JP2000335053A - 印刷システム、データ処理装置、印刷予約方法及び記憶媒体 - Google Patents

印刷システム、データ処理装置、印刷予約方法及び記憶媒体

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JP2000335053A
JP2000335053A JP11149640A JP14964099A JP2000335053A JP 2000335053 A JP2000335053 A JP 2000335053A JP 11149640 A JP11149640 A JP 11149640A JP 14964099 A JP14964099 A JP 14964099A JP 2000335053 A JP2000335053 A JP 2000335053A
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Hiroshi Omura
宏 大村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理時間の予想できない重いジョブによるプ
リンタの占有を防止し、トータルなジョブ毎の印刷のス
ループットを飛躍的に向上することを可能とした印刷シ
ステム、データ処理装置、印刷予約方法及び記憶媒体を
提供する。 【解決手段】 プリンタ2は、プリンタ内リソースを管
理するプリンタジョブ管理手段21と、プリンタ内空き
リソース情報をホストコンピュータ1へ通知するプリン
タステータス収集手段28とを有し、ホストコンピュー
タ1は、プリンタ2のプリンタステータス収集手段28
との通信に基づき印刷ジョブのプリンタ内での処理を決
定すると共に、印刷ジョブに使用可能なプリンタ内空き
リソースを前もって予約するホストジョブ決定手段12
3を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷システム、デ
ータ処理装置、印刷予約方法及び記憶媒体に係り、更に
詳しくは、ホストコンピュータ等の上位装置と、上位装
置から送信される印刷データ(1つの印刷を形成する要
素データの総称であり、1ページ中の印刷物を表すイメ
ージビットマップや1ページを複数個の領域に分割した
もののある領域1つの領域に印刷されるデータであるバ
ンドデータや、円等の描画の基本単位である描画オブジ
ェクトなど)を受信して動作するレーザビームプンリン
タや複写機等の印刷装置とから構成される印刷システ
ム、データ処理装置、印刷予約方法及び記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷データを送信するホストコン
ピュータと、印刷データに基づき印刷動作を行うプリン
タとから構成される印刷システムが存在する。図9は従
来例に係る印刷システムの概略構成を示すブロック図で
ある。従来の印刷システムにおける印刷制御方法及び処
理の流れについて図9を用いて説明する。
【0003】図9の印刷システムにおいて、一般にホス
トコンピュータ1とプリンタ2はセントロニクスインタ
ーフェイスといったパラレル通信手段やネットワーク通
信手段等の通信媒介4を介して接続されている。ホスト
コンピュータ1では、ワードプロセッサやドロー系ツー
ルのようなアプリケーション・ソフトウエア11(以下
アプリケーション11と略称)が不図示の基本ソフトの
上で動作しており、このアプリケーション11からプリ
ンタ2にユーザが印刷を実行させる場合、次に示すよう
な手順でアプリケーション11からの印刷データが処理
され、プリンタ2のプリンタエンジン26によって紙な
どの印刷媒体に印刷される。
【0004】(1)アプリケーション11によって基本
ソフト(OS;Windows(マイクロソフト(株)
の登録商標))が提供するグラフィックス・デバイス・
インターフェイスがコール(呼び出される)されること
により、不図示の基本ソフトのグラフィックスモジュー
ルにGDI関数と言われる印刷データが渡される。
【0005】(2)基本ソフトのグラフィックスモジュ
ールは、出力先のデバイスに依存しない加工を印刷デー
タに行い、プリンタのベンダが提供するデバイスドライ
バ12にGDI関数と言われる印刷データを渡す。
【0006】(3)プリンタ2のベンダが提供するデバ
イスドライバ12は、デバイスに依存する加工を印刷デ
ータに行い、ホストコンピュータ1とプリンタ2をつな
ぐ通信媒介4を通してプリンタ2にページ記述言語形式
の印刷データを転送する。
【0007】(4)プリンタ2は、ホストコンピュータ
1より受け取った印刷データをプリンタエンジン26で
処理できる形に加工してプリンタエンジン26に印刷を
任せる。
【0008】プリンタ2のベンダが実装できるところ
は、上記手順(3)と(4)の部分である。上記手順
(3)と(4)の部分で、プリンタ2のベンダは以下レ
ンダリング手段を構成する2つの手段(処理)を提供す
る必要がある。
【0009】(a)ジオメトリ変換手段 印刷データのうち高度に抽象化された幾何学情報で表さ
れる印刷データを矩形、トラペゾイドまたはビットマッ
プ等の下記ラスタライズ手段が扱いやすい抽象度の低い
単純な幾何学情報に変換する。
【0010】例: 文字コード:イメージ・ビットマップ ポリゴン :イメージ・ビットマップ、矩形、トラペゾ
イド、ラスタライン (b)ラスタライザ処理 1ページまたは1ページ中の一部の領域を表すビットマ
ップ・イメージにジオメトリ変換処理で変換した印刷デ
ータを変換して描画していく処理。
【0011】PDL(Page Descriptio
n Language)方式のプリンティングシステム
の場合、上記手順(3)では基本ソフトのグラフィック
ス・モジュールから渡された印刷データを転送しやすい
印刷データに加工して転送するのみで、ジオメトリ変換
処理とラスタライザ処理はそれぞれ上記手順(4)のプ
リンタ2の内部のプリンタ側ジオメトリ手段1・23、
プリンタ側ジオメトリ手段2・24と、ラスタライズ手
段25で行っている。
【0012】また、イメージ方式のプリンティングシス
テムの場合、ジオメトリ変換処理は上記手順(3)のホ
スト側ジオメトリ手段122で行い、個々の印刷データ
をビットマップ・イメージに変換してプリンタ2に転送
し、上記手順(4)でラスタライズ手段25を用いてラ
スタライズ処理を行っている。
【0013】例えば、基本ソフトのグラフィックスモジ
ュールから円を表す印刷データを渡された場合、PDL
方式のプリンティングシステムでは、 上記手順3:中心座標と半径のような円を表す座標のデ
ータを、ホストコンピュータ1側のPDLコマンド生成
手段121でPDLコマンドに変換してプリンタ2に転
送する。
【0014】上記手順4:そのPDLコマンドを受けて
プリンタ2のプリンタ側レンダリング手段1・23、プ
リンタ側レンダリング手段2・24でジオメトリ変換を
行い、円→ポリゴン→トラペゾイドと変換し、続いてプ
リンタ2内のラスタライズ手段25で、プリンタエンジ
ン26が処理可能な形式に展開していく。
【0015】イメージ方式のプリンティングシステムで
は、 上記手順3:ホスト側ジオメトリ手段122を用いて、
ジオメトリ変換処理で円→ポリゴン→トラペゾイド→イ
メージ・ビットマップと変換し、プリンタ2に送る。
【0016】上記手順4:その印刷データを受けてプリ
ンタ2内のラスタライズ手段25で、プリンタエンジン
26が処理可能な形式に展開していく。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例においては次のような問題点があった。即ち、
従来のプリンタの場合は、基本ソフトのグラフィックス
モジュールから渡された印刷データを描画順通りに随時
処理していく。そのため、ジオメトリ変換処理に非常に
時間がかかる印刷データがジオメトリ変換手段に渡され
た場合、ジオメトリ変換処理によってデータが生成され
るまで他ジョブデータを処理できない占有状態となり、
後からジオメトリ変換処理に時間がかからない簡単な印
刷データが来た場合も印刷の結果が出力されるまでに前
のジョブの完了を待つ必要があった。
【0018】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、処理時間の予想できない重いジョブによるプリ
ンタの占有を防止し、トータルなジョブ毎の印刷のスル
ープットを飛躍的に向上することを可能とした印刷シス
テム、データ処理装置、印刷予約方法及び記憶媒体を提
供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明は、通信媒体を介してデータ
