 4 空気孔 5 インキ通路 6 ボール 7 ボールホルダー 8 ボール収容室 9 インキ誘導芯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つ以上のアミノ基を有するトリアジン
    環を構造中に一つ以上有する有機化合物と、イソシアヌ
    ル酸とを混合添加した合成樹脂を使用したペン先と、一
    つ以上の水酸基を有する有機溶剤を含有するインキとか
    ら少なくともなる筆記具。
  2. 【請求項2】 前記一つ以上のアミノ基を有するトリア
    ジン環を構造中に一つ以上有する有機化合物がメラミン
    であることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
JP11148871A 1999-05-27 1999-05-27 筆記具 Withdrawn JP2000335164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11148871A JP2000335164A (ja) 1999-05-27 1999-05-27 筆記具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11148871A JP2000335164A (ja) 1999-05-27 1999-05-27 筆記具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000335164A true JP2000335164A (ja) 2000-12-05

Family

ID=15462597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11148871A Withdrawn JP2000335164A (ja) 1999-05-27 1999-05-27 筆記具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000335164A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161811A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Unitika Trading Co Ltd ペン先用ナイロン捲縮糸とそれを用いたペン先
JP2013188896A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Mitsubishi Pencil Co Ltd ボールペンチップ
WO2014097871A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 株式会社ダイヤメット 粉末冶金用原料粉末
CN104910379A (zh) * 2014-03-12 2015-09-16 周卫星 一种含胺基多孔材料的制备方法及其在回收废电器贵金属中的应用

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011161811A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Unitika Trading Co Ltd ペン先用ナイロン捲縮糸とそれを用いたペン先
JP2013188896A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Mitsubishi Pencil Co Ltd ボールペンチップ
WO2014097871A1 (ja) 2012-12-17 2014-06-26 株式会社ダイヤメット 粉末冶金用原料粉末
US9844811B2 (en) 2012-12-17 2017-12-19 Diamet Corporation Raw material powder for powder metallurgy
CN104910379A (zh) * 2014-03-12 2015-09-16 周卫星 一种含胺基多孔材料的制备方法及其在回收废电器贵金属中的应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS644541Y2 (ja)
US20060165470A1 (en) Connector systems and marker systems comprising same
EP2581234B1 (en) Writing instrument
US8684617B2 (en) Writing instrument
JP2000335164A (ja) 筆記具
JP2022107786A (ja) 筆記具
CN112533765A (zh) 笔尖以及具备该笔尖的书写工具
JP4731035B2 (ja) 筆記具用インキを収容する樹脂成形容器
JP5691263B2 (ja) 筆記具
CN111183042A (zh) 书写工具和相关的方法
JP5037783B2 (ja) 樹脂組成物及びそれらを用いて成形された成形体、レンズ鏡筒
CN100436159C (zh) 用于书写设备的墨水储存器
US5944438A (en) Writing instrument
JP3387279B2 (ja) 筆記具の一時的インキ溜め部材
JP2005131943A (ja) 顔料インキ用ペン先及び筆記具
JP2012245749A (ja) 筆記具
US6443649B1 (en) Free-ink type writing instrument
JP7418199B2 (ja) 筆記具
JP4919756B2 (ja) 筆記具
WO2023054201A1 (ja) 筆記具用インキ収容管、筆記具用中芯及び筆記具
JP2014111345A (ja) 筆記具
JP2004122604A (ja) インク逆流防止栓
EP3492538B1 (en) Pencil lead
JP2001301379A (ja) インク保溜体
JP2018126873A (ja) 塗布具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050125

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061113