処理装置と印刷装置を双方向通信可能に接続した印刷シ
ステムであって、前記印刷装置は、印刷装置内リソース
を管理する管理手段と、印刷装置内空きリソース情報を
前記データ処理装置へ通知する通知手段とを有し、前記
データ処理装置は、前記印刷装置の前記通知手段との通
信に基づき印刷ジョブの前記印刷装置内での処理を決定
すると共に、印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空きリ
ソースを前もって予約する決定手段を有することを特徴
とする。
【0020】上記目的を達成するために、請求項2記載
の本発明は、前記データ処理装置の前記決定手段は、前
記印刷装置へ前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを
転送する前に、前記印刷装置の前記通知手段との情報の
送受により印刷の描画に必要な印刷装置内空きリソース
を確認し、前記印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空き
リソースを前もって予約することを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するために、請求項3記載
の本発明は、前記データ処理装置の前記決定手段は、使
用可能なジオメトリ手段が前記印刷装置に存在する場
合、前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを転送する
前に、前記印刷装置の使用可能なジオメトリ手段を前記
印刷ジョブのジオメトリ変換の手段として割り当てを予
約することを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するために、請求項4記載
の本発明は、前記データ処理装置の前記決定手段は、前
記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の排出が可能
な空きビンが存在する場合、前記ソータの空きビンを前
もって印刷結果の出力先として決定することを特徴とす
る。
【0023】上記目的を達成するために、請求項5記載
の本発明は、前記データ処理装置の前記決定手段は、前
記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを描画するジオメ
トリ手段を前記印刷装置に確保できない場合、前記デー
タ処理装置が有するジオメトリ手段を用いて前記印刷コ
マンドを前記印刷装置が有するラスタライズ手段で処理
可能なように変換することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するために、請求項6記載
の本発明は、前記データ処理装置の前記決定手段は、前
記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の排出が可能
な空きビンが存在する場合で且つ前記印刷装置の前記ラ
スタライズ手段が使用可能な場合、前記印刷コマンドを
転送する前に、前記ソータの空きビンと前記印刷装置の
前記ラスタライズ手段の予約情報を前記印刷装置へ転送
することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するために、請求項7記載
の本発明は、前記データ処理装置の前記決定手段は、前
記ソータの空きビンを印刷結果の出力先として決定した
旨をユーザに通知することを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するために、請求項8記載
の本発明は、前記印刷装置の前記通知手段は、印刷の描
画に必要な印刷装置内空きリソース情報と前記データ処
理装置からのリソース予約時の印刷装置内空きリソース
情報がリソースの予約時に変化していた場合、前記印刷
装置内空きリソース情報を前記データ処理装置へ再送す
ることを特徴とする。
【0027】上記目的を達成するために、請求項9記載
の本発明は、前記印刷装置の前記管理手段は、前記デー
タ処理装置による前記印刷装置内リソースの予約後一定
期間内に前記データ処理装置からのデータ転送がない場
合、前記データ処理装置に対し前記データ処理装置のス
テータス状況を確認し、前記印刷装置内リソースの予約
時の前記データ処理装置の状態と変化していた場合、前
記印刷装置内リソースの予約を解除することを特徴とす
る。
【0028】上記目的を達成するために、請求項10記
載の本発明は、前記データ処理装置から印刷データを前
記印刷装置へ転送し前記印刷装置でジオメトリ変換処理
及びラスタライズ処理を行うPDL方式、前記データ処
理装置から印刷データをビットマップイメージに変換し
て前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でラスタライズ処
理を行うイメージ方式に適用可能であることを特徴とす
る。
【0029】上記目的を達成するために、請求項11記
載の本発明は、通信媒体を介してデータ処理装置と印刷
装置を双方向通信可能に接続した印刷システムに適用さ
れる印刷予約方法であって、前記印刷装置は、印刷装置
内リソースを管理する管理ステップと、印刷装置内空き
リソース情報を前記データ処理装置へ通知する通知ステ
ップとを有し、前記データ処理装置は、前記印刷装置と
の通信に基づき印刷ジョブの前記印刷装置内での処理を
決定すると共に、印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空
きリソースを前もって予約する決定ステップを有するこ
とを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するために、請求項12記
載の本発明は、前記データ処理装置の前記決定ステップ
では、前記印刷装置へ前記印刷ジョブを構成する印刷コ
マンドを転送する前に、前記印刷装置との情報の送受に
より印刷の描画に必要な印刷装置内空きリソースを確認
し、前記印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空きリソー
スを前もって予約することを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するために、請求項13記
載の本発明は、前記データ処理装置の前記決定ステップ
では、使用可能なジオメトリ手段が前記印刷装置に存在
する場合、前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを転
送する前に、前記印刷装置の使用可能なジオメトリ手段
を前記印刷ジョブのジオメトリ変換の手段として割り当
てを予約することを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するために、請求項14記
載の本発明は、前記データ処理装置の前記決定ステップ
では、前記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の排
出が可能な空きビンが存在する場合、前記ソータの空き
ビンを前もって印刷結果の出力先として決定することを
特徴とする。
【0033】上記目的を達成するために、請求項15記
載の本発明は、前記データ処理装置の前記決定ステップ
では、前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを描画す
るジオメトリ手段を前記印刷装置に確保できない場合、
前記データ処理装置が有するジオメトリ手段を用いて前
記印刷コマンドを前記印刷装置が有するラスタライズ手
段で処理可能なように変換することを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために、請求項16記
載の本発明は、前記データ処理装置の前記決定ステップ
では、前記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の排
出が可能な空きビンが存在する場合で且つ前記印刷装置
の前記ラスタライズ手段が使用可能な場合、前記印刷コ
マンドを転送する前に、前記ソータの空きビンと前記印
刷装置の前記ラスタライズ手段の予約情報を前記印刷装
置へ転送することを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するために、請求項17記
載の本発明は、前記データ処理装置の前記決定ステップ
では、前記ソータの空きビンを印刷結果の出力先として
決定した旨をユーザに通知することを特徴とする。
【0036】上記目的を達成するために、請求項18記
載の本発明は、前記印刷装置の前記通知ステップでは、
印刷の描画に必要な印刷装置内空きリソース情報と前記
データ処理装置からのリソース予約時の印刷装置内空き
リソース情報がリソースの予約時に変化していた場合、
前記印刷装置内空きリソース情報を前記データ処理装置
へ再送することを特徴とする。
【0037】上記目的を達成するために、請求項19記
載の本発明は、前記印刷装置の前記管理ステップでは、
前記データ処理装置による前記印刷装置内リソースの予
約後一定期間内に前記データ処理装置からのデータ転送
がない場合、前記データ処理装置に対し前記データ処理
装置のステータス状況を確認し、前記印刷装置内リソー
スの予約時の前記データ処理装置の状態と変化していた
場合、前記印刷装置内リソースの予約を解除することを
特徴とする。
【0038】上記目的を達成するために、請求項20記
載の本発明は、前記データ処理装置から印刷データを前
記印刷装置へ転送し前記印刷装置でジオメトリ変換処理
及びラスタライズ処理を行うPDL方式、前記データ処
理装置から印刷データをビットマップイメージに変換し
て前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でラスタライズ処
理を行うイメージ方式に適用可能であることを特徴とす
る。
【0039】上記目的を達成するために、請求項21記
載の本発明は、通信媒体を介してデータ処理装置と印刷
装置を双方向通信可能に接続した印刷システムに適用さ
れる印刷予約方法を実行するプログラムを記憶したコン
ピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、前記
印刷予約方法は、前記印刷装置で印刷装置内リソースを
管理する管理ステップと、前記印刷装置から印刷装置内
空きリソース情報を前記データ処理装置へ通知する通知
ステップと、前記データ処理装置で前記印刷装置との通
信に基づき印刷ジョブの前記印刷装置内での処理を決定
すると共に、印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空きリ
ソースを前もって予約する決定ステップとを有すること
を特徴とする。
【0040】上記目的を達成するために、請求項22記
載の本発明は、通信媒体を介して印刷装置と双方向通信
可能に接続されたデータ処理装置であって、前記印刷装
置の前記通知手段との通信に基づき印刷ジョブの前記印
刷装置内での処理を決定すると共に、印刷ジョブに使用
可能な印刷装置内空きリソースを前もって予約する決定
手段を有することを特徴とする。
【0041】上記目的を達成するために、請求項23記
載の本発明は、前記決定手段は、前記印刷装置へ前記印
刷ジョブを構成する印刷コマンドを転送する前に、前記
印刷装置の前記通知手段との情報の送受により印刷の描
画に必要な印刷装置内空きリソースを確認し、前記印刷
ジョブに使用可能な印刷装置内空きリソースを前もって
予約することを特徴とする。
【0042】上記目的を達成するために、請求項24記
載の本発明は、前記決定手段は、使用可能なジオメトリ
手段が前記印刷装置に存在する場合、前記印刷ジョブを
構成する印刷コマンドを転送する前に、前記印刷装置の
使用可能なジオメトリ手段を前記印刷ジョブのジオメト
リ変換の手段として割り当てを予約することを特徴とす
る。
【0043】上記目的を達成するために、請求項25記
載の本発明は、前記決定手段は、前記印刷装置に装備さ
れたソータに印刷結果の排出が可能な空きビンが存在す
る場合、前記ソータの空きビンを前もって印刷結果の出
力先として決定することを特徴とする。
【0044】上記目的を達成するために、請求項26記
載の本発明は、前記決定手段は、前記印刷ジョブを構成
する印刷コマンドを描画するジオメトリ手段を前記印刷
装置に確保できない場合、前記データ処理装置が有する
ジオメトリ手段を用いて前記印刷コマンドを前記印刷装
置が有するラスタライズ手段で処理可能なように変換す
ることを特徴とする。
【0045】上記目的を達成するために、請求項27記
載の本発明は、前記決定手段は、前記印刷装置に装備さ
れたソータに印刷結果の排出が可能な空きビンが存在す
る場合で且つ前記印刷装置の前記ラスタライズ手段が使
用可能な場合、前記印刷コマンドを転送する前に、前記
ソータの空きビンと前記印刷装置の前記ラスタライズ手
段の予約情報を前記印刷装置へ転送することを特徴とす
る。
【0046】上記目的を達成するために、請求項28記
載の本発明は、前記決定手段は、前記ソータの空きビン
を印刷結果の出力先として決定した旨をユーザに通知す
ることを特徴とする。
【0047】上記目的を達成するために、請求項29記
載の本発明は、データ処理装置本体から印刷データを前
記印刷装置へ転送し前記印刷装置でジオメトリ変換処理
及びラスタライズ処理を行うPDL方式、データ処理装
置本体から印刷データをビットマップイメージに変換し
て前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でラスタライズ処
理を行うイメージ方式に適用可能であることを特徴とす
る。
【0048】上記目的を達成するために、請求項30記
載の本発明は、通信媒体を介して印刷装置と双方向通信
可能なデータ処理装置に適用される印刷予約方法であっ
て、前記印刷装置との通信に基づき印刷ジョブの前記印
刷装置内での処理を決定すると共に、印刷ジョブに使用
可能な印刷装置内空きリソースを前もって予約する決定
ステップを有することを特徴とする。
【0049】上記目的を達成するために、請求項31記
載の本発明は、通信媒体を介して印刷装置と双方向通信
可能なデータ処理装置に適用される印刷予約方法を実行
するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出し
可能な記憶媒体であって、前記印刷予約方法は、前記印
刷装置との通信に基づき印刷ジョブの前記印刷装置内で
の処理を決定すると共に、印刷ジョブに使用可能な印刷
装置内空きリソースを前もって予約する決定ステップを
有することを特徴とする。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0051】[本実施形態]図1は本発明の実施の形態
に係る印刷システムの概略構成を示すブロック図であ
る。本発明の実施の形態に係る印刷システムは、データ
処理装置であるホストコンピュータ1と、ソータ3が接
続された負荷分散印刷装置であるプリンタ2とから構成
されている。
【0052】更に、ホストコンピュータ1は、アプリケ
ーション11と、PDLコマンド生成手段121・ホス
ト側ジオメトリ手段122・ホストジョブ決定手段12
3を有するドライバ12とを備えている。更に、プリン
タ2は、プリンタジョブ管理手段21と、レンダラ制御
手段22と、プリンタ側ジオメトリ手段1・23と、プ
リンタ側ジオメトリ手段2・24と、ラスタライズ手段
25と、プリンタエンジン26と、記憶手段27と、プ
リンタステータス収集手段28と、ソータ制御装置31
と、複数のビン32、33、34とを備えている。
【0053】上記構成を詳述すると、ホストコンピュー
タ1内部では不図示の基本ソフトOS(Operati
ng System)が動作しており、その中の動作プ
ロセスとしてアプリケーション11とドライバ12が動
作している。ユーザはアプリケーション11で作成した
データをプリンタ2へ出力するために基本ソフトOSへ
印刷要求を出す。基本ソフトOSはプリンタ2のベンダ
が提供するドライバ12へユーザの印刷要求を渡し、プ
リンタ2が解釈できるPDLコマンドに変換することを
依頼する。
【0054】ホストコンピュータ1において、アプリケ
ーション11、ドライバ12は、上記のように不図示の
基本ソフトOSの中の動作プロセスとして動作するもの
である。ドライバ12のPDLコマンド生成手段121
は、基本ソフトOSが渡してくるユーザの印刷要求をプ
リンタ2が解釈できるPDLコマンドに変換する。ドラ
イバ12のホスト側ジオメトリ手段122は、PDLコ
マンド生成手段121で生成したPDLコマンドをプリ
ンタ2内のラスタライズ手段25で処理可能なデータに
変換する。ドライバ12のホストジョブ決定手段123
は、印刷に必要なプリンタ内リソースをプリンタ2内部
のプリンタステータス収集手段28とのやり取りにおい
て予約する。
【0055】ホストコンピュータ1のドライバ12は、
基本ソフトOSからの印刷要求を受けてホストジョブ決
定手段123を用いてプリンタ2内の空きリソース情報
を取得する。ホストジョブ決定手段123は、その情報
を解析しドライバ12内部での処理を決定する。また、
ホストジョブ決定手段123は、処理に必要なプリンタ
2内部の空きリソースを予約するためにリソース予約情
報をプリンタステータス収集手段28へ転送する。予約
時に空きリソース情報が変化していない場合、ドライバ
12はPDLコマンドをプリンタ2へ転送する。
【0056】プリンタ2において、プリンタジョブ管理
手段21は、プリンタ内部のリソースの管理を行う。レ
ンダラ制御手段22は、プリンタ内部の1個以上存在す
るジオメトリ手段(プリンタ側ジオメトリ手段1・2
3、プリンタ側ジオメトリ手段2・24)を統括する。
プリンタ側ジオメトリ手段1・23、プリンタ側ジオメ
トリ手段2・24は、抽象度の高いPDLコマンドをラ
スタライズ手段25で処理可能なデータに変換する。ラ
スタライズ手段25は、プリンタ側ジオメトリ手段1・
23、プリンタ側ジオメトリ手段2・24で生成される
データをプリンタエンジン26で処理可能なように変換
する。
【0057】プリンタエンジン26は、印刷媒体に実際
に印刷結果を出力する。記憶手段27は、プリンタ側ジ
オメトリ手段1・23、プリンタ側ジオメトリ手段2・
24で生成されるデータや、ホストコンピュータ1側か
ら転送されるPDLコマンドを一時的に蓄える。プリン
タステータス収集手段28は、プリンタ内部の空きリソ
ース情報を生成しホストコンピュータ1と通信を行う。
ソータ制御装置31は、複数のビン32、33、34に
出力結果である印刷媒体が存在するか否かの情報を管理
する。
【0058】プリンタ2はホストコンピュータ1の空き
リソース情報の要求を受けて、図2、図3に示すような
プリンタ内部空きリソース情報を、プリンタジョブ管理
手段21とプリンタステータス収集手段28を用いて生
成する。また、プリンタ2はホストコンピュータ1のリ
ソース予約命令を受けて、リソース予約のもとになった
空きリソース情報が現在の情報と等しい場合、予約のあ
ったリソースをプリンタジョブ管理手段21によって他
のジョブでは使用できないように確保する。更に、プリ
ンタ2はホストコンピュータ1からのPDLコマンドを
受けた際にPDLコマンド内に記述の予約命令のハンド
ル(オブジェクトを識別するためのID)をもとに、前
もって確保されているプリンタ内リソースを用いて処理
を行う。
【0059】処理形式としては大きく分けてPDL方式
とイメージ方式の2つの場合がある。PDL方式の場
合、記憶手段27に1ページの印刷に必要なPDLコマ
ンドを他の処理が許す限り格納し、レンダラ制御手段2
2とプリンタ側ジオメトリ手段1・23、プリンタ側ジ
オメトリ手段2・24を用いて処理し、利用可能であれ
ばラスタライズ手段25経由でプリンタエンジン26が
結果を出力する。ラスタライズ手段25が利用可能でな
ければ、記憶手段27にデータを格納し、ラスタライズ
手段25が空き次第プリンタエンジン26へ出力する。
【0060】イメージ方式の場合、リソース予約命令で
ラスタライズ手段25を前もって予約していた場合は、
ラスタライズ手段25経由でプリンタエンジン26が結
果を出力する。ラスタライズ手段25を前もって予約で
きなかった場合は、ラスタライズ手段25が空くまで記
憶手段27にプリンタジョブ管理手段21によって格納
可能であれば格納される。
【0061】本実施形態の場合、上述したようにプリン
タエンジン26の後段にソータ3が接続されると共に、
ソータ3は複数のビン32、33、34を装備してお
り、そのビンに出力結果である印刷媒体が存在するか否
かの情報をソータ制御装置31が管理している。ソータ
制御装置31は、プリンタステータス収集手段28にビ
ンの空き情報を伝え、またプリンタジョブ管理手段21
より印刷結果を所定のビンへの出力要求を受けて適切に
処理する。
【0062】図2にホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段の要求を受けてプリンタ2のプリンタステー
タス収集手段28が返す空きリソース情報のデータ構造
図を示す。空きリソース情報は、プリンタステータス4
1、ジオメトリステータス42、ラスタライズステータ
ス43、ソータステータス44、ビンステータス45に
よって構成されている。
【0063】プリンタステータス41は、 ・プリンタを一意に認識できるプリンタハンドルと ・いつの時点の空きリソース情報かを表すプリンタステ
ータスハンドルと ・プリンタ全体の総合的なステータス情報 ・プリンタを構成しているジオメトリ手段、ラスタライ
ズ手段、ソータに対応するジオメトリステータス、ラス
タライズステータス、ソータステータスへのリンクで構
成されている。
【0064】ジオメトリステータス42は、 ・プリンタ内に存在するプリンタ側ジオメトリ手段のど
の状態を表すか一意に決定できるジオメトリハンドルと ・ジオメトリ手段の使用状況が分かるジオメトリステー
タス情報とで構成されている。
【0065】ラスタライズステータス43は、 ・プリンタ内に存在するプリンタ側ラスタライズ手段の
どの状態を表すか一意に決定できるラスタライズハンド
ルと ・ラスタライズ手段の使用状況が分かるジオメトリステ
ータス情報とで構成されている。
【0066】ソータステータス44は、 ・プリンタに付属するソータのどの状態を表すか一意に
決定できるソータのハンドルと ・プリンタ全体の総合的な構成や能力が分かるステータ
ス情報と ・ソータに存在するビンへのリンクとで構成されてい
る。
【0067】ビンステータス45は、 ・ソータに存在するビンのどの状態を表すか一意に決定
できるビンハンドルと ・ビン上に印刷媒体が存在するかどうか等の使用状況が
分かるビンステータス情報とで構成されている。
【0068】これらの情報はプリンタ2のプリンタジョ
ブ管理手段21とソータ制御装置31の情報をもとにプ
リンタステータス収集手段28が、ホストコンピュータ
1のホストジョブ決定手段123の要求を受けて図3に
示すような形式でそれぞれのステータス情報はブロック
毎にブロックがどのデータを表すかを示すシグネチャ5
1〜56を先頭に伴って送ってくる。
【0069】図8は本発明のプログラム及び関連データ
が記憶媒体から装置に供給される概念例を示す説明図で
ある。本発明のプログラム及び関連データは、フロッピ
ディスクやCD−ROM等の記憶媒体81を装置82に
装備された記憶媒体ドライブ挿入口83に挿入すること
で供給される。その後、本発明のプログラム及び関連デ
ータを記憶媒体81から一旦ハードディスクにインスト
ールしハードディスクからRAMにロードするか、或い
は、ハードディスクにインストールせずに直接RAMに
ロードすることで、本発明のプログラム及び関連データ
を実行することが可能となる。
【0070】この場合、本発明の実施の形態に係る印刷
システムにおいて本発明のプログラムを実行する場合
は、例えば上記図8に示したような手順で印刷システム
(ホストコンピュータ、プリンタ)に本発明のプログラ
ム及び関連データを供給する処理を行うことで、或いは
印刷システム(ホストコンピュータ、プリンタ)に予め
本発明のプログラム及び関連データを格納しておくこと
で、プログラム実行が可能となる。
【0071】図7は本発明のプログラム及び関連データ
を記憶した記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図で
ある。本発明の記憶媒体は、例えばボリューム情報7
1、ディレクトリ情報72、プログラム実行ファイル7
3、プログラム関連データファイル74等の記憶内容で
構成される。本発明のプログラムは、後述する図4〜図
6のフローチャートに基づきプログラムコード化された
ものである。
【0072】尚、本発明の特許請求の範囲における各構
成要件と、本発明の実施の形態に係る印刷システムの各
部との対応関係は下記の通りである。印刷装置の管理手
段はプリンタ2のプリンタジョブ管理手段21に対応
し、印刷装置の通知手段はプリンタ2のプリンタステー
タス収集手段28に対応し、印刷装置のジオメトリ手段
はプリンタ2のプリンタ側ジオメトリ手段1・23、プ
リンタ側ジオメトリ手段2・24に対応し、印刷装置の
ラスタライズ手段はプリンタ2のラスタライズ手段25
に対応し、データ処理装置の決定手段はホストコンピュ
ータ1のホストジョブ決定手段123に対応し、データ
処理装置のジオメトリ手段はホスト側ジオメトリ手段1
22に対応する。
【0073】また、記憶媒体の管理ステップは、記憶媒
体から読み出したプログラムに基づきプリンタ2のプリ
ンタジョブ管理手段21が実行する機能に対応し、記憶
媒体の通知ステップは、記憶媒体から読み出したプログ
ラムに基づきプリンタ2のプリンタステータス収集手段
28が実行する機能に対応し、記憶媒体の決定ステップ
は、記憶媒体から読み出したプログラムに基づきホスト
コンピュータ1のホストジョブ決定手段123が実行す
る機能に対応する。
【0074】次に、上記の如く構成された本発明の実施
の形態に係る印刷システムの動作を上記図1並びに図4
〜図6を参照しながら説明する。
【0075】図4及び図5は本発明の実施の形態に係る
印刷システムにおけるホストコンピュータ1のホストジ
ョブ決定手段123でのリソース予約命令の決定のため
の処理を示すフローチャートである。
【0076】ステップS1:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、上記図1に不図示の基本
ソフトOSの印刷要求を受けて現在のプリンタ2の空き
リソース情報をプリンタステータス収集手段28から取
得する。
【0077】ステップS2:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、空きリソース情報のジオ
メトリステータスを判断し、プリンタ2内に使用可能な
ジオメトリ手段が存在するか判断する。使用可能なジオ
メトリ手段が存在する場合はステップS3へ移行し(P
DL印刷方式)、使用可能なジオメトリ手段が存在しな
い場合はステップS6へ移行する(イメージ印刷方
式)。
【0078】ステップS3:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、プリンタ2内の空いてい
るジオメトリ手段の予約の作成を行う。ここでは予約の
作成のみで実際の転送はステップS11でまとめて行
う。
【0079】ステップS4:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、空きリソース情報より空
いているBIN(ビン)が存在しないか判断する。使用
可能なビンが存在する場合はステップS5へ移行し、使
用可能なビンが存在しない場合はステップS11へ移行
する。また、ソータ3がプリンタ2に装備されていない
場合は空きリソース情報にソータステータスが存在しな
いのでステップS11へ移行する。
【0080】ステップS5:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、空きBINの予約を作成
する。ここでは予約の作成のみで実際の転送はステップ
S11でまとめて行う。
【0081】ステップS6:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、PDLコマンドがホスト
側ジオメトリ手段122で処理されていなければホスト
側ジオメトリ手段122でジオメトリ処理を行う。
【0082】ステップS7:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、プリンタ2内のラスタラ
イズ手段25が他のジョブによって使用中か判断する。
ラスタライズ手段25を他のジョブが使用中でなければ
ステップS8へ移行し、ラスタライズ手段25を他のジ
ョブが使用中であればステップS11へ移行する。
【0083】ステップS8:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、空きリソース情報より空
いているBIN(ビン)が存在しないか判断する。使用
可能なビンが存在する場合はステップS9へ移行し、使
用可能なビンが存在しない場合はステップS11へ移行
する。
【0084】ステップS9:ホストコンピュータ1のホ
ストジョブ決定手段123は、空きラスタライズ手段の
予約を作成する。ここでは予約の作成のみで実際の転送
はステップS11でまとめて行う。
【0085】ステップS10:ホストコンピュータ1の
ホストジョブ決定手段123は、空きBIN(ビン)の
予約を作成する。ここでは予約の作成のみで実際の転送
はステップS11でまとめて行う。
【0086】ステップS11:ホストコンピュータ1の
ホストジョブ決定手段123は、上記ステップS3、ス
テップS5、ステップS9、ステップS10で作成した
予約をリソース予約命令にしてプリンタ2へ転送する。
リソース予約命令には判断に使用したプリンタステータ
スハンドルが明記されている。
【0087】ステップS12:ホストコンピュータ1の
ホストジョブ決定手段123は、プリンタ2からの返事
を待つ。この時、プリンタ2内部ではリソース予約命令
内のプリンタステータスハンドルを用いて、そのままリ
ソース予約命令を処理してリソースをそのジョブに確保
してよいか判断する。
【0088】ホストジョブ決定手段123の判断中に空
きリソースが変化しない場合、即ちプリンタ2内の現在
のプリンタステータスハンドルがリソース予約命令内の
ハンドルと一致した場合、プリンタ2内のリソースを確
保し、予約登録完了をホストコンピュータ1に知らせ
る。その時、プリンタ2内でそのジョブの認識番号であ
るジョブのハンドルが予約登録完了命令には格納されて
いる。ジョブを表すPDLコマンドにはジョブのハンド
ルが格納されてどのプリンタ内リソースと対応している
のか分かる仕組みとなっている。
【0089】ホストジョブ決定手段123の判断中に空
きリソースが変化した場合、即ちプリンタ2内の現在の
プリンタステータスハンドルがリソース予約命令のハン
ドルと一致しない場合、予約登録完了の失敗をホストジ
ョブに知らせる。
【0090】ステップS13:ホストコンピュータ1の
ホストジョブ決定手段123は、プリンタ2からの結果
が予約登録完了か判断する。予約登録完了であればステ
ップS14へ移行し、予約登録完了でなければ上記ステ
ップS1へ戻り予約を繰り返す。
【0091】ステップS14:ホストコンピュータ1の
ホストジョブ決定手段123は、ビンを予約した場合は
そのビンをユーザに通知する。この場合、ユーザにはデ
ィスプレイによる表示等で通知する。
【0092】図6にホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段123とプリンタ2のプリンタステータス収
集手段28の通信のやり取りを表すフロー図を示す。図
6の上段の破線内のやり取りが通常のリソース予約の方
法であり、下段の破線内のやり取りが異常系の処理であ
る。また、図中“H”はホストコンピュータ1のホスト
ジョブ決定手段123の処理であり、図中“P”はプリ
ンタ2のプリンタステータス収集手段28の処理であ
る。
【0093】通常のリソース予約では次のやり取りを行
う。
【0094】H1:ホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段123は、現在のプリンタ2の空きリソース
情報を得るために、プリンタ2へプリンタステータス情
報を問い合わせるコマンドを渡す(上記図4のステップ
S1に対応)。
【0095】P1:プリンタ2のプリンタステータス収
集手段28は、ホストコンピュータ1の要求を受けて、
上記図3に示したプリンタステータス情報を返す。その
時、プリンタステータス情報には、何時の時点の情報か
一意に認識できるようにプリンタステータスハンドルが
格納されている。
【0096】H2:ホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段123は、プリンタステータス情報を解析
し、上記図4・図5のステップS2〜ステップS10の
フローに従ってリソース予約命令を作成する。
【0097】H3:ホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段123は、作成したリソース予約命令をプリ
ンタ2に送る。その時、リソース予約命令には、何時の
時点で空きリソース情報をもとに作成したリソース予約
命令かをプリンタ2が認識できるように、該当するプリ
ンタステータスハンドルを格納する(上記図5のステッ
プS11に対応)。
【0098】P2:プリンタ2のプリンタステータス収
集手段28は、リソース予約命令中のプリンタステータ
スハンドルを確認して、現在のプリンタ2内のプリンタ
ステータスハンドルと変化しているか確認する。リソー
ス予約命令中のプリンタステータスハンドルと現在のプ
リンタ2内のプリンタステータスハンドルが等しい場
合、リソース予約命令中のリソースを確保し、リソース
が確保できた場合は、リソースを割り当てたジョブを認
識するためのジョブハンドルをリソース予約完了命令に
格納してホストコンピュータ1に転送する(上記図5の
ステップS12のタイミングに対応)。プリンタ2内の
プリンタステータスハンドルが変化した場合に変更され
る。
【0099】H4:ホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段123は、プリンタ2から送られてきたリソ
ース予約完了命令を受けて、上記H2で決定したPDL
コマンドを転送する。この時、PDLコマンド内には、
ジョブを特定するためにプリンタ2より受け取ったジョ
ブハンドルを格納する。
【0100】P2’:プリンタ2のプリンタステータス
収集手段28は、リソース予約命令中のプリンタステー
タスハンドルを確認して、現在のプリンタ2内のプリン
タステータスハンドルと変化しているか確認する。プリ
ンタ2内のリソースに何らかの変化が生じ、現在のプリ
ンタ2内のプリンタステータスハンドルが変化した場
合、リソース予約命令中のプリンタステータスハンドル
と現在のプリンタ2内のプリンタステータスハンドルが
等しくないので、リソース予約失敗命令をホストコンピ
ュータ1に転送する(上記図5のステップS12に対
応)。
【0101】尚、本実施形態では特に示さないが、リソ
ース予約命令中のプリンタステータスハンドルと現在の
プリンタ2内のプリンタステータスハンドルが等しくな
い場合でも、リソース予約情報を判断してリソースの予
約が可能な場合、上記P2の動作を行うことも可能であ
る。
【0102】H4:ホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段123は、プリンタ2から送られてきたリソ
ース予約失敗命令を受けて、上記H1からの動作を繰り
返す。
【0103】上記やり取りはPDLコマンドを転送する
前に行われるが、PDLコマンド転送中にホストコンピ
ュータ1の異常によりPDLコマンドの転送を継続でき
ない場合が生じることがある。この場合、予約されたリ
ソースが解放されずにプリンタ2内で占有状態になる。
この異常系においてプリンタ2内のリソースを解放する
ために、図6の下段の破線内に示す次のやり取りを行
う。
【0104】P3:プリンタ2のプリンタステータス収
集手段28は、ホストコンピュータ1からのPDL転送
を監視しており、PDLコマンドの転送途中に一定期間
ホストコンピュータ1よりアクセスがない場合、ホスト
コンピュータ1にジョブ確認命令を転送する。このジョ
ブ確認命令中には、確認をしたいジョブハンドルが格納
されている。
【0105】H5:ホストコンピュータ1のホストジョ
ブ決定手段123は、現在処理中のPDLのジョブハン
ドルを返す。本実施形態の場合、ジョブハンドル=0の
場合はホストジョブ決定手段123で処理が行われてい
ないことを示す。
【0106】P4:プリンタ2のプリンタジョブ管理手
段21は、上記P2で送信したジョブハンドルと異なる
場合は予約リソースを解放し、登録ステータスをキャン
セルする。
【0107】以上説明したように、本発明の実施の形態
に係る印刷システムによれば、プリンタ2は、プリンタ
内リソースを管理するプリンタジョブ管理手段21と、
プリンタ内空きリソース情報をホストコンピュータ1へ
通知するプリンタステータス収集手段28とを有し、ホ
ストコンピュータ1は、プリンタ2のプリンタステータ
ス収集手段28との通信に基づき印刷ジョブのプリンタ
内での処理を決定すると共に、プリンタ2へ印刷ジョブ
を構成する印刷コマンドを転送する前に、プリンタ2の
プリンタステータス収集手段28との情報の送受により
印刷の描画に必要なプリンタ内空きリソースを確認し、
印刷ジョブに使用可能なプリンタ内空きリソースを前も
って予約するホストジョブ決定手段123を有するた
め、下記のような作用及び効果を奏する。
【0108】上記構成において、プリンタ2のジオメト
リ手段(プリンタ側ジオメトリ手段1・23、プリンタ
側ジオメトリ手段2・24)が処理時間を要するジョブ
を処理している場合において、プリンタ2でジオメトリ
処理中のジョブと異なる新規ジョブの処理に対して、 (1)プリンタ2内のジオメトリ手段を適応しようと試
みる。 (2)プリンタ2内のジオメトリ手段が確保できない場
合、ホストコンピュータ1のホスト側ジオメトリ手段1
22を用いてPDLコマンドをジオメトリ変換処理す
る。 (3)その後、プリンタ2のラスタライズ手段25が未
使用で且つ新規ジョブに対してソータ3上のビンが使用
可能である場合、ホストコンピュータ1内でジオメトリ
変換したPDLコマンドをホストコンピュータ1から転
送する前にプリンタ2のラスタライズ手段25とビンを
予約して使用する。
【0109】従って、本発明の実施の形態においては、
処理時間の予想できない重いジョブによる印刷装置の占
有を防止し、トータルなジョブ毎の印刷のスループット
を飛躍的に向上することが可能となる効果を奏する。
【0110】[他の実施形態]上述した本発明の実施形
態では、印刷装置としてPDLプリンタを例にとり説明
を行ったが、印刷装置側において何らかの印刷イメージ
展開処理を行うようなタイプのものなら、PDLプリン
タでなくても本発明は適用可能である。
【0111】また、上述した本発明の実施形態では、本
発明の空きリソース予約のための仕組みを実装したドラ
イバとのやり取りのみを記述したが、プリンタ2の解釈
できるPDLを出力する他の空きリソース予約の仕組み
を持たないドライバからの印刷要求が同時に発生した場
合も、プリンタ2のプリンタジョブ管理手段21が空き
リソース情報を管理することによってどちらのジョブも
通常通り出力可能である。
【0112】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0113】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0114】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0115】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0116】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至10
記載の印刷システムによれば、印刷装置のジオメトリ手
段が処理時間を要するジョブを処理している場合におい
て、印刷装置でジオメトリ処理中のジョブと異なる新規
ジョブの処理に対して、印刷装置内のジオメトリ手段を
適応しようと試みる、印刷装置内のジオメトリ手段が確
保できない場合、データ処理装置のジオメトリ手段を用
いて印刷コマンドをジオメトリ変換処理する、その後、
印刷装置のラスタライズ手段が未使用で且つ新規ジョブ
に対してソータ上のビンが使用可能である場合、データ
処理装置内でジオメトリ変換処理した印刷コマンドをデ
ータ処理装置から転送する前に印刷装置のラスタライズ
手段とビンを予約して使用するように制御しているた
め、処理時間の予想できない重いジョブによる印刷装置
の占有を防止し、トータルなジョブ毎の印刷のスループ
ットを飛躍的に向上することが可能となる効果を奏す
る。
【0118】また、請求項11乃至20記載の印刷予約
方法によれば、印刷システムに印刷予約方法を適用する
ことで、上記と同様に、処理時間の予想できない重いジ
ョブによる印刷装置の占有を防止し、トータルなジョブ
毎の印刷のスループットを飛躍的に向上することが可能
となる効果を奏する。
【0119】また、請求項21記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から印刷予約方法を読み出して印刷システ
ムで実行することで、上記と同様に、処理時間の予想で
きない重いジョブによる印刷装置の占有を防止し、トー
タルなジョブ毎の印刷のスループットを飛躍的に向上す
ることが可能となる効果を奏する。
【0120】また、請求項22乃至29記載のデータ処
理装置によれば、データ処理装置と印刷装置で印刷シス
テムを構成することで、上記と同様に、処理時間の予想
できない重いジョブによる印刷装置の占有を防止し、ト
ータルなジョブ毎の印刷のスループットを飛躍的に向上
することが可能となる効果を奏する。
【0121】また、請求項30記載の印刷予約方法によ
れば、データ処理装置に印刷予約方法を適用すること
で、上記と同様に、処理時間の予想できない重いジョブ
による印刷装置の占有を防止し、トータルなジョブ毎の
印刷のスループットを飛躍的に向上することが可能とな
る効果を奏する。
【0122】また、請求項31記載の記憶媒体によれ
ば、記憶媒体から印刷予約方法を読み出してデータ処理
装置で実行することで、上記と同様に、処理時間の予想
できない重いジョブによる印刷装置の占有を防止し、ト
ータルなジョブ毎の印刷のスループットを飛躍的に向上
することが可能となる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る印刷システムの概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る印刷システムのプリ
ンタ内の空きリソース情報を表すプリンタステータスの
データ構造を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る印刷システムのプリ
ンタステータスの構成例を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る印刷システムのホス
トコンピュータ内でのリソース予約命令の作成処理を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る印刷システムのホス
トコンピュータ内でのリソース予約命令の作成処理を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態に係る印刷システムのホス
トコンピュータ及びプリンタ間の空きリソースの予約処
理を示すフローチャートである。
【図7】本発明のプログラム及び関連データを記憶した
記憶媒体の記憶内容の構成例を示す説明図である。
【図8】本発明のプログラム及び関連データが記憶媒体
から装置に供給される概念例を示す説明図である。
【図9】従来例に係る印刷システムの概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 プリンタ 3 ソータ 4 通信媒体 21 プリンタジョブ管理手段 23〜24 プリンタ側ジオメトリ手段 25 ラスタライズ手段 28 プリンタステータス収集手段 32〜34 ビン 122 ホスト側ジオメトリ手段 123 ホストジョブ決定手段

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信媒体を介してデータ処理装置と印刷
    装置を双方向通信可能に接続した印刷システムであっ
    て、 前記印刷装置は、印刷装置内リソースを管理する管理手
    段と、印刷装置内空きリソース情報を前記データ処理装
    置へ通知する通知手段とを有し、 前記データ処理装置は、前記印刷装置の前記通知手段と
    の通信に基づき印刷ジョブの前記印刷装置内での処理を
    決定すると共に、印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空
    きリソースを前もって予約する決定手段を有することを
    特徴とする印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記データ処理装置の前記決定手段は、
    前記印刷装置へ前記印刷ジョブを構成する印刷コマンド
    を転送する前に、前記印刷装置の前記通知手段との情報
    の送受により印刷の描画に必要な印刷装置内空きリソー
    スを確認し、前記印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空
    きリソースを前もって予約することを特徴とする請求項
    1記載の印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記データ処理装置の前記決定手段は、
    使用可能なジオメトリ手段が前記印刷装置に存在する場
    合、前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを転送する
    前に、前記印刷装置の使用可能なジオメトリ手段を前記
    印刷ジョブのジオメトリ変換の手段として割り当てを予
    約することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記データ処理装置の前記決定手段は、
    前記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の排出が可
    能な空きビンが存在する場合、前記ソータの空きビンを
    前もって印刷結果の出力先として決定することを特徴と
    する請求項3記載の印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記データ処理装置の前記決定手段は、
    前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを描画するジオ
    メトリ手段を前記印刷装置に確保できない場合、前記デ
    ータ処理装置が有するジオメトリ手段を用いて前記印刷
    コマンドを前記印刷装置が有するラスタライズ手段で処
    理可能なように変換することを特徴とする請求項1記載
    の印刷システム。
  6. 【請求項6】 前記データ処理装置の前記決定手段は、
    前記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の排出が可
    能な空きビンが存在する場合で且つ前記印刷装置の前記
    ラスタライズ手段が使用可能な場合、前記印刷コマンド
    を転送する前に、前記ソータの空きビンと前記印刷装置
    の前記ラスタライズ手段の予約情報を前記印刷装置へ転
    送することを特徴とする請求項5記載の印刷システム。
  7. 【請求項7】 前記データ処理装置の前記決定手段は、
    前記ソータの空きビンを印刷結果の出力先として決定し
    た旨をユーザに通知することを特徴とする請求項4又は
    6記載の印刷システム。
  8. 【請求項8】 前記印刷装置の前記通知手段は、印刷の
    描画に必要な印刷装置内空きリソース情報と前記データ
    処理装置からのリソース予約時の印刷装置内空きリソー
    ス情報がリソースの予約時に変化していた場合、前記印
    刷装置内空きリソース情報を前記データ処理装置へ再送
    することを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
  9. 【請求項9】 前記印刷装置の前記管理手段は、前記デ
    ータ処理装置による前記印刷装置内リソースの予約後一
    定期間内に前記データ処理装置からのデータ転送がない
    場合、前記データ処理装置に対し前記データ処理装置の
    ステータス状況を確認し、前記印刷装置内リソースの予
    約時の前記データ処理装置の状態と変化していた場合、
    前記印刷装置内リソースの予約を解除することを特徴と
    する請求項1記載の印刷システム。
  10. 【請求項10】 前記データ処理装置から印刷データを
    前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でジオメトリ変換処
    理及びラスタライズ処理を行うPDL方式、前記データ
    処理装置から印刷データをビットマップイメージに変換
    して前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でラスタライズ
    処理を行うイメージ方式に適用可能であることを特徴と
    する請求項1乃至9の何れかに記載の印刷システム。
  11. 【請求項11】 通信媒体を介してデータ処理装置と印
    刷装置を双方向通信可能に接続した印刷システムに適用
    される印刷予約方法であって、 前記印刷装置は、印刷装置内リソースを管理する管理ス
    テップと、印刷装置内空きリソース情報を前記データ処
    理装置へ通知する通知ステップとを有し、 前記データ処理装置は、前記印刷装置との通信に基づき
    印刷ジョブの前記印刷装置内での処理を決定すると共
    に、印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空きリソースを
    前もって予約する決定ステップを有することを特徴とす
    る印刷予約方法。
  12. 【請求項12】 前記データ処理装置の前記決定ステッ
    プでは、前記印刷装置へ前記印刷ジョブを構成する印刷
    コマンドを転送する前に、前記印刷装置との情報の送受
    により印刷の描画に必要な印刷装置内空きリソースを確
    認し、前記印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空きリソ
    ースを前もって予約することを特徴とする請求項11記
    載の印刷予約方法。
  13. 【請求項13】 前記データ処理装置の前記決定ステッ
    プでは、使用可能なジオメトリ手段が前記印刷装置に存
    在する場合、前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを
    転送する前に、前記印刷装置の使用可能なジオメトリ手
    段を前記印刷ジョブのジオメトリ変換の手段として割り
    当てを予約することを特徴とする請求項11記載の印刷
    予約方法。
  14. 【請求項14】 前記データ処理装置の前記決定ステッ
    プでは、前記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の
    排出が可能な空きビンが存在する場合、前記ソータの空
    きビンを前もって印刷結果の出力先として決定すること
    を特徴とする請求項13記載の印刷予約方法。
  15. 【請求項15】 前記データ処理装置の前記決定ステッ
    プでは、前記印刷ジョブを構成する印刷コマンドを描画
    するジオメトリ手段を前記印刷装置に確保できない場
    合、前記データ処理装置が有するジオメトリ手段を用い
    て前記印刷コマンドを前記印刷装置が有するラスタライ
    ズ手段で処理可能なように変換することを特徴とする請
    求項11記載の印刷予約方法。
  16. 【請求項16】 前記データ処理装置の前記決定ステッ
    プでは、前記印刷装置に装備されたソータに印刷結果の
    排出が可能な空きビンが存在する場合で且つ前記印刷装
    置の前記ラスタライズ手段が使用可能な場合、前記印刷
    コマンドを転送する前に、前記ソータの空きビンと前記
    印刷装置の前記ラスタライズ手段の予約情報を前記印刷
    装置へ転送することを特徴とする請求項15記載の印刷
    予約方法。
  17. 【請求項17】 前記データ処理装置の前記決定ステッ
    プでは、前記ソータの空きビンを印刷結果の出力先とし
    て決定した旨をユーザに通知することを特徴とする請求
    項14又は16記載の印刷予約方法。
  18. 【請求項18】 前記印刷装置の前記通知ステップで
    は、印刷の描画に必要な印刷装置内空きリソース情報と
    前記データ処理装置からのリソース予約時の印刷装置内
    空きリソース情報がリソースの予約時に変化していた場
    合、前記印刷装置内空きリソース情報を前記データ処理
    装置へ再送することを特徴とする請求項11記載の印刷
    予約方法。
  19. 【請求項19】 前記印刷装置の前記管理ステップで
    は、前記データ処理装置による前記印刷装置内リソース
    の予約後一定期間内に前記データ処理装置からのデータ
    転送がない場合、前記データ処理装置に対し前記データ
    処理装置のステータス状況を確認し、前記印刷装置内リ
    ソースの予約時の前記データ処理装置の状態と変化して
    いた場合、前記印刷装置内リソースの予約を解除するこ
    とを特徴とする請求項11記載の印刷予約方法。
  20. 【請求項20】 前記データ処理装置から印刷データを
    前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でジオメトリ変換処
    理及びラスタライズ処理を行うPDL方式、前記データ
    処理装置から印刷データをビットマップイメージに変換
    して前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でラスタライズ
    処理を行うイメージ方式に適用可能であることを特徴と
    する請求項11乃至19の何れかに記載の印刷予約方
    法。
  21. 【請求項21】 通信媒体を介してデータ処理装置と印
    刷装置を双方向通信可能に接続した印刷システムに適用
    される印刷予約方法を実行するプログラムを記憶したコ
    ンピュータにより読み出し可能な記憶媒体であって、 前記印刷予約方法は、前記印刷装置で印刷装置内リソー
    スを管理する管理ステップと、前記印刷装置から印刷装
    置内空きリソース情報を前記データ処理装置へ通知する
    通知ステップと、前記データ処理装置で前記印刷装置と
    の通信に基づき印刷ジョブの前記印刷装置内での処理を
    決定すると共に、印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空
    きリソースを前もって予約する決定ステップとを有する
    ことを特徴とする記憶媒体。
  22. 【請求項22】 通信媒体を介して印刷装置と双方向通
    信可能に接続されたデータ処理装置であって、 前記印刷装置の前記通知手段との通信に基づき印刷ジョ
    ブの前記印刷装置内での処理を決定すると共に、印刷ジ
    ョブに使用可能な印刷装置内空きリソースを前もって予
    約する決定手段を有することを特徴とするデータ処理装
    置。
  23. 【請求項23】 前記決定手段は、前記印刷装置へ前記
    印刷ジョブを構成する印刷コマンドを転送する前に、前
    記印刷装置の前記通知手段との情報の送受により印刷の
    描画に必要な印刷装置内空きリソースを確認し、前記印
    刷ジョブに使用可能な印刷装置内空きリソースを前もっ
    て予約することを特徴とする請求項22記載のデータ処
    理装置。
  24. 【請求項24】 前記決定手段は、使用可能なジオメト
    リ手段が前記印刷装置に存在する場合、前記印刷ジョブ
    を構成する印刷コマンドを転送する前に、前記印刷装置
    の使用可能なジオメトリ手段を前記印刷ジョブのジオメ
    トリ変換の手段として割り当てを予約することを特徴と
    する請求項22記載のデータ処理装置。
  25. 【請求項25】 前記決定手段は、前記印刷装置に装備
    されたソータに印刷結果の排出が可能な空きビンが存在
    する場合、前記ソータの空きビンを前もって印刷結果の
    出力先として決定することを特徴とする請求項24記載
    のデータ処理装置。
  26. 【請求項26】 前記決定手段は、前記印刷ジョブを構
    成する印刷コマンドを描画するジオメトリ手段を前記印
    刷装置に確保できない場合、前記データ処理装置が有す
    るジオメトリ手段を用いて前記印刷コマンドを前記印刷
    装置が有するラスタライズ手段で処理可能なように変換
    することを特徴とする請求項22記載のデータ処理装
    置。
  27. 【請求項27】 前記決定手段は、前記印刷装置に装備
    されたソータに印刷結果の排出が可能な空きビンが存在
    する場合で且つ前記印刷装置の前記ラスタライズ手段が
    使用可能な場合、前記印刷コマンドを転送する前に、前
    記ソータの空きビンと前記印刷装置の前記ラスタライズ
    手段の予約情報を前記印刷装置へ転送することを特徴と
    する請求項26記載のデータ処理装置。
  28. 【請求項28】 前記決定手段は、前記ソータの空きビ
    ンを印刷結果の出力先として決定した旨をユーザに通知
    することを特徴とする請求項25又は27記載のデータ
    処理装置。
  29. 【請求項29】 データ処理装置本体から印刷データを
    前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でジオメトリ変換処
    理及びラスタライズ処理を行うPDL方式、データ処理
    装置本体から印刷データをビットマップイメージに変換
    して前記印刷装置へ転送し前記印刷装置でラスタライズ
    処理を行うイメージ方式に適用可能であることを特徴と
    する請求項22乃至28の何れかに記載のデータ処理装
    置。
  30. 【請求項30】 通信媒体を介して印刷装置と双方向通
    信可能なデータ処理装置に適用される印刷予約方法であ
    って、 前記印刷装置との通信に基づき印刷ジョブの前記印刷装
    置内での処理を決定すると共に、印刷ジョブに使用可能
    な印刷装置内空きリソースを前もって予約する決定ステ
    ップを有することを特徴とする印刷予約方法。
  31. 【請求項31】 通信媒体を介して印刷装置と双方向通
    信可能なデータ処理装置に適用される印刷予約方法を実
    行するプログラムを記憶したコンピュータにより読み出
    し可能な記憶媒体であって、 前記印刷予約方法は、前記印刷装置との通信に基づき印
    刷ジョブの前記印刷装置内での処理を決定すると共に、
    印刷ジョブに使用可能な印刷装置内空きリソースを前も
    って予約する決定ステップを有することを特徴とする記
    憶媒体。
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